JP3068449B2 - 疑似点灯防止型信号用灯具 - Google Patents
疑似点灯防止型信号用灯具Info
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Description
プなど信号を目的とする灯具に関するものであり、詳細
には、日昇時、日没時など太陽が水平線に近づく低い位
置にあるときに、太陽光が車両用灯具にアウターレンズ
から入射し、内部の反射鏡で反射した反射光が再度灯具
の外部に放射されることで生じる疑似点灯の防止を目的
とするものである。
示すものが図2及び図3であり、先ず、図2に示す信号
用灯具90は電球などの光源91と、この光源91を焦
点とする回転放物面の反射鏡92と、アウターレンズ9
3とで構成され、光源91からの光を反射鏡92で平行
光線としてアウターレンズ93に入射させ、前記アウタ
ーレンズ93に施されたレンズカット93aで適宜な配
光特性を得るものとされている。
比較的に低い位置、即ち、水平線に近い位置にあるとき
に、この太陽などからの外光Sがアウターレンズ93に
入射すると、アウターレンズを透過した外光Sが反射鏡
92で反射し、再度アウターレンズ93を透過して観視
方向に放射されて疑似点灯を生じるものとなり、この防
止のためには、上方にフード94を設けて外光Sを遮蔽
するなどの手段が行われている。
陽光など外光Sを反射する要因となる反射鏡92(図2
参照)をなくすることで疑似点灯を防止するものであ
り、前記反射鏡92に換えて光源81を焦点とするフレ
ネルレンズ82をアウターレンズ83との中間に設ける
ことで前記光源81からの光を平行光線とし、アウター
レンズ83に入射させレンズカット83aで配光特性を
形成するものである。
た従来の構成の図2に示した信号用灯具90では、この
信号用灯具90が例えば道路交通信号用である場合な
ど、固定された状態で取付が行われるものであれば、外
光Sの入射する方向が特定できるのでフード94の設定
が可能であり、大部分のものに対しては疑似点灯の発生
は防止できるものとなる。但し、設置条件によっては対
応できないものを生じる問題点がある。
など車両用である場合には、車両の走行に伴い入射の方
向が変わるものとなるので、外光Sが入射する方向が特
定できず、従って、フード94の設定は不可能であり、
疑似点灯の防止が不可能となる問題点を生じている。ま
た、車両のデザイン面などからもフード94を設けるこ
とに困難がある。
かに反射鏡92をなくしたことで疑似点灯発生の度合い
は減少するものとなるが、図4に示すように反射鏡92
を使用したときの光源に対する光束利用範囲αに対し
て、フレネルレンズ82を使用したときの光束利用範囲
βは狭いものとなり、光束利用率が例えば半分程度と低
下し同じ明るさを得るためには大きな消費電力の光源が
必要となり発熱が増加するなどの問題点を生じ、これら
の点の解決が課題とされるものとなっている。
課題を解決するための具体的な手段として、水平を基準
として上方の所定角範囲の入射角で入射する外光に対
し、反射光を前記入射角よりも更に上方、または、前記
水平を基準として下方となる反射角として反射する反射
ホログラムをアウターレンズとして採用したことを特徴
とする疑似点灯防止型信号用灯具を提供することで課題
を解決するものである。
形態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すも
のは本発明に係る疑似点灯防止型信号用灯具(以下に信
号用灯具1と略称する)であり、この信号用灯具1は、
白熱電球などの光源2と、この光源2を焦点とする回転
放物面とすることで前記光源2からの光を平行光線とす
る反射鏡3と、前記反射鏡3からの平行光線の光路中に
設けられるアウターレンズ4とで基本的に構成されるも
のである点は従来例のものと同様である。
レンズカット4aが施され、前記反射鏡3からの平行光
線に適宜の拡散を与え、これにより、例えば車両用のテ
ールランプ、或いは、道路交通信号用など信号用灯具1
としての配光特性が設定されているものである点も従来
例のものと同様である。
に反射機能を設けるものであり、この反射機能は前記ア
ウターレンズ4の外側の表面に反射ホログラム5を設け
ることで実施されるものであり、該反射ホログラム5は
前記アウターレンズ4に外光(太陽光)が入射したとき
の、顕著に疑似点灯を生じる入射角の範囲、例えば、水
平(0°)から上方へ20°までの範囲の外光Sを反射
するものとして設定が行われている。
に外光Sの入射角に対し反射を生じる範囲が設定される
と共に、反射を行うときの反射方向も設定が成されるも
のであり、例えば前記した水平(0°)から上方20°
までの外光Sに対して、上方30°の反射光R1または
下方30°の反射光R2を生じるものとして設定が行わ
れている。
反射ホログラム5を形成するに当たっては、アウターレ
ンズ4が形成された部材自体に感光材を塗付し焼付けを
行うことで形成しても良く、或いは、反射ホログラム5
を別体に形成しておき、貼着またはインサート成形など
適宜な手段でアウターレンズ4と一体化しても良いもの
である。
グラム5は、例えば0〜10°までの入射角の外光S
を、上方または下方の反射角30°として反射するもの
と、10〜20°までの入射角の外光Sを上方または下
方の反射角30°として反射するものとの複層として、
上記の特性を満足させるものとしても良い。
灯具1の作用および効果について説明を行う。先ず、日
昇時、日没時など太陽が水平線に近い位置にあり、信号
用灯具1のアウターレンズ4に、例えば水平方向など少
ない角度、即ち疑似反射を生じ易い条件で外光S(太陽
光)が入射するときには、この外光Sを、水平から上方
または下方の例えば30°など規定の角度として反射さ
せるものとなる。
を透過するものとはならず、従って、反射鏡3に達する
ものとならないので、疑似点灯の発生は防止されるもの
となる。一方、前記反射ホログラム5により反射させら
れた外光は、上記にも説明したように上方または下方の
30°など、入射角から角度が変化させられた状態で反
射が行われて反射光R1 または反射光R2 となる。
である場合には、凡そ水平の位置から観視している後続
車の運転者などに反射光Rが達することはなく、反射光
Rによる疑似点灯の発生も防止される。よって、車両の
走行により外光Sの入射角が変化する車両用灯具におい
ても、光源2に対しての光束利用率を高くすることので
きる反射鏡3の採用を可能とする。
は、前記反射鏡3で反射されアウターレンズ4を透過す
る照射光Tは進行方向及び角度が前記反射ホログラム5
に反射を発生させる方向及び角度として設定されたもの
と異なるものとなるので、この反射ホログラム5に反射
も屈折も生じることはない。
態となり、信号用灯具1は前記アウターレンズ4の内面
側に施されたレンズカット4aによる配光特性を有する
従来通りのものとして機能するものとなる。尚、図中に
符号6で示すものは前記光源2、反射鏡3、アウターレ
ンズ4などに所定位置を与えるためのハウジングであ
る。
用灯具1がテールランプなど車両用の信号用灯具である
場合で説明を行ったが、本発明はこれを限定するもので
なく、前記信号用灯具1が道路交通信号用のものであっ
ても、設置条件などにより実施することで相当の作用、
効果が得られるものとなる。
4が、やや南寄りの西向などに設置されているときに
は、季節によっては日没時に略水平方向の正面から外光
が入射するものとなり、例えフードによっても疑似点灯
の発生を防止することはできないものとなる。
信号用である場合には上方から観視が行われることが通
常にはないので、アウターレンズ4に上方の30°に反
射を行う反射ホログラム5を設けることで疑似点灯の発
生は確実に防止できるものとなる。
平を基準として上方の所定角範囲の入射角で入射する外
光に対し、反射光を前記入射角よりも更に上方、また
は、下方となる反射角として反射する反射ホログラムを
アウターレンズとして採用した疑似点灯防止型信号用灯
具としたことで、車両用など外光が入射する方向が特定
できずフードが採用できない信号用灯具においても、光
源に対する光束利用率が高い反射鏡を採用した構成での
疑似点灯の防止を可能とするものであり、この種の疑似
点灯防止型信号用灯具の性能向上に極めて優れた効果を
奏するものである。
実施形態を示す断面図である。
ズとの光源に対する光束利用率の差を示す説明図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 水平を基準として上方の所定角範囲の入
射角で入射する外光に対し、反射光を前記入射角よりも
更に上方、または、前記水平を基準として下方となる反
射角として反射する反射ホログラムをアウターレンズと
して採用したことを特徴とする疑似点灯防止型信号用灯
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7353124A JP3068449B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 疑似点灯防止型信号用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7353124A JP3068449B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 疑似点灯防止型信号用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09185904A JPH09185904A (ja) | 1997-07-15 |
JP3068449B2 true JP3068449B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=18428734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7353124A Expired - Fee Related JP3068449B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 疑似点灯防止型信号用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068449B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8921586B2 (en) | 2008-05-07 | 2014-12-30 | Shell Oil Company | Process for the production of an olefin oxide, a 1,2-diol, a 1,2-diol ether, a 1,2-carbonate, or an alkanolamine |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108302493A (zh) * | 2017-10-17 | 2018-07-20 | 上海小糸车灯有限公司 | 一种改变光源扩散角度的车灯光学结构 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7353124A patent/JP3068449B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8921586B2 (en) | 2008-05-07 | 2014-12-30 | Shell Oil Company | Process for the production of an olefin oxide, a 1,2-diol, a 1,2-diol ether, a 1,2-carbonate, or an alkanolamine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09185904A (ja) | 1997-07-15 |
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