JP3085116B2 - 吸気ダクト - Google Patents

吸気ダクト

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JP3085116B2
JP3085116B2 JP06333437A JP33343794A JP3085116B2 JP 3085116 B2 JP3085116 B2 JP 3085116B2 JP 06333437 A JP06333437 A JP 06333437A JP 33343794 A JP33343794 A JP 33343794A JP 3085116 B2 JP3085116 B2 JP 3085116B2
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air
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誠 亀田
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載されたエン
ジンに対し、吸気として外気を導くための吸気ダクトに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両においては、吸気口から吸入
された吸気が吸気ダクト及びエアクリーナを通って搭載
エンジンへ導かれるとき、吸気と共に吸入された水滴等
は吸気ダクト及びエアクリーナ内で吸気から分離するよ
うにされているが、この水分分離性能が余り高くない場
合には、エンジンのシリンダ内に比較的多くの水分が流
入して、いわゆるウォーターハンマ現象が発生し、その
衝撃によりピストンロッドが折損する等の不具合を起こ
すおそれがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、エン
ジンへの吸気と共に吸気ダクトへ吸入された水滴等の水
分を、その吸気ダクト内で吸気から効率よく分離できる
ようにしようとすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る吸気ダクトは、下方へ吸気を導く入口が上方に形成さ
れ上記入口の下方で一側面に吸気の出口が形成されたエ
アボックスと、上記出口の上方において上記一側面から
上記エアボックスの内方側へ突出するリブとをそなえ
上記リブは頂部から同頂部の両側方へ下方に向かって傾
斜する中高屋根形に形成されると共に、上記頂部が上記
入口に対して上記両側方のいずれか一方へ偏奇してい
る。
【0005】
【作用】従って、上方からエアボックス内に導かれた吸
は、エアボックスの内側面からエアボックスの内方側
へ突出すると共に頂部から同頂部の両側方へ下方に向か
って傾斜する中高屋根形のリブに衝突して、エアボック
ス内でリブ頂部の両側方へ分流し、また、リブ頂部が吸
気入口に対して両側方のいずれか一方へ偏奇しているた
め、リブ頂部両側方の他方側へ比較的多く流れ、その結
果、エアボックス内で吸気が上下から衝突して渦流を形
成させる一方、リブに衝突した吸気は出口が形成された
エアボックスの一側面と反対側へ流れ、いずれの場合も
出口から遠ざかるように流れて、エアボックス内への流
入吸気が直接出口へ向かうことが抑制されるので、その
際、吸気に含まれていた水分が吸気から効率良く分離さ
れ、分離された水は中高屋根形リブとエアボックス内面
に沿い流下してエアボックス下端から適宜外方へ放出さ
、このため、水分がよく分離された吸気がエアボック
ス側面の出口からエアクリーナ等へ導かれていくことに
なる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例について具
体的に説明する。図1に示されているように、大型トラ
ック等の車両に装備された吸気ダクト1は、頂部の吸気
取り入れ部2と、上下に延びるシュノーケルダクト3
と、エアボックス4と、シュノーケルダクト3及びエア
ボックス4を接続するブーツラバー5とからなり、吸気
取り入れ部2から吸引された外気は順次シュノーケルダ
クト3、ブーツラバー5及びエアボックス4を経てエア
クリーナ6へ導かれ、さらに、図示しない搭載エンジン
へ吸気として吸い込まれる。
【0007】図2〜図5に示されているように、エアボ
ックス4の前面壁10には斜め下方に延びる断面略梯形
の多数の補強リブ11が形成されると共に、エアボック
ス4の後面壁12にはエアクリーナ6への出口13と、
その上方に中高屋根形に配置された断面略U形の補強リ
ブ14とが設けられ、また、傾斜リブ11の下端に位置
するエアボックス4側方にはエアだまり15が形成され
ている。16はエアだまり15及びエアクリーナ6の下
端にそれぞれ設けられた排水弁であって、エアボックス
4の底部は排水弁6に向かってやや下方に傾斜してい
る。
【0008】上記装置において、水滴もしくは霧状の水
分を含んだ吸気が上方からエアボックス4内に流入する
と、図中の破線矢印に示されているように、吸気は後面
壁12から内方へ突出した屋根形リブ14に衝突して左
右に分流されると同時に、前方へも指向させられ、屋根
形リブ14の頂部が図4の左方へ偏っているため、屋根
形リブ14により左右に分流された吸気は図4の右方に
幾分多く流れた後、出口13側方のエアだまり15内で
吸気が上下から衝突して渦流を形成させる一方、前方へ
流れた吸気は前面壁10の内面に衝突してその下方へ流
れた後、それぞれ出口13からエアクリーナ6へ導かれ
る結果、エアボックス4への流入吸気が直接出口13に
向かうことが抑制されている。
【0009】他方、吸気が後面壁12の屋根形リブ14
に衝突することにより吸気から水分が分離され、この分
離された水は屋根形リブ14に沿って左右下方に流れた
後、エアボックス4の側壁を伝わってエアボックス4の
底部に導かれ、また、吸気が前面壁10の内面に衝突す
ることにより吸気から水分が分離され、この分離された
水は、前面壁10内面のリブ11に沿って斜め下方のエ
アだまり15側へ流れた後エアボックス4の底部に導か
れ、さらに、エアだまり15内で形成された吸気の渦流
によっても吸気から水分が分離され、この分離された水
はエアボックス4の内壁面に沿い流下してエアボックス
4の底部に導かれるので、これらの分離水はエアボック
ス4底部の排水弁16から速やかに外部に排出される。
【0010】エアボックス4に上方から噴霧空気を流入
させて、その水分離効率を計測してみると、図6の水分
離効率曲線Aに示されているように、傾斜リブ11及び
屋根形リブ14が設けられていなかった従来装置の水分
離効率曲線aに対し、空気流量の広い範囲にわたって約
30パーセントもの効率上昇がみられた。また、屋根形
リブ14の高さHとエアボックス4の入口幅Dとの間に
も水分離効率上の相関関係があり、図7に示されている
ように、H/Dの値が0.2付近においてとくに高効率
で水分を分離できることがわかる。
【0011】上記のように、エアボックス4内における
吸気の流れにより吸気から水分を効率よく分離すること
ができるため、吸気に伴ってエアクリーナ6へ運ばれる
水分の量を大幅に減少させることができ、従ってまた、
エンジンへ吸い込まれる水分を従来よりも格段に低減さ
せることができるので、エンジンシリンダ内でのいわゆ
るウォーターハンマ現象の発生を抑制して、エンジン部
品が破損することを確実に防止することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明にかかる吸気ダクトでは、上方か
らエアボックス内に導かれた吸気は、エアボックスの内
側面からエアボックスの内方側へ突出して頂部が吸気入
口に対し両側方のいずれか一方へ偏奇した中高屋根形の
リブに衝突し、エアボックス内に形成された吸気の渦流
等によって出口から遠ざかるように流れ、その際、吸気
に含まれていた水分が吸気から効率良く分離されされる
ので、吸気と共にエアクリーナやエンジンに導かれる水
分の量を従来装置と比較して格段に低減させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における概略背面図。
【図2】上記実施例の要部側面図。
【図3】図2の要部の前面図。
【図4】図2の要部の背面図。
【図5】図4のV−V矢視断面図。
【図6】上記実施例の性能曲線図。
【図7】上記実施例の性能曲線図。
【符号の説明】
1 吸気ダクト 4 エアボックス 6 エアクリーナ 11 傾斜リブ 13 出口 14 屋根形リブ 15 エアだまり 16 排水弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 35/10 301 B60K 13/02 F02M 35/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方へ吸気を導く入口が上方に形成され
    上記入口の下方で一側面に吸気の出口が形成されたエア
    ボックスと、上記出口の上方において上記一側面から上
    記エアボックスの内方側へ突出するリブとをそなえ、上
    記リブは頂部から同頂部の両側方へ下方に向かって傾斜
    する中高屋根形に形成されると共に、上記頂部が上記入
    口に対して上記両側方のいずれか一方へ偏奇した吸気ダ
    クト。
  2. 【請求項2】 請求項1において、少なくとも上記出口
    の一側方において上記リブの一端から連続して上記出口
    よりも下方にまで延び上記一側面から上記エアボックス
    の内方側へ突出したリブをそなえた吸気ダクト。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
    リブの突出高さと、上記リブが突出する方向の上記エア
    ボックスの幅との比が0.2付近である吸気ダクト。
  4. 【請求項4】 請求項2において、下方へ延びた上記リ
    ブに対して上記出口と反対側における上記エアボックス
    内にエアだまりが形成されると共に、上記エアだまりの
    下端に排水弁が設けられた吸気ダクト。
  5. 【請求項5】 下方へ吸気を導く入口が上方に形成され
    上記入口の下方で一側面に吸気の出口が形成されたエア
    ボックスと、上記一側面から上記エアボックスの内方側
    へ突出し上記出口の上方において下側方へ向かって傾斜
    すると共に少なくとも上記出口の一側方において上記出
    口よりも下方にまで延びたリブと、上記リブの下部に対
    して上記出口と反対側における上記エアボックス内に形
    成されたエアだまりと、上記エアだまりの下端に設けら
    れた排水弁と、上記出口と対向する上記エアボックス内
    側面に形成され上記エアだまりに向かって下降するよう
    に傾斜する第2のリブとをそなえた吸気ダクト。
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JP6594173B2 (ja) * 2015-11-19 2019-10-23 日野自動車株式会社 吸気ダクト
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