JP3049038U - 長さ調節機能付ズボン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ズボン股下の長さ、裾が長過ぎたり、短過ぎ
たりによる不都合や裾上げの手間を解消し、着用中でも
簡単に長さの選択、調節することができるようにする。 【解決手段】 裾部を除く股下部の一部を折り込み装着
した止め具の着脱でズボン股下の長さを選択、調節でき
ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一般、レジャー、バイク用のレインウエア（合羽）やウインドブレー カー等のズボン及び農林水産土木等各種作業用レインウエア（合羽）のズボンの 股下の長さを調節することができるズボンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

レインウエア（合羽）ズボンは一般に股下長さが長めに作られているのが普通 で購入時に店頭で、又は自分で裾上げして着用するか購入品をそのまま着用して いる。

【０００３】 購入品をそのまま着用する場合、裾を折り込むなどして着用したり、同じく裾 を折り込んだ部分を固定したり開放したりできるなどの工夫が、提案はされてい る。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ズボンの股下長さが長めのまま着用すると裾部分が邪魔になったり地面に擦れ て破れてしまう場合がある。

【０００５】 防止策として前記の裾上げによる調節があるがこれは長さが固定されてしまい 、膝を曲げた姿勢の場合、同姿勢での作業や二輪車の運転中等の場合には短過ぎ て足首部分が露出してしまう欠点があった。

【０００６】 又、裾上げしようとしても裾口が開閉できるよう裾ファスナー１１が付いてい たり、裾口が絞れるように面ファスナー付ベルト裾アジャスター１２同じくゴム による裾アジャストゴム１３等の付いている物が多く、裾上げが難しい。

【０００７】 又、裾を折り込んでの使用は裾部分の厚さと重さが増してしまい、ブラブラし て邪魔になるか重々しくて窮屈になってしまう。

【０００８】

【考案が解決しようとするための手段】

この考案は、前記のような課題を解決するために、着用中でも簡単に股下の長 さが調節できるようにズボンの裾部を除く股下部２０の適宜位置にホック等の止 め具２、３を装着し、その着脱で調節を行う。例えば、止め具２がメスとすると 止め具３ａ、３ｂ、がオスであり、止め具が開放されている状態から止め具２と と３ａを固着し、股下長さを変えることができる。その時、間の本体部分は内側 へ折り込む。同じく止め具２をこんどは３ｂと固着することでさらに長さを変え ることができる。

【０００９】 その場合止め具は股下部足口周りの片足に付き２箇所以上が望ましく、止め具 ３の数と互いの位置間隔はあらかじめ目的に合わせ設定すれば良い。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案のズボンの一実施例を詳細に説明する。

【００１１】 例えば、ナイロンタフタにＰＵコーティングされた防水性があり、軽量な素材 からなるレインウエア（合羽）用のズボン図１において裾部を除く股下部２０の 、この場合は、着用時に膝下に当たる部分２１を任意の幅３０〜３１の位置で足 口周りに沿って折り込み、４０の位置で縫い止めしておく、折り込み位置３１が 下になるようにしておき、折り込まれた部分１ａにホックのメスに当たる止め具 ２を取り付けておく。

【００１２】 この時３１の部分の折り目をはっきりさせるため４０と同様、足口周りに沿っ て折り目３１のすぐ内側４１を縫い止めしておくと外観も良く調節もしやすい。

【００１３】 同じく４０、４１の間の折り込み部の全周又は一部に生地テープ等の芯材４を 挿入しておくと皺がつき難く調節もしやすい。

【００１４】 それぞれの止め具２の裾側方向に２と対になる止め具３ａ及び３ｂを取り付け ておく。この場合止め具３は、３ａ、３ｂのさらに下に数を増やしても良く、さ らにその間隔も目的に合った設定としておく。

【００１５】 ４０及び４１の位置の止める方法としては縫製、高周波ウエルダー、接着テー プ等がある。

【００１６】

【実施例】

足口内外それぞれの止め具２を１ｂの部分を内側へ折り込みながら引き上げた 止め具３ａと固着させることにより止め具２と止め具３ａの開放時の距離間隔分 、股下の長さを短くして着用することができる。同様に止め具２を３ｂと固着さ せるとさらに短くできることとなる。

【００１７】

【考案の効果】

ズボン購入時に店頭で、又は自分で裾上げの手間を省くことができ、すぐ着用 できる。又、着用中でも止め具を着脱することで簡単にズボン股下の長さを選択 、調節できる。

【００１８】 ズボンの股下が長過ぎる為に裾を折り曲げて使用し裾部分が邪魔になったり窮 屈になったりすることがない。

【００１９】 一般にズボン裾口には用途により裾口が開閉できるよう裾ファスナー１１が付 いていたり、裾口が絞れるように面ファスナー付ベルト裾アジャスター１２同じ くゴムによる裾アジャストゴム１３等の機能的な仕様のものが多いが、それらの 機能を阻害することなく股下の長さを簡単に調節することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】考案のズボンの一実施例を示す斜視図

【図２】図１の要部を示す拡大縦断面図

【符号の説明】

１ ズボン本体 ２、３ 止め具 ４ 芯材 20 裾部を除く股下部 20 膝下に当たる部分 30、31 折り込み位置 40、41 縫合部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 着用中でも簡単に股下の長さが調節でき
   るようにズボンの裾部を除く股下部の適宜位置に互いに
   着脱可能なホック、面ファスナー、ボタン、フック等の
   止め具が装着されており、ズボン本体の一部を内側に折
   り込み目的とした長さに止め具で固定でき、さらに固定
   位置が変更できるように止め具が一組又は複数、装着さ
   れていることを特徴とするズボン。