JP3071094B2 - 鉄道車両外板へのパテ塗膜の形成方法 - Google Patents

鉄道車両外板へのパテ塗膜の形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装作業性等に優れた鉄
道車両外板表面へのパテ塗膜の形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両外板表面については、美観を持
たせると共に腐食等を防止するために通常はプライマー
塗装し、次いで表面を平滑化させるためにパテ塗装(パ
テ付け)し、さらにサーフェーサー塗装し、上塗塗装し
て仕上げられている。
【0003】ところで、プライマー塗装、サーフェーサ
ー塗装及び上塗塗装においては通常はスプレー塗装法を
用いて実施されているが、パテ塗装においては通常は1
〜10mm程度の厚膜にする必要があるので金属製ヘラ
でパテ付けされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら鉄道車両
は、道路車両に比較して外板表面積が非常に広く、その
上鉄道車両の外板のひずみ(うねり)を修正して平滑化
させるためには通常は3〜6回程度、人力によるパテ付
け作業が必要となり、それ故ヘラでパテ付けする方法は
作業時間が多くかかるだけでなく熟練を必要とし、作業
性が非常に悪いという問題点があった。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るものであり、短時間で、且つ熟練を必要とすることな
く簡単な操作で厚膜のパテ塗膜を鉄道車両外板表面に形
成する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、鉄
道車両外板表面に、不飽和ポリエステル樹脂、ビニル系
モノマー及び充填剤を必須成分とする主剤成分と、有機
過酸化物硬化剤及び可塑剤を必須成分とする硬化剤成分
とからなる無溶剤型パテ組成物をスプレー塗装してパテ
塗膜を形成する方法において、30〜50℃に予熱され
且つスプレー塗装に適した圧力で圧送された該主剤成
分、圧縮空気により圧送された該硬化剤成分及び圧縮空
気をそれぞれ別個にスプレーガンに導入すると共に、ス
プレーガン内部に設けたスタティックミキサーで該硬化
剤成分と該圧縮空気とを均質に混合させ、得られた均質
混合物をスプレーガン先端部で該主剤成分と合流混合さ
せながら吐出させてスプレー塗装することを特徴とす
る、鉄道車両外板へのパテ塗膜の形成方法に関するもの
である。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する:本発明に
おいて使用するパテ組成物は、主剤成分と硬化剤成分と
からなる無溶剤二液型パテ組成物である。主剤成分は不
飽和ポリエステル樹脂、ビニル系モノマー及び充填剤を
必須成分とし、さらに必要に応じて硬化促進剤、安定剤
等の各種添加剤、改質樹脂、可塑剤等を配合したものか
ら構成される。
【0008】不飽和ポリエステル樹脂としては、通常の
パテ組成物に使用されている不飽和ポリエステル樹脂を
利用することが出来るが、本発明においては、特に不飽
和ポリエステル樹脂として、(イ)α,β−不飽和多塩
基酸と飽和多塩基酸とのモル比9:1〜3:7、好まし
くは8:2〜4:6の混合物からなる多塩基酸成分30
〜60重量%と、(ロ)多価アルコール成分10〜40
重量%と、(ハ)ヨウ素価40以上のアリル化合物及び
/又は動植物油からなる空乾性成分3〜30重量%とを
反応させて得られた、酸価70以下、数平均分子量10
00〜4000の不飽和ポリエステル樹脂を用いると、
乾燥性に優れ、クラックが生じにくく且つ研磨性等に優
れたパテ塗膜が得られるので好ましい。
【0009】α,β−不飽和多塩基酸としてはマレイン
酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、シトラ
コン酸等がある。また飽和多塩基酸としてはアジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、無水フタル酸、フタル
酸、イソフタル酸、テトラハイドロ無水フタル酸等があ
るが、耐クラック性等の観点から飽和多塩基酸は脂肪族
系のものを主体とすることが好ましい。なお、多塩基酸
成分において、α,β−不飽和多塩基酸と飽和多塩基酸
とのモル比が上記の範囲から外れる場合にはパテ塗膜の
乾燥性、研磨性、耐クラック性等のいずれかが不十分に
なることもあるので、上記の範囲内の値にすることが好
ましい。
【0010】多価アルコール成分としては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、水添加ビスフェノールA、ビスフェノールAのエチ
レンオキサイド又はプロピレンオキサイドの誘導体等が
ある。
【0011】空乾性成分はパテ塗膜の研磨性を向上させ
るために使用するものであり、そのためには空乾性成分
はヨウ素価40以上のアリル化合物及び/又は動植物油
であることが好ましく、具体例としては、アリルグリシ
ジルエーテル、アリルグリコール、グリセリン(ジ又は
モノ)アリルエーテル、トリメチロールプロパンジアリ
ルエーテル等のアリル化合物;大豆油、アマニ油、脱水
ヒマシ油、キリ油、魚油あるいはこれらのエステル交換
油、脂肪酸類等の動植物油等がある。
【0012】上記成分以外にもパテ塗膜の伸縮に対する
耐久性や付着性を向上させるためにアルキルグルシジル
エステル、ジシクロペンタジエン等の成分を不飽和ポリ
エステル樹脂成分中に反応成分として併用することも可
能である。
【0013】また、本発明で用いる不飽和ポリエステル
樹脂においては、多塩基酸成分、多価アルコール成分及
び空乾性成分の相対量は厳格に制限されるものではない
が、それらの総重量を基準にして、それぞれ30〜60
重量%、10〜40重量%及び3〜30重量%であるこ
とが適当である。
【0014】このような不飽和ポリエステル樹脂は常法
により製造され、例えば多塩基酸成分、多価アルコール
成分及び空乾性成分を150〜250℃で重縮合反応さ
せるか、または多塩基酸成分の全部又は一部と多価アル
コール成分を120〜220℃で反応させた後、残りの
多塩基酸成分と空乾性成分を添加し、120〜220℃
で反応させることにより得られる。なお、不飽和ポリエ
ステル樹脂はパテ組成物の作業性、耐水性等の観点から
数平均分子量1000〜4000、酸価70以下のもの
が適当である。
【0015】ビニル系モノマーとしては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、ビニルトル
エン、t−ブチルスチレン、ジビニルベンゼン、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、グ
リシジル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アリクレート、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル、ジアクリルフタレート等が代表的なものとして挙げ
られる。
【0016】充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、タルク、クレー、カオリン、マイカ、シリカ等
の体質顔料、酸化チタン、ベンガラ、カーボンブラッ
ク、酸化鉄、シアニンブルー等の無機あるいは有機系着
色顔料、その他ガラス繊維、ガラスバルーン、プラスチ
ックバルーン等が代表的なものとして挙げられる。
【0017】必要に応じ配合される添加剤としては、コ
バルト、マンガン、カルシウムなどの金属とナフテン
酸、オクチル酸などの有機酸との金属塩化合物、第3級
アミン類等の硬化促進剤;ハイドロキノン等の安定剤等
が代表的なものとして挙げられる。
【0018】また改質樹脂としては、セルロースアセテ
ートブチレート、シクロペンタジエン化油等が挙げられ
る。
【0019】主剤成分における各成分の配合割合につい
ては、不飽和ポリエステル樹脂とビニル系モノマーとの
重量比が30:70〜80:20、好ましくは45:5
5〜65:35であることが好ましい。なお、前者が上
記範囲よりも少ないと硬化性やパテ塗膜の肉特性が低下
する傾向にあり、一方上記範囲よりも多いとパテ塗膜の
硬度が低下し、また研磨の際に傷がつきやすくなる傾向
にある。
【0020】不飽和ポリエステル樹脂とビニル系モノマ
ーとの混合物100重量部に対し、充填剤は50〜40
0重量部、好ましくは100〜250重量部、また硬化
促進剤は0〜10重量部、好ましくは1〜5重量部、ま
た安定剤は0〜10重量部、好ましくは1〜5重量部配
合することが適当である。
【0021】一方硬化剤成分は、有機過酸化物硬化剤及
び可塑剤を必須成分とし、さらに必要に応じて前記の添
加剤や着色顔料等を配合したものから構成される。
【0022】有機過酸化物硬化剤としては、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド、ベンゾインパーオキサイド、
アセチルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、ジターシャリブチルパーオキサイド、シクロヘキサ
ノンパーオキサイド等が代表的なものとして挙げられ
る。
【0023】可塑剤としては、フタル酸ジメチルエステ
ル、フタル酸ジエチルエステル、フタル酸ジオクチルエ
ステルなどのフタル酸エステル類;アジピン酸ジオクチ
ルエステル、セバシン酸ジブチルエステルなどの脂肪族
二塩基酸エステル類;ジエチレングリコールジベンゾエ
ートなどのグリコールエステル類等が代表的なものとし
て挙げられる。
【0024】有機過酸化物硬化剤と可塑剤との配合割合
は、重量比で3:7〜8:2、好ましくは5:5〜7:
3であることが適当である。
【0025】また主剤成分と硬化剤成分との配合割合
は、主剤成分中の不飽和ポリエステル樹脂とビニル系モ
ノマーとの合計量と硬化剤成分中の有機過酸化物の量と
の重量比で100:0.5〜100:5、好ましくは1
00:1〜100:3となるような割合であることが適
当である。
【0026】次に本発明の鉄道車両外板表面へのパテ塗
膜の形成方法について図面を参照して具体的に説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す塗装手段の概略構成
図であり、図2はスプレーガンの側断面図である。符号
1は、主剤成分用加圧タンクであり、符号2は硬化剤成
分用加圧タンクである。加圧タンク1内の主剤成分は約
0.5〜3Kg/cm2 の圧力でエアレス塗装機4に送
り込まれる。
【0027】エアレス塗装機4にはヒーター5が付設さ
れており、主剤成分を約30〜50℃に加温してスプレ
ー塗装が可能となるように粘度を約90〜150ポイズ
(リオン粘度計ローターNO.2)に低下させる。
【0028】低粘度化された主剤成分はエアレス塗装機
4に装備されているポンプ機構により約90〜110K
g/cm2 の圧力でスプレーガン3に供給される。一方
加圧タンク2内の硬化剤成分は約1〜3Kg/cm2
圧力でスプレーガン3に送り込まれる。また同時に圧縮
空気も約2〜4Kg/cm2 の圧力でスプレーガン3に
供給される。
【0029】スプレーガン3に供給された硬化剤成分と
圧縮空気とは、スプレーガン3内部に設けたスタティッ
クミキサー6により均一に混合される。スタティックミ
キサーにて均質に混合された硬化剤成分と圧縮空気との
均質混合物はスプレーガン先端部、すなわちガン先端部
のガン内部及び外部にて主剤成分と合流混合し、鉄道車
両外板表面に向かって吐出され、鉄道車両外板表面にパ
テ塗膜を形成する。本発明においてスプレーガン3内に
スタティックミキサー6を設けて圧縮空気と硬化剤成分
とを均質に混合させるので、主剤成分をエアレススプレ
ーする際に主剤成分と硬化剤成分とが均一に接触混合で
きるようになり、その結果として均質なパテ塗膜が形成
されるようになる。即ち、硬化剤成分単独と主剤成分と
を接触混合させる場合よりも、圧縮空気と硬化剤成分と
の均質混合物と主剤成分とを接触混合させる場合の方が
一層均質に混合され、その結果として主剤成分と硬化剤
成分とが均一に接触混合される。また、圧縮空気はエア
レススプレーのスプレー圧の補助としても役立つ。
【0030】なお、主剤成分と硬化剤成分からなるパテ
組成物は、スプレーガン3の引き金7の操作により開閉
操作し、パテの供給/遮断を行なう。
【0031】パテ塗膜は、鉄道車両の構体のひずみが修
正できるまでパテ組成物をスプレー塗装し、硬化させた
後、必要に応じて通常のペーパー/サンダ研磨すること
により形成される。
【0032】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に詳細に説明
する。実施例中「部」及び「%」はそれぞれ「重量部」
及び「重量%」である。
【0033】実施例1 下記組成の主剤成分(粘度400ポイズ/20℃)を用
意した: 不飽和ポリエステル樹脂ワニス 33% スチレン 8% 酸化チタン 5% タルク 52% ハイドロキノン 1% ナフテン酸コバルト塩 1% 上記の不飽和ポリエステル樹脂ワニスは無水マレイン酸
/アジピン酸/無水フタル酸=50/30/20(モル
比)からなる多塩基酸成分とジエチレングリコールから
なる多価アルコール成分とトリメチロールプロパンジア
リルエーテルからなる空乾性成分とを反応させて得た不
飽和ポリエステル樹脂(酸価10、数平均分子量180
0、空乾性成分割合7.5%)の65%スチレン溶液で
ある。
【0034】下記組成の硬化剤成分を用意した: メチルエチルケトンパーオキサイド 55% ジメチルフタレート 44% アゾ系黄色顔料 1% 二液型エポキシ樹脂プライマーを塗布した磨鋼板(10
00×200cm)に図1に示す構成図の塗装手段で、
上記主剤成分と硬化剤成分からなる無溶剤型パテ組成物
を平均膜厚約3mmになるように下記のスプレー塗装条
件下で全面にスプレー塗装した。塗装は120秒間とい
う短時間で完了した。なおヘラでパテ付けする場合は3
0分間かかった。 スプレー塗装条件: 主剤成分と硬化剤成分の混合割合=100:3; 主剤成分の加圧タンクからエアレス塗装機への送入圧力
=1Kg/cm2 ; 主剤成分のエアレス塗装機内での温度、粘度=40℃、
120ポイズ; 主剤成分のエアレス塗装機からスプレーガンへの送入圧
力=100Kg/cm2; 硬化剤成分のスプレーガンへの送入圧力=2Kg/cm
2 ; 圧縮空気のスプレーガンへの送入圧力=3.5Kg/c
2
【0035】実施例2〜5 実施例1で使用した無溶剤型パテ組成物から得られるパ
テ塗膜の性能を評価するために、実施例1と同様の条件
でパテ塗膜を形成し、そのパテ塗膜の研磨性、ヒートサ
イクル性、耐水付着性、抗張力、伸び率の各試験を実施
した。それらの試験方法は次の通りであった: 研磨性: 二液型エポキシ樹脂プライマーを塗布した磨
鋼板(150×70×0.8mm)にパテ組成物をスプ
レー塗装(膜厚3mm)した後、室温で4時間放置し、
耐水ペーパー#150を用いて手で研磨し、研磨しやす
さを評価した(実施例2); ヒートサイクル性: 上記の磨鋼板にパテ組成物をスプ
レー塗装(膜厚3mm)した後、室温で1日放置し、そ
の後80℃の乾燥機に2時間入れ、直ちに−10℃の冷
凍室に2時間入れ、これを4回繰り返した後に、パテ塗
膜表面を目視評価した(実施例3); 耐水付着性: 上記の磨鋼板にパテ組成物をスプレー塗
装(膜厚1mm)した後、室温で1日放置し、その後6
0℃の温水に4時間浸漬し、乾燥させた試験板を90度
に折り曲げし、剥離の有無を調べた(実施例4); 抗張力及び伸び率: プラスチック板にパテ組成物をス
プレ塗装(膜厚1mm)した後、室温で1日放置し、パ
テ塗膜を剥離した。このパテ塗膜を10×50mmにカ
ットし、該試験片を引張り試験機にて引張りスピード5
mm/分で抗張力、伸び率を測定した(実施例5)。
【0036】それらの結果は表1に示す通りであった。
得られたパテ塗膜は、実施例1に記載した通り塗装作業
性よく、短時間で塗装出来るだけでなく、表1からも明
らかの通り優れた性能のパテ塗膜であった。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の鉄道車両外板表面へのパテ塗膜
の形成方法により、鉄道車両外板表面の新規塗装、塗り
替え塗装あるいは補修塗装のいずれにおいても熟練を必
要とすることなく、簡単な操作で且つ短時間で厚膜のパ
テ塗膜を形成することが可能となり、また主剤成分と硬
化剤成分とは、スプレーガン先端部で混合されるためポ
ットライフ等の問題がなく、さらに両者は、均質に混合
された状態でパテ塗膜を形成するため本来の物理的、化
学的特性に優れた均質なパテ塗膜が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す塗装手段の構成図であ
る。
【図2】スプレーガンの側断面図である。
【符号の説明】
1 主剤成分用加圧タンク 2 硬化剤成分用加圧タンク 3 スプレーガン 4 エアレス塗装機 5 ヒーター 6 スタティックミキサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 孝成 栃木県大田原市下石上1382−12 大日本 塗料株式会社 那須工場内 (72)発明者 富澤 和雄 栃木県大田原市下石上1382−12 大日本 塗料株式会社 那須工場内 (72)発明者 石川 武司 栃木県大田原市下石上1382−12 大日本 塗料株式会社 那須工場内 (56)参考文献 特開 昭55−35973(JP,A) 特開 昭55−93431(JP,A) 特開 昭51−11(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26 B05B 7/04 C09D 5/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両外板表面に、不飽和ポリエステ
    ル樹脂、ビニル系モノマー及び充填剤を必須成分とする
    主剤成分と、有機過酸化物硬化剤及び可塑剤を必須成分
    とする硬化剤成分とからなる無溶剤型パテ組成物をスプ
    レー塗装してパテ塗膜を形成する方法において、30〜
    50℃に予熱され且つスプレー塗装に適した圧力で圧送
    された該主剤成分、圧縮空気により圧送された該硬化剤
    成分及び圧縮空気をそれぞれ別個にスプレーガンに導入
    すると共に、スプレーガン内部に設けたスタティックミ
    キサーで該硬化剤成分と該圧縮空気とを均質に混合さ
    せ、得られた均質混合物をスプレーガン先端部で該主剤
    成分と合流混合させながら吐出させてスプレー塗装する
    ことを特徴とする、鉄道車両外板へのパテ塗膜の形成方
    法。
  2. 【請求項2】 不飽和ポリエステル樹脂が、(イ)α,
    β−不飽和多塩基酸と飽和多塩基酸とのモル比9:1〜
    3:7の混合物からなる多塩基酸成分30〜60重量%
    と、(ロ)多価アルコール成分10〜40重量%と、
    (ハ)ヨウ素価40以上のアリル化合物及び/又は動植
    物油からなる空乾性成分3〜30重量%とを反応させて
    得られた、酸価70以下、数平均分子量1000〜40
    00の不飽和ポリエステル樹脂であることを特徴とす
    る、請求項1記載の鉄道車両外板へのパテ塗膜の形成方
    法。
  3. 【請求項3】 主剤成分、硬化剤成分及び圧縮空気をそ
    れぞれ90〜110Kg/cm2 、1〜3Kg/cm2
    及び2〜4Kg/cm2 の圧力でスプレーガンに導入す
    ることを特徴とする、請求項1又は2記載の鉄道車両外
    板へのパテ塗膜の形成方法。
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