JP4750838B2 - ユニバーサルジョイント - Google Patents

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Description

本発明は、ユニバーサルジョイントに関し、より詳しくは、ユニバーサルジョイントのスリップブッシュに関するものであって、円周に沿って配置され、かつその中間にピンが挿入されている動力伝達部と、該動力伝達部と所定間隔離隔して形成されて、スリップブッシュの組み立て時、圧着された状態で組み立てられるC形状断面の弾性部を形成することによって、ユニバーサルジョイントに捩れが生じても強度及び剛性を向上させて摩耗及び押圧等による遊隔の増加及びノイズの発生を最小化できるユニバーサルジョイントに関する。
一般に、操向装置は、運転者が操向ホイールを希望する方向に回転させると、操向ホイールに連結された操向軸が回転し、操向軸はユニバーサルジョイント(Universal Joint)を介してラックとピニオンギアから構成されるギアボックスに回転力を伝達する。この際、ギアボックスはラックとピニオンギアにより操向軸の回転運動を直線運動に変えてラックバーに伝達し、ラックバーはタイヤのナックルと連結されたタイロッドに力を伝達して自動車の進行方向を変更できるようにする。
特に、操向軸とギアボックスとの間の軸は、入力軸と出力軸が同軸線上に一致せず、一定の角で傾いた構造という点で、一般的な軸の結合方式では動力が伝達できないので、操向軸が一定の角度に変更できるユニバーサルジョイントを使用することが必須的である。
図1は従来技術に係るユニバーサルジョイントを示す分解斜視図であり、図2は従来技術に係るスリップブッシュを示す斜視図である。
図示したように、操向軸と連結されて操向ホイールの回転運動をギアボックスに伝達するユニバーサルジョイント100は、チューブ110とシャフト120を含んで構成されるが、シャフト120はスリップブッシュ130を媒介にしてチューブ110の中へ挿入される構造である。
チューブ110は、スリップブッシュ130の円周に沿って形成されたC形状断面の弾性部140とソリッド部150が円滑に案内されるように適切な形状に内径加工されてスリップブッシュ130の外周面と当接して結合する。
また、シャフト120は一側がスリップブッシュ130に挿入できるようにスリップブッシュ130の弾性部140とソリッド部150の形状に合せて外径加工されてスリップブッシュ130の内周面と当接して結合する。
このように、スリップブッシュ130が装着されたユニバーサルジョイント100のチューブ110及びシャフト120の結合構造は、車輪から伝えられる衝撃を吸収すると共に、組み立て性を向上させるために、その軸方向長さが伸張及び収縮可能に設けられるが、走行時に路面の凹凸により車輪に加えられる衝撃により発生するキック−バック(Kick-Back)荷重を吸収すると共に、操向コラムとギアボックスに組み立てる際、軸方向にスライディングされて組み立てが容易であるようになっている。
通常、スリップブッシュ130はプラスチック材質で形成し、かつ円筒形になって3個の弾性部140と3個のソリッド部150がスリップブッシュ130の円周に沿って一定の間隔を維持したまま交互に形成されている。
ソリッド部150は円柱形状で形成され、かつスリップブッシュ130の外周面に沿って円柱の半分が形成され、スリップブッシュ130の内周面に沿って対称するように残りの半分が形成される。また、弾性部140もスリップブッシュ130の外周面と内周面に沿って対称するように形成され、かつ弾性部140は中空の円筒形態としてスリップブッシュ130の外周面側に形成された部分の一定面が長手方向に切欠された形態でなされて、その断面の形状が“C”の形態で形成されたものである。
このように構成された従来技術に係るスリップブッシュ130は、捩れトルクや回転トルクが加えられたままシャフト120がチューブ110の内にスライディングする際、ソリッド部150がチューブ110の内周面と接触してソリッド部150とチューブ110との間の摩擦力によりスライディング摩擦力が増加する構造であって、スリップブッシュ130の捩れ破壊強度を確保する構造である。
しかしながら、従来技術に係るスリップブッシュ130のソリッド部150は、スリップブッシュ130と一体型で形成されて、シャフト120に回転トルクが加えられた状態でスライディングする際、ソリッド部150の外周面の全体がチューブ110と接触する状態が維持されるので、スライディング摩擦力が増加し、捩れ破壊強度に対する安全率が低下する問題点があった。
ここで、捩れ破壊強度に対する安全率低下の問題点とは、従来のスリップブッシュ130の場合、シャフト120とチューブ110との間の回転力伝達過程における荷重の大部分をスリップブッシュ130のソリッド部150が受けることになるが、ソリッド部150と同一な材質であるスリップブッシュ130の材質特性如何によっては、強い回転力が短い時間で加えられる場合、スリップブッシュ130のソリッド部150が破壊されるおそれがあり、このような現象が発生する場合、操向自体が不可能になることで、自動車の安全性に大きい問題が発生することを意味する。
そして、従来のスリップブッシュ130を使用すれば、捩れがある衝撃がユニバーサルジョイント100に加えられる場合、スリップブッシュ130のソリッド部150とチューブ110の内周面との間のスライディング摩擦力が大きくなって、ソリッド部150が摩耗しながらソリッド部150とチューブ110との間に遊隔が増加すると共に、ノイズが発生する問題があった。
本発明は、円周に沿って配置され、かつ、その中間にピンが挿入されている動力伝達部と、該動力伝達部と所定の間隔で離隔して形成されて、スリップブッシュの組み立て時、圧着された状態で組み立てられるC形状断面の弾性部をスリップブッシュに形成することによって、ユニバーサルジョイントに捩れが生じても強度及び剛性を向上させて摩耗及び押圧等による遊隔の増加及びノイズの発生を最小化できるユニバーサルジョイントを提供することをその目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、中空形状のチューブ、該チューブの内部に挿入されるスリップブッシュ、及び該スリップブッシュを媒介にして上記チューブと結合するシャフトを含むユニバーサルジョイントであって、上記スリップブッシュは、該スリップブッシュの円周に沿って軸方向に配置され、かつその中間にあるピンと該ピンの両端を支持する支持部を備えた動力伝達部と、上記スリップブッシュの円周に沿って配置され、かつ上記動力伝達部と離隔して形成され、一側が軸方向に切欠されたC形状断面の弾性部と、を含み、前記ピンの両側端部にはテーパ部が形成されることを特徴とする。
本発明によると、円周に沿って配置され、かつ、その中間にピンが挿入されている動力伝達部と、該動力伝達部と所定間隔で離隔して形成されて、スリップブッシュの組み立て時、圧着された状態で組み立てられるC形状断面の弾性部をスリップブッシュに形成することによって、ユニバーサルジョイントに捩れが生じても強度及び剛性を向上させて摩耗及び押圧等による遊隔の増加及びノイズの発生を最小化する効果が得られる。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、各図面の構成要素への参照符号の付加において、同一な構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されてもできる限り同一な符号が与えられていることに留意しなければならない。また、本発明の説明において、関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
図3は、本発明の第1実施形態に係るユニバーサルジョイントを示す分解斜視図である。
本発明の第1実施形態に係るユニバーサルジョイント200は、スリップブッシュ240の内周に挿入されるシャフト210と、該シャフト210が挿入されたスリップブッシュ240を収容する中空形状のチューブ220とを含んで構成される。
シャフト210は、一端が操向軸(図示せず)と連結され、他端には外周面に沿って第1結合溝230が加工されている。ここで、第1結合溝230は、スリップブッシュ240の円周に沿って形成された弾性部250及び動力伝達部と接触するようにシャフト210の他端の外周面に沿って少なくとも2つ以上形成されることが好ましいが、これに限定するのではなく、スリップブッシュ240に形成される弾性部250と動力伝達部の数によって多様に形成されることができる。
チューブ220は、一端に第1結合溝230が形成されたシャフト210と、該シャフト210に装着されたスリップブッシュ240とが挿入できるように、スリップブッシュ240の外周面形状に合うように内径が加工される。即ち、スリップブッシュ240の弾性部250と支持部260、そして、該支持部260の中間に挿入され支持されるピン270がチューブ220内へ、より円滑に挿入できるようにスリップブッシュ240の外周面の形状に対称するように複数の第2結合溝280が形成される。
図4は本発明の第1実施形態に係るユニバーサルジョイントのスリップブッシュを示す斜視図であり、図5は本発明の第1実施形態に係るユニバーサルジョイントを示す縦断面図である。そして、図6は本発明の第1実施形態に係るスリップブッシュにおいて、ピンが挿入された状態を示す動力伝達部の要部断面図である。
図示したように、本発明の第1実施形態に係るスリップブッシュ240は、シャフト210とチューブ220を媒介する役目をするが、プラスチック材質で形成されてシャフト210がチューブ220の内に引込または引出される際、シャフト210とチューブ220との間で適切な摩擦力を提供して、操向ホイール(図示せず)で発生された回転力をシャフト210とチューブ220との間で伝達する役目と、走行時に輪を介して逆入力されるキック−バック荷重を吸収して操向感を向上させる役目をする。
このようなスリップブッシュ240は、中空の円筒形状で形成され、かつチューブ220に装着される際に圧着されながら組み立てられるC形状断面の弾性部250がスリップブッシュ240の円周に沿って所定間隔で離隔するように複数個形成され、該複数の弾性部250の間に形成されてユニバーサルジョイント200に回転トルクが加えられて捩れが発生する場合に、チューブ220の内周面、即ち第2結合溝280と接触する複数のピン270が挿入及び支持される支持部260が設けられたものであって、このようなスリップブッシュ240の長さはシャフト210に形成された第1結合溝230の長さによって変えることができる。
一方、スリップブッシュ240の円周に沿って形成されるC形状断面の弾性部250は、中空の円筒形態であり、スリップブッシュ240の外周面側に突出形成された部分の一定面が長手方向に切欠された形態でなされることによって、スリップブッシュ240がチューブ220に挿入される際、圧着されながら挿入されて、ユニバーサルジョイント200の捩れ作用時に発生する遊隔の増加によるノイズを圧着されたC形状断面の弾性部250が広がりながら最小化できるようになる。
また、C形状断面の弾性部250は、スリップブッシュ240の円周に沿ってスリップブッシュ240の軸方向に3個形成されることが好ましいが、これに限定するのではなく、捩れにより発生する遊隔の増加及びノイズを最小化することができれば、少なくとも1つ以上形成しても差し支えない。
そして、C形状断面の弾性部250の間に配置される動力伝達部は、弾性部250と共にスリップブッシュ240の円周に沿って反復または順次に配列され、ピン270と該ピン270を固定するように構成された支持部260とからなる。支持部260は、スリップブッシュ240の両側端部側に形成され、ピン270の両側端部が挿入される挿入ホール262が形成されている。
このように、ピン270の両側端部が支持部260に形成された挿入ホール262に挟まれることになることで、ユニバーサルジョイント200に捩れが作用する際にピン270の外周面がチューブ220の内周面、即ち第2結合溝280及びシャフト210の外周面、即ち第1結合溝230に接しながらユニバーサルジョイント200の強度及び剛性を向上させる役目をする。
このようなピン270は、その両側端部が支持部260に形成された挿入ホール262に挟まれて固定されるが、ピン270が支持部260に円滑に挿入されて固定されるように、ピン270の両側端部に固定部274が形成され、該固定部274は図6の(a)に示すように、ピン270の両側端部を所定の厚みだけ切削しテーパ加工をして、支持部260に挿入できるようになっており、特に図6の(b)に示すように、固定部274の断面が半円形状を有する半球の形態に加工されて支持部260に挿入されることもできる。
この際、ピン270の固定部274が挿入される支持部260の挿入ホール262も固定部274の形状に対応する形状に加工されることで、固定部274がより円滑に動力伝達部260に挿入できることは勿論、支持部260とピン270との間の固定力を極大化させることが好ましい。
このようなピン270の両側端部に、所定の長さだけ滑らかにテーパに加工されたテーパ部272を形成することで、シャフト210がチューブ220の中へ引込まれる際、ピン270の端部によりシャフト210の一側に形成された第1結合溝230が摩耗されることを防止または最小化できるので、チューブ220とシャフト210との間の遊隔が発生することを最小化して、シャフト210とチューブ220との間のノイズを低減させる効果が得られる。
また、ピン270は、弾性部250と同様に、スリップブッシュ240の軸方向に3個形成されることが好ましいが、これに限定するのではなく、ユニバーサルジョイント200の強度及び剛性を向上させることができれば、少なくとも1つ以上形成しても差し支えない。
このようなピン270の外径は、ピン270が接触するチューブ220の第2結合溝280とシャフト210の第1結合溝230の内径より多少小さく形成されて、平素の作動時にはチューブ220の第2結合溝280と接触が生じないように構成され、ユニバーサルジョイント200に捩れが発生した場合のみにピン270がチューブ220の第2結合溝280に接触して摩擦力を発生させながらユニバーサルジョイント200の強度及び剛性を向上させることができるようにすることがよい。
併せて、スリップブッシュ240の円周に沿って装着されるピン270は、ユニバーサルジョイント200に回転トルクが加えられた状態でシャフト210がチューブ220の中へ引込まれる際、所定の摩擦力を提供し、強い捩れ強度を確保するために耐摩耗性が優れる高炭素鋼などで形成されることが好ましいが、必ずこれに限定するのではなく、ピン270がチューブ220の第2結合溝280及びシャフト210の第1結合溝230と接触しながら適切な摩擦力が提供できることは勿論、充分な強度を提供できるならば、他の如何なる材質でも形成されることができる。
このように、本発明に係るスリップブッシュ240は、円周に沿って複数個の弾性部250が圧着された状態でチューブ220に挿入されることで、ユニバーサルジョイント200に捩れが発生しても圧着されたC形状断面の弾性部250の弾性により摩耗及び押圧等による遊隔の増加及びノイズの発生を最小化できることは勿論、平常時にはチューブ220の第2結合溝280と接触しないように微細な間隔を維持して摩擦力を発生しないが、ユニバーサルジョイント200に捩れが作用しながらチューブ220とシャフト210が引込または引出される際にはスリップブッシュ240に装着されたピン270がチューブ220の内周面と接触して所定の摩擦力を発生させてユニバーサルジョイント200の強度及び剛性を向上させることができる。
図7は本発明の第2実施形態に係るユニバーサルジョイントを示す分解斜視図であり、図8は本発明の第2実施形態に係るユニバーサルジョイントのスリップブッシュを示す斜視図であり、図9は本発明の第2実施形態に係るスリップブッシュにおけるピンが挿入された状態を示す動力伝達部の要部断面図である。
本発明の第2実施形態は、前述した第1実施形態において、ピン270が支持部260に装着される構成のみ除いてはほぼ同一であるので、以下では、第2実施形態の構成要素及びこれらの作動のうち、第1実施形態と同一な部分に対しては詳細な説明を省略する。
本発明の第2実施形態に係るスリップブッシュ240もシャフト210とチューブ220を媒介する役目をするが、プラスチック材質で形成されてシャフト210がチューブ220の内に引込または引出される際、シャフト210とチューブ220との間で適切な摩擦力を提供して、操向ホイール(図示せず)から発生された回転力をシャフト210とチューブ220との間で伝達する役目と、走行時、輪を介して逆入力されるキック−バック荷重を吸収して操向感を向上させる役目をする。
このようなスリップブッシュ240は、中空の円筒形状で形成され、かつチューブ220に装着される際、圧着されながら組み立てられるC形状断面の弾性部250がスリップブッシュ240の円周に沿って所定間隔で離隔して複数個形成され、該複数の弾性部250の間に形成されてユニバーサルジョイント200に回転トルクが加えられて捩れが発生する場合に、チューブ220の内周面、即ち第2結合溝280と接触する複数のピン270が挿入及び支持される支持部260が設けられたものであって、このようなスリップブッシュ240の長さはシャフト210に形成された第1結合溝230の長さによって変えることができる。
ピン270は、スリップブッシュ240がプラスチック材質で形成される際、該スリップブッシュ240の金型内で動力伝達部の位置と長手方向の捩れを考えて適切に配置した後、スリップブッシュ240と一体で射出成形することで、支持部260に完全に固定されるようになる。
この際、ピン270の両側端部は、図9に示すように、緩やかに傾斜したテーパに精密加工されて、射出成形時、プラスチック樹脂の流れが円滑になされるようにすると共に、今後、支持部260に挿入されるようになったピン270が離脱できないようになっている。図9の未説明符号276は、射出成形時に金型に備えられてピン270を固定することに利用されていたピン固定用コア部材の痕跡を示している。
一方、ピン270は公差を勘案して支持部260の直径より多少大きい直径を有することが好ましくて、両側支持部260の間でピン270の中間一定部分がスリップブッシュ240の外周及び内周側に露出されて、ピン270の上記露出された部分がシャフト210の第1結合溝230には密着され、チューブ220の第2結合溝280では最小空間を維持するようにすることがよい。
このように、ピン270の両側端部に所定長さだけ滑らかにテーパに加工されたテーパ部272を形成することで、シャフト210がチューブ220の中へ引込まれる際、ピン270の端部によりシャフト210の一側に形成された第1結合溝230が摩耗されることを防止または最小化できるので、チューブ220とシャフト210との間の遊隔が発生することを最小化して、シャフト210とチューブ220との間のノイズを減少させる効果が得られる。
また、ピン270は弾性部250と同様に、スリップブッシュ240の軸方向に3個形成されることが好ましいが、これに限定するのではなく、ユニバーサルジョイント200の強度及び剛性を向上させることができれば、少なくとも1つ以上形成しても差し支えない。
このようなピン270の外径は、ピン270が接触するチューブ220の第2結合溝280の内径より所定のサイズだけ小さく形成されて、平素の作動時にはチューブ220の第2結合溝280と接触が生じないように構成され、ユニバーサルジョイント200に捩れが発生した場合のみにピン270がチューブ220の第2結合溝280に接触して摩擦力を発生させながらユニバーサルジョイント200の強度及び剛性を向上させることができるようにすることがよい。
併せて、スリップブッシュ240の円周に沿って装着されるピン270は、ユニバーサルジョイント200に回転トルクが加えられた状態でシャフト210がチューブ220の中へ引込まれる際、所定の摩擦力を提供し、強い捩れ強度を確保するために耐摩耗性が優れる高炭素鋼などで形成されることが好ましいが、必ずこれに限定するのではなく、ピン270がチューブ220の第2結合溝280及びシャフト210の第1結合溝230と接触しながら適切な摩擦力が提供できることは勿論、充分な強度が提供できるならば、他の如何なる材質でも形成されることができる。
また、耐久性は勿論、スライディング感性を増大させるために、射出成形が完了した後、スリップブッシュ240の外周面または内周面の全体に、例えばテフロン(登録商標)のような材質を塗布し硬化させて、潤滑被膜層をコーティングすることもできる。
このように、本発明に係るスリップブッシュ240は、外周面に複数個の弾性部250が圧着された状態でチューブ220に挿入されることで、ユニバーサルジョイント200に捩れが発生しても圧着されたC形状断面の弾性部250の弾性により摩耗及び押圧等による遊隔の増加及びノイズの発生を最小化できることは勿論、平常時にはチューブ220の第2結合溝280と接触しないように微細な間隔を維持して摩擦力を発生しないが、ユニバーサルジョイント200に捩れが作用しながらチューブ220とシャフト210が引込または引出される際にはスリップブッシュ240に装着されたピン270がチューブ220の内周面と接触して所定の摩擦力を発生させてユニバーサルジョイント200の強度及び剛性を向上させることができる。
以上の説明は、本発明を例示的に説明したことに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から外れない範囲で多様な変形が可能である。したがって、本明細書に開示された実施形態は本発明を限定するためのものでなく、説明するためのものであり、このような実施形態により本発明の思想と範囲が限られることはない。本発明の範囲は特許請求範囲により解されなければならなくて、それと同等な範囲内にある全ての技術は本発明の権利範囲に含まれることと解されるべきである。
従来技術に係るユニバーサルジョイントを示す分解斜視図である。 従来技術に係るスリップブッシュを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るユニバーサルジョイントを示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るユニバーサルジョイントのスリップブッシュを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るユニバーサルジョイントを示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係るスリップブッシュにおけるピンが挿入された状態を示す動力伝達部の要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係るユニバーサルジョイントを示す分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るユニバーサルジョイントのスリップブッシュを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るスリップブッシュにおけるピンが挿入された状態を示す動力伝達部の要部断面図である。
100、200・・・ユニバーサルジョイント
110、220・・・チューブ
120、210・・・シャフト
130、240・・・スリップブッシュ
140、250・・・弾性部
150・・・ソリッド部
262・・・挿入ホール
270・・・ピン
272・・・テーパ部
274・・・固定部


Claims (6)

  1. 中空形状のチューブ、該チューブの内部に挿入されるスリップブッシュ、及び該スリップブッシュを媒介にして前記チューブと結合するシャフトを含むユニバーサルジョイントであって、
    前記スリップブッシュは、
    該スリップブッシュの円周に沿って軸方向に配置され、かつその中間にあるピンと該ピンの両端を支持する支持部を備えた動力伝達部と、
    前記スリップブッシュの円周に沿って配置され、かつ前記動力伝達部と離隔して形成され、一側が軸方向に切欠されたC形状断面の弾性部と、を含み、
    前記ピンの両側端部にはテーパ部が形成されることを特徴とするユニバーサルジョイント。
  2. 前記スリップブッシュの両側端部に位置する前記支持部には挿入ホールが形成され、前記ピンの両側端部に前記支持部の挿入ホールに挿入される固定部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のユニバーサルジョイント。
  3. 前記ピンを有する動力伝達部は、少なくとも1つ以上備えられ、前記スリップブッシュの円周に沿って離隔して配置されることを特徴とする請求項1に記載のユニバーサルジョイント。
  4. 前記C形状断面の弾性部は、少なくとも1つ以上備えられ、前記スリップブッシュの円周に沿って離隔して形成されることを特徴とする請求項1に記載のユニバーサルジョイント。
  5. 前記ピンは、前記スリップブッシュと一体で射出成形されて支持部に固定されることを特徴とする請求項1に記載のユニバーサルジョイント。
  6. 前記スリップブッシュは、潤滑被膜層でコーティングされることを特徴とする請求項1に記載のユニバーサルジョイント。

JP2008284677A 2007-11-12 2008-11-05 ユニバーサルジョイント Active JP4750838B2 (ja)

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