JP3080907B2 - 変復調方法および変復調装置 - Google Patents

変復調方法および変復調装置

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JP3080907B2 JP09196182A JP19618297A JP3080907B2 JP 3080907 B2 JP3080907 B2 JP 3080907B2 JP 09196182 A JP09196182 A JP 09196182A JP 19618297 A JP19618297 A JP 19618297A JP 3080907 B2 JP3080907 B2 JP 3080907B2
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    • H04L25/49Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
    • H04L25/4906Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using binary codes
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線通信機能を
有するパーソナルコンピュータ、携帯情報端末、その他
の一般家電製品と赤外線通信可能な送受信装置に関し、
特に、赤外線を用いて大量のデータを転送する変復調
および変復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパーソナルコンピュータの赤外線
通信で使われている変復調方式は、4値パルス位置変調
(4Pulse Position Modulation:以下、4PPMと略称
する)である。4PPMは「Infrared Data Associatio
n Serial Infrared Physical Link Specification Vers
ion 1.1」に記載されているように、2ビットの入力信
号を、1ワードが4ビットからなる変調信号に変調す
る。この際、該変調信号は、上記ワード中のいずれか1
つのビットにのみパルスを有し、しかも上記ワード中に
おける上記パルスの存在する位置が上記入力信号のパタ
ーンによって異なるものである。
【0003】図9は、4PPM方式の入力信号と変調信
号の対応を示す概念図である。図9において、上記変調
信号の第1ビットをa、第2ビットをb、以下第3、4
ビットをそれぞれc、dとしている。上記入力信号の2
ビットが、「00」の時は上記変調信号の第1ビットa
にパルスが存在し、上記入力信号の2ビットが、それぞ
れ「01」、「10」、「11」の時には、上記変調信
号のそれぞれ第2ビットb、第3ビットc、第4ビット
dにパルスが存在している。
【0004】図10は、第1の4PPM方式のタイミン
グチャートである。図10において、変調信号は、変調
クロックの立ち上がりに同期しており、該変調クロック
が4クロックで、4ビット(1ワード)の変調信号とな
る。入力信号は、入力クロックの立ち上がりに同期して
おり、該入力クロックが2クロックで2ビット(1ワー
ド)の入力信号となる。入力クロックの周波数は、変調
クロックに対して半分になっている。例えば、入力クロ
ックが4MHzの場合、変調クロックは8MHzとな
る。この場合、転送速度は4Mbps(Mega Bit Per S
econd)である。
【0005】図において、1ワード中の上記変調信号の
第1ビットをa、第2ビット、第3ビット、第4ビット
をそれぞれ、b、c、dとしている。第1のワードは前
記入力信号が「00」で、変調信号は第1ビットaにパ
ルスが存在している。第2のワードは入力信号が「0
1」であり、変調信号は第2ビットbにパルスが存在し
ている。第3のワードは入力信号が「10」であり、変
調信号は第3ビットcにパルスが存在している。第4の
ワードは入力信号が「11」であり、変調信号は第4ビ
ットdにパルスが存在している。
【0006】図11は、第2の4PPM方式のタイミン
グチャートである。図11では、上述した図10の第1
のワードと第4のワードとが連続した場合における変調
信号の波形を示している。図11において、変調信号
は、第1のワードのaのビットと、第4のワードのdの
ビットにパルスが存在している。この場合、パルスの無
いビットは、第1のワードのbのビットから、第4のワ
ードのcのビットまでの6ビットが連続している。4P
PM方式の場合、パルスの無いビットが連続するのは、
図11に示す例の6ビットが最大である。
【0007】図12は、第3の4PPM方式のタイミン
グチャートである。図12は、上述した図10の第1の
ワードと第4のワードとが連続した場合における変調信
号の波形を示している。図12において、変調信号は、
第4のワードのdのビットと、第1のワードのaのビッ
トにパルスが存在している。この場合、パルスは2ビッ
ト連続して存在している。4PPM方式の場合、パルス
が連続するのは、図12に示す例の2ビットが最大であ
る。
【0008】赤外線通信においては、変調信号のパルス
幅は、赤外線発光ダイオードの応答特性に影響を受け
る。本来の変調信号のパルス幅に対して、赤外線発光ダ
イオードの応答特性に影響を受けた変調信号のパルス幅
は、広がったり狭まったりする。
【0009】パルスの連続ビットが多い場合や、パルス
の無いビットが多く連続する場合は、受信側の赤外線ダ
イオードの応答特性に影響を受けた変調信号と変調クロ
ックとの同期がとれず、正常な通信ができない。4PP
M方式の場合、前述した通り、パルスの連続ビットは最
大で2ビットであり、パルスの無いビットの連続は最大
で6ビットと少ない。また、変調クロックの周波数をあ
げると、本来の変調信号のパルス幅が狭まり、赤外線発
光ダイオードの応答が変調信号の変化に追従できず、正
常な通信ができない。そのため、従来の赤外線通信にお
いては、変復調方式を4PPM方式、変調クロックの周
波数を8MHz、転送速度を4Mbpsとした通信方式
が用いられている。
【0010】図13は、4PPM方式における送信側の
変調回路の一構成例を示す回路図である。図13におい
て、250は2ビットシリアルパラレル変換、251は
デコーダ、252は4ビットパラレルシリアル変換であ
る。10−3は入力信号であり、2ビットシリアルパラ
レル変換250のデータ入力に供給され、11−3は入
力クロックであり、2ビットシリアルパラレル変換25
0のクロック入力に供給される。12−3は、変調クロ
ックであり、4ビットパラレルシリアル変換252のク
ロック入力に供給され、13−3は、変調信号であり、
4ビットパラレルシリアル変換252のデータ出力から
出力される。
【0011】上記デコーダ251は、インバータ35
1、352と、AND451、452、453、454
とで構成されている。上記インバータ351の入力は、
2ビットシリアルパラレル変換250の第1の出力に接
続され、インバータ352の入力は、2ビットシリアル
パラレル変換250の第2の出力に接続されている。ま
た、AND451の入力は、2ビットシリアルパラレル
変換250の第1の出力と第2の出力とに接続され、A
ND452の入力は、インバータ351の出力と2ビッ
トシリアルパラレル変換250の第2の出力とに接続さ
れている。次に、AND453の入力は、2ビットシリ
アルパラレル変換250の第1の出力とインバータ35
2の出力とに接続され、AND454の入力は、インバ
ータ351の出力とインバータ352の出力とに接続さ
れている。4ビットパラレルシリアル変換252の第
1、第2、第3、第4のそれぞれのデータ入力は、それ
ぞれAND451、452、453、454の出力に接
続されている。
【0012】上述した構成において、上記2ビットシリ
アルパラレル変換250は、入力クロック11−3に同
期して、入力信号10−3から2ビットのシリアルデー
タ「00」を取り込んだ場合には、第1の出力に「0」
を出力し、第2の出力に「0」を出力する。デコーダ2
51は、2ビットシリアルパラレル変換250の出力信
号を受けて、AND451に「0」を出力し、AND4
52に「0」を出力し、AND453に「0」を出力
し、AND454に「1」を出力する。
【0013】4ビットパラレルシリアル変換252は、
AND451の出力を第1のデータ入力、AND452
の出力を第2のデータ入力、AND453の出力を第3
のデータ入力、AND454の出力を第4のデータ入力
にパラレルに取り込む。そして、4ビットパラレルシリ
アル変換252は、変調クロック12−3に同期してシ
リアルに、第4のデータ入力、第3のデータ入力、第2
のデータ入力、第1のデータ入力を、変調信号13−3
に順次出力する。すなわち、変調信号13−3には、4
ビットシリアルデータ「1000」が出力される。この
動作は、前述した図10において、第1のワードの変調
を示している。
【0014】同様に、2ビットシリアルパラレル変換2
50が、入力信号10−3から2ビットのシリアルデー
タ「01」を取り込んだ場合には、AND451に
「0」、AND452に「0」、AND453に
「1」、AND454に「0」を出力する。すなわち、
変調信号13−3には、4ビットシリアルデータ「01
00」が出力される。この動作は、前述した図10にお
いて、第2のワ−ドの変調を示している。
【0015】同様に、2ビットシリアルパラレル変換2
50が、入力信号10−3から2ビットのシリアルデー
タ「10」を取り込んだ場合には、AND451に
「0」、AND452に「1」、AND453に
「0」、AND454に「0」を出力する。すなわち、
変調信号13−3には、4ビットシリアルデータ「00
10」が出力される。この動作は、前述した図10にお
いて、第3のワードの変調を示している。
【0016】同様に、2ビットシリアルパラレル変換2
50が、入力信号10−3から2ビットのシリアルデー
タ「11」を取り込んだ場合には、AND451に
「1」、AND452に「0」、AND453に
「0」、AND454に「0」を出力する。すなわち、
変調信号13−3には、4ビットシリアルデータ「00
01」が出力される。この動作は、前述した図10にお
いて、第4のワードの変調を示している。
【0017】図14は、4PPM方式の受信側の復調回
路の一構成例を示す回路図である。図14において、2
53は4ビットシリアルパラレル変換、254は工ンコ
ータ、255は2ビットパラレルシリアル変換である。
13−4は、変調信号であり、4ビットシリアルパラレ
ル変換253のデータ入力に供給され、12−4は、変
調クロックであり、4ビットシリアルパラレル変換25
3のクロック入力に供給されている。11−4は、入力
クロックであり、2ビットパラレルシリアル変換255
のクロック入力に供給され、10−4は、出力信号であ
り、2ビットパラレルシリアル変換255のデータ出力
から出力されている。
【0018】エンコーダ254は、OR551、552
で構成されている。OR551の入力は、4ビットシリ
アルパラレル変換253の第1の出力と第3の出力とに
接続され、OR552の入力は、4ビットシリアルパラ
レル変換253の第1の出力と第2の出力とに接続され
ている。また、2ビットパラレルシリアル変換255の
第1、第2のそれぞれのデータ入力は、それぞれOR5
51、552の出力に接続されている。
【0019】上述した構成において、上記4ビットシリ
アルパラレル変換253は、変調クロック12−4に同
期して、変調信号13−4から4ビットのシリアルデー
タ「1000」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「0」、第2の出力に「0」、第3の出力に「0」、第
4の出力に「1」を出力する。エンコーダ254は、4
ビットシリアルパラレル変換の出力信号を受けて、OR
551の出力に「0」、OR552の出力に「0」を出
力する。2ビットパラレルシリアル変換は、OR551
の出力を第1のデータ入力に、OR552の出力を第2
のデータ入力にパラレルに取り込み、入力クロック11
−4に同期して、第2のデータ入力、第1のデータ入力
を、順番に出力信号10−4としてシリアルに出力す
る。すなわち、出力信号10−4には、2ビットシリア
ルデータ「00」が出力される。この動作は、前述した
図10において、第2のワードの復調を示している。
【0020】同様に、4ビットシリアルパラレル変換2
53が、変調信号13−4から4ビットのシリアルデー
タ「0100」を取り込んだ場合には、OR551に
「1」、OR552に「0」を出力する。すなわち、出
力信号10−4には、2ビットシリアルデータ「01」
が出力される。この動作は、前述した図10において、
第2のワードの復調を示している。
【0021】同様に、4ビットシリアルパラレル変換2
53が、変調信号13−4から4ビットのシリアルデー
タ「0010」を取り込んだ場合には、OR551に
「0」、OR552に「1」を出力する。すなわち、出
力信号10−4には、2ビットシリアルデータ「10」
が出力される。この動作は、前述した図10において、
第3のワードの復調を示している。
【0022】同様に、4ビットシリアルパラレル変換2
53が、変調信号13−4から4ビットのシリアルデー
タ「0001」を取り込んだ場合には、OR551に
「1」、OR552に「1」を出力する。すなわち、出
力信号10−4には、2ビットシリアルデータ「11」
が出力される。この動作は、前述した図10において、
第4のワードの復調を示している。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、4PPM方
式では、データ転送の速度は、入力クロック周波数によ
って決まる。従来の4PPM方式では、入力クロックの
周波数が4MHzの場合、変調クロックは8MHzであ
り、データ転送速度は4Mbpsとなる。この場合、入
力クロックの周波数に対して、変調クロックの周波数は
半分である。このように、従来の4PPM方式では、2
ビットの入力信号を、4ビットの変調信号に変調して送
信しているため、データ転送速度が遅いという問題があ
る。
【0024】また、赤外線通信を4PPM方式で行う場
合、変調クロックの周波数を上げてデータ転送速度を上
げようとすると、赤外線発光ダイオードの応答特性が変
調信号の変化に追従せず赤外線通信ができなくなる。そ
のため、変調クロックの周波数を上げることはできない
という問題がある。
【0025】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、データ転送速度を向上させることができる変復
調方法および変復調装置を提供することを目的としてい
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、送信側で、入力信
号を、該入力信号のビット数よりも多い一定ビット数か
らなるワードにより構成し、前記ワード中におけるパル
スの存在する位置が前記入力信号のパターンによって異
なる変調信号列に変換して受信側に送出する赤外線通信
装置における変復調方法において、前記送信側は、入力
信号をnビット単位の信号列にまとめた後、該nビット
の信号列を、「0」と「1」の2値からなるnビットの
信号列の全組み合わせである2 n 種類の信号に対し、1
対1で対応する(n+1)ビットを1ワードとする変調
信号列に変換し、該変換の際、前記2 n 種類の変調信号
列を、該信号列がいかなる順番に並んでも「1」の信号
値が連続することが最大2つまで、かつ、「0」の信号
値が連続することが6つまでとなるように変調し、1ビ
ットずつ送出し、前記受信側は、1ビットずつ受信した
信号列を、(n+1)ビット単位の信号列にまとめた
後、該(n+1)ビットの信号を変調前のnビットの信
号列に復調し、1ビットずつ送出することを特徴とす
る。
【0027】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の変復調方法において、前記nは、3ビットであ
り、前記変調信号列は、(n+1)=4ビットであり、
「1000」、「0100」、「0010」、「000
1」、「1001」、「0110」、「1010」、
「0101」の組み合わせからなることを特徴とする。
【0028】また、上述した問題点を解決するために、
請求項3記載の発明では、送信側で、入力信号を該入力
信号のビット数よりも多い一定ビット数からなるワード
により構成し、前記ワード中におけるパルスの存在する
位置が前記入力信号のパターンによって異なる変調信号
列に変換して受信側に送出する赤外線通信装置におい
て、前記送信側は、前記入力信号をnビット単位の信号
列に変換する第1の変換手段と、前記変換手段によって
変換されたnビットの信号列を、「0」と「1」の2値
からなるnビットの信号列の全組み合わせである2 n
類の信号に対し、1対1で対応する(n+1)ビットを
1ワードとする変調信号列に変換し、該変換の際、前記
n 種類の変調信号列を、該信号列がいかなる順番に並
んでも「1」の信号値が連続することが最大2つまで、
かつ、「0」の信号値が連続することが6つまでとなる
ように変調する変調手段と、前記変調手段によって変調
された、(n+1)ビットを1ワードとする変調信号列
を1ビット単位で送出する第1の出力手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0029】また、請求項4記載の発明では、請求項3
記載の変復調装置において、前記受信側は、前記送信側
の前記第1の出力手段から1ビット単位で送出された信
号を(n+1)ビット単位の信号列に変換する第2の変
換手段と、前記第2の変換手段によって変換された(n
+1)ビットの信号列を変調前のnビット構成の信号列
に復調する復調手段と、前記復調手段によって復調され
たnビットの信号を1ビット単位で送出する第2の出力
手段とを具備することを特徴とする。
【0030】
【0031】また、請求項記載の発明では、請求項3
または4に記載の変復調装置において、前記nは、3ビ
ットであり、前記変調信号は、(n+1)=4ビットで
あり、「1000」、「0100」、「0010」、
「0001」、「1001」、「0110」、「101
0」、「0101」の組み合わせからなることを特徴と
する。
【0032】本発明では、入力信号のn=3ビットを
(n+1)=4ビットに変調して転送する。同じ変調信
号4ビットの中に、転送できるデータビット数が3ビッ
ト存在することになり、転送できるデータビット数が2
ビットの場合に対し、1.5倍になるので、データ転送
速度を1.5倍に上げることが可能になる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0034】A.実施例の構成(信号) 図1は、本発明の一実施例による変復調方法による入力
信号と変調信号との対応を示す概念図である。図1にお
いて、変調信号の第1ビットをa、第2ビットをb、以
下第3、4ビットをそれぞれc、dとしている。入力信
号の3ビットが「000」の時は、変調信号の第1ビッ
トaにパルスが存在している。また、入力信号の3ビッ
トが「001」の時は、変調信号の第2ビットbにパル
スが存在している。また、入力信号の3ビットが「01
0」の時は、変調信号の第3ビットcにパルスが存在し
ている。また、入力信号の3ビットが「011」の時
は、変調信号の第4ビットdにパルスが存在している。
入力信号の3ビットが「100」の時は、変調信号の第
1ビットaと第4ビットdとにパルスが存在している。
【0035】次に、入力信号の3ビットが「101」の
時は、変調信号の第2ビットbと第3ビットcとにパル
スが存在している。また、入力信号の3ビットが「11
0」の時は、変調信号の第1ビットaと第3ビットcに
パルスが存在している。そして、入力信号の3ビットが
「111」の時は、変調信号の第2ビットbと第4ビッ
トdとにパルスが存在している。
【0036】次に、図2は、本発明の変復調方法による
第1のタイミングチャートである。図2において、変調
信号は、変調クロックの立ち上がりに同期しており、変
調クロックが4クロックで、4ビットで構成される1ワ
ードの変調信号となる。入力信号は、入力クロックの立
ち上がりに同期しており、入力クロックが3クロック
で、3ビットで構成される1ワードの入力信号となる。
【0037】入力クロックの周波数は、変調クロックに
対して3/4になっている。例えば、入力クロックが6
MHzの場合、変調クロックは8MHzとなる。この場
合、転送速度は6Mbpsである。なお、1ワード中の
変調信号の構成については図1と同様であり、同一の符
号を付けている。第1のワードは、入力信号が「00
0」で、変調信号の第1ビットaにパルスが存在してい
る。第2のワ一ドは、入力信号が「001」で、変調信
号の第2ビットbにパルスが存在している。第3のワー
ドは、入力信号が「010」で、変調信号の第3ビット
cにパルスが存在している。同様に、第4のワードは、
入力信号が「011」で、変調信号の第4ビットdにパ
ルスが存在している。第5のワードは、入力信号が「1
00」で、変調信号の第1ビットaと第4ビットdとに
パルスが存在している。第6のワードは、入力信号が
「101」で、変調信号の第2ビットbと第3ビットc
とにパルスが存在している。第7のワードは、入力信号
が「110」で、変調信号の第1ビットaと第3ビット
cとにパルスが存在している。第8のワードは、入力信
号が「111」で、変調信号の第2ビットbと第4ビッ
トdとにパルスが存在している。
【0038】次に、図3は、本発明の変復調方法による
第2のタイミングチャートである。図3では、上述した
図2に示す第1のワードと第4のワードとが連続した場
合における変調信号の波形を示している。図3におい
て、変調信号は、第1のワードの第1ビットaと、第4
のワードの第4ビットdとにパルスが存在している。こ
の場合、パルスの無いビットは、第1のワードの第2ビ
ットbから、第4のワードの第3ビットcまでの6ビッ
トに連続して存在している。本発明の変復調方式の場
合、パルスの無いビットが連続するのは、図3に示す例
の6ビットが最大である。これは、4PPM方式の場合
と同じである。
【0039】次に、図4は、本発明の変復調方法による
第3のタイミングチャートである。図4では、上述した
図2に示す第4のワード、第5のワード、第7のワード
および第6のワードが連続した場合における変調信号の
波形を示している。図4において、変調信号は、第4の
ワードの第4ビットdと、第5のワードの第1ビットa
とにパルスが2ビット連続して存在している。また、第
5のワードの第4ビットdと、第7のワードの第1ビッ
トaとにパルスが2ビット連続して存在している。ま
た、第6のワードの第2ビットbと、同ワードの第3ビ
ットcとにパルスが2ビット連続して存在している。本
発明の変復調方法の場合、変調信号にパルスが2ビット
連続する例は他にも存在するが、パルスの連続するビッ
トは2ビットが最大である。これは、4PPM方式の場
合と同じである。
【0040】B.実施例の構成(変調回路) 図5は、本発明の変復調方法による送信側の変調回路の
一構成例を示す回路図でる。図5において、200
は、3ビットシリアルパラレル変換、201はデコー
ダ、202は4ビットパラレルシリアル変換である。1
0−1は、入力信号であり、3ビットシリアルパラレル
変換200のデータ入力に供給され、11−1は、クロ
ック入力であり、3ビットシリアルパラレル変換200
のクロック入力に供給されている。12−1は、変調ク
ロックであり、4ビットパラレルシリアル変換202の
クロック入力に供給され、13−1は変調信号であり、
4ビットパラレルシリアル変換202のデータ出力から
出力されている。
【0041】デコーダ201の第1、第2、第3の入力
は、それぞれ3ビットシリアルパラレル変換200の第
1、第2、第3のデータ出力と接続されている。デコー
ダ201の第1、第2、第3、第4の出力は、それぞれ
4ビットパラレルシリアル変換202の第1、第2、第
3、第4のデータ入力と接続されている。
【0042】次に、図6は、上述したデコーダ201の
構成を示す回路図である。図6において、デコーダ20
1は、第1の入力ID0、第2の入力ID1、第3の入
力ID2と、第1の出力OD0、第2の出力OD1、第
3の出力OD2、第4の出力OD3と、インバータ30
0、301、302と、AND400、401、40
2、403、404、405、406、407と、OR
500、501、502、503とで構成されている。
【0043】上記インバータ300の入力は、第1の入
力ID0と接続され、インバータ301の入力は、第2
の入力ID1と接続され、インバータ302の入力は、
第3の入力ID2と接続されている。また、AND40
0の入力は、インバータ300の出力、インバータ30
1の出力および第3の入力ID2と接続されている。A
ND401の入力は、第1の入力ID0と第2の入力I
D1と接続され、AND402の入力は、第1の入力I
D0、インバータ301の出力および第3の入力ID2
と接続されている。AND403の入力は、インバータ
300の出力と、第2の入力ID1と接続され、AND
404の入力は、第1の入力ID0と、インバータ30
1の出力と接続されている。AND405の入力は、第
1の入力ID0と、第3の入力ID2と接続され、AN
D406の入力は、インバータ300の出力と、第3の
入力ID2と接続されている。
【0044】また、AND407の入力は、インバータ
300の出力と、インバータ301の出力と接続されて
いる。OR500の入力は、AND400の出力と、A
ND401の出力と接続され、OR501の入力は、A
ND402の出力と、AND403の出力と接続されて
いる。OR502の入力は、AND404の出力と、A
ND405の出力とに接続されている。OR503の入
力は、AND406の出力と、AND407の出力とに
接続されている。第1の出力OD0は、OR500の出
力と接続され、第2の出力OD1は、OR501の出力
と接続されている。第3の出力OD2は、OR502の
出力と接続され、第4の出力OD3は、OR503の出
力と接続されている。
【0045】C.送信側の変調回路の動作 次に、上述した送信側の変調回路による動作について説
明する。3ビットシリアルパラレル変換200は、入力
クロック11−1に同期して、入力信号10−1から3
ビットのシリアルデータ「000」を取り込んだ場合に
は、第1の出力に「0」、第2の出力に「0」、第3の
出力に「0」を出力する。デコーダ201は、上記3ビ
ットシリアルパラレル変換200の出力を受けて、第1
の出力OD0に「0」、第2の出力OD1に「0」、第
3の出力OD2に「0」、第4の出力OD3に「1」を
出力する。4ビットパラレルシリアル変換202は、上
記デコーダ201の出力をデータ入力にパラレルの取り
込み、変調クロック12−1に同期して、第4のデータ
入力、第3のデータ入力、第2のデータ入力、第1のデ
ータ入力の順番に、変調信号13−1としてシリアルに
出力する。すなわち、変調信号13−1には、4ビット
シリアルデータ「1000」が出力される。この動作
は、前述した図2において、第1のワード変調を示して
いる。
【0046】同様に、3ビットシリアルパラレル変換2
00が、入力信号10−1から3ビットのシリアルデー
タ「001」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「1」、第2の出力に「0」、第3の出力に「0」を出
力する。デコーダ201は、第1の出力OD0に
「0」、第2の出力OD1に「0」、第3の出力OD2
に「1」、第4の出力OD3に「0」を出力する。すな
わち、変調信号13−1には、4ビットシリアルデータ
「0100」が出力される。この動作は、前述した図2
において、第2のワードの変調を示している。
【0047】同様に、3ビットシリアルパラレル変換2
00が、入力信号10−1から3ビットのシリアルデー
タ「010」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「0」、第2の出力に「1」、第3の出力に「0」を出
力する。デコーダ201は、第1の出力OD0に
「0」、第2の出力OD1に「1」、第3の出力OD2
に「0」、第4の出力OD3に「0」を出力する。すな
わち、変調信号13−1には、4ビットシリアルデータ
「0010」が出力される。この動作は、前述した図2
において、第3のワードの変調を示している。
【0048】同様に、3ビットシリアルパラレル変換2
00が、入力信号10−1から3ビットのシリアルデー
タ「011」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「1」、第2の出力に「1」、第3の出力に「0」を出
力する。デコーダ201は、第1の出力OD0に
「1」、第2の出力OD1に「0」、第3の出力OD2
に「0」、第4の出力OD3に「0」を出力する。すな
わち、変調信号13−1には、4ビットシリアルデータ
「0001」が出力される。この動作は、前述した図2
において、第4のワードの変調を示している。
【0049】同様に、3ビットシリアルパラレル変換2
00が、入力信号10−1から3ビットのシリアルデー
タ「100」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「0」、第2の出力に「0」、第3の出力に「1」を出
力する。デコーダ201は、第1の出力OD0に
「1」、第2の出力OD1に「0」、第3の出力OD2
に「0」、第4の出力OD3に「1」を出力する。すな
わち、変調信号13−1には、4ビットシリアルデータ
「1001」が出力される。この動作は、前述した図2
において、第5のワードの変調を示している。
【0050】同様に、3ビットシリアルパラレル変換2
00が、入力信号10−1から3ビットのシリアルデー
タ「101」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「1」、第2の出力に「0」、第3の出力に「1」を出
力する。デコーダ201は、第1の出力OD0に
「0」、第2の出力OD1に「1」、第3の出力OD2
に「1」、第4の出力OD3に「0」を出力する。すな
わち、変調信号13−1には、4ビットシリアルデータ
「0110」が出力される。この動作は、前述した図2
において、第6のワードの変調を示している。
【0051】同様に、3ビットシリアルパラレル変換2
00が、入力信号10−1から3ビットのシリアルデー
タ「110」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「0」、第2の出力に「1」、第3の出力に「1」を出
力する。デコーダ201は、第1の出力OD0に
「0」、第2の出力OD1に「1」、第3の出力OD2
に「0」、第4の出力OD3に「1」を出力する。すな
わち、変調信号13−1には、4ビットシリアルデータ
「1010」が出力される。この動作は、前述した図2
において、第7のワードの変調を示している。
【0052】同様に、3ビットシリアルパラレル変換2
00が、入力信号10−1から3ビットのシリアルデー
タ「111」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「1」、第2の出力に「1」、第3の出力に「1」を出
力する。デコーダ201は、第1の出力OD0に
「1」、第2の出力OD1に「0」、第3の出力OD2
に「1」、第4の出力OD3に「0」を出力する。すな
わち、変調信号13−1には、4ビットシリアルデータ
「0101」が出力される。この動作は、前述した図2
において、第8のワードの変調を示している。
【0053】D.実施例の構成(復調回路) 次に、図7は、本発明の変復調方法による受信側の復調
回路の一構成例を示す回路図である。図7において、2
03は4ビットシリアルパラレル変換、204はエンコ
ーダ、205は3ビットパラレルシリアル変換である。
13−2は、変調信号であり、4ビットシリアルパラレ
ル変換203のデータ入力に供給され、12−2は、変
調クロックであり、4ビットシリアルパラレル変換20
3のクロック入力に供給されている。11−2は、入力
クロックであり、3ビットパラレルシリアル変換205
のクロック入力に供給され、10−2は、出力信号であ
り、3ビットパラレルシリアル変換205のデータ出力
から出力されている。
【0054】エンコーダ204の第1、第2、第3、第
4の入力は、それぞれ4ビットシリアルパラレル変換2
03の第1、第2、第3、第4のデータ出力と接続され
ている。エンコーダ204の第1、第2、第3の出力
は、それぞれ3ビットパラレルシリアル変換205の第
1、第2、第3のデータ入力と接続されている。
【0055】図8は、上記エンコーダ204の構成を示
す回路図である。図8において、エンコーダ204は、
第1の入力IE0、第2の入力IE1、第3の入力IE
2の、第4の入力IE3と、第1の出力OE0、第2の
出力OE1、第3の出力OE2と、インバータ303、
304と、AND408、409、410、411、4
12、413、414、415と、OR504、50
5、506とで構成されている。
【0056】インバータ303の入力は、第3の入力I
E2と接続され、インバータ304の入力は、第4の入
力IE3と接続されている。AND408の入力は、第
1の入力IE0とインバータ304の出力とに接続され
ている。AND409の入力は、第3の入力IE2とイ
ンバータ304の出力とに接続されている。AND41
0の入力は、第1の入力IE0とインバータ304の出
力とに接続されている。AND411の入力は、第2の
入力IE1とインバータ303の出力とに接続されてい
る。AND412の入力は、第1の入力IE0と第3の
入力IE2とに接続されている。
【0057】AND413の入力は、第1の入力IE0
と第4の入力IE3とに接続されている。AND414
の入力は、第2の入力IE1と第3の入力IE2とに接
続されている。AND415の入力は、第2の入力IE
1と第4の入力1E3とに接続されている。OR504
の入力は、AND408の出力とAND409の出力と
に接続されている。OR505の入力は、AND410
の出力とAND411の出力とに接続されている。OR
506の入力は、AND412の出力、AND413の
出力、AND414の出力およびAND415の出力に
接続されている。第1の出力OE0は、OR504の出
力に接続されている。第2の出力OE1は、OR505
の出力に接続されている。第3の出力OE2は、OR5
06の出力に接続されている。
【0058】E.受信側の復調回路の動作 次に、上述した受信側の復調回路による動作について説
明する。4ビットシリアルパラレル変換203は、変調
クロック12−2に同期して、変調信号13−2から4
ビットのシリアルデータ「1000」を取り込んだ場合
には、第1の出力に「0」、第2の出力に「0」、第3
の出力に「0」、第4の出力に「1」を出力する。エン
コーダ204は、4ビットシリアルパラレル変換203
の出力を受けて、第1の出力OE0に「0」、第2の出
力OE1に「0」、第3の出力OE2に「0」を出力す
る。パラレルシリアル変換205は、エンコーダ204
の出力をデータ入力にパラレルに取り込み、入力クロッ
ク11−2に同期して、第3のデータ入力、第2のデー
タ入力、第1のデータ入力を順番に出力信号10−2と
してシリアルに出力する。すなわち、出力信号10−2
には、3ビットシリアルデータ「000」が出力され
る。この動作は、前述した図2において、第1のワード
の復調を示している。
【0059】同様に、4ビットシリアルパラレル変換2
03が、変調信号13−2から4ビットのシリアルデー
タ「0100」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「0」、第2の出力に「0」、第3の出力に「1」、第
4の出力に「0」を出力する。エンコーダ204は、第
1の出力OE0に「1」、第2の出力OE1に「0」、
第3の出力OE2に「0」を出力する。すなわち、出力
信号10−2には、3ビットシリアルデータ「001」
が出力される。この動作は、前述した図2において、第
2のワードの復調を示している。
【0060】同様に、4ビットシリアルパラレル変換2
03が、変調信号13−2から4ビットのシリアルデー
タ「0010」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「0」、第2の出力に「1」、第3の出力に「0」、第
4の出力に「0」を出力する。エンコーダ204は、第
1の出力OE0に「0」、第2の出力OE1に「1」、
第3の出力OE2に「0」を出力する。すなわち、出力
信号10−2には、3ビットシリアルデータ「010」
が出力される。この動作は、前述した図2において、第
3のワードの復調を示している。
【0061】同様に、4ビットシリアルパラレル変換2
03が、変調信号13−2から4ビットのシリアルデー
タ「0001」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「1」、第2の出力に「0」、第3の出力に「0」、第
4の出力に「0」を出力する。エンコーダ204は、第
1の出力OE0に「1」、第2の出力OE1に「1」、
第3の出力OE2に「0」を出力する。すなわち、出力
信号10−2には、3ビットシリアルデータ「011」
が出力される。この動作は、前述した図2において、第
4のワードの復調を示している。
【0062】同様に、4ビットシリアルパラレル変換2
03が、変調信号13−2から4ビットのシリアルデー
タ「1001」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「1」、第2の出力に「0」、第3の出力に「0」、第
4の出力に「1」を出力する。エンコーダ204は、第
1の出力OE0に「0」、第2の出力OE1に「0」、
第3の出力OE2に「1」を出力する。すなわち、出力
信号10−2には、3ビットシリアルデータ「100」
が出力される。この動作は、前述した図2において、第
5のワードの復調を示している。
【0063】同様に、4ビットシリアルパラレル変換2
03が、変調信号13−2から4ビットのシリアルデー
タ「0110」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「0」、第2の出力に「1」、第3の出力に「1」、第
4の出力に「0」を出力する。エンコーダ204は、第
1の出力OE0に「1」、第2の出力OE1に「0」、
第3の出力OE2に「1」を出力する。すなわち、出力
信号10−2には、3ビットシリアルデータ「101」
が出力される。この動作は、前述した図2において、第
6のワードの復調を示している。
【0064】同様に、4ビットシリアルパラレル変換2
03が、変調信号13−2から4ビットのシリアルデー
タ「1010」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「0」、第2の出力に「1」、第3の出力に「0」、第
4の出力に「1」を出力する。エンコーダ204は、第
1の出力OE0に「0」、第2の出力OE1に「1」、
第3の出力OE2に「1」を出力する。すなわち、出力
信号10−2には、3ビットシリアルデータ「110」
が出力される。この動作は、前述した図2において、第
7のワードの復調を示している。
【0065】同様に、4ビットシリアルパラレル変換2
03が、変調信号13−2から4ビットのシリアルデー
タ「0101」を取り込んだ場合には、第1の出力に
「1」、第2の出力に「0」、第3の出力に「1」、第
4の出力に「0」を出力する。エンコーダ204は、第
1の出力OE0に「1」、第2の出力OE1に「1」、
第3の出力OE2に「1」を出力する。すなわち、出力
信号10−2には、3ビットシリアルデータ「111」
が出力される。この動作は、前述した図2において、第
8のワードの復調を示している。
【0066】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、入力信号のnビット(3ビット)を(n+1)ビッ
ト(4ビット)に変調して転送するため、nビット(3
ビット)未満の入力信号を(n+1)ビット(4ビッ
ト)に変調する方法に比べ、データ転送速度を向上する
ことができるという利点がある。例えば、変調クロック
の周波数が8MHzの場合、入力クロックの周波数は6
MHz、データ転送速度は6Mbpsとなる。つまり、
同じ変調クロックの周波数で、入力クロックの周波数が
4MHzの場合に対して、データ転送速度を1.5倍に
できる。また、本発明によれば、連続パルスの存在する
ビット数は最大2ビットであり、連続パルスの存在しな
いビット数は最大6ビットである。これは、4PPM方
式と同じ特性である。つまり、赤外線通信を、本発明の
変復調方法で行った場合でも、従来の4PPM方式で使
用していた、赤外線発光ダイオードの応答特性と同一の
ものを使うことができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の入力信号と変調信号の対応を示す概
念図である。
【図2】 本発明の第1のタイミングチャートである。
【図3】 本発明の第2のタイミンクチャートである。
【図4】 本発明の第3のタイミンクチャートである。
【図5】 本発明の変調回路の一構成例を示す回路図で
ある。
【図6】 本発明の変調回路のデコーダの構成を示す回
路図である。
【図7】 本発明の復調回路の一構成例を示す回路図で
ある。
【図8】 本発明の復調回路のデコーダの構成を示す回
路図である。
【図9】 従来の入力信号と変調信号の対応を示す概念
図である。
【図10】 従来の第1のタイミングチャートである。
【図11】 従来の第2のタイミングチャートである。
【図12】 従来の第3のタイミングチャートである。
【図13】 従来の変調回路の一構成例を示す回路図で
ある。
【図14】 従来の復調回路の一構成例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
10−1、10−3 入力信号 10−2、10−4 出力信号 11−1〜11−4 入力クロック 12−1〜12−4 変調クロック 13−1〜13−4 変調信号 200 3ビットシリアルパラレル変換(第1の変換手
段) 201 デコーダ(変調手段) 202 4ビットパラレルシリアル変換(第1の出力手
段) 203 4ビットシリアルパラレル変換(第2の変換手
段) 204 エンコーダ(復調手段) 205 3ビットパラレルシリアル変換(第2の出力手
段) 250 2ビットシリアルパラレル変換 251 デコーダ 252 4ビットパラレルシリアル変換 253 4ビットシリアルパラレル変換 254 エンコーダ 255 2ビットパラレルシリアル変換 300〜304 インバータ 351〜352 インバータ 400〜415 AND 451〜454 AND 500〜506 OR 551〜552 OR ID0〜ID2 入力 OD0〜OD3 出力 IE0〜IE3 入力 OE0〜OE2 出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−186049(JP,A) 特開 平2−2768(JP,A) 特開 昭63−138838(JP,A) 特公 昭42−3523(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 25/00 H03M 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側で、入力信号を、該入力信号のビ
    ット数よりも多い一定ビット数からなるワードにより構
    成し、前記ワード中におけるパルスの存在する位置が前
    記入力信号のパターンによって異なる変調信号列に変換
    して受信側に送出する赤外線通信装置における変復調
    において、 前記送信側は、入力信号をnビット単位の信号列にまと
    めた後、該nビットの信号列を、「0」と「1」の2値
    からなるnビットの信号列の全組み合わせである2 n
    類の信号に対し、1対1で対応する(n+1)ビットを
    1ワードとする変調信号列に変換し、該変換の際、前記
    n 種類の変調信号列を、該信号列がいかなる順番に並
    んでも「1」の信号値が連続することが最大2つまで、
    かつ、「0」の信号値が連続することが6つまでとなる
    ように変調し、1ビットずつ送出し、 前記受信側は、1ビットずつ受信した信号列を、(n+
    1)ビット単位の信号列にまとめた後、該(n+1)ビ
    ットの信号を変調前のnビットの信号列に復調し、1ビ
    ットずつ送出することを特徴とする変復調方法
  2. 【請求項2】 前記nは、3ビットであり、 前記変調信号列は、(n+1)=4ビットであり、「1
    000」、「0100」、「0010」、「000
    1」、「1001」、「0110」、「1010」、
    「0101」の組み合わせからなることを特徴とする請
    求項1記載の変復調方法
  3. 【請求項3】 送信側で、入力信号を該入力信号のビッ
    ト数よりも多い一定ビット数からなるワードにより構成
    し、前記ワード中におけるパルスの存在する位置が前記
    入力信号のパターンによって異なる変調信号列に変換し
    て受信側に送出する赤外線通信装置において、 前記送信側は、 前記入力信号をnビット単位の信号列に変換する第1の
    変換手段と、 前記変換手段によって変換されたnビットの信号列を、
    「0」と「1」の2値からなるnビットの信号列の全組
    み合わせである2 n 種類の信号に対し、1対1 で対応す
    る(n+1)ビットを1ワードとする変調信号列に変換
    し、該変換の際、前記2 n 種類の変調信号列を、該信号
    列がいかなる順番に並んでも「1」の信号値が連続する
    ことが最大2つまで、かつ、「0」の信号値が連続する
    ことが6つまでとなるように変調する変調手段と、 前記変調手段によって変調された、(n+1)ビットを
    1ワードとする変調信号列を1ビット単位で送出する第
    1の出力手段とを具備することを特徴とする変復調装
    置。
  4. 【請求項4】 前記受信側は、 前記送信側の前記第1の出力手段から1ビット単位で送
    出された信号を(n+1)ビット単位の信号列に変換す
    る第2の変換手段と、 前記第2の変換手段によって変換された(n+1)ビッ
    トの信号列を変調前のnビット構成の信号列に復調する
    復調手段と、 前記復調手段によって復調されたnビットの信号を1ビ
    ット単位で送出する第2の出力手段とを具備することを
    特徴とする請求項3記載の変復調装置。
  5. 【請求項5】 前記nは、3ビットであり、 前記変調信号は、(n+1)=4ビットであり、「10
    00」、「0100」、「0010」、「0001」、
    「1001」、「0110」、「1010」、「010
    1」の組み合わせからなることを特徴とする請求項3
    たは4に記載の変復調装置。
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