JP2633901B2 - Pcm信号記録装置 - Google Patents

Pcm信号記録装置

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JP2633901B2
JP2633901B2 JP10251488A JP10251488A JP2633901B2 JP 2633901 B2 JP2633901 B2 JP 2633901B2 JP 10251488 A JP10251488 A JP 10251488A JP 10251488 A JP10251488 A JP 10251488A JP 2633901 B2 JP2633901 B2 JP 2633901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープにPCM信号を記録する装置に係
り、特に記録エリアあるいは記録密度に対応して多モー
ド設定を行うフォーマットでPCM信号を記録する装置に
関する。 〔従来の技術〕 PCM音声信号を磁気テープに記録あるいは再生する装
置として、8mmビデオ,ディジタル・オーディオ・テー
プレコーダ(DAT)等がある。8mmビデオの規格について
は、「小型と記録特性の両立を図った8ミリビデオ標準
規格」日経エレクトロニクス(1983.5.23)に記載され
ている。ここでPCM音声の性能を示す要素として、音声
再生帯域に係わる標本化周波数sと、信号対雑音比
(以下S/Nと記す),歪に係わる量子化ビット数Nsがあ
り、8mmビデオのPCM音声ではそれぞれs=31.5kHz,Ns
=10ビット(10−8圧伸)である。また、放送衛星bs−
2を用いた衛星放送においては、Aモード,Bモード2種
のPCM音声があり、Aモードでs=32kHz,Ns=14ビッ
ト(14−10準瞬時圧伸)、Bモードでs=48kHz,Ns=
16ビット(リニア)である。 一方オーディオ専用のPCM音声として、コンパクトデ
ィスクではs=44.1kHz,Ns=16ビット(リニア)であ
る。また記録再生が可能なDATは「DAT標準化の概要」電
子情報通信学会Vol.70No.1(1987−1)に記載されてい
るように、s=48kHz,Ns=16ビット(リニア)を標準
とし、他にs=32kHz,44.1kHzにも対応できる。 前記した8mmビデオのsは映像信号の水平同期信号
h(≒15.75kHz)の2倍としたもので他のディジタル
音声フォーマットより低い周波数となっている。Nsにお
いても、PCM音声の記録エリアの制限から10ビットと低
くなっている。 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術において、8mmビデオPCM音声をディジタ
ルオーディオとして評価すると、音声再生帯域、S/N、
歪の点で他のPCM音声機器より劣っている。そして標本
化周波数を31.5kHzから48kHzへ、情報の記録ビットを8
ビットから16ビットにそれぞれ上げるには、3倍の記録
密度が必要となる課題があった。 また、一方、8mmビデオには記録媒体として、記録密
度の異なる2種類のテープが存在しており、これらに信
号処理を効率よく対応させることも課題となる。つま
り、記録密度の低いテープを基準とすると品質が犠牲に
なり、品質を優先すると、記録密度が上昇し、実現性が
課題となる。 本発明の目的は、上記の記録密度の低減を行い、更
に、記録密度の異なる2種類のテープに対応可能なPCM
信号記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
PCM信号を記録するための、第1のモードと第2のモ
ードを有するPCM信号記録装置において、 第1のモードにおいては、入力されたディジタル信号
より予め定めた周期において第1のデータフレームを生
成し、前記第1のデータフレームより第1の記録レート
のPCM信号を生成し、 第2のモードにおいては、入力された圧縮ディジタル
信号より前記周期において第2のデータフレームを生成
し、前記第2のデータフレームより第2の記録レートの
PCM信号と生成するデータフレーム生成回路と、 前記第1のモードと前記第2のモードを切り替えるモ
ード制御回路を設けたことにある。
【作用】
第1の記録密度が記録可能なテープにおいては、モー
ド制御回路により、第1のモードを選択し、データフレ
ーム生成回路により、入力されたディジタル信号より所
定の周期で第1のデータフレームを生成し第1の記録密
度で記録する。 また、第2の記録密度が記録可能なテープにおいて
は、モード制御回路により、第2のモードを選択し、デ
ータフレーム生成回路により、入力されたディジタル信
号を圧縮し、所定の周期で第2のデータフレームを生成
し第2の記録密度で記録する。 これにより、それぞれのテープの性能に適した記録密
度で、無駄なく記録できる。 〔実施例〕 以下、実施例によって本発明を説明する。第1図は本
発明を示すPCM信号生成装置のブロック図である。2は
ディジタルデータ入力端子、5は第1のシンボルデータ
生成回路、6は圧縮シンボルデータ生成回路である。7
は切替スイッチ、15はデータフレーム生成回路、10は符
号変調回路である。11はモード制御回路、12はシステム
コントローラ、13は制御ラインである。以下基本動作を
説明する。 本回路は音声信号をPCM信号として磁気テープ等に記
録する為のPCM信号生成部を示している。入力されるデ
ィジタルデータはアナログの音声を標本化周波数sで
標本化し、16ビットの標本化データに変換されたもので
ある。この16ビット1ワードの標本化データは第1のシ
ンボルデータ生成回路5及び圧縮シンボルデータ生成回
路6に入力される。 第1のシンボルデータ生成回路5は、入力された1ワ
ード16ビットの標本化データを8ビット単位のシンボル
データに変換する。また圧縮シンボルデータ生成回路6
の圧縮回路は、入力された1ワード16ビットの標本化デ
ータを12ビット1ワードのディジタル信号に圧縮する。
このディジタル圧縮は、音声信号の音質劣化を少なくし
伝送レートを下げるためのいわゆる瞬時ディジタル圧縮
である。圧縮された1ワードのディジタル信号は、第2
のシンボルデータ生成回路において、2ワード(例えば
LチャネルとRチャネル)分の24ビットを3分割して8
ビット×3シンボルのデータに変換される。第1のシン
ボルデータ生成回路5の出力信号あるいは圧縮シンボル
データ生成回路6の出力信号は切替スイッチ7を介して
データフレーム生成回路15に入力される。データフレー
ム生成回路15は、入力されたシンボルデータをインター
リーで処理すると共に、同期信号,制御信号,誤り訂正
符号等を付加してブロックを構成し、このブロックを合
成してデータフレームを生成するものである。このブロ
ック及びデータフレームの構成はモード制御回路11に制
御されて構成を変えることができる。(詳細は後述す
る。)符号変調回路10は、データフレームの信号をシン
ボル単位で符号変調(例えば1シンボル8ビットの信号
を10ビットの信号に変換)する。符号変調された信号
は、記録回路(図示を略す)に送られる。 以上は本発明の基本的動作を説明したものであり、以
下具体例を用いて詳細に記録方式及び回路動作を説明す
る。第2図は8mmビデオPCM音声記録装置の回路を示すブ
ロック図である。8mmビデオのPCM音声は、ビデオトラッ
クの延長上のPCM領域にPCM信号を時間軸圧縮し記録する
ものである。第2図を用いて回路ブロックの説明をす
る。第1図と同番号の回路は同機能の回路である。1は
アナログ音声の入力端子、3はアナログ/ディジタル変
換器、4は切替スイッチ、はディジタル信号処理回
路、9は時間軸圧縮回路である。ディジタル信号処理回
において、14はブロック生成回路、15はデータフレ
ーム生成回路、16はインターリーブ処理回路、17はヘッ
ダー信号生成回路、18は誤り訂正符号回路である。19は
非同期吸収回路、20はビデオ変調回路、21はビデオ信号
入力端子である。23は記録アンプ、24はロータリーヘッ
ドを有するシリンダ、25は磁気テープである。第1のシ
ンボル生成回路5は、入力される16ビット1ワードの標
本化データを8ビット単位のシンボルデータに変換する
もので、第3図に示すように、L0,R0,L1…と時経列に入
力される標本化データ(a)の上位8ビット、下位8ビ
ットをそれぞれシンボルデータに変換する。圧縮シンボ
ルデータ生成回路6は、第4図に示すように、まず16ビ
ットの標本化データ(a)を12ビッドにディジタル圧縮
した後、例えばL0′データの上位8ビットの信号をシン
ボルデータLouに変換し、R0′データの上位8ビットの
信号をシンボルデータRouに変換する。そしてL0′デー
タの下位4ビットの信号とR0′データの下位4ビットの
信号を合成して8ビットのシンボルデータL Rolを生成
する。これによってシンボルデータ生成回路5と同様の
8ビット単位シンボルデータ(c)が得られる。上記2
種のシンボルデータは、同じ8ビットのデータである
が、情報量として比較した場合、圧縮シンボルデータ生
成回路6の出力の方が4分の3に情報圧縮したことにな
る。 ディジタル信号処理回路において、ブロック生成回
路14は、上記シンボルデータに、同期信号,制御信号,
ブロックアドレス,パリティ及び誤り訂正符号C1,C2そ
れぞれのデータを付加してブロックを生成する。第5図
がそのブロックを示す構成図である。ブロック26は、同
期信号27(SYNC),制御信号28(ID),ブロックアドレ
ス29(BADDRESS),パリティ信号30(PARITY)それぞれ
1シンボル計4シンボルのヘッダー部と、データ31(DA
TA)が30シンボルと、C2外符号32(C2−PARITY)が6シ
ンボルと、C1内符号33(C1−PARITY)が4シンボルの計
44シンボルから構成される。同期信号27はブロックの先
頭を位置付けするものである。制御信号28は、音楽の曲
番等の情報に対するサブ・データあるいは、ステレオ/
モノラル・標本化周期等の識別データである。ブロック
アドレス29はデータフレームを構成する上でのブロック
番号である。パリティ30は、制御信号28,ブロックアド
レス29の誤り検出用の符号である。データ31は、前記し
たシンボルデータであり、インターリーブ処理回路16で
データ分散した後のデータである。C2外符号32とC1内符
号33は誤り訂正符号生成回路18で生成した符号である。 次に上記ブロックを合成したデータフレームについて
説明する。第6図及び第7図がデータフレームを示す構
成図である。第6図のデータフレーム34はモードA,第7
図のデータフレーム40はモードBの時の構成を示してい
る。モードAは、標本化16ビットデータを8ビット2シ
ンボルに変換したいわゆる16ビットリニア記録するモー
ドで、切替スイッチ7によってシンボルデータ生成回路
5の出力信号を用いた場合である。モードBは、標本化
データ16ビットを12ビットに圧縮したいわゆるノンリニ
ア記録するモードで、切替スイッチ7によって圧縮シン
ボルデータ生成回路6の出力信号を導いた場合である。
データフレーム34,データフレーム40いずれのブロック
26を用いる。データフレーム34においては、ブロック26
を108ブロック(B)使用している。35はヘッダー部,36
はDATA−I,37はDATA−II,38はC外符号,39はC1内符号で
ある。DATA−I 36は、偶数時の標本化データを、DATA−
II 37は奇数時の標本化データをそれぞれシンボルデー
タに変換したものである。 DATA−I 36とDATA−II 37の総計DATA量は30×108=32
40シンボルあり、この容量は以下の理由から決まる。入
力される標本化データは、標本化周波数48kHz,左右2チ
ャンネルにより1秒あたり48k×2=96kワードシンボル
データに変換すると上記の2倍で192kシンボルである。
一方データフレームの周波数は、映像のフィールド周波
数に等しくカラーNTSC方式の場合、60/1.001Hzより、1
データフレーム内に必要なシンボル数は192k÷(60/1.0
01)=3203.2シンボルである。よって上記DATA量3240シ
ンボル内に効率よくおさまる。この時36.8シンボルの残
量がでること、および端数を生じることについての処理
は、後述(非同期吸収の説明)する。 次に誤り訂正符号について説明する。第6図に示すよ
うにC1内符号の系とC2外符号の系とは斜交関係にありC2
外符号ラインは1フレーム内で完結する方式でいわゆる
斜交完結型である。訂正符号にリードソロモン符号を用
いた場合の符号構成は、C2外符号がRS(36,30),であ
る。C1内符号については、RS(40,36)構成,又、ブロ
ックアドレス29を情報に加えるとRS(41,37)構成とな
る。ブロックアドレス29を情報に加える理由は、再生
時、ブロックアドレスの誤検出による大きな誤りを防ぐ
ためである。 つづいてモードBのノンリニア記録に対応するデータ
フレーム40について説明する。モードAと同様にデータ
フレーム内に必要なデータシンボル数を求める。モード
Aの場合に対して、2つの標本化データから3シンボル
のシンボルデータを生成するので、モードBの必要なデ
ータシンボル数はモードAの4分の3となる。つまり32
03.2×3/4=2402.4シンボルである。この容量を効率よ
くカバーするデータフレーム例を第7図に示す。基本的
には第6図のデータフレーム34と等しくブロックが82ブ
ロックとなっている点が異なる。DATA−I 42とDATA−II
43の総計は2460シンボルである。 以上のようにモードAとモードBを用いると情報とし
てのデータ量が異なることからブロック数のみが違い、
1シンボルのビット数,ヘッダーの構成,誤り訂正符号
の構成を等しくすることができ、モードA,モードBの回
路構成を共用化できる。 次に、データフレームの周期(フィールド)と標本化
周期との非同期吸収について説明する。前記したように
1データフレームに必要なシンボルデータ数は計算によ
り3203.2シンボルである。今、説明を分りやすくするた
め端数の0.2シンボルを省略すると、3203シンボルが必
要シンボル数で第6図のデータフレーム例ではその容量
は3240シンボルである。つまりその差37シンボルが空領
域となる。ところで、このデータフレーム周期は、同時
に記録するビデオ信号のフィールド周期に同期させてテ
ープ上に記録する必要がある。一方音声データ量は標本
化周期できまる。フィールド周期と標本化周期はもとも
と無関係であるから非同期状態にある。フィールド周期
を基準に音声データを分割しても、必ず3203シンボルに
なるとは限らない。そこで、フレームごとに記録するシ
ンボルデータ数を増減させることで長い周期から見て同
期化する非同期吸収回路19を設ける。前記した空領域
(37シンボル)において、データフレームの単位でシン
ボルデータを数十シンボル増減させることにより目的を
達成できる。この点から言うと、前記計算で生じた0.2
シンボルをも吸収(無視できる量)できる。データフレ
ームごとに書き込むシンボルデータ量を変えると、再生
側でそのシンボルデータ量を識別する必要がある。そこ
でID28のエリア等を用いて識別符号を書き込めば再生側
でシンボルデータ量を知ることが可能である。 次に第2図のブロック図に戻って回路動作を説明す
る。ディジタル信号処理回路で得られたデータフレー
ムは、時間軸圧縮回路9によって磁気テープ上のPCM記
録エリアに対応して時間軸圧縮される。ビデオ信号及び
PCM信号の記録パターンを第8図のパターン図に示す。
磁気テープ上斜めに記録トラックがあり、回転ヘッドの
角度に対応してビデオ信号46は180゜、そのトラックの
延長上にPCM信号47は36゜にそれぞれエリア分割して記
録する。PCM信号47にはPCMデータエリアとその前部にプ
リアンブルエリア,後部にアフレコマージンエリアがあ
り、前記PCMデータエリアは26.32゜である。この領域に
前記した1データフレームを記録するため、データフレ
ームを時間軸上 に圧縮する必要がある。圧縮したPCM信号は、符号変調
回路10で(例えば8−10)変調し、ビデオ信号と時分割
し、記録アンプ23,ヘッドを介して磁気テープ上に記録
する。ここで、時間軸圧縮したPCM信号の線記録密度及
び記録波長を述める。NTSCフォーマット8mmビデオでB
モードのデータフレーム40(第7図)を記録する時、ま
ず1データフレームの総シンボル数は44×82=3608シン
ボルである。1シンボル8ビットであるから1データフ
レームの総ビット数は28864ビットとなる。これに圧縮
とデータフレーム周波数 を換算すると伝送レートは、 となる。ヘッドとテープの相対速度が約3.752m/sである
から1インチ当りの線記録密度は、 である。8−10変調を用いた時の最短記録波長は、 となる。 この波長は、規格化された従来方式において、CCIR用
8mmビデオのλmin(0.54μm)に近いレベルにある。 次にAモードにおける線記録密度及び記録波長を求め
る。第6図のデータフレーム構成図より、1データフレ
ームの総シンボル数は44×108=4752シンボルである。
総ビット数は38016ビット,前記と同様に計算すると伝
送レートは、15.58Mbpsであり線記録密度は、105.5KBPI
となる。 また最短記録波長λminは、0.385μmである。この波
長での記録は、従来のMP(Metal−Powder)テープでは
難かしい。 そこで記録波長を長くする、つまり記録密度を下げる
手段として、PCM記録エリアの拡張がある。例えばPCM記
録エリアのデータ部を約5゜拡張しエリアを31.32゜と
すると記録密度はモードAで88.7KBPIモードBで67.3KB
PIとなる。これにより記録密度が下がった分だけ記録再
生の上で信頼性が向上できる。第8図によってPCM記録
エリアの拡張パターン例を説明する。従来のPCM記録エ
リア47は36゜(データ部は26.32゜),これに+5゜の
拡張エリア48を加算するとPCM記録エリアは全体で41
゜,データ部は31.32゜である。この拡張にともない、
リニア(音声)トラック49は、トラック50のように狭く
なる。8mm音声の標準フォーマットはFM多重音声であ
り、このリニアトラックによる音声は付属のものとして
設けているものでシステム上大きな問題は無い。 上記の記録エリアと記録密度の関係を表1に示す。エ
リアは従来どうりのPCMデータエリア (26,32゜)エリアは+5゜拡張したPCMデータエリア
(31,32゜)の例である。100KBPI以上の記録を可能とす
るテープにおいては、エリアのA/B、エリアのA/B全
てに対応できる。90KBPI相当の記録を可能とするテープ
においては、エリアのB,エリアのA/Bに対応でき
る。表1によってテープの記録密度によっていろいろな
組み合せが可能である。その一例として、エリアのみ
を用い、現行MPにおいてはモードB、MPテープより感
度,周波数特性の優れたME(Metal−Evaporation)テー
プにおいてはモードBとい2モード1システムがある。
そしてテープの種類を識別するカセットの穴(Recognit
ion hole)で、モード切替えを自動的に行なうと、モー
ドの切替えがハード面からも、使用上の面からも非常に
シンプルである。 以上の組み合わせにより、それぞれのテープにより最
適のシステムを選択可能とし、かつ切り替えによる信号
処理の変更は、標本化データの圧縮の有無,とデータフ
レームのブロック数変更のみであり、ディジタル信号処
理における8ビット1シンボル構成,訂正符号構成等を
同一化しているので、システムの面、ハードの面からシ
ンプルである。 次に他の実施例を説明する。第9図,第10図は、映像
信号フォーマットがCCIR方式を用いた時のそれぞれモー
ドAのデータフレーム構成図,モードBのデータフレー
ム構成図である。モードAのデータフレーム52は、デー
タのブロックが130ブロックで構成し、モードBのデー
タフレーム58は、ブロック51が98ブロックで構成してい
る。本実施例は基本的にHTSC方式を用いた例と同等の機
能,効果をもつものである。 次に示す実施例では、C1内符号の系とC2外符号の系と
が直交した形式のデータフレームである。第11図はその
ブロック構成図である。第12図のデータフレーム66はモ
ードAに対応したデータフレーム構成を、第13図のデー
タフレーム72はモードBに対応したデータフレーム構成
を示している。C1内符号は縦方向ブロック内で生成し、
その符号構成は例えばRS(32,28)である。C2外符号は
ブロック間の横方向で生成し、その符号構成は例えばモ
ードAでRS(36,30),BモードでRS(29,23)である。C2
外符号は横方向で4組1セットとし符号のみ中央に配置
している。これは奇数時標本化データと偶数時標本化デ
ータを分散させ、バーストエラー補正長を大きくするた
めである。以上の実施例でも、シンボルは全て8ビット
構成であり、モードA,モードB及びPCM記録エリアを制
御することで、テープの性能に対応して高密度記録が可
能で、かつシステムが非常にシンプルとなる効果があ
る。 以上までの実施例において、モードA,モードBのデー
タフレーム構成の切り替えを、ブロック数を変えること
で行っていたが、他の手法として、ブロック数を固定と
し、ブロック内シンボルデータ数を変える方法もある。
その実施例を説明する。第14図,第15図は斜交インター
リーブを用いた、それぞれモードAのデータフレーム構
成図、モードBのデータフレーム構成図である。第14図
のモードAにおいて、ブロック内のシンボルデータ数は
28シンボル、第15図のモードBにおいて、ブロック内シ
ンボルデータ数は21シンボルである。このデータフレー
ムの構成では、モードAとモードBにおいて情報量が変
わることからC1内符号の符号長が変わる。しかし、ブロ
ック数、インターリーブのブロックピッチ(C2外符号の
傾斜ライン)などを変えることが無い。又、Header内の
IDの量がモードによって異なることが無い等の利点があ
る。 第16図,第17図は、前記同様モードによってブロック
内シンボルデータ数を変えたもので、直交インターリー
ブのデータフレーム構成例である。第16図に示すモード
Aのフレーム構成において、ブロック内シンボルデータ
数は36シンボル、第17図に示すモードBのフレーム構成
において、ブロック内シンボルデータ数は27シンボルで
ある。本実施例においても、C1内符号の符号長はモード
によって異なるが、C2外符号における符号長、インター
リーブのブロックピッチ及びIDのデータ量に変化をもた
せない特徴がある。 前記第6図,第7図のC2外符号の斜交ラインの斜き
(インターリーブのブロックピッチ)は、モードA,モー
ドBでそれぞれインターリーブ距離をモードBで最適化
して等しくすると、モード切替えによる回路上(ハード
上)の切替えを少なくすることができる。しかし、モー
ドAでのバーストエラー訂正長が不足する場合は各モー
ドに適したインターリーブにすることもできる。 次に本発明の他の実施例を示すデータフレーム構成図
を第18図,第19図に示す。これは直交インターリーブを
用いたもので、第18図のデータフレーム構成図はモード
Aを示している。第19図のデータフレーム構成図はモー
ドBを示している。モードAとモードBはブロック数を
変えたものである。本実施例においての、C2外符号の符
号構成は、モードA,B共にRS(26,20)である。そしてこ
の符号をモードAの時4組、モードBの時3組とするの
が本実施例の方式であり、符号長を変えずに、組み数を
変えたところに特徴がある。この時の組み数の変え方の
例を第20図の模式図で説明する。第20図において、108
がデータフレームを示している。A0,A1,…はブロックア
ドレスを示している。C2外符号は、各ブロックを横方向
に4ブロックづつ飛んだシンボルデータを情報として生
成する。この4ブロックのピッチがインターリーブのブ
ロックピッチである。ライン109は、ブロックアドレスA
0,A4,A5,…という順のインターリーブピッチでC2外符号
を生成する。ライン110は、ブロックアドレスA1,A5,A9,
…という順である。モードAにおいては、ライン109,ラ
イン110,ライン111,ライン112の4本に従って4組(1
組につき6シンボル)のC2外符号が生成できる。モード
Bにおいては、情報が3/4に圧縮されるのでブロック単
位でモードAの時4ブロック必要だったエリアが3ブロ
ックですむ。よってブロックアドレスA3,A7,A11、…を
除くことができる。よってC2外符号のライン112を除け
る。そして、信号処理上、ライン112でC2外符号を生成
したとしても、そのブロックを記録時にぬき取ることに
よって、インターリーブの回路においてモードBにおけ
る切り替えをわざわざ行なわなくてもよい。また、この
時、ブロックアドレスA3,A7,A11,…等に含まれるIDの内
容はモードBでは使用できないので、それ以外のIDエリ
アをモードA,B共通エリアとする。そしてブロックアド
レスA3,A7,A11,…等のIDエリアをモードA専用のIDエリ
アとすることができる。 モードA,モードBの識別手段は、各ブロックの制御信
号28のエリアにモード識別符号を用いこれを検出するこ
とで可能である。前記の手法ではディジタルデータの検
出回路が動作した後に判別できるものである。そこでデ
ータフレームの内容とは別に、PCM信号領域,プリアン
プル領域あるいは映像信号等にモード識別用のパイロッ
ト信号は周波数多重(あるいは時分割多重)する手法を
用いると、識別処理が容易でかつ早い。またテープの種
類を識別するカセットの穴によってモードを制御すると
システムがシンプルとなる。 以上の実施例の説明においてモードAを48kHz標本
化、16ビット(リニア)2チャネル方式,モードBを48
kHz標本化、12ビット(ノンリニア)2チャネル方式と
しているが、それぞれのデータ容量に従って例えばモー
ドAにおいて、32kHz標本化、16ビット,2チャネル方式,
44.1kHz標本化、16ビット,2チャネル方式,32kHz標本
化、12ビット(ノンリニア),4チャネル方式等が使用で
きる。又、モードBにおいては、44.1kHz標本化、12ビ
ット(ノンリニア),2チャネル方式、32kHz標本化、12
ビット(ノンリニア)、2チャネル又は3チャネル方
式,32kHz標本化、16ビット,2チャネル方式等が使用可能
である。 〔発明の効果〕 本発明によれば、8mmビデオ等のPCM音声記録におい
て、テープの性能あるいは記録エリアに対応して、最適
な記録密度を有するモードを設定し、PCM音声の音声質
化を可能とした。さらに、モードを多用化したにもかか
わらず、信号処理回路の複雑な切替えを少なくできる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す基本ブロック図、第2図
は他の実施例を示すブロック図、第3図はシンボルデー
タの構成図、第4図は圧縮シンボルデータの構成図であ
る。第5図,第11図はデータのブロックを示す構成図、
第6図,第9図,第12図,第14図,第16図,第18図はモ
ードAのデータフレームを示す構成図、第7図,第10
図,第13図,第15図,第17図,第19図はモードBのデー
タフレームを示す構成図である。第8図は8mmビデオの
テープフォーマットを示すパターン図である。第20図は
インターリーブを説明するためのデータフレーム拡大図
である。 1……アナログ入力端子、2……ディジタル入力端子、
3……アナログ/ディジタル変換器、4,7……切替スイ
ッチ、5……シンボルデータ生成回路、6……圧縮シン
ボルデータ生成回路、……ディジタル信号処理回路、
9……時間軸圧縮回路、10……符号変換回路、11……モ
ード制御回路、2664……データブロック、34405
25866727884879397102,108……デー
タフレーム、46……ビデオ信号、47……PCM信号エリ
ア、48……拡張エリア、109,110,111,112……C2外符号
ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 孝雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 岡本 宏夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−287075(JP,A) 特開 昭61−188782(JP,A) 特開 昭62−112286(JP,A) 特開 昭61−236074(JP,A) 特開 昭61−66260(JP,A) 特開 昭60−223080(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PCM信号を記録するための、第1のモード
    と第2のモードを有するPCM信号記録装置において、 第1のモードにおいては、入力されたディジタル信号よ
    り予め定めた周期において第1のデータフレームを生成
    し、前記第1のデータフレームより第1の記録レートの
    PCM信号を生成し、 第2のモードにおいては、入力された圧縮ディジタル信
    号より前記周期において第2のデータフレームを生成
    し、前記第2のデータフレームより第2の記録レートの
    PCM信号を生成するデータフレーム生成回路と、 前記第1のモードと前記第2のモードを切り替えるモー
    ド制御回路を設けたことを特徴とするPCM信号記録装
    置。
  2. 【請求項2】PCM信号を記録するためのPCM信号記録装置
    において、標本化周期TSで入力されるnビット1ワード
    の第1のディジタルデータをlビットm個のシンボルデ
    ータに分割する第1のシンボルデータ生成回路と、前記
    第1のディジタルデータをn′ビットのデータにディジ
    タル圧縮してn′ビット1ワードの第2のディジタルデ
    ータを生成する圧縮回路と、前記第2のディジタルデー
    タの上位lビットを1シンボルデータに変換し、下位
    (n′−l)ビットのデータをk組集めてlビット1シ
    ンボルのデータを生成する第2のシンボルデータ生成回
    路と、同期信号、前記標本化周期TS等の情報が符号化さ
    れた制御信号、誤り訂正符号などと前記第1又は第2の
    シンボルデータ生成回路で生成したシンボルデータとを
    組み合わせてデータフレームを生成するデータフレーム
    生成回路と、前記データフレームの構成形式などを切り
    替えるモード制御回路と、前記lビットのシンボル単位
    で、符号変調する符号変調回路を具備し、前記モード制
    御回路によって制御されて前記第1のシンボルデータ生
    成回路出力のシンボルデータを用いて第1のデータフレ
    ームを生成する第1のモードと、前記第2のシンボルデ
    ータ生成回路出力のシンボルデータを用いて第2のデー
    タフレームを生成する第2のモードを設けたことを特徴
    とするPCM信号記録装置。
  3. 【請求項3】前記データフレーム生成回路において、前
    記同期信号、前記制御信号、前記誤り訂正符号と前記シ
    ンボルデータでブロックが生成され、複数の前記ブロッ
    クで前記データフレームが生成され、前記モード制御回
    路に制御されて、前記第1のモードと前記第2のモード
    で、前記データフレーム内のブロック数を変えることを
    特徴とする請求項2記載のPCM信号記録装置。
  4. 【請求項4】前記データフレーム生成回路において、前
    記同期信号、前記制御信号、前記誤り訂正符号と前記シ
    ンボルデータでブロックが生成され、複数の前記ブロッ
    クで前記データフレームが生成され、前記モード制御回
    路に制御され、前記第1のモードと前記第2のモード
    で、前記ブロック内のシンボルデータ量を変えることを
    特徴とする請求項2記載のPCM信号記録装置。
  5. 【請求項5】前記モード制御回路が、PCM信号を記録す
    るテープの記録密度能力に応じて、モードを切替えるよ
    うに制御することを特徴とする請求項2記載のPCM信号
    記録装置。
  6. 【請求項6】前記モード制御回路が、PCM信号を記録す
    るカセットテープのテープ識別穴等でモードを切替える
    ように制御することを特徴とする請求項2記載のPCM信
    号記録装置。
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