JP3069473B2 - フッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板 - Google Patents

フッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板

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啓一 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造が容易で、耐変色
性、密着性に優れたフッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板
に関する。
【0002】
【従来技術】ガステ−ブルのような厨房品は、ステンレ
ス鋼板を加工したままのものであったが、意匠性に乏し
く、また、汚れが付着し易いので、近年着色化と耐汚染
性の向上が検討され、その一環として、ガステ−ブルの
天板部材にフッ素樹脂のプレコ−ト鋼板が使用されてい
る。この鋼板はフッ素樹脂塗膜を鋼板に設けたもので、
フッ素樹脂の耐汚染性、耐薬品性および非粘着性を利用
して油汚れや食品のこびり付きが生じないようにすると
ともに、付着しても拭き取り易くしている。この着色化
と耐汚染性の向上は、近年、ガステ−ブルの周辺、シス
テムキッチン全体にも及んでいる。
【0003】しかしながら、プレコ−ト鋼板の製造に使
用するフッ素樹脂は、ベ−ス樹脂が黄色系色調を有する
ポリエ−テルサルフォン樹脂であるため、任意の色に着
色することが難しく、顔料も分散しにくいため、色調は
黒色系に限られていた。また、塗膜密着性も劣るため、
部材にプレス加工した場合、コ−ナ−部に塗膜剥離が発
生し易いものであった。
【0004】そこで、このような問題のない鋼板とし
て、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体フィル
ムを積層したラミネ−ト鋼板を使用する方法が提案され
ている。エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体
(以下ETFEという)は耐汚染性、耐薬品性および非
粘着性を有する樹脂であり、押し出し成形加工法で容易
にフィルム化できるので、鋼板に熱融着によりラミネ−
トすることができる。このラミネ−ト鋼板の製造は鋼板
をETFEの融点である260℃より30〜50℃高い
290〜310℃に加熱して、フィルムを熱融着により
ラミネ−トした後、鋼板をラミネ−ト時と同じ温度に再
加熱する方法で行われている。
【0005】しかし、熱融着法での製造は、ラミネ−ト
温度が高く、また、高温で再加熱しなければならないた
め、製造上制約が多く、生産性も低いものであった。ま
た、製造したラミネ−ト鋼板は長期間使用すると、耐水
接着性、耐湿接着性が劣るものであった。これは鋼板に
フィルムを熱融着させる際、ETFEフィルムの濡れ性
が不十分であるため、十分接着せず、ETFEと鋼板と
の間に水が浸透し易いためと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
製造が容易で、耐水、耐湿接着性に優れたETFEフィ
ルムラミネ−ト鋼板を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼板表面に着
色樹脂層を設けた後、芳香族ポリエステル樹脂成分を含
む接着剤を介して透明エチレン−テトラフルオロエチレ
ン共重合体フィルムを積層した。
【0008】
【作用】着色樹脂層は、透明ETFEフィルムで被覆し
てあるので、付着物拭き取りの際こすっても変色せず、
まだら模様にならない。また、ETFEは、非粘着性に
優れているので、表面は極めて不活性で、接着剤として
一般に使用されているエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂
では耐水性、耐湿性を付与することは困難であるが、芳
香族ポリエステル樹脂成分を含むものはそれらを付与で
きる。
【0009】着色樹脂層は、鋼板に直接設けてもよく、
密着性を高めたい場合にはまずプライマ−層を設けて、
その上に設けてもよい。前者の場合、樹脂は鋼板および
接着剤の芳香族ポリエステル樹脂成分との接着性から、
ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノキシ系樹
脂が適し、樹脂中には着色顔料とともに、必要に応じて
体質顔料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防錆顔料などを
添加してもよい。
【0010】一方、後者の場合は、プライマ−層で鋼板
との接着性を確保できるので、樹脂としては前記樹脂以
外にアクリル系樹脂も使用できる。プライマ−層は鋼板
との接着性を良好にするため、着色顔料を添加せず、防
錆顔料を添加する程度に止めることが好ましい。樹脂と
してはポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノキ
シ系樹脂が適している。
【0011】接着剤層成分の芳香族ポリエステル樹脂と
は、芳香族多価カルボン酸化合物または芳香族多価ヒド
ロキシ化合物を必須成分として得られるもので、芳香族
多価カルボン酸化合物としては、例えば、テレフタル
酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸、トリメリッ
ト酸などが挙げられ、また、芳香族多価ヒドロキシ化合
物としては、ジヒドロキシナフタレン、ビスフェノ−ル
Aなどが挙げられる。なお、芳香族ポリエステル樹脂は
イソシアネ−トによりウレタン変性したものでもよい。
【0012】共重合成分としては、脂肪族多価カルボン
酸化合物、脂肪族多価ヒドロキシ化合物が使用できる。
前者のものとしては、例えば、アジピン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などが挙げられ、
後者のものとしては、エチレングリコ−ル、プロピレン
グリコ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,5−ペンタン
ジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、ネオペンチルグ
リコ−ル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ
−ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリテトラメチレング
リコ−ル、1,4−シクロヘキサンジメタノ−ル、トリ
メチロ−ルプロパン、ペンタエルスリト−ルなどが挙げ
られる。
【0013】接着剤は、芳香族ポリエステル樹脂含有量
を通常15重量%以上、好ましくは25重量%以上に
し、硬化剤として、例えば、(ポリ)イソシアネ−ト、
エポキシ樹脂、酸無水物、フェノ−ル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂などを混合したものでもよい。接着剤には、必要
に応じて、脂肪族ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リアミド樹脂、アクリル樹脂などを添加してもよく、ま
た、防錆顔料、着色顔料、体質顔料などを添加してもよ
い。
【0014】本発明のラミネ−ト鋼板は、鋼板に着色樹
脂塗料を塗装して焼き付けすることによりまず着色樹脂
層を形成し、次に、接着剤を塗装して加熱により接着剤
層を形成した後、接着剤層が接着性を有している間にE
TFEフィルムをラミネ−トロ−ルでラミネ−トするこ
とにより製造できる。最初の着色樹脂層の形成にあたっ
ては、形成前に脱脂処理、化成処理などの前処理を通常
施すが、これは鋼板の表面性状により省略することも可
能である。鋼板には特に限定はなく、例えば、冷延鋼
板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウムめっき鋼板、複合め
っき鋼板、ステンレス鋼板などでよい。
【0015】接着剤層を形成した後のラミネ−トは、熱
風オ−ブンなどで鋼板温度が120〜250℃、好まし
くは180〜230℃に加熱して、ETFEフィルムを
ラミネ−トする。ETFEフィルムは押し出し成形加工
法によりフィルムにしたもので、エチレンモノマ−の組
成比は特に限定されないが、40〜60mol%が好まし
い。フィルムは透明なものを使用するが、必ずしも無色
透明である必要はなく、半透明でもよく、紫外線吸収剤
などの添加剤の添加も可能である。フィルムの厚さは1
0μm以上あれば十分な耐汚染性、耐薬品性および非粘
着性が得られる。また、フィルムは接着剤層側にコロナ
放電処理を施しておくと、接着性が大きくなる。
【0016】
【実施例】
実施例1 溶融亜鉛めっき鋼板(目付量片面45g/m2、板厚0.
5mm)に塗布型クロメ−ト処理を施して、フェノキシ
樹脂系プライマ−塗料を乾燥厚さで5μmになるように
塗布し、焼き付け乾燥後、プライマ−層の上に白色ポリ
エステル樹脂系塗料を乾燥厚さで13μmになるように
塗布して焼き付け乾燥した。次に、ポリエステル樹脂系
接着剤[酸化合物:テレフタル酸/イソフタル酸/セバチ
ン酸/アジピン酸=53/18/25/4(mol%)とヒド
ロキシ化合物:ネオペンチルグリコ−ル/エチレングリ
コ−ル=51/49(mol%)からなる芳香族ポリエステ
ル樹脂、溶剤(トルエン/MEK=9/1、重量比)]を
乾燥厚さで10μmになるように塗布して、最高到達鋼
板温度が210℃になるように焼き付け、直ちにシリコ
−ンゴム製のラミネ−トロ−ルを用いて透明ETFEフ
ィルム[旭硝子(株)製、15μm厚さ、接着側面にコ
ロナ放電処理材]をラミネ−トした。
【0017】得られたラミネ−ト鋼板とヘアトニック、
ヘアリキッド、マジックインキ(黒)、コ−ヒ−、紅
茶、マヨネ−ズ、ケチャップ、醤油、ソ−ス、わさび、
からしなどの汚染因子を室温下で1週間接触させた後、
エタノ−ルで拭き取った結果、いずれも汚染因子には全
く汚染されなかった。
【0018】次に、ラミネ−ト鋼板にゴバン目の切り込
みをカッタ−ナイフで施し、エリクセン試験(6mm押
し出し)を行った結果、フィルム剥離は認められなかっ
た。また、ラミネ−ト鋼板を沸騰水に2時間浸漬した
後、同様のエリクセン試験を行ってもフィルム剥離は認
められなかった。さらに、エリクセン試験後200℃の
雰囲気中に20日間放置する耐熱性試験を行ったが、フ
ィルムの剥離、縮み、変退色は認められなかった。
【0019】実施例2 電気亜鉛めっき鋼板(目付量片面20g/m2、板厚0.
4mm)に塗布型クロメ−ト処理を施して、黒色エポキ
シ樹脂系塗料を乾燥厚さで8μmになるように塗布、焼
き付け乾燥した後、ポリエステル樹脂系接着剤[酸化合
物:テレフタル酸/イソフタル酸/アジピン酸=25/2
5/50(mol%)とヒドロキシ化合物:ネオペンチルグ
リコ−ル/エチレングリコ−ル=51/49(mol%)か
らなる芳香族ポリエステル樹脂、溶剤(トルエン/ME
K=8/2、重量比)]を乾燥厚さで10μmになるよ
うに塗布して、最高到達鋼板温度が210℃になるよう
に焼き付け、直ちにシリコ−ンゴム製のラミネ−トロ−
ルを用いて透明ETFEフィルム[旭硝子(株)製、1
2μm厚さ、接着側面にコロナ放電処理材]をラミネ−
トした。
【0020】得られたラミネ−ト鋼板と実施例1で使用
した種々の汚染因子を実施例1と同様の条件で接触させ
たが、いずれの汚染因子にも全く汚染されなかった。ま
た、ラミネ−ト鋼板に実施例1のようなエリクセン試
験、2時間沸騰水浸漬試験、耐熱性試験を行ったが、い
ずれの試験とも結果は実施例1と同様であった。
【0021】実施例3 ステンレス鋼板(SUS430、板厚0.45mm)に
リン酸塩処理、塗布型クロメ−ト処理を順次施して、黄
色フェノキシ樹脂系塗料を乾燥厚さで9μmになるよう
に塗布、焼き付け乾燥した後、その上にポリエステル樹
脂系接着剤[酸化合物:テレフタル酸/イソフタル酸=
50/50(mol%)とヒドロキシ化合物:ネオペンチル
グリコ−ル/1,6−ヘキサンジオ−ル=50/50(mol
%)からなる芳香族ポリエステル樹脂、溶剤(トルエン
/MEK=8/2、重量比)]を乾燥厚さで8μmになる
ように塗布して、最高到達鋼板温度が210℃になるよ
うに焼き付け、直ちにシリコ−ンゴム製のラミネ−トロ
−ルを用いて透明ETFEフィルム[旭硝子(株)製、
20μm厚さ、接着側面にコロナ放電処理材]をラミネ
−トした。
【0022】得られたラミネ−ト鋼板と実施例1で使用
した種々の汚染因子を実施例1と同様の条件で接触させ
たが、いずれの汚染因子にも全く汚染されなかった。ま
た、ラミネ−ト鋼板に実施例1のようなエリクセン試
験、2時間沸騰水浸漬試験、耐熱性試験を行ったが、い
ずれの試験とも結果は実施例1と同様であった。
【0023】実施例4 ステンレス鋼板(SUS430、板厚0.45mm)に
リン酸塩処理、塗布型クロメ−ト処理を順次施して、フ
ェノキシ樹脂系プライマ−塗料を乾燥厚さで4μmにな
るように塗布、焼き付け乾燥した後、赤色ポリエステル
樹脂系塗料を乾燥厚さで14μmになるように塗布、焼
き付けした。その後ポリエステル樹脂系接着剤[酸化合
物:テレフタル酸/イソフタル酸=50/50(mol%)
とヒドロキシ化合物:ネオペンチルグリコ−ル/1,6−
ヘキサンジオ−ル=50/50(mol%)からなる芳香族
ポリエステル樹脂、溶剤(トルエン/MEK=8/2、重
量比)、硬化剤:ポリイソシアネ−ト(ポリエステル樹
脂100重量部に対して10phr添加)]を乾燥厚さで
8μmに塗布して、最高到達鋼板温度が200℃になる
ように焼き付け、直ちにシリコ−ンゴム製のラミネ−ト
ロ−ルを用いて透明ETFEフィルム[旭硝子(株)
製、20μm厚さ、接着側面にコロナ放電処理材]をラ
ミネ−トした。
【0024】得られたラミネ−ト鋼板と実施例1で使用
した種々の汚染因子を実施例1と同様の条件で接触させ
たが、いずれの汚染因子にも全く汚染されなかった。ま
た、ラミネ−ト鋼板に実施例1のようなエリクセン試
験、2時間沸騰水浸漬試験、耐熱性試験を行ったが、い
ずれの試験とも結果は実施例1と同様であった。
【0025】実施例5 実施例4において、プライマ−を乾燥塗膜厚4μmのポ
リエステル樹脂系のものに、また、赤色ポリエステル樹
脂系塗料を乾燥塗膜厚12μmの褐色のものにした。さ
らに、ポリエステル樹脂系接着剤をジイソシアネ−ト変
性ポリエステル樹脂系接着剤[酸化合物:テレフタル酸
/イソフタル酸/セバチン酸/アジピン酸=53/18/2
5/4(mol%)とヒドロキシ化合物:ネオペンチルグリ
コ−ル/エチレングリコ−ル=51/49(mol%)から
なる芳香族ポリエステル樹脂をヘキサメチレンジイソシ
アネ−ト100mol%で変性、溶剤(シクロヘキサノン/
トルエン/MEK=6/3/1、重量比)]にして、6μ
m塗布後最高到達鋼板温度を180℃で焼き付けた。ま
た、フィルムとしては厚さ12μmのものを使用した。
【0026】得られたラミネ−ト鋼板と実施例1で使用
した種々の汚染因子を実施例1と同様の条件で接触させ
たが、いずれの汚染因子にも全く汚染されなかった。ま
た、ラミネ−ト鋼板に実施例1のようなエリクセン試
験、2時間沸騰水浸漬試験、耐熱性試験を行ったが、い
ずれの試験とも結果は実施例1と同様であった。
【0027】
【比較例】
比較例1 実施例1において、ポリエステル樹脂系接着剤の代わり
にアクリル樹脂系接着剤を乾燥厚さで5μm塗布し、最
高到達鋼板板温230℃で焼き付けした。得られたラミ
ネ−ト鋼板はエリクセン試験、2時間沸騰水浸漬試験で
フィルムの剥離が認められた。
【0028】比較例2 実施例4において、接着剤として、脂肪族ポリエステル
樹脂系接着剤[酸化合物:セバチン酸/アジピン酸=5
3/47(mol%)とヒドロキシ化合物:ネオペンチルグ
リコ−ル/エチレングリコ−ル=50/50(mol%)か
らなる脂肪族ポリエステル樹脂、溶剤(トルエン/ME
K=8/2、重量比)]を使用し、5μm塗布後板温を
180℃で焼き付けた。また、フィルムとしては白色の
ものを使用した。得られたラミネ−ト鋼板はエリクセン
試験、2時間沸騰水浸漬試験および耐熱性試験でフィル
ムの剥離や縮みなどの異常が認められた。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明のラミネ−ト鋼板
は、ETFEフィルムを接着剤を用いてラミネ−トして
いるので、高温でラミネ−ト、さらに高温で再加熱しな
くとも、優れた耐水および耐湿接着性を付与でき、従来
の熱融着法より製造が簡単で、生産性も高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 啓一 千葉県市川市高谷新町7番地の1 日新 製鋼株式会社 鉄鋼研究所 塗覆装研究 部内 (72)発明者 輿石 謙二 千葉県市川市高谷新町7番地の1 日新 製鋼株式会社 鉄鋼研究所 塗覆装研究 部内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 15/08 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板表面にエチレン−テトラフルオロ
    エチレン共重合体フィルムを積層したラミネ−ト鋼板に
    おいて、鋼板表面に着色樹脂層を設けた後、芳香族ポリ
    エステル樹脂成分を含む接着剤を介して透明エチレン−
    テトラフルオロエチレン共重合体フィルムを積層したこ
    とを特徴とするフッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板。
  2. 【請求項2】 着色樹脂層がプライマ−層からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のフッ素樹脂フィルムラ
    ミネ−ト鋼板。
  3. 【請求項3】 着色樹脂層がプライマ−層と着色中塗
    り層の2層からなることを特徴とする請求項1に記載の
    フッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板。
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