JP3077648U - 段差部均し鏝 - Google Patents

段差部均し鏝

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貞夫 二川
洋一 佐川
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貞夫 二川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土間等の小高さの段差部をモルタル仕上げす
る際に、従来の均し鏝では、段差部の仕上げ作業に高度
の熟練を要し、且つ段差部の各面をそれぞれ個別に均さ
なければならないために作業時間が長くなっていた。 【解決手段】 均し鏝において、鏝板11の下面に、段
差部上段面4を均す上段面均し部14と段差部下段面5
均す下段面均し部15と段差部垂直面6を均す垂直面均
し部6とを備え、モルタル仕上げすべき段差部3の上段
面4と下段面5と垂直面6の3面を鏝板11の各均し部
14〜16で同時に均すことができるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、小高さの段差部における上段面と下段面と垂直面の3面を均す段 差部均し鏝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば家屋の玄関部分や勝手口部分の土間には、雨水等が室内に侵入するのを 防止するために、図5に示すように室内側土間が高く(上段面4)、室外側土間 をそれより若干低く(下段面5)し、その間を小高さの垂直面6とした段差部3 を設ける場合が多い。図5の例では、段差をもたせた基礎1の上に所定厚さだけ モルタル2を載せて、該モルタル2部分をきれいに均して段差部3つきの土間を 形成している。
【0003】 ところで、図5に示すように、例えば玄関土間や勝手口土間等の段差部3をモ ルタル2で仕上げるには、左官職人が平鏝を使用して、段差部3における上段面 4と垂直面6と下段面5とをそれぞれ個別に均していく。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような小高さの段差部3においては、特に上段面4と垂直面6 間の凸角部a及び垂直面6と下段面5間の凹角部bの角出し作業、及び小高さの 垂直面6の仕上げ作業等に高度の熟練を必要とするとともに、最終仕上げまでに 各面(上段面4・下段面5・垂直面6)をそれぞれ個別に均さなければならない ために均し鏝による均し回数が多くなって作業時間が長くなるという問題があっ た。特に、この種の段差部つき土間においては、垂直面6の高さは10mm内外の ものが多く、そのような小高さの垂直面6を平鏝できれいに仕上げするには極め て高度な技術を必要としていた。
【0005】 本願考案は、上記のような事情に鑑み、小高さの段差部のモルタル仕上げを短 時間で且つ簡単に行えるようにした段差部均し鏝を提供することを目的としてい る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、上記課題を解決するための手段として、図1〜図4に例示するよ うな構成を有している。尚、本願考案は、小高さの段差部3における上段面4と 下段面5と垂直面6の3面を同時に均すことができる段差部均し鏝Xを対象にし ている。
【0007】 そして、本願考案の段差部均し鏝Xでは、鏝板11の下面に、段差部上段面4 を均す上段面均し部14と段差部下段面5を均す下段面均し部15と段差部垂直 面6を均す垂直面均し部16とを備えている。尚、鏝板11の上部には取手10 が取付けられている。
【0008】 垂直面均し部16は、鏝板11の下面における幅方向中間部において鏝板11 の前後方向に向けて形成している。又、この垂直面均し部16の高さは、モルタ ル仕上げされる段差部3の垂直面6の高さ(一般に10mm内外の高さが多い)と 同じに設定される。
【0009】 この均し鏝Xでは、上段面均し部14と垂直面均し部16間に直角の凹角部( モルタル仕上げされる段差部3の凸角部aに対応する)が形成され、垂直面均し 部16と下段面均し部15間に直角の凸角部(段差部3の凹角部bに対応する) が形成されている。
【0010】 本願の段差部均し鏝Xは、モルタル仕上げされる段差部3に対して次のように 使用される。即ち、この均し鏝Xでは、鏝板11下面の凹角部(又は凸角部)を 段差部3の凸角部a(又は凹角部b)にあてがうと、鏝板11の上段面均し部1 4・下段面均し部15・垂直面均し部16がそれぞれ段差部3の上段面4・下段 面5・垂直面6に同時に全面接合する。そして、その接合状態でこの均し鏝Xを 前後に摺動させると、鏝板11の上段面均し部14・下段面均し部15・垂直面 均し部16により、段差部3の上段面4・下段面5・垂直面6が同時に均される とともに、段差部3の凸角部aと凹角部bがシャープに角出しされる。このとき 、鏝板11は、垂直面均し部16が段差部垂直面6に接合し(左右の移動が規制 される)、上段面均し部14・下段面均し部15がそれぞれ段差部3の上段面4 ・下段面5に接合している(上下の移動が規制される)ので、この均し鏝Xを安 定した姿勢で前後に摺動させることができる。
【0011】 又、本願の段差部均し鏝Xでは、鏝板11における上段面均し部14と下段面 均し部15と垂直面均し部16とを一体成形したものも使用できるが、下段面均 し部15と垂直面均し部16とを上段面均し部14に対して着脱自在な板材13 で形成してもよい。その場合、該板材13は、厚さの異なる複数種類のものを用 意しておき、モルタル仕上げされる段差部3の垂直面6の高さに応じた厚さの板 材13を上段面均し部14の下面に取り替えて使用できるようにすることもでき る。
【0012】
【考案の効果】
このように、本願考案の段差部均し鏝Xでは、鏝板11の下面に、モルタル仕 上げされる段差部3の上段面4・下段面5・垂直面6をそれぞれ均すことができ る上段面均し部14・下段面均し部15・垂直面均し部16を備えている。
【0013】 従って、本願の均し鏝Xを使用すると、該段差部3の上段面4・下段面5・垂 直面6を同時に均すことができ、段差部3の均し作業が短時間で行える。又、使 用時には、鏝板11の上段面均し部14・下段面均し部15・垂直面均し部16 が段差部3の上段面4・下段面5・垂直面6にそれぞれ同時に接合するので、均 し作業時に均し鏝Xが上下・左右にガイドされた状態で移動し、非熟練者でもき れいに仕上げることができる、という効果がある。
【0014】 又、鏝板11における下段面均し部15と垂直面均し部16に、上段面均し部 14に対して着脱自在な板材13を使用し、且つ該板材13として厚さの異なる 複数種類のものを用意しておくと、段差部3の垂直面6の高さに応じた厚さの板 材13に取り替えて使用することがてき、1つの基台(取手10つきの平面板1 2)を高さの異なる複数種類の段差部均し用に共用できるという効果がある。
【0015】
【考案の実施の形態】
図1〜図4には本願実施形態の段差部均し鏝Xを示している。この実施形態の 段差部均し鏝Xは、図1及び図2に示すように、例えば家屋の玄関部分や勝手口 部分の土間等の基礎1上に段差部3つきでモルタル仕上げ(符号2)をする際に 使用するものである。
【0016】 図1〜図3に示す実施形態の段差部均し鏝Xは、鏝板11の上部に取付台8及 び支柱9を介して取手10を取付けて構成している。
【0017】 鏝板11は、矩形薄板製の平面板12の下面に所定厚さの板材13を着脱自在 に取付けている。図1〜図3に示す実施形態では、平面板12は、厚さが0.5 〜1mm程度の金属薄板で、幅が70mm、長さが210mm程度の大きさを有してい る。板材13は、同じく金属製で、厚さ(図3の厚さT1)が9mm、幅が40mm 、長さが210mm程度の大きさを有している。板材13の前後各端面は、それぞ れ傾斜面となっている。尚、上記各寸法は、一例であって適宜に設計変更するこ とができる。又、この実施形態では、平面板12及び板材13としてそれぞれ金 属製のものを使用しているが、板材13はかなりの厚さがあって保形性がある( 変形しにくい)のでプラスチック製のものを使用してもよい。
【0018】 図3に示すように、平面板12の一方の側縁寄りには、その前後2位置にそれ ぞれボルト挿通穴21,21が形成されている。他方、板材13の上面には、平 面板12側の各ボルト挿通穴21,21に対応する位置にそれぞれネジ穴22, 22が形成されている。そして、板材13を平面板12の下面に側縁同士を面合 わせした状態で、平面板12の上面側から蝶ボルト20,20を各ボルト挿通穴 21,21を通して各ネジ穴22,22に螺入・緊締させることで、平面板12 と板材13とを一体化させ得るようになっている。尚、板材13を平面板12の 下面に取付けた状態では、板材13が平面板12の下面の右側約半分の面積を被 覆し、且つ板材13の内側側面(垂直面均し部16となる)が均し鏝の前後方向 に向くようになる。
【0019】 板材13つきの鏝板11では、平面板12の下面残余部分がモルタル仕上げす べき段差部3の上段面4を均す上段面均し部14となり、板材13の下面が該段 差部3の下段面5を均す下段面均し部15となり、板材13の内側側面が段差部 の垂直面6を均す垂直面均し部16となる。又、上段面均し部14と垂直面均し 部16間には直角の凹角部(モルタル仕上げされる段差部3の凸角部aに対応す る)が形成され、垂直面均し部16と下段面均し部15間には直角の凸角部(段 差部3の凹角部bに対応する)が形成されている。
【0020】 鏝板11の板材13は、モルタル仕上げされる段差部3の垂直面6の高さに応 じて、図3の厚さT1(例えば厚さ9mm)、図4(A)の厚さT2(例えば厚さ1 2mm)、図4(B)の厚さT3(例えば厚さ15mm)のように、厚さの異なる複 数種類のものを用意しておくとよい。このように、厚さの異なる複数種類の板材 13を用意しておくと、モルタル仕上げすべき段差部3の垂直面6の高さに応じ て所定厚さの板材13を付け替えて使用することができ、1つの基台(取手10 つきの平面板12)を高さの異なる複数種類の段差部均し用に共用できる。
【0021】 この実施形態の段差部均し鏝Xは、モルタル仕上げされる段差部3に対して次 のように使用される。尚、板材13はモルタル仕上げされる段差部3の垂直面6 の高さに対応した厚さのものが取付けられる。
【0022】 そして、図1及び図2に示すように、段差つき基礎1の上にモルタル2を載せ 、該モルタル2を通常通り平鏝で段差つき状態で粗均し後、均し鏝Xの鏝板11 を図2に鎖線図示(符号11′)するように段差部3にあてがう。このとき、鏝 板11′下面の上段面均し部14′と垂直面均し部16′間の凹角部及び垂直面 均し部16′と下段面均し部15′間の凸角部が、段差部3の凸角部a及び凹角 部bにそれぞれ対応し、且つ鏝板11′の上段面均し部14′・下段面均し部1 5′・垂直面均し部16′がそれぞれ段差部3の上段面4・下段面5・垂直面6 に同時に全面接合する。そして、その接合状態でこの均し鏝Xを前後に摺動させ ると、鏝板11′の上段面均し部14′・下段面均し部15′・垂直面均し部1 6′により、段差部3の上段面4・下段面5・垂直面6が同時に均されるととも に、段差部3の凸角部aと凹角部bがシャープに角出しされる。
【0023】 このように、この実施形態の段差部均し鏝Xを使用すると、段差部3の3面( 上段面4・下段面5・垂直面6)を同時に均すことができるので、段差部3の均 し作業を短時間で行える。又、鏝板11は、垂直面均し部16が段差部垂直面6 に接合し(左右の移動が規制される)、上段面均し部14・下段面均し部15が それぞれ段差部上段面4・段差部下段面5に接合している(上下の移動が規制さ れる)ので、この均し鏝Xを安定した姿勢で前後直線方向に摺動させることがで き、熟練者でなくてもきれいに段差部3の仕上げができる。
【0024】 尚、高さが異なる段差部3に使用する場合には、各蝶ボルト20,20を外し て既存の板材13を取外し、段差部垂直面6の高さに対応した厚さの板材13を 平面板12の下面に付け替えればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の段差部均し鏝の斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1の均し鏝の分解斜視図である。
【図4】図1の均し鏝に使用される付け替え用の板材の
斜視図である。
【図5】本願で対象にしている段差部つきのモルタル仕
上げ部の斜視図である。
【符号の説明】
2はモルタル、3は段差部、4は上段面、5は下段面、
6は垂直面、11は鏝板、12は平面板、13は板材、
14は上段面均し部、15は下段面均し部、16は垂直
面均し部である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小高さの段差部(3)における上段面
    (4)と下段面(5)と垂直面(6)の3面を均す段差
    部均し鏝であって、 鏝板(11)の下面に、前記段差部上段面(4)を均す
    上段面均し部(14)と前記段差部下段面(5)均す下
    段面均し部(15)と前記垂直面(6)を均す垂直面均
    し部(6)とを備えた、 ことを特徴とする段差部均し鏝。
  2. 【請求項2】 請求項1において、下段面均し部(1
    5)と垂直面均し部(16)には、上段面均し部(1
    4)に対して着脱自在な板材(13)を使用するととも
    に、 該板材(13)として厚さの異なる複数種類のもの用意
    しておき、該各板材(13)を上段面均し部(14)の
    下面に取り替えて使用し得るようにした、 ことを特徴とする段差部均し鏝。
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