JP3076236B2 - 車両用信号灯具 - Google Patents

車両用信号灯具

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JP3076236B2 JP07353125A JP35312595A JP3076236B2 JP 3076236 B2 JP3076236 B2 JP 3076236B2 JP 07353125 A JP07353125 A JP 07353125A JP 35312595 A JP35312595 A JP 35312595A JP 3076236 B2 JP3076236 B2 JP 3076236B2
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健一朗 高田
晋治 難波
春夫 寺岡
俊幸 近藤
義一 前田
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Denso Corp
Stanley Electric Co Ltd
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Denso Corp
Stanley Electric Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2202Reconstruction geometries or arrangements

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテールラン
プなど車両用の信号用の灯具に関するものであり、詳細
には前記灯具のアウターレンズのレンズ面にリフレック
スリフレクタ或いはRRと称されている反射器が設けら
れた灯具の構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用信号灯具90の構
成の例を示すものが図4であり、この車両用信号灯具9
0のハウジング91内には白熱電球などの光源92が設
けられると共に、該光源92を焦点とする回転放物面の
反射鏡93が設けられ、この反射鏡93で前記光源92
からの光を平行光線Pとしてアウターレンズ94に入射
させ、アウターレンズ94に施されたレンズカット94
aで適宜な拡散を行い外部に放射する。
【0003】また、前記アウターレンズ94のレンズ面
の一部には、RRと称されている回帰性の反射器95が
設けられ、例えば夜間の駐車時など光源92の消灯時に
おいても、接近する他車のヘッドランプなどからの外光
Sを、その外光Sが発せられた方向に回帰するように反
射させ、この回帰する反射光により自車の存在を告知す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の車両用信号灯具90においては、前記反
射器95が背面からの光、即ち、反射鏡93により平行
光線Pとされた光源92からの光を透過させることのな
い不透明のものであるので、光源92を点灯したときに
は、アウターレンズ94の反射器95が設けられている
外面側(観視する側)の部分が発光しないものとなる。
【0005】従って、前記アウターレンズ94のレンズ
面には光源92からの反射鏡93を介する平行光線Pに
より発光する光源発光部94Aと、反射器95からの外
光Sの反射光で発光する反射器発光部94Bとが夫々に
独立して存在するものとなり、夫々に所定の面積が必要
であるので前記アウターレンズ94に要求される面積
は、光源発光部94Aと反射器発光部94Bとの加算値
となり車両用信号灯具90が大型化する問題点を生じて
いる。
【0006】また、上記の構成とした車両用信号灯具9
0を光源92が点灯された状態で観視するときには、上
記にも説明したように反射器95が不透明であるので、
この反射器95の部分が発光せず、アウターレンズ94
のレンズ面に暗い部分を生じ観視者に違和感を与えるな
ど美観上の問題点も生じ、これらの点の解決が課題とさ
れている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的な手段として、アウター
レンズのレンズ面に外光を反射する反射器が設けられ、
前記レンズ面が光源により発光する光源発光部と、前記
反射器による外光の反射光で発光する反射器発光部とで
構成されて成る車両用信号灯具において、前記反射器は
前記アウターレンズの外面に一体化され、外光を反射し
前記光源からの光を透過させる反射ホログラムとされて
前記光源発光部と反射器発光部とが位置的に重複してい
ることを特徴とする車両用信号灯具を提供することで、
前記した従来の課題を解決するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に符号1で
示すものは本発明に係る車両用信号灯具であり、この車
両用信号灯具1のハウジング2の内部には、白熱電球な
どによる光源3と、該光源3を焦点とする回転放物面の
反射鏡4とが設けられ、前記反射鏡4により光源3から
の光を平行光線としてアウターレンズ5に入射させるも
のである点は従来例のものと同様である。
【0009】また、前記アウターレンズ5のレンズ面に
反射器が設けられるものである点も従来例のものと同様
であるが、本発明により前記反射器は、規格などにより
定められている所定方向からの外光Sの入射に対し、ほ
ヾ同一方向に反射光を生じる反射ホログラム6とされ
て、前記アウターレンズ5の外面側の面に一体化されて
いる。
【0010】このときに、車両用信号灯具1としては取
付状態での左右方向に対しては、広い範囲の入射方向に
対して反射光を生じることが要求されるので、この広い
範囲の外光Sに対応させるためには、外光Sの反射を行
うべき所定範囲を複数の範囲に分割し、夫々に対応する
ホログラムを貼り合わせるか、この種の反射器の配光規
格に合致するように多重露光することで、関係規格を満
足する1枚のホログラムとして形成されている。
【0011】尚、前記アウターレンズ5と反射ホログラ
ム6の一体化は、例えば前記アウターレンズ5の外面側
に感光材による感光膜を設け、この感光膜に写真手段に
より焼付けを行うことで一体化しても良く、或いは、フ
ィルム状として予めに形成した反射ホログラム6を、ア
ウターレンズ5との貼着、或いは、アウターレンズ5成
形時における一体成形などの手段で一体化しても良いも
のである。
【0012】また、本発明においては、前記アウターレ
ンズ5の光源側の面には前記反射ホログラム6が設けら
れた背面となる部分に対してもレンズカット5aが施さ
れるものとされている。このときに前記反射ホログラム
6は上記の説明でも明らかなようにアウターレンズ5の
外面にフィルム状などとして設けられているものである
ので、前記レンズカット5aを設けるにあたり、相互に
干渉を生じることはない。
【0013】尚、この種の車両用信号灯具1において
は、前記反射鏡4に換えて、光源3とアウターレンズ5
との間に光源3に焦点を有するフレネルレンズを設け、
該フレネルレンズにより光源3からの光を平行光線とし
てアウターレンズ5に入射させる構成(図示は省略す
る)のものもあるが、本発明は上記フレネルレンズを採
用した車両用信号灯具1にも同様に実施が可能である。
【0014】次いで、上記の構成とした本発明の車両用
信号灯具1の作用および効果について説明する。先ず、
夜間の駐停車時など光源3を点灯しない状態で、他車の
ヘッドランプなどからの外光Sを車両用信号灯具1のア
ウターレンズ5の面に受けると、このアウターレンズ5
の外面に設けられた反射ホログラム6が外光Sを反射し
反射器として機能する。
【0015】このとき、前記反射ホログラム6は、必ず
しもアウターレンズ5のレンズ面の全面積を覆うように
設けられるものではないので、上記した外光Sの反射に
よる発光は反射ホログラム6が設けられた面積の範囲で
行われるものとなり、即ち、アウターレンズ6の反射ホ
ログラム6の設けられた範囲が反射器発光部5Bとな
る。
【0016】また、光源3が点灯された場合、前記反射
ホログラム6はアウターレンズ5の外面側に薄膜状とし
て設けられているものであるので、前記反射鏡4を介す
ることで平行光線Pとされた光源3からの光は、アウタ
ーレンズ5の前記反射ホログラム6の背面も含む光源側
の面の略全面に達するものとなる。
【0017】前記反射ホログラム6は、光源3から入射
する光(赤成分)の内、外光Sと反対方向となる入射角
度の光をも反射してしまうので、光源3を点灯した場
合、ホログラム6を透過する光の光量の減衰を生じる。
そこで、本発明においてはホログラム6の赤色反射率を
例えば50%と下げることで必要光量を透過させるもの
としている。
【0018】従って、光源3を点灯した場合には、アウ
ターレンズ5の略全面が発光し光源発光部5Aとなり、
前記反射器発光部5Bも発光し光源発光部5Aの一部と
して機能するものとなる。即ち、本発明の車両用信号灯
具1においては、光源発光部5Aに重複する状態で反射
器発光部5Bが設けられるものとなるので、反射器を設
けたことで光源発光部5Aの面積が減少することはな
い。
【0019】図3に示すものは、本発明の別な実施形態
であり、前の実施形態では反射ホログラム6をアウター
レンズ5の外面側に一体化するものとしていたが、この
実施形態では、例えば反射ホログラム6の性能が塵埃な
どで損なわれることをなくするなどの目的で、前記アウ
ターレンズ5の内面側に一体化されている。
【0020】そして、光源発光部5Aと反射器発光部5
Bとが重複する状態で存在するものとするために、前記
アウターレンズ5にはレンズカット5aを設けず、この
アウターレンズ5の更に内面側にインナーレンズ7を設
け、このインナーレンズ7の内外面の何れかにレンズカ
ット7a(図示は内面側の例で示す)を設けることで目
的を達するものである。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、反
射器をアウターレンズの外面に反射ホログラムを一体化
することで構成した車両用信号灯具としたことで、外光
は反射し、この外光とは反対側の面からアウターレンズ
に達する光源からの光は透過するものとして、前記反射
ホログラムが設けられて反射器発光部とされている部分
も、光源が点灯されたときには反射ホログラムが設けら
れていない部分と同様に発光し光源発光部とするもので
ある。
【0022】よって、本発明の車両用信号灯具では、反
射器発光部は光源発光部と重複する、即ち、兼用するこ
とができるものとなり、夫々の発光部に対して個々に必
要な面積を確保する必要をなくし、車両用信号灯具の小
型化に極めて優れた効果を奏するものとなる。
【0023】また、上記に説明したように反射器発光部
も光源からの光で発光するものとなるので、光源の点灯
が行われたときに、従来のこの種の不透明な反射器を採
用している車両用信号灯具で生じていたような、反射器
発光部の部分が暗くなる現象は生じないものとなり、観
視者に違和感を与えることもなくなり、美観の向上にも
優れた効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用信号灯具の一実施形態を
示す斜視図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 同じく本発明に係る車両用信号灯具の別の実
施形態を示す断面図である。
【図4】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……車両用信号灯具 2……ハウジング 3……光源 4……反射鏡 5……アウターレンズ 5a……レンズカット 5A……光源発光部 5B……反射器発光部 6……反射ホログラム 7……インナーレンズ 7a……レンズカット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺岡 春夫 東京都港区芝5―33―8 三菱自動車工 業株式会社内 (72)発明者 近藤 俊幸 千葉県船橋市本中山7―8―3 (72)発明者 前田 義一 東京都目黒区目黒本町1―12―6 (56)参考文献 特開 平9−39653(JP,A) 特開 平7−14407(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターレンズのレンズ面に外光を反射
    する反射器が設けられ、前記レンズ面が光源により発光
    する光源発光部と、前記反射器による外光の反射光で発
    光する反射器発光部とで構成されて成る車両用信号灯具
    において、前記反射器は前記アウターレンズの内外何れ
    か一方の面に一体化され、外光を反射し前記光源からの
    光を透過させる反射ホログラムとされて前記光源発光部
    と反射器発光部とが位置的に重複していることを特徴と
    する車両用信号灯具。
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