JP3079680B2 - フィルタ内蔵コネクタ - Google Patents

フィルタ内蔵コネクタ

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JP3079680B2
JP3079680B2 JP03248841A JP24884191A JP3079680B2 JP 3079680 B2 JP3079680 B2 JP 3079680B2 JP 03248841 A JP03248841 A JP 03248841A JP 24884191 A JP24884191 A JP 24884191A JP 3079680 B2 JP3079680 B2 JP 3079680B2
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ground plate
housing
connector
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capacitor
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修凡 山上
孝義 岸本
博 松井
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサなどのフィ
ルタを内蔵したフィルタ内蔵コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来の技術について図4を用い
て説明する。
【0003】図4は、従来のフィルタ内蔵コネクタの断
面図である。1は絶縁体からなるハウジング、1aはこ
のハウジング1の内部に設けた基部、2はハウジング1
にインサート成形されたアース板、3はハウジング1の
基部1aにこの基部1aを貫通するように圧入した端
子、3aはこの端子3のソケットコネクタとの接点、4
はコンデンサで、一方の電極がアース板2に接続され、
他方の電極が端子3に接続されている。5は封止樹脂で
この封止樹脂5によりコンデンサ4がハウジング1内に
封止された状態で保持されている。
【0004】以上のように構成されたフィルタ内蔵コネ
クタにおけるコンデンサの半田付け方法として、一般に
は、半田付けしたい箇所に直接熱を与え、半田付けする
といった局部加熱方式が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の半田付け方法によると、コンデンサと端子及びアース
板との半田付け工程において、アース板がかなり加熱さ
れることになり、そのようにして発生した熱はフィルタ
内蔵コネクタのハウジングへ伝わる。
【0006】従って伝わった熱によりハウジングにかな
りの熱収縮が生じ、ハウジングにソリが生じる。そのた
めコンデンサの半田付け部分にはがれが生じ、コンデン
サの電極の有効面積が減少し、コンデンサに不良が生
じ、従ってフィルタ内蔵コネクタとしての不良をもたら
していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、フィルタ内蔵コネクタのアース板からハウジングへ
伝わる熱量を著しく減少させ、ハウジングの熱収縮によ
るソリを抑制し、コンデンサの不良を改善することによ
りフィルタ内蔵コネクタの工程の歩留りを著しく向上さ
せることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のフィルタ内蔵コネクタは、絶縁体からなりか
つ複数の端子を固定した基部を有するハウジングと、こ
のハウジングの基部に前記端子と電気的に絶縁した状態
で固定した非磁性体の第1のアース板と、この第1のア
ース板に対向するように配設するとともに周辺部分のみ
を第1のアース板に接続しかつ前記端子と電気的に絶縁
した状態で配設した磁性体の第2のアース板と、一方の
電極が前記端子に半田付けされ他方の電極が前記第2の
アース板に接続されるコンデンサからなる構成を有して
いる。
【0009】
【作用】この構成により、フィルタ内蔵コネクタのアー
ス板からハウジングへ伝わる熱量を著しく減少させ、ハ
ウジングの熱収縮によるソリを抑制し、コンデンサの不
良を改善することによりフィルタ内蔵コネクタの工程の
歩留りを著しく向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例におけるフィルタ
内蔵コネクタの斜視図、図2、図3はそれぞれ図1にお
けるA−A’線、B−B’線で切断した断面図を示すも
のである。
【0012】図1において、6は絶縁体からなるハウジ
ング、6aはこのハウジング6内のほぼ中央部に設けた
基部である。7は両端に端子7aを備えた環状の第1の
アース板であり、基部6a部分にハウジング6の成型時
にインサート成形により配設されている。また、基部6
aには複数の貫通孔6bが設けられ、それぞれの貫通孔
6bに端子8が圧入されている。
【0013】9は周辺部分に複数の舌片9aを突出させ
て設けた第2のアース板であり、前記第1のアース板7
との間に間隔をあけて対向するように配設され、そして
この第2のアース板9は、舌片9aに対応する箇所にク
リーム半田10が塗布された第1のアース板7に舌片9
a部分で接続されている。ここで、第1のアース板7
は、基部6aにより端子8に対して電気的に絶縁された
状態で配設され、また第2のアース板9は、貫通孔9b
により端子8に対して電気的に絶縁された状態で配設さ
れている。
【0014】11はコンデンサであり、一方の電極が端
子8に半田12により接続され、他方の電極が第2の
ース板9に接続されている。このコンデンサ11を取付
ける時は、第2のアース板9の上面にはあらかじめ予備
半田を塗布し、その面にコンデンサ11のマイナス電極
が接するように置き、さらにコンデンサ11のプラス電
極と端子8とを接続させるためにリング状の半田12を
置く。
【0015】次にそれぞれの半田を溶かし接続させるわ
けであるが、従来の技術で述べた理由により極力ハウジ
ング6に熱がかからないように局部的に加熱する方法が
用いられる。
【0016】13は封止樹脂であり、ハウジング6のコ
ンデンサ11を配置した側に充填され、これによりコン
デンサ11がハウジング6内に封止されている。
【0017】ところで、本発明においては、例えばコン
デンサ11側から局部的に熱風放射させた場合は、半田
12、コンデンサ11、第2のアース板9へと順に熱が
伝わり、第1のアース板7へは第2のアース板9の舌片
9aから局部的に伝わることになり、ハウジング6への
熱の伝わる度合はかなり軽減されることになる。
【0018】また、コンデンサ11と半田付けされる
2のアース板9を磁性体、例えば鉄とし、ハウジング6
に接している第1のアース板7は非磁性体、例えば黄銅
とし、磁気的ヒステリシス損と、うず電流によるジュー
ル熱によって磁性体が発熱するのを利用して半田付けす
る高周波加熱方法を用いれば、発熱体である第2のアー
ス板9から第1のアース板7に熱が伝わるが、第1の
ース板7自身で発熱することはないため、ハウジング6
へ伝わる熱はかなり軽減されることになる。
【0019】すなわち、前記の第1のアース板7と第2
アース板9からなる2枚のアース板構造と高周波加熱
法とを併用すると、ハウジング6へ伝わる熱はさらに著
しく軽減されることになる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、アース板を互い
に接触面積の少ない2枚構造にすることによって、さら
には2枚のうちハウジングと接する側のアース板材料を
非磁性体とし、他方を磁性体とすることによって、半田
付け時の熱を著しく軽減させることができる。
【0021】従って、アース板からの熱負荷にともなっ
て発生するハウジングのソリや収縮を防止し、植設され
た端子相互の寸法が安定し、コンデンサへの負荷も少な
い高信頼性のコネクタが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるフィルタ内蔵コネク
タの斜視図
【図2】図1のA−A’線で切断した断面図
【図3】図1のB−B’線で切断した断面図
【図4】従来のフィルタ内蔵コネクタの断面図
【符号の説明】
6 ハウジング 6a 基部 6b,9b 貫通孔 7 第1のアース板 7a,8 端子 9 第2のアース板 9a 舌片 10 クリーム半田 11 コンデンサ 12 半田 13 封止樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−134980(JP,A) 特開 平2−114476(JP,A) 特開 平3−134979(JP,A) 実開 平3−28677(JP,U) 実開 平3−37783(JP,U) 実開 昭61−99984(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/648 - 13/719 H01R 4/02 H01R 43/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体からなりかつ複数の端子を固定し
    た基部を有するハウジングと、このハウジングの基部に
    前記端子と電気的に絶縁した状態で固定した第1のアー
    ス板と、この第1のアース板に対向するように配設する
    とともに周辺部分のみを前記第1のアース板に接続しか
    つ前記端子と電気的に絶縁した状態で配設した第2のア
    ース板と、一方の電極が前記端子に半田付けされ他方の
    電極が前記第2のアース板に接続されるコンデンサから
    なるフィルタ内蔵コネクタにおいて、第1のアース板を
    非磁性体とするとともに、第2のアース板を磁性体と
    し、磁気的ヒステリシス損とうず電流により、前記第2
    のアース板にジュール熱を発生させ、このジュール熱に
    より前記コンデンサと前記端子とを半田付けするフィル
    タ内蔵コネクタ。
  2. 【請求項2】 第1のアース板及び第2のアース板のい
    ずれか一方の周辺部分に複数の舌片を突出させ、この舌
    片を半田付けすることにより、前記第1、第2のアース
    板を対向するように配設した請求項1記載のフィルタ内
    蔵コネクタ。
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JP4662460B2 (ja) * 2005-07-15 2011-03-30 多治見無線電機株式会社 コンデンサ付きコネクタ
JP2023137139A (ja) * 2022-03-17 2023-09-29 東海興業株式会社 端子台及びその製造方法

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