JP3072884U - 大型瓶用キャップ装置 - Google Patents

大型瓶用キャップ装置

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JP3072884U
JP3072884U JP2000002872U JP2000002872U JP3072884U JP 3072884 U JP3072884 U JP 3072884U JP 2000002872 U JP2000002872 U JP 2000002872U JP 2000002872 U JP2000002872 U JP 2000002872U JP 3072884 U JP3072884 U JP 3072884U
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Inventor
剛 中山
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ニッスイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型瓶を持ち易くかつ取り扱い易くする。 【構成】 大型瓶の重量を支える強度と、手で持ち運ぶ
ためのグリップ部(30)と大型瓶10の内容物を注出
する注ぎ口20とを有し、ねじ口11への螺子込みによ
って瓶本体10に取り付けられているキャップ本体16
と、瓶内とキャップ本体16の注ぎ口20と通じる開口
部を開閉するシール部26と、キャップ本体16の注ぎ
口20を覆うカバー部27とを有し、キャップ本体16
の上部に組み合わされる開閉体25とから成るキャップ
装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はペットボトル等の大型瓶のねじ口に取り付けるキャップ装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
ペットボトルと通称されているポリエチレンテレフタレート製の瓶、又はその 他の瓶には1.5リットル入りであるとか2.5リットル入りというような大型 瓶があり、清涼飲料水などの容器として広範に使用されている。大型であればあ る程内容量が増え、重量も大きくなるのに対して、瓶本体は円筒型や角筒型であ るため凹凸変化のない形態の容器は持ちにくく、特に冷蔵庫への出し入れや、内 容物を注出する動作を困難にしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目して成されたもので、その課題は大型瓶を持ち易く、 かつ取扱い易くする事である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本考案は、大型瓶の重量を支える強度と、手で持ち 運ぶためのグリップ部と大型瓶の内容物を注出する注ぎ口とを有し、ねじ口への 螺子込みによって瓶本体に取り付けられるキャップ本体と、瓶内とキャップ本体 の注ぎ口とを通じる開口部を開閉するシール部と、キャップ本体の注ぎ口を覆う カバー部とを有し、キャップ本体の上部に組み合わされる開閉体とによって大型 瓶用キャップ装置を構成したものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の大型瓶用キャップ装置は、ペットボトル等の大型瓶のねじ口に取り付 けて使用する。このキャップ装置は、ねじ口への螺子込みによって瓶本体に取り 付けられるキャップ本体と、キャップ本体の上部に組み合わされる開閉体とから 成る。キャップ本体をねじ口へ螺子込むことによって瓶本体に一体に取り付け、 大型瓶を取扱うための部分とする。
【0006】 従って、キャップ本体は大型瓶の重量を支える強度を有するものでなければな らない。またキャップ本体は、持ち運びのために持つグリップ部を有している必 要がある。グリップとは握るという意味であるが、本考案では握る場合のほか、 握らなくても指先で引っ掛けることが出来るものを含む。グリップ部は瓶本体の ねじ口の片側だけでなく、両側に設けることができるが、その大きさは瓶本体の 外寸、例えば円筒部を有する大型瓶の場合には直径を越えない長さとすることが 望ましい。
【0007】 またキャップ本体は大型瓶の内容物を流出するための注ぎ口を有する。注ぎ口 はいわゆる嘴状であるが、瓶内に通じる開口部と滑らかにつながっており、かつ 液切れ良く抽出することができる形態を有していればそれで良い。なお、抽出後 瓶本体の姿勢を立てたときなどにおいて液の戻りを外へ漏らさないことも重要で ある。
【0008】 開閉体は、瓶内とキャップ本体の注ぎ口とを通じる開口部を開閉するシール部 と、キャップ本体の注ぎ口を覆うカバー部とを有する。シール部はキャップ本体 の開口部を開閉可能に閉じるものであり、開口部に嵌まる栓状の部材を使用する ことができる。
【0009】 この開閉体はカバー部によって注ぎ口を覆うものであるが、カバー部は注ぎ口 と同形ないし相似の形態にすることができる。また開閉体自体はキャップ本体の 上部に組み合わされる。この開閉体をキャップ本体に回転可能に軸支し、開閉体 の後端を押し上げるとシール部が開口部を開きかつカバー部が注ぎ口から離れる 形態を取ると操作性が良好なものとなる。
【0010】
【実施例】
以下図示の実施例を参照して本考案をより詳細に説明する。図において、符号 10は大型瓶であるペットボトルの瓶本体、11はねじ口で、瓶内に通じる瓶口 部12と、瓶口部外周に形成されているおねじ部13とを有する。ねじ口11に は本考案のキャップ装置15が取り付けられる。
【0011】 キャップ装置15は、ねじ口11に螺子込んで瓶本体10に取り付けられるキ ャップ本体16を有する。17はねじ口11のおねじ部13との螺合のためのめ ねじ部、18はめねじ部17が形成されている筒状部を示しており、上端は注ぎ 口20に通じる開口部19となっている。キャップ本体16は筒状部18の上端 より一方に突出した注ぎ口20を有している。
【0012】 注ぎ口20は浅い凹状部分21の先端から液体を注出する部分であり、開口部 19の後側は液の逆流防止壁22が立ち上がっている。注ぎ口20の両側には後 方への突出部23、24がある。
【0013】 キャップ本体16には開閉体25が組み合わされる。開閉体25は開口部19 に嵌まり込むシール部26と、注ぎ口20を含むキャップ本体凹状部分21の上 面を覆うカバー部27とを有し、かつそれより後方へ突出する後端部28を有し ていて、後端部28はキャップ本体16の後方への突出部23、24間に配置さ れ、その付け根部分にて支軸29により回転可能にキャップ本体16に取り付け られている。支軸29は開閉体25の軸孔29′に係合する。
【0014】 上記の開閉体25はカバー部27が注ぎ口20を閉じる位置でバランスするよ うに軸支されているが、例えば、ばねその他の弾性手段により閉じ勝手に力が作 用する機構を組み込むことができる。なお、例示の開閉体25の後端部28には さらにフック状の突部30がグリップ部として設けられている。しかしグリップ 部はこの突部30だけではなく、例えばキャップ本体16の突出部23、24と 浅い凹状部分21の下部全体もグリップ部になる。
【0015】 故にペットボトル等の大型瓶の封を切ったのちねじ口11に本考案のキャップ 装置15を取り付けて使用することができる。使用時にはフック状の突部30に 指を引っ掛けて、或はキャップ本体16を手で掴んでグリップし、冷蔵庫等へ出 し入れすることができ、注出時には開閉体25の後端部28を押して注ぎ口20 を開き、シール部26を開口部19との嵌合から引き抜いて瓶本体を傾け、注ぎ 口から注出する。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するもので、1.5リットル入りないし 2.5リットル入りと大変大きな瓶であってもキャップ装置の一部またはそれ全 体がグリップとなるので非常に持ち易く、かつ取扱いもし易いものとなり、また カバー部の開閉操作によってシール部を開閉することができるので、開閉が大変 確実なものとなる等顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る大型瓶用キャップ装置の実施例を
示す分解斜視図。
【図2】同上装置の平面図。
【図3】同じく側面図。
【図4】大型瓶に取り付けた状態を示す縦断面図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペットボトル等の大型瓶のねじ口に取り
    付けるキャップ装置であって、大型瓶の重量を支える強
    度と、手で持ち運ぶためのグリップ部と大型瓶の内容物
    を注出する注ぎ口とを有し、ねじ口への螺子込みによっ
    て瓶本体に取り付けられるキャップ本体と、瓶内とキャ
    ップ本体の注ぎ口とを通じる開口部を開閉するシール部
    と、キャップ本体の注ぎ口を覆うカバー部とを有し、キ
    ャップ本体の上部に組み合わされる開閉体とから成るこ
    とを特徴とする大型瓶用キャップ装置。
  2. 【請求項2】 開閉体をキャップ本体に回転可能に軸支
    し、開閉体の後端を押し上げるとシール部が開口部を開
    きかつカバー部が注ぎ口から離れる形態を取る請求項1
    記載の大型瓶用キャップ装置。
  3. 【請求項3】 開閉体はキャップ本体と後部にて軸支さ
    れており、その軸支点よりも後方へ突出する後端部を有
    していて、後端部にはフック状の突部がグリップ部とし
    て設けられている請求項1記載の大型瓶用キャップ装
    置。
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