JP3178360B2 - パップ剤 - Google Patents

パップ剤

Info

Publication number
JP3178360B2
JP3178360B2 JP30132896A JP30132896A JP3178360B2 JP 3178360 B2 JP3178360 B2 JP 3178360B2 JP 30132896 A JP30132896 A JP 30132896A JP 30132896 A JP30132896 A JP 30132896A JP 3178360 B2 JP3178360 B2 JP 3178360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensitive adhesive
water
adhesive layer
poultice
cataplasm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30132896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1095728A (ja
Inventor
肇 後藤
教雄 飯田
政孝 佐藤
玲子 大滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26523053&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3178360(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP30132896A priority Critical patent/JP3178360B2/ja
Publication of JPH1095728A publication Critical patent/JPH1095728A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3178360B2 publication Critical patent/JP3178360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長期に亘って良好
な保水性を有し、パップ剤としての有効性を保つことが
可能な含水系パップ剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、湿布を目的とし、或いは外皮から薬物を生体内に連
続的に投与すること等を目的としたパップ剤が使用され
ている。このようなパップ剤としては、通常、支持体の
片面に含水粘着剤層を設けると共に、その含水粘着剤層
の乾燥及び汚れ、更に含水粘着剤層に薬効成分が含まれ
る場合は、その薬効成分の揮散等を防止するために、含
水粘着剤層の表面をプラスチックフィルムで覆ったもの
が使用されている。この種のパップ剤において、その支
持体としては、皮膚に貼付した後の皮膚との密着性、貼
付部位の動きに対する追従性等を付与するために、伸縮
性に富む不織布や編み布が広く用いられている。しか
し、このような支持体は、伸縮性を有する反面、その構
造がポーラスであるため、パップ剤の保存時において、
含水粘着剤層から水分、場合によっては薬効成分が支持
体を通って揮散してしまうという問題を有している。こ
のような揮散は、パップ剤の保存期間が長期となればな
るほど、その揮散量が増加し、また、保存温度が高くな
るにしたがって、その揮散速度が加速されるので、この
ような保存条件下において、特に問題が深刻なものとな
る。
【0003】また、上記のようなパップ剤製品の場合、
通常、5枚前後を一単位として密閉性の包材によって包
装されて製品化されているが、一度に1袋全部を使いき
ってしまうことは稀であり、多くの場合は、1枚又は2
枚程度を袋から取り出して使用し、残りは袋の開封口を
折って保管している。このようなパップ剤の使用過程に
おける保管の場合にも、上記のような支持体からの水分
や薬効成分等の揮散現象が発生する。
【0004】このようなパップ剤の揮散現象は、含水粘
着剤層中に含まれた薬効成分や水分等によるパップ剤か
らの薬物吸収性、パップ剤の有効性及び冷却効果等を損
なうのみならず、含水粘着剤層が有する粘着力等による
パップ剤の使用実感を低下させる原因となるものであ
る。
【0005】そのため、従来より、支持体の伸縮性を損
なうことなく、上記のような揮散現象を防止する方法が
種々提案されている。例えば、実開昭61−73547
号公報には、薬剤を吸収揮散しにくいプラスチックフィ
ルムや包材を採用したパップ剤、実開昭57−1118
22号公報には、ロール状に巻回されたパップ剤、実開
昭48−94190号公報には、薬効成分が含浸又は塗
布された支持体を合成樹脂ラミネートフィルムと共に合
成樹脂ラミネートフィルムが外側となるように折り畳
み、合成樹脂ラミネートフィルムの折り山以外の3辺を
溶着したパップ剤がそれぞれ提案されている。
【0006】しかし、薬剤を吸収揮散しにくいプラスチ
ックフィルムや包材を使用する場合、通常よりもコスト
アップすることを防ぎ得ず、一方、パップ剤をロール状
に巻回する場合、パップ剤の使用感が低下してしまい、
また、折り畳んだパップ剤の場合、外部への薬効成分の
揮散を防ぐことは可能であるが、薬効成分が支持体を通
過して合成樹脂ラミネートフィルムに吸着するという問
題が残るというように、いずれの提案も上記問題を十分
に解決するには至っていない。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みなされたもの
で、長期に亘る保存や高温下での保存においても含水粘
着剤層に含まれる水分や薬効成分等が揮散することが有
効に防止され、また、使用過程において包装袋を一旦開
封した後、その開封口を折った状態でパップ剤を保存し
ても、含水粘着剤層に含まれる水分や薬効成分等が揮散
しにくいパップ剤を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、支持体の片面に直径10mm針の針入度が
0.1〜30mmである含水粘着剤層が形成され、該含
水粘着剤層の表面が、使用時に剥離可能なプラスチック
フィルムで覆われ、且つ上記粘着剤層に線状又は点線状
の幅0.5〜15mmの押圧された折り部が形成され、
該折り部に沿って上記プラスチックフィルムが外側とな
るように折り畳まれていることを特徴とするパップ剤を
提供する。ここで、上記水溶性粘着剤が、ポリアクリル
酸及び/又はポリアクリル酸ナトリウムを含有するもの
であったり、上記粘着剤層の周縁部に押さえ部を有する
ものであると、より好適である。また、複数枚を一組と
して、気密性が保てる包装材料に袋詰めされて密封され
たものであると、より好適である。更に、上記水溶性粘
着剤が薬効成分を含有するものであると、より好適であ
る。
【0009】即ち、本発明のパップ剤は、含水粘着剤層
の直径10mm針の針入度が0.3〜30mmであるの
で、均一な含水粘着剤層が容易に形成されると共に、後
工程の折り畳み工程における作業性を向上させることが
でき、パップ剤製造時の作業効率を向上させるのみなら
ず、パップ剤の保存時に含水粘着剤層による支持体の裏
ジミ発生等を防止して、その商品価値の劣化を防ぐもの
である。
【0010】更に、このようなパップ剤に含水粘着剤層
を幅0.5〜15mmとなるように押圧して折り部を形
成し、この折り部に沿って使用時に剥離可能な上記プラ
スチックフィルムが外側となるように折り畳むことによ
って、パップ剤を皮膚に貼付した時の含水粘着剤層の浮
き上がりが生じることなく、パップ剤の折り畳み工程に
おける作業性を向上させることができ、折り畳まれたパ
ップ剤は、外側が全面的にプラスチック剤で覆われてい
るので、含水粘着剤層中の水分等の揮散を防止すること
ができる。
【0011】ここで、本発明は、含水粘着剤層に薬効成
分を含有させることもでき、この場合、水分のみなら
ず、薬効成分の揮散も防止され、このようなパップ剤に
ついて、より有効なものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明を図面を
参照して、更に詳細に説明する。図1及び図2は、本発
明のパップ剤1の一構成例を説明するものである。この
パップ剤1は、支持体2の片面に含水粘着剤層3が形成
されており、含水粘着剤層3の表面はプラスチックフィ
ルム4によって覆われている。そして、パップ剤1の適
宜箇所(図2では、長さ方向中央部)には、上記支持体
2側、プラスチックフィルム4側又は両側から粘着剤層
3をその幅方向に沿って連続して又は不連続的(点線
状)に所定の幅Wを有するように所定圧力で押圧するこ
とにより、その押圧部が折り部5として形成されてい
る。従って、折り部5は実線状又は点線状に形成され
る。
【0013】ここで、上記支持体2は、通常のパップ剤
の支持体として用いられているものを使用することがで
き、例えば厚織り,糸織り,ガーゼ,コール天,ネル等
の織布,平編み,ゴム編み,タック編み,二目編み等の
製法による編布、スパンレース,スパンボンド,サーマ
ルボンド,ケミカルボンド,ニードルパンチ等の製法に
よる不織布などを挙げることができるが、これらの中で
も特に不織布が好適に使用される。不織布の素材は、特
に限定されないが、熱可塑性繊維を単独で使用するか、
又は熱可塑性繊維と非熱可塑性繊維との混紡とすること
が望ましい。熱可塑性繊維としては、例えばポリエステ
ル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ
アミド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリウレタン繊維等
が挙げられ、非熱可塑性繊維としては、例えばレーヨ
ン、キュプラ、麻、絹等を挙げることができる。なお、
支持体の厚さは、特に制限されるものではない。
【0014】上記支持体の伸縮性については、特に制限
されるものではないが、本発明の目的の点から、例えば
上記伸縮性を下記に説明する50%伸張回復率によって
表した場合、縦方向(図2において長さ方向)の回復率
が30%以上、特に40%以上であり、横方向(図2に
おいて幅方向)の回復率が40%以上、特に50%以上
であることが望ましい。50%伸張回復率が低すぎる
と、パップ剤を皮膚に貼付した際に、例えば関節の曲げ
に対する追従はできても曲げを元の状態に戻した時に、
支持体の戻りが十分でなくなる場合があり、そのために
皮膚からパップ剤が浮き上がり易くなり、その結果、使
用感の低下につながったり、例えばパップ剤が薬効成分
を含む場合に、その薬効成分の吸収性が低下したりする
という事態が生じる可能性がある。一方、支持体の伸縮
性を下記に説明する50%モジュラス値として表す場
合、縦方向(図において長さ方向)の50%モジュラス
値が100〜10,000g/50mm、特に200〜
5,000g/50mmであって、横方向(図において
幅方向)の50%モジュラス値が10〜500g/50
mm、特に30〜300g/50mmであることが望ま
しい。各モジュラス値が低すぎる場合、含水粘着剤の展
延工程における適切な条件設定が困難であり、一方、各
モジュラス値が高すぎる場合、パップ剤を皮膚に貼付し
た際に、特に関節の曲げに対する追従性が低下するた
め、パップ剤が周囲より浮き上がり易くなり、その結果
使用感の低下や薬効成分の吸収性が低下したりする事態
が生じる可能性がある。
【0015】ここで、上記50%伸張回復率及び50%
モジュラス値は以下のようにして測定される。即ち試長
150mm×幅50mmの試験片につき、抗張力試験機
を用いてつまみ間隔100mmで試長をつかみ、伸張速
度200mm/分でつまみ間隔が100mmから150
mmになるまで引き伸ばし、そのときの応力(g)を記
録する。更に、同速度で元の位置まで戻したときの試長
の長さB(mm)、初期の長さA(mm)を読みとり、
下記の式から算出する。
【0016】
【数1】
【0017】また、一方向における50%モジュラス値
は以下のようにして測定される。すなわち、抗張力試験
機を用いて、50mm×100mmの試験片につき、引
張速度200mm/分で100mm片が150mmにな
るまで引き延ばしたときの応力を記録する。
【0018】上記支持体2の片面に展延され、含水粘着
剤層3を形成する含水粘着剤は、従来からパップ剤の含
水粘着剤(膏体)として用いられているものを使用する
ことができ、例えば、水溶性高分子、硬化剤、硬化調整
剤、鉱物性粉末、香料、色素及び水等を十分に練り合わ
せた膏体を利用することができる。ここで、水溶性高分
子としては、例えばゼラチン、ポリアクリル酸、ポリア
クリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエチレンオキサイド、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、アラビヤ
ガム、トラガントガム、カラヤガム、無水マレイン酸共
重合体等が挙げられる。これらは1種単独で又は2種以
上を適宜組み合わせて使用することができるが、本発明
の場合、特にポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸
ナトリウムとカルボキシメチルセルロースナトリウムに
他の高分子を混合して用いることが望ましい。
【0019】本発明の含水粘着剤における上記水溶性高
分子の配合量は、選択する高分子の種類やその重合度に
より適宜選定することができるが、通常、含水粘着剤全
体の1〜40重量%、好ましくは3〜30重量%、より
好ましくは5〜20重量%程度である。配合量が少なす
ぎると十分な凝集力が得られず、多すぎると粘度が高く
なりすぎて製造性の低下につながる場合がある。
【0020】次に、硬化剤としては、その種類は特に制
限されず、従来より膏体に使用されているものを使用す
ることができるが、本発明の場合、後の展延工程におい
て膏体を均一に塗布する点から、即効的に作用するもの
よりも徐々に作用するものが好ましく、このような硬化
剤として、例えばケイ酸アルミン酸マグネシウム、水酸
化アルミナマグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネ
シウム、合成ヒドロタルサイト、ジヒドロキシアルミニ
ウムアミノアセテート等が挙げられ、これらは1種単独
で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ
る。
【0021】本発明の含水粘着剤における上記硬化剤の
配合量は、その種類や併用する上記水溶性高分子の種類
等により適宜選定することができるが、通常、含水粘着
剤全体の0.005〜3重量%、好ましくは0.03〜
1重量%程度である。配合量が少なすぎると配合による
効果が十分に得られず、多すぎると硬化速度を調整する
ことが困難となる場合がある。
【0022】上記硬化剤による硬化を調整する硬化調整
剤としては、その種類は特に制限されず、従来より膏体
に使用されているものを使用することができ、このよう
な硬化調整剤として、例えばクエン酸、リンゴ酸、酒石
酸、エデト酸二ナトリウム等を挙げることができ、これ
らは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用す
ることができる。硬化調整剤の配合量は、適宜選定する
ことができるが、通常、含水粘着剤全体の0.001〜
10重量%程度が好適である。配合量が少なすぎると配
合による効果が十分に得られず、多すぎると硬化速度を
調整することが困難となる場合がある。
【0023】また、鉱物性粉末としては、その種類は特
に制限されず、従来より膏体に使用されているものを使
用することができ、このような鉱物性粉末として、例え
ばカオリン、ベントナイト、モンモリトナイト、酸化亜
鉛、酸化チタン、無水ケイ酸等が挙げられ、これらは1
種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用すること
ができる。鉱物性粉末の配合量は、適宜選定することが
できるが、通常、含水粘着剤全体の5重量%程度が好適
である。多すぎると展延できなくなる程膏体硬度が硬く
なる場合がある。
【0024】香料としては、その種類は特に限定され
ず、従来よりパップ剤の香料として使用されているもの
を使用することができ、このような香料として、例えば
アニス、アンジェリカ、安息香、イモーテル,カモミー
ル,ガーリック,カルダモン,ガルバナム,キャラウェ
イ,キャロットシード,グアヤックウッド,グレープフ
ルーツ,サイプレス,サンダルウッド,シダーウッド,
ジュニパー,スターアニス,セージ,ゼラニウム,セロ
リ,タイム,タラゴン,テレビン,トウヒ,乳香,バイ
オレット,パイン,パセリ,バーチ,パチュリー,バ
ラ,ヒソップ,フェンネル,ブラックペッパー,ボダイ
ジュ花,没薬,ヤロウ,レモン,レモングラス,ローズ
マリー,ローレル,シモツケギク,モモ,ヤグルマギ
ク,ユーカリ,ユズ,ラベンダー等のハーブ系精油類又
はエキス類、その他低級アルコール類、アルデヒド類な
どが挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜
組み合わせて使用することができる。香料の配合量は、
適宜選定することができるが、通常、含水粘着剤全量に
対して0.0001〜1重量%程度が好適である。配合
量が少なすぎると配合による効果が十分に得られず、多
すぎると皮膚刺激を発生するおそれがある。
【0025】色素としては、その種類は特に限定され
ず、従来より膏体に使用されているものを使用すること
ができ、このような色素として、例えば赤色2号、赤色
3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤
色106号、赤色201号、赤色202号、赤色203
号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色
207号、赤色208号、赤色213号、赤色214
号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色
220号、赤色221号、赤色223号、赤色225
号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色
230号の(1)、赤色230号の(2)、赤色231
号、赤色232号、赤色401号、赤色404号、赤色
405号、赤色501号、赤色502号、赤色503
号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、黄色
4号、黄色5号、黄色201号、黄色202号の
(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄色2
04号、黄色205号、黄色401号、黄色402号、
黄色403号の(1)、黄色404号、黄色405号、
黄色406号、黄色407号、緑色3号、緑色201
号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色
401号、緑色402号、青色1号、青色2号、青色2
01号、青色202号、青色203号、青色204号、
青色205号、青色403号、青色404号、橙色20
1号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙
色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402
号、橙色403号、褐色201号、紫色201号、紫色
401号、黒色401号などが挙げられ、これらは1種
単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することが
できる。色素の配合量は、適宜選定することができる
が、通常、含水粘着剤全量に対して0.00005〜
0.1重量%、特に0.0001〜0.01重量%程度
が好適である。配合量が少なすぎると配合による効果が
十分に得られず、多すぎると色調が強くなりすぎる場合
がある。なお、色素を含水粘着剤に配合する場合、含水
粘着剤を展延した際に色素の濃淡や斑点が生じないよう
に、色素を水、油脂、アルコール等に溶かした後に、他
成分と練合することが好ましい。
【0026】本発明の含水粘着剤は、上記成分に加えて
更に薬効成分が配合されている場合に、特に効果的であ
る。配合できる薬効成分としては、その種類は特に限定
されず、例えばサリチル酸メチル,サリチル酸グリコー
ル,インドメタシン,ケトプロフェン,フルルビプロフ
ェン,イブプロフェン,ジクロフェナックナトリウム,
メフェナム酸とその誘導体,フルフェナム酸とその誘導
体,ブフェキサマック,イブフェナック,アルクロフェ
ナック,プレドニゾロン,酢酸ヒドロコルチゾン,デキ
サメタゾン,l−メントール,dl−カンフル,クロタ
ミトン,塩酸ジフェンヒドラミン,マレイン酸クロルフ
ェニラミン,チモール,酢酸トコフェロール,ノニル酸
ワニリルアミド,ナプロキセン,ピロキシカム,カプサ
イシンや、更にはオオバク等の生薬末や、トウガラシエ
キス等の生薬軟エキス、オオバク乾燥エキス等の生薬乾
燥エキス、センブリ流エキス等の生薬流エキス、アルニ
カチンキ等の生薬チンキ、ハッカ油,ケイ皮油等の精油
などが挙げられるが、本発明の目的からすると、これら
の中でも、特に揮散し易いサリチル酸メチル,サリチル
酸グリコール,l−メントール,dl−カンフル,チモ
ール等が配合されている場合に、有用である。上記薬効
成分は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用
することができ、その配合量は、適宜選定することがで
きるが、通常、含水粘着剤全体の0.01〜20重量%
程度が好適である。配合量が少なすぎると配合による効
果が十分に得られず、多すぎると皮膚刺激を起こす場合
がある。
【0027】本発明の含水粘着剤には、本発明の効果を
損なわない範囲で上記成分に加えて、グリセリン,ソル
ビトール,プロピレングリコール,ポリエチレングリコ
ール等の保湿剤、ポリソルベート80,ポリオキシエチ
レン硬化ひまし油,ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
等の界面活性剤などを適宜量配合することができる。
【0028】本発明の含水性粘着剤における水の含有量
は、含水粘着剤全体の40〜85重量%、特に45〜8
0重量%とすることが好ましい。水の含有率が少なすぎ
ると薬効成分の吸収性が劣り、使用感も低下し、多すぎ
ると粘着剤のダレや裏ジミが起こり易い。
【0029】本発明の含水粘着剤は、上記各成分と共に
適宜量の水を加えて公知の方法で均一になるまで混練す
ることによって製造することができるが、本発明の場
合、展延時の含水粘着剤(通常、製造後1週間、室温に
て熟成される)の硬度が、下記に詳述する直径10mm
針の針入度として0.3〜30mm、好ましくは1〜2
0mm、最も好ましくは1.2〜5.0mmであること
が必要である。針入度が小さすぎる場合、含水粘着剤の
硬度が高すぎて支持体にこれを展延する際に塗布ムラが
生じ、最悪の場合は塗布が不可能となり、また、仮に均
一に塗布できたとしても、後工程の折り畳み工程におい
てパップ剤が折り畳み難くなり、その作業性が低下す
る。一方、針入度が大きすぎる場合、含水粘着剤が柔ら
かすぎて、含水粘着剤によって支持体から「裏ジミ」を
発生するのみならず、折り畳み工程において、パップ剤
の折り部のプラスチックフィルム、含水粘着剤層、支持
体の位置が互いにずれやすくなり、これらがずれたまま
の状態でパップ剤の熟成が進むと、含水粘着剤層にムラ
が生じたり、支持体面にシワが発生する等、その商品価
値を低下させるような現象が生じる。なお、上記針入度
の範囲内においても、針入度の値が大きくなると含水粘
着剤層の粘着性が向上する傾向があり、一方、針入度の
値が小さくなるとパップ剤を貼付して使用する際に付加
のかかる使用部位においての使用性を向上することがで
きるので、本発明の場合、粘着剤層の針入度はパップ剤
の用途、使用部位により上記範囲内で適宜選定すると好
適である。
【0030】ここで、本発明の含水粘着剤の硬度の指標
として用いた針入度は、以下のようにして測定される。
即ち、含水粘着剤約200gを内径50mm、深さ10
0mmの瓶に隙間なく詰め、直径10mmのアクリル製
棒を荷重30g、針入速度20mm/分で針入させ、ア
クリル棒が針入した距離を測定する。なお、試料の調製
及び測定はともに室温(15〜25℃)で行う。
【0031】このようにして得られた含水粘着剤を公知
の方法で上記支持体2上に均一に塗布することによっ
て、含水粘着剤層3を形成することができる。ここで、
含水粘着剤層の重量は特に制限されるものではなく、適
宜設定することができるが、通常、5〜30g/140
cm2程度とすると好適である。層厚さが薄すぎると、
パップ剤を貼付する効果が十分に得られない場合があ
り、厚すぎると、パップ剤の使用感が損なわれるのみな
らず、折り畳み工程の作業性が悪化する場合がある。
【0032】この含水粘着剤層3の表面を覆うプラスチ
ックフィルム4は、通常のパップ剤に用いられているプ
ラスチック材のフィルムを使用することができ、このよ
うなプラスチック材として、例えばポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等を挙げ
ることができる。また、そのフィルム厚さも特に制限さ
れるものではなく、通常10〜100μmのものを使用
することができるが、本発明の場合、特に20〜60μ
mのものが好適に使用される。薄すぎると水分や薬効成
分の揮散を十分に防ぐことができず、厚すぎると折り畳
み工程の作業性が低下する場合がある。
【0033】本発明のパップ剤1に形成されている折り
部5は、その押圧部の幅Wが0.5〜15mm、好まし
くは1〜8mmとなるように押圧部が形成されたもので
あり、このような押圧部を形成することによって、本発
明の目的を効果的に達成することができるものである。
即ち、この幅Wが狭すぎると、折り畳み工程において、
その作業性が低下し、一方、広すぎると、パップ剤を皮
膚に貼付した時に、含水粘着剤層において浮き上がりが
生じ易くなり、その結果、使用感の低下や、薬効成分の
吸収性の低下につながる。更には、パップ剤を使用する
ために、折り畳まれていたものを広げた際に、その外観
が低下し、商品価値の低下につながる。
【0034】ここで、図1のパップ剤1の場合、折り部
5を1箇所のみに形成して、2つ折りにして使用するも
のであるが、本発明のパップ剤の折り部は、複数箇所に
形成することもでき、例えば図2において長さ方向に所
定間隔離間した複数箇所にそれぞれ幅方向に沿った折り
部を形成し、それらの折り部によってパップ剤を3重折
り、4重折りというように、複数折りに折り畳むことが
できる。上記折り部を形成する位置は、パップ剤の折り
回数、形状などにより、適宜選定することができるが、
いずれの場合であっても、折った後に全体の大きさが最
も小さくなるように折ることが好ましい。従って、例え
ばパップ剤の大きさが100mm×140mmであり、
これを2重折り(2つ折り)にして使用する場合は、1
40mm辺の中央部、すなわち端から70mm付近が折
り部の幅方向中心線(センター)となるように押圧する
と好適であり、3重折り(3つ折り)にして使用する場
合は、140mm辺を三当分する位置、すなわち一端側
から約47mm付近及び他端側から約47mm付近がそ
れぞれ折り部の幅方向中心線となるように、それぞれ押
圧すると好適である。なお、押圧する際のセンターの位
置のずれは、好ましくは0であるが、±10mm程度、
特に±5mm程度でも良い。
【0035】本発明の折り部5は、上記含水粘着剤層3
の表面をシワ、ムラ、折り目等のないようにした上記プ
ラスチックフィルム4で覆った後、プレスローラー、プ
レスプレート等を用いて、幅Wが上記の範囲となるよう
に、押圧することによって形成されるものである。この
場合、押圧力は、含水粘着剤の硬度や不織布の種類等に
よって適宜選定することができるが、この折り部におい
て含水粘着剤層が分断されるような高い押圧力は避ける
べきであり、パップ剤原シートの押圧側が凹状でしかも
この折り部において非押圧部の粘着剤層と連続している
ことが必要である。なお、押圧はプラスチックフィルム
4側から行っても支持体2側から行ってもよい。押圧力
が低すぎると折り部が形成し難くなり、押圧力が高すぎ
ると折り部における含水粘着剤層が薄くなりすぎ、実質
的に押圧部分に粘着剤層がなくなって、皮膚にパップ剤
貼付の均一な効果が付与されない場合がある。更に、押
圧部の支持体側への裏ジミが生じる場合もある。
【0036】本発明のパップ剤1は、上記折り部5に沿
って、プラスチックフィルムが外側になるように折り畳
んだものであるが、この場合、1枚毎に折り畳んでもよ
いし、複数枚を重ねて折り畳んでもよい。また、本発明
のパップ剤は、上述したように3重折り、4重折りとい
うように、複数折りに折り畳むこともできるが、いずれ
の場合であっても、必ずプラスチックフィルムが外側と
なるように折り畳むことが重要である。プラスチックフ
ィルムが外側とならない場合、支持体が外側となり、支
持体を通して水分や薬効成分の揮発が生じてしまい、本
発明の効果が十分に得られなくなる。
【0037】なお、本発明のパップ剤を折り畳む前に、
含水粘着剤層3の周辺に押さえを入れておくと、粘着剤
がパップ剤の端からはみ出すことを防止するのに有効で
あり、このような押さえを入れるためには、例えば上記
折り部5を形成する際に、プレスローラー、プレスプレ
ート等を用いて含水粘着剤層3の周辺部分を上記折り部
と同様に押圧すればよく、この際の押圧力は粘着剤が支
持体側へしみ出さない程度に、折り部の押圧力より強く
することが望ましい。押圧力が弱すぎると周囲から粘着
剤がはみ出し易くなり、包材からの取り出し性が悪化す
る等、使用性が低下するからである。また、本発明のパ
ップ剤は、上記のように折り畳まれる前に、適宜大きさ
に裁断しておくこともでき、この場合、上記と同様に、
折り部5を形成する際に、プレスローラー、プレスプレ
ート等を用いて裁断箇所に折り部と同様の押圧部を形成
し、その押圧部のセンターに沿って裁断すれば、含水粘
着剤層の周囲に押さえを入れることができるので好適で
ある。この際の押圧力は、上記と同様の理由により、粘
着剤が支持体側へしみ出さない程度に、折り部の押圧力
より強くすることが望ましい。このような周囲の押さえ
の幅は、適宜選定することができるが、通常、含水粘着
剤層の端辺から1〜20mm、特に2〜15mm程度と
すると好適である。
【0038】本発明のパップ剤は、上記のように折り畳
まれたものであるが、その製品化に際しては、通常、複
数枚を一組として気密性の保てる包装材料に袋詰めされ
て、密封される。この場合、包装材料としては、気密性
が保てる限りその形状、材質は制限されないが、アルミ
ニウムを使用した積層フィルムが好適に使用され、パッ
プ剤を包装するに際して三方シールや四方シール等する
ことによりパップ剤を有効に密封することができる。
【0039】なお、本発明のパップ剤は、上記構成に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変更して差し支えない。
【0040】次に、実施例及び比較例によって、本発明
をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定
されるものではない。
【0041】[実施例1]支持体としてポリエステル繊
維100%のニードルパンチ製法の不織布、プラスチッ
クフィルムとして厚さ30μmのポリプロピレンフィル
ムを用い、表1に示す膏体組成を常法によって混練した
後、上記不織布に140×100mm当たり16gとな
るように均一に塗布して含水粘着剤層を形成した後、そ
の表面に上記ポリプロピレンフィルムを覆い被せてパッ
プ剤原シートを得た。次いで、このパップ剤原シートか
ら140×100mmの大きさのパップ剤を裁断すべく
上記原シートに140×100mmの多数の枠体を形成
するように幅10mmの裁断用押圧部を形成すると共
に、140×100mmの各パップ剤においてその長さ
方向中央部に幅方向に沿って4mm幅の線状押圧部を形
成し、その後、裁断用押圧部に沿って裁断した。裁断さ
れたパップ剤をシワにならないように、1枚ずつプラス
チックフィルムが外側になるように、上記折り部に沿っ
て2つに折り畳んで、実施例1のパップ剤とした。これ
らを2枚一組として紙/ポリエチレン/アルミニウム/
エチレンメタクリル酸共重合樹脂からなる4層構造の袋
内に密封した。
【0042】[比較例1]実施例1において、折り部を
形成せず、裁断後に2つに折り畳まない以外は実施例1
と同様にして、比較例1のパップ剤を得た。これらを2
枚一組として平積みして、実施例1と同様に密封した。
【0043】[実施例2]実施例1において、支持体と
してポリプロピレン繊維100%のスパンレース製法の
不織布を用い、膏体組成を表1に示す組成とすると共
に、その塗布量を不織布に140×100mm当たり1
4gとし、折り部の幅を3mmとした以外は、実施例1
と同様にして実施例2の折り畳まれたパップ剤を得た。
これらを2枚一組として実施例1と同様に密封した。
【0044】[比較例2]実施例2において、折り部を
形成せず、裁断後に2つに折り畳まない以外は実施例2
と同様にして、比較例2のパップ剤を得た。これらを2
枚一組として平積みして、実施例2と同様に密封した。
【0045】[実施例3]実施例1において、支持体と
してポリエチレン繊維100%のニードルパンチ製法の
不織布を用い、プラスチックフィルムとして厚さ40μ
mのポリプロピレンフィルムを用い、膏体組成を表1に
示す組成とすると共に、その塗布量を不織布に140×
100mm当たり12gとし、折り部の幅を2mmとし
た以外は、実施例1と同様にして実施例3の折り畳まれ
たパップ剤を得た。これらを5枚一組として実施例1と
同様に密封した。
【0046】[比較例3]実施例3において、裁断後に
支持体が外側となるように2つに折り畳んだ以外は実施
例3と同様にして、比較例3のパップ剤を得た。これら
を5枚一組として実施例3と同様に密封した。
【0047】[実施例4〜5、比較例4〜5]実施例1
において、支持体としてポリプロピレン繊維100%の
スパンレース製法の不織布を用い、膏体組成を表1〜4
に示す組成と共にパップ剤の形態を表1〜4に示す状態
とした以外は、実施例1と同様にして得られた各パップ
剤を表1〜4に示す1袋当たりの枚数を1組として実施
例1と同様に密封した。
【0048】[実施例6〜10、比較例6〜10]実施
例1において、支持体としてポリエチレン繊維100%
のニードルパンチ製法の不織布を用い、膏体組成を表1
〜4に示す組成と共にパップ剤の形態を表1〜4に示す
状態とした以外は、実施例1と同様にして得られた各パ
ップ剤を表1〜4に示す1袋当たりの枚数を1組として
実施例1と同様に密封した。
【0049】上記各実施例及び比較例において使用した
膏体(室温で1週間熟成後)の針入度を上述した方法で
測定した。また、折り畳み工程における作業性を下記評
価基準により評価した。結果を表1〜4に併記する。 <評価基準> ○:1分間にパップ剤を折り部に沿って2つに折り畳む
ことができる枚数が40枚以上 △:1分間にパップ剤を折り部に沿って2つに折り畳む
ことができる枚数が15枚以上、40枚未満 ×:1分間にパップ剤を折り部に沿って2つに折り畳む
ことができる枚数が15枚未満 上記のように密封された各実施例及び比較例を40℃に
て6ヶ月間保存した後、各含水粘着剤層中の水分及び薬
効成分の残存率を求めると共に、不織布に裏ジミが発生
したか否かを目視観察した。結果を表1〜4に併記す
る。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】 2つ折りの方法 プラスチックフィルムを外側にして1枚毎2つ折り ’プラスチックフィルムを外側にして1枚毎2つ折
り、包装袋を開封し開封口を2つ折りして保存 不織布を外側にして1枚毎2つ折り プラスチックフィルムを外側にして5枚毎2つ折り プラスチックフィルムを上面に平置き ’プラスチックフィルムを上面に平置き、包装袋を開
封し開封口を2つ折りして保存使用性(はがれ・めくれ)評価 な し…肘部貼付2時間後にはがれ・めくれはなし 1/2…肘部貼付2時間後に1/2がはがれ・めくれ 3/4…肘部貼付2時間後に3/4がはがれ・めくれ
【0054】
【発明の効果】本発明のパップ剤によれば、水分や薬効
成分の揮散、薬効成分の包材への吸着等を夏季における
高温条件下での保存、使用過程における密封袋の開封後
の開封口を折った状態での保存においても最小限にくい
止めることができるので、パップ剤使用時の薬効成分の
吸収性、冷却効果及び使用実感が損なわれることなく、
高い治療効果を長期に亘って維持することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一構成例を説明するパップ剤の断面図
である。
【図2】上記パップ剤を広げた状態を示した平面図であ
る。
【符号の説明】
1 パップ剤 2 支持体 3 含水粘着剤層 4 プラスチックフィルム 5 折り部 W 幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大滝 玲子 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライ オン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−161436(JP,A) 実開 昭48−94190(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 9/70

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の片面に直径10mm針の針入度
    が0.1〜30mmである含水粘着剤層が形成され、該
    含水粘着剤層の表面が、使用時に剥離可能なプラスチッ
    クフィルムで覆われ、且つ上記粘着剤層に線状又は点線
    状の幅0.5〜15mmの押圧された折り部が形成さ
    れ、該折り部に沿って上記プラスチックフィルムが外側
    となるように折り畳まれていることを特徴とするパップ
    剤。
  2. 【請求項2】 上記水溶性粘着剤が、ポリアクリル酸及
    び/又はポリアクリル酸ナトリウムを含有する請求項1
    記載のパップ剤。
  3. 【請求項3】 上記粘着剤層の周縁部に押さえ部を有す
    る請求項1又は2記載のパップ剤。
  4. 【請求項4】 複数枚を一組として、気密性が保てる包
    装材料に袋詰めされて密封された請求項1、2又は3記
    載のパップ剤。
  5. 【請求項5】 上記水溶性粘着剤が薬効成分を含有する
    請求項1乃至4のいずれか1項記載のパップ剤。
JP30132896A 1996-08-01 1996-10-25 パップ剤 Expired - Fee Related JP3178360B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30132896A JP3178360B2 (ja) 1996-08-01 1996-10-25 パップ剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-219323 1996-08-01
JP21932396 1996-08-01
JP30132896A JP3178360B2 (ja) 1996-08-01 1996-10-25 パップ剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1095728A JPH1095728A (ja) 1998-04-14
JP3178360B2 true JP3178360B2 (ja) 2001-06-18

Family

ID=26523053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30132896A Expired - Fee Related JP3178360B2 (ja) 1996-08-01 1996-10-25 パップ剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3178360B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093175A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Teikoku Seiyaku Co Ltd 貼付剤の包装袋への充填方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101510925B1 (ko) * 2008-12-16 2015-04-15 히사미쓰 세이야꾸 가부시키가이샤 점착 테이프 포장백
NZ593967A (en) * 2008-12-25 2013-04-26 Hisamitsu Pharmaceutical Co Pressure-sensitive adhesive tape package with an adhesive tape bent so that an adhesive layer faces outward
US20190343796A1 (en) 2016-12-28 2019-11-14 Fujifilm Toyama Chemical Co., Ltd. Composition for external use
BR112021015884A2 (pt) 2019-02-14 2021-10-05 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Cataplasma

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093175A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Teikoku Seiyaku Co Ltd 貼付剤の包装袋への充填方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1095728A (ja) 1998-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950005865B1 (ko) 첩부제
US5876745A (en) Method for preparing a medical adhesive sheet
JP4467437B2 (ja) 温感パップ剤
EA020208B1 (ru) Устройство доставки в кожу с изолирующим слоем in situ
JP5089933B2 (ja) 含水系粘着剤組成物及びそれを用いた貼付剤
JP2001328935A (ja) 貼付剤
JP2004174202A (ja) 貼付剤
KR20130042520A (ko) 니코틴 경피 전달 시스템
JPH08143451A (ja) 経皮吸収製剤
EP1231906B1 (de) Transdermales therapeutisches system enthaltend leich flüchtige wirkstoffe
JP3178360B2 (ja) パップ剤
JP5722539B2 (ja) パップ剤
CN112689505A (zh) 含水贴剂
JP2007210941A (ja) 透明又は半透明含水系外用貼付剤用組成物、及び、この組成物を用いた透明又は半透明外用貼付剤
JP5698018B2 (ja) 貼付剤および貼付製剤
JP2008247807A (ja) ゲルパック材およびゲルパック材の製造方法
JP2688778B2 (ja) 疾患治療用貼付剤
JP2005304756A (ja) 皮膚貼付用粘着シート
JP4536844B2 (ja) シート状パック剤
JP2001029383A (ja) 医療用貼付材および経皮吸収型貼付製剤
JP2012031071A (ja) 貼付剤および貼付製剤
JPH0565224A (ja) ゲル材およびこれを用いた治療用ゲル製剤
JP4317075B2 (ja) 貼付剤
JP2013132367A (ja) 貼付製剤
JP7349591B1 (ja) カバー材付き貼付剤

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080413

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees