JP3072576B2 - 自動調整回路 - Google Patents

自動調整回路

Info

Publication number
JP3072576B2
JP3072576B2 JP4218785A JP21878592A JP3072576B2 JP 3072576 B2 JP3072576 B2 JP 3072576B2 JP 4218785 A JP4218785 A JP 4218785A JP 21878592 A JP21878592 A JP 21878592A JP 3072576 B2 JP3072576 B2 JP 3072576B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonvolatile memory
converter
automatic adjustment
adjustment circuit
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4218785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0645852A (ja
Inventor
哲生 久永
安治 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP4218785A priority Critical patent/JP3072576B2/ja
Publication of JPH0645852A publication Critical patent/JPH0645852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3072576B2 publication Critical patent/JP3072576B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアナログ電子回
路を自動調整する自動調整回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ電子回路の初期調整には
可変抵抗によって調整したり、厚膜あるいは薄膜抵抗を
トリミングする方法が用いられている。しかし、前者は
機械的な操作を必要とするために調整の自動化が困難で
あるとともに機械的接触部が接触不良をおこし易い。ま
た、後者は大掛かりなレーザトリミング装置を必要とす
る共に、トリミング部分から酸化等の組成変化による抵
抗値変動を生じ易い。このため近年はD/A変換器と不
揮発性メモリを用いたデジタル調整方式が考案され、実
用化されている。
【0003】これは図6に示すように調整データをEE
PROM1等の不揮発性メモリに蓄えておき、電源投入
時等にこのデータを全てラッチ2に転送する。ラッチ2
の出力のバイナリコードをデコーダ3によってデコード
し、そのデコードされた信号をD/A変換器4に供給し
アナログ信号に変換する。
【0004】D/A変換器4は図7に示すように一端に
電源Vcの供給された直列抵抗R1〜Rn と、それぞれ
の抵抗接続点に接続されたアナログスイッチS1〜Sn
で構成される。デコーダ3ではアナログスイッチS1
nの何れを選択するかという信号を出力し、その出力
によって決まるアナログスイッチの一つがオンとなり、
選択された点の電圧が出力され、これをバッファアンプ
5によって増幅されて出力される。この場合、例えば8
ビットの場合、アナログスイッチは256個ありデコー
ダ3の出力はそのうちどの一つを選択するかを表す信号
を出力する。
【0005】D/A変換器4の構成として図7に示す直
列抵抗式の他に図8に示すR−2R式によって構成して
も良い。この場合には図6のデコーダ回路3は不要にな
り、ラッチ回路2から出力される信号が例えば8ビット
であれば、スイッチは8個用意し、それぞれのビットが
どのスイッチを制御するかを対応させておけば良い。ま
た、これらの方式ではD/A変換器4の印加電圧Vcは
一定であり、D/A変換器出力Voutは調整ポイント
(これをxとする、但し0≦x≦1)に応じて次のよう
に表す。 Vout=Vc・x ・・・・・(1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の方法は予め決められた固定値を出力する構成と
なっており、ある所望の入力電圧があり、それを所望の
倍率で出力することができない。外来ノイズ等によりラ
ッチのデータが変化し、誤った信号が出力されることが
ある。D/A変換器の精度は一般に12ビット以上得る
ことが難しいので、精度を確保することが困難である等
の課題がある。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、入力信号を直接所望の倍率で増幅でき、外来ノ
イズの影響を受け難く、精度を向上させるようにしたも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために第1の発明は、複数の抵抗を所望の状態に接続
した抵抗分圧回路の端部に入力信号を供給し、その抵抗
の所定の接続点から分圧電圧を得るように構成したD/
変換器を備えたものである。第2の発明は第1の発明
において、所定の時間毎あるいは一定の時間毎に不揮発
性メモリから読み出したデータを更新するようにしたも
のである。第3の発明は第1または第2の発明におい
て、D/A変換器は2系統を並列にした構成とし、それ
ぞれの系統の分解能を異ならせるようにしたものであ
る。
【0009】
【作用】第1の発明では入力電圧が抵抗分圧された値が
出力され、第2の発明では不揮発性メモリから読み出さ
れたデータが一定間隔で読み出され更新される。第3の
発明は分解能が向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、従来例
と同一部分は同記号を用いて、その説明を省略する。図
1は本発明の一実施例を示す回路図であり、抵抗R1〜
Rnが直列に接続され、その一端に入力信号Vinを供
給する。抵抗の接続点はアナログスイッチS1〜Snが接
続されており、そのスイッチの一つがデコーダ3によっ
てデコードされた信号によって選択され、選択された信
号は増幅器5を介して出力される。
【0011】この入力電圧VinはアナログスイッチS
1〜Snの電源電圧をVsとすると0≦Vin≦Vsの範
囲であることが必要になる。また、D/A変換器4の入
力電圧の片側は常に0Vである必要はなく、この条件す
なわち、0≦Vin≦Vsの条件を満たせば、両側に信
号を接続しても良い。例えば図2に示すように2つのD
/A変換器を直列接続し、計測増幅器のゲイン調整に用
いることができる。このようにすれば差動入力に対応す
ることができる。
【0012】ここで、EEPROM1、ラッチ2、デコ
ーダ3はCMOS構造であり、入力に変化がなければ電
源電圧が供給されていても電流はほとんど流れない特性
を有している。このことから図3に示すように、これら
は常に通電しておき、D/A変換器4およびバッファア
ンプ5の電源のみをオン・オフするアナログスイッチ6
を設け、スタンバイ時にはオフにするようにしておけば
良い。このようにすればラッチ2のデータは常に保持さ
れるので、スタンバイ後の動作開始時にすぐD/A変換
させることが可能になる。
【0013】図4はカウンタ6を設け、外部よりクロッ
ク信号を入力し、一定時間毎にEEPROM1のデータ
をラッチ2に転送する。このようにすれば仮にラッチ2
のデータ内容がノイズ等によって変化してもある時間以
内には復旧させることができる。
【0014】間欠動作を行う装置の場合にはクロックで
はなく、装置の動作信号をカウンタ6に入力し、一定時
間毎ではなく、一定回数毎にEEPROM1のデータを
転送するようにしても良い。また、このカウンタ6の設
定値はプリセットできるようにしておき、使用状態に応
じて例えばノイズの多い環境では頻繁にデータを転送す
るようにし、そうでない環境では転送回数を減らすよう
にすることもできる。
【0015】以上はデータ転送によりラッチの内容を更
新する例であるが、データ転送の代わりにEEPROM
1とラッチのデータを比較し、相違があったときだけラ
ッチデータを書き換える方法をとっても良い。
【0016】図5は2個のD/A変換器4a、4bを用
い、その出力VA、VBを抵抗R1R2を介して加算す
ることにより、出力Voutは次のようになる。
【0017】 Vout={VA・R2/(R1+R2)}+VB・R1/(R1+R1) ・・・・・・・(2)
【0018】ここでR1《R2に選べば、R1は粗調
側、R2は微調側となるように設計することによって、
総合的に高い分解能を得ることができる。NビットのD
/A変換器を2つ用いた場合は最高で2Nビットの分解
能が得られる。このようにして低い分解能のD/A変換
器を用いて高い分解能を得ることができる。
【0019】なお、D/A変換器の数は2個に限らず、
3個以上でも良い。また、D/A変換器の分解能は同一
である必要はない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力電圧
を分圧したので入力信号を所望の倍率する事が可能と
なり、またある間隔でメモリの内容を読み出すようにし
たので、外来雑音によって読み出された内容が変更され
てしまっても、新たに記憶されたデータによって正確な
動作を行うことがきる。また、分解能の異なるD/A
変換器を並列にしたので、見かけ上の分解能を向上させ
ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施例を示す回路図である。
【図6】従来の一例を示すブロック図である。
【図7】図6のD/A変換器の内部構成を示す回路図
ある。
【図8】図6のD/A変換器の第2の例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】1…EEPROM、2…ラッチ、3…デコーダ、4,4
a,4b…D/A変換器、5,5a,5b…バッファ増幅
器、6…カウンタ、7…アナログスイッチ、R 1 〜R n ,
R,R S ,R F …抵抗、S 1 〜S n …スイッチ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−5526(JP,A) 特開 昭55−4759(JP,A) 特開 昭56−119516(JP,A) 特開 昭59−134913(JP,A) 特開 昭60−257612(JP,A) 特開 昭62−171214(JP,A) 特開 平6−152423(JP,A) 特開 昭61−108912(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00 - 3/18 H03M 1/66 H03M 1/70

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶した不揮発性メモリと、 複数の抵抗が所望の状態に接続され端部に入力信号が供
    給される抵抗分圧回路から成り、前記不揮発性メモリか
    ら読み出したデータに基づき抵抗群の所定の接続点から
    分圧電圧を得るように構成したD/A変換器とを備えた
    自動調整回路において、 前記不揮発性メモリから読み出すデータを所定の時間毎
    あるいは一定の回数毎に更新すること を特徴とする自動
    調整回路。
  2. 【請求項2】 データを記憶した不揮発性メモリと、 複数の抵抗が所望の状態に接続され端部に入力信号が供
    給される抵抗分圧回路から成り、前記不揮発性メモリか
    ら読み出したデータに基づき抵抗群の所定の接続点から
    分圧電圧を得るように構成したD/A変換器とを備えた
    自動調整回路において、 前記D/A変換器は2系統を並列にした構成とし、それ
    ぞれの系統の分解能を異ならせること を特徴とする自動
    調整回路。
  3. 【請求項3】 データを記憶した不揮発性メモリと、 複数の抵抗が所望の状態に接続され端部に入力信号が供
    給される抵抗分圧回路から成り、前記不揮発性メモリか
    ら読み出したデータに基づき抵抗群の所定の接続点から
    分圧電圧を得るように構成したD/A変換器とを備えた
    自動調整回路において、 前記不揮発性メモリから読み出すデータを所定の時間毎
    あるいは一定の回数毎に更新し、 前記D/A変換器は2系統を並列にした構成とし、それ
    ぞれの系統の分解能を異ならせること を特徴とする自動
    調整回路。
JP4218785A 1992-07-27 1992-07-27 自動調整回路 Expired - Fee Related JP3072576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4218785A JP3072576B2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 自動調整回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4218785A JP3072576B2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 自動調整回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0645852A JPH0645852A (ja) 1994-02-18
JP3072576B2 true JP3072576B2 (ja) 2000-07-31

Family

ID=16725344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4218785A Expired - Fee Related JP3072576B2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 自動調整回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3072576B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0645852A (ja) 1994-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3072576B2 (ja) 自動調整回路
JP2002335158A (ja) フラッシュ・アナログ・ディジタル変換器の利得を調整するための構造
JP3435501B2 (ja) 温度補償回路
JPH1065542A (ja) アナログ/ディジタル変換回路
JP2530950B2 (ja) Adコンバ―タを用いたサ―ミスタ温度検出装置
US4631518A (en) Digital-to-analog converter biasing control circuit
JPH031709A (ja) 可変抵抗回路および可変利得増幅器
JPH0526372B2 (ja)
JPH0645939A (ja) D/a変換装置
JP2774104B2 (ja) 検出器
JPS6022678Y2 (ja) 電流スイッチ回路のバイアス回路
JPH0915272A (ja) 電圧測定回路
JPH03255722A (ja) D/a変換器
JPH1188165A (ja) アナログ信号の入力装置及びその入力方法ならびに記録媒体
JPS62114332A (ja) アナログデイジタル変換方式
JP3100457B2 (ja) 多入力対応アナログ/デジタル変換回路
JPH09186596A (ja) 電圧増幅器
JPH05196667A (ja) 測温抵抗体回路
JPS6041327A (ja) アナログ・ディジタル変換装置
JP2603356B2 (ja) プログラマブルコントローラシステム
JP2876844B2 (ja) Icテスタ用ドライバの出力電圧補正回路
JP2606813B2 (ja) 演算増巾器の理想出力処理装置
JPS61248664A (ja) Ccd密着センサの感度補正回路
JPH05500590A (ja) 自動利得制御を有する計測増幅器
JPH0546090Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080602

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080602

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110602

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees