JP3163568B2 - Ic試験装置 - Google Patents
Ic試験装置Info
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Description
特に被試験ICに電圧/電流を印加した時点から、一定
時間後に電流/電圧を測定するために必要なタイミング
信号を発生する回路に関する。
ンピュータを使用したコントローラ1により多数の測定
用ユニット31 ,32 ,…を制御する場合、バス構造が
用いられる。バス2を経由して各測定用ユニット3i を
選択したり、各測定ユニット内の動作を選択するための
アドレス信号Aと、データ(並列データ)Cと、各測定
ユニット3i がデータCを取り込んだり、その他の動作
を行うタイミングを指定するコマンドBとが転送され
る。これらの各信号を図3Bに示してある。アドレス信
号Aの時間長T1 ,T2 …は、次に述べる動作例から明
らかにされるが、コントローラ1の命令1,2,…とそ
の実行期間に対応するものである。
は電流を印加しそして発生した電流又は電圧をそれぞれ
測定する所謂直流動作試験が行われる。この動作を図4
を参照して説明する。コントローラ1の測定ユニット3
i (i=1,2,…)に対する命令1,2,…に対応し
て、バス2を介して、アドレス信号A、コマンドB及び
データCが転送される。 T1 期間:一致検出回路5でアドレス信号Aが、あ
らかじめ設定されたデータnに等しいことが検出される
と、対応する出力端子よりH(高)レベルの信号がアン
ドゲート6の一方の入力端子に与えられ、ゲートが開か
れる。コマンドBとして書込み信号W1 (例えば並列ビ
ット0,1で表す)がデコーダ7に与えられデコードさ
れて、ほぼ同じタイミングでL(低)レベルの信号
W1 ′がデコーダ7よりアンドゲート6の他方の入力端
子に与えられる。アンドゲード6は開かれているので、
書込み信号W1 ′はアンドゲード6を通過してレジスタ
8のクロック端子に与えられる。これによりレジスタ8
にはその時点にデータ入力端子に入力されているデータ
(被試験IC4に印加する試験電圧値を示す)C1 が格
納され、またそれと同時に、格納データC1 がD/Aコ
ンバータ9に供給される。
された信号は、電圧印加電流測定回路10に入力され、
同回路10より被試験IC4の所定端子p1に直流の試
験電圧V1 が印加される。また、V1 が印加された所定
端子p1 を流れる電流I1 が同回路10で測定される。
以上の説明から明らかなように、期間T1 はコントロー
ラ1が所定の測定ユニット3i に対して所定のタイミン
グで、所定の大きさの試験電圧V1 を印加する命令1を
出し、それを実行させた期間に他ならない。 T2 期間:コントローラ1は所定の測定ユニット3
i の一致検出回路5に設定されているアドレスデータと
同じ信号を送出しないので、同回路5より一致検出出力
は発生されない。従って、このT2 期間は、被試験IC
4に試験電圧V1 を印加した状態で次の命令を待ってい
る待機期間とされる。
2とその実行期間と言うことができる。 T3 期間:コントローラ1よりアドレス信号Aとし
てA=mが、またコマンドBとして書込み信号Wが送出
される。一致検出回路5でA=mが検出されると、対応
する出力端子よりアンドゲート12の一方の入力端子に
Hレベルの信号が与えられ、ゲートが開とされる。デコ
ーダ7でコマンドBの書込み信号W2 が検出され、同回
路7よりほぼ同じタイミングでLレベルの書込み信号W
2 ′がアンドゲート12を介してA/Dコンバータ13
に供給される。A/Dコンバータ13では、電圧印加電
流測定回路10より入力される電流I1 の測定アナログ
データをディジタルデータに変換したデータが内蔵のレ
ジスタに格納される。このようにT3 期間は、コントロ
ーラ1が“電流I1 を測定せよ”と言う命令3を発し、
それを実行した期間である。 T4 期間:コントローラ1よりアドレス信号A=x
及びコマンドBとして読出し信号Rが出力される。一致
検出回路5でアドレスA=xが検出されて、アンドゲー
ト15が開かれる。デコーダ7で読出し信号R(例えば
並列ビット1,0で表す)が検出されると、ほぼ同じタ
イミングLレベルの信号R′が出力され、アンドゲート
15を介してアンドゲート16の一方の入力端子に与え
られ、ゲート16が開とされる。これによりA/Dコン
バータ13内のレジスタに格納されていた電流I1 の測
定ディジタルデータがアンドゲート16を通じ、更にバ
ス2を通じてコントローラ1に転送される。このT4 期
間は、コントローラ1が測定ユニット3i に対して“電
流I1 の測定データを転送せよ”と言う命令4を発し、
それが実行された期間である。
命令1と、電流I1 を測定させる命令3とがそれぞれ実
行される間の間隔t(図4B参照)は、コントローラ1
内コンピュータの機種の違いや、命令1〜3間にコント
ローラ1の割込み処理があると変化する。電流I 1 が図
4BのI1 ′のような場合にはtが長くなっても測定値
は変化しないが、I1 ″のような場合にはtが長くなる
と測定値が変化してしまい、正確な測定ができない問題
があった。
命令1〜3間の時間tの最適値を求めたり、電流I1 の
変化状態を測定するような場合にも、時間tが変化する
と、正確な測定ができず不便であった。この発明の目的
は、これら従来の問題を解決して、電圧印加より電流測
定迄の時間tを一定にし、測定精度を向上させることに
ある。
の端子に所定の試験電圧又は電流を印加し、所定の端子
の電流又は電圧を測定する複数の測定ユニットと、それ
ら測定ユニットを選択し、また測定ユニット内の動作を
選択するためのアドレス信号A、データC及び測定ユニ
ット内の動作のタイミングを指定するコマンドBを、デ
ータバスを通じて測定ユニットに転送するコントローラ
とを具備するIC試験装置において、請求項1の発明で
は、前記コントローラより、被試験ICに試験電圧又は
電流を印加した時点より電流又は電圧をそれぞれ測定す
る迄の時間間隔tを指定するデータを送出する。
記アドレス信号A、コマンドB及びデータC(前記時間
間隔tのデータを含む)とを入力して、被試験ICに電
圧又は電流を印加する時点を検出し、その時点より前記
時間間隔tだけ遅れた時点に測定タイミング信号Dを前
記データバスを通じて前記測定ユニットに転送する測定
タイミング信号発生回路を備える。
定の測定ユニットが、前記測定タイミング信号Dに同期
して被試験ICの電流又は電圧を測定する。 (2) 請求項2の発明では、前記タイミング信号発生
回路が、前記データCの一部をアドレスとして記憶する
レジスタと、前記時間間隔tを示すデータに基づいて遅
延時間をその時間間隔tに等しく設定される遅延回路
と、前記レジスタの記憶データと、前記アドレス信号A
との一致を検出し、これにより被試験ICに電圧又は電
流を印加する時点を検出する一致検出回路とを備える。
その一致検出回路の検出出力を前記遅延回路に入力し、
その遅延回路の出力より前記測定タイミング信号Dを得
る。
一定時間(t)経過後の電流I1 を測定できるようにす
るには、図5に示すように、命令1を実行した時点(図
4Bのt1 )より、t時間後にパルスを出力する遅延回
路22を各測定ユニット3 i に追加することが考えられ
る。図5では従来と同じ動作もできるように切換回路2
1を設けて、一致検出回路5がA=mを検出したときの
出力と、A=nを検出したときの出力とのいずれかをコ
ントローラ1からのデータにより選択する。また切換回
路21より遅延回路22の遅延時間を設定する。
に示すように最初の命令でピンp1 に試験電圧V1 を印
加し、次の命令で所定のピン、例えばピンp2 に試験電
圧V 2 を印加し、その時点よりt時間後にピンp1 の電
流I1 を測定する場合も考慮するのが望ましい。その場
合には一致検出回路5及び切換回路21が拡張される。
図7にこの場合の測定ユニットを示している。電圧V2
印加後電流I1 を測定する場合には、測定ユニット31
の一致検出回路5では、m12=n2 に設定される。任意
のVi 印加後I1 を測定できるようにするには、m1i=
ni (i=2〜n)に設定される。なおA=m11,A=
m21の検出出力は従来の図4Aと同じ動作をさせるとき
に使用する。
ットの一致検出回路5及び切換回路21が複雑となり、
装置が大型で、高価となる欠点がある。そこでこの発明
では、図1に示すように、個数の多い(例えば数10〜
数100個)測定ユニットの一致検出回路5及び切換回
路21はできるだけ簡単なものとし、コントローラ1側
に隣接して、各測定ユニットに共通に測定タイミング信
号発生回路(以下TGと言う)31を設ける。図1には
図3〜図7と対応する部分に同じ符号を付してある。図
の要部に符号a,b,c及びA,B,C等を付し、これ
ら要部の波形を図2のタイミングチャートに示してい
る。次にこれら図1、図2を参照して装置の動作を説明
する。 アドレス信号A=Yになると、TG31の一致検出
回路32はこれを検出して、Hレベルの出力がアンドゲ
ート33の一方の入力端子に入力され、ゲートが開とさ
れる。アンドゲート33の他方の入力端子に印加される
コマンドB1がアンドゲート33を通過して、レジスタ
34のクロック端子に供給され、レジスタ34にデータ
C=n′が格納される。その格納されたデータn′は同
時に一致検出回路37の一方の入力端子Fに印加され
る。 アドレス信号A=Zになると、一致検出回路32よ
りHレベルの出力がアンドゲート35の一方の入力端子
に与えられ、ゲートが開とされる。他方の入力端子に印
加されるコマンドB2 がアンドゲート35を通過して、
レジスタ36のクロック端子に供給され、レジスタ35
にデータC=tが格納される。その格納されたデータt
は同時に遅延回路39に供給されその遅延時間がtに設
定される。 データn′は、一致検出回路37において、他方の
入力端子Eに入力されるアドレス信号Aと比較され、A
=n′が検出されると、アンドゲート38の一方の入力
端子にHレベルの出力が与えられ、ゲートが開とされ、
他方の入力端子に印加されるコマンドB4 が、アンドゲ
ート38を通過して遅延回路39に供給される。 遅延回路39では、アンドゲート38の出力B4 ′
が入力されてよりt時間経過後に、測定タイミング信号
Dが出力され、バス2を介して各測定ユニット3 i に供
給される。 測定ユニット31 の一致検出回路5で、A=nが検
出されると、アンドゲート6よりコマンドB3 と同じタ
イミングでクロック信号がレジスタ8に印加され、その
時のデータC=v1 (V1 と対応するデータ)がレジス
タ8に格納され、同時にその格納データv1 がD/A変
換器9に入力され、D/A変換されて、電圧印加電流測
定回路10に供給される。同回路10より試験電圧V1
が被測定IC4の端子p1 に印加される。 と同様に、測定ユニット32 では、アドレスA=
n′が検出され、コマンドB4 と同じタイミングでデー
タC=v2 (V2 と対応するデータ)がレジスタ8に格
納されると共に試験電圧V2 が端子p2 に印加される。 遅延回路39より測定ユニット31 に供給され測定
タイミング信号Dは、切換回路21で選択されて、A/
Dコンバータ13に印加され、その時点のA/D変換さ
れたディジタルデータが内蔵のレジスタに格納される。 アドレス信号A=xが測定ユニット31 で検出され
ると、コマンドB5 のタイミングで、アンドゲート15
より書込み信号がアンドゲート16に入力されてゲート
が開とされ、A/Dコンバータ13のレジスタに格納さ
れた電流I1 の測定データがアンドゲート16及びバス
2を介してコントローラ1に転送される。
測定する動作の説明はこれで終るが、この発明の測定タ
イミング信号発生回路を用いると、V1 を印加してより
一定時間t後にI1 を測定することも勿論できる。次に
それを簡単に説明しよう。この場合には、図2の命令1
において、データn′の代りにnを設定し、命令4は削
除される。このようにすると、命令3のタイミングで一
致検出回路37の出力がHとなり、コマンドB3 のタイ
ミングでアンドゲート38よりトリガ信号(図2hに点
線で示す)が遅延回路39に入力され、それよりt時間
後に測定タイミング信号Dが遅延回路39より出力さ
れ、測定ユニット31 において電流I 1 が測定される。
印加して、電流を測定するものとし、測定ユニット3i
では電圧印加電流測定回路10を備える場合を述べた
が、この発明はこの場合に限らず、電流を印加して電圧
を測定する場合、従って回路10を電流印加電圧測定回
路とした場合にも同様に適用できることは明らかであ
る。
検出回路5で従来と同様にアドレスA=mを検出し、そ
の検出期間内におけるコマンドBのタイミングで、A/
Dコンバータ13に測定値を格納させることもできるよ
うに、切換回路21を設けて、コントローラ1の命令に
よってアンドゲート12の出力又は測定タイミング信号
Dの一方を選択できるようにしている。
測定タイミング信号発生回路(TG)31を設けたが、
TG31をコントローラ1内に設けてもよいし、バス2
の途中に設けてもよい。
ンピュータの機種の違いや、割込み処理の有無にかかわ
らず、被試験ICの所定の端子pi に試験電圧Vi (又
は電流Ii )を印加してから一定時間t後の端子pi の
電流Ii (又は電圧Vi )を測定することができる。従
って、従来の技術では時間tが変化するために測定精度
が低下したが、この発明によって測定精度が大幅に向上
できる。
構成をあまり複雑とせず、各測定ユニットに共通に、測
定タイミング信号発生回路を設けているので、装置の経
済化が図られる。この発明によれば、被試験ICの任意
の端子pi に試験電圧Vi (又は電流I i )を印加して
後、他の任意の端子pj に試験電圧Vj (又は電流
Ij )を印加し、そのVj (Ij )を印加した時点より
一定時間t後の端子pi の電流Ii (又は電圧Vi)を
容易に測定することができる。このようにこの発明によ
れば装置の機能が向上し、使い勝手がきわめてよい。
ロック図、BはAのタイミングチャート。
のタイミングチャート。
ットのブロック図。
p1 に試験電圧V1 を印加した後、測定ユニット32 よ
り端子p2 に試験電圧V2 を印加し、そのV2 を印加し
た時点より所定時間t後に端子p1 の電流I1 を測定す
る場合の測定ユニットと被試験ICとの接続を示すブロ
ック図、BはAのタイミングチャート。
ユニットのブロック図。
Claims (2)
- 【請求項1】 被試験ICの所定の端子に所定の試験電
圧又は電流を印加し、所定の端子の電流又は電圧をそれ
ぞれ測定する複数の測定ユニットと、 それら測定ユニットを選択し、また測定ユニット内の動
作を選択するためのアドレス信号Aと、データCと、測
定ユニット内の動作のタイミングを指定するコマンドB
とを、データバスを通じて測定ユニットに転送するコン
トローラとを具備するIC試験装置において、 前記コントローラより、被試験ICに試験電圧又は電流
を印加した時点より電流又は電圧をそれぞれ測定する迄
の時間間隔tを指定するデータを送出し、 前記コントローラより転送される前記アドレス信号A、
コマンドB及びデータC(前記時間間隔tのデータを含
む)とを入力して、被試験ICに電圧又は電流を印加す
る時点を検出し、その時点より前記時間間隔tだけ遅れ
た時点に測定タイミング信号Dを前記データバスを通じ
て前記測定ユニットに転送する測定タイミング信号発生
回路を備え、 前記アドレス信号Aによって指定された所定の測定ユニ
ットが、前記測定タイミング信号Dに同期して被試験I
Cの電流又は電圧を測定することを特徴とする、 IC試験装置。 - 【請求項2】 前記測定タイミング信号発生回路が、前
記データCの一部をアドレスとして記憶するレジスタ
と、前記時間間隔tを示すデータに基づいて遅延時間を
その時間間隔tに等しく設定される遅延回路と、前記レ
ジスタの記憶データと、前記アドレス信号Aとの一致を
検出し、これにより被試験ICに電圧又は電流を印加す
る時点を検出する一致検出回路とを備え、その一致検出
回路の検出出力を前記遅延回路に入力し、その遅延回路
の出力より前記測定タイミング信号Dを得るようにした
ことを特徴とする請求項1記載のIC試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29471291A JP3163568B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | Ic試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29471291A JP3163568B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | Ic試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133998A JPH05133998A (ja) | 1993-05-28 |
JP3163568B2 true JP3163568B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17811336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29471291A Expired - Fee Related JP3163568B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | Ic試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3163568B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007285737A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-01 | Yokogawa Electric Corp | 半導体検査装置 |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP29471291A patent/JP3163568B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05133998A (ja) | 1993-05-28 |
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