JP3238867B2 - 電池電圧測定方法および装置 - Google Patents
電池電圧測定方法および装置Info
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Description
よび装置に関する。
信機器に使用されるバッテリ(電池)の負荷電流は、デ
ジタル信号をメインに扱うことから、パルス状になる。
このような機器に使用されるバッテリの性能を調べる方
法としてパルス状負荷電流時のバッテリの端子間電圧を
測定する方法が知られている。
の容量減少や劣化等により次第に大きくなる。従って、
上述のような用途に使用するバッテリの能力を試験する
ために、バッテリにパルス状の負荷電流を流し、その時
の端子間電圧の変動を測定する。これによってバッテリ
の状態を評価し、判断することができる。バッテリの端
子間電圧を測る方法としては、一般的には電圧計やオシ
ロスコープ等で観測する方法が知られているが、これは
高分解能の測定値が要求される上述のような用途の場合
には適用できない。
として、ピーク検出回路を用いて、無負荷時の端子間電
圧とフル負荷時の端子間電圧との差を検出する方法が知
られている(例えば、特開平7−55850号公報参
照)。このピーク検出回路は、電池の端子間電圧をサン
プルし、コンデンサにホールドする。このピーク検出回
路の出力はA/D変換器等の電圧測定手段に供給する。
を用いた従来の電池電圧測定方法においては、ピーク検
出回路のコンデンサにホールドした電圧が時間の経過に
従って降下する。したがって、上記ピーク検出回路にお
いて、比較的短い周期でサンプリングを行った場合と、
比較的長い周期でサンプリングを行った場合とでは、A
/D変換器に供給するホールド電圧(のドループ)は異
なったものとなる。そのため、サンプリング周期の長短
によって電圧測定結果が異なってしまい、信頼性に欠け
ることになる。また、サンプリングをランダムに行う、
いわゆるランダムサンプリングの場合は、例えば、電池
の負荷条件を変化させたときに、必ずしもその条件の変
わったポイントの電池電圧をサンプリングできていると
いう確証は全く無く、信頼性は極めて低い。そこで本発
明の目的は以上のような問題を解消した電池電圧測定方
法および装置を提供することにある。
請求項1の発明は、複数の値の定電流が順次変化する電
流を電池に繰り返し供給し、A/D変換可能なタイミン
グで、前記複数の値の定電流のいずれかを供給している
間、前記電池の端子間電圧をサンプルホールドし、前記
各サンプルホールドによって得られた電圧を、当該各サ
ンプルホールドのタイミングから一定のタイミングでA
/D変換して測定値として出力することを特徴とする。
流が順次変化する電流を電池に繰返し供給する定電流供
給手段と、前記電池の端子間電圧を検出する電圧検出手
段と、前記電圧検出手段の出力をサンプルホールドする
サンプルホールド手段と、前記サンプルホールド手段の
アナログ出力をデジタル出力に変換するA/D変換手段
と、測定すべき値の定電流供給タイミングと前記A/D
変換手段の待機中のタイミングとが一致したときに前記
A/D変換手段の変換を開始させる制御手段と、前記A
/D変換手段のデジタル出力を測定値として出力する出
力手段とを具えたことを特徴とする。
測定装置のブロック図であり、1対の電池入力端に電源
1(Vcc)と定電流コントローラ2との直列回路が接
続されている。この1対の電池入力端には、外部から測
定すべき電池3が接続される。また、1対の測定入力端
には、電池3の両端子から直接導いたリード線が接続さ
れる。
値に応答する電流が電池3に流れるように制御する。電
圧検出用の増幅器4は、1対の測定入力端からの電圧を
入力し、出力として電池3の端子間の電圧検出値を出力
する。5はサンプルホールド回路であって、入出力端間
に接続されたスイッチ5Aと、入力端に入力された増幅
器4からの出力をスイッチ5Aを介してホールドするた
めのコンデンサ5Bとを有し、スイッチ5Aは、入力端
からコンデンサ5Bへの信号の供給をオンオフ制御す
る。サンプルホールド回路5のアナログ出力は、A/D
変換器6に入力され、そこでデジタル値に変換され、A
/D変換後の電圧値はCPU7に入力される。CPU7
は、ROM8内に格納された図2に示す如き制御手順を
実行する。また、CPU7は外部のホストコンピュータ
との間で情報を交換し、サンプルホールド回路5のスイ
ッチ5Aの開閉をコントロールし、A/D変換器6の変
換開始をコントロールし、さらにタイマを内蔵してい
る。
の他に後述する電流値レジスタ、設定時間、計測値ポイ
ンタ、および計測結果等の記憶領域を有する。電流値レ
ジスタはa〜dの4つの値を格納し、計測値ポインタは
前記a〜dのうちの1つを順番に示すことを繰返す。
らの電流設定値を設定時間だけD/A変換して、定電流
コントローラ2に基準値として供給する。
およびタイミングを示すものであって、Aはa〜dの4
段階に順次変化し、これを繰返す定電流コントローラ2
の基準値としての設定電流波形であり、BはAの電流を
定電流コントローラ2によって電池3に流したときの電
池3の端子間電圧波形(電圧検出用の増幅器4の出力波
形)であり、CはA/D変換器6の状態、すなわち、A
/D変換中か、待機中かを示すものであり、Dはサンプ
ルホールド回路5のサンプルホールド電圧であって、記
号a′〜d′はBのa′〜d′の電圧のサンプルホール
ド電圧であることを示すものであり、Eはサプルホール
ド回路5のスイッチ5Aのオン期間、すなわち、サンプ
ル期間(アクイジションタイム)を示すものであり(各
期間は全て同じ値である)、FはA/D変換器6に供給
するA/D変換開始のための信号である。
作を説明する。
ら、定電流コントローラ2に対する基準値としての電流
値およびその時間幅のデータを受信してRAM9に格納
する。その電流値は図3のAに示す通りであって、a〜
dの順次小さくなる4段階の値である。なお、計測値ポ
インタは初期値としてaを示す。
ト)、まず、電流値レジスタにaを設定し、aに対応す
る信号をD/A変換器10に供給し、これに応答してD
/A変換器10はaに相当する基準値を定電流コントロ
ーラ2に供給開始する(S1)。ついでS2で電流値a
に対応する時間幅をタイマに設定する。ついで、サンプ
ルホールド実行判定を行う(S3)。すなわち、A/
D変換器6からの待機中(すなわち、変換可能である)
であることを示す信号ADRDYが入力されていると
き、現在設定中の電流値と計測値ポインタの示す値と
が一致している、以上のかつであるときはS4に進
み、それ以外のときはS8に進む。
変換器6が待機中であり、かつ電流値レジスタが現在設
定中の電流値と計測値ポインタの示す値とが一致してい
るときはS4に進み、サンプルホールド回路5のスイッ
チ5Aを一定時間(アクイジションタイム)の間、閉じ
る(図3中、t1〜t2)。これによって、コンデンサ
5Bに定電流コントローラ2によって流された電流aに
応答して生じた電池3の両端電圧a′に相当する測定電
圧がホールドされる。ついでS5でA/D変換回路6に
変換開始信号を送出し、これを受けてA/D変換器6は
サンプルホールド回路5の出力(ホールド電圧)をA/
D変換開始する。
レジスタに設定中の電流値(a)に対応する時間幅が経
過するまで待ち、ついでS7で計測値ポインタをaから
次のbに更新すると共に電流値レジスタをaからbに更
新し、S1に戻る。
るとき、および/または電流値レジスタが現在設定中の
電流値と計測値ポインタの示す値とが一致していないと
き(例えば図3中、t4)はS8に進み、タイマを監視
して電流値レジスタに設定中の電流値(b)に対応する
時間幅が経過するまで待ち、S9で電流値レジスタを
(bからcに)更新し、S1に戻る。S3において、例
えば、図3中、t5のタイミングであって(すなわち、
A/D変換器6は待機中で電流値レジスタはbを設定
中)、計測値ポインタがbを示していれば、S4に進
み、電流値bについて前述したと同様の処理(S4〜S
7)が行われる。このようにして計測値ポインタが示す
順、すなわち、電流値aからdの順にA/D変換が行わ
れ、これが繰返される。また、サンプルホールド回路5
によるサンプル開始のタイミングおよびアクイジション
タイムが定電流コントローラ2による各定電流(a〜
d)のタイミングに対して常に一定であり、A/D変換
の開始タイミングがサンプルホールドのタイミングに対
して常に一定であるので、A/D変換器6には、常に安
定な状態で、すなわち、サンプルホールド回路5からの
出力電圧(コンデンサ5Bのドループ)が常に一定の状
態で入力されることになり、このため非常に正確なA/
D変換値が得られる。
点で、その変換した電圧値はCPU7に供給され、RA
M9の所定の記憶領域に記憶される。この所定の領域に
は、A/D変換器6からのA/D変換後の電圧値が順番
に(すなわちa,b,c,d,a,…)記憶され、例え
ばCPU7は、A/D変換後の電圧値が所定領域に記憶
される毎に、または、外部のホストコンピュータから要
求がある毎に、この所定領域からHigh電圧値とし
て、aについての最も新しい電圧値を読み出し、Low
電圧としてdについての最も新しい電圧値を読み出し
て、これを測定値として外部のホストコンピュータに送
出する。
池電圧を極めて正確に測定することができる。
に採用しても安定な測定を行うことができる。このこと
は電池電圧測定時のトリガポイント、ゲートタイムなど
の煩わしい設定を全く必要としないということであっ
て、極めて操作性に優れている。
とを比較選出することもできる。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の値の定電流が順次変化する電流を
電池に繰り返し供給し、 A/D変換可能なタイミングで、前記複数の値の定電流
のいずれかを供給している間、前記電池の端子間電圧を
サンプルホールドし、 前記各サンプルホールドによって得られた電圧を、当該
各サンプルホールドのタイミングから一定のタイミング
でA/D変換して測定値として出力することを特徴とす
る電池電圧測定方法。 - 【請求項2】 複数の値の定電流が順次変化する電流を
電池に繰返し供給する定電流供給手段と、 前記電池の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、 前記電圧検出手段の出力をサンプルホールドするサンプ
ルホールド手段と、 前記サンプルホールド手段のアナログ出力をデジタル出
力に変換するA/D変換手段と、 測定すべき値の定電流供給タイミングと前記A/D変換
手段の待機中のタイミングとが一致したときに前記A/
D変換手段の変換を開始させる制御手段と、 前記A/D変換手段のデジタル出力を測定値として出力
する出力手段とを具えたことを特徴とする電池電圧測定
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24944596A JP3238867B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 電池電圧測定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24944596A JP3238867B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 電池電圧測定方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1090309A JPH1090309A (ja) | 1998-04-10 |
JP3238867B2 true JP3238867B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=17193081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24944596A Expired - Lifetime JP3238867B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 電池電圧測定方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3238867B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP24944596A patent/JP3238867B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1090309A (ja) | 1998-04-10 |
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