JP2512288B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2512288B2
JP2512288B2 JP1245794A JP1245794A JP2512288B2 JP 2512288 B2 JP2512288 B2 JP 2512288B2 JP 1245794 A JP1245794 A JP 1245794A JP 1245794 A JP1245794 A JP 1245794A JP 2512288 B2 JP2512288 B2 JP 2512288B2
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宏道 島田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル・オーディオ
・テープレコーダ(以下DATと記す)のように、デジ
タル信号を直接記録し再生したり、アナログ信号をデジ
タル信号に変換して記録し再生できる記録再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ機器間をデジタル信号
で接続するインタフェイス仕様の標準化が進み、CDプ
レーヤや衛星放送用チューナ(以下BSチューナと記
す)等には、アナログ出力端子とは別に、デジタル出力
端子を備えたものが商品化されている。また、記録再生
装置においても、従来のオーディオ機器からアナログ信
号をデジタル信号に変換して記録するとともに、デジタ
ル信号を直接記録できるDATのような記録再生装置が
実用化されている。
【0003】以下、上述した記録再生装置の一例とし
て、DATについて図面を参照しながら説明する。
【0004】図3は従来のDATを中心とするオーディ
オ機器の接続図、図4はデジタル・オーディオ・インタ
フェースの信号フォーマットの一部、図5はDATの記
録フォーマットの一部である。
【0005】図3において、61はBSチューナであ
り、61A、61DはBSチューナ61のアナログ出力
端子、デジタル出力端子である。62はCDプレーヤで
あり、62A、62DはCDプレーヤのアナログ出力端
子、デジタル出力端子である。63はDATであり、6
3A、63DはDAT63のアナログ出力端子、デジタ
ル出力端子である。64は例えばFMチューナやアナロ
グ・レコードプレーヤなどのアナログオーディオ機器で
あり、64Aはアナログオーディオ機器64のアナログ
出力端子である。65、66はそれぞれDATであり、
65B、66BはDAT65、DAT66のアナログ入
力端子、65C、66CはDAT65、DAT66のデ
ジタル入力端子、65A、66AはDAT65、DAT
66のアナログ出力端子、65D、66DはDAT6
5、DAT66のデジタル出力端子である。
【0006】各機器のデジタル出力端子61D、62
D、63Dおよび65Dから、DAT65のデジタル入
力端子65CおよびDAT66のデジタル入力端子66
Cには、図4に示すように規定された伝送方式のフォー
マットで信号の授受が行われる。図4(a)に示すように
アナログ信号をサンプリングする時間に左チャネルと右
チャネルの2サブフレームが構成されている。各サブフ
レームは図4(b)に示すように32ビットから成り、4
ビットの同期信号と、4ビットの予備のデータ後に、2
0ビットのオーディオデータを転送するように構成され
ている。残りの4ビットの内1ビットであるチャネルス
テータス信号は、図4(c)に示すように192ビットを
一つのブロックとして意味を持つように構成されてい
る。チャネルステータス信号のビット0からビット5ま
での6ビットはコントロールビットであり、オーディオ
データの用途、デジタルコピーの可否などを示す。すな
わち、図4(d)に示すようにデジタル入力端子65C
に入力された信号の、チャネルステータス信号の第2番
目のビットであるビット2が“0”の場合、DAT65
はデジタルコピーができない(例えば、「エレクトロニ
クスライフ」通巻655号第18〜19ページ参照、以
下チャネルステータスのビット2が“0”であるとき、
このビット2をコピー禁止ビットと記すことにする)。
【0007】また、コンパクトディスクのように著作権
が認められているものは、一般にコンパクトディスクに
デジタル信号による直接記録(以下デジタルコピーとい
う)の禁止を示す信号が記録されており、このコンパク
トディスクを再生するとコピー禁止ビットがデジタル出
力端子から出力される。従って、このような音楽ソース
を再生した場合、CDプレーヤ62のデジタル出力端子
62Dからの信号は、コピー禁止ビットがあるため、D
AT65はその信号を記録テープ(以下テープという)
に録音できない。
【0008】また、DAT63、DAT65、DAT6
6のテープには、図5に示すような記録フォーマット
で、オーディオ信号を符号化したPCMデータとPCM
データを再生するためのメインIDが、テープ中央部の
PCM領域に記憶されている。図5(a)に示すPCM領
域は128ブロックからなり、1ブロックは図5(b)に
示すように288ビットからなる。メインIDは図5
(c)に示すように、1ブロック飛びにフォーマットI
D、ID1からID6、ID7まで繰り返し記録さてい
れる。図5(d)に示すように、フォーマットIDの2ビ
ットが“00”のとき、すなわちDAT用テープがオー
ディオデータを記録している場合で、ID6の2ビット
が“00”のときデジタルコピーが可能になり、“1
0”のときデジタルコピーは禁止となる。すなわち、D
ATの使用者が録音したテープはID6が“00”とな
り、デジタルコピーが可能になるが、音楽ソースなどの
ソフトテープの場合、ID6に“10”を記録しておく
と、デジタルコピーはできない。
【0009】しかし、CDプレーヤ62のアナログ出力
端子62AからDAT65のアナログ入力端子65Bへ
の録音や、DAT63のアナログ出力端子63Aからか
らDAT65のアナログ入力端子65Bへの録音(以下
アナログコピーと記す)は可能となり、コンパクトディ
スクやDATのソフトテープは、デジタルコピーが禁止
されていてもアナログコピーは可能となる。ただし、こ
の場合、CDプレーヤ62のDA変換回路またはDAT
63のDA変換回路と、DAT65のAD変換回路を経
るため、デジタルコピーに比べ多少の音質劣化はあり得
る。さらに、一度アナログコピーされたテープは、図5
の(d)に示すID6が“00”となるため、以降は音質
劣化のないデジタルコピーが、例えばDAT65からD
AT66へと、無限に可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のDATなどの記録再生装置では、個人で楽しむた
めの録音の自由が認められているにもかかわらず、コン
パクトディスクやDATの音楽ソフトテープなどの再生
媒体は、デジタル信号の中にデジタルコピー禁止を示す
信号があるため、デジタル信号を直接コピーすることが
出来ず、DAT使用者には、音質が多少劣化するアナロ
グ信号による録音を強いることになる。従って、デジタ
ル信号を記録するDATの長所を生かしきることが出来
ないという問題を有していた。
【0011】一方、一度アナログ信号をデジタル信号に
変換してコピーしたDAT用のテープは、デジタルコピ
ー禁止を示す信号がなく、メインIDのID6が“0
0”と記録されるため、以降は無限にデジタルコピーが
可能となる。そのため、コンパクトディスクやDATの
音楽ソフトテープは、アナログ信号からデジタル信号に
変換時、多少音質が劣化するものの、以降はデジタルコ
ピーにより音質劣化のない複製品を作ることができる。
そのため、音楽などのソフトウェア産業に、非常に大き
な不利益をもたらす可能性があるという問題を有してい
た。
【0012】本発明は上記問題点に鑑み、アナログコピ
ーされたDATのテープや、再生機器と記録機器との間
で伝送されるアナログ信号を例えばADコンバータを介
してデジタル信号に変換してデジタルコピーされたDA
Tのテープでも、このテープをもとにしたデジタルコピ
ーの可能な世代数を制限するDATなどの記録再生装置
を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の記録再生装置は、再生機器と記録機器との間
で伝送されるアナログ信号を例えばADコンバータを介
してデジタル信号に変換して記録機器に入力する場合の
ように、入力信号に再生機器を示す情報が含まれていな
いデジタル信号を記録する場合に所定の値となり、かつ
記録されたデジタル信号が次回再生された際の出力デジ
タル信号がデジタル信号のまま直接コピーされることの
可否を示す複数ビットからなるコピー制御サブコード信
号を得るコピー制御信号発生部と、記録媒体に記録した
信号を再生する場合、コピー禁止ビットの有無によりデ
ジタルコピーの可否が決まる第1のカテゴリコードを出
力するか、またはコピー禁止ビットの有無にかかわらず
デジタルコピーが可能となる第2のカテゴリコードを出
力するカテゴリコード設定部と、所定の値のコピー制御
サブコード信号を再生したときに、デジタル出力信号に
コピー禁止ビットと前記第2のカテゴリコードを付加す
るためのコピー制御信号判別部を備えたものである。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成によって、再生機器と記
録機器との間で伝送されるアナログ信号を例えばADコ
ンバータを介してデジタル信号に変換して記録機器に入
力する場合のように、再生機器を示す情報が含まれてい
ないデジタル信号を記録した第1世代の記録物を再生し
た場合、デジタル出力信号には、コピー禁止ビットが付
加されるとともに、コピー禁止ビットの有無にかかわら
ずデジタルコピーが可能となる第2のカテゴリコードが
付加されるため、このデジタル出力信号を他のDATの
デジタル入力端子に入力してデジタルコピーが可能にな
り、第2世代の記録物ができる。次に第2世代の記録物
を再生した場合、デジタル出力信号に、コピー禁止ビッ
トが付加するとともに、コピー禁止ビットの有無により
デジタルコピーの可否が決まる第1のカテゴリコードを
付加するように構成しているので、以降のデジタルコピ
ーはできない。従って、第1世代をアナログコピーした
記録物からは第2世代をデジタルコピーできるが、第2
世代の記録物からはデジタルコピーした第3世代を複製
することはできず、デジタルコピーの世代数を制限する
ことができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の記録再生装置の一実施例につい
て、DATを例に図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例におけるDATの
ブロック図である。図1において、1はアナログ入力端
子、2はADコンバータ、3はデジタル入力端子、4は
デジタル入力端子3に入力されたデジタル信号を復調す
るデジタル入力デコーダ、5はADコンバータ2の出力
信号かデジタル入力デコーダ4の出力信号かを選択する
選択スイッチ、6はデジタル信号の時間的な並びを入れ
替えるインタリーブ処理、誤り訂正符号の付加、後述す
るサブコードエンコーダ13の出力信号の付加などを行
う記録信号処理回路、7は記録アンプ、8は記録ヘッ
ド、9は磁気テープである。10はデジタル入力デコー
ダ4の出力信号のチャネルステータスのビット2が
“0”か否か(コピー禁止ビットの有無)を判別するコ
ピー禁止ビット判別部である。
【0017】11は、図4の(c)及び(e)に示すカ
テゴリコードが、例えばコピー禁止ビットの有無により
デジタルコピーの可否が決まる第1のカテゴリコード
(以下DATのカテゴリコードと記す)例えば一般にD
ATからの信号であることを示す信号であるか、DAT
からの信号であるがコピー禁止ビットの有無にかかわら
ずデジタルコピーを可能にするためのカテゴリコード
(以下DAT−Cと記す)であるか、DAT以外のカテ
ゴリからの信号であることを示すその他の機器を示すコ
ードであるか、ADコンバータなどの機器を明確に示さ
ないコードであるかを判別するカテゴリコード判別部で
ある。12は、デジタルコピーの場合はコピー禁止ビッ
ト判別部10の出力信号と、カテゴリコード判別部11
の出力信号から、図5(c)に示すメインID6が、例
えば(表1)に示すように得られ、アナログコピーの場
合やADコンバータなどの機器を明確に示さないコード
を含むデジタルコピーの場合はID6は“01”となる
コピー制御信号発生部である。
【0018】
【表1】
【0019】13はID6を含むサブコードを作成する
サブコードエンコーダである。14は録音スイッチ、再
生スイッチや、アナログ入力端子1に入力された信号を
録音するか、デジタル入力端子3に入力された信号をコ
ピーするかを切り換える入力切換スイッチを含む操作ス
イッチ、15は前記入力切換スイッチに応じて選択スイ
ッチ5を制御し、アナログコピーの場合やADコンバー
タなどの機器からのデジタルコピーの場合はID6を
“01”となるように制御する入力設定部である。16
はコピー禁止ビット判別部10がコピー禁止ビットを検
出し、カテゴリコード判別部11がDATのカテゴリコ
ードを検出したとき、録音を禁止するよう記録信号処理
回路6を制御する録音禁止設定部である。
【0020】28は再生ヘッドで、17は再生アンプで
あり、18はデジタル信号の誤り訂正や時間的な並びを
元に戻すディインタリーブ処理などを行う再生信号処理
回路、19はDAコンバータ、20はアナログ出力端子
である。21はメインIDなどの信号を得るサブコード
デコーダ、22は、例えば(表2)に示すように、サブ
コードデコーダ21の出力信号であるID6から、チャ
ネルステータス信号のビット2及びカテゴリコード得る
デジタルコピー制御信号判別部である。
【0021】
【表2】
【0022】29はコピー制御信号判別部22がコピー
禁止ビットありと判別した場合、チャネルステータスの
ビット2を“0”となるように、その他の場合は“1”
となるように設定するコピー禁止ビット設定部である。
30はコピー制御信号発生部22がDATと出力した場
合は“11000000”を、DAT−Cと出力した場
合は対応する8ビットのカテゴリコードを設定するカテ
ゴリコード設定部である。23はコピー禁止ビット設定
部29とカテゴリコード設定部30の出力信号を含むチ
ャネルステータスエンコーダである。
【0023】25は再生信号処理回路18の出力信号や
チャネルステータスエンコーダ23の出力信号などか
ら、図4(a)、(b)に示すデジタル出力信号を得るデジ
タル出力エンコーダ、26はデジタル出力端子である。
27はコピー制御信号発生部12、入力設定部15、録
音禁止設定部16、コピー制御信号判別部22、コピー
禁止ビット設定部29、カテゴリコード設定部30など
を含めてなるシステムコントローラであり、例えばマイ
クロコンピュータで構成されている。
【0024】以上のように構成されたDATについて、
以下図面及び表を用いて、その動作について説明する。
図2はシステムコントローラ27の処理の一部を示すフ
ローチャートである。
【0025】まずアナログ入力端子1から入力された信
号をアナログコピーし、このテープをデジタルコピーす
る場合について説明する。
【0026】録音側DATの操作スイッチ14の入力切
換スイッチをアナログコピーに設定して録音スイッチを
押すと、図2の判断ステップ36において、録音スイッ
チが押されていることを判別して判別ステップ37に至
る。判別ステップ37において、アナログコピーを判別
すると、処理ステップ44において、アナログ入力端子
1に入力され、ADコンバータ2によりデジタル信号に
変換した信号が選択スイッチ5に入力される。入力設定
部15は、選択スイッチ5にADコンバータ2の出力を
選択するように制御するとともに、処理ステップ45に
おいて、コピー制御信号発生部12にID6が“00”
となるように制御信号を出力する。次に処理ステップ5
3において、ID6を含むサブコード信号と選択スイッ
チ5の出力信号が磁気テープ9に記録されアナログコピ
ーがなされる。こうして録音されたテープを第1世代の
テープとする。
【0027】第1世代のテープをもとにデジタルコピー
して第2世代のテープを作る場合、再生側DATの操作
スイッチ14内の再生スイッチを押すと、システムコン
トローラ27は処理ステップ46において、再生スイッ
チが押されたことを認識して、磁気テープ9に記録され
た信号を再生ヘッド28が再生し、再生アンプ17、再
生信号処理回路18を経てオーディオ信号のデジタル信
号をDAコンバータ19とデジタルへ出力エンコーダ2
5に入力し、サブコード信号はサブコードデコーダ21
を経て、コピー制御信号判別部22に入力される。判断
ステップ47において、コピー制御信号判別部22は、
ID6が“01”であることを判別し、処理ステップ4
8において、(表2)からコピー禁止ビット設定部29
にコピー禁止ビットを付加するように指令を出力し、判
断ステップ49において、コピー制御信号判別部22は
カテゴリコード設定部30に、DAT−Cに対応したカ
テゴリコードを出力するように指令を出力する。
【0028】カテゴリコード設定部30はチャネルステ
ータスエンコーダ23に、コピー禁止ビットの有無にか
かわらずデジタルコピーが可能であることを示す8ビッ
トのカテゴリコードを出力するように指令を出力する。
チャネルステータスエンコーダ23は図4(c)に示す
信号を得る。続いて処理ステップ54において、デジタ
ル出力エンコーダ25は、チャネルステータスエンコー
ダ23と再生信号処理回路18の出力回路から、図4
(a),(b)に示すデジタル信号を得て、デジタル出
力端子26から出力する。
【0029】この信号を含むデジタル出力端子26から
の信号を他のDATでデジタルコピーする場合、録音側
DATの操作スイッチ14の入力切換スイッチをデジタ
ルコピーに設定して録音スイッチを押すと、システムコ
ントローラ27の判断ステップ37において、デジタル
コピーを設定していることを判別して、処理ステップ3
8に至り入力設定部15は、選択スイッチ5にデジタル
入力デコーダ4の出力信号を記録信号処理回路6に入力
するように設定して判断ステップ39に至る。判断ステ
ップ39において、コピー禁止ビット判別部10はデジ
タル入力デコーダ4の出力信号を入力し、チャネルステ
ータス信号のビット2をチェックする。第1世代のテー
プを再生したときのビット2は、“0”であるため、コ
ピー禁止ビットありと判別して、判断ステップ40に至
る。判別ステップ40において、カテゴリコード判別部
11はデジタル入力デコーダ4の出力信号を入力し、チ
ャネルステータスのビット8からビット15をチェック
し、DAT−Cであることを判別して処理ステップ42
に至り、コピー制御信号発生部12は表1からID6が
“10”となるように設定する。こうしてデジタルコピ
ーされたテープを第2世代のテープとする。
【0030】同様に第2世代のテープをもとにデジタル
コピーして第3世代のテープを作る場合、第2世代のテ
ープを再生すると、再生側DATのコピー制御信号判別
部22は、ID6が“10”であることを判別して処理
ステップ48に至り、コピー禁止ビット設定部29はチ
ャネルステータス信号のビット2が“0”となるようチ
ャネルステータスエンコーダ23に指令を出力する。次
に判断ステップ49に至り、ID6が“10”であるた
め処理ステップ52に至り、カテゴリコード設定部30
はチャネルステータスエンコーダ23に、DATである
ことを示す“11000000”となるコードを設定す
るように指令を出力する。そしてチャネルステータスエ
ンコーダ23は図4(c)に示す信号を得る。
【0031】続いて処理ステップ54において、デジタ
ル出力デコーダ25は、チャネルステータスエンコーダ
23と再生信号処理回路18の出力信号から、図4
(a),(b)に示すデジタル信号を得て、デジタル出
力端子26から出力する。このデジタル出力端子26か
らの信号を、録音側DATのデジタル入力端子3に入力
してデジタルコピーしようとすると、システムコントロ
ーラ27の判断ステップ39において、コピー禁止ビッ
ト判別部10はコピー禁止ビットありと判別し、判断ス
テップ40において、カテゴリコード判別部11はDA
Tであることを判別する。処理ステップ41に至り、こ
こで、デジタル入力信号のチャネルステータス信号にコ
ピー禁止ビットを含み、カテゴリコードがDATの場合
はデジタルコピーが不可となるように、すなわち、処理
ステップ41において録音禁止設定部がデジタルコピー
を禁止するようにし、例えば記録信号処理回路6から記
録アンプ7へ出力する信号を遮断するなどして録音を禁
止する。従って、第1世代がアナログコピーされたテー
プから、デジタルコピーして第2世代のテープは作れる
が、第2世代のテープからデジタルコピーによる第3世
代のテープはできない。
【0032】以上のように、アナログコピーをした第1
世代のテープなどの記録物を再生した場合、デジタル出
力信号には、コピー禁止ビットが付加されると共に、コ
ピー禁止ビットの有無にかかわらずデジタルコピーが可
能となる第2のカテゴリコードが付加されるため、この
デジタル出力信号を他のDATのデジタル入力端子に入
力するとデジタルコピーが可能となり、第2世代の記録
物ができる。次に第2世代のテープなどの記録物を再生
した場合、デジタル出力信号に、コピー禁止ビットが付
加すると共に、コピー禁止ビットの有無によりデジタル
コピーの可否が決まる第1のカテゴリコードを付加する
ように構成しているので、以降のデジタルコピーはでき
ない。従って、第1世代をアナログコピーした記録物か
らは、第2世代をデジタルコピーにより複製できるが、
第2世代の記録物からデジタルコピーによっては第3世
代を複製することはできず、コピーの世代数を制限でき
る。
【0033】上述した実施例では、アナログ入力信号を
記録再生装置内蔵のADコンバータ2によりデジタル信
号に変換してコピーしたとき、すなわち送り出しの機器
の判別ができない信号をDATでコピーした場合におい
て、コピーの世代数を制限することについて説明した
が、外部のADコンバータを利用してアナログ信号をデ
ジタル信号に変換してデジタル入力端子3に入力し、デ
ジタルコピーした場合においても、一般にADコンバー
タにはコピー禁止ビットが付加されないため、CD等の
著作権を有するものからDATへの録音が可能となり、
以降のデジタルコピーは無制限に可能となるという、ア
ナログコピーと同様の問題が起こる。従って、外部機器
としてのADコンバータを用いてデジタルコピーした場
合、すなわち、カテゴリコード判別部がADコンバータ
を示す信号を判別した場合、コピー制御サブコード信号
であるID6を、上述した実施例のアナログコピーと同
様に設定すれば、それ以降のデジタルコピーの世代数を
制限することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の記録再生装置は、
再生機器と記録機器との間で伝送されるアナログ信号を
例えばADコンバータを介してデジタル信号に変換して
記録機器に入力する場合のように、再生機器を示す情報
が含まれていないデジタル信号を記録する場合に所定の
値となり、かつ記録されたデジタル信号が次回再生され
た際の出力デジタル信号がデジタル信号のまま直接コピ
ーされることの可否を示す複数ビットからなるコピー制
御サブコード信号を得るコピー制御信号発生部と、記録
媒体に記録した信号を再生する場合、コピー禁止ビット
の有無によりデジタルコピーの可否が決まる第1のカテ
ゴリコードを出力するか、またはコピー禁止ビットの有
無にかかわらずデジタルコピーが可能となる第2のカテ
ゴリコードを出力するカテゴリコード設定部と、所定の
値のコピー制御サブコード信号を再生したときに、デジ
タル出力信号にコピー禁止ビットと前記第2のカテゴリ
コードを付加するためのコピー制御信号判別部を備えた
ることにより、再生機器を示す情報が含まれていないデ
ジタル信号を記録した第1世代の記録物を再生した場
合、デジタル出力信号には、コピー禁止ビットが付加さ
れるとともに、コピー禁止ビットの有無にかかわらずデ
ジタルコピーが可能となる第2のカテゴリコードが付加
されるため、このデジタル出力信号を他のDATのデジ
タル入力端子に入力してデジタルコピーが可能になり、
第2世代の記録物ができる。次に第2世代の記録物を再
生した場合、デジタル出力信号に、コピー禁止ビットが
付加するとともに、コピー禁止ビットの有無によりデジ
タルコピーの可否が決まる第1のカテゴリコードを付加
するように構成しているので、以降のデジタルコピーは
できない。従って、第1世代をアナログコピーした記録
物からは第2世代をデジタルコピーできるが、第2世代
の記録物からはデジタルコピーした第3世代を複製する
ことはできず、デジタルコピーの世代数を制限すること
ができる。そのため、音楽などのソフトウェア産業に、
非常に大きな不利益をもたらす可能性が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるDATの構成を示す
ブロック図
【図2】図1のシステムコントローラの処理を示すフロ
ーチャート
【図3】DATを中心とするオーディオ機器の接続図
【図4】デジタル・オーディオ・インタフェースの信号
フォーマットの要部を示すフォーマット図
【図5】DATの記録フォーマットの要部を示すフォー
マット図
【符号の説明】
3 デジタル入力端子 10 コピー禁止ビット判別部 11 カテゴリコード判別部 12 コピー制御信号発生部 13 サブコードエンコーダ 16 録音禁止設定部 21 サブコードデコーダ 22 コピー制御信号判別部 23 チャネルステータスエンコーダ 26 デジタル出力端子 27 システムコントローラ 29 コピー禁止ビット設定部 30 カテゴリコード設定部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生機器と記録機器との間で伝送される
    アナログ信号をデジタル信号に変換して記録機器に入力
    する場合のように、再生機器を示す情報が含まれていな
    いデジタル信号を記録する場合に所定の値となり、かつ
    記録されたデジタル信号が次回再生された際の出力デジ
    タル信号がデジタル信号のまま直接コピーされることの
    可否を示す複数ビットからなるコピー制御サブコード信
    号を得るコピー制御信号発生部と、記録媒体に記録した
    信号を再生する場合、コピー禁止ビットの有無によりデ
    ジタルコピーの可否が決まる第1のカテゴリコードを出
    力するか、またはコピー禁止ビットの有無にかかわらず
    デジタルコピーが可能となる第2のカテゴリコードを出
    力するカテゴリコード設定部と、所定の値のコピー制御
    サブコード信号を再生したときに、デジタル出力信号に
    コピー禁止ビットと前記第2のカテゴリコードを付加す
    るためのコピー制御信号判別部を備え、再生−記録機器
    の間で伝送される再生機器を示す情報が含まれていない
    デジタル信号を記録することにより作成した記録媒体を
    もとにした、それ以降のデジタル信号をデジタル信号の
    まま直接コピーする世代数を制限するようにしたことを
    特徴とする記録再生装置。
JP1245794A 1994-02-04 1994-02-04 記録再生装置 Expired - Lifetime JP2512288B2 (ja)

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