JP2819939B2 - 色信号変換装置 - Google Patents

色信号変換装置

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JP2819939B2
JP2819939B2 JP4120219A JP12021992A JP2819939B2 JP 2819939 B2 JP2819939 B2 JP 2819939B2 JP 4120219 A JP4120219 A JP 4120219A JP 12021992 A JP12021992 A JP 12021992A JP 2819939 B2 JP2819939 B2 JP 2819939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRやレーザーディ
スクプレーヤー等の映像信号処理において、色信号のみ
を異なるテレビジョン放送方式に変換、例えば、NTS
C方式からPAL方式へ、あるいは、PAL方式からN
TSC方式へ変換する色信号変換装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来の色信号変換装置について
説明する。
【0003】図9はこの従来の色信号変換装置のブロッ
ク図を示すものである。図9はNTSC方式からPAL
方式の搬送色信号に変換する装置である。まず、簡単に
NTSC方式とPAL方式の搬送色信号の3つの違いに
ついて説明する。1つ目は色副搬送波周波数つまりサブ
キャリア周波数がNTSC方式では約3.58MHzで、PA
L方式では約4.43MHzであること、2つ目はバースト信
号がNTSC方式では復調軸の−(B−Y)軸上にある
が、PAL方式ではサブキャリアの1周期を360度と
するとバースト信号が−(B−Y)軸に対し45度移相
していること、3つ目は(R−Y)信号成分が1水平同
期期間毎に反転していることである。図9では、まずN
TSC方式の搬送色信号を2つの色差信号に復調してか
ら、バースト信号だけ45度移相し、(R−Y)信号成
分だけ1水平同期期間毎に反転するのと搬送色信号に変
調するのを同時に行い、それからサブキャリア周波数を
4.43MHzに周波数変換している。以下、図9の処理につ
いて詳しく説明する。
【0004】図9において、まず、搬送色信号入力端子
538に直角二相変調されたNTSC方式の入力搬送色
信号を入力する。その入力搬送色信号のサブキャリア
(周波数:fsc≒3.58MHz)に位相同期し、かつ4逓倍の
周波数であるクロック(周波数:4fsc≒14.3MHz)をク
ロック入力端子539に入力する。そのクロックにより
入力搬送色信号をADC501でアナログ・ディジタル
変換する。ここで、クロック周波数が4fscで、しかもサ
ブキャリアに位相同期しオフセットもしていないとする
と、ADC501の出力であるディジタルデータは復調
軸である(R−Y)軸と(B−Y)軸上に存在すること
となる。つまり、データ4つがサブキャリア1周期分に
あたり、仮にその4つのデータに1から4まで順番に番
号をふり、1番目のデータを(R−Y)信号とすると、
2番目は(B−Y)信号、3番目は−(R−Y)信号、
4番目は−(B−Y)信号で、この4つの信号の繰り返
しとなる。この通し番号の設定はサブキャリア入力端子
540に入力する入力搬送色信号に位相同期したサブキ
ャリアにより検知できる。
【0005】そこで、そのデータのうち3番目及び4番
目のデータを反転してから、1番目及び3番目の信号を
サンプルホールドすれば(R−Y)信号が、2番目及び
4番目のデータをサンプルホールドすれば(B−Y)信
号が得られ、2つの色差信号に復調できる。その反転は
インバータ502で行い、まず1の補数に変換して、次
に1ステップ入力端子504に入力する”1”と加算器
503で加算し、2の補数に変換することで完了する。
パルス発生回路528では3番目と4番目のデータのタ
イミングでハイレベル、1番目と2番目のデータのタイ
ミングでローレベルとなるパルスを発生させる。このパ
ルスがハイレベルのとき加算器503の出力、ローレベ
ルのときADC501の出力になるようスイッチ505
で切り替える。
【0006】一方、パルス発生回路528は1番目と3
番目のデータのタイミングでローレベル、2番目と4番
目のタイミングでハイレベルとなるパルスを発生させ
る。このパルスをDフリップフロップ506のE端子す
なわちイネーブル(ローアクティブとする)端子に入力
すると、Dフリップフロップ506出力には色差信号で
ある(R−Y)信号が得られる。同様に、Dフリップフ
ロップ507のE端子にDフリップフロップ506のE
端子に入力するパルスをインバータ508でインバート
したパルスを入力すると、Dフリップフロップ507出
力には(B−Y)信号が得られる。
【0007】その復調した色差信号の高域の不要成分を
除去するため、LPF531及びLPF532を挿入す
る。LPF531はDフリップフロップ506の出力と
1クロック周期だけDフリップフロップ509で遅延さ
せた信号を加算器510で加算することで実現してい
る。LPF532も同様である。
【0008】次に、バースト信号だけ45度移相する。
復調したバースト信号の(R−Y)成分をER=A・sin
θ(Aはバースト振幅)とし、(B−Y)成分をEB
Acosθとする。-45゜移相したときの(R−Y)成分は
R’=A・sin(θ-45゜)=A・(sinθ・cos45゜−cos
θ・sin45゜)=A/√2・(sinθ−cosθ)=1/√2・
(ER−EB)、(B−Y)成分はEB’=A・cos(θ-4
5゜)=A・(cosθ・cos45゜+sinθ・sin45゜)=A/√2
・(cosθ+sinθ)=1/√2・(EB+ER)となる。
【0009】これを回路で実現したものがバースト移相
回路534である。LPF531の出力はER、LPF
532の出力はEBなので減算器513で減算し、係数
回路514で1/√2倍するとER’が得られる。一方、パ
ルス発生回路528では、水平同期信号入力端子541
に入力する入力搬送色信号に同期した水平同期信号から
バースト信号のタイミングのときハイレベルで、それ以
外ではローレベルとなるバーストゲートパルスを発生す
る。このバーストゲートパルスがハイレベルのときは係
数回路514の出力に、ローレベルのときは加算器51
0の出力にスイッチ517で切り替え、同様に、バース
トゲートパルスがハイレベルのときは係数回路516の
出力に、ローレベルのときは加算器512の出力にスイ
ッチ518で切り替える。これによりバースト信号のみ
-45゜移相が実現できる。
【0010】次に、変調回路536で変調する。これは
復調回路533の逆の処理をすればよいが、ただ(R−
Y)信号だけ1水平同期期間毎に反転する処理も同時に
行う。まず、1番目と3番目のデータのタイミングでハ
イレベル、2番目と4番目のデータのタイミングでロー
レベルとなるパルスをパルス発生回路528で発生させ
る。このパルスがハイレベルのときスイッチ517の出
力に、ローレベルのときスイッチ518の出力にスイッ
チ519で切り替える。次に、反転はスイッチ519の
出力を反転回路535で行う。反転回路535の内部構
成も機能も反転回路529と同一である。一方、パルス
発生回路528で例えば奇数ライン(奇数番目の1水平
同期期間)では3番目と4番目のデータのタイミングの
ときハイレベルで1番目と2番目のデータのタイミング
のときはローレベルで、偶数ライン(偶数番目の1水平
同期期間)では1番目と4番目のデータのタイミングで
ハイレベルで2番目と3番目のデータのタイミングのと
きはローレベルとなるパルスを発生させる。このパルス
がハイレベルのときは加算器521の出力に、ローレベ
ルのときはスイッチ519の出力にスイッチ523で切
り替える。これにより変調のための反転と1水平同期期
間毎の(R−Y)信号の反転が同時に実現できる。
【0011】このスイッチ523の出力を入力クロック
によりDAC524でディジタル・アナログ変換する。
【0012】次に、その出力のサブキャリア周波数をN
TSC方式の約3.58MHzからPAL方式の約4.43MHzに周
波数変換回路537で周波数変換する。これは例えば乗
算器で実現すると、DAC524の出力と正弦波入力端
子526に入力する約8.01MHzの正弦波とを乗算器52
5で乗算すれば、その出力には約3.58MHzと約8.01MHzの
周波数和成分である約11.6MHzと周波数差成分である約
4.43MHzの信号が得られるので、BPF527で約4.43M
Hzの方を抜き出してやればよい。これにより、サブキャ
リア周波数が約4.43MHzのPAL方式に変換される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、以下のような3つの課題を有していた。
【0014】1つ目は、加算器,Dフリップフロップ等
の数が多く、また、周波数変換用の乗算器を必要とする
ため全体の回路規模が大きくなってしまうという課題で
ある。
【0015】2つ目は、周波数変換をアナログ回路で実
現しているためバラツキが大きくなるという課題であ
る。
【0016】また、3つ目は以下のようなものである。
NTSC方式からPAL方式への変換とPAL方式から
NTSC方式への変換は基本的には同じ回路で実現で
き、入力クロック周波数の変更(約14.3MHzから約17.7M
Hzへ)、周波数変換回路のBPFの変更(通過周波数約
4.43MHzから約3.58MHzへ)、パルス発生回路出力の各パ
ルスタイミングの変更、及びバースト移相回路の移相量
を−45度から+45度へ変更、以上の4点の変更を行
えばよい。しかし、PAL方式の搬送色信号を色差信号
に復調した結果(R−Y)信号が反転していると、バー
スト移相回路出力のバースト信号は−(B−Y)軸上に
なく、90度ずれた−(R−Y)軸上にあることになっ
てしまう。つまり、間違った色差信号に変換してしまう
という課題である。
【0017】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、1つ目の課題に対しては回路規模を約半分に縮小し
て具現化できる色信号変換装置を、2つ目の課題に対し
てはバラツキがない色信号変換装置を、3つ目の課題に
対して正確に色差信号を変換できる色信号変換装置を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の色信号変換装置は、直角二相変調された入力
搬送色信号を入力クロックでディジタル信号に変換する
ADC(アナログ・ディジタル変換器)と、パルス発生
回路の第1の出力パルスと前記入力クロックで前記AD
Cの出力のバースト信号のみ位相を変化させるバースト
移相回路と、その出力を前記パルス発生回路の第2の出
力パルスで反転させる反転回路と、前記入力クロックで
前記反転回路の出力の所定の周波数成分のみ通過させる
BPF(帯域通過フィルタ)と、その出力を前記入力ク
ロックでアナログ信号に変換するDAC(ディジタル・
アナログ変換器)と、その出力を所定の周波数の正弦波
を用いて所定の周波数に変換する周波数変換回路とで構
成している。
【0019】また、本発明の色信号変換装置は、直角二
相変調された入力搬送色信号を第1の入力クロックでデ
ィジタル信号に変換するADC(アナログ・ディジタル
変換器)と、その出力を反転する第1の反転回路と、そ
の出力と前記ADCの出力をパルス発生回路の第1の出
力で切り替える第1のスイッチと、その出力の所定の低
域周波数成分のみ通過させるLPF(低域通過フィル
タ)と、その出力を前記パルス発生回路の第2の出力パ
ルスと前記第1の入力クロックでサンプルホールドし2
つの色差信号を出力するサンプルホールド回路と、その
2つの出力の動作クロック周波数を前記パルス発生回路
の第2の出力パルスと前記第1の入力クロックと第2の
入力クロックで前記第1の入力クロック周波数から前記
第2の入力クロック周波数に変換するクロック周波数変
換回路と、その2つの出力のバースト信号のみ前記パル
ス発生回路の第3の出力パルスで位相を変化させるバー
スト移相回路と、その2つの出力を前記パルス発生回路
の出力する第4の出力パルスで交互に切り替える第2の
スイッチと、その出力を反転する第2の反転回路と、そ
の出力と前記第2のスイッチの出力を前記パルス発生回
路の第5の出力で切り替える第3のスイッチと、その出
力を前記第2の入力クロックでアナログ信号に変換する
DAC(ディジタル・アナログ変換器)とで構成してい
る。
【0020】また、本発明の色信号変換装置は、直角二
相変調された入力搬送色信号を第1の入力クロックでデ
ィジタル信号に変換するADC(アナログ・ディジタル
変換器)と、その出力を第1の入力クロックで所定の位
相だけ変化させる第1の移相回路と、その出力を所定の
位相だけ変化させる第2の移相回路と、位相検出回路の
出力するパルスがローレベルのとき前記第1の移相回路
の出力にハイレベルのとき前記第2の移相回路の出力に
切り替える第1のスイッチと、その出力と前記ADCの
出力をパルス発生回路の第1の出力パルスで切り替える
第2のスイッチと、その出力を前記パルス発生回路の第
2の出力パルスで反転させる第1の反転回路と、前記パ
ルス発生回路の第2の出力パルスと前記第1の入力クロ
ックで前記第1の反転回路の出力の低域周波数成分のみ
通過させるLPF(低域通過フィルタ)と、その出力を
前記パルス発生回路の第3の出力パルスと前記第1の入
力クロックでサンプルホールドし2つの色差信号を出力
するサンプルホールド回路と、その2つの色差信号の出
力である(R−Y)信号と(B−Y)信号のうち(R−
Y)信号が所定の大きさ以上ではハイレベルでそれ以外
ではローレベルとなるようなパルスを出力する前記位相
検出回路と、前記サンプルホールド回路の2つの出力の
動作クロック周波数を前記パルス発生回路の第3の出力
パルスと前記第1の入力クロックと第2の入力クロック
で前記第1の入力クロック周波数から前記第2の入力ク
ロック周波数に変換するクロック周波数変換回路と、そ
の2つの出力を前記パルス発生回路の出力する第4の出
力パルスで交互に切り替える第3のスイッチと、その出
力を反転する第2の反転回路と、その出力と前記第3の
スイッチの出力を前記パルス発生回路の第5の出力で切
り替える第4のスイッチと、その出力を前記第2の入力
クロックでアナログ信号に変換するDAC(ディジタル
・アナログ変換器)とで構成している。
【0021】
【作用】本発明は上記した構成により、バースト移相、
及び1水平同期期間毎に(R−Y)信号のみ反転する処
理を搬送色信号のまま多重処理するので具現化するため
の回路規模が約半分になるという作用がある。
【0022】また、周波数変換を復調した色差信号のデ
ィジタル処理により行なうのでバラツキはなくなり、し
かも周波数変換用の乗算器を必要としないので具現化す
るための回路規模を小さくできるという作用がある。
【0023】また、復調した色差信号である(R−Y)
信号より位相検出してバースト移相回路を制御するので
PAL方式の搬送色信号をNTSC方式の色差信号に
正確に変換できるので、NTSC方式とPAL方式の相
互変換が可能となるという作用がある。
【0024】
【実施例】以下、本発明における色信号変換装置の一実
施例について、図面を参照しながら説明する。
【0025】ただし、図9に示した従来の色信号変換装
置と同じ構成要素には同一符号を付し、またその動作説
明は省略する。
【0026】図1は本発明の第1の実施例における色信
号変換装置のブロック図である。図2は図1のタイミン
グチャートである。図2(a)は入力クロック(周波
数:約14.3MHz)で、図2(b)はADC501の出力
信号を表わす。ここで、ディジタル信号処理部は全て入
力クロックの立ち上がりエッジで動作するものとする。
図2(b)中に示している文字は図9の従来例で説明し
たように4つのデータ、つまりR11,B12,−R1
3,−B14で1周期であり、R11は(R−Y)信
号、B12は(B−Y)信号、−R13は−(R−Y)
信号、−B14は−(B−Y)信号を表わす。以降のデ
ータR21,B22,−R23,−B24も同様であ
る。図2(c)はDフリップフロップ101の出力デー
タを、図2(d)は加算器102の出力を表わす。この
演算は図2(d)を見てもわかるように、B12から
(R11+B12)を、−R13から(B12−R1
3)を、−B14から−(R13+B14)を、−R2
1から−(B14−R21)を演算している。例えば、
(R11+B12)を演算し(1/√2)倍することは、
従来例でも説明したようにB12からの+45度の移相
を意味するが、B12はR11に対して90度位相が進
んでいる。すなわち、−90度の位相関係にあるので、
R11に対して(1/√2)・(R11+B12)は−4
5度の移相に相当する。以降の演算も同様で、全信号に
対して−45度の移相処理を行うことが可能となる。ス
イッチ104ではパルス発生回路113の出力するバー
ストゲートパルスによりバースト信号期間だけ係数回路
103の出力に切り替える。このDフリップフロップ1
01,加算器102,係数回路103,スイッチ104
がバースト移相回路109である。
【0027】図2(e)はパルス発生回路113の排他
的論理和回路105への入力パルスで、図2(f)は排
他的論理和回路105の出力を表わす。このように、図
2(e)のパルスがハイレベルのときスイッチ104の
出力は反転、つまり1の補数となる。この1水平期間前
では(e)は常にローレベルで排他的論理和回路105
でデータは変化しない。この周期は2水平期間で、これ
により1水平期間毎に(R−Y)信号のみ反転させられ
る。
【0028】次に、BPF111で搬送色信号の周波数
成分だけ通過させ、不要成分を除去する。このBPF1
11の伝達関数は例えばH(z)=(1−z-2)とし減
算を行うとする。ここで、あるデータXの1の補数を!
Xと表わすとし、スイッチ104の出力をA、Aの2ク
ロック周期前のデータをBとすると、パルス発生回路1
13から排他的論理和回路105への入力がハイレベル
のとき、減算器108の出力は{!A+(!!B+
1)}=(!A+B+1)で(!A+1)はAの2の補
数なので、結果的に反転及び減算が正確に行われている
ことがわかる。また、パルス発生回路113から排他的
論理和回路105への入力がローレベルのとき、減算器
108の出力は{A+(!B+1)}で(!B+1)は
Bの2の補数なので減算が正確に行われていることがわ
かる。
【0029】ここで、パルス発生回路113から排他的
論理和回路105への入力パルスの極性が2クロック周
期前と同じという前提で説明したが、1水平期間毎にパ
ルスがローレベルとなり、その切り替わりでその前提が
誤りとなる可能性があるが、切り替わりを水平同期信号
の立ち下がりエッジ近辺に設定すれば、搬送色信号はな
いので問題ない。このように、BPF111を反転回路
110の直後に配置し、減算器108のキャリー入力を
常に”1”に設定しておけば、正確な演算ができる。
【0030】このBPF111の出力にはPAL方式に
変換した搬送色信号が得られるが、色副搬送周波数はN
TSC方式の約3.58MHzのままなので、周波数変換回路
537で約4.43MHzに変換し搬送色信号の変換は完了す
る。
【0031】図3は本発明の第2の実施例における色信
号変換装置のブロック図、図4は図3のタイミングチャ
ートである。図4(a)は入力クロック、図4(b)は
入力搬送色信号、図4(c)はパルス発生回路214の
スイッチ505への入力パルスである。このときスイッ
チ505の出力は図4(d)のようなデータとなる。図
9の従来例では、LPF531,LPF532はサンプ
ルホールド回路530の後に接続しているが、本実施例
では後述するクロック周波数変換回路213でのタイミ
ング計算をやや困難にするので、サンプルホールド回路
530の前で多重処理しLPF211としている。従っ
て、復調回路212は図9の復調回路533と同じ2つ
の色差信号を出力する。
【0032】図4(e)はDフリップフロップ506の
イネーブル端子の入力パルス、図4(f)はDフリップ
フロップ506の出力である。ここで、第2の入力クロ
ック端子215に、NTSC方式と同様にサブキャリア
の4逓倍の周波数である約17.7MHzのクロックを入力す
る。第1のクロック入力である約14.3MHzから第2のク
ロック周波数である約17.7MHzにクロック周波数変換す
るためには、単純にDフリップフロップ204,206
のクロック端子に第2の入力クロックを入力し、以後全
て第2の入力クロックでディジタル信号処理すればよい
が、当然第1の入力クロックと第2の入力クロックは非
同期なので、Dフリップフロップ204,206でラッ
チミスが周期的に発生し、モニタ画面上で見ると目障り
なノイズとなる。そこで、このラッチミスを防ぐのが図
3のクロック周波数変換回路213である。
【0033】(R−Y)信号について考えると、図4
(e)をDフリップフロップ210で第2のクロックに
よりラッチする。その結果、図4(g)のようになり、
つまり周期的に立ち上がりエッジと立ち下がりエッジが
切り替わり、その切り替わる前後は図4(e)の変化点
であり、Dフリップフロップ210のセットアップタイ
ム及びホールドタイムを確保できない、つまり、ラッチ
ミスを起こすので、Dフリップフロップ210の出力は
ハイレベルかローレベルか確定できない。しかし、その
出力を遅延器209に入力し、図4(h)のように適当
に遅延させてやると、その立ち上がりエッジは常にDフ
リップフロップ204の入力である(R−Y)信号が確
定している場所に位置し、ラッチミスは発生しない。そ
のDフリップフロップ204の出力を今度は第2の入力
クロックでラッチすれば確実なデータが得られる。よっ
て、安定な周波数変換が可能となるわけである。
【0034】Dフリップフロップ206,207による
(B−Y)信号のクロック周波数変換についても同様に
考えることができる。以降は図9の従来例と同様にバー
スト移相、1水平同期期間毎の(R−Y)信号のみ反転
及び変調を行えば、変調回路536の出力にはPAL方
式の搬送色信号が得られる。
【0035】ここで、クロック周波数は第2のクロック
入力である約17.7MHzに変換しているので、変調回路5
36で2クロック周期毎に反転すれば色差信号がクロッ
ク周波数の1/4の周波数である4.43MHzに変換されること
は、図9の従来例と変調という意味においては同一であ
る。
【0036】図5は本発明の第3の実施例における色信
号変換装置のブロック図であり、第1,第2の実施例の
効果を併せ持った実施例である。従って、図1,図3に
示した第1,第2の実施例の色信号変換装置と同じ構成
要素には同一符号を付し、またその動作説明は省略す
る。図6は図5のタイミングチャートである。図6
(a)は入力クロック、図6(b)は入力搬送色信号、
図6(c)はDフリップフロップ101の出力、図6
(d)は加算器103の出力を表わす。図1の第1の実
施例と違うのはBPF111の代わりにLPF301を
挿入している点であるが、これは本実施例では色差信号
に復調しているためである。図1と同様に、パルス発生
回路303から排他的論理和回路105への入力がハイ
レベルのときは反転回路110の出力は入力の1の補数
が得られる。そこで、”+1”の補正が必要であるが、
これはLPF301の加算器201を利用する。すなわ
ち、パルス発生回路303から排他的論理和回路105
への入力パルスを加算器201のキャリー入力にも接続
し、排他的論理和回路105で1の補数に変換し、加算
器201で”+1”を演算し2の補数に変換する。ここ
で、入力パルスはハイレベルとローレベルが2クロック
周期毎に繰り返すパルスなので、排他的論理和回路10
5の出力が1の補数のとき、Dフリップフロップ203
の出力が1の補数になることはないので問題ない。ただ
し、図1と同様に図6(e)及び図6(g)に示すよう
に1水平同期期間毎に入力パルスが切り替わるので、排
他的論理和回路105の出力とDフリップフロップ20
3の出力がともに1の補数となる可能性があるが、その
切り替わり点を図1の場合と同様に搬送色信号がない所
に撰べばよい。
【0037】図6(i)はDフリップフロップ506の
イネーブル端子入力信号、図6(j)はDフリップフロ
ップ506の出力信号、図6(k)はDフリップフロッ
プ210の出力信号、図6(l)は遅延器209の出力
信号である。これらの動作は図3と同様である。図6に
おいて、(m)は第2のクロック入力、(n)はDフリ
ップフロップ205の出力、(o)はDフリップフロッ
プ207の出力、(p)はスイッチ519の制御パル
ス、(q)はスイッチ519の出力、(r)はスイッチ
523の制御パルス、(s)はスイッチ523の出力を
表わす。これらの動作は図9と同様である。このように
して、PAL方式に変換された搬送色信号がDAC52
4出力に得られる。
【0038】図7は本発明の第4の実施例における色信
号変換装置のブロック図である。これは図5の第3の実
施例の色信号変換装置をPAL方式からNTSC方式へ
も変換できるようにしたものである。従って、図1,図
3及び図5に示した第1,第2及び第3の実施例の色信
号変換装置と同じ構成要素には同一符号を付し、またそ
の動作説明は省略する。図8は図7の各部の信号のベク
トル図を示したものである。
【0039】PAL方式からNTSC方式に変換するた
めに、搬送色信号入力端子538にはPAL方式の搬送
色信号を入力し、第1のクロック入力端子539には入
力搬送色信号のサブキャリアに位相同期した4逓倍のク
ロック(周波数:4fsc≒17.7MHz)を入力し、第2のク
ロック入力端子215にはNTSC方式のサブキャリア
の4逓倍のクロック(周波数:4fsc≒14.3MHz)を入力
する。
【0040】図8のベクトル図を用いて全体の動作につ
いて説明する。入力搬送色信号のベクトル図を図8
(A)に示すように、マゼンダ一色の信号とする。PA
L方式なのでライン毎に(R−Y)信号のみ反転してい
る。これをバースト移相回路404でバースト信号のみ
−45度移相すると、図8(B)のようにバースト信号
が奇数ラインでは(R−Y)軸上に、偶数ラインでは−
(B−Y)軸上に位置する。これを反転回路110で2
クロック周期毎に反転するのと、偶数ラインで(R−
Y)信号のみ反転するのを行い、LPF301及びサン
プルホールド回路530で色差信号に復調する。
【0041】すると、そのベクトル図は図8(c)の奇
数ラインのバースト信号のように(R−Y)成分のゲイ
ンは”0”であるはずが、偶数ラインでは(R−Y)軸
上にあるため、あるゲインをもち、間違ったバースト信
号に変換されている。そこで、復調した色差信号のう
ち、Dフリップフロップ506の出力である(R−Y)
信号のうちバースト信号から位相検出回路406でその
位相を検出する。例えば、ゲインの絶対値を所定のレベ
ルと比較し、それより大きいときはハイレベルで、小さ
いときはローレベルとなるパルスを出力する。このパル
スをバースト移相回路404中のスイッチ403の制御
パルスとし、移相回路402では+90度移相しておい
て、制御パルスがハイレベルのときは移相回路402の
出力に、ローレベルのときは移相回路401の出力に切
り替えれば、最終的にサンプルホールド回路530の出
力には、図8(d)に示すように正しい色差信号が得ら
れる。すなわち、偶数ラインでバースト信号を移相回路
401で−45度、さらに移相回路402で+90度移
相すればよい。+90度移相は例えば1クロック周期に
あたるので、1つのDフリップフロップでラッチする回
路を挿入すればよい。
【0042】このように、搬送色信号をPAL方式から
NTSC方式へ変換する場合には、位相検出回路40
6,移相回路402及びスイッチ403を挿入すれば良
いし、NTSC方式からPAL方式へ変換する場合には
位相検出回路406の出力をローレベルに固定すればよ
いので、この図7の色信号変換装置でNTSC方式とP
AL方式の相互変換が可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、パルス発生回路
113の第1の出力パルスと入力クロックでADC50
1の出力のバースト信号のみ位相を変化させるバースト
移相回路109と、その出力をパルス発生回路113の
第2の出力パルスで反転させる反転回路110と、入力
クロックで反転回路110の出力の所定の周波数成分の
み通過させるBPF111を備えることにより、回路規
模を約半分に縮小して具現化できる。
【0044】また本発明は、スイッチ505の出力の所
定の低域周波数成分のみ通過させるLPF211と、そ
の出力をパルス発生回路214の第2の出力パルスと第
1の入力クロックでサンプルホールドし2つの色差信号
を出力するサンプルホールド回路530とその2つの出
力の動作クロック周波数をパルス発生回路214の第2
の出力パルスと第1の入力クロックと第2の入力クロッ
クで第1の入力クロック周波数から第2の入力クロック
周波数に変換するクロック周波数変換回路213を備え
ることにより、周波数変換を復調した色差信号のディジ
タル処理により行うのでバラツキはなくなり、しかも周
波数変換用の乗算器を必要としないので具現化するため
の回路規模を小さくできる。
【0045】さらに本発明は、ADC501の出力を第
1の入力クロックで所定の位相だけ変化させる第1の移
相回路529と、その出力を所定の位相だけ変化させる
第2の移相回路505と、位相検出回路406の出力す
るパルスがローレベルのとき第1の移相回路529の出
力にハイレベルのとき第2の移相回路505の出力に切
り替える第1のスイッチ403と、その出力とADC5
01の出力をパルス発生回路303の第1の出力パルス
で切り替える第2のスイッチ104と、サンプルホール
ド回路530の出力である(R−Y)信号と(B−Y)
信号のうち(R−Y)信号が所定の大きさ以上ではハイ
レベルでそれ以外ではローレベルとなるようなパルスを
出力する位相検出回路406を備えることにより、復調
した色差信号である(R−Y)信号より位相検出してバ
ースト移相回路を制御するのでPAL方式の搬送色信号
をNTSC方式の色差信号に正確に変換でき、NTSC
方式とPAL方式の相互変換が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における色信号変換装置
の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例における色信号変換装置の動作
を示すタイミングチャート
【図3】本発明の第2の実施例における色信号変換装置
の構成を示すブロック図
【図4】同第2の実施例における色信号変換装置の動作
を示すタイミングチャート
【図5】本発明の第3の実施例における色信号変換装置
の構成を示すブロック図
【図6】同第3の実施例における色信号変換装置の動作
を示すタイミングチャート
【図7】本発明の第4の実施例における色信号変換装置
の構成を示すブロック図
【図8】同第4の実施例における色信号変換装置の動作
を説明するためのベクトル図
【図9】従来の色信号変換装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
109,404 バースト移相回路 110,529,535 反転回路 111 BPF 113,214,303,528 パルス発生回路 112 変換回路 211,301 LPF 212 復調回路 213 クロック周波数変換回路 302,405 変換復調回路 401,402 移相回路 501 ADC 524 DAC 526 正弦波入力端子 530 サンプルホールド回路 536 変調回路 537 周波数変換回路 538 搬送色信号入力端子 539 クロック入力端子 540 サブキャリア入力端子 541 水平同期信号入力端子 542 搬送色信号出力端子

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直角二相変調された入力搬送色信号を入
    力クロックでディジタル信号に変換するアナログ・ディ
    ジタル変換器と、 パルス発生回路の第1の出力パルスと前記入力クロック
    で前記アナログ・ディジタル変換器の出力のバースト信
    号のみ位相を変化させるバースト移相回路と、 その出力を前記パルス発生回路の第2の出力パルスで反
    転させる反転回路と、 前記入力クロックで前記反転回路の出力の所定の周波数
    成分のみ通過させる帯域通過フィルタと、 その出力を前記入力クロックでアナログ信号に変換する
    ディジタル・アナログ変換器と、 その出力を所定の周波数の正弦波を用いて所定の周波数
    に変換する周波数変換回路と、 前記入力クロックと入力色副搬送波と入力水平同期信号
    から前記第1及び第2の出力パルスを出力する前記パル
    ス発生回路とを備えた色信号変換装置。
  2. 【請求項2】 バースト移相回路は、 入力クロックの1クロック周期期間だけアナログ・ディ
    ジタル変換器の出力を遅延させるDフリップフロップ
    と、 その出力と前記アナログ・ディジタル変換器の出力を加
    算する加算器と、 その出力を所定の係数倍する係数回路と、 その出力と前記アナログ・ディジタル変換器の出力をパ
    ルス発生回路の第1の出力パルスで切り替えるスイッチ
    とで構成し、 そのスイッチの出力を前記バースト移相回路の出力とす
    る請求項1記載の色信号変換装置。
  3. 【請求項3】 反転回路は、バースト移相回路の出力と
    パルス発生回路の第2の出力パルスとそれぞれ排他的論
    理和をとるゲート回路で構成し、そのゲート回路の出力
    を前記反転回路の出力とする請求項1記載の色信号変換
    装置。
  4. 【請求項4】 帯域通過フィルタは、 反転回路の出力を入力クロックの2クロック周期期間だ
    け遅延させるDフリップフロップと、 その出力と前記反転回路の出力を加算する加算器とで構
    成し、 その加算器の出力を前記帯域通過フィルタの出力とする
    請求項1記載の色信号変換装置。
  5. 【請求項5】 周波数変換回路は、 前記ディジタル・アナログ変換器の出力と所定の周波数
    の正弦波を乗算する乗算器と、 その出力の所定の周波数成分のみ通過させる帯域通過フ
    ィルタとで構成し、 その帯域通過フィルタの出力を周波数変換回路の出力と
    する請求項1記載の色信号変換装置。
  6. 【請求項6】 直角二相変調された入力搬送色信号を第
    1の入力クロックでディジタル信号に変換するアナログ
    ・ディジタル変換器と、 その出力を反転する第1の反転回路と、 その出力と前記アナログ・ディジタル変換器の出力をパ
    ルス発生回路の第1の出力で切り替える第1のスイッチ
    と、 その出力の所定の低域周波数成分のみ通過させる低域通
    過フィルタと、 その出力を前記パルス発生回路の第2の出力パルスと前
    記第1の入力クロックでサンプルホールドし2つの色差
    信号を出力するサンプルホールド回路と、 その2つの出力の動作クロック周波数を前記パルス発生
    回路の第2の出力パルスと前記第1の入力クロックと第
    2の入力クロックで前記第1の入力クロック周波数から
    前記第2の入力クロック周波数に変換するクロック周波
    数変換回路と、 その2つの出力のバースト信号のみ前記パルス発生回路
    の第3の出力パルスで位相を変化させるバースト移相回
    路と、 その2つの出力を前記パルス発生回路の出力する第4の
    出力パルスで交互に切り替える第2のスイッチと、 その出力を反転する第2の反転回路と、 その出力と前記第2のスイッチの出力を前記パルス発生
    回路の第5の出力で切り替える第3のスイッチと、 その出力を前記第2の入力クロックでアナログ信号に変
    換するディジタル・アナログ変換器と、 前記第1及び第2の入力クロックと入力色副搬送波信号
    と入力水平同期信号から前記第1から第5までの出力パ
    ルスを出力する前記パルス発生回路とを備えた色信号変
    換装置。
  7. 【請求項7】 クロック周波数変換回路は、 パルス発生回路の第2の出力を第2の入力クロックでラ
    ッチする第1のDフリップフロップと、 その出力を所定期間遅延させる遅延器と、 その出力で前記サンプルホールド回路の2つの出力のう
    ち一方の出力をラッチする第2のDフリップフロップ
    と、 その出力を前記第2の入力クロックでラッチする第3の
    Dフリップフロップと、 前記遅延器の出力を反転する反転器と、 その出力で前記サンプルホールド回路の2つの出力のう
    ち第2のDフリップフロップでラッチしない方の出力を
    ラッチする第4のDフリップフロップと、 その出力を前記第2の入力クロックでラッチする第5の
    Dフリップフロップとで構成し、 前記第3及び第5のDフリップフロップの出力を前記ク
    ロック周波数変換回路の出力とする請求項6記載の色信
    号変換装置。
  8. 【請求項8】 直角二相変調された入力搬送色信号を第
    1の入力クロックでディジタル信号に変換するアナログ
    ・ディジタル変換器と、 パルス発生回路の第1の出力パルスと前記第1の入力ク
    ロックで前記アナログ・ディジタル変換器の出力のバー
    スト信号のみ位相を変化させるバースト移相回路と、 その出力を前記パルス発生回路の第2の出力パルスで反
    転させる第1の反転回路と、 前記パルス発生回路の第2の出力パルスと前記第1の入
    力クロックで前記第1の反転回路の出力の低域周波数成
    分のみ通過させる低域通過フィルタと、 その出力を前記パルス発生回路の第3の出力パルスと前
    記第1の入力クロックでサンプルホールドし2つの色差
    信号を出力するサンプルホールド回路と、 その2つの出力の動作クロック周波数を前記パルス発生
    回路の第3の出力パルスと前記第1の入力クロックと第
    2の入力クロックで前記第1の入力クロック周波数から
    前記第2の入力クロック周波数に変換するクロック周波
    数変換回路と、 その2つの出力を前記パルス発生回路の出力する第4の
    出力パルスで交互に切り替える第1のスイッチと、 その出力を反転する第2の反転回路と、 その出力と前記第1のスイッチの出力を前記パルス発生
    回路の第5の出力で切り替える第2のスイッチと、 その出力を前記第2の入力クロックでアナログ信号に変
    換するディジタル・アナログ変換器と、 前記第1及び第2の入力クロックと入力色副搬送波と入
    力水平同期信号から前記第1から第5までの出力パルス
    を出力する前記パルス発生回路とを備えた色信号変換装
    置。
  9. 【請求項9】 バースト移相回路は、 入力クロックの1クロック周期期間だけアナログ・ディ
    ジタル変換器の出力を遅延させるDフリップフロップ
    と、 その出力と前記アナログ・ディジタル変換器の出力を加
    算する第1の加算器と、 その出力を所定の係数倍する係数回路と、 その出力と前記アナログ・ディジタル変換器の出力をパ
    ルス発生回路の第1の出力パルスで切り替える第3のス
    イッチとで構成し、 その第3のスイッチの出力を前記バースト移相回路の出
    力とする請求項8記載の色信号変換装置。
  10. 【請求項10】 第1の反転回路は、バースト移相回路
    の出力とパルス発生回路の第2の出力パルスとそれぞれ
    排他的論理和をとるゲート回路で構成し、そのゲート回
    路の出力を前記第1の反転回路の出力とする請求項8記
    載の色信号変換装置。
  11. 【請求項11】 低域通過フィルタは、 第1の反転回路の出力を第1の入力クロックの2クロッ
    ク周期期間だけ遅延させるDフリップフロップと、 その出力と前記第1の反転回路の出力を加算し、パルス
    発生回路の第2の出力パルスをキャリー入力とする第2
    の加算器とで構成し、 その第2の加算器の出力を前記低域通過フィルタの出力
    とする請求項8記載の色信号変換装置。
  12. 【請求項12】 直角二相変調された入力搬送色信号を
    第1の入力クロックでディジタル信号に変換するアナロ
    グ・ディジタル変換器と、 その出力を第1の入力クロックで所定の位相だけ変化さ
    せる第1の移相回路と、 その出力を所定の位相だけ変化させる第2の移相回路
    と、 位相検出回路の出力するパルスがローレベルのとき前記
    第1の移相回路の出力にハイレベルのとき前記第2の移
    相回路の出力に切り替える第1のスイッチと、 その出力と前記アナログ・ディジタル変換器の出力をパ
    ルス発生回路の第1の出力パルスで切り替える第2のス
    イッチと、 その出力を前記パルス発生回路の第2の出力パルスで反
    転させる第1の反転回路と、 前記パルス発生回路の第2の出力パルスと前記第1の入
    力クロックで前記第1の反転回路の出力の低域周波数成
    分のみ通過させる低域通過フィルタと、 その出力を前記パルス発生回路の第3の出力パルスと前
    記第1の入力クロックでサンプルホールドし2つの色差
    信号を出力するサンプルホールド回路と、 その2つの色差信号の出力である(R−Y)信号と(B
    −Y)信号のうち(R−Y)信号が所定の大きさ以上で
    はハイレベルでそれ以外ではローレベルとなるパルスを
    出力する前記位相検出回路と、 前記サンプルホールド回路の2つの出力の動作クロック
    周波数を前記パルス発生回路の第3の出力パルスと前記
    第1の入力クロックと第2の入力クロックで前記第1の
    入力クロック周波数から前記第2の入力クロック周波数
    に変換するクロック周波数変換回路と、 その2つの出力を前記パルス発生回路の出力する第4の
    出力パルスで交互に切り替える第3のスイッチと、 その出力を反転する第2の反転回路と、 その出力と前記第3のスイッチの出力を前記パルス発生
    回路の第5の出力で切り替える第4のスイッチと、 その出力を前記第2の入力クロックでアナログ信号に変
    換するディジタル・アナログ変換器と、 前記第1及び第2の入力クロックと入力色副搬送波と入
    力水平同期信号から前記第1から第5までの出力パルス
    を出力する前記パルス発生回路とを備えた色信号変換装
    置。
  13. 【請求項13】 第1の移相回路は、 第1の入力クロックの1クロック周期期間だけアナログ
    ・ディジタル変換器の出力を遅延させるDフリップフロ
    ップと、 その出力と前記アナログ・ディジタル変換器の出力を加
    算する第1の加算器と、 その出力を所定の係数倍する係数回路とで構成し、 前記係数回路の出力を前記第1の移相回路の出力とする
    請求項12記載の色信号変換装置。
  14. 【請求項14】 第1の反転回路は、バースト移相回路
    の出力とパルス発生回路の第2の出力パルスとそれぞれ
    排他的論理和をとるゲート回路で構成し、そのゲート回
    路の出力を前記第1の反転回路の出力とする請求項12
    記載の色信号変換装置。
  15. 【請求項15】 低域通過フィルタは、 第1の反転回路の出力を前記第1の入力クロックの2ク
    ロック周期期間だけ遅延させるDフリップフロップと、 その出力と前記第1の反転回路の出力を加算し、前記パ
    ルス発生回路の第2の出力パルスをキャリー入力とする
    第2の加算器とで構成し、 その第2の加算器の出力を前記低域通過フィルタの出力
    とする請求項12記載の色信号変換装置。
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