JP3075527U

JP3075527U - 掛寝具

Info

Publication number: JP3075527U
Application number: JP2000005705U
Authority: JP
Inventors: 隆祥山口
Original assignee: ジャパンライフ株式会社
Priority date: 2000-08-09
Filing date: 2000-08-09
Publication date: 2001-02-23
Anticipated expiration: 2006-08-09

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の掛寝具は就寝中にズレ動き、寝冷えの原
因となりやすかった。そこで本考案はそのような虞のな
い、即ち、就寝中にズレ動きにくく寝冷えから身体を守
り、しかも磁気効果が得られる掛寝具を提供することを
課題とする。【解決手段】布団１の全周囲の内の少なくとも両側及び
/又は身体当接部の両側に、就寝者の負担にならない程
度の重みを付与する棒状体５を配置して薄手の掛寝具を
構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、掛寝具、より詳細には、掛布団、肌掛け、タオルケット等の掛寝具で、就寝中にズレ動きにくい掛寝具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

当然のことながら温暖時には、肌掛けやタオルケット等の薄手の掛寝具を用いるが、それらは軽量であるために就寝中にズレ動きやすく、その結果寝冷えを引き起こしやすい。それらよりも厚みのある羽毛布団等の掛寝具についても、同様のことが言える。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述したように、従来の掛寝具は就寝中にズレ動き、寝冷えの原因となりやすかった。そこで本考案はそのような虞のない、即ち、就寝中にズレ動きにくく寝冷えから身体を守り、しかも磁気効果が得られる掛寝具を提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、布団の全周囲の内の少なくとも両側及び/又は身体当接部の両側に、就寝者の負担にならない程度の重みを付与する棒状体を配置した薄手の掛寝具、を以て上記課題を解決した。棒状体としては、棒状磁石を用いることができる。

【０００５】また、布団の身体当接部に多数の永久磁石を配置することもあり、更に、布団の上胸部当接部に、そこを横切るように棒状磁石を配置することもある。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を添付図面に依拠して説明する。図１は本考案に係る掛寝具の身体当接側の部分切断図で、図中１は肌掛け等の布団で、適宜綿材２が薄く詰められる。布団生地の周囲には、適宜重量の棒状体３を包み込んだバイアステープ４（図２参照）が縫着される。かくして布団１には、その全周に適度の重みが付与される。なお、四周辺の内、上辺及び/又は下辺については、棒状体３を配置しないこととしてもよい。

【０００７】５は、身体当接面の両側、即ち、就寝中の体側に沿うようにして上辺から下辺にかけて配置される棒状体で、通例、側生地６にテープを介して縫着、接着等により固定される。必要に応じ、棒状体５、５間に棒状磁石７を渡す。図示した例では、横方向の棒状磁石７が、衿元付近に１本配置されている。

【０００８】棒状体３、５としては、例えば直径３ｍｍ程度のゴム、軟質プラスチック製棒材又はパイプ材を用いればよいが、特に棒状体５については、棒状磁石を用いることが推奨される。

【０００９】更に、棒状体５、５間、換言すれば、身体当接面部分に多数の多極磁石体８が配置される。この多極磁石体８は、例えば、４つの永久磁石１１〜１４を正方形状に配置し、表面側において隣り合うもの同志の極性を互いに異ならしめたもので、図３に示した例では、表面側において永久磁石１１、１３にはＮ極が表われ、永久磁石１２、１４にはＳ極が表われている。この永久磁石１１〜１４を、正方形状、円形状その他任意の形状（必ずしも図示したような中抜きとする必要はない。）のシリコンシート１５、１６で挟持して固定する。多極磁石体８は通例、接着によって側生地６の内側に固定される。

【００１０】本考案に係る掛寝具は、通常の掛寝具と同様にして用いるが、就寝中の身体の両側に沿って棒状体５、５が伸びているので、これによる磁気効果が得られるだけでなく、棒状体３、５の重みによって布団１が身体に無理なく密着するので、多極磁石体８並びに棒状磁石７による磁気効果を十分に得ることができる。

【００１１】更に、本考案に係る掛寝具には、棒状体３、５が配置されていて、これによって布団１に、ある程度の重さが付与されるので、寝返り等に際してもズレ動きにくくなる。この棒状体３、５による重みは、言うまでもなく、就寝中に重みによる寝苦しさを感じることがない程度のものである。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上述した通りであって、布団周囲及び就寝者の両側に、就寝者の負担にならない適度な重みがかかって布団が身体に密着するために、寝返り等に際してズレ動きにくく、以て寝冷えから身体が守られ、しかも棒状磁石及び多極磁石体の作用で、十分な磁気効果が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る掛寝具を示す部分断面図である。

【図２】本考案に係る掛寝具の周囲に用いるバイアステ
ープを示す図である。

【図３】本考案に係る掛寝具に用いる多極磁石体を示す
図である。

【符号の説明】

１布団２綿材３棒状体４バイアステープ５棒状磁石６側生地７棒状磁石８多極磁石体１１永久磁石１２永久磁石１３永久磁石１４永久磁石１５シリコンシート１６シリコンシート

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】布団の全周囲の内の少なくとも両側に、
就寝者の負担にならない程度の重みを付与する棒状体を
配置した掛寝具。
【請求項２】布団の全周囲の内の少なくとも両側と、
身体当接部の両側に、それぞれ就寝者の負担にならない
程度の重みを付与する棒状体を配置した掛寝具。
【請求項３】布団の全周囲の内の少なくとも両側と、
身体当接部の両側に、それぞれ就寝者の負担にならない
程度の重みを付与する棒状体を配置し、少なくとも前記
身体当接部の両側の棒状体を棒状磁石で構成した掛寝
具。
【請求項４】布団の全周囲の内の少なくとも両側と、
身体当接部の両側に、それぞれ就寝者の負担にならない
程度の重みを付与する棒状体を配置し、更に身体当接部
に多数の永久磁石を配設した掛寝具。
【請求項５】布団の身体当接部の両側に、就寝者の負
担にならない程度の重みを付与する棒状体を配置した掛
寝具。
【請求項６】布団の身体当接部の両側に、就寝者の負
担にならない程度の重みを付与する棒状体を配置し、更
に身体当接部に多数の永久磁石を配置した掛寝具。
【請求項７】布団の上胸部当接部に、そこを横切るよ
うに棒状磁石を配置した請求項１乃至６のいずれかに記
載の掛寝具。
【請求項８】布団の全周囲の内の少なくとも両側と、
身体当接部の両側にそれぞれ就寝者の負担にならない程
度の重みを付与する棒状体を配置すると共に、身体当接
部に多数の永久磁石を配設し、更に布団の上胸部当接部
に、そこを横切るように棒状磁石を配置した掛寝具。