JP3031582U - ベッドパン洗浄機のベッドパン回転装置 - Google Patents

ベッドパン洗浄機のベッドパン回転装置

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JP3031582U
JP3031582U JP1996005925U JP592596U JP3031582U JP 3031582 U JP3031582 U JP 3031582U JP 1996005925 U JP1996005925 U JP 1996005925U JP 592596 U JP592596 U JP 592596U JP 3031582 U JP3031582 U JP 3031582U
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bed pan
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rotating
bedpan
cleaning tank
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JP1996005925U
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English (en)
Inventor
毅 宮坂
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インフェクション・コントロール船橋協同組合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッドパン洗浄機において、洗浄槽内で汚物
の排出及び洗浄を確実におこなわせるためのベッドパン
180度回転装置。 【解決手段】 洗浄槽1の前面から下方に開口する前蓋
2にベッドパン9を取り付けて、前蓋2を開閉する運動
動力でベッドパン9を180度回転せしめる機構を、回
転支持体と運動伝達機構で構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、病院などで使用するベッドパン(病人用差込み便器)の洗浄機にお いて、まずベッドパンを前蓋に取り付けて、前蓋を閉める間にベッドパンが18 0度回転し、洗浄槽内で汚物の排出および洗浄を確実に行わせるベッドパン回転 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の回転装置は、看護従事者の手によってベッドパンを洗浄槽内の ラックホルダーに取り付け、前蓋を閉めた後、電動アクチュエータまたは空圧ア クチュエータを利用するなどして、強制的にベッドパンを180度回転せしめる ものがあった。(例えば公開特許広報63−67341号参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものは、看護従事者の手で、狭い洗浄槽内に汚物の入った ベッドパンを取り付けようとすると、看護従事者の腕まで洗浄槽内に入るので、 洗浄槽の一部に手又は腕が接触し、院内感染の恐れから看護従事者は、この作業 を嫌う問題点があった。
【0004】 本考案の目的とするところは、看護従事者の手や腕が絶対に洗浄槽に接触しな い前蓋の位置にベッドパンを取り付け、前蓋を閉める動作で汚物の放出及びベッ ドパンの洗浄を確実に行わせることができるようにしたベッドパンの180度回 転装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成させるために本考案におけるベッドパン洗浄機のベッドパン回 転装置は、洗浄槽の前面から下方に開口する前蓋の裏側すなわち洗浄槽側に、ベ ッドパンの取っ手が手前側にくるベッドパン取付用のラックホルダーを設ける。 一般にベッドパンは取っ手側が汚物の放出を容易にするために開口されており、 反対側は袋状になってこの方向からは汚物の放出はできない構造になっている。
【0006】 ラックホルダーは、回転自在な回転軸上のブラケットに取り付けられるが、回 転軸はこれを支持する回転軸受を内蔵する軸受箱で支持されて、前蓋の裏板に取 り付けられる。
【0007】 本考案では、この取り付けられたベッドパンを前蓋の開閉運動を動力として、 180度回転させようとするものである。すなわち前蓋を閉める運動中に、ベッ ドパンを取り付けたラックホルダーが回転を続け、前蓋が閉じたときには180 度の回転を完了し、このときベッドパンの汚染部が洗浄槽内に設けた洗浄液体噴 射ノズルと対向位置になるよう構成する。
【0008】 よって看護従事者は、ベッドパンの取っ手を持って開放された前蓋に設けたラ ックホルダーに手前から差し込んで取り付け、前蓋を閉じるだけの作業で、ベッ ドパンは180度回転して汚物を洗浄槽内に放出し、洗浄をおこなうことができ る。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1において、洗浄槽1の前面から下方に開口する前蓋2の裏側の裏板3のほ ぼ中央に軸受箱7を取り付け、回転軸受6(図3参照)を介してブラケット4を 持つ回転軸5が設けられている。この回転軸5の他端にはスプロケット車8が挿 入されている。またブラケット4にはベッドパン9を取り付けるためのラックホ ルダー11が取り付けられている。ベッドパン9は取っ手10側を手前にして、 ラッケホルダー11に差し込むようにして取り付ける。この時ラックホルダー1 1はベッドパン9がやや後側に傾斜するように製作する。回転軸5を180度回 転せしめるための運動伝達機構として、フレシキブルワイヤー12の一端を洗浄 槽右端のa部に固定し、他端を前蓋2の側面の穴b部を通してチェーン13と結 合せしめ、そのチェーン13をスプロケット車8の歯に組み合わせて半周させ、 更にアイドラー車14を介して、引っ張りばね15のフック部に契合せしめる。 引っ張りばね15には張力を与えて、他端のフック部を裏板3に取り付けたポス ト16に契合せしめる。なおフレシキブルワイヤー12のcの長さが、ほぼスプ ロケット車8のピッチ円周長の半分の長さになるようにa,bの位置を決める。
【0010】 図2は、前蓋2を持ち上げて、洗浄槽1に前蓋2が閉まった状態を示す。前蓋 2を持ち上げて閉めようとすると、図1のc部のフレシキブルワイヤー12はた るんでくるが、引っ張られていた引っ張りばね15−は元に締まろうとして、た るみを引き戻すので、チェーン13に噛み合ったスプロケット車8に回転運動が 起きる。図2のごとく前蓋2が完全に閉まると、図1のc寸法は零になるので、 スプロケット車8及び回転軸5ベッドパン9はピッチ円周長の半分の長さ、すな わち180度回転する。この状態の洗浄槽1内で、ベッドパン9の汚染部と対向 的に取り付けた洗浄液体噴射ノズル17から洗浄液体を噴射させれば、ベッドパ ン9の汚物の放出と洗浄をおこなうことができる。
【0011】 上記運動伝達機構は、図3の前蓋2の断面図に示す実施例に変えることもでき る。前蓋2に取り付けられ、同時に旋回できるヒンジ軸18に駆動側ねじ歯車1 9を取り付け、一方の同じ歯数の従動側ねじ歯車20を前蓋2側に回転自在に取 り付ける。前蓋2の回転運動は90度であるから、従動側ねじ歯車20も90度 回転する。従動側ねじ歯車20と同軸上に駆動側スプロケット車21を結合して 取り付け、ベッドパン9を取り付けた回転軸5の下端に従動側スプロケット車2 2を結合し、この間をチェーン23で契合せしめる。駆動側スプロケット車21 と従動側スプロケット車22の歯数を2対1にすれば、従動側スプロケット車2 2及び回転軸5、その上に取り付けたベッドパン9は、前蓋2の90度の開閉で 180度回転せしめることができる。
【0012】
【考案の効果】
図1のように前蓋を開放した状態で、ベッドパンの取っ手を手に持ってラック ホルダーに差し込んで取り付け、前蓋を閉じるだけで図2のようにベッドパンは 180度回転して、汚物の放出と洗浄が可能であり、従来の技術のように看護従 事者がベッドパンを取り付けるために、洗浄槽の内部の一部に接触する恐れは全 くなかなった。
【0013】 また、180度の回転装置を持たないで、ベッドパンを前蓋側に取り付けよう とする場合は、手で持つベッドパンの取っ手側を本考案と逆に洗浄槽側から差し 込んで取り付ける必要があり、看護従事者の手や腕は洗浄槽側に位置するので、 作業姿勢が悪く、洗浄槽の汚染部に接触する恐れがある。以上より本考案のベッ ドパン回転装置は、院内感染防止面から極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】前蓋を開放した状態におけるベッドパン洗浄機
の180度回転装置の斜視図。
【図2】前蓋を閉じた状態におけるベッドパン洗浄機の
180度回転装置の断面図。
【図3】請求項3の運動伝達機構を示す前蓋部の断面
図。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 前蓋 4 ブラケット 5 回転軸 7 軸受箱 8 スプロケット車 9 ベッドパン 11 ラックホルダー 13 チェーン 15 引っ張りばね 17 液体噴射ノズル 18 ヒンジ軸 19 駆動側ねじ歯車 20 従動側ねじ歯車 21 駆動側スプロケット車 22 従動側スプロケット車 23 チェーン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液体噴射ノズル(17)を有するベ
    ッドパン洗浄槽(1)と、この洗浄槽の前面から下方に
    開口する前蓋(2)と、これの洗浄槽側に設けたベッド
    パン(9)を受け入れるラックホルダー(11)を備え
    るベッドパン洗浄機において、前蓋(2)を開閉する運
    動を動力として、ラックホルダー(11)とベッドパン
    (9)を180度回転せしめる回転支柱体と運動伝達機
    構によって、ベッドパン(9)の汚染部が洗浄槽(1)
    内で洗浄液体噴射ノズル(17)と対向可能に構成した
    ことを特徴とするベッドパン回転装置。
  2. 【請求項2】 前記回転支柱体は、前蓋(2)内に設け
    られその回転軸(5)とこれを支える回転軸受(6)と
    軸受箱(7)によって構成され、その先端にはラックホ
    ルダー(11)を取り付けるブラケット(4)を設けて
    構成した請求項1記載のベッドパン回転装置。
  3. 【請求項3】 前記運動伝達機構は、洗浄槽(1)本体
    に一方を固定したチェーン(13)が回転軸(5)の下
    端に設けたスプロケット車(8)と係合し、更に前蓋
    (2)内で一方を固定した引っ張りばね(15)と係合
    せしめた請求項1記載のベッドパン回転装置。
  4. 【請求項4】 前記運動伝達機構は、前蓋(2)の回転
    可能なヒンジ軸(18)に駆動用ねじ歯車(19)を、
    従動用ねじ歯車(20)を前蓋(2)内に取り付け、更
    に一対のスプロケット車(21、22)とチェーン(2
    3)を介して回転軸(5)に係合せしめた請求項1記載
    のベッドパン回転装置。
JP1996005925U 1996-05-22 1996-05-22 ベッドパン洗浄機のベッドパン回転装置 Expired - Lifetime JP3031582U (ja)

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