JP3069538B2 - バレル - Google Patents

バレル

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JP3069538B2
JP3069538B2 JP9244738A JP24473897A JP3069538B2 JP 3069538 B2 JP3069538 B2 JP 3069538B2 JP 9244738 A JP9244738 A JP 9244738A JP 24473897 A JP24473897 A JP 24473897A JP 3069538 B2 JP3069538 B2 JP 3069538B2
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barrel
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隆二 小林
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隆二 小林
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッキ等の表面処
理に用いるバレルに関し、特に、被処理物の挿入・取出
を行う開口部の蓋を容易に、迅速に装脱着できるバレル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、メッキ等の表面処理を行う回転又
は揺動式のバレルは、被処理物の投入・取出を行う開口
部に蓋を配設し、バレルが回転又は揺動してもバレル内
に収納した被処理物が開口部よりこぼれ落ちないよう
に、蓋をボルト又はレバー等にて固定するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
バレルの蓋脱着方式では被処理物の投入・取出毎に蓋固
定用のボルト又はレバーを弛めて蓋を取り外し、再び装
着固定するため、この蓋の脱着に労力と時間を要すると
いう問題点があった。この蓋脱着の手数を省くものとし
て開口部に設ける蓋を揺動可能に取り付け、バレルの正
回転時において開口部を閉鎖し、逆回転時に開口するよ
うにバレルの回転方向により蓋を揺動させて開口部を自
動的に開閉する方法が提案されている。しかし、この蓋
揺動による自動開閉方法においては、バレルの回転方向
が一定方向に規制されるという問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来のバレルの有する問題
点を解決し、蓋をバレル側面からの差し込み、引き抜き
により、簡単、かつ迅速に着脱できるようにしたバレル
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のバレルは、被処理物の投入・取出を行う開
口部を胴部に形成し、該開口部に蓋を着脱自在に配設し
てなるバレル本体を羽子板に回転又は揺動自在に支持し
たバレルにおいて、対向する鏡板の開口部の側方と対向
する位置に蓋挿入溝を形成するとともに、開口部の縁部
に蓋の側縁が嵌挿支持される蓋嵌挿溝を形成したことを
特徴とする。
【0006】このバレルは、対向する鏡板の開口部の側
方と対向する位置に形成した蓋挿入溝より蓋を挿入し、
開口部の縁部に形成した蓋嵌挿溝により蓋の側縁を嵌挿
支持することにより、蓋のバレル側面からの差し込み、
引き抜きにより、蓋を、胴部に形成した開口部に、簡
単、かつ迅速に着脱することができる。
【0007】この場合において、蓋の先端部を傾斜面に
形成するとともに、羽子板の内側面に、規定以上に突出
している蓋の先端をバレル本体の回転又は揺動を利用し
て押し込むガイドを配設することができる。
【0008】これにより、バレル本体の回転又は揺動を
利用して、胴部に形成した開口部に蓋を正確に位置させ
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のバレルの実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0010】このバレルは、バレル本体1の胴部10を
六角形、八角形など、内部に収納する被処理物がバレル
本体1の回転又は揺動にて所要の攪拌が行われるような
形状とするとともに、このバレル本体1の両側の中心に
軸2,2を突出し、この軸2,2を介して給電部30を
備えたフレーム3に垂下配設した羽子板4,4にて回転
又は揺動自在に支持し、バレル本体1の外部、例えば、
メッキ装置に配設した駆動源(図示せず)よりフレーム
3に設けた駆動用スプロケットホイール5及びギヤ6を
介してバレル本体1を回転又は揺動するように構成す
る。
【0011】バレル本体1は、胴板11を多角形に配し
て胴部10を形成し、この胴部10の外周面の一部、例
えば、多角形の一辺を開口して被処理物の投入・取出用
の開口部12を形成するとともに、この胴部10の対向
する両側面に鏡板13,14を配設し、胴部10と鏡板
13、14間を接着又はボルト、ナット等にて締結して
固定し、一体とする。
【0012】一方の鏡板13の外周には、図2(A)に
示すように、歯車を刻設して鏡板13を平歯車とし、こ
れにギヤ6を噛合し、ギヤ6と同軸上に固定した駆動ス
プロケット5を駆動することによりバレル本体1が予め
定めた方向と速度にて回転又は揺動するようにする。
【0013】バレル本体1の胴部10に開口して形成し
た開口部12には、開口部12を閉鎖するための蓋15
が配設される。この蓋15は、図3に示すように、平板
状で、鏡板13,14に穿設したスリット状の蓋挿入溝
13H,14Hにバレル本体1の側方より挿入可能とす
る。
【0014】この場合において、鏡板13,14に穿設
した蓋挿入溝13H,14Hは、蓋15を円滑に挿入で
きるとともに、挿入した蓋15ががたつくことがないよ
うに、蓋15の板厚、幅に合わせてそのサイズを定める
ようにする。そして、好ましくは、いずれか一方又は両
方の鏡板13,14の蓋挿入溝13H,14Hは、図2
(E)に示すように、バレル本体1の外方からの挿入を
容易に行えるように、内側に比べ外側の方が少し大きく
なるように、断面をテーパ形状14Tに形成するように
する。
【0015】蓋15は、図1(A)に示すようにバレル
本体1の全長よりも少し長くし、バレル本体1に嵌挿し
て装着した時、蓋15の両端が鏡板13,14より少し
突出するようにしてその長さを定めるようにする。そし
て、好ましくは、蓋15の先端部を、図3(A)、
(B)、(D)に示すように、蓋挿入溝13H,14H
への挿入を容易に行えるように、その厚みを先細状のテ
ーパ形状15aに形成するようにし、さらに、図3
(A)、(C)に示すように、胴部10に形成した開口
部12に蓋15を正確に位置させることができるよう
に、その幅方向を先細状の傾斜面15bに形成するよう
にする。
【0016】また、必要に応じて、蓋15の先端部の鏡
板13,14より突出する部分には、楔形状のストッパ
ーを挿入するための長孔15Hを形成することもでき
る。これにより、バレル本体1の開口部12に蓋15を
装着した後、長孔15H内にストッパーを挿入すること
により、蓋15が摺動することを確実に防止することが
できる。
【0017】バレル本体1の開口部12には、蓋15に
より開口部12が確実に閉鎖されるように開口部12の
縁部に、蓋15の側縁が嵌挿支持される蓋嵌挿溝16,
16を形成し、一方の鏡板13又は鏡板14の蓋挿入溝
13H又は蓋挿入溝14Hより挿入される蓋15が、開
口部12に沿って正確に導かれ、他方の鏡板の蓋挿入溝
に達するようにする。
【0018】蓋嵌挿溝16は、バレル本体1の胴部10
に直接形成することも可能であるが、好ましくは、開口
部12を形成した胴部10の補強も兼ねて、蓋嵌挿溝1
6を形成した溝付桟17を胴部10の開口部10の縁部
に一体に取り付けることができる。この場合、蓋嵌挿溝
16の位置と蓋挿入溝13H,14Hの位置を合わせて
形成するようにする。
【0019】バレル本体1を、軸2,2を介して回転又
は揺動自在に支持する羽子板4,4の内側面で、かつ軸
2を中心としてバレル本体1が回転又は揺動する際に、
蓋15の先端部と対向する位置にガイド41,41を突
設する。このガイド41は、蓋15がバレル本体1のい
ずれか一方に突出して位置している場合に、先端部の幅
方向を先細状の傾斜面15bに形成した蓋15の先端部
と当接し、規定以上に突出している蓋15の先端をバレ
ル本体1の回転又は揺動を利用して押し込み、蓋15を
正規の位置に保持するためのものである。なお、蓋15
がバレル本体1の正規の位置で保持される場合には、蓋
15の先端部は羽子板4,4のガイド41には接触しな
いようにする。
【0020】
【発明の効果】本発明のバレルによれば、対向する鏡板
の開口部の側方と対向する位置に形成した蓋挿入溝より
蓋を挿入し、開口部の縁部に形成した蓋嵌挿溝により蓋
の側縁を嵌挿支持することにより、ボルトやレバーを用
いることなく、蓋のバレル側面からの差し込み、引き抜
きにより、蓋を、胴部に形成した開口部に、簡単、かつ
迅速に着脱することができる。
【0021】また、蓋の先端部を傾斜面に形成するとと
もに、羽子板の内側面に、規定以上に突出している蓋の
先端をバレル本体の回転又は揺動を利用して押し込むガ
イドを配設することにより、バレル本体の回転又は揺動
を利用して、胴部に形成した開口部に蓋を正確に位置さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバレルを示し、(A)はバレル本体の
胴部の開口部に蓋を装着した状態を示す正面図、(B)
は同側面図、(C)は蓋と羽子板及び鏡板との関係を示
す拡大平面図である。
【図2】本発明のバレルの鏡板を示し、(A)は歯車付
鏡板の側面図、(B)は同正面図、(C)は他方の鏡板
の側面図、(D)は同正面図、(E)は(C)のE−E
線拡大断面図である。
【図3】本発明のバレルの蓋を示し、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)及び(D)はその拡大説明図で
ある。
【図4】本発明のバレルの溝付桟を示し、(A)は正面
図、(B)は側面図、(C)は鏡板に取り付けた状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 バレル本体 10 胴部 11 胴板 12 開口部 13 鏡板 13H 蓋挿入溝 14 鏡板 14H 蓋挿入溝 15 蓋 16 蓋嵌挿溝 17 溝付桟 2 軸 3 フレーム 4 羽子板 41 ガイド 5 駆動用スプロケットホイール 6 ギヤ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物の投入・取出を行う開口部を胴
    部に形成し、該開口部に蓋を着脱自在に配設してなるバ
    レル本体を羽子板に回転又は揺動自在に支持したバレル
    において、対向する鏡板の開口部の側方と対向する位置
    に蓋挿入溝を形成するとともに、開口部の縁部に蓋の側
    縁が嵌挿支持される蓋嵌挿溝を形成したことを特徴とす
    るバレル。
  2. 【請求項2】 蓋の先端部を傾斜面に形成するととも
    に、羽子板の内側面に、規定以上に突出している蓋の先
    端をバレル本体の回転又は揺動を利用して押し込むガイ
    ドを配設したことを特徴とする請求項1記載のバレル。
JP9244738A 1997-08-25 1997-08-25 バレル Expired - Fee Related JP3069538B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6602924B1 (en) 2002-04-23 2003-08-05 Jin-Chih Chiang Foamed gypsum compositions

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6602924B1 (en) 2002-04-23 2003-08-05 Jin-Chih Chiang Foamed gypsum compositions

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JPH1161497A (ja) 1999-03-05

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