JPH06325499A - 記録装置、再生装置および記録再生装置 - Google Patents

記録装置、再生装置および記録再生装置

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JPH06325499A
JPH06325499A JP10938793A JP10938793A JPH06325499A JP H06325499 A JPH06325499 A JP H06325499A JP 10938793 A JP10938793 A JP 10938793A JP 10938793 A JP10938793 A JP 10938793A JP H06325499 A JPH06325499 A JP H06325499A
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JP
Japan
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modulation
recording
signal
modulation method
bits
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JP10938793A
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English (en)
Inventor
Seiji Tanizawa
成司 谷澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録可能なチャネル数や最小磁化反転間隔、記
録時間を変化させることなく、最小反転間隔の割合のみ
で1ブロック内のデータビット数を増減する。 【構成】音声信号をA/D変換器2で1サンプル21ビ
ットのディジタルオーディオデータに変換し、エンコー
ダ3で誤り訂正符号を付加し、ブロック構成のデータを
形成する。エンコーダ3では、方式指定情報MIにより
HDM−1の変調方式が指定されるとき上位16ビット
のみを使用し、VFMの変調方式が指定されるとき全2
1ビットを使用する。エンコーダ3の出力データを変調
器4A,4Bに供給する。変調器4Aでは最小反転間隔
が1.5T(Tはビット周期)のHDM−1変調をし、
変調器4Bでは最小反転間隔が2.0TのVFM変調を
する。スイッチ5は情報MIでHDM−1が指定される
ときは変調器4Aの出力信号を選択し、VFMが指定さ
れるときは変調器4Bの出力信号を選択して記録信号と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルオーディ
オデータを磁気テープに記録再生するのに適用して好適
な記録装置、再生装置および記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来記録再生装置として、DASHフォ
ーマットの業務用ディジタルマルチトラックテープレコ
ーダが提案されている。磁気テープの長手方向に並列し
て形成された複数本のトラックに固定磁気ヘッドで用い
てディジタルオーディオデータを記録再生するものであ
る。
【0003】DASHフォーマットのデータトラックは
1ブロックを基本単位として構成されており、図7Aは
ブロック内のデータ構成を示している。すなわち、各ブ
ロックは1ワード(16ビット×1)の同期ワードSY
NC、12ワード(16ビット×12)のオーディオデ
ータW1〜W12、4ワード(16ビット×4)の誤り
訂正用符号QE,QO,PE,PO、1ワード(16ビ
ット×1)の誤り検出符号CRCで構成され、16ビッ
ト×18ワード=288ビットで構成されている。
【0004】ブロック周波数は、オーディオデータのサ
ンプリング周波数Fsを48KHzとすると、48KH
z/12=4KHzで与えられる。そのため、1ブロッ
クのデータを各1ビット毎に認知するためのビットクロ
ックBCK(図7Bに図示)の周波数は、4KHz×2
88ビット=1.152MHzである。
【0005】さらに、これを記録する際には、従来周知
の最小反転間隔Tmin=1.5T(Tはビット周期)で
あるHDM−1変調(特開昭56−94510号公報参
照)が施され(図7Cに変調波形を図示)、変調後のデ
ータを各1ビット毎に認知するためのチャネルビットク
ロックCHBCK(図7Dに図示)は1.152MHZ
×2=2.304MHzとなり、変調後の最小反転間隔
Tminは1.5×1/1.152MHz=1.3μsecと
なる。図7Eは記録エリアを示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、高音質化のため
に1サンプル16ビットより大きなビットのオーディオ
データの記録再生が要請されている。上述したようなフ
ォーマットで16ビットより大きなビットのオーディオ
データを取り扱えるようにするには、 複数のトラックにデータを振り分ける 最小磁化反転間隔を狭める 単位時間内に記録する記録エリアを増やす(線速度
を上げる) 等の方法が考えられる。
【0007】の方法によれば、記録可能なチャネル数
が減少する問題点がある。例えば、48本のトラックが
あるとき、データを振り分けて1チャネルにつき2トラ
ックを使用すると、記録可能なチャネル数は24チャネ
ルになる。
【0008】の方法によれば、記録密度が上がるた
め、再生出力レベルが下がってS/Nが低下し、エラー
レートが増加する問題点がある。図8Aは1ワードを2
1ビット構成とした場合におけるブロック内のデータ構
成を示している。同図Bは1ブロックのデータを各1ビ
ット毎に認知するためのビットクロックBCK、同図C
は変調波形、同図Dは変調後のデータを各1ビット毎に
認知するためのチャネルビットクロックCHBCKであ
り、同図Eは記録エリアを示している。
【0009】の方法によれば、の方法のような問題
点はなくなるが、線速度を上げるため、記録時間が短く
なる問題点がある。図8Fは、線速度を上げた場合の記
録エリアを示している。
【0010】そこで、この発明では、記録可能なチャネ
ル数の減少や最小磁化反転間隔の短縮、記録時間の減少
を伴わずに1ブロック内のデータビット数を増加できる
ようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る記
録装置は、最小反転間隔を異にする変調方式で変調処理
をする複数の変調手段と、この複数の変調手段のうち使
用すべき変調手段を選択する選択手段とを備えるもので
ある。
【0012】請求項2の発明に係る記録装置は、請求項
1の発明において、記録信号は1ブロックを単位として
構成され、各ブロックの先頭に同期ワードが配され、こ
の同期ワードに上記変調方式を識別するための信号を挿
入するものである。
【0013】請求項3の発明に係る再生装置は、最小反
転間隔を異にする変調方式の再生信号に対してそれぞれ
復調処理をする複数の復調手段と、この複数の復調手段
のうち使用すべき復調手段を選択する選択手段とを備え
るものである。
【0014】請求項4の発明に係る再生装置は、請求項
3の発明において、記録媒体からの再生信号より変調方
式を検出する変調方式検出手段を設け、この変調方式検
出手段の検出出力に基づいて上記選択手段では上記再生
信号の変調方式に対応した復調処理をする復調手段を選
択するものである。
【0015】請求項5の発明に係る記録再生装置は、記
録側には最小反転間隔を異にする変調方式で変調処理を
する複数の変調手段と、この複数の変調手段のうち使用
すべき変調手段を選択する第1の選択手段とを備え、再
生側には上記複数の変調手段に対応する複数の復調手段
と、この複数の復調手段のうち使用すべき復調手段を選
択する第2の選択手段とを備えるものである。
【0016】請求項6の発明に係る記録再生装置は、請
求項5の発明において、上記再生側に記録媒体からの再
生信号より変調方式を検出する変調方式検出手段を設
け、上記記録媒体に記録されている記録信号の変調方式
を上記変調方式検出手段で検出し、その検出出力に基づ
いて上記記録側の上記第1の選択手段では上記記録信号
の変調方式と同じ変調方式で変調処理をする変調手段を
選択するものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明においては、選択手段で最小反
転間隔を異にする変調方式の変調手段を選択すること
で、記録可能なチャネル数や最小磁化反転間隔、記録時
間を変化させることなく、最小反転間隔の割合のみで1
ブロック内のデータビット数を増減することが可能とな
る。
【0018】請求項2の発明においては、同期ワードに
挿入された変調方式を識別するための信号に基づいて、
再生側では対応する復調手段を自動的に選択することが
可能となる。
【0019】請求項3の発明においては、選択手段で再
生信号の変調方式に対応した復調手段を選択すること
で、再生信号の変調方式に対応した復調処理をすること
が可能となる。
【0020】請求項4の発明においては、変調方式検出
手段の検出出力に基づいて、選択手段で再生信号の変調
方式に対応した復調手段を自動的に選択することが可能
となる。
【0021】請求項5の発明においては、記録側の第1
の選択手段で最小反転間隔を異にする変調方式の変調手
段を選択することで、記録可能なチャネル数や最小磁化
反転間隔、記録時間を変化させることなく、最小反転間
隔の割合のみで1ブロック内のデータビット数を増減す
ることが可能となる。また、再生側の第2の選択手段で
再生信号の変調方式に対応した復調手段を選択すること
で、再生信号の変調方式に対応した復調処理をすること
が可能となる。
【0022】請求項6の発明においては、記録側の第1
の選択手段では記録媒体に記録されている記録信号の変
調方式と同じ変調方式で変調処理をする変調手段を自動
的に選択することが可能となり、記録媒体に既に記録さ
れている信号に新たに信号を追加して記録したり、ある
いは既に記録されている信号の一部に代えて他の信号を
記録することが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。
【0024】図1は記録装置の構成を示している。この
記録装置では、記録信号の変調方式として最小反転間隔
が1.5TであるHDM−1と、最小反転間隔が2Tで
あるVFM(特願平4−154425号参照)とが選択
的に使用される。図において、1はアナログ音声信号が
供給される入力端子である。この入力端子1に供給され
るアナログ音声信号はA/D変換器2に供給され、例え
ば48KHzのサンプリング周波数Fsでもって、1サ
ンプル21ビットのディジタルオーディオデータに変換
される。
【0025】A/D変換器2より出力されるオーディオ
データはエンコーダ3に供給される。エンコーダ3で
は、オーディオデータに対して誤り訂正用にインターリ
ーブが施され、さらに誤り訂正符号が付加されてブロッ
ク構成のデータが形成される。この場合、エンコーダ3
には変調方式を指定する方式指定情報MIが供給され
る。
【0026】変調方式の指定はユーザのマニュアル操作
で行なわれる。また、磁気テープに既に記録されている
信号に新たに信号を追加して記録したり、あるいは既に
記録されている信号の一部に代えて他の信号を記録する
際には、後述する再生装置側で磁気テープに既に記録さ
れている信号の変調方式を検出し、その変調方式と同じ
変調方式が自動的に指定されるようにしてもよい。
【0027】エンコーダ3では、情報MIでHDM−1
が指定されるときは21ビットのオーディオデータの上
位16ビットのみが使用され、情報MIでVFMが指定
されるときは21ビットのオーディオデータの全ビット
が使用され、上述したインターリーブ処理および誤り訂
正符号の付加処理が行なわれてブロック構成のデータが
形成される。
【0028】エンコーダ3より出力されるブロック構成
のデータは変調器4Aおよび4Bに供給される。変調器
4AではHDM−1変調が行なわれ、変調器4BではV
FM変調が行なわれる。これら変調器4A,4Bには方
式指定情報MIが供給され、情報MIでHDM−1が指
定されるときは変調器4Aが動作するようにされ、情報
MIでVFMが指定されるときは変調器4Bが動作する
ようにされる。
【0029】図2は変調器4A,4Bの具体構成を示し
ている。図において、エンコーダ3の出力データは誤り
検出符号CRCの発生器41に供給され、この発生器4
1より出力される誤り検出符号CRCは加算器42に供
給されてエンコーダ3の出力データに付加される。加算
器42の出力データは変調部43に供給されて変調処理
が行なわれ、この変調部43より出力される変調信号は
加算器44に供給されてブロック毎の変調信号の先頭に
同期ワード発生器45より出力される同期ワードSYN
Cが付加される。加算器44の出力信号は変調器4A,
4Bの出力信号として出力される。
【0030】図1に戻って、変調器4A,4Bの出力信
号は切換スイッチ5のa側,b側の固定端子に供給され
る。この切換スイッチ5には方式指定情報MIが切換制
御信号として供給される。切換スイッチ5は、情報MI
でHDM−1が指定されるときはa側に接続され、情報
MIでVFMが指定されるときはb側に接続される。切
換スイッチ5の出力信号は記録アンプ6で増幅された後
に記録磁気ヘッド7に供給されて、図示しない磁気テー
プの所定の記録トラックに記録される。
【0031】ここで、図7Aは、変調器4AでHDM−
1変調される場合におけるブロック内のデータ構成を示
している。上述したように、各ブロックは1ワード(1
6ビット×1)の同期ワードSYNC、12ワード(1
6ビット×12)のオーディオデータW1〜W12、4
ワード(16ビット×4)の誤り訂正用符号QE,Q
O,PE,PO、1ワード(16ビット×1)の誤り検
出符号CRCで構成され、16ビット×18ワード=2
88ビットで構成される。
【0032】ブロック周波数は、オーディオデータのサ
ンプリング周波数Fsを48KHzとすると、48KH
z/12=4KHzで与えられる。そのため、1ブロッ
クのデータを各1ビット毎に認知するためのビットクロ
ックBCK(同図Bに図示)の周波数は、4KHz×2
88ビット=1.152MHzである。さらに、これに
最小反転間隔Tmin=1.5TであるHDM−1変調が
施されると(同図Cに変調波形を図示)、変調後のデー
タを各1ビット毎に認知するためのチャネルビットクロ
ックCHBCK(同図Dに図示)は1.152MHZ×
2=2.304MHzとなり、変調後の最小反転間隔T
minは1.5×1/1.152MHz=1.3μsecとな
る。同図Eは記録エリアを示しており、最小磁化反転間
隔も1.3μsecとなる。
【0033】図3Aは、変調器4Aでブロック毎の先頭
に付加される16ビットの同期ワードSYNCの構成を
示しており、例えば9ビットの同期パターン部と、残り
のビットのフラグ部とで構成される。フラグ部には方式
識別信号として変調方式がHDM−1であることを示す
信号が挿入される。
【0034】図4Aは、変調器4BでVFM変調される
場合におけるブロック内のデータ構成を示している。す
なわち、各ブロックは27ビットの同期ワードSYN
C、12ワード(21ビット×12)のオーディオデー
タW1〜W12、4ワード(21ビット×4)の誤り訂
正用符号QE,QO,PE,PO、21ビットの誤り検
出符号CRCで構成され、384ビットで構成される。
【0035】ブロック周波数は、オーディオデータのサ
ンプリング周波数Fsを48KHzとすると、48KH
z/12=4KHzで与えられる。そのため、1ブロッ
クのデータを各1ビット毎に認知するためのビットクロ
ックBCK(同図Bに図示)の周波数は、4KHz×3
84ビット=1.536MHzである。さらに、これに
最小反転間隔Tmin=2.0TであるVFM変調が施さ
れると(同図Cに変調波形を図示)、変調後のデータを
各1ビット毎に認知するためのチャネルビットクロック
CHBCK(同図Dに図示)は1.536MHZ×2=
3.072MHzとなり、変調後の最小反転間隔Tmin
は2.0×1/1.536MHz=1.3μsecとな
る。同図Eは記録エリアを示しており、最小磁化反転間
隔も1.3μsecとなる。
【0036】図3Bは、変調器4Bでブロック毎の先頭
に付加される27ビットの同期ワードSYNCの構成を
示しており、例えば9ビットの同期パターン部と、残り
のビットのフラグ部とで構成される。フラグ部には方式
識別信号として変調方式がVFMであることを示す信号
が挿入される。
【0037】このように本例によれば、変調方式として
VFMを使用することで1サンプル21ビットのオーデ
ィオデータを取り扱うことができ、記録可能なチャネル
数を減らすことなく1ブロック内のデータビット数を増
やすことができる。この際、最小反転間隔TminはHD
M−1変調を使用する場合と同様に1.3μsecであ
り、最小磁化反転間隔の短縮による再生エラーレートの
増加を招くことはない。また、線速度を上げるものでな
く、記録時間の減少を招くこともない。
【0038】なお、図1の例では、A/D変換器2では
1サンプル21ビットのディジタルオーディオデータに
変換され、HDM−1変調が行なわれるときはエンコー
ダ3で上位16ビットが使用され、VFM変調が行なわ
れるときはエンコーダ3で全21ビットが使用されるも
のであるが、1サンプル21ビットで変換するA/D変
換器と1サンプル16ビットで変換するA/D変換器と
の2個を併用することもできる。さらに、それぞれの系
統に対応して別個のエンコーダを使用してもよい。
【0039】図5は再生装置の構成を示している。この
再生装置では、HDM−1およびVFMの変調方式で変
調処理された再生信号の復調処理を行なうことができ
る。図において、図1の記録装置で記録信号が記録され
た図示しない磁気テープより再生磁気ヘッド11で再生
される再生信号は再生アンプ12で増幅され、さらにイ
コライザ13で波形等化された後に、クロック抽出器を
構成するPLL回路14A,14Bに供給される。
【0040】PLL回路14A,14Bより出力される
再生信号および再生クロックはそれぞれ復調器15A,
15Bに供給される。復調器15AはHDM−1変調さ
れた再生信号を復調するためのものであり、復調器15
BはVFM変調された再生信号を復調するためのもので
ある。復調器15A,15Bは同期検出部を備えてお
り、再生信号の各ブロック毎の同期ワードSYNCより
同期パターン部が検出される。これにより、復調器15
A,15Bでは再生信号の各ブロックの区切りが検出さ
れ、復調処理が行なわれる。復調器15A,15Bより
出力される各ブロック毎の復調信号はそれぞれ切換スイ
ッチ16のa側,b側の固定端子に供給される。
【0041】また、復調器15A,15Bは変調方式識
別部を備えており、同期ワードSYNCのフラグ部に挿
入されている方式識別信号に基づいて再生信号の変調方
式の識別が行なわれ、その識別結果は変調方式判別器1
7に供給される。さらに、復調器15A,15BはCR
Cチェッカを備えており、各ブロック毎に復調信号の誤
り検出が行なわれ、その検出結果は変調方式判別器17
に供給される。
【0042】判別器17では、方式識別信号による識別
結果が変調方式がHDM−1であることを示し、かつ復
調器15AのCRCチェッカによる検出結果が誤りがな
いことを示しているときは、再生信号の変調方式がHD
M−1であると判断し、一方方式識別信号による識別結
果が変調方式がVFMであることを示し、かつ復調器1
5BのCRCチェッカによる検出結果が誤りがないこと
を示しているときは、再生信号の変調方式がVFMであ
ると判断する。
【0043】上述した切換スイッチ16には判別器17
より出力される方式判別信号が切換制御信号として供給
され、再生信号の変調方式がHDM−1であるときはa
側に接続されて復調器15Aより出力される復調信号が
選択され、一方再生信号の変調方式がVFMであるとき
はb側に接続されて復調器15Bより出力される復調信
号が選択される。
【0044】切換スイッチ16の出力信号はシリアル/
パラレル変換器(以下、「S/P変換器」という)18
に供給されて、シリアルデータからパラレルデータに変
換される。S/P変換器18には変調方式判別器17よ
り方式判別信号が供給され、再生信号の変調方式がHD
M−1であるときは16ビットのパラレルデータに変換
され、再生信号の変調方式がVFMであるときは21ビ
ットのパラレルデータに変換される。
【0045】S/P変換器18より出力されるパラレル
データはタイムベースコレクタ19で時間軸のゆらぎが
補正された後に、デコーダ20に供給されて誤り訂正符
号を用いて誤り訂正処理が行なわれる。なお、16ビッ
トおよび21ビットのパラレルデータに対してデコーダ
20が共用されるため、実際には16ビットのパラレル
データも21ビットのパラレルデータとしてデコーダ2
0に供給され、不足分の下位5ビットは「0」データに
固定される。この場合、変調方式判別器17からの方式
判別信号に基づいて下位5ビットを「0」データに固定
する回路が、S/P変換器18あるいはタイムベースコ
レクタ19に設けられる。
【0046】デコーダ20より出力される誤り訂正され
たオーディオデータはD/A変換器21でアナログ信号
に変換され、出力端子22にはアナログ音声信号が導出
される。
【0047】このように本例においては、図1の記録装
置で記録信号が記録された図示しない磁気テープより再
生磁気ヘッド11で再生される再生信号の変調方式が自
動的に判別され、切換スイッチ16では変調方式がHD
M−1であるときは復調器15Aの復調信号が選択され
ると共に、VFMであるときは復調器15Bの出力信号
が選択されるため、再生信号の変調方式がHDM−1で
あるかVFMであるかに拘らずに出力端子22には常に
良好なアナログ音声信号を得ることができる。
【0048】なお、図1の記録装置の説明で、磁気テー
プに既に記録されている信号に新たに信号を追加して記
録したり、あるいは既に記録されている信号の一部に代
えて他の信号を記録する際には、再生装置側で磁気テー
プに既に記録されている信号の変調方式を検出し、その
変調方式と同じ変調方式が自動的に指定されるようにし
てもよい旨を述べたが、図5の再生装置の変調方式判別
器17より出力される方式判別信号を図1の記録装置の
方式指定情報MIとして利用できる。
【0049】また、図5の例においては、復調器15A
の復調信号(16ビットのパラレルデータ)と復調器1
5Bの復調信号(21ビットのパラレルデータ)の系統
に対してS/P変換器18、タイムベースコレクタ19
およびデコーダ20が共用されるものを示したが、例え
ばそれぞれの系統で別個の誤り訂正符号を用いる場合に
は、図6に示すように、それぞれの系統に対応してS/
P変換器18A,18B、タイムベースコレクタ19
A,19B、デコーダ20A,20Bを設け、デコーダ
20A,20Bより出力される誤り訂正後のオーディオ
データを切換スイッチ16でもって切り換える構成とし
てもよい。
【0050】なお、上述実施例としては最小反転間隔を
異にする変調方式としてHDM−1(Tmin=1.5
T)およびVFM(Tmin=2.0T)の2種を上げた
が、この発明は他の変調方式であっても適用でき、さら
には3種以上の変調方式を選択的に使用するものにも同
様に適用できることは勿論である。
【0051】例えば、最小反転間隔Tmin=2.5Tの
変調方式を使用する場合には、ビットクロックBCKを
1.92MHzとすることで、記録可能なチャネル数や
最小磁化反転間隔、記録時間を変化させることなく、1
ブロック内のデータビット数を480ビットとできる。
つまり、最小反転間隔Tminの割合のみで1ブロック内
のデータビット数を増減可能となる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、選択手段で最
小反転間隔を異にする変調方式の変調手段を選択するこ
とで、記録可能なチャネル数や最小磁化反転間隔、記録
時間を変化させることなく、最小反転間隔の割合のみで
1ブロック内のデータビット数を増減することができ
る。
【0053】請求項2の発明によれば、同期ワードに挿
入された変調方式を識別するための信号に基づいて、再
生側では対応する復調手段を自動的に選択することがで
きる。
【0054】請求項3の発明によれば、選択手段で再生
信号の変調方式に対応した復調手段を選択することで、
再生信号の変調方式に対応した復調処理をすることがで
きる。
【0055】請求項4の発明によれば、変調方式検出手
段の検出出力に基づいて、選択手段で再生信号の変調方
式に対応した復調手段を自動的に選択することができ
る。
【0056】請求項5の発明によれば、記録側の第1の
選択手段で最小反転間隔を異にする変調方式の変調手段
を選択することで、記録可能なチャネル数や最小磁化反
転間隔、記録時間を変化させることなく、最小反転間隔
の割合のみで1ブロック内のデータビット数を増減する
ことができる。また、再生側の第2の選択手段で再生信
号の変調方式に対応した復調手段を選択することで、再
生信号の変調方式に対応した復調処理をすることができ
る。
【0057】請求項6の発明によれば、記録側の第1の
選択手段では記録媒体に記録されている記録信号の変調
方式と同じ変調方式で変調処理をする変調手段が自動的
に選択することが可能となり、記録媒体に既に記録され
ている信号に新たに信号を追加して記録したり、あるい
は既に記録されている信号の一部に代えて他の信号を記
録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る記録装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の例の変調器の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】同期ワードの構成を示す図である。
【図4】ブロック内のデータ構成等を説明するための図
である。
【図5】この発明に係る再生装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図6】この発明に係る再生装置の他の実施例を示す要
部のブロック図である。
【図7】ブロック内のデータ構成等を説明するための図
である。
【図8】ブロック内のデータ構成等を説明するための図
である。
【符号の説明】
2 A/D変換器 3 エンコーダ 4A,4B 変調器 5,16 切換スイッチ 7 記録磁気ヘッド 11 再生磁気ヘッド 14A,14B PLL回路 15A,15B 復調器 17 変調方式判別器 20,20A,20B デコーダ 21 D/A変換器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最小反転間隔を異にする変調方式で変調
    処理をする複数の変調手段と、 この複数の変調手段のうち使用すべき変調手段を選択す
    る選択手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録信号は1ブロックを単位として構成
    され、各ブロックの先頭に同期ワードが配され、この同
    期ワードに上記変調方式を識別するための信号を挿入す
    ることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 最小反転間隔を異にする変調方式の再生
    信号に対してそれぞれ復調処理をする複数の復調手段
    と、 この複数の復調手段のうち使用すべき復調手段を選択す
    る選択手段とを備えることを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体からの再生信号より変調方式を
    検出する変調方式検出手段を設け、 この変調方式検出手段の検出出力に基づいて上記選択手
    段では上記再生信号の変調方式に対応した復調処理をす
    る復調手段を選択することを特徴とする請求項3記載の
    再生装置。
  5. 【請求項5】 記録側には最小反転間隔を異にする変調
    方式で変調処理をする複数の変調手段と、この複数の変
    調手段のうち使用すべき変調手段を選択する第1の選択
    手段とを備え、 再生側には上記複数の変調手段に対応する複数の復調手
    段と、この複数の復調手段のうち使用すべき復調手段を
    選択する第2の選択手段とを備えることを特徴とする記
    録再生装置。
  6. 【請求項6】 上記再生側に記録媒体からの再生信号よ
    り変調方式を検出する変調方式検出手段を設け、 上記記録媒体に記録されている記録信号の変調方式を上
    記変調方式検出手段で検出し、その検出出力に基づいて
    上記記録側の上記第1の選択手段では上記記録信号の変
    調方式と同じ変調方式で変調処理をする変調手段を選択
    することを特徴とする請求項5記載の記録再生装置。
JP10938793A 1993-05-11 1993-05-11 記録装置、再生装置および記録再生装置 Pending JPH06325499A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094593A (ja) * 2000-07-11 2002-03-29 Yamaha Corp 音楽情報デジタル信号の再生装置および再生方法
EP2299734A3 (en) * 2006-10-13 2011-06-08 Galaxy Studios NV A method and encoder for combining digital data sets, a decoding method and decoder for such combined digital data sets and a record carrier for storing such combined digital data set.
CN108139204A (zh) * 2015-10-09 2018-06-08 索尼株式会社 信息处理装置、位置和/或姿态的估计方法及计算机程序

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