JP2686286B2 - 3次元レーザ制御装置 - Google Patents

3次元レーザ制御装置

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JP2686286B2 JP63194196A JP19419688A JP2686286B2 JP 2686286 B2 JP2686286 B2 JP 2686286B2 JP 63194196 A JP63194196 A JP 63194196A JP 19419688 A JP19419688 A JP 19419688A JP 2686286 B2 JP2686286 B2 JP 2686286B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は6軸制御による3次元レーザ制御装置に係
り、特に倣いを行う切断トーチ方向の倣い軸を焦点距離
の偏差に応じて指令できる3次元レーザ制御装置に関す
る。
<従来技術> 曲面の同時5軸制御によるレーザ切断において切断ト
ーチはX軸,Y軸,Z軸及び水平回転軸(B軸),垂直回転
軸(C軸)の同時5軸制御が可能である。レーザ切断加
工方法としては、(i)焦点レンズとワーク間の距離を
検出する距離センサを用いる方法と、(ii)該センサを
用いない方法がある。距離センサを用いない加工方法に
おいては、トーチ中心軸ベクトルが法線方向を向くよう
に、かつ焦点レンズとワーク間距離が基準距離(例えば
焦点距離)となるように同時5軸制御のNCデータを作成
し、該NCデータに基いてトーチを移動して切断加工を行
う。即ち、切断トーチ先端位置を特定するための3次元
曲面上の点列を求め、該曲面上の点列における法線ベル
トルを求め、この法線ベクトルと切断トーチ先端位置
(X,Y,Z)と基準距離とに基づいて周知の計算式により
切断トーチの回転中心位置(x,y,z)及び水平、垂直回
転位置(b,c)を計算し、これらx,y,z,b,cを用いて同時
5軸制御用のNCデータを作成して切断加工を行う。
距離センサを用いる加工方法においては、レンズの焦
点位置がレーザ加工の切断結果に大きく影響するので、
焦点レンズとワーク間距離を測定する距離センサを設け
ると共に、切断トーチをその中心軸方向に移動させる倣
い軸としてのW軸を設け、検出距離と焦点距離の偏差に
応じてW軸により切断トーチを移動させ、焦点レンズと
ワーク間の距離が基準距離となるように倣い制御してレ
ーザ加工を行っている。このようなW軸制御では、前者
の場合のように複雑な計算が不要なため加工面の形状に
即応できるという利点がある。
第4図をW軸を備えた6軸制御レーザ加工機の概略構
造を示す断面図であり、11は切断トーチ、12は焦点レン
ズである。レーザ発振部13より射出されたレーザ光LB
は、ベントミラー14〜17により折り曲げられて、切断ト
ーチ11から加工面へ伝送される。図示構造物全体はX,Y,
Z方向に移動可能であり、しかもα軸およびβ軸を中心
に回転可能に構成され、更に前述したように切断トーチ
11の先端部(焦点レンズ12を含む)は、図示しない機構
により切断トーチ中心軸方向のW軸に沿って移動可能に
構成され、加工面との距離を一定に保つようになってい
る。
<発明が解決しようとする課題> ところで、上記のような倣い制御を行うW軸は機構上
大きなストロークを取れないので(通常ストロークSは
数mm)、加工面が大きく撓んでいるような場合には切断
トーチ11が加工面に追従できず、換言すればレーザ光LB
を加工面に集中できず、切断に際して不具合を生ずると
いう問題点があった。
以上から本発明の目的は、倣い制御に必要十分なスト
ロークを軸切換により達成できる3次元レーザ制御装置
を提供することである。
<課題を解決するための手段> 第1図は本発明の3次元レーザ制御装置のブロック構
成図である。
1は距離センサ、2はA/D変換器、3は距離識別回
路、4は加算回路、5は速度制御部、6は倣い軸指令手
段、7は倣い軸切換部、8はW軸駆動回路、9はZ軸駆
動回路、11は切断トーチ(レーザノズル)、12は焦点レ
ンズ、WKはワーク、Δlは距離偏差である。
<作用> 切断トーチ11の焦点レンズ12とワーク(WK)加工面の
距離を検出する距離センサ1と、プログラムからの指令
あるいは操作盤からの指令に応じて倣い制御に用いる軸
を指令する倣い軸指令手段6を設け、距離センサ1から
得られる検出距離と基準距離(焦点距離)との偏差Δl
がW軸の可動ストロークS内であり倣い可能であれば、
倣い軸指令手段6の指令により倣い軸切換部7をしてW
軸を倣い軸として用い、倣い制御における焦点レンズ12
とワーク加工面の距離を一定に保ってワークWKの加工を
行う。一方、距離センサ1から得られる検出距離と基準
距離との偏差ΔlがW軸の可動ストロークSを越えるよ
うであれば、倣い軸指令手段6の指令により倣い軸切換
部7をしてW軸方向に移動可能な軸、例えばZ軸を倣い
軸として用い、倣い制御における焦点レンズ12とワーク
加工面の距離を一定に保ってワークWKの加工を行う。
<実施例> 第1図は本発明の3次元レーザ制御装置のブロック構
成図である。
図において、1は距離センサであり、切断トーチ(レ
ーザノズル)11の焦点レンズ12とワーク(WK)加工面の
距離を検出する。2はA/D変換器であり、距離センサ1
から出力されたアナログの距離情報(電圧)をデジタル
値に変換する。3は距離識別回路であり、A/D変換器2
から出力されたデジタルの距離情報に基いて切断トーチ
11の焦点レンズ12とワーク(WK)加工面の距離を識別す
る。4は加算回路であり、識別された距離が基準距離に
対して有する偏差(距離偏差Δl)を算出する。5は速
度制御部であり、距離偏差Δlを零とするために倣い軸
を移動させる速度信号を出力する。
6は倣い軸指令手段であり、プログラムからの指令あ
るいは操作盤からの指令に応じて倣い制御に用いる軸を
指令する。なお、加算回路4から出力される距離偏差Δ
lがW軸の可動ストロークSを越えることがなければ、
W軸が倣い軸として指令され、該距離偏差ΔlがW軸の
可動ストロークSを越えれば、W軸方向に移動可能な
軸、例えばZ軸が倣い軸として指令される。7は倣い軸
切換部であり、倣い軸指令手段6の指令に応じて倣い軸
の速度信号をW軸駆動回路8またはZ軸駆動回路9へ出
力させる。W軸駆動回路8およびZ軸駆動回路9は、ワ
ークWKの加工の際に焦点レンズ12とワーク加工面の距離
を一定に保つように、それぞれの倣い軸における切断ト
ーチ11の位置を可変させる。
第2図に示すような形状のワーク板WK1をレーザ切断
する方法を説明する。なお、トーチ中心方向はZ軸と平
行となっており、従って自動焦点調整軸となるW軸方向
はZ軸方向と等しくなっているものとする。また、NC指
令はX,Y平面の2軸指令で与えられ、Z軸方向には倣い
制御が行われるものとする。
まず、W軸を加工領域AR1における倣い軸としてプロ
グラム(あるいは操作盤)から指令する。これにより倣
い軸切換部7は、加工領域AR2での距離偏差ΔlをW軸
の駆動により減殺し、焦点レンズ12とワーク板WK1加工
面(正しくはワーク中心点)の距離を、レーザの最大パ
ワーが得られるレンズの焦点距離に規定する。
切断加工が進行し、加工領域がAR1からAR2へと移り、
W軸のストロークでは倣いができなくなったら、加工領
域AR2への移動前にストロークの大きなZ軸を加工領域A
R2における倣い軸としてプログラム(あるいは操作盤)
から指令する。倣い軸切換部7は、加工領域AR2での距
離偏差ΔlをZ軸の駆動により減殺し、焦点レンズ12と
ワーク板WK1加工面の距離を、レーザの最大パワーが得
られるレンズの焦点距離に規定する。このように倣い軸
をプログラムあるいは操作盤から指令し、焦点レンズ12
とワーク板WK1加工面の距離を一定に保ってワーク板WK1
の加工を行う。なお、距離偏差ΔlとストロークSの大
小に応じて自動的に軸切換を行うようにもできる。
上記のように必要に応じて倣い軸を指令できるので、
倣い軸のストロークを大きくとれる。
第3図は本発明による円筒形ワークの切断加工方法を
説明するための図であり、円筒形ワークの側面に円形の
開口部を設けるものとする。なお、トーチ中心軸はZ軸
と平行となっており、しかもNC指令はX,Yの2軸指令と
なっているものとする。本発明においては、例えば距離
偏差が小さい切断範囲AおよびCの加工プログラムで倣
い軸としてW軸を指令し、Z軸方向の距離偏差が大きい
切断範囲BおよびDの加工プログラムで倣い軸として切
断点の方線方向の軸を指令する。このようにNC指令によ
りX,Yの2軸を位置決めするだけで、Z軸に関する位置
は、距離センサ1から得られる距離偏差Δlに基づき、
倣い制御により規定される。また、ワークへのアプロー
チに際して、ストロークの大きな軸を指令することによ
り、安全に位置を規定することも可能である。
なお、第3図において倣い軸をZ軸に最初から固定し
てもよい。
<発明の効果> 以上本発明によれば、焦点レンズとワーク加工面の距
離を検出する距離センサと、検出距離を基準距離に等し
くするためのフィードバック回路と、W軸駆動回路なら
びにW軸に同一方向にトーチを移動させるZ軸駆動回路
と、プログラムからの指令あるいは操作盤からの指令あ
るいは検出距離の大きさに応じて倣い制御に用いる軸を
指令する倣い軸指令手段と、フィードバック回路出力を
指令された軸に応じた駆動回路に入力する倣い軸切換部
を設け、距離センサから得られる距離の偏差がW軸の可
動ストローク内であれば、倣い軸指令手段の指令により
W軸を倣い軸として用い、距離の偏差がW軸の可動スト
ロークを越えるようであれば、倣い軸指令手段の指令に
よりW軸方向に移動可能な軸を倣い軸として用いるよう
に構成したから、倣い制御に必要なストロークを有する
倣い軸を焦点距離の偏差に応じて指令できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実現できる3次元レーザ制御装置のブ
ロック構成図、 第2図は本発明の加工方法を説明するための図、 第3図は本発明による円筒形ワークの切断加工方法を説
明するための図、 第4図はレーザ加工機の概略構造を示す断面図である。 1……距離センサ、 2……A/D変換器、 3……距離識別回路、 4……加算回路、 5……速度制御部、 6……倣い軸指令手段、 7……倣い軸切換部、 8……W軸駆動回路、 9……Z軸駆動回路、 11……切断トーチ(レーザノズル)、 12……焦点レンズ、 WK……ワーク、 Δl……距離偏差。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動焦点調整軸となるW軸の倣い制御によ
    り焦点レンズとワーク加工面の距離を一定に保って該ワ
    ークの加工を行う3次元レーザ制御装置において、 焦点レンズとワーク加工面の距離を検出する距離センサ
    と、検出距離を基準距離に等しくするためのフィードバ
    ック回路と、W軸駆動回路ならびにW軸と同一方向にト
    ーチを移動させるZ軸駆動回路と、プログラムからの指
    令あるいは操作盤からの指令あるいは検出距離の大きさ
    に応じて倣い制御に用いる軸を指令する倣い軸指令手段
    と、フィードバック回路出力を指令された軸に応じた駆
    動回路に入力する倣い軸切換部を有することを特徴とす
    る3次元レーザ制御装置。
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