JP3073210U - 塀取付具 - Google Patents
塀取付具Info
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- JP3073210U JP3073210U JP2000003166U JP2000003166U JP3073210U JP 3073210 U JP3073210 U JP 3073210U JP 2000003166 U JP2000003166 U JP 2000003166U JP 2000003166 U JP2000003166 U JP 2000003166U JP 3073210 U JP3073210 U JP 3073210U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々の形状のブロック塀に安定に固定するこ
とができる塀取付具を提供する。 【解決手段】 塀1の上面4に幅方向に差し渡される上
面部5,6と塀1の側面に対応する側面部7,8とがL
字状に折曲形成されて成る一半部材9及び他半部材10の
上面部5,6には、ボルト15を挿通させるための長孔
が、塀1の幅方向に形成されると共に、上面部5の両側
には、下端が塀1の上面4に当接する下向きフランジ部
19,19が折曲形成され、上面部5から下方に突出したボ
ルト・ナット結合11を、塀1の上面4に当接させないよ
うにした。
とができる塀取付具を提供する。 【解決手段】 塀1の上面4に幅方向に差し渡される上
面部5,6と塀1の側面に対応する側面部7,8とがL
字状に折曲形成されて成る一半部材9及び他半部材10の
上面部5,6には、ボルト15を挿通させるための長孔
が、塀1の幅方向に形成されると共に、上面部5の両側
には、下端が塀1の上面4に当接する下向きフランジ部
19,19が折曲形成され、上面部5から下方に突出したボ
ルト・ナット結合11を、塀1の上面4に当接させないよ
うにした。
Description
【0001】
本考案は、塀取付具に関する。
【0002】
ガレージミラーは、従来、例えば、図14に示すように、ブロック塀aの上部等 に、塀取付具bを介して、着脱自在に取り付けられていた。その塀取付具bは、 L字状に折曲形成された2つの板部材c,dを組み合わせてボルトeとナットf により門型に接合し、これを、ブロック塀aに跨乗させて、その一方の板部材c の側面の螺子孔に螺合させたボルトgを締め付けることにより、ガレージミラー hを固定していた。
【0003】
しかし、2つの部材c,dを固定するためのボルトeの頭部が、直接、ブロッ ク塀aの上面に当接するため、その塀取付具bがグラツキを生じたりして固定状 態が不安定であった。また、螺子孔が側面に1つしかなく、ボルトgの上下位置 を選択できないために、図示は省略するが、例えば、ブロック塀aの肩部が、面 取り状に傾斜している場合や、モルタル加工等によって肩部が外方に突出してい る場合等には、安定状態に取り付けることができなかった。
【0004】 そこで、本考案は、種々の形状のブロック塀に安定に固定することができる塀 取付具を提供することを目的とする。
【0005】
上述の目的を達成するために、本考案の塀取付具は、塀の上面に幅方向に差し 渡される上面部と塀の側面に対応する側面部とがL字状に折曲形成されて成る一 半部材及び他半部材と、該一半部材と他半部材の上面部同士を固定するためのボ ルト・ナット結合と、該一半部材の側面部に形成された螺子孔に螺合する雄螺子 部材と、該雄螺子部材の先端部に付設されて上記塀の側面に当接する当接部材と 、上記雄螺子部材に螺合するナット部材と、該ナット部材によって、上記一半部 材の側面部の外側に固定される物品取付金具と、を具備し、上記一半部材及び他 半部材の上面部には、上記ボルト・ナット結合のボルトを挿通させるための長孔 が、上記塀の幅方向に形成されると共に、該上面部の両側には、下端が上記塀の 上面に当接する下向きフランジ部が折曲形成され、該上面部から下方に突出した 上記ボルト・ナット結合を、上記塀の上面に当接させないように構成した。
【0006】 また、一半部材の側面部の上記螺子孔を、上下に、2つ以上形成した。そして 、雄螺子部材の外端には、ドライバーの先端部を係合させるための係合溝を形成 した。
【0007】
以下、本考案の塀取付具の実施の一形態を示す図面に基づき、本考案を詳説す る。
【0008】 図1はガレージミラーを塀に取り付けた状態の正面図、図2は塀取付具の正面 図で、これらの図において、符号1はブロック塀(以下塀という)、2は塀1の 上部に固定される塀取付具、3は塀取付具2に支持されたガレージミラー(図示 は背面)である。その塀取付具2は、塀1の上面4に幅方向に差し渡される上面 部5,6と、塀1の側面に対応する側面部7,8とが、L字状に折曲形成されて 成る一半部材9と他半部材10を有し、その上面部5,6同士が、ボルト・ナット 結合11によって相互に固定される。なお、そのボルト・ナット結合11は、ボルト 15、(蝶)ナット16、平ワッシャ17,17、及びスプリングワッシャ18から成る。
【0009】 一半部材9は、図3〜図5に示され、また、他半部材10は、図6〜図8に示さ れる。その一半部材9と他半部材10の上面部5,6には、それぞれ、ボルト15を 挿通させるための3つの長孔13…,14…が、長手方向(塀1の幅方向)に形成さ れ、これにより、その上面部5,6同士を固定する際に、塀1の厚みに応じて、 一半部材9の側面部7と、他半部材10の側面部8との間隔を調整することができ る。なお、上面部5,6に形成される長孔13,14は、単一または2つであっても よく、4つ以上であってもよい。
【0010】 一半部材9の上面部5の両側には、下端が塀1の上面4に当接する下向きフラ ンジ部19,19が折曲形成され(図4及び図5参照)、これにより、その上面部5 の下面に突出したボルト・ナット結合11のボルト15の頭部を、塀1の上面4に当 接させることなく、塀取付具2を安定な状態で固定することができ、かつ、上面 部5の曲げ剛性も向上されるため、その固定状態がさらに安定化する(図1参照 )。
【0011】 また、この両下向きフランジ部19,19によって、他半部材10の上面部6が左右 方向への揺動を規制されるため、両上面部5,6が、常に、完全に一致した重合 状態となり、取り付け作業性が向上すると共に、その固定状態もより一層安定化 する。
【0012】 一半部材9の側面部7には、図5に示すように、上下に2つの螺子孔20,21が 形成され、そのいずれか一方の螺子孔20(又は21)に、雄螺子部材22を、選択的 に螺合させることができ、これにより、塀1の形状に応じて、柔軟な対応が可能 となる。また、その一半部材9の側面部7と、他半部材10の側面部8には、それ ぞれ、2条の補強突条(溝)71,71、81,81が形成され、剛性の向上が図られて いる。なお、螺子孔は、一半部材9の側面部7に、上下に、3つ以上形成されて もよく、また、横方向に2つ以上形成されてもよい。
【0013】 その雄螺子部材22の先端部には、図9に示すように、塀1の側面に当接する当 接部材23が揺動自在に付設される一方、その外端(基端)には、ドライバー(図 示省略)の先端部を係合させるための係合溝(プラス状、マイナス状、六角形状 等)24が形成されている。
【0014】 一半部材9の側面部7の螺子孔20(又は21) に螺合した雄螺子部材22の外側( 基部側)には、図1に示すように、L字状の板部材(物品取付金具)25の一側辺 251 に形成されたボルト挿通孔が挿通され、平ワッシャ26とスプリングワッシャ 27を介したナット部材(バタフライナット)28の螺合締結により、その一側辺25 1 が側面部7に締結固定される。その他側辺252 には、予め、ガレージミラー3 がボルト・ナット30の締結により固定状態に取り付けられている。
【0015】 以上のように構成される塀取付具2は、塀1の厚みに応じて、両側面部7,8 の間隔を適宜柔軟に調整することができる。その間隔を最小にした時は、図10に 示され、最大にした時は、図11に示される。また、雄螺子部材22を、一半部材9 の側面部7の上下の螺子孔20,21のいずれかに選択的に螺合させることにより、 塀1の上部の形状に応じて、柔軟に対処することができ、常に、安定な固定状態 でガレージミラー3を取り付けることができる。
【0016】 例えば、図12に示すように、塀1の肩部の両側が、面取り状に傾斜した形状と なっている場合に、上の螺子孔20に雄螺子部材22を螺合させると、塀1に対する 当接部材23の当接状態が不安定となる。このような場合には、(図12中の矢印E の如く移転させて、)その雄螺子部材22を、下方の螺子孔21に螺合させることに より、平坦な側面に当接部材23を当接させることができ、これにより、安定な支 持状態を得ることができる。
【0017】 また、例えば、図13に示すように、塀1の肩部が横方向に突出状に形成されて いる場合、その突出部29に対して、当接部材23が、中途半端な状態で当接すると 、不安定な取付状態となる。このような場合には、(図13中の矢印Gの如く移転 させて、)雄螺子部材22を、上方の螺子孔20に螺合させることにより、その突出 部29の平坦な側面に面直状態で当接させればよい。
【0018】 塀取付具2の一般的な取り付け手順について説明すると、まず、塀1の厚さに 対応させて、両側面部7,8の間隔を調整して、ボルト・ナット結合11により、 一半部材9と他半部材10の上面部5,6同士を固定した後、塀1の上に塀取付具 2を跨がせるように載せる。次いで、ドライバー(図示省略)で雄螺子部材22を 締め付け、塀取付具2を塀1に固定する。
【0019】 次に、ガレージミラー3が固定されている板部材25の一側辺251 のボルト挿通 孔を、雄螺子部材22に挿通させて、平ワッシャ26、スプリングワッシャ27を介し て、ナット部材28を螺合締結すれば、取り付け作業が完了する。このように、雄 螺子部材22は、塀取付具2の塀1への固定用と、ガレージミラー3の塀取付具2 への固定用とを兼ねている。
【0020】 その塀取付具2が取り付けられた状態では、一半部材9の両下向きフランジ部 19,19が塀1の上面4に当接して(ボルト・ナット結合を構成するボルト15の頭 部は上面4に当接せず)、雄螺子部材22に付設された当接部材23が塀1の側面に 対して面直な押圧状態に当接するため、塀取付具2は、グラツクことなく安定な 状態で塀1に固定されている。
【0021】 なお、本考案は、塀取付具2によって取り付けられる物品を、ガレージミラー 3に限定するものではなく、例えば、各種サインボードや照明器具、交通標識等 々その他各種物品であってもよい。
【0022】
(請求項1によれば)一半部材9と他半部材10の上面部5,6に、ボルト15を 挿通させるための長孔13…,14…を、塀1の幅方向に形成したので、塀1の厚さ に応じて、両側面部7,8の間隔を、適宜に、調整することができる。
【0023】 一半部材9の上面部5の両側に、下端が塀1の上面4に当接する下向きフラン ジ部19,19を折曲形成し、上面部5から下方に突出した上記ボルト15の頭部を、 塀1の上面4に当接させないようにしたので、塀取付具2の取り付け状態が安定 する。
【0024】 (請求項2によれば)一半部材9の側面部7の螺子孔20,21を、上下に、2つ 以上形成したので、塀1の形状に応じて、雄螺子部材22を、そのいずれかの螺子 孔20,21に選択的に螺合させて、塀取付具2の取り付け状態の安定化を図ること ができる。
【0025】 (請求項3によれば)雄螺子部材22の外端に、ドライバーの先端部を係合させ るための係合溝24を形成したので、塀1の上部に載せた塀取付具2の一半部材9 の側面部7に螺合している雄螺子部材22をドライバーで締め付けることにより、 塀取付具2を塀1に固定することができ、かつ、その雄螺子部材22に物品取付金 具25のボルト挿通孔を挿通させてナット部材28を螺合締結することにより、物品 取付金具25を塀取付具2に固定することもできる。
【図1】本考案の実施の一形態を示す取付状態の正面図
である。
である。
【図2】塀取付具の正面図である。
【図3】一半部材の平面図である。
【図4】正面図である。
【図5】側面部である。
【図6】他半部材の平面図である。
【図7】正面図である。
【図8】側面部である。
【図9】雄螺子部材の斜視図である。
【図10】両側面部の間隔を最小とした状態の平面図であ
る。
る。
【図11】両側面部の間隔を最大とした状態の平面図であ
る。
る。
【図12】不安定な取付状態を説明するための説明図であ
る。
る。
【図13】不安定な取付状態を説明するための説明図であ
る。
る。
【図14】従来の塀取付具の取付状態の一例を示す正面図
である。
である。
1 塀 2 塀取付具 4 上面 5 上面部 6 上面部 7 側面部 8 側面部 9 一半部材 10 他半部材 11 ボルト・ナット結合 13 長孔 14 長孔 15 ボルト 19 下向きフランジ部 20 螺子孔 21 螺子孔 22 雄螺子部材 23 当接部材 24 係合溝 25 物品取付金具 28 ナット部材
Claims (3)
- 【請求項1】 塀1の上面4に幅方向に差し渡される上
面部5,6と塀1の側面に対応する側面部7,8とがL
字状に折曲形成されて成る一半部材9及び他半部材10
と、該一半部材9と他半部材10の上面部5,6同士を固
定するためのボルト・ナット結合11と、該一半部材9の
側面部7に形成された螺子孔20,21に螺合する雄螺子部
材22と、該雄螺子部材22の先端部に付設されて上記塀1
の側面に当接する当接部材23と、上記雄螺子部材22に螺
合するナット部材28と、該ナット部材28によって、上記
一半部材9の側面部7の外側に固定される物品取付金具
25と、を具備し、上記一半部材9及び他半部材10の上面
部5,6には、上記ボルト・ナット結合11のボルト15を
挿通させるための長孔13…,14…が、上記塀1の幅方向
に形成されると共に、該上面部5の両側には、下端が上
記塀1の上面4に当接する下向きフランジ部19,19が折
曲形成され、該上面部5から下方に突出した上記ボルト
・ナット結合11を、上記塀1の上面4に当接させないよ
うに構成したことを特徴とする塀取付具。 - 【請求項2】 一半部材9の側面部7の螺子孔20,21
が、上下に、2つ以上形成されている請求項1記載の塀
取付具。 - 【請求項3】 雄螺子部材22の外端には、ドライバーの
先端部を係合させるための係合溝24が形成されている請
求項1または2記載の塀取付具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003166U JP3073210U (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 塀取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003166U JP3073210U (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 塀取付具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3073210U true JP3073210U (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=43206451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000003166U Expired - Lifetime JP3073210U (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 塀取付具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3073210U (ja) |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000003166U patent/JP3073210U/ja not_active Expired - Lifetime
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Date | Code | Title | Description |
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