JP3100457B2 - 多入力対応アナログ/デジタル変換回路 - Google Patents

多入力対応アナログ/デジタル変換回路

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JP3100457B2
JP3100457B2 JP04073886A JP7388692A JP3100457B2 JP 3100457 B2 JP3100457 B2 JP 3100457B2 JP 04073886 A JP04073886 A JP 04073886A JP 7388692 A JP7388692 A JP 7388692A JP 3100457 B2 JP3100457 B2 JP 3100457B2
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清志 高間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のアナログ信号を
デジタル信号に変換する多入力対応アナログ/デジタル
変換回路に関し、例えば、温度調節器の温度信号の取込
み構成に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、温度検知器に熱電対を用いた温度
調節器がある。このような温度調節器においては、熱電
対からの温度信号(アナログ信号)をデジタル信号に変
換して調節処理本体に与えてこの処理本体が調節制御す
るようになされている。ここで、熱電対は検出対象の温
度だけでなくその周囲温度をも影響した温度信号を出力
するので、別途周囲温度を検知する検知器から補償用温
度信号(アナログ信号)を出力させ、これをデジタル信
号に変換して調節処理本体に与える。そして、調節処理
本体は、基本的には、熱電対からの温度信号(デジタル
信号)に基づき、しかも、補償用温度信号(デジタル信
号)を考慮して調節制御する。このような温度調節器に
おいて、熱電対からのアナログ温度信号をデジタル信号
に変換する構成と、補償用アナログ温度信号をデジタル
信号に変換する構成とを別個設けることも考えられる
が、構成の簡単化を期して、多入力対応のアナログ/デ
ジタル変換回路を用いて時分割で両温度信号をデジタル
信号に変換することが行なわれている。なお、熱電対か
らのアナログ温度信号と補償用アナログ温度信号とは、
その検知構成等が異なるためダイナミックレンジも異な
っているが、同じ有効ビット数のデジタル信号に変換す
る。
【0003】図4は、このような温度調節器にも適用さ
れている従来の多入力対応のアナログ/デジタル変換回
路を示すものである。なお、温度調節器に適用されるも
のでは異なるアナログ入力信号が2個であるが、図4で
は一般的に示している。また、図4に示すものは、2重
積分型(複傾斜型)を基本としているものである。
【0004】図4において、従来の多入力対応アナログ
/デジタル変換回路は、入力切替回路1、積分回路2、
比較器3、タイミング制御回路4、クロック発生回路
5、アンドゲート6及びカウンタ7から構成されてい
る。
【0005】入力切替回路1は、x個のアナログ入力信
号AIN1〜AINxを増幅する増幅器101〜10x
と、増幅信号AMP1〜AMPxの積分回路2への入力
をオンオフ制御する入力選択スイッチ111〜11x
と、基準入力信号REFの積分回路2への入力をオンオ
フ制御する基準入力スイッチ12とから構成されてい
る。ここで、各増幅器101、…、10xのゲインは、
x個の入力アナログ信号AIN1〜AINxのダイナミ
ックレンジが異なっていても、各増幅信号AMP1〜A
MPxのダイナミックレンジが等しくなるように選定さ
れている。
【0006】タイミング制御回路4は、デジタル信号を
処理する処理本体から指示されたアナログ入力信号に対
応するデジタル信号をカウンタ7から出力させるよう
に、入力選択スイッチ111〜11x及び基準入力スイ
ッチ12をオンオフ制御するものである。また、タイミ
ング制御回路4は、比較器3からの比較出力信号にも基
づいて、クロック信号CKがアンドゲート6を通過する
ことを制御するものである。
【0007】以上、詳述した入力切替回路1及びタイミ
ング制御回路4以外の各部構成要素2、3、5〜7は、
1入力を処理する一般的な2重積分型のアナログ/デジ
タル変換回路の対応する構成要素と同様な処理を行なう
ものである。
【0008】図5は、この従来回路の各部タイミングチ
ャートの一例を示すものである。なお、積分回路2に対
する入力信号の極性を、基準入力信号REF以外の信号
が積分回路2に与えられているとき積分信号INTの値
が小さくなる積分動作(例えば放電動作)を行ない、基
準入力信号REFが積分回路2に与えられているとき積
分信号NTの値が大きくなる積分動作(例えば充電動
作)を行なうように選定されているとする。
【0009】以上の構成において、タイミング制御回路
4に第1のアナログ入力信号AIN1に対する変換指令
が与えられると、タイミング制御回路4は、図5(A
1)に示すように入力選択スイッチ111を一定時間T
だけ閉成させる。これにより、入力アナログ信号AIN
1を増幅した増幅信号AMP1が積分回路2に入力さ
れ、積分出力信号INTは図5(B)に示すように待機
レベルから徐々に低下していく。そして、一定時間Tが
経過した時点t1においては積分出力信号INTの値
は、増幅信号AMP1、従ってアナログ入力信号AIN
1のレベルに応じたものとなる。
【0010】タイミング制御回路4は、この時点t1に
おいて、入力選択スイッチ111を開放させると共に基
準入力スイッチ12を閉成させる。これにより、積分出
力信号INTは徐々に増加していき、やがて所定の待機
レベルに達する。タイミング制御回路4は、図5(C)
に示すように、上述した時点t1から、比較器3からの
比較出力信号に基づいて認識した所定の待機レベルに復
帰した時点t2までの期間T1の間有意なゲート開放信
号GTをアンドゲート6に与える。この期間T1は、時
点t1における積分出力信号INTの値、従ってアナロ
グ入力信号AIN1のレベルに応じたものとなってい
る。
【0011】アンドゲート6は、期間T1の間に、クロ
ック発生回路5から与えられたクロックCKを通過させ
てカウンタ7に与え、カウンタ7はこのクロックCKに
よってカウント動作する。従って、期間T1が終了した
時点t2におけるカウント値は期間T1の長さに応じた
値となっており、すなわち、アナログ入力信号AIN1
のレベルに応じたものとなっており、このカウント値を
変換したデジタル信号DOUTとして出力する。
【0012】他のアナログ入力信号をデジタル信号に変
換する場合も、オンオフ制御する入力選択スイッチが変
化するだけであり、上述と同様な動作によってデジタル
信号に変換することができる。
【0013】以上のように、従来の多入力対応アナログ
/デジタル変換回路は、増幅器101〜10xによっ
て、各アナログ入力信号AIN1〜AINxのダイナミ
ックレンジを揃えることによって、多種のアナログ入力
信号AIN1〜AINxに対して、積分回路2以降の構
成要素2〜7を共通に用いて対応するようになされてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多入力対応アナログ/デジタル変換回路においては、変
換精度が必ずしも高いものではない。各アナログ入力信
号AIN1〜AINxのダイナミックレンジを揃える増
幅器101〜10xは、当然に、オペアンプ等の能動素
子によって実現される。そのため、周囲温度等によるド
リフトが生じ、しかも、増幅器101〜10xによって
そのドリフト量等が異なっている。従って、各アナログ
入力信号AIN1〜AINxを増幅した増幅信号AMP
1〜AMPxは、各アナログ入力信号AIN1〜AIN
xの値だけを反映させた値とはならず、変換されたデジ
タル信号DOUTも増幅時に生じた悪影響をそのまま受
けたものとなって変換精度を低下させていた。
【0015】また、従来は、各アナログ入力信号AIN
1〜AINx毎に(若しくはそれより1個少ない数だ
け)増幅器101〜10xが必要である。増幅器101
〜10xは、オペアンプで構成しようと、ディスクリー
トなトランジスタを用いて構成しようと、かなりの占有
空間及び部品点数を必要とし、その結果、構成を複雑、
大形化させていた。
【0016】なお、上述の従来例は、複数のアナログ入
力信号AIN1〜AINxのダイナミックレンジを揃え
た後にデジタル信号に変換するものであったが、ダイナ
ミックレンジを揃えるのではないが増幅器によってダイ
ナミックレンジを変更した後にデジタル信号に変換する
多入力対応アナログ/デジタル変換回路もあり、このよ
うなアナログ/デジタル変換回路でも上述したと同様な
問題が生じていた。
【0017】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、変換精度を高めることができる簡単、小型の
多入力対応アナログ/デジタル変換回路を提供しようと
するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、多種のアナログ入力信号から選
択手段によって1個のアナログ入力信号を選択してデジ
タル信号に変換するものであって、多種のアナログ入力
信号の少なくとも1以上のアナログ入力信号に対しては
そのダイナミックレンジを変更したデジタル信号に変換
する、積分回路を利用した多入力対応アナログ/デジタ
ル変換回路において、上記積分回路の時定数を、デジタ
ル信号に変換しようとするアナログ入力信号の変更後の
ダイナミックレンジに応じて切り替える時定数切替手段
を設け、この時定数切替手段が、デジタル信号に変換す
るアナログ入力信号を選択する上記選択手段を兼ねてお
り、ダイナミックレンジの変更を要するアナログ入力信
号も、ダイナミックレンジを変更しないまま上記積分回
路に直接入力して、上記時定数の切替により、ダイナミ
ックレンジの変更を要するアナログ入力信号についても
ダイナミックレンジを変更したと等価な積分信号を積分
回路から出力させることを特徴とする。
【0019】
【作用】積分回路は、入力信号のレベルに比例し、時定
数に反比例する積分信号を出力するものである。すなわ
ち、入力信号のレベルが固定ならば時定数を変化させる
ことで積分信号のレベルを変化させることができる。
【0020】本発明は、このような積分回路の特質を利
用して、ダイナミックレンジの変更を要する1以上のア
ナログ入力信号に対しても、ダイナミックレンジを変更
したと等価な積分信号を積分回路から出力させるように
したものである。すなわち、積分処理がアナログ入力信
号のダイナミックレンジの変更処理を兼ねるようにした
ものである。積分回路の時定数を、変換しようとするア
ナログ入力信号の変換時のダイナミックレンジに応じて
切り替える時定数切替手段を設け、変換しようとするア
ナログ入力信号を上記積分回路に直接入力して、ダイナ
ミックレンジの変更を要するアナログ入力信号について
もダイナミックレンジを変更したと等価な積分信号を積
分回路から出力させる。
【0021】これにより、ダイナミックレンジの変更を
要するアナログ入力信号に対しても、ダイナミックレン
ジを変更するための増幅器が不要となって、変換精度を
高めることができる簡単、小型の多入力対応アナログ/
デジタル変換回路を実現できる。
【0022】また、時定数切替手段が、デジタル信号に
変換するアナログ入力信号を選択する上記選択手段を兼
ねているので、この点でも、簡単、小型の多入力対応ア
ナロ グ/デジタル変換回路を実現できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳述する。ここで、図1はこの実施例の構成を示すブ
ロック図であり、図3との同一、対応部分には同一符号
を付して示している。
【0024】図1において、この実施例の多入力対応ア
ナログ/デジタル変換回路は、比較器3以降の構成は従
来と同一である。この実施例の場合、入力切替回路及び
積分回路は別個に設けられておらず、これら入力切替回
路及び積分回路が融合した形の入力切替・積分回路8が
設けられている。
【0025】入力切替・積分回路8には、x個の入力ア
ナログ信号AIN1〜AINxと、基準入力信号REF
とが入力される。入力切替・積分回路8は、各入力信号
AIN1、…、AINx、REFに対応した、抵抗R
1、…、Rx、Rref及びスイッチ201、…、20
x、20refの(x+1)個の直列回路を有する。こ
こで、各抵抗R1、…、Rx、Rrefは、後述するよ
うに積分回路の時定数を決定する抵抗である。また、各
スイッチ201、…、20xはそれぞれ、タイミング制
御回路4によってオンオフ制御されるものであり、変換
処理時には、タイミング制御回路4によっていずれかの
スイッチのみが所定時間Tだけ閉成されるものである。
すなわち、デジタル信号への変換を行なうアナログ入力
信号を選択するための入力選択用スイッチである。さら
に、スイッチ20refは、いずれかの選択入力用スイ
ッチ20i(iは1〜x)が閉成状態から開放状態に変
更された時点からタイミング制御回路4によって閉成さ
れるものである。
【0026】全ての直列回路の一端は、オペアンプOP
の反転入力端子に接続されている。このオペアンプOP
1の出力端子及び反転端子間にはコンデンサCが接続さ
れている。また、オペアンプOPの非反転入力端子はア
ースされている。
【0027】以上の構成を有する入力選択・積分回路8
において、デジタル信号への変換に供するいずれかのア
ナログ入力信号用の選択入力スイッチ20iが閉成され
た状態においては、そのアナログ入力信号用の抵抗Ri
とオペアンプOPとコンデンサCとによって積分回路が
構成される。このように構成された積分回路の時定数は
Ri×Cとなる。また、入力選択・積分回路8におい
て、スイッチ20refが閉成された状態においては、
その基準入力信号用の抵抗RrefとオペアンプOPと
コンデンサCとによって積分回路が構成される。このよ
うに構成された積分回路の時定数はRref×Cとな
る。従って、入力選択・積分回路8は、積分時定数切替
手段ともなっている。
【0028】以上のように、入力選択・積分回路8は入
力選択回路及び積分回路として動作できるので、アナロ
グ/デジタル変換の処理は、従来とほぼ同様な流れで行
なわれる。
【0029】すなわち、タイミング制御回路4にアナロ
グ入力信号AINiに対する変換指令が与えられると、
タイミング制御回路4は入力選択スイッチ20iを一定
時間Tだけ閉成させる。これにより、積分出力信号IN
Tは待機レベルから徐々に低下していき、一定時間Tが
経過した時点における積分出力信号INTの値はアナロ
グ入力信号AINiのレベルに応じたものとなる。タイ
ミング制御回路4は、一定時間経過後の時点において、
入力選択スイッチ20iを開放させると共に基準入力ス
イッチ20refを閉成させる。これにより、積分出力
信号INTは徐々に増加していき、やがて所定の待機レ
ベルに達する。タイミング制御回路4は、スイッチを切
り替えた時点から、比較器3からの比較出力信号に基づ
いて認識した所定の待機レベルに復帰した時点までの期
間、すなわちアナログ入力信号AINiのレベルに応じ
た期間有意なゲート開放信号GTをアンドゲート6に与
える。これにより、クロック発生回路5から出力された
クロックCKがその期間の間カウンタ7に与えられ、カ
ウンタ7はこのクロックCKによってカウント動作す
る。そして、アンドゲート6がクロック通過状態にある
期間が終了した時点におけるカウント値が、アナログ入
力信号AINiのレベルに応じたデジタル信号DOUT
として出力される。
【0030】ところで、以上のように積分回路が構成さ
れた状態において時定数を決定する各アナログ入力信号
用の抵抗R1、…、Rxの値は、対応するアナログ入力
信号AIN1、…、AINxのダイナミックレンジに応
じて定められる。例えば、ダイナミックレンジが1:2
の関係にある2個のアナログ入力信号AINi及びAI
Nj(jはiを除く1〜x)に対応する抵抗Ri及びR
jの値は2:1の関係にする。
【0031】このようにしたのは、各アナログ入力信号
AIN1、…、AINxのダイナミックレンジを揃えず
に積分しても、ダイナミックレンジの相違を打ち消した
積分信号INT(従来の積分回路からの積分信号と同様
な信号)を得られるようにしたためである。
【0032】図2は、各抵抗R1、…、Rxの値を適宜
選定することによって、各アナログ入力信号AIN1、
…、AINxのダイナミックレンジを揃えずに積分して
も、ダイナミックレンジの相違を打ち消した積分信号I
NTが得られ、従来と同様なデジタル信号DOUTが得
られることを説明する図である。
【0033】ここで、図2(A)及び(B)はダイナミ
ックレンジが2倍の関係にあるアナログ入力信号AIN
i及びAINjについて、同一レベルの値が入力された
場合の積分信号INTの変化を示すものである。
【0034】積分信号INTのレベルは、積分回路の入
力端子に与えられたアナログ入力信号のレベルに比例
し、積分回路の時定数に反比例する。図2(A)及び
(B)の場合、両アナログ入力信号AINi及びAIN
jが同一レベルであるので、積分信号INTのレベルは
時定数によってのみ影響される。従って、ダイナミック
レンジが大きいアナログ入力信号AINiに対する積分
終了時の積分信号INTの値は、ダイナミックレンジが
小さいアナログ入力信号AINjに対する積分終了時の
積分信号INTの値の半分となる。すなわち、増幅器に
よってダイナミックレンジを揃えた後に同一の積分回路
で積分した場合と同様な結果を得ることができる。
【0035】以上のように、積分終了時の積分信号IN
Tの値が1:2の関係にあるので、基準入力信号REF
に応じて積分信号のレベルを待機レベルまで復帰させる
に要する期間Ti、Tjも1:2の関係になり、最終的
なデジタル信号DOUTも1:2の関係となる。
【0036】従って、上述した実施例によれば、ダイナ
ミックレンジが異なる複数のアナログ入力信号に対して
増幅器を用いたダイナミックレンジを揃えることなく、
積分回路の時定数をダイナミックレンジに応じて変更す
ることで、従来と同様な積分信号INTを送出し得るよ
うにしたので、増幅器のドリフト等の影響がない積分信
号INTを得ることができ、変換精度を従来より向上さ
せることができる。
【0037】また、増幅器を用いずに受動素子である抵
抗を用いて、従来と同様な積分信号INTを得ることが
できる回路を構成したので、構成を簡単、小形なものと
することができる。
【0038】なお、上記実施例においては、積分回路の
時定数を抵抗を切り替えることで変化させるものを示し
たが、詳述は避けるが、図3に示すように、コンデンサ
を切り替えることで時定数を変化させるようにしても良
い。
【0039】また、上記実施例においては、2重積分型
を基本構成としたものであったが、多重積分型を基本構
成としたものにも適用することができる。
【0040】さらに、上記実施例においては、複数のア
ナログ入力信号のダイナミックレンジを揃えた後にデジ
タル信号に変換する多入力対応アナログ/デジタル変換
回路を示したが、ダイナミックレンジを揃えるのではな
いがダイナミックレンジを変更した後にデジタル信号に
変換するものに対しても本発明を適用することができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、積分回
路の時定数を、変換しようとするアナログ入力信号のダ
イナミックレンジに応じて切り替える時定数切替手段を
設け、変換しようとするアナログ入力信号を積分回路に
直接入力して、ダイナミックレンジの変更を要するアナ
ログ入力信号についてもダイナミックレンジを変更した
と等価な積分信号を積分回路から出力させるようにした
ので、変換精度を従来より高めることができる簡単、小
型の多入力対応アナログ/デジタル変換回路を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例の積分信号の変化例を示す信号波形
図である。
【図3】第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】従来の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の各部タイミングチャートである。
【符号の説明】
8…入力選択・積分回路(積分時定数切替手段ともなっ
ている)、201〜20x、20ref…スイッチ、R
1〜Rx、Rref…抵抗、C…コンデンサ、OP…オ
ペアンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 - 1/88

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多種のアナログ入力信号から選択手段に
    よって1個のアナログ入力信号を選択してデジタル信号
    に変換するものであって、多種のアナログ入力信号の少
    なくとも1以上のアナログ入力信号に対してはそのダイ
    ナミックレンジを変更したデジタル信号に変換する、積
    分回路を利用した多入力対応アナログ/デジタル変換回
    路において、 上記積分回路の時定数を、デジタル信号に変換しようと
    するアナログ入力信号の変更後のダイナミックレンジに
    応じて切り替える時定数切替手段を設け、この時定数切替手段が、デジタル信号に変換するアナロ
    グ入力信号を選択する上記選択手段を兼ねており、 ダイナミックレンジの変更を要するアナログ入力信号
    も、ダイナミックレンジを変更しないまま 上記積分回路
    に直接入力して、上記時定数の切替により、ダイナミッ
    クレンジの変更を要するアナログ入力信号についてもダ
    イナミックレンジを変更したと等価な積分信号を積分回
    路から出力させることを特徴とする多入力対応アナログ
    /デジタル変換回路。
JP04073886A 1992-03-30 1992-03-30 多入力対応アナログ/デジタル変換回路 Expired - Lifetime JP3100457B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7525472B2 (en) 2006-12-27 2009-04-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Integration type and converter and device including same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7525472B2 (en) 2006-12-27 2009-04-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Integration type and converter and device including same

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