JP3463324B2 - ディジタルデータ記録装置 - Google Patents

ディジタルデータ記録装置

Info

Publication number
JP3463324B2
JP3463324B2 JP19878293A JP19878293A JP3463324B2 JP 3463324 B2 JP3463324 B2 JP 3463324B2 JP 19878293 A JP19878293 A JP 19878293A JP 19878293 A JP19878293 A JP 19878293A JP 3463324 B2 JP3463324 B2 JP 3463324B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
recording
recorded
signal
digital data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19878293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0737336A (ja
Inventor
肇 井上
昇 村林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP19878293A priority Critical patent/JP3463324B2/ja
Publication of JPH0737336A publication Critical patent/JPH0737336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3463324B2 publication Critical patent/JP3463324B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば8mmVTRの
ように、PCMオーディオ信号を回転磁気ヘッドにより
磁気記録媒体に記録するディジタルデータ記録装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】例えば、民生用VTRにおいて、8mm
方式VTRでは、高画質化の為にHi8方式規格が提案
され、それに見合った高音質化の為にサンプリング周波
数48KHz、量子化ビット数16ビットの新PCMオ
ーディオ規格が提案された。また、VHS方式VTRで
は、高画質化の為にS−VHS方式規格が提案され、そ
れに見合った高音質化の為にサンプリング周波数48K
Hz、量子化ビット数16ビットの、深層記録方式PC
Mオーディオが提案された。 【0003】しかし、これら民生用VTRにおいては、
ビデオ信号は、アナログ記録の為、一度記録したテープ
を更に他のVTRで記録するといったコピー記録を数回
行なうと、元のテープの画質に比べて、だんだんと画質
が劣化してしまうという問題があった。そこで、ビデオ
信号も、オーディオ信号と同様にコピー記録を繰り返し
ても信号の劣化が少ない、ディジタル記録方式の規格が
提案されようとしている。 【0004】従来方式のビデオ信号のアナログ記録で
は、1フィールドの信号は1つのトラックに記録されて
いたが、ディジタル記録では、ビデオ信号を帯域圧縮す
るものの、その情報量が多い為、1フィールド分のビデ
オ信号は、幾つかのトラックに亘るインターリーブを施
して記録される。 【0005】そこで、オーディオ信号も、ビデオ信号と
同じインターリーブ区間に亘りインターリーブを施して
記録を行なったほうが、信号処理上都合がよい。また、
従来方式のインターリーブを施して記録したテープを再
生する場合、もし、一方のチャンネルの磁気ヘッドがク
ロッグなどを起こしていた場合や、磁気テープに傷があ
る場合には、フィールド内インターリーブ完結であった
り、オーディオデータがある程度まとめて配置されてい
る為、再生時に、データの補間を行なっても、最悪の場
合、雑音が発生することがあった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、前記したよ
うに、従来方式のVTRにおいては、PCMオーディオ
信号は、1フィールドの信号が1本のトラックにおいて
インターリーブされている為、ビデオ信号をディジタル
記録する場合には、従来方式のインターリーブ規格では
都合が悪い。 【0007】また、業務用VTRのようなPCMオーデ
ィオ信号のインターリーブ規格では、ビデオ信号とオー
ディオ信号の同期用に設けた、PCMオーディオ・デー
タのサンプルデータ数の上限値と下限値は、民生用VT
Rの規格においては厳しく、前記したインターリーブ規
格と共に民生用に適した規格を設けることが好ましい。 【0008】そして、民生用VTRにおいては、様々な
ユーザーがおり、使用場所も使用方法も多種多用であ
り、磁気テープの傷があった場合や、片方のチャンネル
がクロッグを起こしている場合でも、ある程度の音質で
再生出来ることが好ましい。 【0009】そこで、このような観点から、本発明の目
的は、記録しようとするディジタル情報信号のサンプリ
ング周波数と内部の記録基準信号の周波数とが整数比で
ない場合でも、映像信号とオーディオ信号との同期をと
ることができる効率的なディジタルデータ記録装置を提
供することにある。また、本発明の目的は、比較的簡単
な構成で、民生用VTRに適したオーディオ信号のイン
ターリーブ処理を施して記録することができるディジタ
ルデータ記録装置を提供することにある。方式を提案
し、その方式を採用したVTRに関するものである。さ
らに、磁気テープの傷があった場合や、片方のチャンネ
ルがクロッグを起こしている場合でも、ある程度の音質
で再生出来るようにすることにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、1インターリーブ区間を前半ブロックと
後半ブロックに分かれた複数のトラックで構成し、複数
のチャンネルのディジタルデータのうち、一方のチャン
ネルのデータを前半部のトラックに、他方のチャンネル
のデータを後半部のトラックに割り当て所定のインター
リーブ処理を施すディジタルデータ記録装置で、上記デ
ィジタルデータのサンプリング周波数をフィールド周波
数またはフレーム周波数で除算した場合に割り切れない
ディジタルデータ記録装置であって、上記除算した商よ
り大きい数で記録すべきデータ数の複数の上限値と、前
記複数の上限値と対をなし上記除算した商より小さい数
で記録すべきデータ数の複数の下限値とをそれぞれ設
け、上記それぞれの上限値と下限値の対に対して割り当
てた所定ビット数の識別情報データを設け、上記データ
のデータ数計測タイミングと所定の記録基準信号とのタ
イミング関係に応じて、設定した上記データ数の上限値
または下限値までのデータを記録するように処理を行
い、記録するデータ数に応じた上記所定のビット数の識
別情報データと共に所定の記録媒体に記録する信号処理
手段を備えることを特徴とするものである。 【0011】 【0012】 【0013】 【作用】本発明に係るディジタルデータ記録装置では、
ディジタルデータのサンプリング周波数をフィールド周
波数またはフレーム周波数で除算した商より大きい数で
記録すべきデータ数の複数の上限値と、前記複数の上限
値と対をなし上記除算した商より小さい数で記録すべき
データ数の複数の下限値とをそれぞれ設け、上記それぞ
れの上限値と下限値の対に対して割り当てた所定ビット
数の識別情報データを設け、信号処理手段により、上記
データのデータ数計測タイミングと所定の記録基準信号
とのタイミング関係に応じて、設定した上記データ数の
上限値または下限値までのデータを記録するように処理
を行い、記録するデータ数に応じた上記所定のビット数
の識別情報データと共に所定の記録媒体に記録する。 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】ここで、NTSC方式の場合を考えてみる
と、フィールド周波数は59.94Hzであり、サンプ
リング周波数が48KHzの場合には、サンプリング周
波数がフィールド周波数で割り切れない。すなわち、 48000/59.94≒800.8 となる。 【0018】フレーム内インターリーブ完結の場合に
は、サンプリング周波数をフレーム周波数で除算する
と、 48000/29.97≒1601.6 となる。この商に近い2以上の整数である数値例えば1
582及び1620を、1インターリーブ区間内に記録
される一つのサンプルデータの下限値と上限値として設
定する。 【0019】そして、記録しようとするPCMオーディ
オ信号のサンプル(ワード)数を計測し、その積算値と
前記の一つのサンプルデータの下限値或いは上限値の選
択されたものの積算値とをフレーム周波数で比較し、サ
ンプル数の積算値が設定数値の積算値より小さい場合に
は1582を選択し、逆に、サンプル数の積算値が設定
数値の積算値より大きい場合には1620を選択し、こ
の選択したサンプル数分のデータを1フレーム分のデー
タとして記録媒体に記録する。 【0020】これにより、1フレーム分のデータサンプ
ル数が整数であっても、平均的には、上述の商に近いサ
ンプルデータ数が記録されることになる。 【0021】 【実施例】以下、この発明に係るディジタルデータ記録
装置の実施例について、図面を用いて詳細に説明する。 【0022】本発明に係るディジタルデータ記録装置
は、例えば図1のブロック図に示すように構成される。 【0023】このディジタルデータ記録装置において、
オーディオ信号は、アナログ信号入力端子1からA/D
変換系2を介して記録ディジタル信号処理部3に供給さ
れる。上記A/D変換系2は、入力されたオーディオ信
号をA/D変換して、上記オーディオ信号からPCMオ
ーディオ信号を生成する。 【0024】記録ディジタル信号処理系3では、上記A
/D変換系2から供給されたPCMオーディオ信号に後
述するインターリーブ処理を施す。この記録ディジタル
信号処理系3でインターリーブ処理されたPCMオーデ
ィオ信号は、ECC系4を介して変調系5に供給され
る。上記ECC系4では、上記インターリーブ処理され
たPCMオーディオ信号について、再生時に行なう誤り
訂正に必要なパリティの生成と付加を行なう。また、上
記変調系5では、パーシャルレスポンス・クラス4(P
R IV)などのチャネルコーディング処理を行なう。 【0025】上記変調系5でチャネルコーディング処理
された信号は、オーディオ記録信号として、次の信号切
り換えスィッチSW1を介して記録アンプ系6に供給さ
れる。この信号切り換えスィッチSW1では、ビデオ記
録信号V及びサブコード記録信号Sなど磁気テープ8に
おいてオーディオ記録信号と記録領域が異なる信号の切
り換えを行なう。なお、上記信号切り換えスィッチSW
1は、システムコントローラ9によって切換制御されて
いる。 【0026】そして、上記信号切り換えスィッチSW1
からの出力信号は、記録アンプ系6により増幅された
後、磁気ヘッド7に供給され、磁気テープ8上の所定の
記録領域に記録される。 【0027】上記記録ディジタル信号処理系3は、図2
に示すように、基本的には、アドレスバスAD及びデー
タバスDBに種々の信号処理ブロックがつながっている
構成となっている。 【0028】この記録ディジタル信号処理系3におい
て、上述のA/D系2からのPCMオーディオ信号は、
バッファ310からデータバスDBを介してメモリ33
に供給される。 【0029】上記バッファ310からのPCMオーディ
オ信号は、トラック方向インターリーブアドレス発生系
30、ロウアドレス発生系31及びカラムアドレス発生
系32からのライトアドレスにより、所望のインターリ
ーブが施されてメモリ33に書き込まれる。なお、これ
らアドレス発生系30、31、32は、タイミングクロ
ック発生系39からのクロックによって動作する。ま
た、ライトアドレス用バッファ311と書き込みデータ
用バッファ310は、制御信号発生系36からの制御信
号によって、同じタイミングで動作する。 【0030】上記メモリ33は、メモリコントローラ3
4によって、そのメモリ空間のバンクが制御されてい
る。 【0031】そして、上記メモリ33にインターリーブ
されて書き込まれたデータは、バッファ312を通った
リードアドレスカウンター35からのリードアドレスに
よって、上記メモリ33から時間圧縮されて順番通りに
読み出され、バッファ313を介して上述のECC系4
に供給される。なお、各バッファ312,313は、制
御信号発生系36からの制御信号によって、同じタイミ
ングで動作する。 【0032】また、E/D・ID生成系37は、記録基
準信号とタイミングクロック発生系39からのデータサ
ンプル周期の信号が供給されており、1インターリーブ
区間内に記録されるデータサンプル数を判別する。 【0033】このE/D・ID生成系37での判別結果
は、Eデータフレームの場合にはIDとして<1>が、
また、Dデータフレームの場合にはIDとして<0>
が、バッファ314を介してデータバスDBに入力さ
れ、バッファ315を通ったE/D・IDライトアドレ
ス発生系38からのメモリアドレスにより、前記したメ
モリ空間上の所定の識別情報データ部に書き込まれる。
なお、各バッファ314,315は、制御信号発生系3
6からの制御信号によって、同じタイミングで動作す
る。 【0034】そして、このディジタルデータ記録装置に
おいて、磁気テープ8に記録するオーディオデータの1
シンクブロックは、例えば図3に示すような構成となっ
ている。 【0035】すなわち、1シンボルは8ビットとし、1
シンクブロックは90シンボルで構成される。そして、
オーディオデータを含むシンクブロックでは、先頭に5
シンボルのヘッダが位置し、その次に77シンボルのデ
ータ部が位置する。この77シンボルにおいて、先頭の
11シンボルは、後述する識別情報データ部が位置して
いる。データ部の後部には、再生時の誤り訂正用のパリ
ティC1が8シンボル位置している。また、オーディオ
データを含まないシンクブロックでは、5シンボルのヘ
ッダの後、再生時の誤り訂正用パリティC2,C1のみ
が位置する。 【0036】ヘッダは、上述したように5シンボルで構
成され、図4に示すように、先頭には2シンボルのブロ
ック同期信号SYNAC1,SYNC2が位置し、その
次に3シンボルのID信号ID0,1D2,IDPが位
置する。第1シンボル目のID信号ID0の下位4ビッ
トには、トラック番号を示す識別信号が記録される。ま
た、第2シンボル目のID信号ID1の下位4ビットに
は、ブロック番号を示す識別信号が記録される。さら
に、第3シンボル目のID信号IDPは、IDの誤り訂
正用のパリティ信号である。 【0037】また、オーディオデータ部内における識別
情報データ部は、図5に示すような構成となっている。
すなわち、識別情報データ部は11シンボルから成り、
第1シンボル目はアプリケーションIDとなっており、
<0000>の場合、コンスーマーユース(民生用)と
する。 【0038】この識別情報データ部は、情報データの内
容により<70>から<75>までの番号(アイテムナ
ンバー)が付いており、<73>の場合がEデータフレ
ーム(Excess data frame)かDデータフレーム(Dimimi
shed data frame)かを識別する識別情報E/D・IDが
記録されている。 【0039】図6に示すように、<73>の場合には、
その他の識別情報としてチャンネル数(CH)、サンプ
リング周波数SMP)、量子化ビット数(QU)などの
識別情報も記録される。 【0040】1トラック内のオーディオデータは、図7
に示すように、14ブロックで構成されている。すなわ
ち、始めの5ブロックはデータブロック部であり、次の
4ブロックは再生時の誤り訂正用のパリティC2,C1
のみから成るブロックであり、その後に5ブロックのデ
ータブロックが位置する。 【0041】さらに、このディジタルデータ記録装置に
おいて、オーディオデータはフレーム内インターリーブ
完結であり、図8に示すように、1フレームは10トラ
ックで構成される。そして、Lチャンネルのデータはト
ラック番号が1から5の5トラックに記録され、Rチャ
ンネルのデータはトラック番号が6から10の5トラッ
クに記録される。 【0042】LチャンネルのデータとRチャンネルのデ
ータは、インターリーブの仕方が同じなので、Lチャン
ネルのデータについて、そのインターリーブの仕方を図
9に示してある。 【0043】ここで、トラック番号1のデータ配置につ
いて説明する。図10は、トラック番号1のインターリ
ーブを示すものである。なお、シンクブロックの先頭に
あるヘッダのデータ配置については決まっているので、
ここでは、オーディオデータのみのインターリーブにつ
いて説明する。 【0044】ここで説明するのは、メモリマップ上、横
方向をロウアドレスとし、縦方向をカラムアドレスとし
たインターリーブ配置である。 【0045】始めに、ブロック方向のデータ配置では、
ブロック番号が1から5の5ブロックは偶数番号系列の
サンプルデータが配置し、ブロック番号が6から9の4
ブロックに再生時の誤り訂正用パリティ符号を間に挟
み、ブロック番号が10から14までの5ブロックに奇
数番号系列のサンプルデータが配置している。 【0046】ロウアドレス方向についてみると、データ
は、偶数サンプル系列については、 L0、L10、L20、L30・・・ となり、奇数サンプル系列については、 L5、L15、L25、L35・・・ となっており、インターリーブ長は、10サンプルであ
る。 【0047】カラムアドレス方向については、各サンプ
ルデータは、上位8ビット、下位8ビットの順に配置さ
れるが、そのサンプル系列番号で見た場合、偶数サンプ
ル系列については、 L0、L50、L100、L150・・・ となっており、また、奇数サンプル系列については、 L5、L55、L105、L155・・・ であり、そのインターリーブ長は、50サンプルであ
る。 【0048】次に、トラック間のインターリーブについ
て説明する。先ず、同じロウアドレス、同じカラムアド
レスのデータについては、例えば、偶数サンプル系列の
L0のデータから考えてみると、 L0、L2、L4、L6・・・ となっており、奇数サンプル系列のL5のデータから考
えてみると、 L5、L7、L9、L1・・・ となっており、そのインターリーブ長は、2サンプルと
なっている。 【0049】ここで、L9の次は、L1になっている
が、剰余の概念を導入すれば、何れも、そのインターリ
ーブ長は2となっており、不自然さはなく、規則正し
い。 【0050】更に、ロウアドレス方向とカラムアドレス
方向のインターリーブ長について考えてみると、カラム
アドレス方向のインターリーブ長がロウアドレス方向の
インターリーブ長の整数倍となるように、インターリー
ブが施されている。また、トラック間のインターリーブ
長とロウアドレス方向、或いは、カラムアドレス方向の
インターリーブ長について考えてみると、何れも、トラ
ック間のインターリーブ長の整数倍となっている。 【0051】ここでは、上述のようにNTSC方式でフ
レーム内インターリーブ完結の場合を考えており、サン
プリング周波数を48KHzとし、これを、フレーム周
波数で除算すると、 48000/29.97≒1601.6 となる。 【0052】この商に近い2以上の整数である数値とし
て、例えば1582及び1620をサンプルデータ数の
下限値と上限値として設定し、記録基準信号であるフレ
ーム周波数のタイミングで、これらサンプルデータ数の
下限値と上限値が比較され、当該インターリーブ区間に
おいて、サンプルデータ数計測タイミングがフレーム周
波数のタイミングを越える場合には、次のインターリー
ブ区間の記録サンプルデータ数は、上述したサンプルデ
ータ数の下限値1582サンプルが記録され、逆に、サ
ンプルデータ数計測タイミングがフレーム周波数のタイ
ミングを越えない場合には、次のインターリーブ区間の
記録サンプルデータ数は、上述したサンプルデータ数の
上限値1620サンプルが記録される。 【0053】サンプルデータ数の下限値1582サンプ
ルが記録されたフレームはDデータフレーム(Dimimish
ed data frame)であり、また、サンプルデータ数の上限
値1620が記録されたフレームはEデータフレーム
(Excess data frame)であると、それぞれ再生時に判別
できるように、識別情報E/D・IDとして各々0及び
1を割当て、前記したオーディオデータ部内にある識別
情報データ部に記録する。 【0054】ここで、Eデータフレームのサンプルデー
タ数は1620サンプルであり、Dデータフィールドの
サンプルデータ数は1582サンプルであるから、Dデ
ータフィールドの場合、 1620−1582=32(サンプル) は埋まらない。そこで、便宜上、ダミーデータとし
て、”0”データ(00H)を配置することにする。 【0055】なお、ここでは、簡単のため、サンプルデ
ータ数の下限値と上限値を、それぞれ一つずつ設定した
が、例えば、下限値として1582(D1データフレー
ム)及び1592(D2データフレーム)を、上限値と
して1620(E1データフレーム)及び1610(E
2データフレーム)というように、それぞれ、記録すべ
きサンプルデータ数の限界値として、複数の数値を設定
してもよい。 【0056】なお、複数の数値を設定した場合には、前
記した記録したサンプルデータ数判別用の識別情報デー
タのビット割当を増やせば対応できる。 【0057】このように、この選択されたサンプル数分
のデータを1フレーム分のデータとすることのにより、
1フレーム分のデータサンプル数が整数であっても、平
均的には、上述の商に近いサンプルデータ数が記録され
ることになり、映像信号と音声信号との同期ズレが生じ
るのを防止することが出来る。 【0058】また、記録サンプル数を示す識別信号をP
CMオーディオ信号と共に記録することによって、再生
時には、記録時にPCMオーディオ信号と共に記録され
た記録サンプル数を示す識別信号を再生信号から検出
し、この識別信号によりFs系クロック生成PLLを制
御してクロックを生成し、このクロックを分周した信号
と再生基準信号とを位相比較して、この位相比較出力信
号をPLLのVCOに供給することにより、記録時と同
様の記録基準信号とサンプリングクロックとの関係が再
生時にも保たれ、支障なく、ディジタル信号を再生する
ことができる。 【0059】さらに、各々のチャンネルのデータは複数
のトラックに亘ってインターリーブが施されており、1
トラックは誤り訂正符号からなるブロックをはさみ、前
半部と後半部からなる複数のブロックから構成され、サ
ンプリングデータを偶数系列サンプルデータと奇数系列
サンプルデータとに分け、前半部のブロックには偶数系
列サンプルデータを、後半部のブロックには奇数系列の
サンプルデータを、或いは、前半部のブロックには奇数
系列サンプルデータを、後半部のブロックには偶数系列
サンプルデータを割り当て、インターリーブを施して記
録することにより、磁気テープに傷があっても、また、
一方の磁気ヘッドがクロッグなどを起こしても、適切に
再生データの補間が行なえるので、雑音などを発生する
ことなく、信号が再生できる。 【0060】すなわち、上述の如きインターリーブ処理
を施しておくことにより、例えば、磁気テープに傷がつ
いたり、片方のチャンネルの磁気ヘッドがクロッグを起
こすなどの弊害があっても、支障なくオーディオデータ
を適当に補間することができ、また、インターリーブを
施すための、メモリにデータを書き込む為のアドレスカ
ウンターも比較的に容易に構成でき、記録しようとする
ディジタル情報信号のサンプリング周波数と内部の記録
基準信号の周波数とが整数比でない場合でも、映像信号
とオーディオ信号との同期をとることができ、効率的な
ディジタルデータ記録装置を構成することが出来る。 【0061】ここで、上述の実施例では、4チャンネル
記録モードの場合について説明したが、4チャンネル記
録モードで図11に示すようなインターリーブ処理を施
すようにしてもよい。 【0062】この場合、上述のA/D系2において量子
化ビット数16ビットでA/D変換されるが、その後1
2ビットにビット圧縮される。ビット圧縮されたLチャ
ンネルデータ及びRチャンネルデータは、それぞれ、図
11に示すように、Lチャンネルデータ12ビットの内
の下位4ビットと、Rチャンネルデータ12ビットの内
の下位4ビットの計8ビットが一組となり、1シンボル
として扱われる。このように3シンボルでRチャンネル
とLチャンネルデータを扱う。 【0063】サンプル系列番号で見た場合、そのインタ
ーリーブ法は、上述の方法と同様である。 【0064】ここで、例えば2チャンネル記録モードの
場合、サンプリング周波数が48KHzで、量子化ビッ
ト数が16ビットとすると、伝送レートは、 48(KHz)×16(Bit)×2(CH)=1.5
36(Mbps) となる。また、4チャンネル記録モードの場合は、サン
プリング周波数を32KHzとし、量子化ビット数はビ
ット圧縮後12ビットとしているから、 32(KHz)×12(Bit)×4(CH)=1.5
36(Mbps) となり、2チャンネル記録モードの場合と同様の伝送レ
ートとなり、この場合も、問題なく記録できることにな
る。 【0065】 【発明の効果】本発明によれば、記録しようとするディ
ジタル情報信号のサンプリング周波数と内部の記録基準
信号の周波数とが整数比でない場合でも、映像信号とオ
ーディオ信号との同期をとることができ、効率的なディ
ジタルデータ記録装置を構成することが出来る。 【0066】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るディジタルデータ記録装置の構成
を示すブロック図である。 【図2】上記ディジタルデータ記録装置における記録デ
ィジタル信号処理系の構成を示すブロック図である。 【図3】上記ディジタルデータ記録装置における1シン
クブロックの構成例を示す概略図である。 【図4】上記ディジタルデータ記録装置における1シン
クブロック内におけるヘッダの構成例を示す概略図であ
る。 【図5】上記ディジタルデータ記録装置におけるオーデ
ィオデータ部内における識別情報データ部の構成例を示
す概略図である。 【図6】アイテムナンバー<73>の場合の上記オーデ
ィオデータ部内における識別情報データ部の構成例を示
す概略図である。 【図7】上記ディジタルデータ記録装置における1トラ
ック内のデータ構成例を示す概略図である。 【図8】上記ディジタルデータ記録装置におけるトラッ
ク間のデータインターリーブ例を示す概略図である。 【図9】上記ディジタルデータ記録装置における2チャ
ンネル記録モードでのLチャンネルデータのインターリ
ーブ例を示す概略図である。 【図10】上記ディジタルデータ記録装置におけるトラ
ック番号1でのデータインターリーブ例を示す概略図で
ある。 【図11】上記ディジタルデータ記録装置における4チ
ャンネル記録モードでのインターリーブ例を示す概略図
である。 【符号の説明】 1・・・アナログ信号入力端子 2・・・A/D変換系 3・・・記録ディジタル信号処理系 4・・・ECC系 5・・・変調系 6・・・記録アンプ系 7・・・磁気ヘッド 8・・・磁気テープ 9・・・シスコン V・・・ビデオ記録信号入力端子 S・・・サブコート記録信号入力端子 SW1・・・記録信号切り換えスイッチ 30・・・トラック方向インターリーブアドレス発生系 31・・・ロウアドレス発生系 32・・・カラムアドレス発生系 33・・・メモリ 34・・・メモリコントローラ 35・・・リードアドレスカウンタ 36・・・制御信号発生系 37・・・E/D・ID発生系 38・・・E/D・IDライトアドレス発生系 39・・・タイミングクロック発生系 310・・・ライトデータ用入力バッファ 311・・・ライトアドレス用入力バッファ 312・・・リードアドレス用入力バッファ 313・・・リードデータ用出力バッファ 314・・・E/D・IDライト用入力バッファ 315・・・E/D・IDライトアドレス用入力バッフ
ァ 316・・・タイミングクロック発生用発振器 DB・・・データバス AD・・・アドレスバス

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 1インターリーブ区間を前半ブロックと
    後半ブロックに分かれた複数のトラックで構成し、複数
    のチャンネルのディジタルデータのうち、一方のチャン
    ネルのデータを前半部のトラックに、他方のチャンネル
    のデータを後半部のトラックに割り当て所定のインター
    リーブ処理を施すディジタルデータ記録装置で、上記デ
    ィジタルデータのサンプリング周波数をフィールド周波
    数またはフレーム周波数で除算した場合に割り切れない
    ディジタルデータ記録装置であって、 上記除算した商より大きい数で記録すべきデータ数の複
    数の上限値と、前記複数の上限値と対をなし上記除算し
    た商より小さい数で記録すべきデータ数の複数の下限値
    とをそれぞれ設け、上記それぞれの上限値と下限値の対
    に対して割り当てた所定ビット数の識別情報データを設
    け、上記データのデータ数計測タイミングと所定の記録
    基準信号とのタイミング関係に応じて、設定した上記デ
    ータ数の上限値または下限値までのデータを記録するよ
    うに処理を行い、記録するデータ数に応じた上記所定の
    ビット数の識別情報データと共に所定の記録媒体に記録
    する 信号処理手段を備えることを特徴とするディジタル
    データ記録装置。
JP19878293A 1993-07-19 1993-07-19 ディジタルデータ記録装置 Expired - Fee Related JP3463324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19878293A JP3463324B2 (ja) 1993-07-19 1993-07-19 ディジタルデータ記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19878293A JP3463324B2 (ja) 1993-07-19 1993-07-19 ディジタルデータ記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0737336A JPH0737336A (ja) 1995-02-07
JP3463324B2 true JP3463324B2 (ja) 2003-11-05

Family

ID=16396830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19878293A Expired - Fee Related JP3463324B2 (ja) 1993-07-19 1993-07-19 ディジタルデータ記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3463324B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0737336A (ja) 1995-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SU1003774A3 (ru) Устройство дл воспроизведени аналогового цветного видеосигнала с магнитной ленты
JPH0125275B2 (ja)
JPH0243398B2 (ja)
JP2585710B2 (ja) Pcm信号記録再生装置及びpcm信号記録再生方法
JP2786291B2 (ja) デジタル信号記録方法およびデジタル信号記録再生装置
MX9504812A (es) Metodo para grabar y/o reproducir datos en una cinta de video digital.
EP0338812A2 (en) Magnetic tape recording/reproducing apparatus for digital video signals and associated digital sound signals, and corresponding recording/reproducing method
JP3463324B2 (ja) ディジタルデータ記録装置
JPH0583985B2 (ja)
JP3528238B2 (ja) ディジタル信号記録装置および方法
JP3371154B2 (ja) ディジタル情報記録及び/又は再生装置
JPS6128290Y2 (ja)
JP3214136B2 (ja) ディジタル信号記録装置
JP2678063B2 (ja) ディジタル信号の信号処理装置
JP2593219B2 (ja) ディジタル信号の記録再生方法
JPH0828060B2 (ja) ディジタルオーディオテープレコーダ
JP2695306B2 (ja) 磁気テープ記録再生装置
JPH0136319B2 (ja)
JP2606677B2 (ja) ディジタル信号記録再生装置
JPS6080174A (ja) デイジタル記録再生方式
JPH0828059B2 (ja) ディジタル信号の記録再生方法
JPH04330669A (ja) ディジタル磁気記録再生装置
JPH0528639A (ja) デイジタル磁気記録再生装置
JPH04332966A (ja) 記録再生装置
JPH0783462B2 (ja) ディジタル信号記録再生装置および記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030722

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees