JP3082959B2 - 色信号処理装置 - Google Patents

色信号処理装置

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JP3082959B2
JP3082959B2 JP13782091A JP13782091A JP3082959B2 JP 3082959 B2 JP3082959 B2 JP 3082959B2 JP 13782091 A JP13782091 A JP 13782091A JP 13782091 A JP13782091 A JP 13782091A JP 3082959 B2 JP3082959 B2 JP 3082959B2
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  • Color Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送色信号をベースバ
ンド信号に復調処理し、該ベースバンド信号を再び搬送
色信号に変調処理する色信号処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】輝度信号と搬送色信号とにより構成され
ている複合画像信号に対し、例えばフィールドメモリ等
を用いて、ノイズ低減等のディジタル処理を行なう場合
には、搬送色信号は色差信号等のベースバンド信号に復
調した後に前記処理を行なった方が搬送色信号の位相等
を考慮せずに行えるため有利である。
【0003】この場合、搬送色信号の色差信号への復調
は、搬送色信号のカラーバースト信号に位相同期したサ
ンプリングクロックによって、当該搬送色信号を直接ア
ナログ・ディジタル(A/D)変換する事により、ディ
ジタル信号形態のベースバンド色差信号を得ている。
【0004】以下、PAL方式のカラーテレビジョン信
号を例として、上述の復調処理動作を詳細に説明する。
【0005】PAL方式のカラーテレビジョン信号より
分離された搬送色信号Cをカラーバースト信号の4倍の
周波数に位相同期したサンプリングクロックにてA/D
変換し、得られたサンプルデータを基準位相に従い、4
相に振り分け、このうち位相が180°異なるサンプル
データの差をとる事により、搬送色信号を色差信号に復
調している。
【0006】今、B−Y搬送波位相(0°)のサンプリ
ングクロックにより得られるサンプルデータをPBY、
位相が90°のサンプリングクロックにより得られるサ
ンプルデータをERY、位相が180°のサンプリング
クロックにより得られるサンプルデータをNBY、位相
が270°のサンプリングクロックにより得られるサン
プルデータをLRYとすると、 奇数ライン時(カラーバースト信号の位相が225°の
時) PBY=B−Y+DC ERY=R−Y+DC NBY=−(B−Y)+DC LRY=−(R−Y)+DC 偶数ライン時(カラーバースト信号の位相が135°の
時) PBY=B−Y+DC ERY=−(R−Y)+DC NBY=−(B−Y)+DC LRY=R−Y+DC となり、従って、 B−Y=(PBY−NBY)/2 R−Y=(ERY−LRY)/2 (奇数ライン時) −(ERY−LRY)/2(偶数ライン時) となり、復調データが得られる。
【0007】尚、ライン極性にかかわらず、同一のR−
Yデータを得るには、ライン毎にERY、LRYのサン
プリングクロックの位相を反転させるか、ライン毎にE
RY、LRYの極性を反転させる事により得る事ができ
る。
【0008】ところで、上述の様にカラーバースト信号
の位相とサンプリングクロックの位相とが正確に一致し
ていれば、上述の処理により搬送色信号を完全な色差信
号に復調する事ができるが、実際は該カラーバースト信
号の位相に同期したサンプリングクロックを形成する際
に用いられる基準信号伝送系、PLL(PhaseLo
cked Loop)回路系等の回路の個体偏差、電源
電圧の変動等により、サンプリングクロックの位相をカ
ラーバースト信号の位相すなわち復調軸と正確に一致さ
せる事は困難である。
【0009】また、NTSC方式のカラーテレビジョン
信号では、サンプリングクロック位相と復調軸が一致し
ていなくても、その直交関係さえ保存されていれば、絶
対色相を扱う処理以外では何ら支障ないが、PAL方式
のカラーテレビジョン信号においては以下のような問題
が発生する。
【0010】今、位相角θ、振幅r、直流成分DCとす
る搬送色信号をB−Y軸、R−Y軸から位相φだけずれ
たサンプリングクロックでA/D変換すると、得られる
サンプリングデータは次の様になる。(奇数ライン時の
データには”を付し、偶数ライン時のデータには’を付
す) 奇数ライン時(カラーバースト位相が225°の時) PBY’=r*cos(θ−φ)+DC ERY’=r*sin(θ−φ)+DC NBY’=−r*cos(θ−φ)+DC LRY’=−r*sin(θ−φ)+DC 偶数ライン時(カラーバースト位相が135°の時) PBY”=r*cos(θ+φ)+DC ERY”=−r*sin(θ+φ)+DC NBY”=−r*cos(θ+φ)+DC LRY”=r*sin(θ+φ)+DC 上記の結果によれば、得られる復調データは、ライン毎
に異なったものとなり、ワイプあるいはフェード等の様
に2つの画面をつなぎ合わせたり、画像の相関性を利用
したノイズリダクション等の処理においては、色相の保
存が困難になる。
【0011】そこで、上述の様な問題を解決する方法と
して、以下の様に異なるライン極性の復調データの和を
とる方法が考えられる。
【0012】BY(奇数ライン+偶数ライン) =(PBY’−NBY’)+(PBY”−NBY”) =2r(cos(θ−φ)+cos(θ+φ)) =4rcosφcosθ RY(奇数ライン+偶数ライン) =(ERY’−LRY’)+(ERY”−LRY”) =2r(sin(θ−φ)+sin(θ+φ)) =4rcosφsinθ
【0013】そして、色差信号をもとのC信号へ変調す
るには、復調データから反対極性データを形成し、クロ
マシーケンスに従って、B−Y、R−Y成分の正負デー
タを順次D/A変換する事により行なうが、PALカラ
ーテレビジョン方式では1ライン毎にR−Y搬送波の極
性が反転するため、D/A変換の順序は、B−Y復調デ
ータ、R−Y極性反転データ、B−Y極性反転データ、
R−Y復調データを1ライン毎に交互に行なう事にな
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では搬送色信号の直流成分をA/D変換する事によ
り得られるデータDCが正確にC信号のセンター値に合
致していなければ、復調データを変調する事により得ら
れるC信号は位相歪みを持ったものになり、変調処理に
より色相変動が生じてしまう。
【0015】本発明は簡単な構成にて、搬送色信号に発
生している直流オフセットの影響を受けずに、搬送色信
号をベースバンド信号に復調処理し、該ベースバンド信
号を再び搬送色信号に変調処理することができる色信号
処理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の色信号処理装置
は、搬送色信号をベースバンド信号に復調し、該ベース
バンド信号を再び搬送色信号に変調処理する装置であっ
て、搬送信号を入力し、入力された搬送色信号を該搬送
色信号に位相同期し、該搬送色信号の搬送信号の周波数
の4倍の周波数を有するクロック信号にしたがってアナ
ログ/ディジタル変換することにより、ディジタルデー
タを出力するアナログ/ディジタル変換手段と、前記ア
ナログ/ディジタル変換手段より出力されるディジタル
データを、前記クロック信号に位相同期し、前記クロッ
ク信号の1/4の周波数を有する第1ラッチ信号にした
がってラッチすることにより、第1ラッチデータを出力
する第1ラッチ手段と、前記アナログ/ディジタル変換
手段より出力されるディジタルデータを、前記第1ラッ
チ信号とは180°位相がずれている第2ラッチ信号に
したがってラッチし、ラッチされたデータを反転した第
2ラッチデータを出力する第2ラッチ手段と、前記アナ
ログ/ディジタル変換手段より出力されるディジタルデ
ータを、前記第1ラッチ信号とは90°位相がずれてい
る第3ラッチ信号にしたがってラッチすることにより、
第3ラッチデータを出力する第3ラッチ手段と、前記第1
ラッチ手段より出力される第1ラッチデータを一水平同
期期間遅延し、出力する第1遅延手段と、前記第1遅延手
段より出力されるディジタルデータと前記第2ラッチ手
段より出力されるディジタルデータとを加算し、出力す
る第1加算手段と、前記第3ラッチ手段より出力される第
3ラッチデータを一水平同期期間遅延し、出力する第2遅
延手段と、前記第2遅延手段より出力されるディジタル
データを入力し、入力されたディジタルデータを一水平
同期期間毎に反転し、出力する第1位相反転手段と、前
記第3ラッチ手段より出力されるディジタルデータを入
力し、入力されたディジタルデータを前記第1位相反転
手段における反転周期とは180°異なる反転周期で一
水平同期期間毎に反転し、出力する第2位相反転手段
と、前記第1位相反転手段より出力されるディジタルデ
ータと前記第2位相反転手段より出力されるディジタル
データとを加算し、出力する第2加算手段と、前記第1
加算手段より出力されるディジタルデータと前記第2加
算手段より出力されるディジタルデータとを入力し、入
力されたディジタルデータを時分割に選択的に交互に切
り換えて出力する切換出力手段とを有するものである。
【0017】
【作用】上述の構成によれば、搬送色信号に発生してい
る直流オフセットの影響を受けずに、搬送色信号をベー
スバンド信号に復調処理し、該ベースバンド信号を再び
搬送色信号に変調処理することができるようになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を本発明の実施例を用いて説明
する。
【0019】図1は本発明の一実施例として、本発明を
適用した色信号処理装置の概略構成を示した図で、図
2、図3は該図1に示した構成の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【0020】図1において、1、2、4、14、24は
ラッチ回路、3、15は反転出力ラッチ回路、16、1
7は出力反転/非反転選択ラッチ回路、9、10は下位
桁上入力付加算器、5、6はラインメモリ、7、8は位
相反転回路、11はマルチプレクサ、13はデマルチプ
レクサ、18、19、20は図4に示す様な論理組み合
わせ回路、21、22、27は加算器、23は選択出力
回路、25はタイミングコントローラー、26はPLL
回路である。
【0021】100はC信号を不図示のA/D変換器に
よりA/D変換する事により得られたCデータ(1サン
プル6bit)の入力端子、101はC信号の入力端
子、102は不図示の同期分離回路等により得られたカ
ラーバースト信号の区間を表わすタイミング信号の入力
端子である。
【0022】図1において、入力端子101より入力さ
れた搬送色信号からは、PLL回路26において入力端
子102より入力されるタイミング信号に従い、カラー
バースト信号が抜き出され、該PLL回路26は、この
カラーバースト信号の平均位相の4倍に位相同期したク
ロックSC4を発生し、ラッチ回路1を動作させる事に
より、該ラッチ回路1よりCデータ104を発生させ
る。(図2参照、尚、図2において、データ104”は
奇数ラインのデータ、データ104’は偶数ラインのデ
ータを表わし、以下同様に示す。)
【0023】次にCデータ104はカラーバースト信号
と所定の位相差を持ち、fSC(fSCはサブキャリア周波
数)周期のクロックSCA、SCB、SCCによってラ
ッチ回路2、反転出力ラッチ回路3、ラッチ回路4を動
作させる事により3つの位相毎のデータ系列(すなわ
ち、PBY、NBY、ERY)に振り分けられる。
【0024】そして、ラッチ回路2より出力されるデー
タPBYはラインメモリ5により1H期間遅延され(P
BY”)、反転出力ラッチ回路3より出力されるデータ
NBY”と共に加算器9に供給される。
【0025】また、ラッチ回路4より出力されるデータ
ERYはラインメモリ6により1H期間遅延され(ER
Y”)、更に位相反転回路7を介した後、加算器10に
供給される。
【0026】一方、ラッチ回路4より出力される1H期
間遅延されていないデータERY’は位相反転回路8を
介した後、加算器10に供給される。
【0027】従って、1H遅延されたデータPBY”と
データNBY’とを減算し、データERY’と1H遅延
されたデータERY”とを減算した結果が復調色信号と
なる。
【0028】この減算処理はCデータが2の補数系で表
されるとすると、
【0029】
【外1】 となる。
【0030】従って、BYデータについてはNBY’デ
ータを反転出力し、加算器9のキャリー入力(図中のC
I)に”H”レベルの信号を入力する事によって、形成
される。
【0031】また、PALカラーテレビジョン方式では
ライン毎にR−Yキャリア位相が反転しているため、R
Yデータについては、タイミング信号PL、NLによっ
て動作する位相反転回路7、8によって、入力されるデ
ータERY’、ERY”の位相を、カラーバースト位相
に従い、ライン毎に反転させて出力し、更に、上記BY
データと同様にして形成される。
【0032】尚、上記位相反転回路7、8は例えば、図
4のaに示す様に構成されおり、図4のaにおいて、4
1はエクスクルーシブオアゲートであり、入力されるデ
ータを1ライン期間毎に極性が互いに異なる様に反転す
るタイミング信号PL、NLに従って、位相を反転させ
ている。
【0033】以上の様にして、カラーバーストを含めた
復調処理が完了する。
【0034】尚、C信号は通常同時に処理が行なわれて
いるY信号に対して、低データレートなので、本実施例
においては、タイミング信号B/R及びMEMCKによ
って動作するマルチプレクサ11により時分割に選択出
力されている。
【0035】そして、変調時には上述の様にして形成さ
れた復調データをデマルチプレクサ13、ラッチ回路1
4、反転出力ラッチ回路15、出力反転/非反転選択ラ
ッチ回路16、17により以下の様な変調データが形成
される。
【0036】
【外2】 そして、形成された変調データをクロマシーケンスに従
い、選択出力回路23及びラッチ回路24により順次出
力し、D/A変換する事により、C信号が復元される。
【0037】尚、変調データ形成時には復調データ形成
時と同様にR−Yデータの極性をクロックPHB、PH
Dにより動作する出力反転/非反転ラッチ回路16、1
7によって、抽出されるデータの位相を、タイミング信
号LS、XLSによって、交互に反転させている。
【0038】上記出力反転/非反転ラッチ回路16、1
7は例えば、図4のbに示す様に構成されており、図4
のbにおいて42はエクスクルーシブオアゲート、43
はラッチ回路であり、入力されるデータを1ライン期間
毎に極性が互いに異なる様に反転するタイミング信号L
S、XLSに従って、位相反転させている。
【0039】ところで、前述の様に復調時に得られる復
調データのレベルは2VC であるが、変調時必要な変調
データのレベルはVC であり、用いるA/D、D/A変
換器のダイナミックレンジが同レベルである場合には、
変調データのレベルを1/2にする必要がある。
【0040】しかしながら、上述の様に変調データのレ
ベルを1/2にする場合には、最下位ビット(LSB)
の桁落ちが生じ、変調データのS/Nに悪影響を及ぼし
てしまう。
【0041】そこで、本実施例では前述の様に復調デー
タを(A/D変換時のビット数:6bit)+1bit
=7bitとし、変調時に以下の様な処理を行なう事に
よりデータのpeak to peak値が損なわれな
い様に構成している。
【0042】すなわち、上述の処理は例えば図4に示す
様に構成されている論理組み合わせ回路18、19、2
0において行なわれる。
【0043】図4のcは論理組み合わせ回路18の構成
を示した図で、アンドゲート44、46、ナンドゲート
45により構成され、図4のdは論理組み合わせ回路1
9、20の構成を示した図で、アンドゲート43、4
7、ナンドゲート45により構成されている。
【0044】図4のcに示す論理組み合わせ回路18に
より、反転出力ラッチ回路15より出力される7bit
のデータのうち、上位6bitが供給されている加算器
27において、供給されている6bitのデータに対す
るキャリー入力(図中のCI)の加算を許可するか禁止
するかを制御し、図4のdに示す論理組み合わせ回路1
9、20により、出力反転/非反転選択ラッチ回路1
6、17より出力される7bitのデータのうち、上位
6bitが供給されている加算器21、22において、
供給されている6bitのデータに対するキャリー入力
(図中のCI)の加算を許可するか禁止するかを制御す
る事により、A/D、D/A変換器のビット数を増加さ
せる事無く、分解能を維持したままデータの反転を行な
い、変調データを形成する事ができる様になる。
【0045】尚、復調データに対する変調データは例え
ばが以下の様になる。
【0046】 復調データ +10 +11 −10 −11 変調データ(非反転) +5 +5 −5 −6 変調データ(反転) −5 −6 +5 +5 peak to peak値 +10 +11 −10 −11
【0047】また、C信号は上述の様に形成される変調
データをD/A変換し、更に不図示のローパスフィルタ
ーを介してアナログ信号に復元されるので、この変調処
理により、C信号の対称性が失われる事は無い。
【0048】また、前記論理組み合わせ回路18、1
9、20は、変調時に入力される復調データが最小値
(絶対値が最大の負数)の時に同様な処理を行なった時
のオーバーフロー防止のためのものである。
【0049】以上説明した様に、本実施例に示した色信
号処理装置においては、搬送色信号の復調を行なう際
に、該搬送色信号の復調データとして、Cデータと該C
データとは位相が逆相のデータを一水平走査期間遅延し
たデータとを加算する事により、CデータのDCオフセ
ットを用いる事無く、搬送色信号のディジタル変復調を
行なう事が可能となり、A/D変換時の閾値付近にDC
オフセットが発生している場合に、該DCオフセットデ
ータのふらつき、電源電圧変動、素子個体偏差等を原因
とするDCオフセット値とデータの不一致等に起因する
変復調処理による搬送色信号の色相変動を防止すると共
に、変復調処理の分解能の低下を防止している。
【0050】また、復調データをライン間加算する事に
より、サンプリングクロックと復調軸との位相が一致し
ていない場合において、ライン毎に異なった復調データ
となる事を防止し、絶対軸の復調が可能となり、更に、
PALカラーテレビジョン方式におけるライン毎のカラ
ーバースト位相の反転をデータ極性の反転によって、行
なっているため、サンプル点の幾何学的な配置が4フィ
ールドシーケンスで完結するため、画面合成処理等がよ
り容易になる。
【0051】更に本発明を用いる事により、少数のラッ
チ回路及び加算器により色信号の復/変調回路を構成す
る事ができ、また、用いるラインメモリの容量も1ライ
ン当たりのワード数×1bitで良い。
【0052】尚、本実施例においては、BYデータを復
調する際に、データPBYをラインメモリ5により1H
期間遅延する様にしているが、データNBYを1H遅延
する様に構成しても良い。
【0053】また、RYデータ復調時に、本実施例では
ラッチ回路4により抽出されるデータERYを用いてい
るが、該データERYとは180°位相が異なるクロッ
クにてラッチ動作が制御されるラッチ回路を用いて抽出
されるデータDRYを用いても良く、この場合にはカラ
ーバースト位相に従って位相が反転しているタイミング
信号LS/LNを本実施例とは逆位相にすれば良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、簡
単な構成にて、搬送色信号に発生している直流オフセッ
トの影響を受けずに、搬送色信号をベースバンド信号に
復調処理し、該ベースバンド信号を再び搬送色信号に変
調処理することができる色信号処理装置を提供すること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として、本発明を適用した色
信号処理装置の概略構成を示した図である。
【図2】図1に示した構成の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図3】図1に示した構成の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図4】図1に示した構成のうちの一部の詳細な構成を
示した図である。
【符号の説明】
1 ラッチ回路 2 ラッチ回路 3 反転出力ラッチ回路 4 ラッチ回路 5 ラインメモリ 6 ラインメモリ 7 位相反転回路 8 位相反転回路 9 下位桁上入力付加算器 10 下位桁上入力付加算器 11 マルチプレクサ 13 デマルチプレクサ 14 ラッチ回路 15 反転出力ラッチ回路 16 出力反転/非反転選択ラッチ回路 17 出力反転/非反転選択ラッチ回路 18 論理組み合わせ回路 19 論理組み合わせ回路 20 論理組み合わせ回路 21 加算器 22 加算器 23 選択出力回路 24 ラッチ回路 25 タイミングコントローラ 26 PLL回路 27 加算器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−69226(JP,A) 特開 平2−301288(JP,A) 特開 平1−194794(JP,A) 特開 昭60−160287(JP,A) 特開 昭58−73294(JP,A) 特開 昭54−155726(JP,A) 特開 平1−177792(JP,A) 特開 平2−301290(JP,A) 特開 平2−265391(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/66 H04N 11/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送色信号をベースバンド信号に復調
    し、該ベースバンド信号を再び搬送色信号に変調処理す
    る装置であって、 搬送信号を入力し、入力された搬送色信号を該搬送色信
    号に位相同期し、該搬送色信号の搬送信号の周波数の4
    倍の周波数を有するクロック信号にしたがってアナログ
    /ディジタル変換することにより、ディジタルデータを
    出力するアナログ/ディジタル変換手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段より出力されるディ
    ジタルデータを、前記クロック信号に位相同期し、前記
    クロック信号の1/4の周波数を有する第1ラッチ信号
    にしたがってラッチすることにより、第1ラッチデータ
    を出力する第1ラッチ手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段より出力されるディ
    ジタルデータを、前記第1ラッチ信号とは180°位相
    がずれている第2ラッチ信号にしたがってラッチし、ラ
    ッチされたデータを反転した第2ラッチデータを出力す
    る第2ラッチ手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段より出力されるディ
    ジタルデータを、前記第1ラッチ信号とは90°位相が
    ずれている第3ラッチ信号にしたがってラッチすること
    により、第3ラッチデータを出力する第3ラッチ手段と、 前記第1ラッチ手段より出力される第1ラッチデータを一
    水平同期期間遅延し、出力する第1遅延手段と、 前記第1遅延手段より出力されるディジタルデータと前
    記第2ラッチ手段より出力されるディジタルデータとを
    加算し、出力する第1加算手段と、 前記第3ラッチ手段より出力される第3ラッチデータを一
    水平同期期間遅延し、出力する第2遅延手段と、 前記第2遅延手段より出力されるディジタルデータを入
    力し、入力されたディジタルデータを一水平同期期間毎
    に反転し、出力する第1位相反転手段と、 前記第3ラッチ手段より出力されるディジタルデータを
    入力し、入力されたディジタルデータを前記第1位相反
    転手段における反転周期とは180°異なる反転周期で
    一水平同期期間毎に反転し、出力する第2位相反転手段
    と、 前記第1位相反転手段より出力されるディジタルデータ
    と前記第2位相反転手段より出力されるディジタルデー
    タとを加算し、出力する第2加算手段と、 前記第1加算手段より出力されるディジタルデータと前
    記第2加算手段より出力されるディジタルデータとを入
    力し、入力されたディジタルデータを時分割に選択的に
    交互に切り換えて出力する切換出力手段とを有すること
    を特徴とする色信号処理装置。
JP13782091A 1991-06-10 1991-06-10 色信号処理装置 Expired - Fee Related JP3082959B2 (ja)

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