JP3081857B2 - 粘着脱毛シート - Google Patents

粘着脱毛シート

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JP3081857B2
JP3081857B2 JP14333992A JP14333992A JP3081857B2 JP 3081857 B2 JP3081857 B2 JP 3081857B2 JP 14333992 A JP14333992 A JP 14333992A JP 14333992 A JP14333992 A JP 14333992A JP 3081857 B2 JP3081857 B2 JP 3081857B2
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adhesive
depilatory
hair removal
substrate
sheet
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文哉 白井
尚則 高橋
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D26/00Hair-singeing apparatus; Apparatus for removing superfluous hair, e.g. tweezers
    • A45D26/0019Hair-singeing apparatus; Apparatus for removing superfluous hair, e.g. tweezers using an adhesive element

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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粘着脱毛シートに関し、
詳しくは特定の支持基材を用いることによって、糊流れ
防止性と特に腋の脱毛性を改良した粘着脱毛シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から無駄毛の脱毛剤としては、ワッ
クスタイプのものや脱毛薬剤を含有するクリームやゼリ
ータイプのものが知られており、近年は粘着剤を用いた
シート状の脱毛剤も使用されている。ワックスタイプや
クリームタイプ、ゼリータイプの脱毛剤は直接無駄毛に
塗布して絡ませるために脱毛性は良好であるが、ワック
スタイプでは使用時に塗布可能粘度になるまで加熱、溶
融する必要があり、火傷を起こす可能性が常にある。ま
たクリームタイプやゼリータイプでは加熱の必要はない
が、粘度が極めて高く、適用皮膚面に塗布しがたいとい
う問題がある。
【0003】また、近年使用されている粘着シートタイ
プの脱毛剤は、その脱毛操作が簡便で使用感は良好であ
るが、無駄毛に粘着剤が充分に絡まらないことがあり、
特に腋毛や足の毛のような太い毛に対しては脱毛性が悪
い傾向を示す。さらに、このタイプの脱毛剤は粘着剤の
柔らかさが必要であるが、あまり柔らかい粘着剤、つま
り凝集力が弱い粘着剤を用いると、保管時に糊流れ現象
が生じて粘着シート同士が粘着したり、包装袋内に粘着
して使用できなくなることもあり、適度な凝集力と柔ら
かさのバランスを考慮して糊流れ性を管理しなければな
らないという煩雑さがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の脱毛操
作が簡便な粘着脱毛シートが有する上記課題を解決する
ためになされたものであって、腋毛や足の毛のような太
い無駄毛に対しても脱毛性が良好で、しかも糊流れ防止
性にも優れた粘着脱毛シートを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、脱毛粘
着剤を支持する基材に多孔質基材を積層した特定の多層
基材を使用することによって、優れた脱毛性と糊流れ防
止性を兼ね備えた粘着脱毛シートが得られることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は単位面積当たりの重量が2
0〜120g/m2 である多孔質基材と粘着剤非透過性
の補強用基材とを積層してなる支持基材の多孔質基材側
に脱毛粘着剤層を形成してなることを特徴とする粘着脱
毛シートを提供するものである。
【0007】特に、長手方向の5%引張り荷重が500
〜1900gであり、長手方向に直交する方向の5%引
張り荷重が100〜1600gである支持基材を用いる
ことによってさらに効果的な粘着脱毛シートが提供され
るものである。なお、本発明における上記5%引張り荷
重は、幅2cm、掴み部分を除いた初期試料長さ5cm
のサンプルを、23℃、60±15%R.H.の雰囲気
下にて300mm/分の引張り速度でサンプルを引張
り、5%サンプルが伸長した時の荷重を示すものであ
る。
【0008】本発明の粘着脱毛シートにおける支持基材
は、脱毛粘着剤層を支持するものであって、その適度な
柔軟性によって皮膚面の微妙な凹凸に対して貼着し、優
れた脱毛性を付与する役割を果たす。この支持基材は多
孔質基材と補強用基材とを積層してなるものであり、脱
毛粘着剤層に隣接して位置する多孔質基材は、多孔質部
分に脱毛粘着剤を一部埋入させることによって保存時で
の糊流れ現象を抑制するという効果を発揮する。このよ
うな多孔質基材としては単位面積当たりの重量が20〜
120g/m2 、好ましくは25〜110g/m2 のも
のを採用することがよく、重量が20g/m2 に満たな
い多孔質基材を用いた場合は、上記糊流れ現象を充分に
抑制することができず、120g/m2 を超える多孔質
基材を用いた場合には支持基材に充分な柔軟性を付与で
きず、脱毛性の低下を招く恐れがある。また、多孔質基
材の厚みは50〜500μm、好ましくは100〜30
0μm程度に設定することが糊流れ防止性および柔軟性
の点から望ましい。
【0009】上記多孔性基材は、上記条件を満足すれば
その素材に特に制限はないが、具体的には各種プラスチ
ックやパルプなどからなる不織布、織布、編布、紙など
を用いることができる。
【0010】一方、多孔質基材に積層して支持基材を構
成する補強用基材としては、多孔質基材に埋入した脱毛
粘着剤が支持基材の背面に裏抜けせず、また、比較的伸
長しやすい上記多孔質基材の伸長性を抑制して皮膚面に
貼着、脱毛操作をする際に、支持基材が破断することを
防止する役割を果たすものである。具体的には表面平滑
な厚みが5〜30μm程度のプラスチックシートなどが
好ましく、多孔性基材シートと加熱圧着法や接着剤を介
する方法などによって貼り合わせたり、熱溶融もしくは
溶剤にて溶解したものを多孔質基材シート上に押し出し
塗工やキャスティング塗工して積層構造の支持基材を得
ることができる。
【0011】以上のようにして得られる支持基材は、多
孔質基材側に脱毛粘着剤層を形成して本発明の粘着脱毛
シートを構成しているが、皮膚面に粘着脱毛シートを貼
着して脱毛する際に、支持基材が引き剥がし応力によっ
て伸びてしまうと、引き剥がし応力が基材の伸長変形に
よって吸収されて満足する脱毛性が得られないことがあ
る。従って、本発明の粘着脱毛シートに用いる支持基材
の5%引張り荷重は、長手方向(貼付後の引き剥がし方
向)で500〜1900g、好ましくは600〜170
0gとし、これに直交する方向で100〜1600g、
好ましくは200〜1200gの範囲のものとすること
がよい。長手方向の引張り荷重が小さいと上記理由によ
って脱毛性が低下し、また、大きすぎると柔軟性が低下
して皮膚密着性が悪くなりやはり脱毛性が低下する傾向
を示す。一方、長手方向に直交する方向の引張り荷重が
小さい場合は、補強用基材と貼り合わせて支持基材を作
製する際に破れやすく取扱性も悪く、また、大きすぎる
と柔軟性に欠ける傾向を示し好ましくない。
【0012】本発明の粘着脱毛シートでは上記支持基材
を用いることによって、従来の粘着脱毛シートよりも脱
毛性および保存時の糊流れを抑制することができるの
で、支持基材上に形成する脱毛粘着剤としては脱毛性を
有するものであれば、特に制限はない。好ましい脱毛粘
着剤としては、JISK7210に準じて島津製作所製
フローテスター(CFT−500C形)を用い、シリン
ダー圧力10kgf/cm2 、ダイ径1mm、ダイ長1
mmで測定した50℃での流れ値が、1×10-5〜1.
5×10-1cm3 /秒、好ましくは2×10-5〜1×1
-2cm3 /秒に調製したものが採用でき、例えばスチ
レン/イソプレン(もしくはブタジエン)/スチレンブ
ロック共重合体、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エ
チレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/アクリル酸共
重合体、ポリエチレン、塩素化ポリエチレンなどの皮膜
形成性ポリマーに、各種ロジン類、テルペン系樹脂、石
油系樹脂、キシレン系樹脂などの粘着性付与樹脂や、各
種ワックス類を必要に応じて配合したものが挙げられ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて具体的に説明
する。
【0014】実施例1〜5 スチレン/イソプレン/スチレンプロック共重合体(重
量平均分子量125000、スチレン/イソプレンの重
量比=14/86)20重量部、水添ロジングリセリン
エステル(軟化点85℃)30重量部、ロジンアルコー
ル(83%ヒドロアビエチルアルコール含有)25重量
部、水添ロジンジエチレングリコールエステル20重量
部とからなる脱毛粘着剤(50℃での流れ値1.8×1
-2cm3 /秒)をトルエンに溶解して、セパレータ上
に乾燥後の厚みが250μmとなるように塗布乾燥し
て、これを表1に示す支持基材上に貼り合わせ、転写し
て本発明の粘着脱毛シートを作製した。なお、脱毛粘着
剤層は支持基材における多孔質基材面に貼り合わせた。
【0015】比較例1〜6 上記実施例と同様の脱毛粘着剤を、表2に示す支持基材
上に貼り合わせて粘着脱毛シートを作製した。
【0016】上記各実施例および比較例にて作製した粘
着脱毛シートの脱毛性および糊流れ防止性を以下のよう
にして評価し、その結果を表1および表2に併記した。
【0017】〔脱毛性〕作製した粘着脱毛シートを脱毛
粘着剤層面積が3cm×3cmとなるように裁断し、ボ
ランティアの足に貼着して脱毛性を調べた。抜け残った
毛が1本でもあれば×とし、完全に脱毛できた場合を○
とした。
【0018】〔糊流れ防止性〕支持基材の大きさを5.
5cm×5.5cmとし、その中央に脱毛粘着剤層を5
cm×5cmの大きさに4方ドライエッジに形成した各
粘着脱毛シートを、50℃の温度条件下に1週間の間、
水平に静置保存し、基材の端縁部まで脱毛粘着剤層が流
れた場合を×、それ以外を○とした。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】本発明の粘着脱毛シートは以上のように
多孔質基材を補強基材に積層した特定の特性値を有する
支持基材を用いて、多孔質基材側に脱毛粘着剤層を形成
しているので、従来の粘着脱毛シートと比べて糊流れ防
止性が改良され、また、脱毛性も向上するものである。
特に、腋毛や足の毛などの比較的太い無駄毛に対しても
脱毛性が良好なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−73910(JP,A) 特開 昭55−94206(JP,A) 特開 昭60−202810(JP,A) 実開 平4−306(JP,U) 実開 昭63−60429(JP,U) 実開 平3−63324(JP,U) 実用新案登録2512974(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 8/00 - 8/40 504 A45D 24/00 - 31/00 A45D 42/00 - 44/22 B32B 1/00 - 35/00 D06M 13/00 - 15/72 A61K 7/00 - 7/50 A61K 9/00 - 9/72 A61K 47/00 - 47/48 C09J 7/00 - 7/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位面積当たりの重量が20〜120g
    /m2 である多孔質基材と粘着剤非透過性の補強用基材
    とを積層してなる支持基材の多孔質基材側に脱毛粘着剤
    層を形成してなることを特徴とする粘着脱毛シート。
  2. 【請求項2】支持基材の長手方向の5%引張り荷重が5
    00〜1900gであり、長手方向に直交する方向の5
    %引張り荷重が100〜1600gである請求項1記載
    の粘着脱毛シート。
  3. 【請求項3】 脱毛粘着剤の50℃における流れ値が、
    1×10-5〜1.5×10-1cm3 /秒である請求項1
    記載の粘着脱毛シート。
JP14333992A 1992-05-07 1992-05-07 粘着脱毛シート Expired - Lifetime JP3081857B2 (ja)

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