JP3152726B2 - 温度検知装置 - Google Patents

温度検知装置

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JP3152726B2 JP07642792A JP7642792A JP3152726B2 JP 3152726 B2 JP3152726 B2 JP 3152726B2 JP 07642792 A JP07642792 A JP 07642792A JP 7642792 A JP7642792 A JP 7642792A JP 3152726 B2 JP3152726 B2 JP 3152726B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は検知温度情報をデジタル
信号で出力する温度検知装置に関し、特に、温度検知器
として測温抵抗体センサを有する温度調節器に適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】温度調節器は、被調節体や被調節空間等
(以下、被調節対象と呼ぶ)の温度を温度検知器によっ
て検知し、調節処理本体が検知温度に応じて被調節対象
の温度を調節するものである。そして、最近のデジタル
技術の発達に伴い、調節処理本体がまず温度検知器から
の温度信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換して
取込み、この変換されたデジタル温度信号に応じて調節
するものが多くなってきている。
【0003】また、実際上、使用環境によっては、温度
検知器と調節処理本体とを数百m以上離して設けて配線
接続することがある。このような場合において、温度検
知器として、温度によって抵抗値が変化する測温抵抗体
センサを適用していると、配線の長さ等によって変化す
る配線抵抗の影響を受けてしまう。そのため、測温抵抗
体センサを温度検知器として適用している温度調節器に
おいては、配線抵抗の影響を除去することが行なわれて
いる。
【0004】図4は従来の温度調節器における検知温度
の取込み構成(以下、温度検知装置と呼ぶ)を示すもの
であり、図5はその動作を説明するためのものである。
【0005】図4において、測温抵抗体センサ1は、こ
のセンサ1の一端に接続されている配線2a、及び、こ
のセンサ1の他端に接続されている2本の配線2b、2
cによって調節処理本体3に接続されている。測温抵抗
体センサ1は、被調節対象の温度に応じた抵抗値Rを有
するものであり、各配線2a、2b、2cはほぼ同一の
配線長であるのでほぼ同一の配線抵抗値rを有するもの
である。
【0006】配線2aは調節処理本体3内の主入力ライ
ン4aに接続されており、配線2bは調節処理本体3内
の補償入力ライン4bに接続されており、配線2cはア
ースされている。主入力ライン4aには、図示は省略す
るが抵抗/電圧変換用の定電流源が接続されており、こ
の定電流源からの定電流Iは測温抵抗体センサ1側にの
み流れるようになされている。補償入力ライン4bは、
図示は省略するが非常に高い抵抗値を有するプルアップ
抵抗を介して電源ラインに接続されており、補償入力ラ
イン4bから測温抵抗体センサ1側に流れる電流はほぼ
0と考えることができる。
【0007】従って、主入力ライン4aの電位(以下、
主電圧信号と呼ぶ)は(R+2r)Iで近似でき、補償
入力ライン4bの電位(以下、この電位の2倍を補償電
圧信号と呼ぶ)はrIで近似できる。
【0008】このような情報から、検知温度に応じた情
報である抵抗値Rを反映させたデジタル温度信号を形成
する。ここで、Iは固定値であるので、RIに応じたデ
ジタル信号は抵抗値Rを反映させたデジタル温度信号と
等価である。従来は、主電圧信号(R+2r)Iをデジ
タル信号に変換した値から、補償電圧信号2rIをデジ
タル信号に変換した値を減じることで、RIに応じたデ
ジタル信号(デジタル温度信号)を得ていた。
【0009】図4において、増幅器5は補償入力ライン
4bの電圧信号rIの2倍(補償電圧信号)を得るため
のものである。なお、実際上は、プルアップ抵抗の存在
等を考慮して適宜ゲインが選定されている。
【0010】主電圧信号(R+2r)I及び補償電圧信
号2rIをそれぞれデジタル信号に変換する構成とし
て、2入力対応の2重積分型のアナログ/デジタル変換
回路が適用されている。図4において、入力切替スイッ
チ6a〜6c、積分回路7、比較器8、タイミング制御
回路9、クロック発生回路10、アンドゲート11及び
カウンタ12が2入力対応の2重積分型のアナログ/デ
ジタル変換回路を構成しており、取込制御回路13が上
述したデジタル信号間の減算を行なうものである。な
お、取込制御回路13は、検知温度の取込みが必要とな
ったときにタイミング制御回路9に起動指令を与えるも
のである。実際上、取込制御回路13は、当該温度調節
器の全体を制御するマイクロコンピュータが該当する。
【0011】以上の構成において、取込制御回路13は
温度信号の取込みが必要となったときに、タイミング制
御回路9に動作指令を与える。このとき、タイミング制
御回路9は、図5(B)に示すように入力切替スイッチ
6aを一定時間Tだけ閉成させる。これにより主電圧信
号(R+2r)Iが積分回路7に入力され、積分出力信
号INTは図5(A)に示すように待機レベルから徐々
に低下していき、一定時間Tが経過した時点t1におい
ては積分出力信号INTの値は主電圧信号(R+2r)
Iのレベルに応じたものとなる。
【0012】タイミング制御回路9は、この時点t1に
おいて、入力切替スイッチ6aを開放させると共に図5
(D)に示すように入力切替スイッチ6cを閉成させ
る。これにより、主電圧信号(R+2r)Iと逆極性の
基準電圧信号REFが積分回路7に入力され、積分出力
信号INTは徐々に増加していき、やがて所定の待機レ
ベルに達する。タイミング制御回路9は、上述した時点
t1から、比較器3からの比較出力信号に基づいて認識
した所定の待機レベルに復帰した時点t2までの期間T
1の間有意なゲート開放信号(これはスイッチ6cの制
御信号と等しい、図5(D)参照)GTをアンドゲート
11に与える。この期間T1は、時点t1における積分
信号INTの値、従って主電圧信号(R+2r)Iのレ
ベルに応じたものとなっている。
【0013】アンドゲート11は、期間T1の間に、ク
ロック発生回路10から与えられたクロックCKを通過
させてカウンタ12に与え、カウンタ12はこのクロッ
クCKによってカウント動作する。従って、期間T1が
終了した時点t2におけるカウント値は期間T1の長さ
に応じた値となっており、すなわち、主電圧信号(R+
2r)Iのレベルに応じたものとなっており、このカウ
ント値を変換したデジタル信号DOUT1として取込制
御回路13に出力する。
【0014】タイミング制御回路9は、以上のようにし
て主電圧信号(R+2r)Iに対するデジタル信号DO
UT1への変換が終了すると、次に補償電圧信号2rI
をデジタル信号DOUT2に変換するように各部を制御
する。具体的な制御は、上述とほぼ同様な制御であるの
でその説明は省略する。なお、この変換のために入力切
替スイッチ6bを閉成し始める時点t3は、入力切替ス
イッチ6aを閉成し始める時点t0から所定時間T2後
である。この期間T2は、主電圧信号(R+2r)Iの
レベルが最も大きい場合における期間T+T1より長く
選定されており、主電圧信号(R+2r)Iがいずれの
レベルであっても正確なデジタル信号DOUT1への変
換を実行できることを保証している。
【0015】取込制御回路13は、主電圧信号(R+2
r)Iに対するデジタル信号DOUT1から補償電圧信
号2rIに対するデジタル信号DOUT2を減算するこ
とで、検知温度(R)だけが反映されたデジタル温度信
号TEMP(=DOUT1−DOUT2)を得る。この
ようにして得られたデジタル温度信号TEMPが温度調
節処理に利用される。
【0016】以上のように、従来の温度検知装置によれ
ば、配線抵抗の影響を除去したデジタル温度信号を得る
ことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】温度調節を高精度に行
なおうとすると、検知温度のサンプリング周期が短い方
が好ましい。しかしながら、従来の温度検知装置におい
ては、2種のアナログ信号を時分割でそれぞれデジタル
信号に変換してデジタル温度信号TEMPを得ていたた
め、デジタル温度信号TEMPを1回得るための期間が
長くなっており、サンプリング周期を短くするにも限界
があって問題となっていた。
【0018】そこで、2種のアナログ信号をそれぞれデ
ジタル信号に変換する2種類のアナログ/デジタル変換
回路を設けて変換後の両デジタル信号を減算すること
で、デジタル温度信号TEMPを高速に得ることも考え
られる。しかし、この場合には、2種類のアナログ/デ
ジタル変換回路を設けた分だけ、構成が複雑、大形化し
てしまう。
【0019】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、測温抵抗体センサからの検知情報から、配線
抵抗の影響が除去されたデジタル温度信号を、高速にし
かも簡単、小形の構成によって得ることができる温度検
知装置を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、温度によって抵抗値が変化する
測温抵抗体センサが装置本体から離間して設けられたも
のであって、測温抵抗体センサの抵抗値である温度情報
だけを反映させたデジタル温度信号を出力する温度検知
装置の装置本体内に以下の手段を設けた。
【0021】すなわち、測温抵抗体センサの抵抗値と、
測温抵抗体センサ及び装置本体間の配線の抵抗値との合
成抵抗値に応じた主電圧信号を出力する主電圧信号出力
手段と、測温抵抗体センサ及び装置本体間の配線の抵抗
値に応じた補償電圧信号を出力する補償電圧信号出力手
段と、基準電圧信号を出力する基準電圧信号出力手段
と、主電圧信号、補償電圧信号又は基準電圧信号が択一
的に入力される積分型のアナログ/デジタル変換手段
と、主電圧信号、補償電圧信号又は基準電圧信号のアナ
ログ/デジタル変換手段への入力を切り替えるスイッチ
手段とを設けた。そして、アナログ/デジタル変換手段
が、主電圧信号を所定時間取り込んで積分信号を待機レ
ベルから変化させた後、補償電圧信号を上記所定時間取
り込んで積分信号を逆方向に変化させ、その直後から基
準電圧信号を取り込んで積分信号を上記逆方向に変化さ
せ、基準電圧信号を取込み始めた時点から積分信号が待
機レベルに復帰した時点までの期間に応じたデジタル信
号を形成してデジタル温度信号として出力することとし
た。
【0022】
【作用】本発明において、主電圧信号出力手段は、測温
抵抗体センサの抵抗値と、測温抵抗体センサ及び装置本
体間の配線の抵抗値との合成抵抗値に応じた主電圧信号
を出力し、補償電圧信号出力手段は、測温抵抗体センサ
及び装置本体間の配線の抵抗値に応じた補償電圧信号を
出力し、基準電圧信号出力手段は基準電圧信号を出力す
る。これら主電圧信号、補償電圧信号又は基準電圧信号
は、アナログ/デジタル変換手段の制御下でスイッチ手
段を介して択一的に積分型のアナログ/デジタル変換手
段に入力され、アナログ/デジタル変換手段はこのよう
な信号に応じた積分処理を行なって測温抵抗体センサの
抵抗値に対応する期間情報を得た後デジタル信号を得
る。
【0023】すなわち、アナログ/デジタル変換手段
は、主電圧信号を所定時間取り込んで積分信号を待機レ
ベルから変化させた後、補償電圧信号を上記所定時間取
り込んで積分信号を逆方向に変化させ、その直後から基
準電圧信号を取り込んで上記逆方向に変化させ、基準電
圧信号を取込み始めた時点から積分信号が待機レベルに
復帰した時点までの期間に応じたデジタル信号を形成し
てデジタル温度信号として出力する。
【0024】
【実施例】以下、本発明を温度調節器の温度信号取込構
成に適用した第1実施例を図面を参照しながら詳述す
る。ここで、図1がこの第1実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、図4との対応、同一部分には同一符号を付
して示している。図2は、図1の動作を説明するもので
ある。
【0025】図1において、この第1実施例の構成は従
来構成とほぼ同様であり、従来構成とは、増幅器5A、
タイミング制御回路9A及び取込制御回路13Aが異な
っている。
【0026】補償入力ライン4bに設けられているこの
実施例の増幅器5Aは、従来の増幅器5と同一(絶対値
が同一)のゲインで増幅するものであるが、補償電圧信
号(増幅信号)の極性が従来の増幅器5と逆になるよう
に増幅するものである。すなわち、従来の増幅器5から
の補償電圧信号2rIの極性は、この信号を積分回路7
に入力した場合に、主入力ライン4aの主電圧信号(R
+2r)Iを積分回路7に入力した場合と同じ方向に積
分信号INTを変化させるものであったが、この実施例
の増幅器5Aからの補償電圧信号−2rIの極性は、こ
の信号を積分回路に入力した場合に、主入力ライン4a
の主電圧信号(R+2r)Iを積分回路7に入力した場
合と逆の方向に積分信号INTを変化させるように選定
されている。
【0027】この実施例のタイミング制御回路9Aは、
取込制御回路13Aから検知温度の取込みの動作指令が
与えられた際に、従来のタイミング制御回路9とは異な
るタイミングでスイッチ6a〜6cのオンオフを制御す
ると共に、後述するような期間の間有意なゲート制御信
号GTをアンドゲート11に出力するものである。な
お、タイミング制御回路9Aによる制御動作は、後述す
る動作説明で明らかにする。
【0028】この実施例の取込制御回路13Aは、カウ
ンタ12から与えられたデジタル信号をそのままデジタ
ル温度信号TEMPとして取込み、従来の取込制御回路
13のようなデジタル信号間の減算は行なわないもので
ある。
【0029】以上のように、従来から一部構成が変更さ
れたこの実施例の温度検知装置においても、主入力ライ
ン4aの電位(主電圧信号)は(R+2r)Iで近似で
き、補償入力ライン4bの電位はrIで近似できる。そ
のため、増幅器5Aからの補償電圧信号は−2rIで表
すことができる。
【0030】取込制御回路13Aは検知温度の取込みが
必要となったときに、タイミング制御回路9Aに動作指
令を与える。このとき、タイミング制御回路9Aは、図
2(B)に示すように入力切替スイッチ6aを一定時間
Tだけ閉成させる。これにより、主電圧信号(R+2
r)Iが積分回路7に入力され、積分出力信号INTは
図2(A)に示すように待機レベルから徐々に低下して
いき、一定時間Tが経過した時点t11においては積分
信号INTの値は、主電圧信号(R+2r)Iのレベル
に応じたものとなる。
【0031】タイミング制御回路9Aは、この時点t1
1において、入力切替スイッチ6aを開放させると共
に、この時点t11以降、図2(C)に示すように入力
切替スイッチ6bを上記と同じ一定時間Tだけ閉成させ
る。これにより、補償電圧信号−2rIが積分回路7に
入力され、積分出力信号INTは徐々に増加する。ここ
で、両スイッチ6a及び6bの閉成期間は同じであるの
で、入力切替スイッチ6bの閉成状態を終了させた時点
t12における積分信号INTの値は、主電圧信号(R
+2r)Iのレベルと補償電圧信号−2rIのレベルの
合成レベルRIに応じたものとなる。
【0032】タイミング制御回路9Aは、この時点t1
2において、入力切替スイッチ6bを開放させると共に
入力切替スイッチ6cを閉成させる。これにより、主電
圧信号(R+2r)Iと逆極性の基準電圧信号REFが
積分回路7に入力され、積分信号INTは徐々に増加し
ていき、やがて所定の待機レベルに達する。タイミング
制御回路9Aは、図2(D)に示すように、上述した時
点t12から、比較器8からの比較出力信号に基づいて
認識した所定の待機レベルに復帰した時点t13までの
期間T3の間有意なゲート開放信号(これはスイッチ6
cへのオン制御信号と等しい)GTをアンドゲート11
に与える。この期間T3は、時点t12における積分信
号INTの値、従って温度情報(R)を正確に表したレ
ベルRIに応じたものとなっている。
【0033】アンドゲート11は、ゲート開放信号GT
によって期間T3の間に、クロック発生回路10から与
えられたクロックCKを通過させてカウンタ12に与
え、カウンタ12はこのクロックCKによってカウント
動作する。従って、期間T3が終了した時点t13にお
けるカウント値は期間T3の長さに応じた値となってお
り、すなわちレベルRIに応じたものとなっており、こ
のカウント値をデジタル温度信号TEMPとして取込制
御回路13Aに出力する。
【0034】従って、上記第1実施例によれば、主電圧
信号及び補償電圧信号をそれぞれ時間を別けてデジタル
信号に変換してからデジタル温度信号を求めることな
く、積分信号が待機レベルから変化し待機レベルに復帰
する1回の変化動作を利用して、配線抵抗値の影響を除
去した、すなわち温度情報(R)だけを反映したデジタ
ル温度信号TEMPを直接得るようにしたので、検知温
度の取込み起動からデジタル温度信号TEMPを得るま
でに要する時間を従来より格段的に短くすることができ
る。
【0035】かくするにつき、従来との変更箇所は、増
幅器5A、タイミング制御回路9A及び取込み制御回路
13Aに対する僅かな変更であって、構成は簡単、小形
のままである。
【0036】図3は本発明による第2実施例の一部構成
を示すものであり、図1の1点鎖線で囲んだ部分に対応
する部分を示している。図3に示した以外の第2実施例
の構成部分は、第1実施例と同一であるのでその説明は
省略する。
【0037】図3において、オペアンプ7a及びコンデ
ンサ7bは第1実施例の積分回路7を構成していたもの
と同一である。基準入力ライン4cのスイッチ6cに直
列に設けられた抵抗7c1、及び、主入力ライン4aの
スイッチ6aに直列に設けられた抵抗7c3はそれぞれ
第1実施例の積分回路7を構成していた抵抗7cと同一
のものである。また、補償入力ライン4bのスイッチ6
bに直列に設けられた抵抗7c2は第1実施例の積分回
路7を構成していた抵抗7cの2倍の抵抗値を有するも
のである。図3に示すように、この第2実施例では増幅
器5は設けられておらず、この位置には極性反転回路1
4が設けられている。
【0038】スイッチ6a又は6cが閉成された状態
は、第1実施例のスイッチ6a又は6cが閉成された状
態と同一となるので、同様な積分動作が実行される。
【0039】スイッチ6bが閉成された状態において
は、補償入力ライン4bの電圧信号rIが極性反転回路
14によって電圧信号−rIに変換され、この電圧信号
−rIが、抵抗7c2、オペアンプ7a及びコンデンサ
7bでなる積分回路に入力された状態となる。一般に、
積分回路は入力信号のレベルに比例し、積分時定数にも
比例するものである。スイッチ6bが閉成された状態に
おいては、第1実施例のその状態に比較して、入力レベ
ルが1/2で積分時定数が2倍であるので、結果として
第1実施例の場合と同一の積分動作を実行する。
【0040】従って、第1実施例と第2実施例とは全体
を通じて同一の積分動作を行なうものであり、同じアナ
ログ/デジタル変換動作を行なうものである。その結
果、第2実施例によっても、第1実施例と同様な効果を
得ることができる。
【0041】上記第1実施例及び第2実施例において
は、本発明を温度調節器に適用したものを示したが、本
発明の適用対象はこれに限定されるものではない。要
は、測温抵抗体センサの温度情報をデジタル温度信号と
して取り込む装置であれば良く、例えば調節処理機能が
ない温度表示装置等にも本発明の温度検知装置を適用す
ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アナロ
グ/デジタル変換手段の1要素である積分回路からの積
分信号が待機レベルから変化し待機レベルに復帰する1
回の変化動作のタイミング制御を利用して、配線抵抗の
影響を除去した、温度情報だけを反映したデジタル温度
信号を直接得るようにしたので、デジタル温度信号を高
速にしかも簡単、小形の構成によって得ることができる
温度信号取込装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例の動作を説明する信号波形図であ
る。
【図3】第2実施例の一部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の構成を示すブロック図である。
【図5】従来構成の動作を説明する信号波形図である。
【符号の説明】
1…測温抵抗体センサ、2a〜2c…配線、3A…調節
処理本体、5A…極性反転を伴う増幅器、6a〜6c…
入力切替スイッチ、7…積分回路、9A…タイミング制
御回路、R…センサ1の抵抗値、r…配線抵抗値、(R
+2r)I…主電圧信号、−2rI…補償電圧信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01K 7/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度によって抵抗値が変化する測温抵抗
    体センサが装置本体から離間して設けられたものであっ
    て、上記測温抵抗体センサの抵抗値である温度情報だけ
    を反映させたデジタル温度信号を出力する温度検知装置
    において、 上記装置本体内に、 上記測温抵抗体センサの抵抗値と、上記測温抵抗体セン
    サ及び上記装置本体間の配線の抵抗値との合成抵抗値に
    応じた主電圧信号を出力する主電圧信号出力手段と、 上記測温抵抗体センサ及び上記装置本体間の配線の抵抗
    値に応じた補償電圧信号を出力する補償電圧信号出力手
    段と、 基準電圧信号を出力する基準電圧信号出力手段と、 主電圧信号、補償電圧信号又は基準電圧信号が択一的に
    入力される積分型のアナログ/デジタル変換手段と、 主電圧信号、補償電圧信号又は基準電圧信号の上記アナ
    ログ/デジタル変換手段への入力を切り替えるスイッチ
    手段とを設け、 上記アナログ/デジタル変換手段が、主電圧信号を所定
    時間取り込んで積分信号を待機レベルから変化させた
    後、補償電圧信号を上記所定時間取り込んで積分信号を
    逆方向に変化させ、その直後から基準電圧信号を取り込
    んで積分信号を上記逆方向に変化させ、基準電圧信号を
    取込み始めた時点から積分信号が待機レベルに復帰した
    時点までの期間に応じたデジタル信号を形成してデジタ
    ル温度信号として出力することを特徴とした温度検知装
    置。
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