JP3081668B2 - ワーク支持装置の制御方法 - Google Patents
ワーク支持装置の制御方法Info
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- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 8
- 241000282472 Canis lupus familiaris Species 0.000 description 11
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワーク搬出入を安全に
行うことができると共に、加工作業とワークの搬出入作
業を円滑に連繋させることができるワーク支持装置の制
御方法に関する。
行うことができると共に、加工作業とワークの搬出入作
業を円滑に連繋させることができるワーク支持装置の制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の加工機、例えばレーザ加工機で
は、板状のワークをテーブル上で原点位置に合わせて例
えばワーククランプ装置で把持し、その後前記ワークク
ランプ装置をレーザ加工ヘッドに対し相対的に移動させ
ることにより前記ワークの任意の位置に前記レーザ加工
ヘッドでレーザ加工を行っている。この原点位置は機械
原点と呼ばれる位置であり、一般に最大長のワーク端部
が前記レーザ加工ヘッドの直下に来る位置とされてい
る。
は、板状のワークをテーブル上で原点位置に合わせて例
えばワーククランプ装置で把持し、その後前記ワークク
ランプ装置をレーザ加工ヘッドに対し相対的に移動させ
ることにより前記ワークの任意の位置に前記レーザ加工
ヘッドでレーザ加工を行っている。この原点位置は機械
原点と呼ばれる位置であり、一般に最大長のワーク端部
が前記レーザ加工ヘッドの直下に来る位置とされてい
る。
【0003】従って、従来の加工機では、ワーク搬入
時、ワーク端部が加工ヘッドに触れることが無いよう注
意してワークをテーブル上で固定し、ワーククランプ装
置で把持してやらねばならない。テーブル移動式の場合
も同様で、原点位置決めされたテーブル上にワークを載
置し、このときワーク端部が加工ヘッドに触れることが
無いよう注意しなければならない。
時、ワーク端部が加工ヘッドに触れることが無いよう注
意してワークをテーブル上で固定し、ワーククランプ装
置で把持してやらねばならない。テーブル移動式の場合
も同様で、原点位置決めされたテーブル上にワークを載
置し、このときワーク端部が加工ヘッドに触れることが
無いよう注意しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如きワーク支持装置の制御方式にあっては、原点位置に
搬入されたワークをワーク支持装置で支持し、この位置
を原点としてNC加工を開始する方式であったため、最
大長のワークに対してはワーク端部が加工ヘッドに触れ
ぬよう細心の注意を要し、ワーク搬入に手間を要し、下
手をするとワークを加工ヘッドにぶつけてしまい、機器
を破損してしまうことがある等の問題点があった。加工
済みのワーク搬出についても同様である。
如きワーク支持装置の制御方式にあっては、原点位置に
搬入されたワークをワーク支持装置で支持し、この位置
を原点としてNC加工を開始する方式であったため、最
大長のワークに対してはワーク端部が加工ヘッドに触れ
ぬよう細心の注意を要し、ワーク搬入に手間を要し、下
手をするとワークを加工ヘッドにぶつけてしまい、機器
を破損してしまうことがある等の問題点があった。加工
済みのワーク搬出についても同様である。
【0005】さりとて、原点位置を加工ヘッドより十分
遠ざけると、この原点は機械原点で、NC装置の座標原
点でもあるので、ワークを加工位置に移動させるのに余
計の時間がかかり、NC装置の原点復帰の度にワークに
余計な運動をさせてしまうことになる。
遠ざけると、この原点は機械原点で、NC装置の座標原
点でもあるので、ワークを加工位置に移動させるのに余
計の時間がかかり、NC装置の原点復帰の度にワークに
余計な運動をさせてしまうことになる。
【0006】そこで、本発明は、加工機の一般的な原点
(第1原点)に対しワーク搬出入用の第2原点の思想を
導入することにより、ワーク搬出入を安全に行うことが
でき、かつワーク搬出入の作業と加工作業とを円滑に連
繋することができるワーク支持装置の制御方法を提供す
ることを目的とする。
(第1原点)に対しワーク搬出入用の第2原点の思想を
導入することにより、ワーク搬出入を安全に行うことが
でき、かつワーク搬出入の作業と加工作業とを円滑に連
繋することができるワーク支持装置の制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、特許請求の範囲に記載の通りのワーク支持
装置の制御方法である。ワーク支持装置とは、テーブル
上でワーククランプ装置が移動する型式のものにあって
はワーククランプ装置であり、テーブル移動式のものに
あってはテーブルであり、加工ヘッドに対し相対的に移
動されるワーク支持対象である。
の本発明は、特許請求の範囲に記載の通りのワーク支持
装置の制御方法である。ワーク支持装置とは、テーブル
上でワーククランプ装置が移動する型式のものにあって
はワーククランプ装置であり、テーブル移動式のものに
あってはテーブルであり、加工ヘッドに対し相対的に移
動されるワーク支持対象である。
【0008】
【作用】本発明のワーク支持装置の制御方法では、上記
構成において、通常の限定位置を第1原点とし、これよ
り外に所定の余裕距離をもって前記ワークを搬出入する
ための第2原点を設定し、前記第1原点と前記第2原点
との間にソフトオーバトラベル位置を設定すると共に、
前記第1原点より外にオーバトラベル位置を設定し、加
工プログラム上で、またはマニュアル・データ・インプ
ット(MDI)装置で、前記ワーク支持装置を前記第1
原点から前記第2原点へ移動させる第2原点移動指令コ
ード、または前記ワーク支持装置を前記第2原点から第
1原点へ移動させる第1原点移動指令コードを指定する
ことにより、前記ワーク支持装置を前記第2原点から第
1原点へ、または前記ワーク支持装置を前記第1原点か
ら第2原点へ自動的に移動させる。
構成において、通常の限定位置を第1原点とし、これよ
り外に所定の余裕距離をもって前記ワークを搬出入する
ための第2原点を設定し、前記第1原点と前記第2原点
との間にソフトオーバトラベル位置を設定すると共に、
前記第1原点より外にオーバトラベル位置を設定し、加
工プログラム上で、またはマニュアル・データ・インプ
ット(MDI)装置で、前記ワーク支持装置を前記第1
原点から前記第2原点へ移動させる第2原点移動指令コ
ード、または前記ワーク支持装置を前記第2原点から第
1原点へ移動させる第1原点移動指令コードを指定する
ことにより、前記ワーク支持装置を前記第2原点から第
1原点へ、または前記ワーク支持装置を前記第1原点か
ら第2原点へ自動的に移動させる。
【0009】従って、例えば加工プログラムの先頭に第
1原点指定コードを挿入し、プログラム終了端で第2原
点指定コードを挿入しておくことにより、またはMDI
装置で各コードを指定することにより第2原点位置に固
定されたワークを第1原点へ移動させたのち、通常の加
工を行うことができる。また、加工終了後第2原点へ持
ち来たされたワークを搬出処理することができる。第2
原点は第1原点より外方に所定の余裕距離(例えば20
0mm)を持って設定された位置であるので、最大長の
ワークであってもワーク端部が加工ヘッドに触れるよう
なことが無く、安全にワーク搬出入を行える。しかも、
第1原点及び第2原点間の移動は全て加工プログラムの
実行においてNC装置が行うので、作業者は第1原点の
存在を意識する必要がなく、あらたに設定された第2原
点を対象として作業を行えば良く、ワーク搬出入と加工
作業とを円滑に連繋できる。
1原点指定コードを挿入し、プログラム終了端で第2原
点指定コードを挿入しておくことにより、またはMDI
装置で各コードを指定することにより第2原点位置に固
定されたワークを第1原点へ移動させたのち、通常の加
工を行うことができる。また、加工終了後第2原点へ持
ち来たされたワークを搬出処理することができる。第2
原点は第1原点より外方に所定の余裕距離(例えば20
0mm)を持って設定された位置であるので、最大長の
ワークであってもワーク端部が加工ヘッドに触れるよう
なことが無く、安全にワーク搬出入を行える。しかも、
第1原点及び第2原点間の移動は全て加工プログラムの
実行においてNC装置が行うので、作業者は第1原点の
存在を意識する必要がなく、あらたに設定された第2原
点を対象として作業を行えば良く、ワーク搬出入と加工
作業とを円滑に連繋できる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は本発明を実施したレーザ加工機の一例
を示す側面図、図2はその平面図である。両図におい
て、左右方向をX軸にとり、左側を前方(プラス(+)
方向)、右側を後方(マイナス(−)方向)と呼ぶ。
説明する。図1は本発明を実施したレーザ加工機の一例
を示す側面図、図2はその平面図である。両図におい
て、左右方向をX軸にとり、左側を前方(プラス(+)
方向)、右側を後方(マイナス(−)方向)と呼ぶ。
【0011】図1及び図2において、本例のレーザ加工
機1は、左右に延伸された比較的長尺のベッド2上に図
示しないX軸サーボ駆動装置により左右に移動自在の移
動テーブル3を備えて成る。2点鎖線で示すテーブル3
F,3Rは、テーブル3がワーク搬出入位置である最左
端位置(3F)、ワーク搬出をも行うことができる最右
端位置(3R)に来た状態を示す。
機1は、左右に延伸された比較的長尺のベッド2上に図
示しないX軸サーボ駆動装置により左右に移動自在の移
動テーブル3を備えて成る。2点鎖線で示すテーブル3
F,3Rは、テーブル3がワーク搬出入位置である最左
端位置(3F)、ワーク搬出をも行うことができる最右
端位置(3R)に来た状態を示す。
【0012】前記ベッド2の略中央には、該ベッド2を
股げて門型フレーム4が設けられ、この門型フレームの
前方には前記X軸と直交するY方向に移動自在のY軸移
動体5が設けられ、このY軸移動体5には、該Y軸移動
体5に対し上下に移動自在のZ軸移動体6が設けられ、
このZ軸移動体6の下方にはレーザビームを下方に向け
て照射するレーザ加工ヘッド7が設けられている。Y軸
移動体5及びZ軸移動体6は、共に図示しないY軸及び
Z軸サーボ駆動装置により駆動される。レーザ加工ヘッ
ド7には、図示しないレーザ発振装置で発振されたレー
ザビームが適宜光ファイバ、あるいはミラー装置を介し
て入力される。
股げて門型フレーム4が設けられ、この門型フレームの
前方には前記X軸と直交するY方向に移動自在のY軸移
動体5が設けられ、このY軸移動体5には、該Y軸移動
体5に対し上下に移動自在のZ軸移動体6が設けられ、
このZ軸移動体6の下方にはレーザビームを下方に向け
て照射するレーザ加工ヘッド7が設けられている。Y軸
移動体5及びZ軸移動体6は、共に図示しないY軸及び
Z軸サーボ駆動装置により駆動される。レーザ加工ヘッ
ド7には、図示しないレーザ発振装置で発振されたレー
ザビームが適宜光ファイバ、あるいはミラー装置を介し
て入力される。
【0013】前記門型フレーム4の一側面には、適宜電
路を介してNC装置の操作盤8が設けられている。この
操作盤8内にはNC装置が内蔵されている。NC装置
は、設定された加工プログラムを解析し、前記X軸、Y
軸、Z軸をサーボ駆動すると共に、各軸駆動に伴なって
他のアクチュエータ類を連動動作させるものである。
路を介してNC装置の操作盤8が設けられている。この
操作盤8内にはNC装置が内蔵されている。NC装置
は、設定された加工プログラムを解析し、前記X軸、Y
軸、Z軸をサーボ駆動すると共に、各軸駆動に伴なって
他のアクチュエータ類を連動動作させるものである。
【0014】前記移動テーブル3の上面には、位置3F
に位置するテーブル3に対して搬入されたワークWをテ
ーブル3上で位置決めするための位置決めピン9と、ワ
ークWをテーブル面上に固定するための一対のワーク固
定装置10−1,10−2が設けられている。ワーク搬
出入位置に搬入されたワークWはその先端を位置決めピ
ン9に当てられ、固定装置10−1,10−2のジョー
を開放した状態でその一側面を両固定装置に当てられて
位置決めされ、両固定装置(10−1.10−2)の各
ジョーを閉じることにより、移動テーブル3上で固定さ
れる。
に位置するテーブル3に対して搬入されたワークWをテ
ーブル3上で位置決めするための位置決めピン9と、ワ
ークWをテーブル面上に固定するための一対のワーク固
定装置10−1,10−2が設けられている。ワーク搬
出入位置に搬入されたワークWはその先端を位置決めピ
ン9に当てられ、固定装置10−1,10−2のジョー
を開放した状態でその一側面を両固定装置に当てられて
位置決めされ、両固定装置(10−1.10−2)の各
ジョーを閉じることにより、移動テーブル3上で固定さ
れる。
【0015】図3は、上記移動テーブル3側に取付けら
れるドグ部材と、ベッド2側に取付けられるセンサ(リ
ミットスイッチ)の配置関係を示す説明図である。図に
おいて、各符号は次の機能部材を示す。
れるドグ部材と、ベッド2側に取付けられるセンサ(リ
ミットスイッチ)の配置関係を示す説明図である。図に
おいて、各符号は次の機能部材を示す。
【0016】D1…原点及びその減速位置を定めるドグ L1…原点及びその減速位置を検出するセンサ D2…(+)方向オーバトラベル位置を定めるドグ L2…(+)方向オーバトラベルを検出するセンサ D3…(−)方向オーバトラベル位置を定めるドグ L3…(−)方向オーバトラベル位置を検出するセンサ D4…ワーク搬出入領域を定めるドグ L4…ワーク搬出入領域を検出するセンサ 図4は、テーブル3の移動に伴なう各センサL1〜L4
の作動状態を示す説明図である。(+)及び(−)方向
に示される「メカエンド」がX軸両端のオーバトラベル
位置である。これらのオーバトラベル位置の少し内側に
は、ソフトオーバトラベル位置(+)(−)ソフトOT
位置が設定される。ただし、(+)側のソフトオーバト
ラベル位置はメカエンド側(OT−1)と第1原点側
(OT−2)との2つに分割されている。メカエンド側
のソフトオーバトラベル位置「(+)ソフトOT−1」
は、原点から外側に200mm離れた第2原点より2m
m外方に離れて設定されている。ソフトオーバトラベル
位置は、機械原点をNC装置の位置管理部に設定したの
ちの動作において、エンコーダ等の位置検出器の検出位
置を便りに、機械が実際にメカエンドに到達するまでに
アラームするためのものである。
の作動状態を示す説明図である。(+)及び(−)方向
に示される「メカエンド」がX軸両端のオーバトラベル
位置である。これらのオーバトラベル位置の少し内側に
は、ソフトオーバトラベル位置(+)(−)ソフトOT
位置が設定される。ただし、(+)側のソフトオーバト
ラベル位置はメカエンド側(OT−1)と第1原点側
(OT−2)との2つに分割されている。メカエンド側
のソフトオーバトラベル位置「(+)ソフトOT−1」
は、原点から外側に200mm離れた第2原点より2m
m外方に離れて設定されている。ソフトオーバトラベル
位置は、機械原点をNC装置の位置管理部に設定したの
ちの動作において、エンコーダ等の位置検出器の検出位
置を便りに、機械が実際にメカエンドに到達するまでに
アラームするためのものである。
【0017】図4において、テーブル3が加工範囲から
第1原点P1に近づくと、センサL1がオンとなり、原
点減速される。次いでテーブル3が第1原点P1に近づ
くとセンサL4により200mm領域が確認される。さ
らにテーブル3が第1原点P1を通過し、第2原点P2
方向へ移動すると、(+)ソフトOT−2、第2原点、
(+)ソフトOT−1を介して(+)オーバトラベル位
置が検出されることになる。これとは逆に、テーブル3
がX軸(−)方向に移動すると、(−)ソフトオーバト
ラベル位置を通過したのちセンサL3のオンで(−)オ
ーバトラベル位置が検出されることになる。
第1原点P1に近づくと、センサL1がオンとなり、原
点減速される。次いでテーブル3が第1原点P1に近づ
くとセンサL4により200mm領域が確認される。さ
らにテーブル3が第1原点P1を通過し、第2原点P2
方向へ移動すると、(+)ソフトOT−2、第2原点、
(+)ソフトOT−1を介して(+)オーバトラベル位
置が検出されることになる。これとは逆に、テーブル3
がX軸(−)方向に移動すると、(−)ソフトオーバト
ラベル位置を通過したのちセンサL3のオンで(−)オ
ーバトラベル位置が検出されることになる。
【0018】以上の図3及び図4に示した関係におい
て、テーブル3は、通常の加工では、第1原点P1を基
点として、これより内側領域(加工範囲)において動作
される。電源オン時の原点設定作業も通常の原点設定と
同時に行うことができる。即ち、原点設定モードにてテ
ーブル3を加工領域側から原点P1方向へ移動させるこ
とにより、原点減速させ、センサL1がドグD1を検出
しなくなった次のゼロ相パルスで原点設定できる。この
位置P1が機械原点(第1原点)である。この原点P1
より外側に200mm離れた位置が第2原点P2として
前記NC装置の位置管理部のメモリに記憶されている。
各ソフトオーバートラベル位置についても同様に記憶さ
れている。
て、テーブル3は、通常の加工では、第1原点P1を基
点として、これより内側領域(加工範囲)において動作
される。電源オン時の原点設定作業も通常の原点設定と
同時に行うことができる。即ち、原点設定モードにてテ
ーブル3を加工領域側から原点P1方向へ移動させるこ
とにより、原点減速させ、センサL1がドグD1を検出
しなくなった次のゼロ相パルスで原点設定できる。この
位置P1が機械原点(第1原点)である。この原点P1
より外側に200mm離れた位置が第2原点P2として
前記NC装置の位置管理部のメモリに記憶されている。
各ソフトオーバートラベル位置についても同様に記憶さ
れている。
【0019】そこで、本例では、テーブル3を第1原点
から第2原点P2へ移動させる第2原点移動指令コード
と、第2原点P2から第1原点P1へ移動させる第1原
点移動指令コードとを定め、これを加工プログラム上に
設定することにより、材料搬出入時はテーブル3を第2
原点P2へ移動させることができる。
から第2原点P2へ移動させる第2原点移動指令コード
と、第2原点P2から第1原点P1へ移動させる第1原
点移動指令コードとを定め、これを加工プログラム上に
設定することにより、材料搬出入時はテーブル3を第2
原点P2へ移動させることができる。
【0020】第2原点移動指令コードは、例えばNCコ
ードである補助(M)コードM12として規定できる。
第1原点指令コードは、補助コードM13として規定で
きる。第2原点指令コードM12では、第2の(+)ソ
フトオーバトラベルは自動解除される。これらコードの
内容を示すプログラムはマクロプログラムとして記憶さ
れ、加工プログラム上の補助コードにより呼び出し使用
することができる。
ードである補助(M)コードM12として規定できる。
第1原点指令コードは、補助コードM13として規定で
きる。第2原点指令コードM12では、第2の(+)ソ
フトオーバトラベルは自動解除される。これらコードの
内容を示すプログラムはマクロプログラムとして記憶さ
れ、加工プログラム上の補助コードにより呼び出し使用
することができる。
【0021】この場合、図5に示すように、加工プロク
ラムの実行途中において現われる補助コードM12また
はM13により(ステップ501,503)、テーブル
3を第1原点P1から第2原点P2へ、または第2原点
P2から第1原点へ移動させることができる(ステップ
502,504)。一般には、コードM12は、ワーク
搬出を行うため加工プログラムの終端に挿入される。ま
た、コードM13は、ワーク搬入を行うため加工プログ
ラムの始端に挿入される。これらコードM12,M13
は、MDI装置で適宜指令することもできる。
ラムの実行途中において現われる補助コードM12また
はM13により(ステップ501,503)、テーブル
3を第1原点P1から第2原点P2へ、または第2原点
P2から第1原点へ移動させることができる(ステップ
502,504)。一般には、コードM12は、ワーク
搬出を行うため加工プログラムの終端に挿入される。ま
た、コードM13は、ワーク搬入を行うため加工プログ
ラムの始端に挿入される。これらコードM12,M13
は、MDI装置で適宜指令することもできる。
【0022】なお、安全のため、領域確認用のセンサL
S4がオンのとき、早送り速度は通常の1/4の速度で
固定されている。また、電源投入時、テーブル3がスト
ローク延長部分である200mm領域にあるときは、手
動での(+)方向への送りは禁止され、(−)方向への
送りのみ可能とされている。これは機械をメカエンドに
行かせないためであり、また電源投入後の原点設定処理
に移行させるためである。さらに、手動モード時、20
0mm領域にテーブル3がある場合には、NC画面にメ
ッセージ表示するようになっている。
S4がオンのとき、早送り速度は通常の1/4の速度で
固定されている。また、電源投入時、テーブル3がスト
ローク延長部分である200mm領域にあるときは、手
動での(+)方向への送りは禁止され、(−)方向への
送りのみ可能とされている。これは機械をメカエンドに
行かせないためであり、また電源投入後の原点設定処理
に移行させるためである。さらに、手動モード時、20
0mm領域にテーブル3がある場合には、NC画面にメ
ッセージ表示するようになっている。
【0023】以上により、本例のレーザ加工機では、例
えば加工プログラム上でワーク搬入指令(M12)を指
令すると、まず全軸が原点復帰され、(+)ソフトOT
−2が自動解除され、テーブル3が通常の早送り速度の
1/4の速度で200mm領域へ侵入し、第2原点P2
で一時停止する。
えば加工プログラム上でワーク搬入指令(M12)を指
令すると、まず全軸が原点復帰され、(+)ソフトOT
−2が自動解除され、テーブル3が通常の早送り速度の
1/4の速度で200mm領域へ侵入し、第2原点P2
で一時停止する。
【0024】そこで、作業者またはロボットがワーク搬
入し、スタートボタンを押すとコードM13が作動さ
れ、テーブル3は第2原点P2から第1原点P1へ復帰
し、次加工プログラムにて加工開始される。
入し、スタートボタンを押すとコードM13が作動さ
れ、テーブル3は第2原点P2から第1原点P1へ復帰
し、次加工プログラムにて加工開始される。
【0025】加工終了後は、再度M12が出力され、第
2原点P2へ到達したテーブル3に対しワーク搬出処理
が行われる。
2原点P2へ到達したテーブル3に対しワーク搬出処理
が行われる。
【0026】本例では、第1原点P1より外方に所定の
余裕距離(200mm)をもって設定された第2原点P
2に対して位置決めされたワーク支持装置としてのテー
ブル3に対しワーク搬出入操作を与えれば良いので、ワ
ークWの端部が加工ヘッド7に触れることが無く、ワー
ク搬出入を安全に行うことができ、ロボットなどワーク
自動搬出入装置の対応においても有利となり、合理化も
図れる。
余裕距離(200mm)をもって設定された第2原点P
2に対して位置決めされたワーク支持装置としてのテー
ブル3に対しワーク搬出入操作を与えれば良いので、ワ
ークWの端部が加工ヘッド7に触れることが無く、ワー
ク搬出入を安全に行うことができ、ロボットなどワーク
自動搬出入装置の対応においても有利となり、合理化も
図れる。
【0027】また、コードM12,M13を加工プログ
ラム上でまたはMDIで指定することにより、テーブル
3を第1原点P1から第2原点P2へ、または第2原点
P2から第1原点P1へ自動的に移動させることができ
るので、ワーク搬出入と加工とを円滑に連繋することが
でき、効率的に加工することができる。
ラム上でまたはMDIで指定することにより、テーブル
3を第1原点P1から第2原点P2へ、または第2原点
P2から第1原点P1へ自動的に移動させることができ
るので、ワーク搬出入と加工とを円滑に連繋することが
でき、効率的に加工することができる。
【0028】上記実施例では、図1及び図2の左方でワ
ーク搬出入を行ったが、ワーク搬出は図右方で行うこと
もできる。また、上記実施例では、テーブル一軸移動タ
イプの例で示したが、本発明はテーブル二軸移動タイプ
であっても適用できる。この場合、第2原点は機械原点
より外方で、ワークWが加工ヘッドより遠ざかる位置に
設定すれば良い。また、テーブル固定式でワーク支持装
置がワーククランプ装置である場合も実施できる。
ーク搬出入を行ったが、ワーク搬出は図右方で行うこと
もできる。また、上記実施例では、テーブル一軸移動タ
イプの例で示したが、本発明はテーブル二軸移動タイプ
であっても適用できる。この場合、第2原点は機械原点
より外方で、ワークWが加工ヘッドより遠ざかる位置に
設定すれば良い。また、テーブル固定式でワーク支持装
置がワーククランプ装置である場合も実施できる。
【0029】さらに、上記実施例では、レーザ加工機の
例で示したが、他の加工機であっても同様であり、上記
第2原点も1個とは限らず、複数個の設定が可能であ
る。
例で示したが、他の加工機であっても同様であり、上記
第2原点も1個とは限らず、複数個の設定が可能であ
る。
【0030】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜設計的変更を行うことにより、適宜態様で
実施できる。
はなく、適宜設計的変更を行うことにより、適宜態様で
実施できる。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、本発明は特許請求の範囲に
記載の通りのワーク支持装置の制御方法であるので、最
大長のワークであってもワーク端部が加工ヘッドに触れ
るようなことが無く、安全にワーク搬出入を行える。し
かも、第1原点及び第2原点間の移動処理はコード解析
により全てNC装置が行うので、作業者は第1原点の存
在を意識する必要がなく、あらたに設定された第2原点
を対象として作業を行えば良く、ワーク搬出入と加工作
業とを円滑に連繋できる。
記載の通りのワーク支持装置の制御方法であるので、最
大長のワークであってもワーク端部が加工ヘッドに触れ
るようなことが無く、安全にワーク搬出入を行える。し
かも、第1原点及び第2原点間の移動処理はコード解析
により全てNC装置が行うので、作業者は第1原点の存
在を意識する必要がなく、あらたに設定された第2原点
を対象として作業を行えば良く、ワーク搬出入と加工作
業とを円滑に連繋できる。
【図1】本発明を実施したレーザ加工機の一例を示す側
面図。
面図。
【図2】図1に示したレーザ加工機の平面図。
【図3】図1及び図2に示したレーザ加工機のベッド及
びテーブルに取付けられるドグ及びセンサの配置状態を
示す説明図。
びテーブルに取付けられるドグ及びセンサの配置状態を
示す説明図。
【図4】図3に示すセンサの作動状態を示す説明図。
【図5】NC装置のコード解析状態を示すフローチャー
ト。
ト。
2 ベッド 3 移動テーブル 7 レーザ加工ヘッド 9 ワーク位置決めピン 10(10−1,10−2) ワーク固定装置 D1 原点及びその減速位置を定めるドグ L1 原点及び減速位置を検出するセンサ D2 (+)オーバトラベル位置を定めるドグ L2 (+)オーバトラベルを検出するセンサ D3 (−)オーバトラベル位置を定めるドグ L3 (−)オーバトラベル位置を検出するセンサ D4 ワーク搬出入領域を定めるドグ L4 ワーク搬出入領域を検出するセンサ P1 機械原点(第1原点) P2 第2原点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 15/00 B23K 26/00 - 26/02 B23K 37/04 G05B 19/402
Claims (1)
- 【請求項1】 ワーク支持装置でワークを支持して原点
位置決めし、前記ワーク支持装置を加工ヘッドに対し相
対的に移動させることにより前記ワーク支持装置で支持
された前記ワークの任意の位置に所定の加工を行う加工
機におけるワーク支持装置の制御方法において、前記原
点位置を第1原点とし、これより外に所定の余裕距離を
もって前記ワークを搬出入するための第2原点を設定
し、前記第1原点と前記第2原点との間にソフトオーバ
トラベル位置を設定すると共に、前記第2原点より外に
オーバトラベル位置を設定し、加工プログラム上で、ま
たはマニュアル・データ・インプット装置で、前記ワー
ク支持装置を前記第1原点から前記第2原点へ移動させ
る第2原点移動指令コード、または前記ワーク支持装置
を前記第2原点から第1原点へ移動させる第1原点移動
指令コードを指定することにより、前記ワーク支持装置
を前記第2原点から第1原点へ、または前記ワーク支持
装置を前記第1原点から第2原点へ自動的に移動させる
ことを特徴とするワーク支持装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03151926A JP3081668B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | ワーク支持装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03151926A JP3081668B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | ワーク支持装置の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04372332A JPH04372332A (ja) | 1992-12-25 |
JP3081668B2 true JP3081668B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=15529223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03151926A Expired - Fee Related JP3081668B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | ワーク支持装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081668B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP03151926A patent/JP3081668B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04372332A (ja) | 1992-12-25 |
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Legal Events
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