JP3085692U - テープデッキのテープテンション装置 - Google Patents

テープデッキのテープテンション装置

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JP3085692U JP2001007045U JP2001007045U JP3085692U JP 3085692 U JP3085692 U JP 3085692U JP 2001007045 U JP2001007045 U JP 2001007045U JP 2001007045 U JP2001007045 U JP 2001007045U JP 3085692 U JP3085692 U JP 3085692U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープテンション装置において、再生モード
からレビューモードへの切替え時に磁気テープのテンシ
ョンを維持することにより、テープ弛みを抑制し、再生
画像の乱れを防止する。 【解決手段】 バックテンションアーム3を駆動するカ
ム溝20に段部23、平坦部24、段部25を形成す
る。段部23によって、ボス32を時計回りに案内し、
スプリング4に張力を与え、テンションレバー5を正転
させる。テンションレバー5先端のテンションピン52
を磁気テープTに押し込むことにより、磁気テープTの
テンションを一旦強め、平坦部24によってボス32を
固定し、所定時間その状態を維持する。その後、段部2
5によって、ボス32を反時計回りに案内し、スプリン
グ4の張力を減じ、テンションレバー5を逆転させて磁
気テープTのテンションを緩める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、VCR(ビデオカセットレコーダ)等のテープデッキのテープテン ション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、テープデッキには、再生モードから巻き戻し再生(レビュー)モー ドに移行する際に発生する磁気テープの弛みを抑制し、このテープ弛みに起因す る再生画像の乱れを防止するようにしたテープテンション装置が備えられている 。図5は、このようなテープテンション装置を示している。テープテンション装 置100は、モードレバー102に設けたカム溝120(ハッチングで示した部 分)によって、バックテンションアーム3を駆動し、このバックテンションアー ム3にスプリング4を介して結合されたテンションレバー5を回転駆動し、磁気 テープTにテンションを与えるように構成されている。バックテンションアーム 3は、シャーシ(図示せず)下面側に立設させたシャフト31により回動自在に 軸支され、テンションレバー5、シャーシ上面側に立設させたシャフト51によ り回動自在に軸支されている。バックテンションアーム3にはカム溝120に係 合するボス32が設けられ、バックテンションアーム3はカム溝120に案内さ れたボス32の揺動により回転する。
【0003】 図6は、モードレバー102と、その上面に設けられたカム溝120を拡大し て示している。カム溝120には、段部121、平坦部122、段部123及び 平坦部124が形成されている。再生モード位置Pは、段部121と平坦部12 2との間に位置し、レビューモード位置Rは、平坦部124に位置している。テ ープデッキが再生モードのとき、磁気テープTは、ローディングポスト(図示せ ず)によってテープカセットCから引出された後、回転ドラム(図示せず)に巻 き付けらる。このとき、カム溝120の段部121に駆動されたバックテンショ ンアーム3は、スプリング4を介してテンションレバー5を反時計回りに回転( 正転)させ、この回転に伴って、テンションレバー5の先端に設けられたテンシ ョンピン52が磁気テープTを案内し、迂回させる。これにより、磁気テープT にテンションがかかり、テープ弛みが抑制され、再生モードにおける画像の乱れ が防止される。そして、テープデッキが再生モードからレビューモードに移行す るとき、モードレバー102はスライドし、それに伴い、ボス32は破線で示し た経路125を通過する。
【0004】 図7(a)は、テープデッキが再生モードからレビューモードに移行するとき のテープテンション装置100各部の動作状態を示しており、(b)は、レビュ ーモードのときのテープテンション装置100の動作状態を示している。テープ デッキが再生モードからレビューモードに移行するとき、モードレバー102は 、モータ、ギャ等の駆動手段(図示せず)から駆動力を付与され、矢印方向に スライドし、ボス32は、カム溝120の平坦部122を通過する。その後、ボ ス32は、段部123によって矢印方向に案内され、バックテンションアーム 3を反時計回り(矢印方向)に回転させてスプリング4の張力を減じると、テ ンションレバー5は、磁気テープTのテンションにより時計回り(矢印方向) に回転(逆転)する。このとき、テンションピン52及びは、破線で示した位置 から実線で示した位置に移動し、供給リール台7から全幅消去ヘッド8間におけ る磁気テープTのテンションが低下する。テープテンション装置100は、上記 動作を行うことにより、磁気テープTのテンションを減じて、リール台駆動用モ ータ(図示せず)にかかる負荷を軽減している。
【0005】 また、バックテンションアーム3、スプリング4及びテンションアーム5に相 当する部材を備えた別なテープテンション装置が知られている(例えば、特開平 6−111427号公報参照)。さらに、テープテンション装置100と概略同 等の構成であって、段部123の経路途中にさらに平坦部を設けることにより、 テープデッキのモード切替え時に磁気テープのテンションを段階的に減少させる ようにしたテープテンション装置が知られている(例えば、実用新案登録第30 73056号公報参照)。さらにまた、供給リール台にブレーキをかけるバック テンションベルトの弛張に連動させてテンションアームを回転させることにより 、磁気テープのテンションを増減するようにしたテープテンション装置が知られ ている(例えば、特開平7−29253号公報参照)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5乃至図7に示したテープテンション装置100では、レビ ューモードにおいてテンションレバー5を逆転させたときに、何らかの理由によ り、磁気テープTにかけられたテンションが必要以上に減少すると、磁気テープ Tがテンションレバー5の動きに追従できなくなり、磁気テープTに弛みが発生 し、その影響として再生画面上部にノイズが現れることがある。
【0007】 特開平6−111427号公報に示されたテープテンション装置もテープテン ション装置100と同等の構成を有するため、上記と同様の問題が発生する。ま た、実用新案登録第3073056号公報に示されたテープテンション装置も、 磁気テープのテンションを段階的に減少させるようにしているが、このような機 構を設けても、何らかの理由により、テンションが必要以上に減少すると、レビ ューモード時の磁気テープの弛みを完全に除去することが困難であり、再生画像 にノイズが発生することがある。さらにまた、特開平7−29253号公報に示 されたテープテンション装置では、テンションレバーに係合されたスプリングの 一端は、直接、シャーシに係合されているので、バックテンションアームからス プリングを介してテンションレバーを駆動することができず、テンションレバー の動作を細かく制御することができない。
【0008】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、テンション レバーの回転動作を適切に制御することにより、再生モードからレビューモード に切替わるまでの磁気テープとテンションピンとの間の良好な接触状態を維持し 、テープ弛みを最小限に抑制して、再生画像にノイズを発生させないようにした テープテンション装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、テープデッキのシャーシに摺動 自在に係合され、駆動手段から入力された駆動力により摺動し、テープデッキの 動作モードを切替えるモードレバーと、シャーシに回動自在に軸支され、モード レバーに設けられているカム溝によって駆動され、回動するアーム部材と、シャ ーシに回動自在に軸支され、アーム部材にバネ部材を介して結合させることによ り、該アーム部材と連動して回動し、先端に設けられたテンションピンによって 磁気テープを案内し、該磁気テープにテンションをかけるテンションレバーと、 一端がシャーシに固定され、他端がテンションレバーの一部に係合され、該一端 及び他端との間に供給リール台の側面に摺動する摺動面が形成され、該他端がテ ンションレバーの回転に連動して牽引されることにより、供給リール台の側面に 該摺動面を摺動させて供給リール台にブレーキをかけるバックテンションベルト とを備え、テープデッキが再生モードのとき、カム溝によってアーム部材を回転 駆動し、このアーム部材の回転力をバネ部材を介してテンションレバーに伝達し 、該テンションレバーを正転方向に回転させて、磁気テープにテンションをかけ 、テープデッキが巻き戻し再生モードのとき、カム溝によってアーム部材を再生 モードのときとは逆方向に回転駆動し、このアーム部材の回転力をバネ部材を介 してテンションレバーに伝達し、該テンションレバーを逆転方向に回転させて、 磁気テープのテンションを緩めると共に、バックテンションベルトを弛緩させ、 供給リール台のブレーキを解除するテープテンション装置において、カム溝は、 再生モードから巻き戻し再生モードに移行する際に、テンションレバー及びバネ 部材を介してアーム部材を正転方向に回転させて磁気テープのテンションを一旦 強め、そのテンションを所定時間維持した後、アーム部材を逆転方向に回転させ て該テンションを緩めるように形成されているものである。
【0010】 この構成においては、カム溝は、再生モードから巻き戻し再生モードに移行す る区間において、テンションレバー及びバネ部材を介してアーム部材を正転方向 に回転させて磁気テープのテンションを一旦強めてテープ弛みを吸収するように 形成されているので、その後、該テンションが大幅に減少しても、磁気テープと テンションピンとの接触状態は良好に維持され、磁気テープの弛みを抑制するこ とができる。また、上述のごとく、カム溝は一旦強めたテンションを所定時間維 持するように形成されているので、テンションピンの動きに対する磁気テープの 追従をさらに確実なものとすることができる。さらに、テンションレバーの動作 に連動させてバックテンションベルトを牽引しているので、簡素な構成でリール 台のブレーキを適正に制御することができる。
【0011】 また、請求項2の考案は、テープデッキの動作モードを切替えるモード切替え 手段と、シャーシに回動自在に軸支され、モード切替え手段によって駆動され、 回動するアーム部材と、シャーシに回動自在に軸支され、アーム部材にバネ部材 を介して結合させることにより、該アーム部材と連動して回動し、先端に設けら れたテンションピンによって磁気テープを案内し、該磁気テープにテンションを かけるテンションレバーとを備え、テープデッキが再生モードのとき、モード切 替え手段によってアーム部材を回転駆動し、このアーム部材の回転力をバネ部材 を介してテンションレバーに伝達し、該テンションレバーを正転方向に回転させ て、磁気テープにテンションをかけ、テープデッキが巻き戻し再生モードのとき 、モード切替え手段によってアーム部材を再生モードのときとは逆方向に回転駆 動し、このアーム部材の回転力をバネ部材を介してテンションレバーに伝達し、 該テンションレバーを逆転方向に回転させて、磁気テープのテンションを緩める テープテンション装置において、モード切替え手段は、再生モードから巻き戻し 再生モードに移行する際に、テンションレバー及びバネ部材を介してアーム部材 を正転方向に回転させて磁気テープのテンションを一旦強めた後、アーム部材を 逆転方向に回転させて該テンションを緩めるように動作するものである。
【0012】 この構成においては、カム溝は、再生モードから巻き戻し再生モードに移行す る区間において、テンションレバー及びバネ部材を介してアーム部材を正転方向 に回転させて磁気テープのテンションを一旦強めてテープ弛みを吸収するように 形成されているので、その後、該テンションが大幅に減少しても、磁気テープと テンションピンとの接触状態は良好に維持され、磁気テープの弛みを抑制するこ とができる。
【0013】 また、請求項3の考案は、請求項2に記載のテープテンション装置において、 一端がシャーシに固定され、他端がテンションレバーの一部に係合され、該一端 及び他端との間に供給リール台の側面に摺動する摺動面が形成され、該他端がテ ンションレバーの回転に連動して牽引されることにより、供給リール台の側面に 該摺動面を摺動させて供給リール台にブレーキをかけるバックテンションベルト をさらに備えたものである。この構成においては、テンションレバーの動作に連 動させてバックテンションベルトを牽引しているので、簡素な構成でリール台の ブレーキを適正に制御することができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を具体化した一実施形態に係るテープテンション装置を備えたテ ープデッキを図面を参照して説明する。図1及び図2は、テープデッキが再生モ ードのとき磁気テープにテンションをかけ、巻き戻し再生モードのとき磁気テー プのテンションを緩めるテープテンション装置を示している。テンション装置1 は、モードレバー2と、バックテンションアーム3(アーム部材)と、スプリン グ4(バネ部材)と、テンションレバー5と、バックテンションベルト6とを備 えている。
【0015】 モードレバー2は、シャーシ9下面に摺動自在に係合されていて、駆動手段( 図示せず)から入力された駆動力により駆動され、テープデッキの動作モードを 切替える。バックテンションアーム3は、シャーシ9下面側に立設させたシャフ ト31により回動自在に軸支され、ボス32がモードレバー2のカム溝20によ って案内されることにより回動する。スプリング4の一端41は、バックテンシ ョンアーム3に設けられたフック33に、他端42は、テンションレバー5に設 けられたフック53にそれぞれ係合されている。テンションレバー5は、シャー シ9上面側に立設させたシャフト51により回動自在に軸支され、バックテンシ ョンアーム3にスプリング4を介して結合させている。このテンションレバー5 は、バックテンションアーム3と連動して回動し、先端に設けられたテンション ピン52によって磁気テープTを迂回させるように案内し、磁気テープTにテン ションをかける。バックテンションベルト6は、摺動面63を有し、この摺動面 63を供給リール台7の側面に摺動させて供給リール台7にブレーキをかける。 バックテンションベルト6の一端61は、シャーシ9の一部を上面側に折り曲げ 形成した固定片91に固定され、他端62は、テンションレバー5の一部を上面 に折り曲げ形成した係止片53に係合されており、他端62がテンションレバー 5の回転に連動して牽引されることにより、摺動面63が供給リール台7の側面 に摺動する。
【0016】 図3はモードレバー2に形成されたカム溝20を示している。カム溝20には 、段部21、平坦部22、段部23、平坦部24、段部25及び平坦部26が形 成されている。再生モード位置Pは、段部21と平坦部22との間に位置してお り、レビューモード位置Rは、平坦部26に位置している。平坦部24のカム高 さは再生モード位置Pより高く設定され、レビューモード位置Rのカム高さは平 坦部24より低く設定されている。再生モードでは、磁気テープTは、ローディ ングポスト(図示せず)によって、テープカセットCから引出された後、回転ド ラム(図示せず)に巻き付けらる。このとき、カム溝20の段部21に駆動され たバックテンションアーム3は、スプリング4に張力を付与する。これにより、 テンションレバー5が反時計回りに回転(正転)し、テンションレバー5の先端 のテンションピン52を磁気テープTに押し当てて、磁気テープTにテンション を与え、テープ弛みを抑制して再生モードにおける画像の乱れを防止する。
【0017】 図4(a)は、テープデッキが再生モードからレビューモードに移行するとき のテープテンション装置1各部の動作状態を示しており、(b)は、レビューモ ードにおける同状態を示している。再生モードからレビューモードに移行すると き、モードレバー2は、モータ、ギャ等の駆動手段(図示せず)から駆動力を付 与され、矢印方向にスライドし、ボス32は、カム溝20の平坦部22を通過 した後、段部23によって矢印方向に案内され、バックテンションアーム3を 時計回り(矢印方向)に回転させ、スプリング4の張力をさらに強め、テンシ ョンレバー5をさらに反時計回り(矢印方向)に回転(正転)させる。このと き、テンションピン52は再生モードのときよりさらに押し込まれ、磁気テープ Tは、(a)において破線で示した位置から実線で示した位置に移動し、磁気テ ープTのテンションが一旦強まる。そして、ボス32が平坦部24を通過する間 、バックテンションアーム3は回転しないので、テンションレバー5によって磁 気テープTのテンションは維持される。その後、ボス32が段部25に達すると 、ボス32は段部25によって案内され、バックテンションアーム3は反時計回 りに回転し、スプリング4の張力を弱める。その結果、磁気テープTのテンショ ンにより、テンションレバー5は時計回り(矢印方向)に回転(逆転)する。 このとき、テンションピン52及び磁気テープTは、(b)において、破線で示 した位置から実線で示した適正位置に戻り、供給リール台7から全幅消去ヘッド 8間の磁気テープTのテンションは低下する。また、テンションレバー5の逆転 により、バックテンションベルト6の一端61が緩められ、これにより、供給リ ール台7のブレーキが解除される。この供給リール台7のブレーキ解除と上記磁 気テープTのテンションの低下によって、レビューモードにおけるリール台駆動 用モータ(図示せず)にかかる負荷が軽減される。
【0018】 本テープテンション装置1では、再生モードから巻き戻し再生モードに移行す る際に、カム溝20を形成する段部23によって、バックテンションアーム3及 びスプリング4を介してテンションレバー5を正転方向に回転させて磁気テープ Tのテンションを一旦強めてテープ弛みを吸収するように構成している。従って 、その後、磁気テープTのテンションが大幅に減少しても、磁気テープTとテン ションピン52との接触状態は良好に維持され、磁気テープTの弛みを抑制する ことができる。また、上述のごとく、カム溝20を形成する平坦部24によって 、一旦強めたテンションを所定時間維持するように構成しているので、テンショ ンピン52の動きに対する磁気テープTの追従をさらに確実なものとすることが できる。これらによって、テープデッキの再生画像に発生するノイズを防止する ことができる。さらに、テンションレバー5の動作に連動させてバックテンショ ンベルト6を牽引しているので、テンションレバー5に供給リール台7のブレー キ駆動機能を兼用させることも容易に成し得る。
【0019】 なお、本考案は上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能であ り、例えば、バックテンションアーム3を駆動する駆動機構は、モードレバー2 とモードレバー2に設けたカム溝20に限られることなく、他の形状を有するカ ム機構やリンク機構を用いても、また、モータ等の駆動手段を用いてバックテン ションアーム3を直接駆動するようにしてもよい。また、バックテンションベル ト6は、テンションレバー5と連動して動作する構成に限られることなく、テン ションレバー5と別個独立に設けられた構成であってもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のように請求項1の考案によれば、テープデッキが再生モードから巻き戻 し再生モードに移行する際に、モードレバーに設けたカム溝によってテンション レバー及びバネ部材を介してアーム部材に駆動力を伝達し、アーム部材を正転さ せることにより、磁気テープのテンションを一旦強め、さらに、そのテンション を所定時間維持するようにしている。従って、追加部品を加えることなく、磁気 テープの弛みを抑制し、再生画像の乱れを防止することができる。また、テンシ ョンレバーの動作に連動させてバックテンションベルトを牽引しているので、テ ンションレバーにリール台のブレーキ駆動機能を兼用させ、テープデッキの構成 を簡素化することができる。
【0021】 請求項2の考案によれば、テープデッキが再生モードから巻き戻し再生モード に移行する際に、カム溝によってテンションレバーを駆動し、テンションレバー 及びバネ部材を介してアーム部材に駆動力を伝達し、アーム部材を正転させるこ とにより、磁気テープのテンションを一旦強めるようにしている。従って、追加 部品を加えることなく、磁気テープの弛みを抑制し、再生画像の乱れを防止する ことができる。
【0022】 請求項3の考案によれば、テンションレバーの動作に連動させてバックテンシ ョンベルトを牽引しているので、テンションレバーにリール台のブレーキ駆動機 能を兼用させ、テープデッキの構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態によるテープテンション
装置の平面図。
【図2】 同装置の側断面図。
【図3】 同装置に適用されるモードレバーの平面図。
【図4】 (a)(b)は同装置の再生モードから巻き
戻し再生モード状態に移行するときの動作状態を示した
平面図。
【図5】 従来のテープテンション装置の平面図。
【図6】 同装置に適用されるモードレバーの平面図。
【図7】 (a)(b)は同装置の再生モードから巻き
戻し再生モード状態に移行するときの動作状態を示した
平面図。
【符号の説明】
1 テープテンション装置 2 モードレバー 3 バックテンションアーム(アーム部材) 4 スプリング(バネ部材) 5 テンションレバー 6 バックテンションベルト 7 供給リール台 9 シャーシ 21 カム溝 63 摺動面 C テープカセット T 磁気テープ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープデッキのシャーシに摺動自在に係
    合され、駆動手段から入力された駆動力により摺動し、
    テープデッキの動作モードを切替えるモードレバーと、 シャーシに回動自在に軸支され、前記モードレバーに設
    けられているカム溝によって駆動され、回動するアーム
    部材と、 シャーシに回動自在に軸支され、前記アーム部材にバネ
    部材を介して結合させることにより、該アーム部材と連
    動して回動し、先端に設けられたテンションピンによっ
    て磁気テープを案内し、該磁気テープにテンションをか
    けるテンションレバーと、 一端がシャーシに固定され、他端が前記テンションレバ
    ーの一部に係合され、該一端及び他端との間に供給リー
    ル台の側面に摺動する摺動面が形成され、該他端が前記
    テンションレバーの回転に連動して牽引されることによ
    り、供給リール台の側面に該摺動面を摺動させて供給リ
    ール台にブレーキをかけるバックテンションベルトとを
    備え、 テープデッキが再生モードのとき、前記カム溝によって
    前記アーム部材を回転駆動し、このアーム部材の回転力
    を前記バネ部材を介して前記テンションレバーに伝達
    し、該テンションレバーを正転方向に回転させて、磁気
    テープにテンションをかけ、テープデッキが巻き戻し再
    生モードのとき、前記カム溝によって前記アーム部材を
    前記再生モードのときとは逆方向に回転駆動し、このア
    ーム部材の回転力を前記バネ部材を介して前記テンショ
    ンレバーに伝達し、該テンションレバーを逆転方向に回
    転させて、磁気テープのテンションを緩めると共に、前
    記バックテンションベルトを弛緩させ、供給リール台の
    ブレーキを解除するテープテンション装置において、 前記カム溝は、前記再生モードから前記巻き戻し再生モ
    ードに移行する際に、前記テンションレバー及び前記バ
    ネ部材を介して前記アーム部材を前記正転方向に回転さ
    せて磁気テープのテンションを一旦強め、そのテンショ
    ンを所定時間維持した後、前記アーム部材を前記逆転方
    向に回転させて該テンションを緩めるように形成されて
    いることを特徴とするテープテンション装置。
  2. 【請求項2】 テープデッキの動作モードを切替えるモ
    ード切替え手段と、 シャーシに回動自在に軸支され、前記モード切替え手段
    によって駆動され、回動するアーム部材と、 シャーシに回動自在に軸支され、前記アーム部材にバネ
    部材を介して結合させることにより、該アーム部材と連
    動して回動し、先端に設けられたテンションピンによっ
    て磁気テープを案内し、該磁気テープにテンションをか
    けるテンションレバーとを備え、 テープデッキが再生モードのとき、前記モード切替え手
    段によって前記アーム部材を回転駆動し、このアーム部
    材の回転力を前記バネ部材を介して前記テンションレバ
    ーに伝達し、該テンションレバーを正転方向に回転させ
    て、磁気テープにテンションをかけ、テープデッキが巻
    き戻し再生モードのとき、前記モード切替え手段によっ
    て前記アーム部材を前記再生モードのときとは逆方向に
    回転駆動し、このアーム部材の回転力を前記バネ部材を
    介して前記テンションレバーに伝達し、該テンションレ
    バーを逆転方向に回転させて、磁気テープのテンション
    を緩めるテープテンション装置において、 前記モード切替え手段は、前記再生モードから前記巻き
    戻し再生モードに移行する際に、前記テンションレバー
    及び前記バネ部材を介して前記アーム部材を前記正転方
    向に回転させて磁気テープのテンションを一旦強めた
    後、前記アーム部材を前記逆転方向に回転させて該テン
    ションを緩めるように動作することを特徴とするテープ
    テンション装置。
  3. 【請求項3】 一端がシャーシに固定され、他端が前記
    テンションレバーの一部に係合され、該一端及び他端と
    の間に供給リール台の側面に摺動する摺動面が形成さ
    れ、該他端が前記テンションレバーの回転に連動して牽
    引されることにより、供給リール台の側面に該摺動面を
    摺動させて供給リール台にブレーキをかけるバックテン
    ションベルトをさらに備えたことを特徴とする請求項2
    に記載のテープテンション装置。
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