JP3071860U - 簡易着脱ネクタイ - Google Patents
簡易着脱ネクタイInfo
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- JP3071860U JP3071860U JP2000001637U JP2000001637U JP3071860U JP 3071860 U JP3071860 U JP 3071860U JP 2000001637 U JP2000001637 U JP 2000001637U JP 2000001637 U JP2000001637 U JP 2000001637U JP 3071860 U JP3071860 U JP 3071860U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】首掛部の長さを調節可能とし、着脱が容易にで
きるネクタイを提供する。 【解決手段】首掛帯3両端寄の部分を袋状の結び目1の
内部に摺動自在に挿入し、更にその両端3a、3b寄り
の部分を管状のストッパー管11に挿通した後、該両端
3a、3bに小剣4の上端4aを一体的に連結する。
きるネクタイを提供する。 【解決手段】首掛帯3両端寄の部分を袋状の結び目1の
内部に摺動自在に挿入し、更にその両端3a、3b寄り
の部分を管状のストッパー管11に挿通した後、該両端
3a、3bに小剣4の上端4aを一体的に連結する。
Description
【0001】
この考案は、ネクタイに関するものであり、更に述べれば、そのネクタイを装 着する度毎に面倒な操作を要するノット(結び目)を形成することなく装着する ことができる簡易着脱ネクタイに関するものである。
【0002】
従来の市販されているネクタイは、一般に布製で細長い帯状をしている。装着 に際しては、ワイシャツ等の襟の下を通して首に巻き、前で結び目を作る。そし て、その結び目の内部に通されたネクタイの一端を引っ張って首周りの長さを短 縮し、左右の襟の間から結び目が丁度見える位置に安定するように調節する。
【0003】 このように、ネクタイを装着するときは、結び目をつくるという煩雑な操作を しなければならず、形良く結び目をつくるには、ある程度の時間と労力を要する 。そのため冠婚葬祭等でネクタイの着用が必須な場合には、ネクタイの着用に不 慣れな新社会人や、手元が不自由な高齢者は、他人の助けが必要となり、不便で あった。 又、雇用機会の均等化に伴い、ガードマンや交通整理等のこれまで女性が就き にくかった職種に就職する機会が増加しており、制服としてのネクタイの着用に 慣れるまで非常に時間がかかっている。
【0004】 そこで、前述のような問題を解決するため、例えば、予め結び目をつくった大 剣部と別個に補助ネクタイ部を形成して、該補助ネクタイ部とワイシャツの襟下 とをマジックテープで接着させるものがある(実開平9−244号参照)。 又、前記補助ネクタイ部をマジックテープに替えてスナップ止めしたり、又は 該補助ネクタイ部をゴムにて連結し、該ゴムを伸長してネクタイを頭から被れる ようにしたもの等が考え出されている。
【0005】
前記実開平9−244号の例のように、補助ネクタイ部とワイシャツとをマジ ックテープやスナップ等で接着させる場合、全てのネクタイの補助ネクタイ部の 裏面と、襟下の補助ネクタイ部の接着箇所に夫々マジックテープやスナップ等を 事前に取り付けておかなければならない。従って、その取り付け作業はネクタイ を結ぶよりも手間がかかるという問題が生ずる。
【0006】 又、ネクタイが数本ある場合には、各ネクタイの補助ネクタイ部の長さを揃え ておかなければ、襟下接着部の位置に対応して接着させることができない。従っ て、補助ネクタイ部にマジックテープ等を取り付ける際には、常に接着部の位置 に一致するよう、注意を払う必要がある。
【0007】 更に、使用回数が多くなるにつれて、マジックテープやスナップの縫いつけ部 分に緩みやほころびが生じ、定期的にこれを点検し、必要に応じて補修しなけれ ばならない。
【0008】 又、補助ネクタイ部をゴムで連結したものでは、ゴムの老化によって弾性が失 われていくと、襟から垂れ下がってゴムが露出し、外観上好ましくない。
【0009】 本考案は、上記事情に鑑み、首掛部の長さを調節可能とし、着脱が容易にでき るネクタイの提供を目的とする。
【0010】
この考案の簡易着脱ネクタイは、逆三角形の袋状の結び目の両側端及び下端に 夫々連通孔を形成し、該両側端の連通孔から下端の連通孔に亘って、逆U字形の 首掛帯の両端側を夫々摺動自在に挿入し、またその両端側を管状のストッパー管 に挿通し、その両下端に小剣を吊下げ、更に該小剣の表側に於ける前記袋状の結 び目の下端に大剣を吊下げるものである。
【0011】
本考案の実施の形態を次の二つの実施例で示すと以下のとおりである。 この考案の第一実施例を第1図〜第6図により説明する。 本考案のネクタイは、図3、4、5に示す大剣2、首掛帯3及び小剣4の3点 の部品から成っており、夫々が同一の布生地で形成されている。
【0012】 図3に示す大剣2の上端部2aを図1に示す如く逆三角形の袋状に折り畳んだ 状態で縫着5して、袋状の結び目1を形成する。その際、該結び目1における逆 三角形状の両側端6及び下端7に、袋紐状の首掛帯3が摺動自在に挿入可能な連 通孔8a、8b、8cを夫々形成する。この際縫着5する位置は、ネクタイの表 側からその縫着5したところがわからない位置とし、大剣2と同色の糸を使用す る方が好ましい。
【0013】 首掛帯3は袋紐状に形成され、その長さは少なくとも該首掛帯3の両端3a、 3bを結合して輪を形成した場合に、その輪に標準的な大人の頭が楽に通る程度 とする。
【0014】 そして、上記結び目1の左右2つの側端6に夫々形成された連通孔8a及び8 bに該首掛帯3の端3a及び3bを一方ずつ通し、該結び目1の内部に引き込み 、該結び目1の下端7に形成された連通孔8cより該両端3a及び3bを引き出 して、ループ状の首掛部3cを形成する。 次いで、該両端3a及び3bを図3に示すストッパー管11に挿通し、更に両 端3a、3bを揃え、それらに図2に示す小剣4の上端4aを連結してそれを吊 下げ、図1に示す如く首掛帯3と小剣4とを一体的に結合せしめる。
【0015】 前記ストッパー管11の材料として、例えば硬質塩化ビニールを使用し、その 上端12及び下端13の内側をR加工する。R加工することで、ストッパー管1 1と首掛帯3との摩擦を軽減でき、該首掛帯3の布地を痛めることなくスムーズ に上下動できる。ストッパー管11の内半径11aは、例えば、首掛帯3の幅W :ストッパー管11の内半径11a=15:4程度が好ましい。
【0016】 又、ストッパー管11の外半径11bは、前記結び目1の下端7の連通孔8c から該結び目1の内部に嵌入可能に形成され、例えば前記内半径11a:外半径 11b=4:5程度が好ましく、ストッパー管11の長さL1は、結び目1の高 さL2との比率がL1:L2=3:4程度とする。このように形成することで、該 ストッパー管11の連通孔8cへの嵌入後、該連通孔8cからストッパー管11 が1cm程度露出せしめることができる。
【0017】 ネクタイを装着する時は、まず、ストッパー管11を首掛帯3の端縁3a、3 bまで引き下げる。次に首掛部3cを結び目1の連通孔8a、8bより引き出し て該首掛部3cの円周を拡げ、首に掛け易くする。 そして、該首掛部3cを被って首に掛け、ワイシャツ等の襟下に納め、結び目 1を両襟の間の正面に位置させる。 この状態で、該結び目1を片手で摘み、他方の手で小剣4を引き下げる。する と、首掛帯3は小剣4と一体的に連結されているため、小剣4の引き下げにより 、首掛部3cの円周が小さくなる。
【0018】 上述のように操作して、ワイシャツの首周りの長さと該首掛部3cと円周とを 等しくし、更に、ストッパー管11を結び目1の連通孔8cから該結び目1の内 部に嵌入せしめる。これにより、首掛部3cの円周を固定させることができ、装 着中に該首掛部3cが長くなることによる結び目1の襟元からの垂れ下がりを防 止することができる。 又、ストッパー管11を結び目1の中に押し込むので、該結び目1に膨らみを 持たせることができ、外観上、好ましい。
【0019】 次に、本考案の第二実施例を第7図により説明する。但し、図面中、第1図〜 第6図と同じ符号を用いた部分は、同じ名称と機能を有するものとする。
【0020】 第2実施例と第1実施例との差異は、首掛帯部3の首掛部3cがその一部分の スナッパー15で接続されており、その接続部14を片方ずつ把持してネックの 後ろ部分まで引き寄せ、スナッパー15をとめることにより、該首掛部3cを襟 下に装着することである。そして、該スナッパー15の取り付け後は、第1実施 例と同様、小剣4を引き下げ、ストッパー管11を連通孔8cまで引き上げる。
【0021】 この実施例のようにスナッパー15を設ければ、頭から首掛部3cを被ること なくネクタイの装着を可能とし、頭部に怪我等をしていて首の運動が不自由な使 用者の場合であっても、第三者が容易にネクタイの装着を手伝うことができる。
【0022】
本考案のネクタイは、首掛部を有する首掛帯と小剣とを一体的に結合したので 、所謂ふつうのネクタイと同様に、小剣部を引き下げることで、該首掛部の長さ を短縮できる。従って、従来の結び目固定型の簡易ネクタイのように、ネクタイ と襟下の双方に位置決め用のスナップやマジックテープを設ける必要がない。 また、ストッパー管を設けることにより、首掛部の長さを固定できるので、装 着中に該首掛部が長くなることによる結び目の襟元からの垂れ下がりを防止する ことができる。 更に、ストッパー管の上下内側をR加工したことにより、該ストッパー管の上 下動によって首掛帯の布地を痛めることなく、スムーズにこれを行うことができ る。 また更に、補助ネクタイ部にスナッパーを設けたので、首掛部を頭から被るこ となく、該首掛部を襟下を経て首の後部に掛けて装着できる。
【図1】この考案の第一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の裏面図である。
【図3】図1、2の一部分の正面図である。
【図4】図1、2の他の正面図である。
【図5】図2の一部分の裏面図である。
【図6】図2の他の斜面図である。
【図7】他の実施例の正面図である。
1 結び目 2 大剣 3 首掛帯 3a 首掛帯の端 3b 首掛帯の端 4 小剣 6 結び目の側端 7 結び目の下端 8 連通孔 11 ストッパー管 12 ストッパー管の上端 13 ストッパー管の下端 14 接続部 15 スナッパー
Claims (4)
- 【請求項1】逆三角形の袋状の結び目の両側端及び下端
に夫々連通孔を形成し、該両側端の連通孔から下端の連
通孔に亘って、逆U字形の首掛帯の両端側を夫々摺動自
在に挿入し、またその両端側を管状のストッパー管に挿
通し、その両下端に小剣を吊下げ、更に該小剣の表側に
於ける前記袋状の結び目の下端に大剣を吊下げることを
特徴とする簡易着脱ネクタイ。 - 【請求項2】袋状の結び目は、大剣の上端部を逆三角形
状に折り畳んで形成することを特徴とする請求項1記載
の簡易着脱ネクタイ。 - 【請求項3】管状のストッパー管の上下端の内側がR加
工されていることを特徴とする請求項1又は2記載の簡
易着脱ネクタイ。 - 【請求項4】首掛帯に接続部を1ケ所設け、該接続部に
スナッパーを設けたことを特徴とする請求項1又は2又
は3記載の簡易着脱ネクタイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001637U JP3071860U (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 簡易着脱ネクタイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001637U JP3071860U (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 簡易着脱ネクタイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3071860U true JP3071860U (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=43205188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001637U Expired - Fee Related JP3071860U (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 簡易着脱ネクタイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071860U (ja) |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000001637U patent/JP3071860U/ja not_active Expired - Fee Related
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