JP5213733B2 - 送信装置、受信装置、送信方法、受信方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、送信方法、受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、オーディオデータの送受信技術に関するものである。
ディジタル技術の進歩により、映像やオーディオなどの情報をディジタル値で伝送するさまざまな技術が開発されてきている。その中でオーディオ信号をディジタル信号として伝送する主なものとして、例えばS/PDIFと呼ばれる規格があり、普及している。係る技術は、例えば、CDプレイヤなどのオーディオ再生機器とオーディオアンプなどの受信機器を接続するときのインタフェースとして利用されている。
ここで、音響を出力するときのボリュームの調整方法について考える。まず、S/PDIFにより各チャンネルのオーディオデータを伝送し、オーディオアンプなどの受信機器側でボリュームを調整して出力する方法が一般的である。この場合はオーディオアンプなどの受信機器側にボリューム調整のためのダイヤルやリモコンなどを備えて、ユーザがボリューム調整を行う。
しかし、オーディオシステムの構成の仕方によっては、送信機器側においてボリュームの調整を行いたい場合がある。この場合には、送信機器側でボリューム調整のためのダイヤルやリモコンなどを備えてユーザが調整を行い、S/PDIFで伝送するデータとして、元のオーディオデータにボリュームの値を掛け合わせた値をデータとして伝送する。受信側では、ボリュームの値を含んだデータとして扱いそのまま出力する。
さらに、送信機器側のボリュームの値を伝送するために、例えば特許文献1に開示されている技術がある。特許文献1に開示されている技術では、ボリュームデータを伝送データの一部に埋め込んで伝送している。
特許第3085931号
送信機器側からボリューム情報を伝送する方法として、元のオーディオデータにボリュームの値を掛け合わせた値をデータとして伝送する方法では、ボリュームが小さな値となったときに掛け合わせた結果の値が小さな値となり、S/N比が悪化してしまう。
また、ボリュームデータを伝送データの一部に埋め込んで伝送する方法では、伝送単位であるフレームを複数使って一つのボリュームの値を伝送しているために、伝送に時間がかかり、応答が遅くなるという課題がある。
本発明は以上の問題に鑑みて成されたものであり、送信側からオーディオデータ及びそのボリュームの値を伝送する場合に、S/N比や応答性の良いオーディオデータ送信を実現するための技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の送信装置は以下の構成を備える。
即ち、着目フレームのオーディオデータの再生ボリューム値を取得する取得手段と、
前記着目フレームのオーディオデータ中のデータ値に対して前記再生ボリューム値を乗算することで乗算後オーディオデータを生成する手段と、
前記着目フレームのオーディオデータと、前記乗算後オーディオデータと、を前記着目フレームにおける送信データとして送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の受信装置は以下の構成を備える。
即ち、上記送信装置から送信された送信データを受信可能な受信装置であって、
前記送信手段が送信したフレーム毎の送信データを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した着目フレームにおける送信データ中の乗算後オーディオデータを、当該着目フレームにおける送信データ中のオーディオデータ中のデータ値で除算することで再生ボリューム値を求める演算手段と、
前記演算手段が求めた再生ボリューム値を、前記着目フレームにおける送信データ中のオーディオデータ中のデータ値に乗算することで、前記着目フレームにおける再生用のオーディオデータを生成する手段と、
前記再生用のオーディオデータに基づいて前記着目フレームを再生する手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、送信側からオーディオデータ及びそのボリュームの値を伝送する場合に、S/N比や応答性の良いオーディオデータ送信を実現することができる。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
図1は、オーディオデータを信号として送信装置から受信装置に対して送信するためのシステム構成例を示す図である。図1に示す如く、係るシステムは、送信装置1と、受信装置としてのRチャンネルスピーカ部6、Lチャンネルスピーカ部11より構成されている。そして送信装置1とRチャンネルスピーカ部6及びLチャンネルスピーカ部11とは有線でもって接続されており、送信装置1からRチャンネルスピーカ部6、Lチャンネルスピーカ部11に対してデータを送信することができる。なお、送信装置1とRチャンネルスピーカ部6及びLチャンネルスピーカ部11との間は無線でもってデータ通信可能に構成しても良い。なお、図1に示した各部は全てハードウェアで構成されているものとして説明するが、一部の機能をソフトウェアで構成しても良い。
先ず、送信装置1について説明する。
送信装置1は、S/PDIF受信部2、オーディオ信号処理部3、リモコン受信処理部5、S/PDIF送信部4を有する。
S/PDIF受信部2は、CDプレイヤ等のオーディオ再生機器から出力されたディジタルオーディオ信号を受信する。S/PDIF受信部2では、受信したディジタルオーディオ信号をデコードし、そのデコード結果をオーディオデータとしてオーディオ信号処理部3に入力する。
オーディオ信号処理部3は、例えば高域周波数や低域周波数の出力レベル調整などの音質の調整や、音場補正などの音響出力の補正等、各種の音響調整を行う回路を備える。従ってオーディオ信号処理部3は、S/PDIF受信部2から入力されたフレーム毎のオーディオデータについてこの回路により処理済みのオーディオデータを生成する。そして、フレーム毎に、オリジナルのオーディオデータと、このオリジナルのオーディオデータについて上記回路で生成された処理済みのオーディオデータと、を生成する。
ここで、本システムは不図示のリモコン(リモートコントローラ)を備え、ユーザがこのリモコンを操作することでこれらの音質の調整を行ったり、音響補正機能を利用するようになっている。リモコンからの入力コマンドは、リモコン受信処理部5が受信し、リモコン受信処理部5は受信した入力コマンドをデコードしてオーディオ信号処理部3に送信する。
オーディオ信号処理部3では、リモコン受信処理部5から受信したコマンドに従って、S/PDIF受信部2から入力されたオーディオデータに対する各種の処理を行う。ここで、リモコンによる調整項目のひとつにボリュームがある。ユーザがリモコンを操作してボリュームの調整(設定)を行うと、その調整によるボリューム値がコマンドに含められてリモコン受信処理部5に入力される。リモコン受信処理部5は、このコマンドをデコードすると、その結果をオーディオ信号処理部3に通知する。オーディオ信号処理部3は、この通知に基づいて、現在のボリューム値を更新する。即ち、現在のボリューム値を、ユーザがリモコンを用いて指定したボリューム値に更新する。
従って、オーディオ信号処理部3は、S/PDIF受信部2から入力されたフレーム毎のオーディオデータについて、再生ボリューム値を乗算した乗算後オーディオデータを生成(演算)する。ここで、「オーディオデータに再生ボリューム値を乗算する」とは、オーディオデータ中の各データ値に再生ボリューム値を乗算することである。
そして、オーディオ信号処理部3は、フレーム毎に、オリジナルのオーディオデータと、オリジナルのオーディオデータに再生ボリューム値を乗じた乗算後オーディオデータと、をS/PDIF送信部4に送出する。
S/PDIF送信部4では、オーディオ信号処理部3から受け取ったデータをS/PDIFフォーマットのデータにエンコードし、Rチャンネルスピーカ部6、Lチャンネルスピーカ部11に対して送信する。
図2は、Rチャンネルスピーカ部6に対して送信するデータのフォーマット例を示す図である。S/PDIF送信部4は、「サブフレーム」という単位でデータを送信する。本実施形態では、サブフレーム1とサブフレーム2とで1つのフレームを形成している。
サブフレーム1には、Rチャンネルスピーカ部6に対応するオーディオデータ(20ビット)が含まれている。
サブフレーム2には、サブフレーム1に含まれているオーディオデータに、オーディオ信号処理部3が更新したボリューム値を乗算した乗算後オーディオデータが含まれている。従って、S/PDIF送信部4は、オーディオデータと乗算後オーディオデータとのセットを1つのフレームの送信データとしてRチャンネルスピーカ部6に送信する。
図3は、Lチャンネルスピーカ部11に対して送信するデータのフォーマット例を示す図である。サブフレーム1には、Lチャンネルスピーカ部11に対応するオーディオデータ(20ビット)が含まれている。サブフレーム2には、サブフレーム1に含まれているオーディオデータに、オーディオ信号処理部3が更新したボリューム値を乗算した乗算後オーディオデータが含まれている。従って、S/PDIF送信部4は、オーディオデータと乗算後オーディオデータとのセットを1つのフレームの送信データとしてLチャンネルスピーカ部11に送信する。
このように、何れのスピーカ部に対しても、オーディオデータと乗算後オーディオデータとのセットを1つのフレームの送信データとして送信する。そしてこのような送信データの送信は各フレームについて順次行われる。
換言すれば、送信装置1は、着目フレームのオーディオデータの再生ボリューム値を取得すると、着目フレームのオーディオデータに対して再生ボリューム値を乗算することで乗算後オーディオデータを生成する。そして送信装置1は、着目フレームのオーディオデータと、乗算後オーディオデータと、を着目フレームにおける送信データとして送信する。
図7は、送信装置1が送信データを送信するために行う処理のフローチャートである。
先ずステップS701では、S/PDIF受信部2は、オーディオ再生機器から出力されたディジタルオーディオ信号を受信し、受信したディジタルオーディオ信号をデコードし、そのデコード結果をオーディオデータとしてオーディオ信号処理部3に入力する。
次に、ステップS702では、オーディオ信号処理部3は、リモコン受信処理部5から取得した再生ボリューム値に基づいて、現在の再生ボリューム値を更新する。
次に、ステップS703では、オーディオ信号処理部3は、S/PDIF受信部2から入力されたフレーム毎のオーディオデータについて、再生ボリューム値を乗算した乗算後オーディオデータを生成する。そして、フレーム毎に、オリジナルのオーディオデータと、オリジナルのオーディオデータに再生ボリューム値を乗じた乗算後オーディオデータと、をS/PDIF送信部4に送出する。
S/PDIF送信部4では、サブフレーム1にオリジナルのオーディオデータを含め、サブフレーム2に乗算後オーディオデータを含めることで、このサブフレーム1、サブフレーム2から成るフレームの送信データをそれぞれのフレームについて生成する。係る処理は、Rチャンネルスピーカ部6、Lチャンネルスピーカ部11のそれぞれに対して行う。
次に、ステップS704では、S/PDIF送信部4は、Rチャンネルスピーカ部6、Lチャンネルスピーカ部11のそれぞれに対して、各フレームの送信データを送信する。
次に、Rチャンネルスピーカ部6について説明する。Rチャンネルスピーカ部6は、S/PDIF受信部7、オーディオ信号処理部8、アンプ部9、スピーカ10を有する。
S/PDIF受信部7は、S/PDIF送信部4から送信された送信データを受信すると、この送信データをデコードし、そのデコード結果をオーディオ信号処理部8に送出する。
オーディオ信号処理部8は、デコードされた送信データに含まれているオリジナルのオーディオデータ(サブフレーム1に含まれているオーディオデータ)、乗算後オーディオデータ(サブフレーム2に含まれている乗算後オーディオデータ)を抽出する。そして、オーディオ信号処理部8は、乗算後オーディオデータをオリジナルのオーディオデータで除算することで、再生ボリューム値を求める。即ち、乗算後オーディオデータ中の代表フレームのデータの値を、オリジナルのオーディオデータ中のこの代表フレームに対応するフレームのデータの値で除算する。
そしてオーディオ信号処理部8は、この求めた再生ボリューム値を、送信データから抽出したオリジナルのオーディオデータに乗算することで、再生用のオーディオデータを生成する。そしてオーディオ信号処理部8は、この生成した再生用のオーディオデータを後段のアンプ部9に送出する。
アンプ部9はこの再生用のオーディオデータに基づく信号のレベルを増幅させ、スピーカ10に送出する。これにより、スピーカ10からは、再生用のオーディオデータに基づく音が出力されることになる。
次に、Lチャンネルスピーカ部11について説明する。Lチャンネルスピーカ部11は、S/PDIF受信部12、オーディオ信号処理部13、アンプ部14、スピーカ15を有する。
S/PDIF受信部12は、S/PDIF送信部4から送信された送信データを受信すると、この送信データをデコードし、そのデコード結果をオーディオ信号処理部13に送出する。
オーディオ信号処理部13は、デコードされた送信データに含まれているオリジナルのオーディオデータ(サブフレーム1に含まれているオーディオデータ)、乗算後オーディオデータ(サブフレーム2に含まれている乗算後オーディオデータ)を抽出する。そして、オーディオ信号処理部13は、乗算後オーディオデータをオリジナルのオーディオデータで除算することで、再生ボリューム値を求める。そしてオーディオ信号処理部13は、この求めた再生ボリューム値を、送信データから抽出したオリジナルのオーディオデータに乗算することで、再生用のオーディオデータを生成する。そしてオーディオ信号処理部13は、この生成した再生用のオーディオデータを後段のアンプ部14に送出する。
アンプ部14はこの再生用のオーディオデータに基づく信号のレベルを増幅させ、スピーカ15に送出する。これにより、スピーカ15からは、再生用のオーディオデータに基づく音が出力されることになる。
換言すれば、Rチャンネルスピーカ部6、Lチャンネルスピーカ部11は、上記送信装置1から送信された送信データを受信可能な受信装置であって、送信装置1からフレーム毎の送信データを受信する。そして、受信した着目フレームにおける送信データ中の乗算後オーディオデータを、着目フレームにおける送信データ中のオーディオデータで除算することで再生ボリューム値を求める。そして、求めた再生ボリューム値を、着目フレームにおける送信データ中のオーディオデータに乗算することで、着目フレームにおける再生用のオーディオデータを生成し、生成した再生用のオーディオデータに基づいて着目フレームを再生する。
図8は、Rチャンネルスピーカ部6が送信データに基づいて音を出力するために行う処理のフローチャートである。なお、上述の通り、係る処理は、Lチャンネルスピーカ部11についても同じである。
先ずステップS801では、S/PDIF受信部7は、S/PDIF送信部4から送信された送信データを受信すると、この送信データをデコードし、そのデコード結果をオーディオ信号処理部8に送出する。
次に、ステップS802では、オーディオ信号処理部8は、デコードされた送信データに含まれているオーディオデータ、乗算後オーディオデータを抽出する。
次に、ステップS803では、オーディオ信号処理部8は、乗算後オーディオデータをオーディオデータで除算することで、再生ボリューム値を求める。
次に、ステップS804では、オーディオ信号処理部8は、この求めた再生ボリューム値を、送信データから抽出したオーディオデータに乗算することで、再生用のオーディオデータを生成する。
次に、ステップS805では、オーディオ信号処理部8は、この生成した再生用のオーディオデータを後段のアンプ部9に送出する。アンプ部9はこの再生用のオーディオデータに基づく信号のレベルを増幅させ、スピーカ10に送出する。これにより、スピーカ10からは、再生用のオーディオデータに基づく音が出力されることになる。
以上の説明により、本実施形態によれば、オリジナルのオーディオデータに基づいて再生ボリューム値を算出するので、出力信号を高精度化し、S/N比を改善することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態ではサブフレーム2にはオリジナルのオーディオデータに再生ボリューム値を乗算した結果を含めていたが、本実施形態では、サブフレーム2に、リモコン受信処理部5から取得した再生ボリューム値を含める。
図4は、Rチャンネルスピーカ部6に対して送信するデータのフォーマット例を示す図である。サブフレーム1には、Rチャンネルスピーカ部6に対応するオーディオデータ(20ビット)が含まれている。サブフレーム2には、オーディオ信号処理部3が更新したボリューム値が含まれている。従って、S/PDIF送信部4は、オーディオデータと再生ボリューム値とのセットを1つのフレームの送信データとしてRチャンネルスピーカ部6に送信する。
図5は、Lチャンネルスピーカ部11に対して送信するデータのフォーマット例を示す図である。サブフレーム1には、Lチャンネルスピーカ部11に対応するオーディオデータ(20ビット)が含まれている。サブフレーム2には、オーディオ信号処理部3が更新したボリューム値が含まれている。従って、S/PDIF送信部4は、オーディオデータと再生ボリューム値とのセットを1つのフレームの送信データとしてLチャンネルスピーカ部11に送信する。
このように、何れのスピーカ部に対しても、オーディオデータと再生ボリューム値とのセットを1つのフレームの送信データとして送信する。そしてこのような送信データの送信は各フレームについて順次行われる。
Rチャンネルスピーカ部6側では、S/PDIF受信部7は送信データから再生ボリューム値とオリジナルのオーディオデータとを抽出し、オーディオ信号処理部8はこの抽出したそれぞれを乗算することで乗算後オーディオデータを生成する。そして、オーディオ信号処理部8は、この生成した乗算後オーディオデータを後段のアンプ部9に送出する。これはLチャンネルスピーカ部11についても同じである。
その他については第1の実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
本実施形態では、Rチャンネルスピーカ部6(Lチャンネルスピーカ部11)側での処理が、以下の点で第2の実施形態と異なっている。即ち、以下の点以外については第2の実施形態と同様である。なお、以下ではRチャンネルスピーカ部6について説明するが、下記の説明は、Lチャンネルスピーカ部11についても同様である。
Rチャンネルスピーカ部6におけるオーディオ信号処理部8は、送信データから再生ボリューム値を抽出する度に、これを自身が管理するメモリ内に格納する。従ってこのメモリには、過去複数フレームに渡って再生ボリューム値が格納されていることになる。
第2の実施形態では、着目フレームから抽出した再生ボリューム値を、着目フレームから抽出したオリジナルのオーディオデータに乗じていた。本実施形態では、メモリ内に格納した過去複数フレーム分の再生ボリューム値に基づいて、着目フレームにおける再生ボリューム値を新たに算出する。例えば、着目フレームから過去kフレーム分の再生ボリューム値の平均値を計算し、この平均値を着目フレームの再生ボリューム値とする。そして、この再生ボリューム値を、着目フレームのオーディオデータに乗じることで、着目フレームの再生用のオーディオデータを生成する。なお、ここでは平均を計算しているが、過去kフレーム分の再生ボリューム値をどのように用いて着目フレームの再生ボリューム値を求めるのかについては特に限定するものではない。例えば、過去の再生ボリューム値ほど小さい重み付けを行い、その重み付けした結果の総和を着目フレームの再生ボリューム値としても良い。
また、ここで用いている「k」は、再生ボリューム値の変化に対する出力の応答性や、再生ボリューム値のビット数が小さい場合の高精度化などを考慮して決定する。例えば、再生ボリューム値のビット数が小さいときにkを大きくするなどの適応制御をおこなっても良い。
このように、再生ボリューム値を時間的に平滑化することで高精度化することができ、S/N比を改善することができる。
[第4の実施形態]
本実施形態では、Rチャンネルスピーカ部6(Lチャンネルスピーカ部11)側での処理は、以下の点で第2の実施形態と異なっている。即ち、以下の点以外については第2の実施形態と同様である。なお、以下ではRチャンネルスピーカ部6について説明するが、下記の説明は、Lチャンネルスピーカ部11についても同様である。
オーディオ信号処理部8は、サブフレーム1内のオリジナルのオーディオデータの値(データ中の代表値)が、サブフレーム2内のデータの値(データ中の代表値)以上であるか否かを判断する。オーディオ信号処理部8は、このような判断を各フレームについて行う。そしてオーディオ信号処理部8は、サブフレーム1内のオリジナルのオーディオデータの値が、サブフレーム2内のデータの値以上であるとNフレーム以上連続して判断した場合、サブフレーム2には乗算後オーディオデータが含まれていると判断する。この場合には、Rチャンネルスピーカ部6は、第1の実施形態と同様の処理を行うことになる。
一方、オーディオ信号処理部8は、サブフレーム1内のオリジナルのオーディオデータの値が、サブフレーム2内のデータの値以上であるとNフレーム以上連続して判断できなかった場合には、サブフレーム2には再生ボリューム値が含まれていると判断する。この場合には、Rチャンネルスピーカ部6は、第2の実施形態や第3の実施形態と同様の処理を行うことになる。
なお、後者の場合、例えば、サブフレーム1がRチャンネルのオーディオデータで、サブフレーム2がLチャンネルのオーディオデータであると判断し、ユーザが選択してどちらか一方を出力するなどの処理をおこなっても良い。
以上の説明により、本実施形態によれば、独自のプロトコルかそれ以外の汎用のプロトコルかの判断を自動的に行い、処理を切り換えることができる。
[第5の実施形態]
図6は、オーディオデータを信号として送信装置から受信装置に対して送信するためのシステム構成例を示す図である。図6に示す如く、係るシステムは、送信装置16と、受信装置としてのRチャンネルスピーカ部23、Lチャンネルスピーカ部30より構成されている。そして送信装置16とRチャンネルスピーカ部23及びLチャンネルスピーカ部30とは有線でもって接続されており、送信装置16からRチャンネルスピーカ部23、Lチャンネルスピーカ部30に対してデータを送信することができる。なお、送信装置16とRチャンネルスピーカ部23及びLチャンネルスピーカ部30との間は無線でもってデータ通信可能に構成しても良い。なお、図6に示した各部は全てハードウェアで構成されているものとして説明するが、一部の機能をソフトウェアで構成しても良い。
図6に示した構成は、図1に示した構成において、オーディオ信号処理部3をマイクロコントローラ18とROM19とRAM20とで構成している。また、オーディオ信号処理部8をマイクロコントローラ25とROM26とRAM27とで構成している。また、オーディオ信号処理部13をマイクロコントローラ32とROM33とRAM34とで構成している。
即ち、ROM19には、オーディオ信号処理部3が行うものとして上述した各処理をマイクロコントローラ18に実行させるためのコンピュータプログラムやデータが格納されている。そしてマイクロコントローラ18は、係るコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、オーディオ信号処理部3が行うものとして上述した各処理を実行することになる。その際、一時的にデータをRAM20に格納することができる。
また、ROM26には、オーディオ信号処理部8が行うものとして上述した各処理をマイクロコントローラ25に実行させるためのコンピュータプログラムやデータが格納されている。そしてマイクロコントローラ25は、係るコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、オーディオ信号処理部8が行うものとして上述した各処理を実行することになる。その際、一時的にデータをRAM27に格納することができる。
また、ROM33には、オーディオ信号処理部13が行うものとして上述した各処理をマイクロコントローラ32に実行させるためのコンピュータプログラムやデータが格納されている。そしてマイクロコントローラ32は、係るコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、オーディオ信号処理部13が行うものとして上述した各処理を実行することになる。その際、一時的にデータをRAM34に格納することができる。
以上の各実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
先ず、オリジナルのオーディオデータに基づいて出力信号を算出するため、出力信号を高精度化でき、S/N比を向上することができる。また、再生ボリューム値を時間的に平滑化することでさらに高精度化することができる。
また、フレーム毎に再生ボリューム値を送信するので、複数のフレームを使用してひとつのボリューム情報を伝送する従来の方法と比べて、出力音にボリュームを反映させる速度が向上する。これは、リアルタイムにボリュームを変動させる場合などでは特に有利となる。
例えば、ダイナミックレンジコンプレッションと呼ばれる技術がある。係る技術は、オーディオデータのデータ値が大きい場合にボリュームを小さくすることで、大音量の出力を行わないようにしたり、オーディオデータのデータ値が小さい場合にはボリュームを大きくすることで、聞こえやすくしたりする技術である。このような処理を行う場合には、ボリューム制御の高速な応答性が必要となる。従ってこのような場合には、上記各実施形態は有用に機能することになる。
また、オリジナルのオーディオデータのみを利用して受信側でボリュームを調整して出力する方法や、乗算後オーディオデータのみを用いてそのまま出力する方法などの各種の従来の方法も、上記実施形態によれば実現できる。例えば、汎用的なオーディオアンプなどの受信機器を接続して利用する事も可能である。つまりプロトコルを変更することなく様々なシステムに対応できるという利点がある。
オーディオデータを信号として送信装置から受信装置に対して送信するためのシステム構成例を示す図である。 Rチャンネルスピーカ部6に対して送信するデータのフォーマット例を示す図である。 Lチャンネルスピーカ部11に対して送信するデータのフォーマット例を示す図である。 Rチャンネルスピーカ部6に対して送信するデータのフォーマット例を示す図である。 Lチャンネルスピーカ部11に対して送信するデータのフォーマット例を示す図である。 オーディオデータを信号として送信装置から受信装置に対して送信するためのシステム構成例を示す図である。 送信装置1が送信データを送信するために行う処理のフローチャートである。 Rチャンネルスピーカ部6が送信データに基づいて音を出力するために行う処理のフローチャートである。

Claims (5)

  1. 着目フレームのオーディオデータの再生ボリューム値を取得する取得手段と、
    前記着目フレームのオーディオデータ中のデータ値に対して前記再生ボリューム値を乗算することで乗算後オーディオデータを生成する手段と、
    前記着目フレームのオーディオデータと、前記乗算後オーディオデータと、を前記着目フレームにおける送信データとして送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記取得手段は、ユーザが操作するリモートコントローラにおいて設定された前記再生ボリューム値を、当該リモートコントローラから受信することで前記再生ボリューム値を取得することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 請求項1又は2に記載の送信装置から送信された送信データを受信可能な受信装置であって、
    前記送信手段が送信したフレーム毎の送信データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した着目フレームにおける送信データ中の乗算後オーディオデータを、当該着目フレームにおける送信データ中のオーディオデータ中のデータ値で除算することで再生ボリューム値を求める演算手段と、
    前記演算手段が求めた再生ボリューム値を、前記着目フレームにおける送信データ中のオーディオデータ中のデータ値に乗算することで、前記着目フレームにおける再生用のオーディオデータを生成する手段と、
    前記再生用のオーディオデータに基づいて前記着目フレームを再生する手段と
    を備えることを特徴とする受信装置。
  4. 送信装置が行う送信方法であって、
    前記送信装置の取得手段が、着目フレームのオーディオデータの再生ボリューム値を取得する取得工程と、
    前記送信装置の生成手段が、前記着目フレームのオーディオデータ中のデータ値に対して前記再生ボリューム値を乗算することで乗算後オーディオデータを生成する工程と、
    前記送信装置の送信手段が、前記着目フレームのオーディオデータと、前記乗算後オーディオデータと、を前記着目フレームにおける送信データとして送信する送信工程と
    を備えることを特徴とする送信方法。
  5. 請求項1又は2に記載の送信装置から送信された送信データを受信可能な受信装置が行う受信方法であって、
    前記受信装置の受信手段が、前記送信手段が送信したフレーム毎の送信データを受信する受信工程と、
    前記受信装置の演算手段が、前記受信工程で受信した着目フレームにおける送信データ中の乗算後オーディオデータを、当該着目フレームにおける送信データ中のオーディオデータ中のデータ値で除算することで再生ボリューム値を求める演算工程と、
    前記受信装置の生成手段が、前記演算工程で求めた再生ボリューム値を、前記着目フレームにおける送信データ中のオーディオデータ中のデータ値に乗算することで、前記着目フレームにおける再生用のオーディオデータを生成する工程と、
    前記受信装置の再生手段が、前記再生用のオーディオデータに基づいて前記着目フレームを再生する工程と
    を備えることを特徴とする受信方法。
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