JPH0748816Y2 - フレーム結合構造 - Google Patents
フレーム結合構造Info
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- JPH0748816Y2 JPH0748816Y2 JP8516490U JP8516490U JPH0748816Y2 JP H0748816 Y2 JPH0748816 Y2 JP H0748816Y2 JP 8516490 U JP8516490 U JP 8516490U JP 8516490 U JP8516490 U JP 8516490U JP H0748816 Y2 JPH0748816 Y2 JP H0748816Y2
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- Japan
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- frame
- frame member
- step portion
- joint
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- Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えばクリーンルームの天井ブースに用いる
縦横部材を格子状フレームに組み立てる構造に関する。
縦横部材を格子状フレームに組み立てる構造に関する。
〈従来の技術〉 IC基板のような精密電子部品や医薬品等の製造には塵埃
を極度に嫌う工程があり、クリーンルームを必須設備と
して用いる。このクリーンルームは、軽合金を押し出し
成形して、第8図乃至第11図に示すように、中空状で、
狭い幅の上段部と広い幅の下段部とを、積層した形成し
たフレーム部材31a,31bを多く用いる。このようなフレ
ーム部材31a,31bを縦横に直交させて格子状フレーム31
を構成すると、軽量で、曲げ剛性も高く、加工,組み立
てもしやすいことになる。
を極度に嫌う工程があり、クリーンルームを必須設備と
して用いる。このクリーンルームは、軽合金を押し出し
成形して、第8図乃至第11図に示すように、中空状で、
狭い幅の上段部と広い幅の下段部とを、積層した形成し
たフレーム部材31a,31bを多く用いる。このようなフレ
ーム部材31a,31bを縦横に直交させて格子状フレーム31
を構成すると、軽量で、曲げ剛性も高く、加工,組み立
てもしやすいことになる。
すなわち、中空状の、上段部32と下段部33とを積層形成
した各フレーム部材31a,31bによる結合部34a,34bを加
工,構成して各フレーム部材31a,31bと同一高さに組み
立て、板状体35を当接し、締め付け用部材36で圧着,拘
束して固定する。前記加工は広い幅の下段部33に狭い幅
の上段部32が載るように、相互のフレーム部材31a,31b
の片方か両方の上段部32,下段部33の切り欠きを行うも
のである。
した各フレーム部材31a,31bによる結合部34a,34bを加
工,構成して各フレーム部材31a,31bと同一高さに組み
立て、板状体35を当接し、締め付け用部材36で圧着,拘
束して固定する。前記加工は広い幅の下段部33に狭い幅
の上段部32が載るように、相互のフレーム部材31a,31b
の片方か両方の上段部32,下段部33の切り欠きを行うも
のである。
詳細には、格子状フレーム31の横方向フレーム部材31a
として、直交する縦方向フレーム部材を31bとすると、
これを直交交差箇所ごとに切断して結合部34aを設け
る。この場合の結合部34aでは、横方向フレーム部材31a
には上段部32と下段部33との間に水平な段差部分37があ
る。ここに縦方向フレーム部材31bの切断端の下段部33
を直角に切り欠いて残した上段部32を載せる。
として、直交する縦方向フレーム部材を31bとすると、
これを直交交差箇所ごとに切断して結合部34aを設け
る。この場合の結合部34aでは、横方向フレーム部材31a
には上段部32と下段部33との間に水平な段差部分37があ
る。ここに縦方向フレーム部材31bの切断端の下段部33
を直角に切り欠いて残した上段部32を載せる。
また、格子状フレーム31の横方向の長さが他のフレーム
部材の素材長さより長い場合に、両端間を連続体とする
必要がある。この時はフレーム部材31の長手方向に結合
部34bを設けるが、前記同様その高さはフレーム部材31
と同じにした方が好都合なため、所謂相じゃくり形態の
結合を行う。つまり、結合部34bの一方のフレーム部材3
1aとすると、その端の上段部32の一部を直角に切り欠
き、相手方の他方のフレーム部材を31bとして、この端
の下段部33の一部を同じ長さで直角に切り欠く。これら
を突き合わせ結合する。
部材の素材長さより長い場合に、両端間を連続体とする
必要がある。この時はフレーム部材31の長手方向に結合
部34bを設けるが、前記同様その高さはフレーム部材31
と同じにした方が好都合なため、所謂相じゃくり形態の
結合を行う。つまり、結合部34bの一方のフレーム部材3
1aとすると、その端の上段部32の一部を直角に切り欠
き、相手方の他方のフレーム部材を31bとして、この端
の下段部33の一部を同じ長さで直角に切り欠く。これら
を突き合わせ結合する。
このように各フレーム部材31a,31bの各所の切り欠き加
工を前加工として現場搬入前に実施することができ、現
場では組み立て,締め付け施工だけで格子状フレーム31
ができ上がる。なお、前記切り欠き加工の際、突出した
状態に残す上段部32の付け根に、相手面との当接をより
安定させるため第9図,第11図に示すように、更に小さ
い切り込み溝38を加工している。
工を前加工として現場搬入前に実施することができ、現
場では組み立て,締め付け施工だけで格子状フレーム31
ができ上がる。なお、前記切り欠き加工の際、突出した
状態に残す上段部32の付け根に、相手面との当接をより
安定させるため第9図,第11図に示すように、更に小さ
い切り込み溝38を加工している。
前記締め付け用部材36で板状体35を結合部34a,34bに圧
着させるため、この場所のフレーム部材31a,31bの上段
部32の更に上部分に係合用段部39を突設させ、その外側
面40に締め付け用部材36の溝状内面41を係止する。この
ために、前記外側面40と溝状内面41の各面間に係止爪42
を配置している。
着させるため、この場所のフレーム部材31a,31bの上段
部32の更に上部分に係合用段部39を突設させ、その外側
面40に締め付け用部材36の溝状内面41を係止する。この
ために、前記外側面40と溝状内面41の各面間に係止爪42
を配置している。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記従来のフレーム結合構造には、各フ
レーム部材31a,31bの前加工量が多い難点がある。すな
わち、フレーム部材31a,31bの直交する結合部34aにおい
て一方のフレーム部材31aの広い幅の下段部33を多数箇
所切り欠き加工しなければならない。また、長手方向の
相じゃくり形態の結合部34bでは、一方のフレーム部材3
1aの上段部32と、他方のフレーム部材31bの下段部33の
両方に切り欠き加工が必要である。これらの切り欠き加
工は、加工量が多くなり、かつ、かなりな高成度で行わ
ねばならず、縦フライス盤,ほぞ取り盤等の工作機械を
用い、面倒な段取りと手間と時間のかかる作業である。
そして加工に伴う切粉の発生も多く、その完全除去が煩
雑であり切粉が残るとクリーンルームの機能を損う事態
を招く。
レーム部材31a,31bの前加工量が多い難点がある。すな
わち、フレーム部材31a,31bの直交する結合部34aにおい
て一方のフレーム部材31aの広い幅の下段部33を多数箇
所切り欠き加工しなければならない。また、長手方向の
相じゃくり形態の結合部34bでは、一方のフレーム部材3
1aの上段部32と、他方のフレーム部材31bの下段部33の
両方に切り欠き加工が必要である。これらの切り欠き加
工は、加工量が多くなり、かつ、かなりな高成度で行わ
ねばならず、縦フライス盤,ほぞ取り盤等の工作機械を
用い、面倒な段取りと手間と時間のかかる作業である。
そして加工に伴う切粉の発生も多く、その完全除去が煩
雑であり切粉が残るとクリーンルームの機能を損う事態
を招く。
更に、各結合部34a,34bで切り欠いて残した上段部32の
下面、下段部33の上面共に強度を保持する必要があり、
両者の境界線43の肉厚を予め大きくしなければならずコ
ストアップを招いている。また、加工量が多い分、フレ
ーム部材31の防錆用アルマイト処理部の除去面積を拡大
し腐食部分を増すことになる。
下面、下段部33の上面共に強度を保持する必要があり、
両者の境界線43の肉厚を予め大きくしなければならずコ
ストアップを招いている。また、加工量が多い分、フレ
ーム部材31の防錆用アルマイト処理部の除去面積を拡大
し腐食部分を増すことになる。
本考案は、フレーム部材の前加工の量を減らし、手間と
加工時間その他前記の不都合な諸点を改善するフレーム
結合構造を提供することを目的とする。
加工時間その他前記の不都合な諸点を改善するフレーム
結合構造を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係るフレーム結合構造は、中空状で、狭い幅の
上段部と広い幅の下段部とを、積層状に形成したフレー
ム部材を、平面上に間隔をあけて縦横に直交配置した格
子状フレームであって、縦方向のフレーム部材は横方向
のフレーム部材との交差箇所ごとに切断して結合部を設
け、横方向のフレーム部材は全長間を連続体として必要
な場合に結合部を設けて構成し、前記各結合部の上面に
当接するようにこれらの上面と同一形状に形成した板状
体と、これらの板状体を、各結合部のフレーム部材の上
面に圧着して拘束する構成とした締め付け用部材とを備
えたフレーム結合構造において、結合部の一方のフレー
ム部材の前記上段部に挿入して頭部を突出させて配置し
たジョイント部材を備え、このジョイント部材を、結合
部の他方のフレーム部材の前記下段部の上面に対して、
前記突出させた頭部の下面が当接する関係形状に形成し
て結合を行うように構成した。
上段部と広い幅の下段部とを、積層状に形成したフレー
ム部材を、平面上に間隔をあけて縦横に直交配置した格
子状フレームであって、縦方向のフレーム部材は横方向
のフレーム部材との交差箇所ごとに切断して結合部を設
け、横方向のフレーム部材は全長間を連続体として必要
な場合に結合部を設けて構成し、前記各結合部の上面に
当接するようにこれらの上面と同一形状に形成した板状
体と、これらの板状体を、各結合部のフレーム部材の上
面に圧着して拘束する構成とした締め付け用部材とを備
えたフレーム結合構造において、結合部の一方のフレー
ム部材の前記上段部に挿入して頭部を突出させて配置し
たジョイント部材を備え、このジョイント部材を、結合
部の他方のフレーム部材の前記下段部の上面に対して、
前記突出させた頭部の下面が当接する関係形状に形成し
て結合を行うように構成した。
〈作用〉 中空状で、狭い幅の上段部と広い幅の下段部とが積層状
に形成していて、上下段の境界部には水平な段差があ
る。この段差部分の上面に相手方のフレーム部材の関連
部分を載置して結合部が構成できる。また、結合部を構
成する各フレーム部材の上面に当接する板状体と、この
板状体を各フレーム上面に圧着し拘束する締め付け用部
材が備えられていることでその装着操作により、結合部
が固定される。
に形成していて、上下段の境界部には水平な段差があ
る。この段差部分の上面に相手方のフレーム部材の関連
部分を載置して結合部が構成できる。また、結合部を構
成する各フレーム部材の上面に当接する板状体と、この
板状体を各フレーム上面に圧着し拘束する締め付け用部
材が備えられていることでその装着操作により、結合部
が固定される。
平面上で間隔をあけて、縦横に配置する各フレーム部材
を結合するには前記板状体,締め付け用部材に加え、こ
れらで圧着される相じゃくり形態を必要とする。一方の
フレーム部材の端部を垂直に切断し、上段部にジョイン
ト部材を挿入し、その突出させて残した頭部の下面が相
手方の他方のフレーム部材の下段部上面に当接する関係
形状に形成すると前記相じゃくり形態ができ上がる。
を結合するには前記板状体,締め付け用部材に加え、こ
れらで圧着される相じゃくり形態を必要とする。一方の
フレーム部材の端部を垂直に切断し、上段部にジョイン
ト部材を挿入し、その突出させて残した頭部の下面が相
手方の他方のフレーム部材の下段部上面に当接する関係
形状に形成すると前記相じゃくり形態ができ上がる。
このように、ジョイント部材を挿入して相じゃくり形態
の一方を形成すると、前記従来のような工作機械による
フレーム部材の下段部の端部切り欠き加工を、この箇所
については不要にする作用を持つ。そして、この一方の
フレーム部材に対する前加工は直角切断だけとなる。
の一方を形成すると、前記従来のような工作機械による
フレーム部材の下段部の端部切り欠き加工を、この箇所
については不要にする作用を持つ。そして、この一方の
フレーム部材に対する前加工は直角切断だけとなる。
〈実施例〉 図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図に示すように、本実施例に係る格子状フレーム1
は、フレーム2を平面上に間隔をあけて縦横に直交配置
し、格子状に構成する。第1図の縦方向のフレーム部材
3は横方向のフレーム部材4との交差箇所5ごとに切断
して、ここに各々結合部6aを設ける。そして横方向のフ
レーム部材4は、フレーム2の横方向長さが横方向のフ
レーム部材4の素材長さよりも長い場合、その全長の間
を連続体とするため、横方向のフレーム部材4の長手方
向に結合部6を設ける。
は、フレーム2を平面上に間隔をあけて縦横に直交配置
し、格子状に構成する。第1図の縦方向のフレーム部材
3は横方向のフレーム部材4との交差箇所5ごとに切断
して、ここに各々結合部6aを設ける。そして横方向のフ
レーム部材4は、フレーム2の横方向長さが横方向のフ
レーム部材4の素材長さよりも長い場合、その全長の間
を連続体とするため、横方向のフレーム部材4の長手方
向に結合部6を設ける。
縦方向のフレーム部材3,横方向のフレーム部材4は第2
図乃至第5図に示すように、同一断面形状、つまり同じ
材料を用いる。四角い中空状で、狭い幅の上段部7と広
い幅の下段部8とを積層して形成している。前記各結合
部6a,6bには、各結合部に集中する各フレーム部材の上
面9と同一形状に形成した板状体10を鋼板製で準備し
た。また、この板状体10をその場所の結合部のフレーム
部材の上面9に圧着して拘束する構成とした締め付け用
部材11を鋼板製で一緒に準備する。
図乃至第5図に示すように、同一断面形状、つまり同じ
材料を用いる。四角い中空状で、狭い幅の上段部7と広
い幅の下段部8とを積層して形成している。前記各結合
部6a,6bには、各結合部に集中する各フレーム部材の上
面9と同一形状に形成した板状体10を鋼板製で準備し
た。また、この板状体10をその場所の結合部のフレーム
部材の上面9に圧着して拘束する構成とした締め付け用
部材11を鋼板製で一緒に準備する。
板状体10はその下面を結合部6aか6bのフレーム部材の上
面9に当接させる同じ形状とすることで、結合部6aでは
第2図に示すようにT字状とし、結合部6bでは第4図に
示すようにI字状としている。締め付け用部材11もその
下面は前記板状体10を圧着するため、これと同じ形状に
形成しているが、側縁に係止爪12を備える。係止爪12
は、締め付け用部材11を装着する相手方のフレーム部材
3,4の上段部7の更に上部に設けた係合用段部13の外側
面14にも第2図乃至第5図で示すように下向き開口とし
て設けてある係止爪15と係合する。すなわち、締め付け
用部材11の左右の側面16の下縁部17から内側に折り返し
た形で上向き開口とした係止爪12を配置している。
面9に当接させる同じ形状とすることで、結合部6aでは
第2図に示すようにT字状とし、結合部6bでは第4図に
示すようにI字状としている。締め付け用部材11もその
下面は前記板状体10を圧着するため、これと同じ形状に
形成しているが、側縁に係止爪12を備える。係止爪12
は、締め付け用部材11を装着する相手方のフレーム部材
3,4の上段部7の更に上部に設けた係合用段部13の外側
面14にも第2図乃至第5図で示すように下向き開口とし
て設けてある係止爪15と係合する。すなわち、締め付け
用部材11の左右の側面16の下縁部17から内側に折り返し
た形で上向き開口とした係止爪12を配置している。
係止爪12,15の相互の配置高さは、フレーム部材3,4に締
め付け用部材11を、板状体10の介装なしで押し込んだ時
に係合ができる関係寸法としている。締め付け用部材11
を上方に持ち上げて係止爪12,15を係合させ、板状体10
を介装し、これをフレーム部材3,4の上面に圧着,拘束
するが、そのためのねじ18をロックナット付きで締め付
け用部材11に配設している。
め付け用部材11を、板状体10の介装なしで押し込んだ時
に係合ができる関係寸法としている。締め付け用部材11
を上方に持ち上げて係止爪12,15を係合させ、板状体10
を介装し、これをフレーム部材3,4の上面に圧着,拘束
するが、そのためのねじ18をロックナット付きで締め付
け用部材11に配設している。
次に第6図,第7図にも示すように、結合部6a,6bの一
方のフレーム部材19の上段部7の中空部分20に挿入する
ジョイント部材21を備える。ジョイント部材21は硬質プ
ラスチック製の段差付きブロックを用いその頭部22を突
出して残すように、上段部7の中空部分20に挿入し打ち
込んで固定する。この頭部22の下面23が他方のフレーム
部材24の下段部8の上面25に当接するように形状と寸法
を設定している。本実施例では、頭部22の下面23の付け
根に小さい切り込み溝26を施して、頭部22の僅かな撓み
を可能とし、また、異物の逃げ場として、前記当接を安
定化させている。
方のフレーム部材19の上段部7の中空部分20に挿入する
ジョイント部材21を備える。ジョイント部材21は硬質プ
ラスチック製の段差付きブロックを用いその頭部22を突
出して残すように、上段部7の中空部分20に挿入し打ち
込んで固定する。この頭部22の下面23が他方のフレーム
部材24の下段部8の上面25に当接するように形状と寸法
を設定している。本実施例では、頭部22の下面23の付け
根に小さい切り込み溝26を施して、頭部22の僅かな撓み
を可能とし、また、異物の逃げ場として、前記当接を安
定化させている。
なお、ここで言う一方のフレーム部材19と他方のフレー
ム部材24は、結合部6aでは前者が縦方向のフレーム部材
3に、後者が横方向のフレーム部材4に、それぞれ相当
する。また、結合部6bでは、例えばその右側の横方向の
フレーム部材4を一方のフレーム部材19とした場合は、
左側の横方向のフレーム部材4が他方のフレーム部材24
に相当する。
ム部材24は、結合部6aでは前者が縦方向のフレーム部材
3に、後者が横方向のフレーム部材4に、それぞれ相当
する。また、結合部6bでは、例えばその右側の横方向の
フレーム部材4を一方のフレーム部材19とした場合は、
左側の横方向のフレーム部材4が他方のフレーム部材24
に相当する。
本実施例に係る格子状フレーム1は以上のように構成し
ていて、各フレーム部材3,4の前加工は次のようにな
る。すなわち、第2図,第3図に示すように、縦横の交
差箇所5の結合部6aでは、上下方向から交差する縦方向
のフレーム部材3を、横方向のフレーム部材4の下段部
8に接する箇所で直角に切断する。この切断箇所の上段
部7にジョイント部材21を頭部22を残して挿入する。こ
れで頭部22の下面23はこの場合の他方のフレーム部材24
に相当する横方向のフレーム部材4の下段部8の上面25
の段差部分に載せるようにする。つまり、この場合は前
記従来のような縦方向のフレーム部材3の端部の下段部
8の直角な切り欠き加工は不要となる。
ていて、各フレーム部材3,4の前加工は次のようにな
る。すなわち、第2図,第3図に示すように、縦横の交
差箇所5の結合部6aでは、上下方向から交差する縦方向
のフレーム部材3を、横方向のフレーム部材4の下段部
8に接する箇所で直角に切断する。この切断箇所の上段
部7にジョイント部材21を頭部22を残して挿入する。こ
れで頭部22の下面23はこの場合の他方のフレーム部材24
に相当する横方向のフレーム部材4の下段部8の上面25
の段差部分に載せるようにする。つまり、この場合は前
記従来のような縦方向のフレーム部材3の端部の下段部
8の直角な切り欠き加工は不要となる。
また、第4図,第5図に示すように、横方向のフレーム
部材4の長手方向の結合部6bでは、相じゃくり形態とす
る一方のフレーム部材19は直角切断とした端の上段部7
にジョイント部材21を挿入して頭部22を残すと相じゃく
りの片方の形はでき上がる。従って、他方のフレーム部
材24の端の上段部7の切り欠き加工をすれば結合部6bの
加工は完了する。
部材4の長手方向の結合部6bでは、相じゃくり形態とす
る一方のフレーム部材19は直角切断とした端の上段部7
にジョイント部材21を挿入して頭部22を残すと相じゃく
りの片方の形はでき上がる。従って、他方のフレーム部
材24の端の上段部7の切り欠き加工をすれば結合部6bの
加工は完了する。
このように、ジョイント部材21を準備して、垂直切断端
の上段部7に挿入することで、多数箇所存在する結合部
6aの結合準備ができる。これで垂直切断端の切り欠き加
工はその数が格段に少ない結合箇所6bについてだけとな
る。前記切り込み溝26の加工は高精度を必要とせず、加
工量も少なく電動工具による簡単な研削でも可能であ
る。
の上段部7に挿入することで、多数箇所存在する結合部
6aの結合準備ができる。これで垂直切断端の切り欠き加
工はその数が格段に少ない結合箇所6bについてだけとな
る。前記切り込み溝26の加工は高精度を必要とせず、加
工量も少なく電動工具による簡単な研削でも可能であ
る。
従って、前加工の手間,加工時間共に大幅に減少し、作
業が合理化でき、かつ、切粉の発生量も格段に減り、除
去の手間と、残留切粉に寄る不都合も極めて少なくな
る。更に、加工量が減ることで、アルマイト処理部の除
去率も減り、防錆上も有利となる。なお、結合部の一方
をこのようにジョイント部材21で行うことにより、前記
従来のように上段部7と下段部8の境界部分の厚さを予
め厚くしておくことが不要であり、コストダウンが図れ
る。
業が合理化でき、かつ、切粉の発生量も格段に減り、除
去の手間と、残留切粉に寄る不都合も極めて少なくな
る。更に、加工量が減ることで、アルマイト処理部の除
去率も減り、防錆上も有利となる。なお、結合部の一方
をこのようにジョイント部材21で行うことにより、前記
従来のように上段部7と下段部8の境界部分の厚さを予
め厚くしておくことが不要であり、コストダウンが図れ
る。
本考案に係るフレーム結合構造は前記実施例以外にも種
々な変形が可能である。例えば、ジョイント部材の材質
を軽合金に変え、圧着拘束特性を変えることもできる。
或いはこのジョイント部材頭部の下面に接着剤層を介在
させて拘束力を増すことも可能である。
々な変形が可能である。例えば、ジョイント部材の材質
を軽合金に変え、圧着拘束特性を変えることもできる。
或いはこのジョイント部材頭部の下面に接着剤層を介在
させて拘束力を増すことも可能である。
〈考案の効果〉 本考案に係るフレーム結合構造によれば、前加工が大幅
に減り、これに必要な手間と時間が格段に節減できる。
また、切粉の量が減り、その除去作業が容易になり、残
留切粉によるトラブルも減る。
に減り、これに必要な手間と時間が格段に節減できる。
また、切粉の量が減り、その除去作業が容易になり、残
留切粉によるトラブルも減る。
第1図は、本考案に係るフレーム結合構造の部分平面
図、 第2図は、第1図の結合部の平面図、 第3図は、第2図の矢視A−A線による縦断面図、 第4図は、第1図の別の結合部の平面図、 第5図は、第4図の側面図、 第6図は、要部であるジョイント部材の取り付け状況を
示す正面図、 第7図は、第6図の側面図、 第8図は、従来のものの結合部の平面図、 第9図は、第8図の矢視B−B線による縦断面図、 第10図は、同じく従来のものの別の結合部の平面図、 第11図は、第10図の側面図である。 尚、図中1は格子状フレーム,2はフレーム,3は縦方向フ
レーム部材,4は横方向フレーム部材,6a,6bは結合部,7は
上段部,8は下段部,9はフレーム部材の上面,10は板状体,
11は締め付け用部材,19は一方のフレーム部材,21はジョ
イント部材,22は頭部,23は下面,24は他方のフレーム部
材,25は上面である。
図、 第2図は、第1図の結合部の平面図、 第3図は、第2図の矢視A−A線による縦断面図、 第4図は、第1図の別の結合部の平面図、 第5図は、第4図の側面図、 第6図は、要部であるジョイント部材の取り付け状況を
示す正面図、 第7図は、第6図の側面図、 第8図は、従来のものの結合部の平面図、 第9図は、第8図の矢視B−B線による縦断面図、 第10図は、同じく従来のものの別の結合部の平面図、 第11図は、第10図の側面図である。 尚、図中1は格子状フレーム,2はフレーム,3は縦方向フ
レーム部材,4は横方向フレーム部材,6a,6bは結合部,7は
上段部,8は下段部,9はフレーム部材の上面,10は板状体,
11は締め付け用部材,19は一方のフレーム部材,21はジョ
イント部材,22は頭部,23は下面,24は他方のフレーム部
材,25は上面である。
Claims (1)
- 【請求項1】中空状で、狭い幅の上段部と広い幅の下段
部とを、積層状に形成したフレーム部材を、平面上に間
隔をあけて縦横に直交配置した格子状フレームであっ
て、縦方向のフレーム部材は横方向のフレーム部材との
交差箇所ごとに切断して結合部を設け、横方向のフレー
ム部材は全長間を連続体として必要な場合に結合部を設
けて構成し、 前記各結合部の上面に当接するように、これらの上面と
同一形状に形成した板状体と、 これらの板状体を、各結合部のフレーム部材の上面に圧
着して拘束する構成とした締め付け用部材とを備えたフ
レーム結合構造において、 結合部の一方のフレーム部材の前記上段部に挿入して頭
部を突出させて配置したジョイント部材を備え、 このジョイント部材を、結合部の他方のフレーム部材の
前記下段部の上面に対して、前記突出させた頭部の下面
が当接する関係形状に形成して結合を行うようにしたこ
とを特徴とするフレーム結合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8516490U JPH0748816Y2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | フレーム結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8516490U JPH0748816Y2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | フレーム結合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0442519U JPH0442519U (ja) | 1992-04-10 |
JPH0748816Y2 true JPH0748816Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31634138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8516490U Expired - Lifetime JPH0748816Y2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | フレーム結合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748816Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-10 JP JP8516490U patent/JPH0748816Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0442519U (ja) | 1992-04-10 |
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