JPS5817197Y2 - 低温タンクの保冷パネル - Google Patents

低温タンクの保冷パネル

Info

Publication number
JPS5817197Y2
JPS5817197Y2 JP3594779U JP3594779U JPS5817197Y2 JP S5817197 Y2 JPS5817197 Y2 JP S5817197Y2 JP 3594779 U JP3594779 U JP 3594779U JP 3594779 U JP3594779 U JP 3594779U JP S5817197 Y2 JPS5817197 Y2 JP S5817197Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urethane foam
panel
support plate
cracks
low temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3594779U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55135899U (ja
Inventor
唯渉 仲地
隆典 木村
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP3594779U priority Critical patent/JPS5817197Y2/ja
Publication of JPS55135899U publication Critical patent/JPS55135899U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5817197Y2 publication Critical patent/JPS5817197Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規な低温タンクの保冷パネルに係り、特に地
下式低温タンク等のコンクリート製槽体内壁に張設され
る保冷パネルに関するものである。
更に詳しくは、タンク内壁を形成するメンブレンパネル
と取付用支持板との間に形成されるウレタンフオームか
ら成る保冷材層がその成型時に発生するクラックを可及
的に減少させ、保冷性の良好にして大型化と量産化を達
成し得る保冷パネルに関する。
一般に、低温タンクの内壁には、低温液を低温状態で貯
蔵するために、保冷パネルが用いられる。
従来より、この種パネルとしては、耐低温靭性を有する
メンブレンパネル、保温性を有する発泡ウレタンフオー
ムからなるものが知られているが、大型化が難しいとい
う問題があった。
すなわち、ウレタンフオーム原液を発泡させて発泡ウレ
タンフオームで保冷パネルを作った場合、このパネルは
タンク内液により片面から冷却され、他の面は温度が高
く、パネルとしてはタンク内側へそりを生じる形となる
が、通常このパネルは例えばコンクリート身体面へボル
ト等で固定され、冷却によるそりが拘束され、冷却サイ
ド面はあたかも伸ばした形となる。
この時、パネルが大きいと、この伸びにウレタンフオー
ムが追従できず割れが発生する事になる。
これはパネルが大きくなる程熱応力が大きく無数の割れ
が発生する事になり、大型の保冷パネルの製造を困難に
していた。
又この様に見当した無数の割れは保冷材としての熱伝導
の評価及び保冷パネルの強度の評価を困難にしていた。
本考案は以上の如き問題点に鑑みて、これらを有効的に
解決すべく創案されたものである。
本考案の目的はタンク内壁を形成するメンブレンパネル
と取付用支持板との間に発泡成形される保冷材層として
のウレタンフオーム層にクラックの発生を防止し、大型
化を達成し得る低温タンク用保冷パネルを提供する。
また、本考案の目的は保冷材層としてのウレタンフオー
ム層に発生するクラック等の亀裂の位置を予め決定し得
ると共にこれらの亀裂から流出する冷気を遮断すること
ができ、保冷性の高い保冷パネルを提供する。
次に、本考案の好適一実施例を添付図面に従って詳述す
る。
先ず第1図aに示す如く、図示しない型枠内にタンク内
壁を形成するメンブレンパネル1とコンクリート製槽壁
等に取付ける取付用支持板2とを適宜間隔を隔てて設置
される。
また、メンブレンパネル1と取付用支持板2との向い合
った内側にはジベル5が突設され、これらジベル5の先
端部には夫々のメンブレンパネル1と取付用支持板2と
に沿って金網6が張設される。
取付用支持板2は一般にベニヤ板が用いられるが、その
他の材料を用いても良いことは勿論である。
次に、メンブレンパネル1の取付用支持板2との間には
その技手方向に沿って適宜間隔を設けて成形ウレタンフ
オームによって形成された仕切壁3が介設される。
この仕切壁3は図示する如く、取付用支持板2側に拡大
された段部10を有するように形成される。
このように成形ウレタンフオームの仕切壁3によって、
メンブレンパネル1と取付用支持板2との間は複数のブ
ロックに仕切られ、各ブロックの壁際にはグラスクロス
4が設けられる。
上記仕切壁3によって仕切られたメンブレンパネル1と
取付用支持板2との間のブロック内にはウレタンフオー
ム原液が流し込まれて、発泡ウレタンフオーム層7が発
泡形成され、第2図の如き保冷パネルが一体的に成型さ
れる。
このように成型された保冷パネルは特に熱膨張した発泡
ウレタンフオーム層7が所定時間経過後に冷却されて収
縮固化するが、成形ウレタンフオームの仕切壁3で発泡
ウレタンフオーム層7が分割されて形成されているため
、各部分が独立して収縮し、この発泡ウレタンフオーム
層7にクラックが発生しない。
つまり、分割された発泡ウレタンフオーム層7が夫々収
縮する際に、接着状態の弱い個所である成形ウレタンフ
オームの仕切壁3との境目8に力がかかり且つ第1図a
に示す状態から同図すに示す状態へとその境目8が剥離
によって開くので、発泡ウレタンフオーム層7がクラッ
クを起こすことがない。
このように、発泡ウレタンフオーム層7のクラックの発
生を防止することができるので、大型の保冷パネルが容
易に製作できる。
また、冷却時の収縮分を成形ウレタンフオームの仕切壁
3との境目8に求めることができるので、発泡ウレタン
フオーム層7の冷却に伴う亀裂の発生場所を境目8とし
て特定できる利点がある。
更に、成形ウレタンフオームの仕切壁3が支持板2側に
拡大された段部10をするために、これに沿った境目に
クラック乃至亀裂が生じても、メンブレンパネル1側か
ら流出する冷気は拡大された段部10によって遮断され
て、直接的に支持板2に流れることがなく、良好な保冷
性を保持し得る。
前記実施例では単に成形ウレタンフオームの仕切壁3を
発泡ウレタンフオーム層7内に介設した場合について説
明したが、本考案は第2図aに示す如く仕切壁3の片面
にグラスウール9を付設して境目8を明確にしても良く
、また第2図すに示す如く仕切壁3片面のメンブレンパ
ネル1側寄りの半分の所に、グラスウール9を付設して
も良い。
また、前記実施例における成形ウレタンフオームの仕切
壁3の間隔はそれで仕切された発泡ウレタンフオーム層
7が冷却時にクラックを発生しない長さとする。
以上要するに本考案によれば次の如き優れた効果を発揮
する。
(1)タンク内壁を形成するメンブレンパネルと取付用
支持板との間に発泡成形される保冷材層としての発泡ウ
レタンフオーム層にクラックの発生を防止し、もって大
型な保冷パネルの製作を達成し得る。
(2)保冷材層としての発泡ウレタンフオーム層に発生
するクラック等の亀裂の位置を予め定めることができる
と共にこれらの亀裂からの冷却の流出を遮断し得、保冷
性の高い保冷パネルを提供することができる。
(3)亀裂の位置を限定することにより熱伝動率及び保
冷パネルの強度の評価が可能となる。
(4)構造が簡単であり、従来構造方法を大巾に変更す
ることなく廉価に製作し得る等実用的価値は甚大である
【図面の簡単な説明】
第1図a、l)は本考案に係る保冷パネルの一実施例を
示す側断面図、第2図a、l)は本考案に係る保冷パネ
ルの他の実施例を示す要部拡大側断面図である。 尚、図中 1はタンク内壁を形成するメンブレンパネル
、2は取付用支持板、10は段部、3は成形ウレタンフ
オームの仕切壁、7はウレタンフオーム層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク内壁を形成するメンブレンパネルと取付用支持板
    との間に、該支持板側に拡大された段部を有する成形ウ
    レタンフオームの仕切壁を設けてウレタンフオーム層を
    発泡成型したことを特徴とする低温タンクの保冷パネル
JP3594779U 1979-03-20 1979-03-20 低温タンクの保冷パネル Expired JPS5817197Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3594779U JPS5817197Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 低温タンクの保冷パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3594779U JPS5817197Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 低温タンクの保冷パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55135899U JPS55135899U (ja) 1980-09-27
JPS5817197Y2 true JPS5817197Y2 (ja) 1983-04-07

Family

ID=28896186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3594779U Expired JPS5817197Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 低温タンクの保冷パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5817197Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55135899U (ja) 1980-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3538719A (en) Method for making the substructure of an ice-skating rink
JPS5817197Y2 (ja) 低温タンクの保冷パネル
US4389189A (en) Refractory components for furnaces
JPS6078276A (ja) 断熱箱体の製造方法
JPS59120895U (ja) 真空断熱材固定構造
JPS58106374A (ja) 断熱箱のパネル
JPH0220632Y2 (ja)
JPS6241780Y2 (ja)
JP3078449B2 (ja) 断熱パネル
JPH04309780A (ja) 冷蔵庫キャビネット
JPS62217087A (ja) 断熱箱体
JPH0725588Y2 (ja) 断熱箱体
JPS5838384Y2 (ja) 断熱箱体
JPH0717919Y2 (ja) 低温貯槽における屋根肩部の保冷構造
JPS61107079A (ja) 断熱体
JPH11131919A (ja) 開口部の断熱構造
JPS6114418Y2 (ja)
JPS6146886A (ja) 冷蔵庫等の断熱箱
JPH0245367Y2 (ja)
JP2863117B2 (ja) 床下断熱方法及び床下断熱用厚板
JPS6129018Y2 (ja)
JPS5833515Y2 (ja) 強制通風型冷却システムのダクト構造
JPH0620600Y2 (ja) 熱伝導率の低い断熱材
JPS623472Y2 (ja)
KR20180100033A (ko) 저온창고