JP3081223U - 剥離紙付きシート材の剥離紙用カッター装置 - Google Patents

剥離紙付きシート材の剥離紙用カッター装置

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JP3081223U JP2001002347U JP2001002347U JP3081223U JP 3081223 U JP3081223 U JP 3081223U JP 2001002347 U JP2001002347 U JP 2001002347U JP 2001002347 U JP2001002347 U JP 2001002347U JP 3081223 U JP3081223 U JP 3081223U
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(57)【要約】 【課題】 剥離紙を設けてあるシート材の剥離紙だけ
を、正確に切断するようにした。 【解決手段】 上面部4と下面部5とを上下に設け、そ
の間に一側部が開放してシート材の通過溝7を形成した
シート材の通過空間6を形成してなるカッター枠体2を
有し、前記上面部4の通過溝側の側部にカッター機構8
を、下面部の通過溝側の側部に受け台9をそれぞれ設け
て上下に対向させ、前記通過空間6の内部には、通過す
るシート材の端縁を支持するストッパー機構10を設
け、前記ストッパー機構10を、前記カッター機構8の
長さ方向に対し直交する方向に移動可能に設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シートの裏面に粘着層と剥離紙とが設けてあるシート材の剥離紙の みを高精度で切断する剥離紙付きシート材の剥離紙用カッター装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
剥離紙付きシート材の剥離紙のみを切断する従来の装置としては、例えば、特 開平7−89664号公報に記載のものがある。前記従来の剥離紙切断装置は、 円盤状のカッター体を回転自在に支持した押圧レバーを回動可能に支持し、この 押圧レバーの他端側に付勢部材を設けて基板の表面に押圧させ、カッター体を一 方向にのみ回転させて、挿入口からカッター体が回転する方向に剥離紙を上側に してシート材を挿入し、引き出す時に剥離紙のみに溝を付けて切断するようにし た構成である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし前記従来の剥離紙の切断装置では、シート材を往復移動させるので、直 線的に長く切断できないし、シート材の端部から正確な位置を切断することがで きない。したがって、従来の装置では剥離紙の端部の一部を切断し、切断した部 分から剥離紙を剥がして、全面を剥がすようにした構成である。 本考案は内壁用シート、ドア用シートなど建築物の室内用の高級で高価なシー ト材を、剥離紙のみを側縁に沿って長く正確に切断することにより、熟練を要す ることなくきわめて簡単に貼り付ける作業することができ、また切断ミスを確実 に防止するようにしたことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成させるために、請求項1に記載の考案は、上面部と 下面部とを上下に設け、その間に一側部が開放してシート材の通過溝を形成した シート材の通過空間を形成してなるカッター枠体を有し、前記上面部の通過溝側 の側部にカッター機構を、下面部の通過溝側の側部に受け台をそれぞれ設けて上 下に対向させ、前記通過空間の内部には、通過するシート材の端縁を支持するス トッパー機構を設け、前記ストッパー機構を、前記カッター機構の長さ方向に対 し直交する方向に移動可能に設けてなることを特徴とする。
【0005】 また、本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、上 面部に、ストッパー機構の位置を設定するメジャーを設けてなる構成である。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施の態様を図面に基づいて説明する。 図1は本考案のカッター装置の実施例の斜視図、図2は同上の一部を断面とし た平面図、図3は同上の側面図、図4は図2のA−A線の断面図、図5は図2の B−B線の断面図、図6は本考案のカッター装置の使用形態の第1の実施例を示 す説明図、図7は本考案のカッター装置の使用形態の第2の実施例を示す説明図 である。
【0007】 本考案のカッター装置1は、カッター枠体2からなるものである。 前記カッター枠体2は、側面部3の上方に上面部4を、下方に下面部5をそれ ぞれ片持ち状に設けた断面コ字状の構成であって、前記上面部4と下面部5との 間にシート材の通過空間6を形成してあり、前後の端面部も開放している。そし て、前記カッター枠体2において、全体を透明な合成樹脂で成形してもよいが、 少なくとも上面部4を透明な合成樹脂で成形する。
【0008】 そして、前記カッター枠体2の上面部4及び下面部5の自由端側は開放してシ ート材の通過溝7を設けてあり、また、前記上面部4の通過溝7側の側部にカッ ター機構8を、下面部5の通過溝7側の側部に受け台9を、それぞれ上下に対向 するように設ける。
【0009】 前記カッター機構8の刃81は、スプリング機構82によって先端が前記受け 台9に弾性的に圧接しており、また弾性力はネジ機構83によって強弱を自由に 調節することができる。
【0010】 そして、前記通過空間6の内部には、内部を通過するシート材の側縁を支持す るストッパー機構10を設ける。前記ストッパー機構10は、通過空間6の内部 に、前記カッター機構8と平行に位置する角棒状のロッド11の下面に前後に止 着用のネジ杆12を螺着し、前記ネジ杆12を、下面部5に設けてあって前記カ ッター機構8の長さ方向に対して直交する方向に形成したガイド溝13にそれぞ れ挿通した構成である。
【0011】 したがって、ネジ杆12を緩めるとロッド11は通過空間6の内部においてガ イド溝13に沿い移動することができ、またネジ杆12を締着するとロッド11 がカッター機構8と平行な状態で固定される。
【0012】 前記上面部4の表面には、前記カッター機構8に直交するように、換言すれば ガイド溝13と平行に2本のスケール14を設ける。このスケール14は、前記 カッター機構8の刃81の位置をゼロ基準とし、1ミリ単位で表示されて前記側 面部3に向かい延在している。
【0013】 したがって、前述の通り、少なくとも上面部4は透明であるからストッパー機 構10のロッド11の位置を上から視認することができ、また、両スケール14 によりロッド11の位置を、刃81からの距離を確認することができるし、両ネ ジ杆12を緩めたり止着することにより、刃81からの距離を自由に変更するこ とができる。
【0014】 しかも、前記ストッパー機構10のロッド11は、両ガイド溝13によりカッ ター機構8と平行に位置するとともに、直交する方向にしか移動することができ ない。
【0015】 本考案のカッター装置1は前記した構成である。そして、使用に際しては、図 1,2で示すようにシート材aの端縁を通過溝7から通過空部6の内部に挿通さ せてストッパー機構10のロッド11に当接させる。この状態で、カッター枠体 2を、シート材aの端縁に沿って移動させる。
【0016】 前記シート材aとしては、例えば室内用の装飾シートbの裏面に粘着層を形成 して剥離紙cを添着した構成で、剥離紙cを上側にしてカッター機構8に臨ませ 、シートbを受け台9に接触状にして通過溝7の内部に挿通させる。
【0017】 カッター機構8の刃81は、前述の通り弾性的に受け台9に接触しているので 、シート材aが通過溝7に挿通している状態で、図1または図2の矢印で示すよ うにカッター機構8をシート材aの長さ方向に沿い移動すると、前記刃81によ って剥離紙cのみに切断線dを形成することができ、装飾シートbには切断線d が形成されない。したがって、切断線dによりシート材aの端縁から切断線dの 部分の剥離紙c1を捲り上げて簡単に剥がすことができるし、切断線dから他の 端縁までの剥離紙c2だけも捲り上げながら簡単に剥がすことができる。
【0018】 そして、前記シート材aの切断時に、端縁が常にストッパー機構10に当接し ているので、切断線dは端縁と平行な直線状になり、しかもロッド11の位置が スケール14によって正確に設定されているので、端縁から正確な位置に形成さ れることになる。このため、シート材aの端縁から切断線dまでの剥離紙c1の 切断幅は正確なサイズとなる。
【0019】 図6は本考案のカッター装置の使用形態の第1の実施例を示す説明図で、シー ト材a、a’を内壁、扉のボードなどの下地部分eに、切断線を突き合わせて継 ぎ足すようにした場合である。 シート材aとしては、粘着層を設けた内壁、扉、襖用の装飾シートbと、前記 粘着層を被覆する剥離紙cとからなるものである。前記シート材aを、カッター 装置によって端縁から例えば30ミリの位置に切断線dを入れて剥離紙cのみを 切断し(図6(A))、端縁から切断線dまでの部分の剥離紙c1をシートbの 端縁部分b1に残し、その他の部分の剥離紙c2をシートbから剥がして、内壁 、扉のボード、襖枠などの下地部分eに貼り付ける(図6(B))。
【0020】 継ぎ足す他のシート材a’は、剥離紙を全面剥してシートb’だけとし、前記 シートbに継ぎ足すようにして下地部分eに貼り、シートb’の端縁部分b’1 を端縁部分b1の端縁上面に重ねて貼り付ける(図6(C))。したがって、前 記端縁部分b’1はシートbの上面に直接貼着されて、その下側に剥離紙c1が 位置して3重になるが、シートb’の粘着層はシートbの表面から簡単に剥離す るので、特に不都合がない。
【0021】 シート材b’の端縁部分b’1と、シートbの端縁部分b1及び剥離紙c1が 3層となって重合している部分を、カッターナイフなどで切断して切り込み線f を形成する(図6(D))。そして、端縁部分b’1をシートbの表面から捲り 取るとともに切り込み線fから先の部分を除去し、また剥離紙c1を下地部分e から離して切り込み線fから先の部分を除去し、端縁部分b1から剥離紙c1を 剥がしてその部分を下地部分eに貼着し、また端縁部分b’1も下地部分eに貼 り付ける(図6(E))。
【0022】 したがって、下地部分eの表面には、シートbとシートb’とにおいて、端縁 部分b1及び端縁部分b’1が切り込み線fの部分で突き合わされることになる ので(図6(F))、微細な隙間が発生したり一部が僅かでも重なることがなく 、継ぎ目が切り込み線fに沿った直線状となってきわめて体裁の良いものとなる 。
【0023】 図7は本考案のカッター装置の使用形態の第2の実施例を示す説明図で、装飾 シート材aをドアなどの下地部分eに貼り付ける場合で、特に下地部分eには段 部e’を設けてあたり、襖のように襖紙を下地部分の側縁に巻き込んで貼り付け る場合など、装飾シート材bの位置を正確にする必要がある場合に有効である。
【0024】 上記の第2の実施例においては、シート材aの端縁に沿ってカッター装置1を 移動させ、剥離紙cには、端縁から例えば30ミリの位置に第1の切断線d1を 、50ミリの位置に第2の切断線d2を、それぞれ形成する。そして、第1の切 断線d1と第2の切断線d2とで挟まれる剥離紙部分c’を除去すると、除去し た部分には粘着層が臨んでいる(図7(A))。
【0025】 前記シート材aを下地部分eの表面に正確に位置決めしたら、剥離紙除去部分 c’を下地部分eに貼着し(図7(B))、第2の切断線d2より後方の剥離紙 をシートbから剥がし取って(図7(C))から、下地部分eに貼り付け(図7 (D))、次に第1の切断線d1と端縁とのシートを捲り上げて裏面の幅細な剥 離紙を剥がし取り(図7(E))、剥がし取った部分を下地部分eに貼り付ける (図7(F))。
【0026】 したがって、シートbは下地部分において正確な位置に貼り付けることができ 、特にシートの端縁を切断したり、微細な隙間が発生することがない。
【0027】 以上本考案を図面に示す実施例に基づいて説明したが、本考案は前記実施例に 限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲内において自由 に実施できるものである。
【0028】
【考案の効果】
以上要するに、本考案によれば、上面部と下面部とを上下に設け、その間に一 側部が開放してシート材の通過溝を形成したシート材の通過空間を形成してなる カッター枠体を有し、前記上面部の通過溝側の側部にカッター機構を、下面部の 通過溝側の側部に受け台をそれぞれ設けて上下に対向させ、前記通過空間の内部 には、通過するシート材の端縁を支持するストッパー機構を設け、前記ストッパ ー機構を、前記カッター機構の長さ方向に対し直交する方向に移動可能に設けて なることを特徴とする。
【0029】 したがって、シート材の剥離紙を高精度に、長さ方向に沿って直線状に切断で きるので、熟練を要することなく、素人であってもシート材を微細な隙間を生じ させることなく、また一部で重なり合わせることなく、きわめて体裁良く貼り付 けることができる。このため、建物の内装用のシート材として、高価なシート材 を無駄にしたり破損させることがなく、またシート材を貼り付けるときに張り替 えて下地部分を損傷させることがないために、特に営業用として実用的価値の高 いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカッター装置の実施例の斜視図であ
る。
【図2】同上の一部を断面とした平面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】図2のA−A線の断面図である。
【図5】図2のB−B線の断面図である。
【図6】(A)から(F)は本考案のカッター装置の使
用形態の第1の実施例を示す説明図である。
【図7】(A)から(F)は本考案のカッター装置の使
用形態の第2の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カッター装置 2 カッター枠体 3 側面部 4 上面部 5 下面部 6 通過空間 7 通過溝 8 カッター機構 9 受け台 10 ストッパー機構 11 ロッド 12 ネジ杆 13 ガイド溝 81 刃 82 スプリング 83 ネジ機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面部と下面部とを上下に設け、その
    間に一側部が開放してシート材の通過溝を形成したシー
    ト材の通過空間を形成してなるカッター枠体を有し、前
    記上面部の通過溝側の側部にカッター機構を、下面部の
    通過溝側の側部に受け台をそれぞれ設けて上下に対向さ
    せ、前記通過空間の内部には、通過するシート材の端縁
    を支持するストッパー機構を設け、前記ストッパー機構
    を、前記カッター機構の長さ方向に対し直交する方向に
    移動可能に設けてなることを特徴とする剥離紙付きシー
    ト材の剥離紙用カッター装置。
  2. 【請求項2】 上面部に、ストッパー機構の位置を設
    定するメジャーを設けてなる請求項1に記載の剥離紙付
    きシート材の剥離紙用カッター装置。
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