JP3082754B2 - ポリエーテルエステルアミド、帯電防止剤および熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
ポリエーテルエステルアミド、帯電防止剤および熱可塑性樹脂組成物Info
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Description
ルアミド、当該ポリエーテルエステルアミドを用いてな
る帯電防止剤および当該帯電防止剤を含有する熱可塑性
樹脂組成物に関する。
キシアルキレングリコールをソフトセグメントとするポ
リエーテルエステルアミドは工業材料、特に静電気によ
る障害を防止する目的で熱可塑性樹脂の帯電防止剤とし
て広く用いられている。かかる帯電防止剤を配合した熱
可塑性樹脂組成物は、その樹脂組成物の機械的物性(引
張り特性、曲げ弾性、耐衝撃強度等)等の特性やその成
形物の用途に応じて、射出成形、押出成形、圧縮成形、
カレンダー成形、回転成形などの各種の成形方法により
成形され、各種用途に用いられている。
脂組成物は、帯電防止剤により制電特性が付与されるも
のの、より制電性を向上させるためにはより帯電防止剤
の添加量を増やす必要があった。しかし、帯電防止剤の添
加量を増やすと本来的に有する熱可塑性樹脂組成物の機
械的物性を損なう。
エーテルエステルアミドを提供することを目的とする。
また、当該ポリエーテルエステルアミドを帯電防止剤と
して用いることにより、機械的物性を維持しつつ、制電
特性を効率的に向上した熱可塑性樹脂組成物を提供する
ことを目的とする。
技術の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、熱可塑
性樹脂組成物の帯電防止剤として用いるポリエーテルエ
ステルアミドを構成するジカルボン酸として、炭素数2
1〜40のジカルボン酸、殊にダイマー酸および/また
は水添ダイマー酸を用いることによって、上記課題を悉
く解決しうることを見出し本発明を完成するに至った。
ン酸、ラクタムおよびジアミンとジカルボン酸から合成
される塩から選ばれる少なくとも1種のアミド形成成
分、(b)ポリオキシアルキレングリコールおよび
(c)ジカルボン酸を含む成分を反応させて得られる還
元粘度が0.5〜4(0.5重量%ギ酸溶液,25℃)
のポリエーテルエステルアミドであって、前記(c)ジ
カルボン酸として炭素数21〜42のジカルボン酸を含
むポリエーテルエステルアミドを用いることを特徴とす
る帯電防止剤に関する(請求項1、4、5、6および
7)。また、本発明は、(a)アミノカルボン酸、ラク
タムおよびジアミンとジカルボン酸から合成される塩か
ら選ばれる少なくとも1種のアミド形成成分、(b)ポ
リオキシアルキレングリコール、(c)ジカルボン酸お
よび(d)水酸基、カルボキシル基およびアミノ基から
選ばれるいずれか少なくとも1種の官能基を分子中に少
なくとも3個有する化合物を含む成分を反応させて得ら
れる還元粘度が0.5〜4(0.5重量%ギ酸溶液,2
5℃)のポリエーテルエステルアミドであって、前記
(c)ジカルボン酸として炭素数21〜42のジカルボ
ン酸を含むことを特徴とするポリエーテルエステルアミ
ドに関する(請求項2)。また、本発明は、当該ポリエ
ーテルエステルアミドを用いることを特徴とする帯電防
止剤に関する(請求項3、4、5、6および7)。更に
本発明は、前記の帯電防止剤および熱可塑性樹脂を含有
してなる熱可塑性樹脂組成物に関する(請求項8、9お
よび10)。
アミドを構成する(a)アミド形成成分として、アミノ
カルボン酸(a1)、ラクタム(a2)およびジアミン
とジカルボン酸から合成される塩(a3)から選ばれる
少なくとも1種を用いる。これら(a)アミド形成成分
は各種のものを使用できるが、炭素原子数6以上の化合
物を用いるのが好ましい。たとえば、アミノカルボン酸
(a1)としてはω−アミノカプロン酸、ω−アミノエ
ナント酸、ω−アミノカプリル酸、ω−アミノペルゴン
酸、ω−アミノアプリン酸、11−アミノウンデカン
酸、12−アミノドデカン酸などが挙げられる。ラクタ
ム(a2)としては、カプロラクタム、エナントラクタ
ム、カプリルラクタム、ラウロラクタムなどが挙げられ
る。ジアミンとジカルボン酸から合成される塩(a3)
としてはヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩、ヘキ
サメチレンジアミン−セバシン酸塩、ヘキサメチレンジ
アミン−イソフタル酸塩などが挙げられる。これらアミ
ド形成成分(a)のなかでもラクタム(a2)が好まし
く、特にカプロラクタムが好ましい。
しては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
ブチレンオキサイド等の各種アルキレンオキサイドの付
加重合物を使用できる。(b)ポリオキシアルキレング
リコールの具体例としては、たとえば、ポリオキシエチ
レングリコール、ポリ(1,2−オキシプロピレン)グ
リコール、ポリ(1,3−オキシプロピレン)グリコー
ル、ポリ(オキシテトラメチレン)グリコール、ポリ
(オキシヘキサメチレン)グリコール、エチレンオキサ
イドとプロピレンオキサイドのブロックまたはランダム
共重合体、エチレンオキサイドとテトラヒドロフランの
ブロックまたはランダム共重合体、ビスフェノール類の
アルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。これら
(b)ポリオキシアルキレングリコールのなかでも、各
種熱可塑性樹脂に対する帯電防止性に優れることからポ
リオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレング
リコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、ビス
フェノール類のアルキレンオキサイド付加物が好まし
く、特にポリオキシエチレングリコール、ビスフェノー
ルAのエチレンオキサイド重付加物が好ましい。
ールの数平均分子量は200〜60000程度のものが
好ましい。(b)ポリオキシアルキレングリコールの数
平均分子量が低くなるに従いポリエーテルエステルアミ
ドの熱可塑性エラストマーとしての弾性が小さくなる傾
向があることから、(b)ポリオキシアルキレングリコ
ールの数平均分子量は300以上とするのがより好まし
い。一方、(b)ポリオキシアルキレングリコールの数
平均分子量が高くなるに従ってポリエーテルエステルア
ミドが硬くなる傾向があり、また製造に長時間を要する
ため(b)ポリオキシアルキレングリコールの数平均分
子量は3000以下とするのがより好ましい。
〜40のジカルボン酸を用いる。炭素数21〜40のジ
カルボン酸は、特に制限されないが、なかでもダイマー
酸および/または水添ダイマー酸を使用するのが好まし
い。ダイマー酸とは不飽和脂肪酸の二量体であり、水添
ダイマー酸とはダイマー酸のオレフィン性二重結合を水
素化してなる化合物をいう。水添ダイマー酸としては、
たとえば、一般式(1):
ル基であり、かつR1およびR2に含有される各炭素数
ならびにnおよびmとの合計が28であるとの条件を満
足するものである。)で表される化合物および/または
一般式(2):
ル基であり、かつR3およびR4に含有される各炭素数
ならびにqおよびrとの合計が32であるとの条件を満
足するものである。)で表される化合物があげられる。
本発明の水添ダイマー酸としては一般式(1)におい
て、R1がヘキシル基、R2がオクチル基、nおよびm
がいずれも7を示す化合物および/または一般式(2)
において、R3がオクチル基、R4がノニル基であり、
qが8、rが7を示す化合物が好ましい。
21〜40のジカルボン酸であってもよく、ジカルボン
酸の一部として前記炭素数21〜40のジカルボン酸を
含んでいてもよい。制電性を向上させるには、得られる
ポリアミドエラストマーの5〜30重量%が炭素数21
〜40のジカルボン酸であるのが好ましい。さらには、
炭素数21〜40のジカルボン酸の使用量は、ポリアミ
ドエラストマーの8重量%以上、また28重量%以下と
するのがより好ましい。
用できるジカルボン酸は特に制限されず、各種のものを
使用できる。たとえば、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ウンデカンジ酸、ドデカンジ酸等の脂肪族ジカル
ボン酸;テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカ
ルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、およびこれらの無水
物等があげられる。
ドは、前記(a)成分、(b)成分および(c)成分を
含む成分を反応させて得られる。(a)成分および
(c)成分はハードセグメントであるポリアミドとし
て、(b)成分はソフトセグメントとしてポリエーテル
エステルアミド中に導入される。ハードセグメントが少
なくなると耐熱性や機械的強度が弱くなり、この場合に
はソフトセグメントが多くなり融点が低くなってブロッ
キングを生じる傾向がある。逆にハードセグメントが多
くなると柔軟性が低下し、この場合にはソフトセグメン
トが少なくなって室温でゴム弾性を示さず硬くなる傾向
がある。これらを考慮すれば(a)成分、(b)成分お
よび(c)成分の各成分の使用割合は、(a)成分、
(b)成分および(c)成分の合計を100重量部とし
た場合、ハードセグメント((a)成分および(c)成
分の合計)20〜80重量部程度、ソフトセグメント
((b)成分)20〜80重量部程度とするのが好まし
い。特に、ハードセグメントは40重量部以上(ソフト
セグメント60重量部以下)が好ましく、70重量部以
下(ソフトセグメント30重量部以上)が好ましい。な
お、(a)成分として、たとえば、カプロラクタムを用
いた場合は、その一部が未反応のまま残存するためポリ
エーテルエステルアミド中に導入される所望量より多く
使用するのがよい。
ルアミドは、前記(a)成分、(b)成分および(c)
成分に加えて、(d)水酸基、カルボキシル基およびア
ミノ基から選ばれるいずれか少なくとも1種の官能基を
分子中に少なくとも3個有する化合物を原料として加え
ることができる。かかる(d)成分の官能基は、ポリエ
ーテルエステルアミドを構成する上記各成分の末端にあ
る官能基と反応する官能基である。(d)成分を使用す
ることにより、得られるポリエーテルエステルアミド中
に架橋構造が導入され、機械的物性の観点から必要とさ
れる目標重合度に達するに要する重合時間が短縮され
る。(d)成分を加えない場合に比較して、200℃以
上もの高温下での減圧保持時間が短縮されるので、製品
であるポリエーテルエステルアミド自体の黄系着色を大
幅に改善できる。
ン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等の低
分子ポリオール、またポリオキシエチレングリセリルエ
ーテル等の前記低分子ポリオールにアルキレンオキサイ
ドを付加した化合物等の各種のポリオール類;無水トリ
メリット酸、無水ピロメリット酸等のポリカルボン酸類
が挙げられる。これら(d)成分のなかでも持続型帯電
防止性の向上の点からポリオキシアルキレングリセリル
エーテル等の低分子ポリオールにアルキレンオキサイド
を付加した化合物が好ましい。また(d)成分の上記官
能基の数は、好ましくは3〜10個である。
(b)成分および(c)成分の合計100重量部に対し
て、10重量部程度以下が好ましい。(d)成分が多す
ぎるとゲル化するおそれがあるため、5重量部以下とす
るのがより好ましい。(d)成分の機能を発揮し、ポリ
エーテルエステルアミドの分子量を大きくするには、
0.001重量部以上、さらには0.002重量部以上
使用するのが好ましい。
法は、特に制限はされず、二段階反応または同時反応の
いずれの方法も採用できる。二段階反応を採用する場合
は、まず(a)成分および(c)成分を仕込み、通常1
50〜300℃程度(好ましくは200〜280℃)の
反応温度で、通常2〜24時間程度反応して、両末端に
カルボキシル基を有するポリアミドオリゴマーを合成し
た後、末端カルボキシル基に対し所定量の(b)成分お
よび触媒、必要により(d)成分を加えて同温度でさら
に反応させる。また、同時反応を採用する場合は(a)
成分、(b)成分、(c)成分および触媒、必要により
(d)成分を一括に仕込み、二段階反応と同様の条件で
反応させる。なお、いずれの方法による場合にも、
(a)成分として、たとえば、カプロラクタムを用いた
場合には、その一部が未反応のまま反応系内に残存する
ため、反応終了後に加熱状態のまま減圧下に除去する。
得られるポリエーテルエステルアミドの重合度をあげよ
うとする場合は、未反応カプロラクタムを除去した後、
減圧下に150〜350℃で後重合することもできる。
種のものを使用できる。たとえば、三酸化アンチモン等
のアンチモン系触媒、モノブチルスズオキサイド等のス
ズ系触媒、テトラブチルチタネート等のチタン系触媒、
テトラブチルジルコネート等のジルコニウム系触媒、酢
酸ジルコニル、炭酸ジルコニル等のジルコニル系触媒、
酢酸亜鉛等の亜鉛系触媒等があげられる。触媒の使用量
は、通常、前記(a)成分、(b)成分および(c)成
分の合計重量の0.01〜5重量%程度である。
ルエステルアミドの熱安定性を高めるために酸化防止剤
等を加えることができる。かかる添加剤は反応終了後に
得られたポリエーテルエステルアミドに加えてもよい。
酸化防止剤としては、たとえば、ペンタエリスリチル−
テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシブチル)プロピオネート]、N,N’−ヘキサメ
チレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−ヒドロシンナミド)、1,6−ヘキサンジオール−ビ
ス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシブ
チル)プロピオネート]、3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−ベンジルホスフォネート−ジエチルエス
テル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
ホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)−4,4’−ビフェニレンホスファイト等のフ
ェノール系酸化防止剤、トリフェニルホスファイト、ト
リス(ノニルフェニル)ホスファイ、の有機リン系化合
物、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン等
のアミン類、ジラウリルチオジプロピオネート等のイオ
ウ化合物、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合
物、ヨウ素化合物等があげられる。
ミドは、還元粘度が0.5〜4(0.5重量%ギ酸,2
5℃)を有するものである。ポリエーテルエステルアミ
ドの還元粘度は、これを帯電防止剤として用いて得られ
た熱可塑性樹脂組成物の衝撃強度を損なわないようにす
るには、1以上とするのが好ましい。熱可塑性樹脂組成
物中での分散性の点から3以下とするのが好ましい。
る本発明の帯電防止剤は、各種の熱可塑性樹脂に配合す
ることにより、得られる樹脂組成物に対し優れた帯電防
止性を付与することができ、また引張り伸びを向上させ
ることができる。当該熱可塑性樹脂としては、各種のも
のがあげられる。たとえば、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリフ
ェニレンエーテル系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリ
フェニレンスルフィド系樹脂およびこれらの樹脂を主構
成成分とする樹脂アロイや強化樹脂組成物などがあげら
れる。
械的物性のバランスを考慮すれば、本発明の帯電防止剤
は、これら熱可塑性樹脂のなかでもとりわけポリスチレ
ン系樹脂に対して有用である。当該ポリスチレン系樹脂
の具体例としては、ポリスチレン(PS樹脂)、ゴム変
性ポリスチレン(HIPS樹脂)、スチレン・アクリロ
ニトリル共重合体(AS樹脂)、スチレン・メチルメタ
クリレート共重合体(MS樹脂)、スチレン・ゴム質重
合体・アクリロニトリル共重合体(ABS樹脂,AES
樹脂,AAS樹脂組成物,ACS樹脂)、スチレン・ゴ
ム質重合体・メチルメタクリレート共重合体(MBS樹
脂、MABS樹脂)などがあげられる。本発明の帯電防
止剤は、これらスチレン系樹脂のなかでも殊にABS樹
脂への適用が好適である。
ーテルエステルアミド)使用量は、熱可塑性樹脂100
重量部に対し1〜40重量部程度である。帯電防止剤の
使用量は、制電性の点から2重量部以上とするのが好ま
しい。また、使用量が多くなるに従って、樹脂組成物が
柔軟になり機械的性質が劣る傾向があることから、35
重量部以下とするのが好ましい。
帯電防止効果を向上させるため、アルカリ金属またはア
ルカリ土類金属のハロゲン化合物を添加することもでき
る。アルカリ金属またはアルカリ土類金属のハロゲン化
合物としては、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、臭化ナト
リウム、臭化カリウム、臭化マグネシウムなどが挙げら
れる。これらのなかでも、塩化リチウム、塩化カリウム
が好ましい。アルカリ金属またはアルカリ土類金属のハ
ロゲン化合物は、ポリエーテルエステルアミドを製造す
る際に、反応系中に存在させてもよい。
帯電防止効果を向上させるため、他の帯電防止剤、熱可
塑性樹脂とポリエーテルエステルアミドの相溶剤、各種
界面活性剤を添加できる。さらに、種々の用途に応じ
て、顔料、染料、充填剤、核剤、滑剤、可塑剤、離型
剤、酸化防止剤、難燃剤、紫外線吸収剤等の添加剤を任
意に配合できる。
分を配合し、溶融することにより得られる。配合・混練
方法には特に制約はなく、通常の方法を適用できる。す
なわち、リボンブレンダー、ヘシェルミキサー、タンブ
ラーブレンダーなどで上記成分を所定配合率で混合した
ものを、単軸もしくはニ軸スクリュウ押出機、バンバリ
ーミキサー、ロール、各種ニーダーなどで溶融混練する
方法、所謂「ストレートコンパンド方式」が適当であ
る。なお、混練に際しての加熱温度は対象とする熱可塑
性樹脂の種類によって異なり、150℃〜300℃の範
囲で制御されるが、本発明による樹脂組成物は、溶融流
動性が向上しているので、熱可塑性樹脂のみを加工する
通常の温度よりは10〜30℃程度低い温度が適当であ
る。さらには、例えば熱可塑性樹脂と同種または異種で
ある熱可塑性樹脂を基材として、それに本発明のポリエ
ーテルエステルアミド、添加剤等を最終の所定配合率よ
りも高濃度に配合し溶融混練した組成物を前以って調製
し、次いで該組成物を熱可塑性樹脂で所定配合率までド
ライブレンドで希釈して射出成形するなどの所謂「マス
ターバッチ方式」をも適用できる。
に優れており、例えば射出成形、押出成形、圧縮成形、
カレンダー成形、回転成形などの各種の成形方法により
成形され、自動車用部品、家電機器部品情報事務機器部
品、ハウジング部材、光学機器部材、家庭用雑貨品、工
業用部材、包装流通部材などの制電性の要求される各種
分野で利用に供される。
成物の制電特性を向上させる。また、熱可塑性樹脂組成
物の機械的物性を維持しつつ、制電特性を効率的に向上
でき、引張り伸びに係わる機械的特性の向上も可能であ
る。さらに、ポリエーテルエステルアミドの構成成分と
して架橋性成分を使用することにより、ポリエーテルエ
ステルアミドの生産性を向上でき、その結果、当該ポリ
エーテルエステルアミドを用いた場合には得られる熱可
塑性樹脂組成物の黄系着色を大幅に改善できる。
をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に制
限されるものではない。
ル)、水添ダイマー酸(ユニケマ製,PRIPOL 1
010,酸価194KOHmg/g)347g(0.6
モル)、数平均分子量2000のポリエチレングリコー
ル1200g(0.6モル)、炭酸ジルコニル3.34
g及びイルガノックス1010(チバガイギー社製)1
4.6gを5リットルの反応容器に仕込み窒素気流中2
50℃で5時間保温した。その後、徐々に減圧して未反
応のε−カプロラクタムを除去し、さらに1Torrに
て反応を行った。6時間反応後、粘調で僅かに黄色の透
明な樹脂を得た。得られたポリエーテルエステルアミド
の組成を表1に、還元粘度、色調、融点、酸価を表2に
示す。
水添ダイマー酸(ユニケマ製,PRIPOL 101
0,酸価194KOHmg/g)462.7g(0.8
0モル)、数平均分子量1500のポリエチレングリコ
ール1200g(0.8モル)、炭酸ジルコニル3.3
4g及びイルガノックス1010(チバガイギー社製)
14.6gを5リットルの反応容器に仕込み窒素気流中
250℃で5時間保温した。その後、徐々に減圧して未
反応のε−カプロラクタムを除去し、さらに1Torr
にて反応を行った。6時間反応後、粘調で僅かに黄色の
透明な樹脂を得た。得られたポリエーテルエステルアミ
ドの組成を表1に、還元粘度、色調、融点、酸価を表2
に示す。
添ダイマー酸(ユニケマ製,PRIPOL 1010,
酸価194KOHmg/g)、694g(1.2モ
ル)、数平均分子量1000のポリエチレングリコール
1200g(1.2モル)、炭酸ジルコニル3.34g
及びイルガノックス1010(チバガイギー社製)1
4.6gを5リットルの反応容器に仕込み窒素気流中2
50℃で5時間保温した。その後、徐々に減圧して未反
応のε−カプロラクタムを除去し、さらに1Torrに
て反応を行った。6時間反応後、粘調で僅かに黄色の透
明な樹脂を得た。得られたポリエーテルエステルアミド
の組成を表1に、還元粘度、色調、融点、酸価を表2に
示す。
水添ダイマー酸(ユニケマ製,PRIPOL 101
0,酸価194KOHmg/g462.7g(0.80
モル)、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物
(数平均分子量1500)1200g(0.8モル)、
炭酸ジルコニル3.34g及びイルガノックス1010
(チバガイギー社製)14.6gを5リットルの反応容
器に仕込み窒素気流中250℃で5時間保温した。その
後、徐々に減圧して未反応のε−カプロラクタムを除去
し、さらに1Torrにて反応を行った。6時間反応
後、粘調で僅かに黄色の透明な樹脂を得た。得られたポ
リエーテルエステルアミドの組成を表1に、還元粘度、
色調、融点、酸価を表2に示す。
水添ダイマー酸(ユニケマ製,PRIPOL 101
0,酸価194KOHmg/g)462.7g(0.8
0モル)、数平均分子量1500のポリエチレングリコ
ール1200g(0.8モル)、分子量450のポリオ
キシエチレングリセリルエーテル3.7g(0.008
モル)、炭酸ジルコニル3.34g及びイルガノックス
1010(チバガイギー社製)14.6gを5リットル
の反応容器に仕込み窒素気流中250℃で5時間保温し
た。その後、徐々に減圧して未反応のε−カプロラクタ
ムを除去し、さらに1Torrにて反応を行った。4時
間反応後、粘調で僅かに黄色の透明な樹脂を得た。得ら
れたポリエーテルエステルアミドの組成を表1に、還元
粘度、色調、融点、酸価を表2に示す。
酸(同モル数)を使用したこと以外は実施例2と同様の
方法で反応を行い、粘調で僅かに黄色の透明な樹脂を得
た。得られたポリエーテルエステルアミドの組成を表1
に、還元粘度、色調、融点、酸価を表2に示す。
ル酸(同モル数)を使用したこと以外は実施例4と同様
の方法で反応を行い、粘調で僅かに黄色の透明な樹脂を
得た。得られたポリエーテルエステルアミドの組成を表
1に、還元粘度、色調、融点、酸価を表2に示す。
000のポリエチレングリコールを、PEG1500は
数平均分子量1500のポリエチレングリコールを、P
EG1000は数平均分子量1000のポリエチレング
リコールを、BIS−A−30EOはビスフェノールA
エチレンオキサイド付加物(数平均分子量1500、日
曹油化(株)製)を、G−450は分子量450のポリ
オキシエチレングリセリルエーテル(日本油脂(株)
製)を示す。また、HS/SSとはポリエーテルエステ
ルアミド中の(a)成分および(c)成分(ハードセグ
メント:HS)と(b)成分(ソフトセグメント:S
S)の割合(重量比)を示す。
エーテルエステルアミド0.5gおよびギ酸(和光純薬
(株)製、0.5重量%溶液となるように)を加えた
後、恒温槽(25℃)で3時間静置して溶液を調製した
のち、ウベローデ粘度計(粘度計定数0.03)にて溶
液の降下時間をストップウオッチで測定した。なお、ブ
ランクとしてギ酸のみの降下時間も測定した。以下の計
算式から、還元粘度を求めた。還元粘度(ηsp/C)=
(サンプルの降下時間(秒)−ギ酸の降下時間(秒))
/(ギ酸の降下時間(秒)×0.5)
Σ80)を用い、サンプル形状:ペレット(No.
2)、測定法:反射法の測定条件で測定した。
250℃、昇温速度10℃/分の測定条件で測定し、ピ
ークトップ値を融点とした。セイコー電子(株)製:D
SC2230を使用。
プル)2gを100ml三角フラスコに秤り取り、ベン
ジルアルコール40mlを加え160℃で加熱溶解した
後、0.1モル/リットル水酸価カリウム溶液(アルコ
ール性)で滴定し、以下の計算式から求めた。指示薬:
フェノールフタレイン。酸価(mgKOH/g)=(滴
定量(ml)×5.611×ファクタ)/サンプル量
(g)
ルアミドとABS樹脂を、表3に示すような割合で混練
し射出成形機を用いて試験片を作成した(シリンダー温
度230℃、金型温度60℃で成形)。得られた試験に
ついて、引張り特性(ASTM D638)および表面
固有抵抗値(ASTM D257)を測定した。評価結
果を表4に示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 (a)アミノカルボン酸、ラクタムおよ
びジアミンとジカルボン酸から合成される塩から選ばれ
る少なくとも1種のアミド形成成分、(b)ポリオキシ
アルキレングリコールおよび(c)ジカルボン酸を含む
成分を反応させて得られる還元粘度が0.5〜4(0.
5重量%ギ酸溶液,25℃)のポリエーテルエステルア
ミドであって、前記(c)ジカルボン酸として炭素数2
1〜42のジカルボン酸を含むポリエーテルエステルア
ミドを用いることを特徴とする帯電防止剤。 - 【請求項2】 (a)アミノカルボン酸、ラクタムおよ
びジアミンとジカルボン酸から合成される塩から選ばれ
る少なくとも1種のアミド形成成分、(b)ポリオキシ
アルキレングリコール、(c)ジカルボン酸および
(d)水酸基、カルボキシル基およびアミノ基から選ば
れるいずれか少なくとも1種の官能基を分子中に少なく
とも3個有する化合物を含む成分を反応させて得られる
還元粘度が0.5〜4(0.5重量%ギ酸溶液,25
℃)のポリエーテルエステルアミドであって、前記
(c)ジカルボン酸として炭素数21〜42のジカルボ
ン酸を含むことを特徴とするポリエーテルエステルアミ
ド。 - 【請求項3】 請求項2記載のポリエーテルエステルア
ミドを用いることを特徴とする帯電防止剤。 - 【請求項4】 (a)アミド形成成分が、炭素原子数6
以上の化合物である請求項1または3記載の帯電防止
剤。 - 【請求項5】 (b)ポリオキシアルキレングリコール
が、ポリオキシエチレングリコールである請求項1、3
または4記載の帯電防止剤。 - 【請求項6】 (b)ポリオキシアルキレングリコール
の数平均分子量が200〜6000である請求項1、
3、4または5記載の帯電防止剤。 - 【請求項7】 (c)ジカルボン酸として用いる炭素数
21〜42のジカルボン酸が、ダイマー酸および/また
は水添ダイマー酸である請求項1、3、4、5または6
記載の帯電防止剤。 - 【請求項8】 熱可塑性樹脂および請求項1、3、4、
5、6または7のいずれかに記載の帯電防止剤を含有し
てなる熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項9】 熱可塑性樹脂100重量部に対し帯電防
止剤1〜40重量部を配合してなる請求項8記載の熱可
塑性樹脂組成物。 - 【請求項10】 熱可塑性樹脂が、ABS系樹脂である
請求項8または9記載の熱可塑性樹脂組成物。
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