JPH0311442Y2 - - Google Patents

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JPH0311442Y2
JPH0311442Y2 JP1984127538U JP12753884U JPH0311442Y2 JP H0311442 Y2 JPH0311442 Y2 JP H0311442Y2 JP 1984127538 U JP1984127538 U JP 1984127538U JP 12753884 U JP12753884 U JP 12753884U JP H0311442 Y2 JPH0311442 Y2 JP H0311442Y2
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JP1984127538U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、形材とくに所定間隔離れて対向す
るフランジ部分を有する形材の連結に使用するの
に好適な形材の連結部材に関するものである。
(従来技術) この種の形材としては、たとえば第2図に示す
ようなものがあり、この形材1,11はその下端
に天井ボード等を載置する下端フランジ部分1
a,11aを有し、さらにはウエブ部分1b,1
1bの上端および途中にそれぞれ対向するフラン
ジ部分1c,11cおよび1d,11dを有して
いる。このような形材1,11を使用して天井ボ
ード等をはりめぐらす場合には、この形材1,1
1を所定の間隔で例えば格子状に枠組みする必要
があり、その際に各形材1,11の交差部分にお
いて連結しておかねばならない。
そこで、これらの形材1,11を枠組みする際
に用いられる連結部材としては、従来、たとえば
第1図に示すようなものがあつた。すなわち、こ
の連結部材10は上部摺動片2と下部摺動片3と
を有し、それぞれ反対方向のめねじ部分を形成し
てボルト4をねじ込み、このボルト4を一方向に
回転させることによつて例えば両摺動片2,3を
互いに離れる方向に移動させ、ボルト4を他方向
に回転させることによつて両摺動片2,3を互い
に接近する方向に移動させるようにしたものであ
る。
そして、使用に際しては、第2図に示すよう
に、各摺動片2,3に形成した係止片のうち、係
止片2a,3aをそれぞれ形材1の対向するフラ
ンジ部分1c,1d間に配置し、係止片2b,3
bをそれぞれ形材11の対向するフランジ部分1
1c,11d間に配置したのち、ボルト4をまわ
して両摺動片2,3を互いに離れる方向に移動さ
せ、係止片2a,3aをそれぞれフランジ部分1
c,1d内に係止して形材1との連結を行うと共
に、係止片2b,3bをそれぞれフランジ部分1
1c,11d内に係止して形材11との連結を行
い、連結部材10を介して両形材1,11の連結
を行うようにしていた。なお、係止片2c,3c
側を活用することによつて、ウエブ1b,11b
に対して反対側のフランジ部分を係止することが
でき、必要に応じて選択しうるようになつてい
る。
しかしながら、このような従来の連結部材10
は、部品点数が多いため製作コストおよび管理コ
スト等が大であるうえ、形材1,11の連結作業
が非常に細かく面倒であるという欠点を有してい
た。
そのほかの連結部材として、板材の一辺側に沿
つて長溝を形成し、この長溝の溝幅を治具によつ
て拡大することにより板材の板幅を実質的に増大
してこれを対向するフランジ部材間で固定するよ
うにしたものや、連結部材に切欠を設けて前記切
欠に向けてフランジ部材を局所的にかしめて嵌合
固定するようにしたものもあるが、これでは板材
を形材から取り外すことが困難になつてしまうと
いう欠点を有していた。
(考案の目的) この考案は、前述した従来技術の欠点を解消
し、単一部材からなるため製作コスト等が非常に
安価ぜあり、連結作業を一瞬にして極めて容易に
なすことができると共に、しかも形材からの取外
しも容易に行え、さらには何回か繰返して使用し
たときでも曲げ部分で亀裂等が生じがたいという
特長を有する形材の連結部材を提供することを目
的としている。
(考案の構成) この考案による形材の連結部材は、板材の一辺
側に前記板材の一辺側より角度αで突出し且つ前
記板材に対し略直角曲げした中間曲げ片を有する
と共に、前記中間曲げ片の先端部分で前記中間曲
げ片に対し略直角曲げして前記板材面と略同一な
いしは平行な面上に位置し且つ前記中間曲げ片で
の板厚方向の曲げにより先端部分と前記板材の他
辺側との間での距離Dが変化する先端係止片を有
する構成としたことを特徴としている。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
第3図はこの考案の一実施例による形材の連結
部材の全体斜視図、第4図は片側部分の展開説明
図、第5図は片側部分の正面図であつて、図に示
す連結部材20は、板材21の一辺側すなわち上
辺側に、前記板材1の上辺側より角度αでそれぞ
れ両方向に突出し且つ前記板材21に対し折曲線
l1で略直角曲げした中間曲げ片22,23を設
け、前記中間曲げ片22,23の先端柄部分で該
中間曲げ片22,23に対し折曲線l2で略直角曲
げして前記板材21の面と略同一ないしは平行な
面(図示例の場合は略同一面)上に位置する先端
係止片24,25を形成した形状をなし、両形材
1,11の交差角度が第2図に示したように直角
の場合には、板材21をその中間部分でβ=90゜
の曲げ角度で折曲し、両形材1,11を一直線上
に接続連結するだけの場合にはそのまま、すなわ
ちβ=180゜にしておく。
また、図示例の場合には、折曲線l1,l2を一直
線状とし、板材21と先端係止片24,25とを
押えた状態で中間曲げ片23,24を折曲線l1
l2で約90゜折曲することにより形成し、板材21と
先端係止片24,25とが同一平面上にある場合
を示している。
そこで、第5図に示す成形加工直後の連結部材
20の状態において、手指あるいはペンチ等の工
具を用いてこれを中間曲げ片22,23の間に掛
け、両中間曲げ片22,23を互いに接近する方
向に折り曲げると、中間曲げ片22,23の一部
分、すなわち曲げモーメントが最も強く加えられ
る折曲線l1の上端部分がその板厚方向に折曲され
て、中間曲げ片22,23の上側部分および先端
係止片24,25は第6図に仮想線で示すように
それらの位置が変化する。そして、先端係止片2
4,25の先端部分と板材21の他辺側との間で
の距離Dは、中間曲げ片24,25を折曲する前
の距離D1から、折曲した後の距離D2で変化し、
実質的に板材21の高さがD1からD2に増大した
こととなる。
次に、このような連結部材20を用いて、第7
図に示すように、二本の形材1,11を直交状態
で連結するには、第3図に示す板材21の折曲角
度βを90゜にした連結部材20を用い、先ず形材
1の対向するフランジ部分1c,1d間に連結部
材20の図示右側部分を当てがい、手指あるいは
ペンチ等を一方の中間曲げ片22,23間に掛け
たのち互いに接近する方向に変形させて上下方向
の板幅すなわち先端係止片24,25の先端部分
と板材21の他辺側との間での距離Dを距離D1
から距離D2へと実質的に増大させ、連結部材2
0と一方の形材1との連結を行う。次いで、他方
の形材11を準備してその対向するフランジ部分
11c,11d間に連結部材20の反対側を当て
がい、手指あるいはペンチ等を他方の突出片2
2,23間に掛けたのち互いに接近する方向に変
形させて上下方向の板幅すなわち先端係止片2
4,25の先端部分と板材21の他辺側との間で
の距離Dを実質的に距離D1から距離D2へと増大
させ、連結部材20と他方の形材11との連結を
行つて、この連結部材20を介して両形材1,1
1の連結を行う。
この場合、中間曲げ片22,23の一部分すな
わち曲げモーメントが最も強く加えられる部分を
その板厚方向に変形させた後において先端係止片
24,25の上端部は形材面にくい込む形とな
り、容易に元に戻ることができなくなり、連結部
材20と各形材1,11との連結が非常に好適に
なされる。また、各形材1,11の前述したフラ
ンジ部分とはウエブ部分に対して反対側のフラン
ジ部分で連結する場合には、連結部材20の向き
を90゜変えれば良いことが明らかである。
第8図はこの考案の他の実施例を示し、交差す
る形材1,11の連結に際しては、第3図に示し
たように角度β(=90゜)の折曲によるものとする
ことができるほか、第8図の連結部材20に示す
ように角度γの選定にすることもできることを示
している。
上述した実施例では、天井ボードの取付け用に
使用されている形材1,11の連結を例にとつて
説明したが、このような形材1,11の連結に限
定されるものではなく、対向するフランジ部分を
有してこれらの間で連結部材20との固定を行い
うるようにした形材1,11の連結に対して有効
に使用することができるものである。
(考案の効果) 以上詳述したように、この考案による形材の連
結部材は、板材の一辺側に前記板材の一辺側より
角度αで突出し且つ前記板材に対し略直角曲げし
た中間曲げ片を有すると共に、前記中間曲げ片の
先端部分で前記中間曲げ片に対し略直角曲げして
前記板材面と略同一ないしは平行な面上に位置し
且つ前記中間曲げ片での板厚方向の曲げにより先
端部分と前記板材の他辺側との間での距離Dが変
化する先端係止片を有する構成としたから、連結
部材を単一材料から成形することができるため製
作コストおよび管理コスト等が非常に安価であ
り、連結作業も各形材毎に中間曲げ片をその板厚
方向に曲げて先端係止片の先端部分と板材の他辺
側との間での距離Dを増大させるようにするだけ
のわずか1回の動作で極めて容易にかつ迅速にな
すことができなるというすぐれた効果を有する。
また、各形材の交差角度に対する連結部材の適合
は非常に容易であるほか、中間曲げ片を上記とは
反対の板厚方向に曲げて先端係止片の先端部分と
板材の他辺側との間での距離Dを減少させるよう
にするだけで、従来の切欠へのかしめによる場合
のような形材への損傷を伴うことなく、連結部材
を形材から取外すことも可能であり、中間曲げ片
をその板厚方向に曲げるようにしているため繰り
返して使用したときでも折曲部分で亀裂が生じに
くいなどの著しく優れた実用的価値大なる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の形材の連結部材の斜視図、第2
図は第1図の連結部材の使用状態を示す斜視図、
第3図はこの考案の一実施例による形材の連結部
材の斜視図、第4図は第3図の連結部材の部分展
開説明図、第5図および第6図はそれぞれ連結部
材の使用前後における説明図、第7図は第3図に
示す連結部材により形材を連結した状態の一例を
示す斜視図、第8図はこの考案の他の実施例によ
る形材の連結部材の正面図である。 1,11……形材、20……連結部材、21…
…板材、22,23……中間曲げ片、24,25
……先端係止片、D,D1,D2……先端係止片の
先端部分と板材の他辺側との間での距離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板材の一辺側に前記板材の一辺側より角度αで
    突出し且つ前記板材に対し略直角曲げした中間曲
    げ片を有すると共に、前記中間曲げ片の先端部分
    で前記中間曲げ片に対し略直角曲げして前記板材
    面と略同一ないしは平行な面上に位置し且つ前記
    中間曲げ片での板厚方向の曲げにより先端部分と
    前記板材の他辺側との間での距離Dが変化する先
    端係止片を有することを特徴とする形材の連結部
    材。
JP12753884U 1984-08-24 1984-08-24 形材の連結部材 Granted JPS6144007U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12753884U JPS6144007U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 形材の連結部材

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JP12753884U JPS6144007U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 形材の連結部材

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JPS6144007U JPS6144007U (ja) 1986-03-24
JPH0311442Y2 true JPH0311442Y2 (ja) 1991-03-19

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JP12753884U Granted JPS6144007U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 形材の連結部材

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JP (1) JPS6144007U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5557707A (en) * 1978-10-23 1980-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method and device for coupling frame

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5557707A (en) * 1978-10-23 1980-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method and device for coupling frame

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JPS6144007U (ja) 1986-03-24

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