JPS6211948Y2 - - Google Patents
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- JPS6211948Y2 JPS6211948Y2 JP1979141636U JP14163679U JPS6211948Y2 JP S6211948 Y2 JPS6211948 Y2 JP S6211948Y2 JP 1979141636 U JP1979141636 U JP 1979141636U JP 14163679 U JP14163679 U JP 14163679U JP S6211948 Y2 JPS6211948 Y2 JP S6211948Y2
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- adhesive
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は新規な剥離シートを有する接着剤シー
トに関するものである。
トに関するものである。
近年、粘着性あるいはホツトメルト性を有する
接着剤シートはラジオ、テレビなどの家電製品の
銘板の接着用に広く用いられている。その理由
は、従来行われていた接着剤溶液を銘板上に塗布
乾燥する方法に比べて、常温より150℃程度の温
度下で極めて短時間加圧するのみで接着作業を完
結することが出来るからである。
接着剤シートはラジオ、テレビなどの家電製品の
銘板の接着用に広く用いられている。その理由
は、従来行われていた接着剤溶液を銘板上に塗布
乾燥する方法に比べて、常温より150℃程度の温
度下で極めて短時間加圧するのみで接着作業を完
結することが出来るからである。
この接着剤シートの構成は天然ゴム、アクリロ
ニトリルブタジエンゴム（NBR）、スチレン−ブ
タジエンゴム（SBR）、アクリル酸エステル共重
合体、エチレン−酢ビ共重合体を主成分とする粘
着剤あるいは接着剤を剥離シート上に塗布し、一
般にはボール芯などに巻重されたものからなる。
この場合は粘着剤あるいは接着剤層の厚みは30〜
300ミクロンで、中心部には不織布層を設けた
り、設けなかつたりする。
ニトリルブタジエンゴム（NBR）、スチレン−ブ
タジエンゴム（SBR）、アクリル酸エステル共重
合体、エチレン−酢ビ共重合体を主成分とする粘
着剤あるいは接着剤を剥離シート上に塗布し、一
般にはボール芯などに巻重されたものからなる。
この場合は粘着剤あるいは接着剤層の厚みは30〜
300ミクロンで、中心部には不織布層を設けた
り、設けなかつたりする。
この接着剤シートは、連続的に巻戻されつつ一
対のロールで、剥離シート層に有したまま、銘板
上に貼付けられる。この状態で銘板の切断、曲
げ、絞りなどの加工を行つた後、剥離シートは剥
離され機器に接着される。
対のロールで、剥離シート層に有したまま、銘板
上に貼付けられる。この状態で銘板の切断、曲
げ、絞りなどの加工を行つた後、剥離シートは剥
離され機器に接着される。
剥離シートとしては従来より、厚さ25〜250ミ
クロンで、必要に応じてシリコーンなどの離型剤
を両面あるいは片面に塗布した紙や、ポリエチレ
ン（以下PEと略す）、ポリプロピレン（以下PP
と略す）ポリエチレンテレフタレート（以下
PETと略す）などのプラスチツクスフイルムが
使用されている。
クロンで、必要に応じてシリコーンなどの離型剤
を両面あるいは片面に塗布した紙や、ポリエチレ
ン（以下PEと略す）、ポリプロピレン（以下PP
と略す）ポリエチレンテレフタレート（以下
PETと略す）などのプラスチツクスフイルムが
使用されている。
ところが、これらの剥離シートには以下の欠点
があり、特に近年高度にデザイン化されつつある
銘板用には充分に対応しきれていない。すなわ
ち、 銘板に貼付けるとき、巻重されたものからの
巻戻しが容易に行えない、 PEの場合、柔軟であるため、貼付時、シワ
になり易い、また耐熱性が不足するので、80℃
以下の貼付の場合にしか適用出来ない。
があり、特に近年高度にデザイン化されつつある
銘板用には充分に対応しきれていない。すなわ
ち、 銘板に貼付けるとき、巻重されたものからの
巻戻しが容易に行えない、 PEの場合、柔軟であるため、貼付時、シワ
になり易い、また耐熱性が不足するので、80℃
以下の貼付の場合にしか適用出来ない。
銘板に貼付けた後、高度の絞り加工を施す
際、紙やPETは延伸性が不充分のため追随出
来ず、破れるか、あるいは粘着剤、接着剤層か
ら剥離して、銘板に不規則な歪、打痕を与え
る。
際、紙やPETは延伸性が不充分のため追随出
来ず、破れるか、あるいは粘着剤、接着剤層か
ら剥離して、銘板に不規則な歪、打痕を与え
る。
銘板の加工が完了した後、剥離する際、PP
は裂け易い、などの欠点を有する。
は裂け易い、などの欠点を有する。
本考案は以上の如き、従来の剥離シートの欠点
に鑑みなされたもので、その要旨は図面に示すご
とくPPを30〜90重量％、PEを70〜10重量％を含
む剥離シート２に、必要に応じて該シート上の両
面あるいは片面に離型剤３，３′を塗布した剥離
シート上に接着剤層１を設けた接着剤シートにあ
る。
に鑑みなされたもので、その要旨は図面に示すご
とくPPを30〜90重量％、PEを70〜10重量％を含
む剥離シート２に、必要に応じて該シート上の両
面あるいは片面に離型剤３，３′を塗布した剥離
シート上に接着剤層１を設けた接着剤シートにあ
る。
PPとPEは本来相溶性良くないので両者を混合
してシートに押出成形した場合多少白濁を生じる
とともに、その表面上に梨地状の微細な凹凸が生
じる。その凹凸の深さは0.1〜５ミクロン程度で
あり、この凹凸のために剥離シートとしての効果
を発揮する。すなわち、接着剤シートとして巻重
した場合接着剤は剥離シートの背面に接触するが
表面の凹凸のために接触面積が小さくなり、巻戻
すときスムーズに巻戻せる。また銘板に貼付け
後、曲げ加工や絞り加工を行う場合金型に対する
潤滑性が向上し加工仕易くなるととも潤滑油の使
用量を軽減させる。
してシートに押出成形した場合多少白濁を生じる
とともに、その表面上に梨地状の微細な凹凸が生
じる。その凹凸の深さは0.1〜５ミクロン程度で
あり、この凹凸のために剥離シートとしての効果
を発揮する。すなわち、接着剤シートとして巻重
した場合接着剤は剥離シートの背面に接触するが
表面の凹凸のために接触面積が小さくなり、巻戻
すときスムーズに巻戻せる。また銘板に貼付け
後、曲げ加工や絞り加工を行う場合金型に対する
潤滑性が向上し加工仕易くなるととも潤滑油の使
用量を軽減させる。
その他PP単独の場合より、耐寒性が向上する
ので剥離時のフイルムの裂けを軽減させることが
出来ること、および、PPの融点がPEより約40℃
高いのでPE単独の場合と比べて貼付時の許容温
度が高くなるなどの効果がある。
ので剥離時のフイルムの裂けを軽減させることが
出来ること、および、PPの融点がPEより約40℃
高いのでPE単独の場合と比べて貼付時の許容温
度が高くなるなどの効果がある。
本考案において、PEが10重量％未満の場合、
フイルム表面に梨地状の凹凸が生成しない。PP
が30％未満の場合も同様に生成せず、また耐熱性
の点からも効果が少くなる。
フイルム表面に梨地状の凹凸が生成しない。PP
が30％未満の場合も同様に生成せず、また耐熱性
の点からも効果が少くなる。
本考案においてPPとしてはプロピレンホモポ
リマーの他に、エチレン、ブテン、ペンテン、ヘ
キセン、酢酸ビニル、アクリル酸エステルなどと
の共重合体であつてもプロピレン成分を80％以上
含む共重合体は本考案の目的を達成する。
リマーの他に、エチレン、ブテン、ペンテン、ヘ
キセン、酢酸ビニル、アクリル酸エステルなどと
の共重合体であつてもプロピレン成分を80％以上
含む共重合体は本考案の目的を達成する。
またPEとしても、エチレンホモポリマーの他
にプロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、酢
酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステル、ア
クリル酸塩などとの共重合体、であつてもエチレ
ン成分を70％以上含む共重合体は本考案の目的を
達成するものである。
にプロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、酢
酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステル、ア
クリル酸塩などとの共重合体、であつてもエチレ
ン成分を70％以上含む共重合体は本考案の目的を
達成するものである。
図面は本考案になる接着剤シートの構成を示す
断面図である。 １……接着剤、２……剥離シート、３，３′…
…離型剤。
断面図である。 １……接着剤、２……剥離シート、３，３′…
…離型剤。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 剥離シート上に接着剤層を設けた接着剤シー
トにおいて、ポリプロピレン30〜90重量％とポ
リエチレン70〜10重量％からなる混合物を押出
成形して得た梨地状の凹凸表面を有するシート
を剥離シートとして用いたことを特徴とする接
着剤シート。 ２ 剥離シートの片面又は両面が離型処理された
ものである実用新案登録請求の範囲第１項記載
の接着剤シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979141636U JPS6211948Y2 (ja) | 1979-10-12 | 1979-10-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979141636U JPS6211948Y2 (ja) | 1979-10-12 | 1979-10-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5660744U JPS5660744U (ja) | 1981-05-23 |
| JPS6211948Y2 true JPS6211948Y2 (ja) | 1987-03-24 |
Family
ID=29372957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979141636U Expired JPS6211948Y2 (ja) | 1979-10-12 | 1979-10-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6211948Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6035073A (ja) * | 1983-08-04 | 1985-02-22 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 化粧金属板用接着フイルム |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5245744A (en) * | 1975-10-07 | 1977-04-11 | Goroemon Kitajima | Sun heat utlization device |
-
1979
- 1979-10-12 JP JP1979141636U patent/JPS6211948Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5245744A (en) * | 1975-10-07 | 1977-04-11 | Goroemon Kitajima | Sun heat utlization device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5660744U (ja) | 1981-05-23 |
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