JP3076348U - 組立屋根構造 - Google Patents
組立屋根構造Info
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- JP3076348U JP3076348U JP2000006716U JP2000006716U JP3076348U JP 3076348 U JP3076348 U JP 3076348U JP 2000006716 U JP2000006716 U JP 2000006716U JP 2000006716 U JP2000006716 U JP 2000006716U JP 3076348 U JP3076348 U JP 3076348U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】屋根に傾斜に応じた角度出しのための現場にお
ける加工作業を無くし、屋根パネルの止着も簡単に行な
うことができ、その結果、工期を短縮できると共に、経
済的に施工できる組立屋根構造を提供する。 【解決手段】複数の支柱(中柱)2A間に掛け渡された
母屋桁3に複数の屋根梁材4を連結して形成した屋根梁
上に屋根板材5を配した組立屋根構造であって、屋根梁
材4及び軒桁8を支持する支柱(外柱)2Bの上端に屋
根の傾斜角度に対応して所定角度に傾斜して形成された
梁受継手部D1と、軒桁受継手部D2を設けると共に、
屋根梁材4に、屋根板材5を止着する桟木12を連結す
るための桟木受継手部7を設ける。
ける加工作業を無くし、屋根パネルの止着も簡単に行な
うことができ、その結果、工期を短縮できると共に、経
済的に施工できる組立屋根構造を提供する。 【解決手段】複数の支柱(中柱)2A間に掛け渡された
母屋桁3に複数の屋根梁材4を連結して形成した屋根梁
上に屋根板材5を配した組立屋根構造であって、屋根梁
材4及び軒桁8を支持する支柱(外柱)2Bの上端に屋
根の傾斜角度に対応して所定角度に傾斜して形成された
梁受継手部D1と、軒桁受継手部D2を設けると共に、
屋根梁材4に、屋根板材5を止着する桟木12を連結す
るための桟木受継手部7を設ける。
Description
【0001】
本考案は、畜舎等の簡易な建築物に使用される組立屋根構造に関し、とくに施 工現場において簡便に組立てることができる組立屋根構造に関するものである。
【0002】
従来、畜舎等の簡素な建物を施工するに当たり、角パイプ等の鋼材を使用して 屋根体を組み立てることがある。その場合の梁や桁の連結方法としては、各部材 同士を直接溶接する方法や継手とピンを使用して連結方法が知られている。
【0003】
しかしながら、従来の屋根体の組み立てにあっては、とくに上下方向で梁材に 屋根の傾斜角度を付ける角度出しが難しく、これらを確実に連結するために、継 手や連結しようとする支柱及び梁材端部を施工現場で合わせて切断加工するとい うような面倒な作業を要するものであった。 また、図7に示すように、屋根パネルの止着は、傾斜して取り付けられた梁材 上に、更にチャンネル鋼などをビス止めして取り付けた後、このチャンネル鋼に 略U字状の取付金具でもって取り付けるという大変手間の係る方法が採られてお り、工期が長くなる共に、施工コストが嵩むという問題があった。
【0004】 本考案は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、屋根に傾 斜に応じた角度出しのための現場における加工作業を無くし、屋根パネルの止着 も簡単に行なうことができ、その結果、工期を短縮できると共に、経済的に施工 できる組立屋根構造を提供することを目的とする。
【0005】
このため本考案は、複数の支柱(中柱)間に掛け渡された母屋桁に複数の屋根 梁材を連結して形成した屋根梁上に屋根板材を配した組立屋根構造であって、屋 根梁材及び軒桁を支持する支柱(外柱)の上端に屋根の傾斜角度に対応して所定 角度に傾斜して形成された梁受継手部と、軒桁受継手部を設けると共に、該屋根 梁材に、屋根板材を止着する桟木を連結するための桟木受継手部を設けたことを 特徴とする。
【0006】 本考案では、角パイプ等の鋼材を利用した支柱の上端や梁材の中間部分に、屋 根の傾斜角度に対応して所定角度に傾斜して形成された梁受継手部や、屋根板を 止着する桟木を連結するための桟木受継手部を、予め工場にて溶接して取り付け ておく。このように、支柱、梁、桁材に予め加工を施すことで、現場での組立作 業の迅速化が図れるばかりでなく、部材の剛性、精度面でも利点が得られる。
【0007】 本考案に係る組立屋根構造は、簡素ではあるが、迅速な施工を要求される豚や 牛等の畜舎等を施工するに当たって有効なものである。とくに、加工作業に必要 な商用電源等が付設されていない農地や山間部等で交通の不便な立地の悪い現場 における施工に際して有効である。
【0008】
以下、本考案の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。 図1は本考案に係る組立屋根構造を示す一部破断正面図、図2は支柱(中柱) と母屋桁との連結構造を示す正面図、図3は支柱(中柱)を示す斜視図、図4は 支柱(外柱)と屋根梁材及び桟木との連結構造を示す斜視図、図5は本実施例に 係る屋根パネルの取付構造を示す側面図、図6は従来技術に係る屋根パネルの取 付構造を示す側面図である。
【0009】
先ず、本考案の一実施例に係る組立屋根構造を説明する。図1及び図2に示す ように、この組立屋根体1は、屋根体1を複数本の支柱(中柱)2A間に掛け渡 され母屋桁3に一端が連結されると共に、他端が支柱(外柱)2Bに連結された 複数の屋根梁材4からなる屋根梁上に屋根パネル5を配して形成されている。す なわち、屋根体1の骨組みは、主に支柱2A及び2B、母屋桁3、屋根梁材4か ら構成され、これら各部材は角パイプ鋼材で形成されている。屋根パネル5とし ては、合成樹脂平板等を用いる。
【0010】 本実施例の屋根体1は、所謂、切妻屋根を形成するが、母屋桁3と、屋根梁4 の一端は支柱(中柱)2Aの上端に溶接された第1の連結継手部Aを介して連結 されている。6は、母屋桁3や屋根梁4と同様な角パイプ鋼材製の補強用の方杖 で、その下端が支柱(中柱)2Aの中間部に溶接された第2の連結継手部Bに連 結されると共に、上端は屋根梁4に下方に傾斜して設けられた第3の連結継手部 Cを介して屋根梁4に連結されている。第3の連結継手部Cは屋根梁4に溶接し て取付けられており、その近傍には、後述する桟木12を連結するためのL字状 (アングル)の桟木受継手部7が設けられている。
【0011】 支柱(外柱)2Bの上端には、屋根の傾斜角度に対応して所定角度に傾斜して 形成された屋根梁材4を連結する梁受部D1を設けると共に、軒桁8を連結する 軒桁受部D2を直交して一体的に形成した第4の連結継手部Dが溶接して取付け られている。
【0012】 図3に示すように、支柱(中柱)2Aの上端には、第1の連結継手部Aが設け られると共に、その中間部分には第2の連結継手部Bが設けられている。先ず、 第1の連結継手部Aは、母屋桁材3の端部が嵌合可能にされたコ字状の母屋桁受 部A1と、この母屋桁受部A1に直交して配されると共に、屋根梁材4の端部を 挟持して連結する屋根梁挟持板A2とを一体的に溶接して形成されている。また 、第2の連結継手部Bは、中間桁材9の端部が嵌合可能にされたコ字状の中間桁 受部B1と、この中間桁受部B1に直交して配されると共に、方杖6の下端部を 挟持して連結する矩形の方杖挟持板B2を支柱2Aを挟んで溶接して形成されて いる。図中、10はターンバックル11を連結するための舌片である。
【0013】 図4に示すように、支柱(外柱)2Bの上端には、第4の連結継手部Dが設け られている。第4の連結継手部Dは、屋根梁材4が嵌合可能にされたコ字状の屋 根梁受部D1と、この屋根梁受部D1の下方に直交して配されると共に、軒桁8 の端部が嵌合可能にされたコ字状の軒桁受部D2が溶接して形成されている。ま た、屋根梁材4には桟木12を連結するためのL字状(アングル)の桟木受継手 部7がその長手方向と直交して複数個設けられている。
【0014】 上記各連結継手部A、B、C、Dと、母屋桁3、屋根梁4、方杖6及び軒桁8 との連結は、それぞれの部材の基端部を各連結継手部A、B、C、Dのコ字状の 受部A1、B1、C1、D1及びA2、B2、C2、D2内に挿入してボルト止 め若しくはビス止めして行なうものである。このように、支柱2A及び2Bの各 種連結継手部A、B、C、Dや屋根梁4の屋根パネルを止着する桟木12を連結 するための桟木受継手部7を、予め工場にて溶接して取り付けておくことにより 、現場での組立作業の迅速化が図れるばかりでなく、堅牢確実な溶接を行なうこ とができ部材の剛性、精度面でも好ましいものとなる。 とくに、第4の連結継手部Dにより、屋根の傾斜角度を付ける角度出し作業を 無くすことができ、施工現場における切断加工のような面倒な作業を解消するこ とができる。
【0015】 次に、屋根パネルの取付構造について説明する。図6に示すように、先ず屋根 梁材4に取付けられた桟木受継手部7に桟木12をビス13でもって止着し、屋 根パネル5を釘14止めする。これにより、従来のように、屋根梁材4の上に更 にチャンネル鋼15などをビス16止めして取り付けた後、このチャンネル鋼1 5に略U字状の取付金具17でもって取り付けるというような手間を解消するこ とができる(図7参照)。
【0016】
以上のように本考案によれば、組立屋根構造における屋根に傾斜に応じた角度 出しのための現場における加工作業を無くし、屋根パネルの止着も簡単に行なう ことができ、その結果、工期を短縮できると共に、経済的に施工できるという優 れた効果がある。
【図1】本考案に係る組立屋根構造を示す一部破断正面
図である。
図である。
【図2】支柱と母屋桁との連結構造を示す正面図であ
る。
る。
【図3】支柱(中柱)を示す斜視図である。
【図4】支柱(外柱)と屋根梁材及び桟木との連結構造
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】本実施例に係る屋根パネルの取付構造を示す側
面図である。
面図である。
【図6】従来技術に係る屋根パネルの取付構造を示す側
面図である。
面図である。
1 組立屋根体 2A 支柱(中柱) 2B 支柱(外柱) 3 母屋桁 4 屋根梁材 5 屋根パネル 6 方杖 7 桟木受継手 8 軒桁材 9 中間桁材 10 舌片 11 ターンバックル 12 桟木 13 ビス 14 釘 A 第1の連結継手部 B 第2の連結継手部 C 第3の連結継手部 D 第4の連結継手部
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の支柱(中柱)間に掛け渡された母
屋桁に複数の屋根梁材を連結して形成した屋根梁上に屋
根板材を配した組立屋根構造であって、屋根梁材及び軒
桁を支持する支柱(外柱)の上端に屋根の傾斜角度に対
応して所定角度に傾斜して形成された梁受継手部と、軒
桁受継手部を設けると共に、該屋根梁材に、屋根板材を
止着する桟木を連結するための桟木受継手部を設けたこ
とを特徴とする組立屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006716U JP3076348U (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 組立屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006716U JP3076348U (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 組立屋根構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076348U true JP3076348U (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=43209413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000006716U Expired - Lifetime JP3076348U (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 組立屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076348U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100349234C (zh) * | 2003-02-28 | 2007-11-14 | 松下电工株式会社 | 接触装置 |
-
2000
- 2000-09-14 JP JP2000006716U patent/JP3076348U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100349234C (zh) * | 2003-02-28 | 2007-11-14 | 松下电工株式会社 | 接触装置 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |