JP3081923U - 換気口付き見切縁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、建物の軒天井に取りつける換気口と
見切り縁が、それぞれ別のものであるために、資材の購
入と取り付け作業が二度手間になっていたので、これを
防止するものである。 【解決手段】従来、別々のものであった軒天井用の見切
縁と換気口を、１つのものに合体させる。これによっ
て、従来の二度手間がなくなり、コストダウンできる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、建物の軒天井に取りつける、換気口と見切縁の、形状と取り付け位置 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、建物の軒裏換気をするために、軒天井に換気口を取りつけていた。この 換気口を図で示すと、添付の

【図１】のようになる。また、これとは別に、軒天 井と外壁の接合部分に、防水のための、見切縁を取り付けていた。これを図で示 すと、添付の

【図２】のようになる。

【考案が解決しようとする課題】

従来の軒天井用の換気口と見切縁は、それぞれ、別々のものであるため、資材の 仕入が、コスト高になっていた。また取り付け作業も二度手間になっていた。添 付の

【図３】は、換気口と見切縁を、それぞれ別々に、軒天井に取り付けた形を 断面図で示したものである。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案は、従来、別々のものとして、軒天井に取り付けられていた、換気口と見 切縁の２つを、１つに合体させて、軒天井の見切り部分に取り付けようとするも のである。これによって軒天井の防水性能を高めながら、換気性能を確保できる という効果がある。 本考案の換気口付き見切縁の形状を図で示したのが、添付の

【図４】である。

【０００４】

【考案の実施の形態】

建物の軒天井と外壁が交接する見切り部分に、本考案の換気口付き見切縁を取り 付ける。 取り付ける箇所は、数箇所に限定して取り付けるのではなくて、見切り部分の全 周に取りつける。

【０００５】

【実施例】

以下、添付の

【図５】に従って、実施例を説明する。符号３は軒天ボード、符号 ４は軒裏、符号５は空気の流れ、符号６は外壁、符号７は本考案の換気口付き見 切り縁である。軒天ボード３と外壁６が交接する見切り部分に、本考案の換気口 付き見切縁７を取り付ける。こうすることで、符号５のような空気の流れとなっ て、軒裏４の換気ができる。かつ、見切り部分の防水も確保できる。

【考案の効果】

本考案の換気口付き見切縁を取り付けることによって、従来、二重手間となって いた作業が１回で済む。さらに、２種類の資材が１種類になって、コストダウン になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の方法によって、建物の軒天井の部分に、
取り付けられる換気口の斜視図である。

【図２】従来の方法によって、建物の軒天井部分に、取
り付けられる見切縁の斜視図である。

【図３】従来の方法によって、軒天井に取り付けられた
換気口と見切縁を示す断面図である。

【図４】本考案の換気口付き見切縁を示す斜視図であ
る。

【図５】本考案の換気口付き見切縁を軒天井の見切り部
分に取り付けた形を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 従来の方法による換気口 ２ 従来の方法による見切縁 ３ 軒天ボード ４ 軒裏 ５ 空気の流れ ６ 外壁 ７ 本考案の換気口付き見切縁

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】建物の軒天井につける換気口と、軒天井に
   付ける見切縁を合体させた、換気口付きの見切縁。