JP3080134U - 天然ムートン付き掛布団 - Google Patents

天然ムートン付き掛布団

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JP3080134U
JP3080134U JP2001001190U JP2001001190U JP3080134U JP 3080134 U JP3080134 U JP 3080134U JP 2001001190 U JP2001001190 U JP 2001001190U JP 2001001190 U JP2001001190 U JP 2001001190U JP 3080134 U JP3080134 U JP 3080134U
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JP2001001190U
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秀 片山
博介 宝田
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株式会社ケイ・エム・ジー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然ムートン毛布と布団カバーとの間が着脱
自在であること、掛布団のほこりが出ない密閉構造であ
ること、使用者の身体形状に沿ってフィットして保温性
があること、使用者に違和感を与えないこと等を満足す
る天然ムートン付き掛布団を提供する。 【解決手段】 掛布団40を収納した袋状の布団カバー
30と、布団カバー30と大略重なり合う形状の天然ム
ートン毛布20とを備え、布団カバー30及び天然ムー
トン毛布20のそれぞれの周縁部において、両者を着脱
自在に結合する結合部材28,36が離間配置されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、天然ムートンを備えた掛布団に関し、詳細には、羽毛布団やポリエ ステル布団や綿布団等の掛布団が収納された掛布団カバーと、掛布団カバーに対 して着脱自在の天然ムートン毛布とを一体化してなる天然ムートン付き掛布団に 関する。
【0002】
【従来の技術】
保温性及び吸湿性が優れた天然ムートン上カバーと下カバーとによって袋状カ バーを作り出し、その内部に布団等を収納した天然ムートンカバーが、実用新案 登録第3063412号公報に開示されている。この天然ムートンカバーの全周 縁には、ファスナーが配設されている。
【0003】 このファスナーによって、就寝中の寝返りで天然ムートン上カバーが下カバー からずれないように、天然ムートン上カバーと下カバーとが一体化されている。 そして、ファスナーによって、天然ムートン上カバーと下カバーとが密閉的に結 合されており、布団のホコリが外部に出にくくなっている。
【0004】 また、天然ムートンカバーは、毛皮層及び皮革層の積層構造をした天然ムート ン上カバーと綿製下カバーとからなる複合材料であり、両者を別々に洗濯する必 要がある。したがって、ファスナーによって、天然ムートン上カバーを下カバー から容易に分離して洗濯することができる。
【0005】 上記天然ムートンカバーでは、ファスナーによって天然ムートン上カバーと下 カバーとの密閉的な結合構造が作り出されている。しかしながら、ファスナーは 、一般に、変形しにくく、柔軟性が乏しい。したがって、ファスナー付の天然ム ートンカバーを掛布団として用いると、使用者の身体形状(特に、首部や肩部) に沿ってフィットせずに、天然ムートンカバーと身体との間に隙間ができてしま う。すなわち、天然ムートンカバーを用いた掛布団では、天然ムートンの優れた 保温性を十分に生かすことができていない。
【0006】 また、カバーの全周縁に形成されたファスナーが使用者の襟元にも存在するの で、襟元ファスナーの存在が使用者に違和感を与える。
【0007】 また、天然ムートン上カバー及び下カバーの全周縁にファスナーを配設するた めのコストも高いという問題もある。
【0008】 なお、上記構造の天然ムートンカバーにおいて、ファスナーの代りに、ホック を使用することも考えられるが、天然ムートン上カバーと下カバーとを密閉的に 結合するためには、非常に多くのホックを隙間なく配設する必要があり、現実的 ではない。
【0009】 以上説明したように、ファスナーを用いた天然ムートンカバーには、天然ムー トン上カバーと綿製下カバーとを分離して別々に洗濯可能であること、及び、密 閉構造のために掛布団のほこりが外部に出ないで衛生的であること等の利点を有 する。しかしながら、天然ムートンカバーを掛布団として用いると、使用者の身 体の形状(特に、首部や肩部)に沿ってフィットしないために保温性が損なわれ ること、及び、使用者に違和感を与えること等の問題がある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案の解決すべき技術的課題は、天然ムートン毛布と布団カバ ーとの間が着脱自在であること、掛布団のほこりが出ない密閉構造であること、 使用者の身体形状に沿ってフィットして保温性があること、使用者に違和感を与 えないこと等を満足する天然ムートン付き掛布団を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記技術的課題を解決するために、本考案によれば、以下の天然ムートン付き 掛布団が提供される。
【0012】 すなわち、本考案の天然ムートン付き掛布団は、掛布団が出し入れ自在に収納 された袋状の布団カバーと、布団カバーと大略重なり合う形状の天然ムートン毛 布とを備え、布団カバー及び天然ムートン毛布のそれぞれの周縁部において、両 者を着脱自在に結合する結合部材が離間配置されていることを特徴とする。
【0013】 上記天然ムートン付き掛布団においては、天然ムートン毛布によって優れた保 温性が得られるとともに、布団カバーの中に収納される掛布団の種類によって掛 布団全体の保温性や重さを調節することができる。そして、布団カバーが袋状の 密閉構造であるので、掛布団のほこりが出てくることがない。天然ムートン毛布 及び布団カバーのそれぞれの外縁部に離間配置された結合部材同士の結着によっ て、天然ムートン毛布が布団カバーと一体化されて、天然ムートン毛布が布団カ バーからずれることが防止される。また、結合部材の脱離により、天然ムートン 毛布が布団カバーから簡単に取り外されて、天然ムートン毛布と布団カバーとを 別々に洗濯することができる。
【0014】 そして、天然ムートン毛布と布団カバーとを結合する結合部材が、布団カバー 及び天然ムートン毛布のそれぞれの周縁部に離間配置されているので、天然ムー トン付き掛布団が使用者の身体形状(特に、首部や肩部)に沿ってフィットする ために保温性が保たれるとともに、使用者に違和感を与えることがない。
【0015】 天然ムートン毛布は、全面が天然ムートン毛で覆われた一枚物でもよいが、複 数個の天然ムートン片と非ムートン片とをつなぎ合わせて、全体としてシート状 に加工したものが好ましい。天然ムートン片と非ムートン片とをつなぎ合わせた いわゆるパッチワーク物は、1枚物の天然ムートンシートより安価となることに 加えて、使用者の身体の形状(特に、首部や肩部)に沿ってフィットしやすくな る。
【0016】 結合部材は、いわゆるマジックテープや金属ホック等も使用することができる が、好ましくは、ポリアセタール樹脂等の対薬品性・自己潤滑性・耐熱性等が優 れたプラスチック製ホックである。プラスチック製ホックは、金属製ホックと違 って、洗濯やドライクリーニングを行なっても錆びることがなく、また、軽くて ソフトで暖かな肌ざわりを与える。
【0017】 好ましくは、布団カバーの周縁部に、結合部材同志の脱着を補強するための補 強布地が配置される。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の一実施形態に係る天然ムートン付き掛布団について、図1, 2,3及び4を参照して詳細に説明する。
【0019】 本考案の天然ムートン付き掛布団10は、図1に示すように、天然ムートン毛 布20と布団カバー30とからなり、詳細には、図2及び3に示すように、長方 形をした布団カバー30と、布団カバー30内に収納された掛布団40と、布団 カバー30に重なり合って且つ一回り大きめの長方形の天然ムートン毛布20と 、布団カバー30及び天然ムートン毛布20のそれぞれには結合部材としてのホ ック28,36とを有する。
【0020】 天然ムートン毛布20は、保温性の優れた天然ムートン毛のムートン部24と 天然ムートン毛の無い皮革地の非ムートン部26とを交互に幾つかつなぎ合わせ て、シート状に加工したものに裏地22を縫着したものである。ムートン部24 と非ムートン部26とを交互につなぎ合わせたパッチワーク物とすることによっ て、天然ムートン毛布20の軽量化及び身体フィット性が達成される。すなわち 、天然ムートン毛が非常に保温性に優れているので、天然ムートン毛が部分的に 無くても、全面が天然ムートン毛で覆われている場合と比較して、保温性に大差 がない。また、天然ムートン毛布20が、使用者の身体形状、特に襟元(首部や 肩部)に沿ってフィットするので、使用者の襟元からの熱の流出を遮断すること ができる。また、図3に示すように、結合部材としての毛布側ホック28が、複 数個、所定の間隔をあけて、裏地22に固着されている。
【0021】 布団カバー30は、綿、化学繊維、絹等の袋状の布地カバー32からなり、フ ァスナー34が長方形の1つの長辺に取り付けられている。図3に示すように、 天然ムートン毛布20側の布地の内側の全周縁には、補強布地38が縫い付けら れている。結合部材としての複数個のカバー側ホック36が、上記の毛布側ホッ ク28に対応する位置に、補強布地38と布団カバー30の布地とに固着されて いる。そして、布団カバー30には、ファスナー34を開閉することにより、羽 毛布団、ポリエステル布団、綿布団等の種々の掛布団40を自在に出し入れする ことができる。すなわち、掛布団40を密閉状態で収納したり、洗濯のために取 出したりすることができる。
【0022】 結合部材としての毛布側ホック28及びカバー側ホック36は、それぞれ、対 薬品性・自己潤滑性・耐熱性等が優れているプラスチック製ホックである。ここ で、特に好ましいプラスチック製ホックは、ポリアセタール樹脂からなるサンテ ナック(商標)である。このホック28,36は、取り付け用穴開けが不要であ り、布地を打ち抜くことによって簡単に取り付けることができる。そして、金属 製ホックと違って、洗濯やドライクリーニングを行なっても錆びることがなく、 また、軽くてソフトで暖かな肌ざわりを与える。そして、特に、羽毛のような軽 くて膨らみのある素材を布団カバー30に入れたときには、ふっくらとした風合 いを与える。
【0023】 次に、上述の構成の天然ムートン付き掛布団10の使用方法について説明する 。
【0024】 四季あるいは使用者の好みに応じて、羽毛布団、ポリエステル布団、綿布団等 の中から所望の掛布団40が選択される。掛布団40は、ファスナー34を開け て、布団カバー30に入れたあと、ファスナー34を閉じて、布団カバー30に 密閉状態で収納される。掛布団40の収納された布団カバー30は、毛布側ホッ ク28とそれに対応するカバー側ホック36とを係着させることによって、天然 ムートン毛布20と重なり合うように取り付けられ、天然ムートン付き掛布団1 0が完成する。
【0025】 図4のように、敷布団50の上に使用者及び天然ムートン付き掛布団10の順 で配置される。このとき、毛布側ホック28及びカバー側ホック36が、布団カ バー30及び天然ムートン毛布20のそれぞれの周縁部に離間配置されているの で、天然ムートン付き掛布団10の全体が使用者の身体形状(特に、首部や肩部 )に沿ってよくフィットして、使用者の襟元から熱が流出することが防止され、 且つ、使用者に違和感を与えることがない。さらに、天然ムートン毛布20及び 布団カバー30が一体化されているので、使用者の寝返りによって、掛布団40 の収納された布団カバー30が天然ムートン毛布20からずれてしまうことが防 止される。
【0026】 上記の天然ムートン付き掛布団10から掛布団40を取り出して天然ムートン 付き掛布団10を洗濯するには、上記と反対の作業を行う。すなわち、まず、毛 布側ホック28及びカバー側ホック36で係着している天然ムートン毛布20を 布団カバー30から脱離する。次に、ファスナー34を開けて、その中に収納さ れた掛布団40を布団カバー30の中から取り出す。天然ムートン毛布20は、 天然ムートンという特殊な素材からできているので、専門のクリーニング業者で 洗濯してもらう。一方、布団カバー30は、綿、化学繊維、絹等の家庭で洗濯で きる素材からできているので、家庭で洗濯することができる。したがって、上記 天然ムートン付き掛布団10は、異なった素材からできた天然ムートン毛布20 と布団カバー30とを完全に分離したあと、それぞれの素材に適した洗濯方法で 別々に洗濯することができるので、各素材を傷めることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係る天然ムートン付き
掛布団の斜視図である。
【図2】 図1に示した天然ムートン付き掛布団の分解
斜視図である。
【図3】 図1の天然ムートン付き掛布団を線3−3に
沿って切断した断面図である。
【図4】 本考案の一実施形態に係る天然ムートン付き
掛布団の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 天然ムートン付き掛布団 20 天然ムートン毛布 22 裏地 24 ムートン部 26 非ムートン部 28 毛布側ホック 30 布団カバー 32 カバー 34 ファスナー 36 カバー側ホック 38 補強布地 40 掛布団 50 敷布団

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掛布団(40)が出し入れ自在に収納さ
    れた袋状の布団カバー(30)と、布団カバー(30)
    と大略重なり合う形状の天然ムートン毛布(20)とを
    備え、 前記布団カバー(30)及び前記天然ムートン毛布(2
    0)のそれぞれの周縁部において、両者を着脱自在に結
    合する結合部材(28,36)が離間配置されているこ
    とを特徴とする天然ムートン付き掛布団。
  2. 【請求項2】 前記天然ムートン毛布(20)は、複数
    個の天然ムートン片と非ムートン片とをつなぎ合わせ
    て、全体としてシート状に加工してなることを特徴とす
    る、請求項1記載の天然ムートン付き掛布団。
  3. 【請求項3】 前記結合部材(40)は、プラスチック
    製ホックであることを特徴とする、請求項1記載の天然
    ムートン付き掛布団。
  4. 【請求項4】 前記布団カバー(30)の周縁部には、
    前記結合部材(28,36)の間の脱着を補強するため
    の補強布地(38)が配置されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の天然ムートン付き掛布団。
JP2001001190U 2001-03-08 2001-03-08 天然ムートン付き掛布団 Expired - Lifetime JP3080134U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07257491A (ja) * 1994-03-22 1995-10-09 Koito Ind Ltd 衝撃エネルギーを吸収する座席の脚構造
JP2012011083A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 France Bed Co Ltd 掛け布団セット

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