JP3060410B2 - ピローケース付きシーツ - Google Patents

ピローケース付きシーツ

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JP3060410B2
JP3060410B2 JP10336051A JP33605198A JP3060410B2 JP 3060410 B2 JP3060410 B2 JP 3060410B2 JP 10336051 A JP10336051 A JP 10336051A JP 33605198 A JP33605198 A JP 33605198A JP 3060410 B2 JP3060410 B2 JP 3060410B2
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pillow case
sheets
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Inventor
淑和 小川
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共栄商事株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ふとんやベッド
等の寝床の上を全体的に被うシーツに関し、特には、子
供用のふとんに有効に利用することができる技術に関す
る。
【0002】
【発明の背景】一般に、安眠のためには、寝る場所とな
り、寝る人の体全体を支える寝床が大切であることは勿
論のこと、その寝床を清潔に保つためのシーツ、また、
寝る人の頭を支えるための枕(ピロー)が大事である。
これは、老若男女を問わず同じであろう。
【0003】また、こうした寝具類においては、ふとん
の上げ下ろしを毎日行うことから分かるように、その取
扱いを容易にすることも大事である。集団生活をするよ
うな場においては、その要求が必ず出てくる。たとえ
ば、幼稚園などで大勢の子供が集団生活をするとき、
「お昼寝の時間」がある。「お昼寝の時間」のはじめに
は、個々の子供が、自分のふとん、枕およびシーツを使
って各自の寝る場を作り、また、「お昼寝の時間」の終
わりには、各自の寝る場を自分で片付ける。
【0004】しかし、子供にとって、ふとん、シーツ、
枕の3つのものを整理しつつ、寝る場を作り片付けるこ
とはなかなか大変な作業である。しかも、その作業を大
勢の仲間が同時に行うため、作業自体もやりにくいであ
ろうし、自分のものと人のものとを間違えることもある
であろう。このような作業を容易にするため、取扱いが
面倒なシーツを省略することも考えられる。しかし、清
潔さおよび衛生の面から、シーツをなくすことは好まし
くない。また、たとえば実開昭61−75768号の枕
付きエアマットが示すように、ふとんと枕とを一体にす
ることが考えられる。この考えは、枕の紛失あるいは間
違いをなくす上で有効である反面、枕付きのために、シ
ーツの取扱いが難しくなるという難点を生じてしまう。
【0005】
【発明の解決すべき課題】この発明では、清潔さおよび
衛生の面からシーツを使用することを前提としつつ、そ
のシーツの取扱いをより容易にすることを目的とする。
また、この発明は、たとえ枕の本体を間違えたとして
も、清潔さおよび衛生の面では問題が生じないようにす
ることを他の目的とする。
【0006】
【発明の手段】この発明のシーツは、ふとん等の寝床に
対し、そのシーツを取付けおよび取外し自在に支持する
ためのシーツ保持手段のほか、寝る人の頭に近いシーツ
の上端に、枕本体のカバーとなるピローケースを一体に
備えている。シーツ保持手段は、シーツがふとん等の寝
床の上でずれないようにするためのものであり、それに
は公知のもの、シーツの周縁部に設けたいろいろな止め
具あるいは支持具を適用することができる。たとえば、
ボタンやマジックテープを利用してシーツの端部をふと
んに止めることもできるし、シーツの周縁部に、部分的
あるいは全体にわたって袋状の見返し部分を設け、その
見返し部分をふとんの周縁に引っ掛けるようにすること
もできる。
【0007】一方、特徴部分となるピローケースも、ピ
ローケースそれ自体については、両側面の少なくとも一
方が開口した筒型であり、枕本体を筒の横方向から出し
入れするタイプ、あるいは、軸線方向の両端部(つま
り、両側面)は閉じているが、携帯用のティッシュケー
スと同様に軸線方向に沿う出し入れ口をもつタイプなど
いろいろな形態のものを適用することができる。この発
明では、そうしたピローケースをシーツの上端にシーツ
と一体に設ける点に特徴がある。シーツと一体のピロー
ケースは、シーツと一緒に丸洗いすることができるし、
それを常にシーツと同時に取り扱うことになるため、取
り違えを生じることもなくなる。この点、枕本体を取り
違えることがあっても、シーツと一体のピローケースを
取り違えることは避けることができる。好ましくは、ピ
ローケースをシーツと同じ布材料で作り、さらに、シー
ツの上端の辺部分に縫合するようにすると良い。そうし
たピローケースは、中に枕本体を入れた形態でその縫合
部分を中心にして、シーツの外側からシーツ上、寝る人
の頭が載る部分に重ね合わせるように折り重ねることが
できる。したがって、その折り重ねによって、枕本体つ
まりは枕をふとん上、置くべき所に自動的にセットする
ことができる。
【0008】また、ピローケースについては、枕本体を
中に入れるとき、その枕本体が外から透けて見えるよう
にすると良い。そうすれば、枕本体の色の濃い絵柄が適
度な色合いをもって見る人の目に映る。なお、前記した
子供の集団生活の場で使用するときには、シーツの左右
の両側の辺部分に、隣りに配置する同様のシーツと互い
に連結するための連結手段を設けるようにすることもで
きる。連結集団は、隣り合うふとんをシーツを介して固
定し、多数のふとんを横一列にきれいに整列させた状態
にすることができる。
【0009】
【好適な実施例】図1は、この発明を子供ふとんに用い
るシーツに適用した一実施例を示す斜視図である。この
シーツ10は、本体部分12の大きさがたて120cm
ほどであり、よこは75cmほどである。シーツ10に
は、上下の部分に、袋状の見返し部分21,22があ
る。それらの見返し部分21,22は、幅が30cmほ
どあり、ふとん30の上下の周縁部にかぶせ、それによ
って、シーツ10をふとん30と一体化させることがで
きる。
【0010】さて、シーツ10は、シーツ保持手段とし
ての見返し部分21,22のほか、その上端にピローケ
ース50を備えている。ピローケース50は、枕本体を
入れることができる大きさおよび形状であり、たて25
〜30cm、よこ35〜40cmの長方形状である。ま
た、ピローケース50は、シーツ10の本体部分12と
同じ布材料(綿3、ポリエステル7の割合であり、収縮
性が少なく、しかも、透けて見えるような布材料)から
なり、ここでは、携帯用のティッシュケースと同様に軸
線方向に沿う出し入れ口55をもつタイプである。出し
入れ口55は、シーツ10の本体部分12の上端寄りで
あり、シーツ10(あるいはシーツ本体12)に対する
縫合部15から7〜8cm離れたところに位置する。そ
こで、このピローケース50は、第1に、シーツ10と
常に一体であり、枕本体を取り出すことによって、シー
ツ10とピローケース50とを一緒に丸洗いすることが
できる。また、第2には、ピローケース50の中に枕本
体を入れ、図2に示すように、縫合部15を中心にピロ
ーケース50を反転させることによって、枕本体入りの
ピローケース50を常に所定の枕位置に配置することが
できる。この作業は、子供にとっても非常に簡単であ
る。ここで、図を参照しながら、ピローケース50の出
し入れ口55(すなわち、袋状のピローケース50に対
して枕本体を出し入れするための出し入れ口55)を見
る。ピローケース50の出し入れ口55は、ピローケー
ス50の一面上、縫合部15の部分(縫合部分)に平行
に配置され、その縫合部分に近いピローケース50のケ
ース部分と縫合部分から離れた側のピローケース50の
ケース部分とが互いに重なり合って構成されている。ま
た、出し入れ口55は、ピローケース50をシーツ10
上に折り重ねるとき、ピローケース50とシーツ10と
の間に位置するようになっている。さらにまた、ピロー
ケース50の出し入れ口55を上にして見るとき、縫合
部分から離れた側のピローケース50のケース部分は、
縫合部分に近いピローケース50のケース部分の上に位
置している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 枕の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 シーツ 12 シーツ本体 15 縫合部 21,22 見返し部分(シーツ保持手段) 50 ピローケース 55 出し入れ口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 9/00 - 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝床の上を全体的に被うシーツであり、
    そのシーツを前記寝床に対し取付けおよび取外し自在に
    支持するためのシーツ保持手段のほか、寝る人の頭に近
    いシーツの上端に、枕本体のカバーとなるピローケース
    を一体に備えるものにおいて、次のような特徴を備える
    ピローケース付きシーツ。 A.前記ピローケースは、前記枕本体を中に入れるだけ
    の大きさおよび形状をもつ袋状であり、前記シーツの上
    端の辺部分に縫合され、それによって、その縫合部分を
    中心にして、シーツの外側からシーツ上、寝る人の頭が
    載る部分に重ね合わせるように折り重ねることができる
    ようになっている。 B.前記ピローケースに対し前記枕本体を出し入れする
    ための出し入れ口は、前記ピローケースの一面上、前記
    縫合部分がある側の端辺寄りに配置され、しかも、その
    縫合部分に平行になるように構成されている。 C.前記ピローケースの出し入れ口は、ピローケースを
    シーツ上寝る人の頭が載る部分に折り重ねたとき、ピロ
    ーケースとシーツとの間に位置する。
  2. 【請求項2】 前記出し入れ口は、前記縫合部分に近い
    ピローケースのケース部分と縫合部分から離れた側のピ
    ローケースのケース部分とが互いに重なり合って構成さ
    れており、前記出し入れ口を上にして見るとき、前記縫
    合部分から離れた側のピローケースのケース部分が、前
    記縫合部分に近いピローケースのケース部分の上に位置
    する、請求項1のシーツ。
  3. 【請求項3】 前記ピローケースは、前記枕本体を中に
    入れるとき、その枕本体が外側から透けて見えるように
    なっている、請求項のシーツ。
  4. 【請求項4】 前記シーツは、左右の両側の辺部分に、
    隣りに配置する同様のシーツと互いに連結するための連
    結手段をさらに備える、請求項1〜3のシーツ。
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JP6202299B2 (ja) * 2013-02-20 2017-09-27 学校法人産業医科大学 マットレスシーツ
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