JP2005151473A - ディジタル音声伝送システム並びにディジタル音声伝送装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、簡易な構成で送信側の設定内容を受信側においてリアルタイムで反映させることができるディジタル音声伝送システム並びにディジタル音声伝送装置及びその方法を実現するものである。
【解決手段】
ディジタル音声伝送システム並びにディジタル音声伝送装置及びその方法において、音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定する設定手段と、設定内容に基づく設定データをディジタル伝送フォーマットで音声データに組み込むようにして伝送データを生成するデータ生成手段と、データ生成手段において生成された伝送データを送信する送信手段とを設けるようにしたことにより、音声出力装置における設定内容を再生装置でユーザの設定した設定内容にリアルタイムに同期させて合わせることができる。
【選択図】 図2
本発明は、簡易な構成で送信側の設定内容を受信側においてリアルタイムで反映させることができるディジタル音声伝送システム並びにディジタル音声伝送装置及びその方法を実現するものである。
【解決手段】
ディジタル音声伝送システム並びにディジタル音声伝送装置及びその方法において、音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定する設定手段と、設定内容に基づく設定データをディジタル伝送フォーマットで音声データに組み込むようにして伝送データを生成するデータ生成手段と、データ生成手段において生成された伝送データを送信する送信手段とを設けるようにしたことにより、音声出力装置における設定内容を再生装置でユーザの設定した設定内容にリアルタイムに同期させて合わせることができる。
【選択図】 図2
Description
本発明はディジタル音声伝送システム並びにディジタル音声伝送装置及びその方法に関し、例えば種々のオーディオ機器間でディジタル音声データの送受信を行うオーディオシステムに適用して好適なものである。
近年、各種のディジタルオーディオ機器を相互接続するためのインターフェース仕様として、例えば国際電気標準規格IEC(International Electrotechnical Commission)60958(旧IEC958)に基づくSPDIF(Sony/Philips Digital Interface Format)(商標名)等のディジタルオーディオインターフェースが提案され、当該ディジタルオーディオインターフェースを介して相互にデータを対応するディジタル伝送フォーマットで伝送し得る種々のオーディオ機器が開発されている。
かかるディジタルオーディオインターフェースを搭載したオーディオ機器では、ディジタル音声入出力端子を介してCD(Compact Disc)ドライブ、DAT(Digital Audio Taperecorder)プレーヤ及びMD(Mini Disc)プレーヤ等の外部のディジタル音声機器から供給されるディジタル音声信号をアナログ変換処理を施すことなく直接そのまま取り込むことにより、理論上は音質を劣化させずにディジタルオーディオソースをファイル化したり、逆にパーソナルコンピュータ上のサウンドをMDレコーダ等のディジタル録音機器に録音し得るようになされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−162883公報
ところで、このようなディジタルオーディオインターフェースを搭載したディジタルオーディオ機器では、伝送対象は基本的に音声信号のみであり、例えば5.1chサラウンドシステムにおける各チャンネルの音声信号を当該ディジタルオーディオ機器からアクティブリアスピーカにアナログ信号よりも高品位なディジタル音声信号として伝送する場合、当該ディジタルオーディオ機器のマスタボリュームによって再生音量を制御するためには、別途音量制御信号を伝送する必要がある。
この問題を解決すべく上述の引用文献1では、指定された曲の音楽データに当該曲の音量レベル情報を付加して伝送する手法が提案されている。しかし、かかる手法では、それぞれ異なる音量レベルで記録された複数の曲を、当該曲ごとに音量レベルが異なるのを防止して、常に一定の音量レベルで再生することができるに過ぎず、送信側で設定された音量レベルを受信側でリアルタイムに同期させるのは困難である。
このため受信側のディジタルヘッドホンやアクティブスピーカにおいて、送信側のディジタルオーディオ機器において設定された再生音量を当該ディジタルオーディオ機器から送信されるディジタル音声信号に基づいて連動させるのは非常に困難であり、受信側においてユーザが自分の好みで再生音量を調整しなければならない煩雑さがあった。
特に上述のような光ファイバや同軸ケーブルによる有線通信でディジタル音声信号を伝送する場合ではなく、ディジタルオーディオインターフェースを搭載したディジタルオーディオ機器において、ディジタル音声信号をワイヤレス(無線通信)で伝送する場合には、対応するディジタル伝送フォーマットでワイヤレス伝送することができるのはディジタル音声信号のみであり、当該ディジタル音声信号に音量レベルを表すデータを付加することは非常に困難であった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成で送信側の設定内容を受信側においてリアルタイムで反映させることができるディジタル音声伝送システム並びにディジタル音声伝送装置及びその方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、記録媒体から再生した音声データを所定のディジタル伝送フォーマットで出力する再生装置と、当該再生装置から受信した音声データに基づく音声を出力する音声出力装置とからなるディジタル音声伝送システムにおいて、再生装置では、音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定する設定手段と、設定内容に基づく設定データをディジタル伝送フォーマットで音声データに組み込むようにして伝送データを生成するデータ生成手段と、データ生成手段において生成された伝送データを送信する送信手段とを設け、音声出力装置では、送信手段から送信される伝送データを受信する受信手段と、受信手段で受信した伝送データから音声データ及び設定データを分離する分離手段と、分離手段において分離した設定データに基づく設定内容を音声データに基づく音声に反映させる内容反映手段とを設けるようにした。この結果このディジタル音声伝送システムでは、音声出力装置における設定内容を再生装置でユーザの設定した設定内容にリアルタイムに同期させて合わせることができる。
また本発明においては、記録媒体から再生した音声データを所定のディジタル伝送フォーマットで出力するディジタル音声伝送装置において、音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定する設定手段と、設定内容に基づく設定データをディジタル伝送フォーマットで音声データに組み込むようにして伝送データを生成するデータ生成手段と、データ生成手段において生成された伝送データを送信する送信手段とを設けるようにした。この結果このディジタル音声伝送装置では、受信側における設定内容を送信側でユーザの設定した設定内容にリアルタイムに同期させて合わせることができる。
さらに本発明においては、記録媒体から再生した音声データを所定のディジタル伝送フォーマットで出力するディジタル音声伝送方法において、音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定した後、当該設定内容に基づく設定データをディジタル伝送フォーマットで音声データに組み込むようにして伝送データを生成し、当該生成された伝送データを送信するようにした。この結果このディジタル音声伝送方法では、受信側における設定内容を送信側でユーザの設定した設定内容にリアルタイムに同期させて合わせることができる。
上述のように本発明によれば、記録媒体から再生した音声データを所定のディジタル伝送フォーマットで出力する再生装置と、当該再生装置から受信した音声データに基づく音声を出力する音声出力装置とからなるディジタル音声伝送システムにおいて、再生装置では、音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定する設定手段と、設定内容に基づく設定データをディジタル伝送フォーマットで音声データに組み込むようにして伝送データを生成するデータ生成手段と、データ生成手段において生成された伝送データを送信する送信手段とを設け、音声出力装置では、送信手段から送信される伝送データを受信する受信手段と、受信手段で受信した伝送データから音声データ及び設定データを分離する分離手段と、分離手段において分離した設定データに基づく設定内容を音声データに基づく音声に反映させる内容反映手段とを設けるようにした。この結果このディジタル音声伝送システムでは、音声出力装置における設定内容を再生装置でユーザの設定した設定内容にリアルタイムに同期させて合わせることができる。
また本発明によれば、記録媒体から再生した音声データを所定のディジタル伝送フォーマットで出力するディジタル音声伝送装置において、音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定する設定手段と、設定内容に基づく設定データをディジタル伝送フォーマットで音声データに組み込むようにして伝送データを生成するデータ生成手段と、データ生成手段において生成された伝送データを送信する送信手段とを設けるようにした。この結果このディジタル音声伝送装置では、受信側が同一のディジタル伝送フォーマットに対応できれば、当該受信側における設定内容を送信側でユーザの設定した設定内容にリアルタイムに同期させて合わせることができる。
さらに本発明によれば、記録媒体から再生した音声データを所定のディジタル伝送フォーマットで出力するディジタル音声伝送方法において、音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定した後、当該設定内容に基づく設定データをディジタル伝送フォーマットで音声データに組み込むようにして伝送データを生成し、当該生成された伝送データを送信するようにした。この結果このディジタル音声伝送方法では、受信側が同一のディジタル伝送フォーマットに対応できれば、当該受信側における設定内容を送信側でユーザの設定した設定内容にリアルタイムに同期させて合わせることができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本実施の形態によるディジタルオーディオシステムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態によるディジタルオーディオシステムを示し、光ディスク再生装置2及びアンプ内蔵型スピーカ3が光ファイバを介して相互に接続されて構成されている。これら光ディスク再生装置2及びアンプ内蔵型スピーカ3の双方には、上述したようなSPDIF等のディジタルオーディオインターフェース4、5がそれぞれ搭載されている。
図1において、1は全体として本実施の形態によるディジタルオーディオシステムを示し、光ディスク再生装置2及びアンプ内蔵型スピーカ3が光ファイバを介して相互に接続されて構成されている。これら光ディスク再生装置2及びアンプ内蔵型スピーカ3の双方には、上述したようなSPDIF等のディジタルオーディオインターフェース4、5がそれぞれ搭載されている。
このディジタルオーディオシステム1では、光ディスク再生装置2がCD(Compact Disc)等の光ディスク6から再生したディジタル音声データD1を例えばSPDIFに準拠したディジタル伝送フォーマットでディジタルオーディオインターフェース4から光ファイバ7を介して出力すると、アンプ内蔵型スピーカ3が光ファイバ7及び続くディジタルオーディオインターフェース5を介してディジタル音声データD1を受信することにより、当該ディジタル音声データD1に基づく音声を放音するようになされている。
まずこの光ディスク再生装置2においては、再生時、システム全体の制御を司るシステムコントローラ8は、光ディスク6を所定速度で回転駆動させると共に、光学ピックアップ9から照射させた光ビームL1のビームスポット(以下、これを単にビームスポットと呼ぶ)を光ディスク6のデータトラックに沿って径方向へ移動させ、かつトラッキング制御及びフォーカス制御を行わせる。
システムコントローラ8は、バス10を介してサーボプロセッサ11、復調回路12、信号処理回路13、操作部14に接続されており、これら各回路11〜14を必要に応じて制御して各種動作を実行させ得ると共に、操作部14から操作内容を受けるようになされている。
光学ピックアップ9は、レーザダイオード、コリメータレンズ、対物レンズ及び受光素子等の光学系デバイス(図示せず)と、レーザダイオードドライバ等の電気系デバイス(図示せず)とを有し、システムコントローラ8がサーボプロセッサ11を介してレーザダイオードを駆動することにより光ビームL1を光ディスク6に向けて発射させる。
この結果この光ビームL1が光ディスク6の記録面において反射し、その反射光L2に基づき得られるRF信号S1が光学ピックアップ9からサーボアンプ15に与えられる。サーボアンプ15は、入力されたRF信号S1に基づいて、当該RF信号S1を2値化した2値化信号S2を復調回路12に送出すると共に、トラッキングエラー信号S3及びフォーカスエラー信号S4を生成してサーボプロセッサ11に送出する。
サーボプロセッサ11は、トラッキングエラー信号S3に基づいてトラッキングドライブ信号S5を生成して増幅器16を介して光学ピックアップ9内のトラッキングアクチュエータ(図示せず)を駆動することによりトラッキング制御を行う。またサーボプロセッサ11は、フォーカスエラー信号S4に基づいてフォーカスドライブ信号S6を生成して増幅器17を介して光学ピックアップ9内のフォーカスアクチュエータ(図示せず)を駆動することによりフォーカス制御を行う。
さらにサーボプロセッサ11は、トラッキングエラー信号S3の低域周波数成分を抽出することによりスレッドドライブ信号S7を生成して増幅器18を介してステッピングモータ19を駆動することにより、リードスクリュー20を回転させながら、光ディスク6上のビームスポットを光ディスク6の記録面に形成されたデータトラック(プリグルーブ又はランド)に沿って当該光ディスク6の径方向に移動させる。
一方、復調回路12は、供給される2値化信号S2に基づいてスピンドルエラー信号S8を生成して増幅器21を介してスピンドルモータ22を制御することにより、光ディスク6を所定速度で回転駆動する。
また復調回路12は、供給される2値化信号S2をデコード処理することにより、光ディスク6におけるそのときのビームスポットの絶対番地を検出し、これをシステムコントローラ8に送出する。すなわち復調回路12は、2値化信号S2をその内部に設けられた所定の帯域周波数成分を通過範囲とするバンドパスフィルタ回路(図示せず)を通すことにより当該2値化信号S2に含まれるウォブル成分を抽出すると共に、当該ウォブル成分にFM復調処理を施すことによりそのときビームスポットが位置している光ディスク6上の絶対番地を検出し、これをセクタアドレス情報S9としてシステムコントローラ8に送出する。
また復調回路12は、上述のようなデコード処理により得られる光ディスク6上での絶対番地が変化するごとに(すなわち光ディスク6におけるビームスポットが走査するセクタが変わるごとに)、これを知らせるシンク割込信号S10をシステムコントローラ8に送出する。
かくしてシステムコントローラ8は、復調回路12から与えられるこれらアドレス情報信号S9及びシンク割込信号S10に基づいて、光ディスク6におけるそのときの再生位置を順次認識し、当該認識結果に基づいて光ディスク6から正しく再生し得るように、必要な制御処理を実行する。
さらに復調回路12は、供給される2値化信号S2をデコード処理することにより、光ディスク6に記録されている映像及び音声等のコンテンツを表す復調データS11を得て、信号処理回路13に送出する。
信号処理回路13は、復調データS11に基づいて、記録前の元のフォーマットでなるディジタル音声データD1を生成した後、当該ディジタル音声データD1をアナログ変換して得られるアナログ音声信号S12をアンプ23を介してスピーカ24に送出する一方、当該ディジタル音声データD1をディジタル信号のままディジタルオーディオインターフェース4及び続く光ファイバ7を介して外部のアンプ内蔵型スピーカ3に送信する。
このアンプ内蔵型スピーカ3は、光ディスク再生装置2から光ファイバ7を介して送信されるディジタル音声データD1を、ディジタルオーディオインターフェース5を経て信号処理回路30に受ける。この信号処理回路30は、CPU31の制御の下で、ディジタル音声データD1をアナログ変換した後、得られたアナログ音声信号S13に基づく再生音をアンプ32を介してスピーカ33から放音させる。
CPU31は、バス34を介して信号処理回路30、アンプ32及び操作部35に接続されており、これら各回路30、32、35を必要に応じて制御して各種動作を実行させ得ると共に、操作部35から操作内容を受けるようになされている。
かかる構成に加えて、本実施の形態によるディジタルオーディオシステム1では、光ディスク再生装置2において、光ディスク6から再生したディジタル音声データD1を例えばSPDIFに準拠したディジタル伝送フォーマットで光ファイバ7を介してアンプ内蔵型スピーカ3に送信する際に、ユーザが操作部14を用いて再生音量を調整したときの当該再生音量の調整状態を、リアルタイムでアンプ内蔵型スピーカ3の再生音量に反映させ得るようになされている。
まず光ディスク再生装置2において、ユーザが操作部14を用いて再生音量を調整したとき、システムコントローラ8は、操作部14から得られた再生音量レベルを表す音量レベル信号S20をバス10を介して信号処理回路13に送出する。
信号処理回路13は、受け取った音量レベル信号S20に基づいて、ディジタル音声データD1をアナログ変換してなるアナログ音声信号S12の信号レベルをユーザの調整内容に合わせるように、アンプ23の増幅率を制御する。この結果、光ディスク再生装置2では、ディジタル音声データD1に基づく音声をユーザの調整した再生音量でスピーカ24から放音させることができる。
また信号処理回路13は、生成したディジタル音声データD1に、上述の音量レベル信号S20に基づく再生音量レベルを表すデータ(以下、これを再生音量データと呼ぶ)D2をシリアルにつなげたデータ(以下、これをディジタル伝送データと呼ぶ)D3を生成するようになされている。
ここでディジタル伝送データD3を生成する前提として、一般的に光ディスク再生装置2では、コンテンツを表すアナログ信号でなる音声信号を、左右(L/R)同時にサンプリングし、得られたサンプリング値を所定ビット単位(例えば16ビット)でリニア量子化した後に2進数に符号化することにより、ディジタル信号であるPCM(Pulse Code Modulation:パルス符号変調)信号として光ディスク6の記録面に記録する方式が採用されている。
そこでまず信号処理回路13は、復調回路12から得られるPCM信号でなる復調データS11から、基準となるビットクロックBCK(図2(A))を抽出した後、PLL(Phase Locked Loop)回路(図示せず)を用いて当該ビットクロックBCKを基準として、左右(L/R)2チャネルを交互に切り替えるためのクロック(以下、これをチャネルクロックと呼ぶ)LRCK(図2(B))と、設定された量子化ビット数(16ビット又は24ビット)分のデータをレジスタ(図示せず)を用いてラッチするためのクロック(以下、これをワードクロックと呼ぶ)WDCK1(図2(C))又はWDCK2(図2(E))とを生成する。
このチャネルクロックLRCK(図2(B))は、1サンプリング周波数をクロック周期とし、左チャネル及び右チャネルがそれぞれ半周期をなしている。またビットクロックBCKは、その周波数をてい倍(例えば384倍)すればサンプリング周波数fsである44.1〔kHz〕を得ることができるように、予め周波数の値(この場合、16.9344〔kHz〕)が設定されている。
またワードクロックWDCK1(図2(C))又はWDCK2(図2(E))は、リニア量子化ビット数(16ビット又は24ビット)に応じてクロック周期が設定されるようになされている。すなわち信号処理回路13は、供給される復調データS11をシリアルパラレル変換し、得られた各ビットを順次ラッチしながら、リニア量子化ビット数分の各ビットを2´Sコンプリメント(2の補数)形式でMSB(the Most Significant Bit)からLSB(the Least Significant Bit)まで順番に連なるようにパラレルシリアル変換した後、ディジタル音声データD1として出力する。
このワードクロックWDCK1(図2(C))又はWDCK2(図2(E))は、復調データS11を各ビットごとにラッチする開始タイミングとなるビットクロックBCKの立下り時点t1(図2(C))又は時点t2(図2(E))で立ち上がった後、続くチャネルクロックLRCKの立上り時点t3(図2(C)、(E))又は立下り時点で立ち下がる。
かかる復調データS11をラッチする開始タイミングは、チャネルクロックLRCK(図2(B))の立上り時点t3又は立下り時点を基準として、当該復調データS11の量子化ビット数(16ビット又は24ビット)分だけ時間的に遡った時点に対応するビットクロックBCK(図2(A))の立下り時点t2、t3として設定するようになされている。
そしてPCM信号でなる復調データS11は、上述したラッチの開始タイミングとなるワードクロックWDCK1(図2(C))又はWDCK2(図2(E))の立上り時点t1(図2(C))又は時点t2(図2(E))を基準として、ビットクロックBCKの立上りタイミングに同期しながらビット単位でMSBを先頭とする順にワードクロックWDCKの立下り時点t3(図2(C)、(E))までリニア量子化ビット数(16ビット又は24ビット)ごとに、ディジタル音声データD1として出力される(図2(D)又は(F))。
このように信号処理回路13は、供給される復調データS11を、1サンプリング周期をなす左右(L/R)2チャネル分が交互となるように、各チャネルについてそれぞれMSBを先頭とするビット順でリニア量子化ビット数ごとに配置するようにして、上述したディジタル音声データD1(図2(D)又は(F))を生成した後、ディジタルオーディオインターフェース4にシリアル出力する。
本実施の形態の場合、信号処理回路13は、リニア量子化ビット数が16ビットであるディジタル音声データD1について、各ビットを順次ラッチしながら2´Sコンプリメント形式でMSBからLSBまで順番に配置した後、当該LSBに続いて8ビット分の再生音量データD2をビット単位でシリアルにつなげるようにして24ビットのディジタル伝送データD3(図2(G))を生成する。
その際、信号処理回路13は、データ伝送における再生音量データD2の符号列に発生した誤りの訂正を行う誤り制御方式としてキャラクタチェック方式のうちのパリティチェック方式を採用しており、当該再生音量データD2を形成する8ビットのうち少なくとも1ビット以上がいわゆるパリティビットとするようになされている。
かかるパリティチェック方式は、伝送する符号中の1のビットの数が偶数又は奇数となるように情報ビット列に1ビットの冗長ビット(パリティビット)を付加したパリティ符号により、ビット誤りを検出する方式である。伝送先となるアンプ内蔵型スピーカ3(図1)では、左右(L/R)チャネルごとにディジタル伝送データD3のうちの再生音量データD2に含まれる1のビットの数が偶数か奇数かをチェックすれば、当該再生音量データD2に誤りが発生しているか否かを検出することができる。
このアンプ内蔵型スピーカ3では、光ディスク再生装置2から光ファイバ7を介して送信されるディジタル伝送データD3を、ディジタルオーディオインターフェース5を介して信号処理回路30に受信すると、当該信号処理回路30は、CPU31の制御の下で、ディジタルオーディオインターフェース5を介して受信したディジタル伝送データD3からディジタル音声データD1と再生音量データD2とを分離する。
続いて信号処理回路30は、連続して順次供給されるディジタル伝送データD1について、上述したパリティチェック方式によるパリティ検査を実行することにより、当該各ディジタル伝送データD3から分離した再生音量データD2について誤り検出を行うことができる。
その際、再生音量データD2に含まれるパリティビットが複数に亘って一致することは現実的にはありえないことから、誤りが発生した再生音量データD2は破棄されることとなり、ユーザが意図しない音量に設定されるのを未然に防止することができる。
信号処理回路30は、誤りのない再生音量データD2を抽出すると、ディジタル音声データD1をアナログ変換してなるアナログ音声信号S13の信号レベルを当該再生音量データに基づく設定音量に合わせるように、アンプ32の増幅率を制御する。この結果、アンプ内蔵型スピーカ3では、ディジタル音声データD1に基づく音声の再生音量を、光ディスク再生装置2においてユーザが調整した再生音量でリアルタイムに同期させることができる。
因みにアンプ内蔵型スピーカ3においては、再生音量データD2が付加されていないディジタル音声データD1を受信した場合には、ユーザが操作部35を用いて調整した再生音量がそのまま反映される。すなわちCPU31が、操作部35から得られた再生音量レベルを表す音量レベル信号S21をバス34を介して信号処理回路30に送出すると、当該信号処理回路30は、受け取った音量レベル信号S21に基づいて、ディジタル音声データD1の信号レベルをユーザの調整内容に合わせるようにアンプ32の増幅率を制御する。
(2)本実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、このディジタルオーディオシステムでは、光ディスク再生装置2においてユーザが操作部14を用いて所望の再生音量に調整すると、光ディスク6から再生したディジタル音声データD1に当該再生音量を表す再生音量データD2を付加したディジタル伝送データD3を所定のディジタル伝送フォーマットで光ファイバ7を介してアンプ内蔵型スピーカ3に送信する。
以上の構成において、このディジタルオーディオシステムでは、光ディスク再生装置2においてユーザが操作部14を用いて所望の再生音量に調整すると、光ディスク6から再生したディジタル音声データD1に当該再生音量を表す再生音量データD2を付加したディジタル伝送データD3を所定のディジタル伝送フォーマットで光ファイバ7を介してアンプ内蔵型スピーカ3に送信する。
このアンプ内蔵型スピーカ3は、受信したディジタル伝送データD3からディジタル音声データD1及び再生音量データD2を分離した後、ディジタル音声データD1をアナログ変換してなるアナログ音声信号S13の信号レベルを当該再生音量データD2に基づく設定音量に合わせることにより、当該アナログ音声信号S13に基づく音声の再生音量を、光ディスク再生装置2においてユーザが調整した再生音量でリアルタイムに同期させることができる。
その際、光ディスク再生装置2において、8ビットの再生音量データを16ビットのディジタル音声データのLSB側にシリアルに続けて付加するようにして、ディジタル伝送フォーマットに対応した24ビットのディジタル伝送データを構成するようにしたことにより、あたかも最初からリニア量子化ビット数が24ビットのディジタル音声データを生成する場合と同様のディジタル伝送フォーマットで送信することができる。
この結果、受信側が送信側と同一のディジタル伝送フォーマットに対応できれば、当該受信側の機器に特別な受信回路等を設けることがないことから、通常のディジタルオーディオインターフェースを有する再生装置に広く適用することができるといった汎用性を有する利点がある。
一方、受信側のアンプ内蔵型スピーカ3において、受け取ったディジタル伝送データD3のうち再生音量データD2がディジタル音声データD1のLSB側につなげて付加されていることから、かかるディジタル音声データD1には微小なDC(Direct Current)オフセットが発生するだけで何らディジタル音声データD1に基づく音声を再生する場合に当該音声にノイズ等が生じるといった不具合を防止することができる。
以上の構成によれば、このディジタルオーディオシステム1において、光ディスク再生装置2では、光ディスク6から再生したディジタル音声データD1のLSB側に、ユーザが調整した再生音量を表す再生音量データD2をビット単位でシリアルに付加するようにしてディジタル伝送データD3を生成し、当該再生音量データD2のビット数分を含めたリニア量子化ビット数でディジタル音声データを生成する場合と同様のディジタル伝送フォーマットで送信すると共に、受信側のアンプ内蔵型スピーカ3では、ディジタル伝送データD3からディジタル音声データD1及び再生音量データD2を分離して当該再生音量データD2に基づく再生音量でディジタル音声データD1に基づく音声を再生するようにしたことにより、アンプ内蔵型スピーカ3からの再生音量を光ディスク再生装置2でユーザの調整した再生音量にリアルタイムに同期させて合わせることができ、かくして簡易な構成で送信側の設定内容を受信側においてリアルタイムで反映させることができるディジタルオーディオシステム1を実現し得る。
(3)他の実施の形態
なお上述のように本実施の形態においては、本発明によるディジタル音声伝送システムを、図1に示すような、光ディスク(記録媒体)6から再生したディジタル音声データ(音声データ)D1を所定(例えばSPDIF)のディジタル伝送フォーマットで出力する光ディスク再生装置(再生装置、ディジタル音声伝送装置)2と、当該光ディスク再生装置(再生装置、ディジタル音声伝送装置)2から受信したディジタル音声データ(音声データ)D1に基づく音声を出力するアンプ内蔵型スピーカ(音声出力装置)3とからなるディジタルオーディオシステム1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定のディジタル伝送フォーマットで音声データの伝送が可能なシステムであれば、この他種々の構成でなるディジタル音声伝送システムに広く適用することができる。
なお上述のように本実施の形態においては、本発明によるディジタル音声伝送システムを、図1に示すような、光ディスク(記録媒体)6から再生したディジタル音声データ(音声データ)D1を所定(例えばSPDIF)のディジタル伝送フォーマットで出力する光ディスク再生装置(再生装置、ディジタル音声伝送装置)2と、当該光ディスク再生装置(再生装置、ディジタル音声伝送装置)2から受信したディジタル音声データ(音声データ)D1に基づく音声を出力するアンプ内蔵型スピーカ(音声出力装置)3とからなるディジタルオーディオシステム1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定のディジタル伝送フォーマットで音声データの伝送が可能なシステムであれば、この他種々の構成でなるディジタル音声伝送システムに広く適用することができる。
かかるディジタル伝送フォーマットとして、SPDIF(Sony/Philips Digital Interface Format)(商標名)等のディジタルオーディオインターフェースに準拠するものを適用したが、本発明はこれに限らず、AES/EBU(Audio Engineering Society/European Broadcasting Union)等のインターフェースに準拠するものなどの種々のディジタルオーディオインターフェースのものに広く適用するようにしても良い。
また図1に示すディジタルオーディオシステム(ディジタル音声伝送システム)1では、光ディスク再生装置(再生装置、ディジタル音声伝送装置)2及びアンプ内蔵型スピーカ(音声出力装置)3間を光ファイバ7を介して相互接続するようにしたが、本発明はこれに限らず、要はディジタル音声データ(音声データ)D1をアナログ変換することなくディジタル伝送することができれば、光ファイバ以外にも同軸ケーブル等の有線通信でも良く、さらにはワイヤレス通信(無線通信)でも良い。本発明は既存のデータ伝送フォーマットをそのまま利用して再生音量データを送信できる点で、無線通信の場合に特に効果が大きいと言える。
例えばマルチチャンネルのサラウンドシステム(図示せず)において、ユーザを取り囲むように配置された複数チャンネルに対応するスピーカのうち、フロントスピーカについては音源となる本体部から直接再生音量の操作が可能であり、リアスピーカについては本体部から所定のディジタル伝送フォーマットで音声データをワイヤレス伝送する場合にも適用できる。この場合、リアスピーカの再生音量を、本体部側でユーザがフロントスピーカに対して調整した再生音量にリアルタイムで同期して合わせることができるという利点がある。
またワイヤレスヘッドホンシステム(図示せず)において、音源となる本体部から所定のディジタル伝送フォーマットで音声データをワイヤレスヘッドホンにワイヤレス伝送する場合にも適用できる。この場合、ワイヤレスヘッドホンの再生音量を、本体部側でユーザが調整した再生音量にリアルタイムで同期した合わせることができるという利点がある。なお、モード切換えによってユーザがワイヤレスヘッドホンの再生音量の調整を、本体部側又は当該ワイヤレスヘッドホン側のいずれかで行い得るようにしても良い。
また上述のように本実施の形態においては、光ディスク再生装置(再生装置)2におけるディジタル音声データ(音声データ)D1に基づく音声に対する所定の設定内容を再生音量の調整内容とし、当該設定内容を設定する設定手段として操作部14を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、再生音量(いわゆるボリューム)以外にも、例えば左右(L/R)2チャネルのスピーカ出力のバランスの調整内容でも良く、また高音又は低音の調整内容や、トーン調整内容さらには音質調整内容など種々の設定内容に広く適用することができる。その際、対応する設定内容を設定する設定手段としては操作部14以外にも種々の構成のものを適用しても良い。
さらに上述のように本実施の形態においては、再生音量(設定内容)に基づく再生音量データ(設定データ)D2をディジタル伝送フォーマットでディジタル音声データ(音声データ)D1に組み込むようにしてディジタル伝送データ(伝送データ)D3を生成するデータ生成手段として、信号処理回路13を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、データ生成手段としてはこの他種々の構成のものに広く適用することができる。
さらに上述のように本実施の形態においては、信号処理回路(データ生成手段)13において生成されたディジタル伝送データ(伝送データ)D3を送信する送信手段として、ディジタルオーディオインターフェース4をシステムコントローラ8の制御下で適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成の送信手段に広く適用することができる。
さらに上述のように本実施の形態においては、アンプ内蔵型スピーカ(音声出力装置)3では、送信側のディジタルオーディオインターフェース(送信手段)4から送信されるディジタル伝送データ(伝送データ)D3を受信するディジタルオーディオインターフェース(受信手段)5と、ディジタルオーディオインターフェース(受信手段)5で受信したディジタル伝送データ(伝送データ)D3からディジタル音声データ(音声データ)D1及び再生音量データ(設定データ)D2を分離する信号処理回路(分離手段)30と、信号処理回路(分離手段)30において分離した再生音量データ(設定データ)D2に基づく再生音量(設定内容)をディジタル音声データ(音声データ)D1に基づく音声に反映させるCPU31及びアンプ32(内容反映手段)とを設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、受信側が送信側と同一のディジタル伝送フォーマットに対応できれば、音声出力装置としては、この他種々の構成のものを適用するようにしても良い。この場合、受信側の機器に特別な受信回路等を設けることがない分だけ、汎用性を増すことができる。
さらに上述のように本実施の形態においては、光ディスク再生装置(再生装置)2では、信号処理回路(データ生成手段)13は、ディジタル音声データ(音声データ)D1の信号レベルの大きい順(MSB側)にディジタル伝送フォーマットに基づくビット列を配列した後、当該ビット列の最後に位置する音声データの信号レベルが最小のビット(LSB)に続いて再生音量データ(設定データ)D2のビット列を付加するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ディジタル音声データD1に基づく音声にノイズ等が発生するのを未然に防止することができれば、ディジタル音声データ(音声データ)D1に対する再生音量データ(設定データ)D2の組み込ませる手法としては種々の方法を適用するようにしても良い。
さらに上述のように本実施の形態においては、アンプ内蔵型スピーカ(音声出力装置)3では、再生音量データ(設定データ)D2の一部をパリティビット(誤り訂正用のビット)とするようにしてパリティチェック方式を用いて誤り検出及び誤り訂正を行うようにして場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の誤り制御方式に広く適用することができる。すなわちパリティチェック方式のような1文字ごとに検知するキャラクタチェック方式の場合には、定マーク符号チェック方式(伝送する各符号中の1の数が常に一定になるように冗長ビットを付加する方式)やハミング符号チェック方式(各情報ビットに数ビットの冗長ビットを付加し、一定の法則によりチェックを行って符号中に生じた1ビットの誤りを検出し、自己訂正を行う方式)などを適用しても良い。
さらにはこれら以外にもデータを適用な長さに区切ったブロック(ビット群)ごとに検知するブロックチェック方式を適用しても良い。かかるブロックチェック方式には、水平垂直パリティチェック方式(伝送する符号のブロックごとに、ブロック内の符号を垂直に並べ、各ビットの水平方向にそれぞれパリティビットを付加する方式)や、群計数チェック方式(伝送する符号のブロックごとに、ブロック内の符号を垂直に並べ、各ビットの水平方向の1の数を2進数で加算し、その結果を伝送ブロックの後に送信する方式)、巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)方式(データのブロック単位を高次の多項式とみなし、これを予め定めた生成多項式で割ったときの余りを検査用ビット(CRC符号)として、データブロックの末尾に付加して送信する一方、受信側で当該データを同じ生成多項式で割り算を行い、割り切れなければ誤りとする方式)などに適用しても良い。
ディジタル音声伝送システム並びにディジタル音声伝送装置及びその方法において、車載用のオーディオシステムや家庭用のステレオシステム等に適用することができる。
1……ディジタルオーディオシステム、2……光ディスク再生装置、3……アンプ内蔵型スピーカ、4、5……ディジタルオーディオインターフェース、6……光ディスク、7……光ファイバ、8……システムコントローラ、9……光ピックアップ、11……サーボプロセッサ、12……復調回路、13、30……信号処理回路、14、35……操作部、31……CPU、D1……ディジタル音声データ、D2……再生音量データ、D3……ディジタル伝送データ。
Claims (9)
- 記録媒体から再生した音声データを所定のディジタル伝送フォーマットで出力する再生装置と、当該再生装置から受信した上記音声データに基づく音声を出力する音声出力装置とからなるディジタル音声伝送システムにおいて、
上記再生装置では、
上記音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定する設定手段と、
上記設定内容に基づく設定データを上記ディジタル伝送フォーマットで上記音声データに組み込むようにして伝送データを生成するデータ生成手段と、
上記データ生成手段において生成された上記伝送データを送信する送信手段と
を具え、
上記音声出力装置では、
上記送信手段から送信される上記伝送データを受信する受信手段と、
上記受信手段で受信した上記伝送データから上記音声データ及び上記設定データを分離する分離手段と、
上記分離手段において分離した上記設定データに基づく設定内容を上記音声データに基づく音声に反映させる内容反映手段と
を具えることを特徴とするディジタル音声伝送システム。 - 上記再生装置では、
上記データ生成手段は、上記音声データの信号レベルの大きい順に上記ディジタル伝送フォーマットに基づくビット列を配列した後、当該ビット列の最後に位置する上記音声データの信号レベルが最小のビットに続いて上記設定データのビット列を付加する
ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル音声伝送システム。 - 上記設定データの一部は、誤り訂正用のビット又はビット群でなる
ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル音声伝送システム。 - 記録媒体から再生した音声データを所定のディジタル伝送フォーマットで出力するディジタル音声伝送装置において、
上記音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定する設定手段と、
上記設定内容に基づく設定データを上記ディジタル伝送フォーマットで上記音声データに組み込むようにして伝送データを生成するデータ生成手段と、
上記データ生成手段において生成された上記伝送データを送信する送信手段と
を具えることを特徴とするディジタル音声伝送装置。 - 上記データ生成手段は、
上記音声データの信号レベルの大きい順に上記ディジタル伝送フォーマットに基づくビット列を配列した後、当該ビット列の最後に位置する上記音声データの信号レベルが最小のビットに続いて上記設定データのビット列を付加する
ことを特徴とする請求項4に記載のディジタル音声伝送装置。 - 上記設定データの一部は、誤り訂正用のビット又はビット群でなる
ことを特徴とする請求項4に記載のディジタル音声伝送装置。 - 記録媒体から再生した音声データを所定のディジタル伝送フォーマットで出力するディジタル音声伝送方法において、
上記音声データに基づく音声に対する所定の設定内容を設定する第1のステップと、
上記設定内容に基づく設定データを上記ディジタル伝送フォーマットで上記音声データに組み込むようにして伝送データを生成する第2のステップと、
生成された上記伝送データを送信する第3のステップと
を具えることを特徴とするディジタル音声伝送方法。 - 上記第2のステップでは、
上記音声データの信号レベルの大きい順に上記ディジタル伝送フォーマットに基づくビット列を配列した後、当該ビット列の最後に位置する上記音声データの信号レベルが最小のビットに続いて上記設定データのビット列を付加する
ことを特徴とする請求項7に記載のディジタル音声伝送方法。 - 上記設定データの一部は、誤り訂正用のビット又はビット群でなる
ことを特徴とする請求項7に記載のディジタル音声伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003389907A JP2005151473A (ja) | 2003-11-19 | 2003-11-19 | ディジタル音声伝送システム並びにディジタル音声伝送装置及びその方法 |
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JP2005151473A true JP2005151473A (ja) | 2005-06-09 |
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JP2003389907A Pending JP2005151473A (ja) | 2003-11-19 | 2003-11-19 | ディジタル音声伝送システム並びにディジタル音声伝送装置及びその方法 |
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---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007324831A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Toshiba Corp | 音声再生装置及び音声再生システムの音声同期方法 |
JP2010056863A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Yamaha Corp | オーディオ信号処理装置、スピーカ装置、映像表示装置、通信装置およびオーディオシステム |
US8711908B2 (en) | 2008-05-12 | 2014-04-29 | Sony Corporation | Interface circuit |
-
2003
- 2003-11-19 JP JP2003389907A patent/JP2005151473A/ja active Pending
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