JP3079151B2 - 締結具 - Google Patents
締結具Info
- Publication number
- JP3079151B2 JP3079151B2 JP03353431A JP35343191A JP3079151B2 JP 3079151 B2 JP3079151 B2 JP 3079151B2 JP 03353431 A JP03353431 A JP 03353431A JP 35343191 A JP35343191 A JP 35343191A JP 3079151 B2 JP3079151 B2 JP 3079151B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boss
- shaft
- shaft body
- fastener
- round bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボスとシャフトとを連結
固定するため締結具に関する。
固定するため締結具に関する。
【0002】
【従来の技術】此種の締結具は特開昭62−18011
8号公報にみられるように、内外輪のそれぞれにテーパ
ー面を設けて内外輪をボルトにより締付ける構成のもの
や、あるいは、スリーブに液状の圧力媒体の圧力をかけ
て軸とハブとを結合する構成のものが存する。
8号公報にみられるように、内外輪のそれぞれにテーパ
ー面を設けて内外輪をボルトにより締付ける構成のもの
や、あるいは、スリーブに液状の圧力媒体の圧力をかけ
て軸とハブとを結合する構成のものが存する。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記テーパー面によ
って締結を行う構成のものは構造が複雑となりコスト高
となる欠陥が存した。また、圧力媒体を用いるものは、
圧力媒体が漏れるのを防止するため、圧力媒体をワック
ス状にしているが、高温となるとワックス状の圧力媒体
が溶けてしまうので、高温状態で使用できないという欠
陥が存した。本発明は上記欠陥を除去した締結具を提供
することを目的とするものである。
って締結を行う構成のものは構造が複雑となりコスト高
となる欠陥が存した。また、圧力媒体を用いるものは、
圧力媒体が漏れるのを防止するため、圧力媒体をワック
ス状にしているが、高温となるとワックス状の圧力媒体
が溶けてしまうので、高温状態で使用できないという欠
陥が存した。本発明は上記欠陥を除去した締結具を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【問題点を解決する手段】上記目的を達成するため、本
発明は、ボス2に遊嵌配置されたシャフト12を前記ボ
ス2に固定する締結具において、前記ボス2の内周面と
シャフト12の外周面に接して略環状に並列配置された
多数の硬質性丸棒8と、前記ボス2の管壁に透設された
ねじ穴4に螺合して先端のテーパー面で隣接する左右一
対の丸棒8の一端側を互いに離反する方向に加圧するよ
うにした第1の軸体14と、前記ボス2の管壁に前記第
1の軸体14に対して前記ボス2の軸方向に所定の間隔
を有し且つ前記第1の軸体14に対して略180度の角
度差を有して取り付けられ先端のテーパー面が隣接する
左右一対の丸棒8間に位置して該一対の丸棒8の他端側
を互いに離反させる第2の軸体16とを備えたものであ
る。
発明は、ボス2に遊嵌配置されたシャフト12を前記ボ
ス2に固定する締結具において、前記ボス2の内周面と
シャフト12の外周面に接して略環状に並列配置された
多数の硬質性丸棒8と、前記ボス2の管壁に透設された
ねじ穴4に螺合して先端のテーパー面で隣接する左右一
対の丸棒8の一端側を互いに離反する方向に加圧するよ
うにした第1の軸体14と、前記ボス2の管壁に前記第
1の軸体14に対して前記ボス2の軸方向に所定の間隔
を有し且つ前記第1の軸体14に対して略180度の角
度差を有して取り付けられ先端のテーパー面が隣接する
左右一対の丸棒8間に位置して該一対の丸棒8の他端側
を互いに離反させる第2の軸体16とを備えたものであ
る。
【0005】
【実施例】以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。2はボスであり、その管壁
には厚み方向に互いに180度の角度差を存して、ねじ
穴4,6が透設されている。前記2個のねじ穴4,6
は、互いに、前記ボス2の軸方向に対して所定の間隔が
形成されるように前記管壁の前後に形成されている。
を参照して詳細に説明する。2はボスであり、その管壁
には厚み方向に互いに180度の角度差を存して、ねじ
穴4,6が透設されている。前記2個のねじ穴4,6
は、互いに、前記ボス2の軸方向に対して所定の間隔が
形成されるように前記管壁の前後に形成されている。
【0006】8は多数の硬質の細い丸棒であり、両端に
テーパー面が形成されている。前記丸棒8は、前記2の
軸穴に配置された金属製又は耐熱性プラスチックから成
るリテーナ10に回転自在に保持され、各々の丸棒8は
ボス2の内周面と、該ボス2に遊嵌配置されたシャフト
12の外周面に接している。前記リテーナ10の筒状の
周壁部10aは、その径が調整し得るように切欠部10
bが形成されている。前記周壁部10aの略全周にわた
って形成された多数の保持穴10cに前記丸棒8が管状
に並列配置され、各丸棒8の両端がリテーナ10の前後
凹入部10dに回転自在に保持されている。
テーパー面が形成されている。前記丸棒8は、前記2の
軸穴に配置された金属製又は耐熱性プラスチックから成
るリテーナ10に回転自在に保持され、各々の丸棒8は
ボス2の内周面と、該ボス2に遊嵌配置されたシャフト
12の外周面に接している。前記リテーナ10の筒状の
周壁部10aは、その径が調整し得るように切欠部10
bが形成されている。前記周壁部10aの略全周にわた
って形成された多数の保持穴10cに前記丸棒8が管状
に並列配置され、各丸棒8の両端がリテーナ10の前後
凹入部10dに回転自在に保持されている。
【0007】前記各丸棒8は、それらの周面が、ボス2
の周面と、シャフト12の外周面に当接し、シャフト1
2のボス2に対する相対的回転に伴って丸棒8が回転す
るように、丸棒8間に互いの回転を阻止しない程度のわ
ずかな隙間が形成されている。
の周面と、シャフト12の外周面に当接し、シャフト1
2のボス2に対する相対的回転に伴って丸棒8が回転す
るように、丸棒8間に互いの回転を阻止しない程度のわ
ずかな隙間が形成されている。
【0008】上記した構成において、先端にテーパー面
14a,16aが形成されたセットねじから成る軸体1
4,16をねじ穴4,6にねじ込み、テーパー面14
a,16aで一対の丸棒8の側面を加圧すると、各丸棒
8は、ボス2の中心軸線に対して傾斜し、各丸棒8は隣
同志が圧接して各丸棒8に図6の部分C,D,Eに示す
如く接触応力が作用して丸棒8の回転が阻止される。こ
れによりシャフト12は、ボス2に固定される。尚、上
記軸体14,16は両方ともセットねじである必要はな
く、一方のみをセットねじとし、他方はボス2に固設し
たものでも良い。尚、図6において、部分C,D,Eの
縦線の長さは接触応力の強さを示している。
14a,16aが形成されたセットねじから成る軸体1
4,16をねじ穴4,6にねじ込み、テーパー面14
a,16aで一対の丸棒8の側面を加圧すると、各丸棒
8は、ボス2の中心軸線に対して傾斜し、各丸棒8は隣
同志が圧接して各丸棒8に図6の部分C,D,Eに示す
如く接触応力が作用して丸棒8の回転が阻止される。こ
れによりシャフト12は、ボス2に固定される。尚、上
記軸体14,16は両方ともセットねじである必要はな
く、一方のみをセットねじとし、他方はボス2に固設し
たものでも良い。尚、図6において、部分C,D,Eの
縦線の長さは接触応力の強さを示している。
【0009】
【効果】本発明は上述の如く構成したので、周囲の温度
に影響されることがなく、しかも構造が簡単であり、安
価に製造することができる等の効果が存する。
に影響されることがなく、しかも構造が簡単であり、安
価に製造することができる等の効果が存する。
【図1】A−A線正面断面図である。
【図2】側面断面図である。
【図3】リテーナの外観図である。
【図4】リテーナの断面図である。
【図5】締結時の丸棒の傾斜状態を示す説明図である。
【図6】丸棒の締結時の応力分布特性図である。
2 ボス 4 ねじ穴 6 ねじ穴 8 丸棒 10 リテーナ 12 シャフト 14 軸体 16 軸体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−88353(JP,U) 実開 昭58−178521(JP,U) 特公 昭46−35283(JP,B2) 実公 昭10−16036(JP,Y1) 実公 昭14−6038(JP,Y1) 特許3677(JP,C1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 1/02 - 1/06
Claims (1)
- 【請求項1】 ボス2に遊嵌配置されたシャフト12を
前記ボス2に固定する締結具において、前記ボス2の内
周面とシャフト12の外周面に接して略環状に並列配置
された多数の硬質性丸棒8と、前記ボス2の管壁に透設
されたねじ穴4に螺合して先端のテーパー面で隣接する
左右一対の丸棒8の一端側を互いに離反する方向に加圧
するようにした第1の軸体14と、前記ボス2の管壁に
前記第1の軸体14に対して前記ボス2の軸方向に所定
の間隔を有し且つ前記第1の軸体14に対して略180
度の角度差を有して取り付けられ先端のテーパー面が隣
接する左右一対の丸棒8間に位置して該一対の丸棒8の
他端側を互いに離反させる第2の軸体16とを備えた締
結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03353431A JP3079151B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 締結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03353431A JP3079151B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 締結具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05164135A JPH05164135A (ja) | 1993-06-29 |
JP3079151B2 true JP3079151B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=18430800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03353431A Expired - Fee Related JP3079151B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 締結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079151B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4750838B2 (ja) * | 2007-11-12 | 2011-08-17 | マンド株式会社 | ユニバーサルジョイント |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP03353431A patent/JP3079151B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05164135A (ja) | 1993-06-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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