JP3083824B2 - スイッチトキャパシタフィルタ - Google Patents

スイッチトキャパシタフィルタ

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JP3083824B2
JP3083824B2 JP01055173A JP5517389A JP3083824B2 JP 3083824 B2 JP3083824 B2 JP 3083824B2 JP 01055173 A JP01055173 A JP 01055173A JP 5517389 A JP5517389 A JP 5517389A JP 3083824 B2 JP3083824 B2 JP 3083824B2
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switched capacitor
capacitor filter
switch
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敏男 安達
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旭化成マイクロシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、低消費電力でかつ広帯域なスイッチトキャ
パシタフィルタに関するものである。
[従来の技術] 第2図の従来から広く知られているスイッチトキャパ
シタフィルタの典型的な構成を示す。スイッチトキャパ
シタフィルタは演算増幅器,容量(コンデンサ),スイ
ッチから構成されており、フィルタの帯域は演算増幅器
の帯域で制限される。このスイッチトキャパシタフィル
タは近年LSI化可能なフィルタとして注目を浴びてい
る。
第3図(A)は第2図のスイッチトキャパシタフィル
タを構成する演算増幅器の外部端子に着目して示した
図、第3図(B)は、その演算増幅器の内部構成を詳細
に示した一例図である。
第3図(B)において、MOSトランジスタQ1〜Q5は差
動増幅段を形成しており、一方のロード用MOSトランジ
スタQ4の出力端は位相補償用コンデンサCCを介してCMOS
スイッチに接続されている。このCMOSスイッチはN型MO
SトランジスタQ6とP型MOSトランジスタQ7のソース・ド
レインを接続したものであり、位相補償用抵抗としての
機能を果たす。また、MOSトランジスタQ8およびQ9は出
力段を形成している。
演算増幅器の負荷容量CLの増大に伴なって位相余裕が
低下するので、上記位相補償用コンデンサCCを挿入する
ことにより、演算増幅器にスピード(GB積)を低くせざ
るを得ない。
[発明が解決しようとする課題] ところが、第2図に示されるように、演算増幅器の負
荷容量はクロックφ1の状態に応じて変動してしま
う。例えば、第2図示のAmplに着目すると、クロックφ
がONのとき負荷容量はC3となるが、クロックφがON
のときには負荷容量は零となってしまう。
このような場合にも、Amplについてはワーストケース
である負荷容量C3を前提として、設計しなければならな
いという欠点がある。
また別の用途についてみると、現状の演算増幅器の性
能では音声帯域の信号を処理するのには適しているもの
の、例えばビデオ帯域の信号を処理するにはスピードの
点で不足することになる。ところが、これを解決するた
めには演算増幅器の周波数帯域を広げる必要があるが、
このため消費電流およびチップサイズの増加をもたらす
という欠点がある。
よって本発明の目的は、演算増幅器の消費電流,チッ
プサイズを変更することなく適応周波数帯域を広げたス
イッチトキャパシタフィルタを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明に係るスイッチ
トキャパシタフィルタは、差動増幅段と出力段とを含
み、該差動増幅段の出力端と該出力段の間に第1の位相
補償用容量素子を有する演算増幅器と、前記演算増幅器
の出力端に接続され、所定のクロック信号によって駆動
される第1のスイッチと、前記第1のスイッチを介して
前記演算増幅器の出力端に接続される容量素子と、前記
クロック信号によって前記第1のスイッチがオンするこ
とにより前記容量素子が前記演算増幅器の出力端に接続
されるときに、前記クロック信号によって駆動され、前
記第1の位相補償用容量素子と並列的に第2の位相補償
用容量素子を接続する第2のスイッチとを具備したもの
である。
[作 用] 本発明によれば、スイッチトキャパシタフィルタを構
成する演算増幅器の位相補償用容量値がクロック信号に
同期して変化するので、常に最高の処理スピードを得る
ことができる。
このことを、より詳細に述べると次のとおりである。
スイッチトキャパシタフィルタの精度を確保するため
には、各クロック周期において電荷の移動が終了しなけ
ればならない。このため、演算増幅器に要求される性能
もクロック周期に応じて充分速い設計がなされなければ
ならない。
一方、高速演算増幅器を設計するには負荷容量に応じ
て帯域を決定する必要がある。すなち演算増幅器の構成
にもよるが、一般に演算増幅器は負荷容量が大きくなる
と位相余裕が小さくなり不安定になる。また位相余裕を
大きくすると安定となるが帯域が狭くなる。このような
ことから、負荷容量が大きくなると演算増幅器のスピー
ドを低下せざるを得なくなる。
また、スイッチトキャパシタフィルタはそのクロック
位相によっては負荷容量が変化する。
従って、上述のとおり、このクロックに同期して演算
増幅器の位相補償容量を切り換えて演算増幅器のスピー
ドを可能な限り速くすることができる。
[実施例] 以下、実施例に基いて本発明を詳細に説明する。
第1図(A)はスイッチトキャパシタフィルタに含ま
れる演算増幅器の外部端子に着目して示した図である。
本実施例と従来例(第3図(A)参照)との相違は、ク
ロック信号φおよびが位相補償容量素子を切り換
えるための制御信号として入力されていることである。
この演算増幅器は、第2図に示したようなスイッチトキ
ャパシタフィルタを構成するために用いられる。
第1図(B)は第1図(A)に示した演算増幅器の詳
細な回路構成図、第1図(C)はクロック信号を示すタ
イミング図である。第1図(B)に示した回路構成と、
第3図(B)に示した従来例との相違は次のとおりであ
る。
位相補償容量素子として2つのコンデンサCA,CB
備えている。
これらコンデンサのうちCAについてはCMOSスイッチ
SWAを介して常時挿入されているが、CBについてはクロ
ックφがONのときにのみ並列的に挿入されるよう第2
のCMOSスイッチSWBに接続されている。
かくして、クロックφがONのとき位相補償容量はCA
+CBとなる。また、φがOFFのときには第2のCMOSス
イッチSWBがオープンとなるため、位相補償容量はCA
みとなり、CA+CBの場合と比べてスピード(GB積)が高
くなる。
なお、演算増幅器の帰還容量と入力容量の比で、演算
増幅器の帰還量が決まるが、この帰還量が1以下なら帰
還量が1とのときに比べて位相余裕が増えるので演算増
幅器の帯域を増大することができる。
[発明の効果] 以上説明したとおり、本発明を実施することにより、
スイッチトキャパシタフィルタの高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜第1図(C)はそれぞれ本発明の一実施
例を示す図、 第2図は従来から知られているスイッチトキャパシタフ
ィルタの典型的な回路図、 第3図(A)および第3図(B)は従来から知られてい
る演算増幅器の構成を示す図である。 Q1,Q2……入力用MOSトランジスタ、 Q3,Q4……ロード用MOSトランジスタ、 CA,CB……位相補償用容量素子、 SWA,SWB……CMOSスイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動増幅段と出力段とを含み、該差動増幅
    段の出力端と該出力段の間に第1の位相補償用容量素子
    を有する演算増幅器と、 前記演算増幅器の出力端に接続され、所定のクロック信
    号によって駆動される第1のスイッチと、 前記第1のスイッチを介して前記演算増幅器の出力端に
    接続される容量素子と、 前記クロック信号によって前記第1のスイッチがオンす
    ることにより前記容量素子が前記演算増幅器の出力端に
    接続されるときに、前記クロック信号によって駆動さ
    れ、前記第1の位相補償用容量素子と並列的に第2の位
    相補償用容量素子を接続する第2のスイッチと を具備したことを特徴とするスイッチトキャパシタフィ
    ルタ。
JP01055173A 1989-03-09 1989-03-09 スイッチトキャパシタフィルタ Expired - Lifetime JP3083824B2 (ja)

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