JP3078449B2 - 断熱パネル - Google Patents

断熱パネル

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JP3078449B2
JP3078449B2 JP14127894A JP14127894A JP3078449B2 JP 3078449 B2 JP3078449 B2 JP 3078449B2 JP 14127894 A JP14127894 A JP 14127894A JP 14127894 A JP14127894 A JP 14127894A JP 3078449 B2 JP3078449 B2 JP 3078449B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば業務用の大型冷蔵庫(恒温
槽)の壁、床、天井には、断熱パネルが用いられてい
る。この断熱パネルは、一般的に、対向する2枚の例え
ばアルミ板または鋼鈑等よりなる金属板と、これら金属
板の4方向の端部(上下左右端部)に組み込まれた枠材
と、これら金属板及び枠材により囲まれる内部空間に充
填された断熱材と、を具備しており、この構造によっ
て、庫内外を断熱し庫内の温度を一定に保つといったも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記枠材を例
えば金属により形成すると、該金属の熱伝導率が大きい
ので、断熱パネルの断熱効果が大幅に低下してしまうと
いった問題がある。
【0004】また、上記問題点を解消すべく、枠材を熱
伝導率の低い例えば合成樹脂により形成すると、熱収縮
の影響を受けて形状精度が低下し、パネル強度が保てな
いといった問題がある。
【0005】また、断熱パネルの断熱効果の低下防止及
びパネル強度の維持をすべく、枠材を合成樹脂により形
成すると共に、該枠材内に例えばアルミ材または鋼材等
よりなる芯金をインサートすると、該芯金によりパネル
内部の熱貫流が増大し、庫内の温度を一定に保つために
用いている、例えば温調機の負荷が大きくなる(エネル
ギーロスが大きくなる)ので、好ましくない。
【0006】そこで本発明は、断熱効果の低下が防止さ
れると共にパネル強度が充分に保たれ、しかもパネルに
より仕切られた部屋内の温度を設定するための装置の負
荷が低減される断熱パネルを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1発明の断熱パネルは、対向する2枚の板状部材と、
これら板状部材の端部に組み込まれ芯金が内包された枠
材と、これら板状部材及び枠材により囲まれる内部空間
に充填された断熱材と、を具備した断熱パネルにおい
て、前記枠材を合成樹脂より形成し、この枠材にインサ
ートされる芯金を複数とすると共に、これら芯金を互い
に離間配置してなる。
【0008】上記目的を達成するため第2発明の断熱パ
ネルは、上記第1発明に加えて、合成樹脂を、熱可塑性
樹脂としたことを特徴としている。
【0009】上記目的を達成するため第3発明の断熱パ
ネルは、上記第1発明に加えて、断熱材を、内部空間に
注入発泡されたウレタンとしたことを特徴としている。
【0010】上記目的を達成するため第4発明の断熱パ
ネルは、上記第1発明に加えて、枠材の成形を、押出成
形により行うようにしたことを特徴としている。
【0011】
【作用】このような第1乃至第4手段における断熱パネ
ルによれば、熱伝導率の小さい合成樹脂を枠材としてい
るので、断熱効果の低下が防止される。また、この枠材
に芯金をインサートしているので、枠材の樹脂化に伴う
強度不足が補われる。また、該芯金を複数用い互いに離
間配置しているので、芯金を繋いで単体としたものに比
して、パネル内部の熱貫流が軽減される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す断熱パネルの要部
の横断面図であり、(a)は断熱パネル同士を組付ける
前のもの、(b)は断熱パネル同士を組付けた後のも
の、図2は断熱パネルの分解斜視図、図3は断熱パネル
の施工例を説明するための斜視説明図であり、この断熱
パネルは、例えば業務用の大型冷蔵庫(恒温槽)の壁、
床、天井に用いられているものである。
【0013】図1乃至図3において、符号1,1は対向
する2枚の板状部材としての例えばアルミ板または鋼鈑
等よりなる金属板を示しており、これら金属板1,1間
の4方向の端部(上下左右端部)には、外方に向かって
凸または凹形状なる枠材が配置されている。これら凹凸
形状は、図1(b)に示されるように、互いに合致する
ように形成されており、説明の都合上、凸形状なる枠材
を符号2a、凹形状なる枠材を符号2bとしている。そ
して、本実施例においては、金属板1の図2における上
下及び左端部に枠材2aが、右端部に枠材2bがそれぞ
れ配置されている。
【0014】これら枠材2a,2bは、例えば熱可塑性
樹脂等の合成樹脂より成形されている。各枠材2a(2
b)には、図1に示されるように、例えばアルミ材また
は鋼材等よりなり各枠材2a(2b)に沿って倣った形
状をした芯金3a,3a(3b,3b)がインサートさ
れており、一つの枠材2a(2b)にインサートされた
芯金3a,3a(3b,3b)同士は、枠材2a(2
b)の略中央において離間されている。これら枠材2a
(2b)及び内部にインサートされる芯金3a,3a
(3b,3b)の成形は、押出成形により行われてい
る。
【0015】上記金属板1,1及びこれら金属板1,1
間の4方向の端部に配置された枠材2a,2bは、図2
に示されるように、コーナーピース4をパネル4隅にセ
ットすることにより、一体化されており、これら金属板
1,1及び枠材2a,2bにより囲まれた内部空間6に
は、例えば硬質ポリウレタンフォーム7が注入発泡され
ている。この硬質ポリウレタンフォーム7をスチロール
発泡板に代えて内部空間6に充填するようにしても良
い。
【0016】次に、このように構成された断熱パネルの
施工例について、以下説明する。先ず、図3に示される
ように、一の断熱パネル10aを冷蔵庫の床溝8に挿入
して床溝8に沿ってスライドさせ、該一の断熱パネル1
0aの凸なる枠材2aを、この凸なる枠材2aに合致す
る凹なる枠材2bを有するコーナーパネル9の該凹なる
枠材2bに嵌め込む(図1(b)参照)。次いで、一つ
の面に複数の断熱パネルを組付ける場合には、一の断熱
パネル10aと同構造なる他の断熱パネル10bを、さ
らに床溝8に挿入して床溝8に沿ってスライドさせ、こ
の他の断熱パネル10bの凸なる枠材2aを、一の断熱
パネル10aの凹なる枠材2bに嵌め込み、断熱パネル
10a,10b同士の組付けを行う。この時、断熱パネ
ル10a,10bの金属板1,1同士は、図1(b)に
示されるように、離間されており、また枠材2a,2b
の合致部分の角部には、空間5,5が生じるようになっ
ている。斯くの如くして、冷蔵庫の壁、床、天井に対し
ての断熱パネルの組立がなされるようになっている。
【0017】このように、本実施例においては、熱伝導
率の小さい合成樹脂を枠材2a,2bとしているので、
断熱効果の低下を防止することが可能となっている。ま
た、この枠材2a(2b)に芯金3a,3a(3b,3
b)をインサートしているので、該枠材2a,2bの樹
脂化に伴う強度不足を補うことができるようになってお
り、パネル強度を充分に保つことが可能となっている。
また、芯金3a,3a(3b,3b)を一つの枠材2a
(2b)に対して2個用い互いに離間配置しているの
で、芯金を繋いで単体としたもの(芯金同士が離間され
ていないもの)に比して、パネル内部の熱貫流を軽減で
きるようになっており、庫内の温度を一定に保つために
用いている、例えば温調機の負荷を低減することが可能
となっている。
【0018】また、枠材2aの凸部と枠材2bの凹部を
印ロウ形状としているので、互いに挿入しやすくなって
おり、組立を容易することが可能となっている。
【0019】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例え
ば、上記実施例においては、一つの枠材2a(2b)に
インサートされる芯金を2個としているが、3個以上で
あっても構わない。
【0020】また、上記実施例においては、対向する2
枚の板状部材を金属板としているが、例えばラワン等に
よる合板としても良い。
【0021】また、上記実施例においては、断熱パネル
を業務用の大型冷蔵庫(恒温槽)の壁、床、天井に適用
した例について述べているが、該断熱パネルを他のもの
にも適用できるというのはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように第1乃至第4発明の断
熱パネルによれば、熱伝導率の小さい合成樹脂を枠材と
しているので、断熱効果の低下を防止することが可能と
なる。また、この枠材に芯金をインサートしているの
で、該枠材の樹脂化に伴う強度不足を補うことができ、
パネル強度を充分に保つことが可能となる。また、芯金
を複数用い互いに離間配置しているので、芯金を繋いで
単体としたものに比して、パネル内部の熱貫流を軽減で
き、パネルにより仕切られた部屋内の温度を設定するた
めの装置の負荷を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断熱パネルの要部の横
断面図であり、(a)は断熱パネル同士を組付ける前の
もの、(b)は断熱パネル同士を組付けた後のものであ
る。
【図2】断熱パネルの分解斜視図である。
【図3】断熱パネルの施工例を説明するための斜視説明
図である。
【符号の説明】
1 板状部材 2a,2b 枠材 3a,3b 芯金 6 内部空間 7 断熱材 10a,10b 断熱パネル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する2枚の板状部材と、これら板状
    部材の端部に組み込まれ芯金が内包された枠材と、これ
    ら板状部材及び枠材により囲まれる内部空間に充填され
    た断熱材と、を具備した断熱パネルにおいて、 前記枠材を合成樹脂より形成し、 この枠材にインサートされる芯金を複数とすると共に、
    これら芯金を互いに離間配置してなる断熱パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の断熱パネルにおいて、 合成樹脂は、熱可塑性樹脂であることを特徴とする断熱
    パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の断熱パネルにおいて、 断熱材は、内部空間に注入発泡されたウレタンであるこ
    とを特徴とする断熱パネル。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の断熱パネルにおいて、 枠材の成形は、押出成形によりなされることを特徴とす
    る断熱パネル。
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