JPH01212120A - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路

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JPH01212120A
JPH01212120A JP63037170A JP3717088A JPH01212120A JP H01212120 A JPH01212120 A JP H01212120A JP 63037170 A JP63037170 A JP 63037170A JP 3717088 A JP3717088 A JP 3717088A JP H01212120 A JPH01212120 A JP H01212120A
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JP
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transistor
power supply
output
voltage
drive circuit
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JP63037170A
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English (en)
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Jiro Sakaguchi
治朗 坂口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/01Modifications for accelerating switching
    • H03K19/017Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits
    • H03K19/01707Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスイッチ素子の駆動回路に関し、例えば低電圧
動作集積回路に含まれる相補型MO8(以下単に0MO
8とも記す)トランスファゲート回路の駆動に適用して
有効な技術に関するものである。
〔従来技術〕
スイッチドキャパシタフィルタ回路は、コンデンサ、C
MOSトランスファゲート回路のようなアナログスイッ
チ、及びMO8演算増幅回路などを組合せて構成され、
その遮断周波数は容量比とクロック周波数で決定するこ
とができるために通信用LSIの分野などで広く利用さ
れている。スイッチドキャーパシタフィルタ回路の動作
原理は、信号周波数よりも充分高い周波数でアナログス
イッチを開閉して、コンデンサの電荷を移動させること
により、等価抵抗をつくることである。
第5図にはスイッチドキャパシタフィルタ回路の基本と
なるスイッチドキャパシタ積分回路が示される。このス
イッチドキャパシタ積分回路は。
従来のCR積分回路に含まれる抵抗を、コンデンサCと
2つのアナログスイッチSWI、SW2とによって構成
される等価抵抗に置き換えたものである。このスイッチ
ドキャパシタ積分回路において、アナログスイッチSW
I、SW2のスイッチング周波数をfcとすると、等価
抵抗は近似的に17(fc−C)とされる。
このようなスイッチドキャパシタ積分回路において演算
増幅回路1の非反転入力端子の供給電圧vbは当該演算
増幅回路1の出力振幅の点より概ねV c c / 2
とされることが望ましいため、アナログスイッチSWI
、SW2に含まれるNチャンネル型MO8FETQIを
第6図に示されるような単なるCMOSインバータ回路
INVの出力によってスイッチ駆動し、Pチャンネル型
MO3FETを上記MO8FETQIとは逆相のスイッ
チ駆動電圧で制御するとき、アナログスイッチSW1、
SW2を構成するMOSFETのゲート・ソース間電位
は最悪でvCC−vb=vCC/2になる。
この状態で、アナログスイッチSW1.S’W2が導通
状態を採るためには、これに含まれる各MO8FETの
ゲート・ソース間電圧が夫々のしきい値電圧よりも大き
くなることが必要とされる。
例えば、電源電圧Vccが1 [V] 、Nチャンネル
型MO8FET(7)しきい値電圧vthが0.25 
[V] 、Lきい値電圧Vthのばらつきが±0゜1 
[V] 、Lきい値電圧vthの温度係数が2[−v/
℃]とすると、50℃におけるNチャンネル型MO8F
ETQIのしきい値電圧は最大限0゜45[V]を採り
得ることになり、これによって最悪の場合には当該MO
8FETQIのゲート・ソース間電圧Vc c−Vb=
Vc c/2と、しきい値電圧Vthとの差は0.05
 [V]になり。
導通状態に制御されるべきMO8FETQIに充分低い
オン抵抗を得ることが困難になってしまう。
このようにアナログスイッチのオン抵抗を充分低くする
ことができないという問題点はアナログスイッチに含ま
れるMOSFETのしきい値電圧との関係で電源電圧V
ccが低くされるに従って顕著になる。
このため従来では外部で昇圧形成した電圧を用いてアナ
ログスイッチを駆動していた。
尚、スイッチドキャパシタフィルタ回路の低電圧動作に
ついて記載された文献の例としては電気通信学会技報C
AS85−177 r電源電圧1vで動作するスイッチ
ドキャパシタフィルタの実現」がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、CMOSインバータで成るような駆動回
路の電源端子に単に昇圧電圧を与えてアナログスイッチ
を駆動する構成では当該駆動回路に流れる貫通電流など
に対して昇圧電圧の安定化を図るために比較的大きな容
量素子を半導体集積回路の外に特別に付加することが必
要になって回路規模が大型化してしまう。
本発明の目的は、外部的な昇圧回路を必要とすることな
くスイッチのオン抵抗を充分低くし得る駆動電圧を比較
的低い電源電圧で形成することができる駆動回路を提供
することにある。
本発明の前記並びにそのほかの目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、導電型の異なる第1トランジスタ及び第2ト
ランジスタを直列接続して成る相補型インバータと、上
記第1トランジスタと電源電圧端子又は接地電圧端子の
ような電源端子との間に当該第1トランジスタと同じ導
電型を持つ第3トランジスタを挿入し、この第3トラン
ジスタのゲート電極を上記相補型インバータの出力端子
に接続すると共に、上記第1及び第3トランジスタの基
体ゲートとソース電極を夫々共通接続し、更に、この共
通接続ノードにブートストラップ容量の一方の電極を接
続すると共に、このブートストラップ容量の他方の電極
に、上記相補型インバータの入力信号とは概ね逆相の信
号を逆相信号形成手段から与えるようにして駆動回路を
構成するものである。
上記駆動回路において第3トランジスタのゲート電極と
相補型インバータの出力端子との間に上記第1トランジ
スタと同じ導電型を持つ第4トランジスタを挿入し、且
つ当該第4トランジスタと共に相補型インバータを構成
する第5トランジスタを設け、第4及び第5トランジス
タのゲート電極には上記相補型インバータの入力信号を
与えるようにすることができる。
〔作 用〕
上記した手段によれば、第1及び第2トランジスタで構
成される相補型インバータの出力によって第3トランジ
スタがオン状態に制御されるとブートストラップ容量が
電源電圧レベルに充電され。
次いで相補型インバータの出力が反転されると。
これに呼応して第1及び第3トランジスタの結合ノード
が電源電圧以上に昇圧されると共に、このとき第3トラ
、ンジスタはオフ状態に制御されるため上記昇圧ノード
は第3トランジスタを介して電源端子との間で電荷の流
入又は流出が行われず、これによって、相補型インバー
タ回路の出力端子には電源電圧以上の出力振幅を得るも
のである。
上記駆動回路において第3トランジスタのゲート電極を
新たに追加した相補型インバータの出力でスイッチ制御
する場合、当該第3トランジスタは、新たに追加された
相補型インバータの反転動作遅延時間分だけ遅れてター
ン・オフされることになるため、第1及び第3トランジ
スタの結合ノードにはその第3トランジスタがターン・
オフされるまでの間当該第3トランジスタから電荷が補
給又は放出されることにより、当該結合ノードは。
これがブートストラップ容量の作用で昇圧される前に電
源電圧を維持することができるようになり。
これによって、ブートストラップ容量の作用で昇圧形成
さって駆動回路の出力振幅は実質的に電源電圧の2倍を
採り得るようになる。
特にこのようにして第3トランジスタのターン・オフタ
イミングを僅かに遅延させる場合、当該第3トランジス
タがオフ状態を採る前にブートストラップ容量による昇
圧動作が開始されないようにして誤動作を防止するには
、逆相信号形成手段を。
第3トランジスタのターン・オフ動作遅延に呼応して入
力信号の一方の遷移だけを遅延させるように構成するこ
とができる。
〔実施例1〕 第1図は本発明に係る駆動回路の一実施例を示す回路図
である。同図に示される駆動回路は、特に制限されない
が、公知のCMO8集積回路製造技術によって1つの半
導体基板に形成されたLSIに含まれ、スイッチドキャ
パシタフィルタを構成するCMOSアナログスイッチの
Nチャンネル型MO8をスイッチ駆動する回路に適用さ
れる。
第1図の駆動回路が適用されるCMO8集積回路におい
て、特に制限されないが、Nチャンネル型MO8FET
はP型半導体基板に形成され、また、Pチャンネル型M
O8FETはP型半導体基板上のN型ウェル領域に形成
される。本実施例において電源電圧は特に制限されない
が正電圧とされる。
第1図に示される駆動回路は、Pチャンネル型MO8F
ETQIOとNチャンネル型MO8FETQ11とを直
列接続したCMOSインバータエNVIOを主体として
、その入力端子即ちMO8FETQ10及びQllのゲ
ート電極には制御クロック信号φinが供給され、その
出力端子即ちMO8FETQII、Q12のコモンソー
ス電極は図示しないアナログスイッチに含まれるNチャ
ンネル型MO8FETのためのゲート駆動電圧Vφを出
力する。
上記MO3FETQIOと回路の電源電圧VcC端子と
の間には当該MO8FETQIOと同じ4電型を持つP
チャンネル型MO8FETQ12を挿入し、このMOS
FETQ12のゲート電極を上記CMOSインバータI
NVIOの出力端子に接続すルト共に、上記MO3FE
TQIO,Q12の共通接続されたソース電極を夫々基
体ゲートとしてのN型ウェル領域に共通接続する。MO
SFETQIO,Q12の共通接続されたソース電極に
はブートストラップ容量cbの一方の電極が接続され、
当該ブートストラップ容量cbの他方の電極には、上記
CMOSインバータINVIOの入力信号である制御ク
ロック信号φinを反転させる逆相信号形成手段として
のCMOSインバータINVIIの出力端子に結合され
る。
次に本実施例の動作を第2図をも参照しながら説明する
制御クロック信号φinが電源電圧Vccレベルである
ハイレベルにされると、MOSFETQ11はオン状態
にされ、これに応じてゲート駆動電圧Vφが接地電圧G
ndに呼応するローレベルにされる。このゲート駆動電
圧Vφをゲート電極に受けるMO8FETQ12はオン
状態を採ってノードN1に電源電圧Vccを供給し、こ
れに従ってMO8FETQIOはオフ状態にされる。こ
のようにして貫通電流の流れる経路が形成されることな
くノードN1には電源電圧Vccが供給されていく。こ
のとき、CMOSインバータINV11の出力はローレ
ベルに反転されているため、ブートストラップ容量cb
には電源電圧Vccが充電される。
次いで、第2図の時刻t0に制御クロック信号φinが
ローレベルに反転されると、これに呼応してMOSFE
TQIIがターン・オフされると共に1M08FETQ
IOがターン・オンされて、ノードN1とCMOSイン
バータエNV10の出力端子が短絡されるため、駆動回
路の出力負荷容量Co、ブートストラップ容量Cb、及
びノードN1の寄生容量C□との間で電荷再配分が行わ
れ、これによって、ゲート駆動電圧Vφは(c b +
 cl)XVcc/(Cb+C1+Co)にされる。こ
のときのゲート駆動電圧Vφは第2図のA領域で示され
るように電源電圧V c c以下にされるが、ブートス
トラップ容量cbを駆動回路の出力負荷容量Coに比べ
て充分大きくしておくことで、ゲート駆動電圧Vφと電
源電圧Vccの差をMOSFETQ12のしきい値電圧
以下にすることができ、これによってMO8FETQ1
2をオフ状態にすることができる。しかる後、CMOS
インバータINVIIの出力は制御クロック信号φin
の立下がり変化に対して所定時間遅延された後に立上り
変化を開始し、当該CMOSインバータINV11の出
力がローレベルからハイレベルへ遷移するに従って、ノ
ードN1の電圧はブートストラップ容量cbの作用で電
源電圧700以上に上昇される。
このようにしてノードN1の電位が電源電圧700以上
に上昇されるとき、上記MO8FETQ10及びQ12
の基体ゲートとしてのN型ウェル領域は夫々ノードN1
に共通接続されているから、MO8FETQ12は逆バ
イアス状態にされてオフ状態を維持するから、電源電圧
700以上に昇圧されたノードN1から電荷が電源電圧
vcc端子に流出されない。
このようにして、MO8FETQIOがオン状態を採る
と共に、MO8FETQ12がオフ状態にされてノード
N1が電源電圧700以上に昇圧されると、再び駆動回
路の出力負荷容量Co、ブートストラップ容量cb、及
びノードN1の寄生容量C1との間で電荷再配分が行わ
れ、これによって、ゲート駆動電圧Vφは第2図の時刻
t1に最大(2Cb+C1)XVcc/(Cb+C,+
Co)までその出力振幅が増大される。
一方第2図の時刻t2に制御クロック信号φinがロー
レベルからハイレベルに反転されると、MO8FETQ
IOがターン・オンされ、これによってゲート駆動電圧
Vφがローレベルになると共にMO8FETQ12がタ
ーン・オンされて再びノードN1が電源電圧Vccレベ
ルに戻される。
このとき、CMOSインバータINVIIの出力がロー
レベルにされると、ノードN1はMO8FETQ12の
オン抵抗とCMOSインバータINVllの出力インピ
ーダンスとの比により電源電圧Vcc以下になるが(第
2図の領域B参照)、ノードN1のそのような電圧低下
によってもMO5FETQ12.QIOの逆バイアス状
態を維持することができるようにMO8FETQ12と
CMOSインバータINVIIに含まれる図示しないN
チャンネル型MO8FETとのサイズ比を適当に設定し
ておくことにより、当該MO8FETQIOはオフ状態
を採ることができ、これによって当該ノードN1の変動
はゲート駆動電圧Vφに影響を与えない。
制御クロック信号φinの変化に同期して以上の動作が
繰り返されることにより、ゲート駆動電圧Vφは接地電
圧に対して電源電圧V c cの約2倍の出力振幅をも
って順次変化される。
これによって、図示しないアナログスイッチに含まれる
Nチャンネル型MO8FETは、電源電圧Vccの約2
程度度まで昇圧されたゲート駆動電圧Vφを受けること
によってそのオン抵抗は充分に小さくされる。例えば、
第3図に示されるように、CMOSアナログスイッチに
含まれるNチャンネル型MO3FETのゲート電極を電
源電圧Vccで駆動する場合におけるオン抵抗特性(R
nで示す実線)に比べると、本実施例の駆動回路を用い
た場合のNチャンネル型MO8FETのオン抵抗特性(
破線で示す)は全体的に小さくなり。
CMOSアナログスイッチに含まれるPチャンネル型M
O8FETのオン抵抗特性(Rpで示す実線)と破線で
示すNチャンネル型MO8FETの ゛オン抵抗特性か
ら得られる合成抵抗も極めて平坦になり、1[v]のよ
うな比較的低い電源電圧でもアナログスイッチにおける
同導通抵抗の直線性が著しく改善される。尚、第3図に
おいて、vthp、Vthnは基板バイアス効果による
しきい値電圧の変動分を考慮したPチャンネル型MO8
FET及びNチャンネル型MO8FETのしきい値電圧
である。
上記実施例によれば以下の作用効果を得るものである。
(1)CMOSインバータINV10(7)出力によっ
てMO8FETQ12がオン状態に制御されるとブート
ストラップ容量Cbが電源電圧Vacレベルに充電され
、次いでCMOSインバータINVIOの出力が反転さ
れると、これに呼応してMO8FETQIOとQ12の
結合ノードN1がブートストラップ容量cbの作用で電
源電圧Vcc以上に昇圧されると共に、このときMO8
FETQ12はオフ状態に制御されるため上記昇圧ノー
ドN1の電荷はMO8FETQ12を介して電源電圧V
 c c端子に流出されず、これによって、CMOSイ
ンバータINVIOの出力端子には電源電圧V c c
以上に昇圧された出力振幅を得ることができる。したが
って、本実施例の駆動回路によれば、外部的な昇圧回路
を必要とすることなくスイッチのオン抵抗を充分低くし
得る駆動電圧を比較的低い電源電圧で形成することがで
きる。
(2)上記作用効果より、アナログスイッチに含まれる
Nチャンネル型MO3FETは、電源電圧Vcc以上ま
で昇圧されたゲート駆動電圧Vφを受けることによって
そのオン抵抗が充分に小さくされるから、 1 [V]
のような比較的低い電源電圧でもアナログスイッチにお
ける導通抵抗の直線性を著しく改善することができる。
(3)特に、MO8FETQIOとQ12の基体ゲート
としてのN型ウェル領域が夫々のMO8FETQIO,
Q12のソース電極に共通接続され、その接続点にブー
トストラップ容量cbが結合されているから、負荷容量
coやブートストラップ容量cbなとの容量比で決まる
昇圧電圧を得ることができて、MOSFETのしきい値
電圧に起因した昇圧電圧の損失がなく、これによって、
電源電圧Vccの概ね2倍の出方振幅を得ることができ
る。
(4)さらに、入力信号の遷移時間以外には電源端子間
で電流の貫通経路が形成されず、しがも最も大きな容量
値を持つブートストラップ容量cbの電極間電位は近似
的に常時電源電圧vccのままであるから理論的に消費
電流を増大させることにはならず、これによって駆動回
路の電力消費量の増大を抑えることができる。
〔実 施 例2〕 第4図は本発明に係る駆動回路の他の実施例を示す回路
図である。
本実施例の駆動回路は、上記実施例1の駆動回路におけ
るMO8FETQ12のターン・オフ制御を実施例1の
駆動回路よりも僅かに遅らせるようにしたものである。
即ち、CMOSインバータINVIOの出力端子と接地
電圧Gnd端子との間に、上記制御クロック信号φin
によって相補的にスイッチ制御されるPチャンネル型M
O8FETQ20とNチャンネル型MO8FETQ21
から成るCMOSインバータlNV2Oを挿入し、この
CMOSインバータlNV2Oの出力によって上記MO
3FETQ12をスイッチ制御するようにしたものであ
る。尚、MOSFETQ20の基体ゲートはノードN1
に結合されている。
斯る構成によれば、制御クロック信号φinがハイレベ
ルからローレベルに遷移するとき、ターン・オンされる
MOSFETQIOを介してCMOSインバータINV
IOの出力端子とノードN1とが短絡されてゲート駆動
電圧Vφが既述のように電荷再配分によって(Cb+C
1)XVcc/(Cb +C1+Co)になろうとする
が、MOSFETQ12は、新たに追加されたCMOS
インバータlNV2Oの反転動作遅延時間分だけ遅れて
ターン・オフされることになるため、このとき上記ノー
ドN1やCMOSインバータINVIOの出力端子には
MO8FETQ12がターン・オフされるまでの間当該
MO8FETQI 2から電荷が補給されることにより
、ノードN1及びゲート駆動電圧■φは、これがブート
ストラップ容量Cbの作用で昇圧される前に電源電圧V
ccを維持することができるようになる。したがって、
ブートストラップ容量cbの作用で昇圧形成されるゲー
ト駆動電圧Vφの出力振幅は上記実施例1よりも高めら
れて、実質的に電源電圧Vccの2倍を採り得ることに
なる。
このようにしてMO8FETQ12のターン・オフタイ
ミングを僅かに遅延させる場合、当該MO8FETQ1
2がオフ状態を採る前にブートストラップ容量cbによ
る昇圧動作が開始されると、昇圧形成された電荷がMO
8FETQ12を介して電源電圧Vcc端子に流出する
ことになるが、このような誤動作を生じないようにする
ため、制御クロック信号φinを反転させてブートスト
ラップ容量cbに供給するための逆相信号形成手段を、
2人カッアゲートNORと2段のCMOSインバータI
NV21.INV22によッテ構成し、これによってノ
アゲートNORの出力はMOSFETQ12がターン・
オフした後にハイレベルに変化するようになっている。
本実施例において追加したCMOSインバータlNV2
Oはその出力がハイレベルからローレベルに変化するタ
イミングは上記実施例1に比べて特に遅延されないよう
になっているため、これに呼応して本実施例2の逆相信
号形成手段はその出力がハイレベルからローレベルに変
化するタイミングは特別遅延されないようになっていて
、ノードN1のレベルが電源電圧Vccレベルに戻され
るときにも誤動作を生じないように考慮されている。
尚、その他に本実施例2の駆動回路は上記実施例1の駆
動回路と同様の作用効果を有することは言うまでもない
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づいて
具体的に説明したが本発明はそれに限定されずその要旨
を逸脱しない範囲において種々変更することができる。
例えば上記実施例ではアナログスイッチを構成するNチ
ャンネル型MO8FETのための駆動回路について説明
したが、Pチャンネル型MO8FETのための駆動回路
に適用する場合には、上記各実施例のMOSFETの導
電型及び電源端子を逆にすればよい。また、上記実施例
では、Nチャンネル型MO8FETがP型半導体基板に
形成され、Pチャンネル型MO8FETがP型半導体基
板上のN型ウェル領域に形成される場合について説明し
たが1本発明はこれに限定されるものではなく、N型半
導体基板にP型ウェル領域を形成する形式のCMO8回
路にも適用することができ、その場合には以上の説明に
おけるMOSFETの導電型及び電源端子を逆にすれば
よい。このとき駆動回路は負電圧側に昇圧した出力振幅
を得ることになる。
また、逆相信号形成手段は1段のCMOSインバータ、
或いはノアゲートと偶数段のCMOSインバータによっ
て構成されるものに限定されず適宜の回路構成を採用す
ることができる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるスイッチドキャパシ
タフィルタやスイッチドキャパシタ積分回路に含まれる
アナログスイッチの駆動回路に適用した場合について説
明したが、本発明はこれに限定されず各種スイッチの駆
動回路に広く適用することができる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、相補型インバータに含まれる第1トランジス
タのソース電極と電源端子間に当該第1トランジスタと
同じ導電型の第3トランジスタを挿入し、第1及び第3
トランジスタの接続点をブートストラップ容量を介して
昇圧すると共に、昇圧電圧出力時に第3トランジスタを
カットオフ状態に制御することで、駆動回路の出力端子
から電源端子への電荷の流出もしくは流入を阻止して、
当該出力端子に正又は負の電源電圧以上の出力振幅を得
ることができる。これにより、外部的な昇圧回路を必要
とすることなくスイッチのオン抵抗を充分低くし得る電
圧を比較的低い電源電圧で形成することができるという
効果がある。
特に、第1及び第3トランジスタの基体ゲートが夫々第
1及び第3トランジスタのソース電極に共通接続され、
その接続点にブートストラップ容量が結合されているか
ら、負荷容量やブートストラップ容量などの容量比で決
まる昇圧電圧を得ることができて、MOSFETのしき
い値電圧に起因するような昇圧電圧の損失がなく、これ
によって、電源電圧の概ね2倍の出力振幅を得ることが
できる。しかも、第3トランジスタのゲート電極を新た
に追加した相補型インバータの出力でスイッチ制御する
場合には駆動回路の出力振幅を一層増大させることがで
きる。
さらに、入力信号の遷移時間以外には電源端子間で電流
の貫通経路が形成されず、しかも最も大きな容量値を持
つことになるブートストラップ容量cbの電極間電位は
近似的に常時電源電圧のままであるから理論的に消費電
流を増大させることにはならず、これによって駆動回路
の電力消費量の増大を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る駆動回路の一実施例を示。 す回路図。 第2図は第1図の駆動回路による増幅出力動作を説明す
るためのタイムチャート、 第3図は駆動回路が適用されるCMOSアナログスイッ
チにおける導通抵抗の特性図、第4図は本発明に係る駆
動回路の他の実施例を示す回路図、 第5図はスイッチドキャパシタ積分回路の構成を示す概
略説明図、 第6図は従来のスイッチ駆動回路を示す回路図である。 INVIO−CMOSインバータ、Q 10−Pチャン
ネル型MO8FET、Qll・・・Nチャンネル型MO
8FET、Q12・・・Pチャンネル型MO8FET、
Cb・・・ブートストラップ容量、INVll・・・C
MOSインバータ、φin・・・制御クロック信号、V
φ・・・ゲート駆動電圧、lNV2O・・・CMOSイ
ンバータ、Q20・・・Pチャンネル型MO8FET、
Q21・・・Nチャンネル型MO3FET、N OR・
/アゲート、INV21.INV22・・・CMOSイ
ンバータ。 第  1  図 第  3 図 第  4  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電型の異なる第1トランジスタ及び第2トランジ
    スタを直列接続して成る相補型インバータと、上記第1
    トランジスタと電源端子との間に当該第1トランジスタ
    と同じ導電型を持つ第3トランジスタを挿入し、この第
    3トランジスタのゲート電極を上記相補型インバータの
    出力端子に接続すると共に、上記第1及び第3トランジ
    スタの基体ゲートとソース電極を夫々共通接続し、更に
    、この共通接続ノードにブートストラップ容量の一方の
    電極を接続すると共に、当該ブートストラップ容量の他
    方の電極に、上記相補型インバータの入力信号とは概ね
    逆相の信号を逆相信号形成手段から与えるようにした駆
    動回路。 2、上記第3トランジスタのゲート電極と相補型インバ
    ータの出力端子との間に上記第1トランジスタと同じ導
    電型を持つ第4トランジスタを挿入し、且つ当該第4ト
    ランジスタと共に相補型インバータを構成する第5トラ
    ンジスタを設け、第4及び第5トランジスタのゲート電
    極には上記相補型インバータの入力信号を与えるように
    して成るものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の駆動回路。 3、上記逆相信号形成手段は、第3トランジスタのター
    ン・オフ動作遅延に呼応して入力信号の一方の遷移だけ
    を遅延させるようにされて成るものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第2項記載の駆動回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007311906A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Asahi Kasei Electronics Co Ltd クロック昇圧回路
JP2012075048A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Dainippon Printing Co Ltd 論理否定型電子回路

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