JP3071555U - 額縁用裏板押え具 - Google Patents
額縁用裏板押え具Info
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- JP3071555U JP3071555U JP2000001292U JP2000001292U JP3071555U JP 3071555 U JP3071555 U JP 3071555U JP 2000001292 U JP2000001292 U JP 2000001292U JP 2000001292 U JP2000001292 U JP 2000001292U JP 3071555 U JP3071555 U JP 3071555U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】裏側から嵌め込んだ裏板を押え込む額縁用裏板
押え具において、充分な押圧力が得られるとともに、使
用する個数も少なくて済むようにすること。 【解決手段】額縁2の内周縁に形成した段部2aの背面
側に嵌め込んだ裏板1を正面側に押え付ける額縁用裏板
押え具3であって、上記額縁2の裏面に回転可能に固定
する固定片4と、該固定片4から裏板部分側へ延びる押
え片5とを有し、上記押え片5を、斜め下方に向けて弾
性変位可能に延設した額縁用裏板押え具3。
押え具において、充分な押圧力が得られるとともに、使
用する個数も少なくて済むようにすること。 【解決手段】額縁2の内周縁に形成した段部2aの背面
側に嵌め込んだ裏板1を正面側に押え付ける額縁用裏板
押え具3であって、上記額縁2の裏面に回転可能に固定
する固定片4と、該固定片4から裏板部分側へ延びる押
え片5とを有し、上記押え片5を、斜め下方に向けて弾
性変位可能に延設した額縁用裏板押え具3。
Description
【0001】
この考案は、例えば木製や合成樹脂製の額縁において用いられる額縁用裏板押 え具に関する。
【0002】
上述のような額縁用裏板押え具11としては図5に示すようなものが一般的で ある。すなわち、合成樹脂や金属からなる板状であって、円形の固定片11aに 楕円形の押え片11bを連設した形状である。
【0003】 取付けは、固定片11aを木ねじ12で額縁13の裏面に回転可能に固定し、 押え片11bを裏板14部分側に出すわけであり、押え片11bを裏板部分側に 出るように回転したときに裏板14の正面側に提示物の保持ができるようにして いる。
【0004】 しかしこのような額縁用裏板押え具11は平面的な構造であるるので、保持す る展示物の厚みが薄い場合には裏板14を押え付ける力は充分に働かない。つま り、裏板14と額縁13との間には若干ながら隙間があるので、裏板14はずれ やすいとともに、展示物も動いてしまう。また押え力が充分に働かないので、回 転可能な額縁用裏板押え具11は他との接触により容易に回転してしまい、裏板 14が不測に外れてしまうこともあった。
【0005】 逆に展示物の厚みが厚い場合には、裏板14は額縁13の裏面よりも盛り上が ってしまい、もはや押えるのではなく当るだけの状態になってしまい。額縁用裏 板押え具11の押え片11bの変形は直接固定片11aに伝わり、固定片11a の緩みや脱落の原因にもなっていた。
【0006】 このため従来では、図5に示したように各辺に2個ずつなど、多く額縁用押え 具11…を固定するようにしていた。
【0007】
そこでこの考案は、充分な押圧力が得られるとともに、使用する個数も少なく て済むような額縁用裏板押え具の提供を課題とする。
【0008】 そのための手段は、額縁の内周縁に形成した段部の背面側に嵌め込んだ裏板を 正面側に押え付ける額縁用裏板押え具であって、上記額縁の裏面に回転可能に固 定する固定片と、該固定片から裏板部分側へ延びる押え片とを有し、上記押え片 を、斜め下方に向けて弾性変位可能に延設した額縁用裏板押え具であることを特 徴とする。
【0009】 なお、前記固定片の長さは、固定したときに前記裏板部分側へ突出可能な長さ 、つまり上記固定に用いる木ねじ等を螺合しても押え片側に余剰部分ができる長 さに設定するとよい。
【0010】 また、前記固定片と押え片との間に、押え片を根元から折曲し易くする弾性折 曲部を形成するもよい。
【0011】 さらには、合成樹脂で一体形成するとともに、前記固定片と押え片との間に、 固定部より肉厚が薄く押え片を根元から折曲し易くする弾性折曲部を形成するも よい。
【0012】
この考案の実施の形態を以下図面を用いて説明する。 図1は、裏面側から内側に嵌め込んだ裏板1を正面側に押え付けるようにした 額縁2の裏面を示す斜視図であり、この額縁2の裏面には、4つの裏板押え具3 …を取付けている。これら裏板押え具3…は合成樹脂で形成され、固定片4と押 え片5とからなる略ヘ字状に形成されている。固定片4は額縁2の裏面に回転可 能に固定する部分で、押え片5は、固定片4の端から斜め下方に延設されており 、弾性変位して裏板1を押圧する部分である。
【0013】 額縁2は、木や合成樹脂で形成され、長方形枠状の内周縁に、図2に示したよ うに段部2aを有し、この段部2aで、裏面側から嵌め込むガラス等よりなる表 板6と、展示物7と、上記裏板1を受けるようにしている。
【0014】 上記固定片4は長方形板状に形成され、一端側に、上下に貫通する貫通孔8を 形成している。貫通孔8は、上部にテーパ面8aを設けて、挿通する固定用の木 ねじ9が安定するようにしている。
【0015】 上述のように貫通孔8を長方形の一端側に寄せて形成することで、他端側には 余剰部分4aができるが、図2に示したように額縁2の裏面に取付ける時に上記 余剰部分4aが額縁2の裏面の内縁から裏板部分側に適宜幅突出するように額縁 2の裏面に対する木ねじ9の螺合位置を定める。
【0016】 固定片4の上記余剰部分4aからは、図3に仮想線で示したように弾性変位す る押え片5を斜め下方に向けて延設している。押え片5は、先端側に行くしたが って肉厚が薄くなるように形成するとともに、先端には上に反る湾曲部5aを形 成し、該湾曲部5aの幅方向の中間には、長さ方向に突条5bを形成している。
【0017】 また、この押え片5と上記固定片4との間の裏面には、押え片5を根元から折 曲し易くするために溝10aを形成して、固定片よりも肉厚が薄い弾性折曲部1 0を設けている。裏板押え具3を同一肉厚の金属板で形成する場合には、上記折 曲部は例えば略Ω状に湾曲形成して設ければよい。
【0018】 なお、上記固定片4の裏面には、図2に仮想線で示したように額縁2の裏面の 内周縁に係合する規制突部4bを形成するもよい。固定片4の不測の回りを防止 できるとともに、固定する時の固定位置を決めやすいからである。
【0019】 このように構成した裏板押え具3では、固定片4の貫通孔8に木ねじ9を螺合 して額縁2の裏面に固定し、押え片5を裏板部分側に位置させて使用する。展示 物7を保持したり外したりする時には裏板押え具3を回転して押え片5を裏板部 分側から外し、その他の時には裏板押え具3を回転させて押え片5を裏板部分側 に位置させる。このとき、押え片5は斜め下方、つまり裏板1を押え付ける方向 に、弾性変位可能に延設しているので、裏板1を積極的に押え付けることができ る。
【0020】 また、上述のように固定片4の一部の余剰部分4aが裏板部分側へ突出するよ うに固定しているので、裏板押え具3を回転する場合において、図4に示したよ うに斜め下方に延設した押え片5が額縁2の裏面に乗り上げるまでの回転角度が 広くとれる。つまり、外力により裏板押え具3がずれても積極的な押圧力はその まま作用する。しかも、押圧力を解除すべく押え片5を額縁2の裏面に乗り上げ させるには、押え片5をさらに変形させる強い回転力が必要で、意に反して不測 に外れてしまうというようなことを一切なくすことができる。
【0021】 このため、額縁2と裏板1との間に隙間が空いていてもずれにくく、展示物7 をしっかりと保持できる。また取付ける裏板押え具3の数を少なくすることがで き、使用に際しての作業が簡易迅速に行える。
【0022】 さらに、固定片4と押え片5との間に、押え片5を根元から折曲し易くする弾 性折曲部10を形成しているので、常に押え片5のみの弾性で裏板1を押えるの ではなく、展示物7の厚みが厚く裏板1の位置が高い場合には特に、上記弾性折 曲部10との協動で積極的に押えることができる。このため、展示物の厚みに左 右されない積極的な押圧が、特定部分のみに負荷を掛けずに可能となる。
【0023】
すなわち、上述の構成によれば、固定片を額縁の裏面に木ねじ等により固定し 、押え片を裏板部分側に位置させて使用する。展示物を保持したり外したりする 時には額縁用裏板押え具を回転させて押え片を裏板部分側から外し、その他の時 には額縁用裏板押え具を回転させて押え片を裏板部分側に位置させる。このとき 、押え片は斜め下方、つまり裏板を押え付ける方向に、弾性変位可能に延設して いるので、裏板を積極的に押え付けることができる。
【0024】 このため、額縁と裏板との間に隙間が空いていてもずれにくく、展示物をしっ かりと保持できる。また取付ける額縁用裏板押え具の数を少なくすることができ 、使用に際しての作業が簡易迅速に行える。
【0025】 請求項2のように固定片の長さを裏板部分側へ突出する長さに設定し、固定片 の一部が裏板部分側へ突出するように固定すると、押え片が一本の場合であって 額縁用裏板押え具を回転する場合において、斜め下方に延設した押え片が額縁の 裏面に乗り上げるまでの回転角度が広くとれる。つまり、外力により額縁用裏板 押え具がずれても積極的な押圧力はそのまま作用する。従来の額縁用裏板押えで の場合では、押え片が正しく真っ直ぐに裏板に向いておらず少しでも曲がると、 固定片の緩み等によってさらに回転し、額縁と裏板との間に隙間があることも手 伝って、裏板が外れてしまうことがあったが、上記構成によれば広範囲において 充分な押圧力を得られる。しかも、押圧力を解除すべく押え片を額縁の裏面に乗 り上げさせるには、押え片をさらに変形させる強い回転力が必要で、意に反して 不測に外れてしまうというようなことを一切なくすことができる。
【0026】 請求項3および請求項4のように、固定片と押え片との間に、押え片を根元か ら折曲し易くする弾性折曲部を形成すると、常に押え片のみの弾性で裏板を押え るのではなく、展示物の厚みが厚く裏板の位置が高い場合には特に、上記弾性折 曲部との協動で押えるので、展示物の厚みに左右されない積極的な押圧が、特定 部分のみに負荷を掛けずに可能となる。
【図1】 額縁の裏面の斜視図。
【図2】 裏板を押えた状態の断面図。
【図3】 裏板押え具を固定した状態の側面図。
【図4】 裏板押え具を固定した状態の平面図。
【図5】 従来技術の平面図。
1…裏板 2…額縁 2a…段部 3…裏板押え具 4…固定片 4a…余剰部分 5…押え片 10…弾性折曲部
Claims (4)
- 【請求項1】額縁の内周縁に形成した段部の背面側に嵌
め込んだ裏板を正面側に押え付ける額縁用裏板押え具で
あって、上記額縁の裏面に回転可能に固定する固定片
と、該固定片から裏板部分側へ延びる押え片とを有し、
上記押え片を、斜め下方に向けて弾性変位可能に延設し
た額縁用裏板押え具。 - 【請求項2】前記固定片の長さを、固定したときに前記
裏板部分側へ突出可能な長さに設定した請求項1に記載
の額縁用裏板押え具。 - 【請求項3】前記固定片と押え片との間に、押え片を根
元から折曲し易くする弾性折曲部を形成した請求項1ま
たは請求項2に記載の額縁用裏板押え具。 - 【請求項4】合成樹脂で一体形成するとともに、前記固
定片と押え片との間に、固定部より肉厚が薄く押え片を
根元から折曲し易くする弾性折曲部を形成した請求項1
または請求項2に記載の額縁用裏板押え具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001292U JP3071555U (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 額縁用裏板押え具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001292U JP3071555U (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 額縁用裏板押え具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3071555U true JP3071555U (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=43204894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001292U Expired - Lifetime JP3071555U (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 額縁用裏板押え具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071555U (ja) |
-
2000
- 2000-03-07 JP JP2000001292U patent/JP3071555U/ja not_active Expired - Lifetime
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