JP3068227U - 光反射ワッペン - Google Patents

光反射ワッペン

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JP3068227U JP1999007819U JP781999U JP3068227U JP 3068227 U JP3068227 U JP 3068227U JP 1999007819 U JP1999007819 U JP 1999007819U JP 781999 U JP781999 U JP 781999U JP 3068227 U JP3068227 U JP 3068227U
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伊藤  潔
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伊藤 潔
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字、図形を表示したワッペンとして使用す
るとともに、子供、老人等の交通安全用として使用可能
とする。 【解決手段】 文字、図形等の表示面12が光の反射面
に形成された光反射ワッペン10であって、前記反射面
が、再帰性反射材を使用した光反射フィルムによって形
成されるとともに、該反射面に図形14等が印刷により
表示され、前記光反射フィルムが該光反射フィルムの裏
面を被覆するバッキングフィルムと光反射フィルムの反
射面を被覆する透明フィルム16とにより挟まれ、光反
射フィルム、バッキングフィルム及び透明フィルムの周
縁部が一体に溶着されてプレート状に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は光反射ワッペンに関し、より詳細には表示部に光反射フィルムを使用 した光反射ワッペンに関する。
【0002】
【従来の技術】
本考案者は先に光反射フィルムを使用した光反射服飾ボタンについて提案した (特開平5-317105号公報)。この光反射服飾ボタンはボタン基材に光反射フィル ムを貼着し、光反射フィルムの表面に透明な樹脂材をポッティングして、光反射 フィルムを封止したものである。 また、本考案者は、光反射フィルムをバッジ、カフスボタン、ネクタイピン、 ペンダント等のアクセサリ類に利用した光反射アクセサリについて提案した(実 用新案登録第3061703号)。この光反射アクセサリは光反射フィルムの光 反射面を所定形状に成形した透明な保護樹脂によって覆ったものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これらの光反射服飾ボタン及び光反射アクセサリは、きわめて高い光反射特性 を有する光反射フィルムを使用したことによって、光があたると輝いて見え、こ れによって優れた装飾機能を有するが、同時に、高度の光反射特性によって優れ た視認性を得ることができる。すなわち、光反射服飾ボタンや光反射アクセサリ を身につけていると、夜間にライトがあたった際に明るく輝くから、自動車の運 転者から歩行者を見たような場合には、容易に歩行者を識別することができる。 このような光反射特性により、光反射服飾ボタン、光反射アクセサリは装飾用と ともに交通安全にも役立てることができ、取り扱い上も、外出時に夜光反射材を そのつど着用しなければならないといった煩わしさがないといった利点もある。
【0004】 しかしながら、光反射アクセサリ等を交通安全を目的として利用しようとする 場合は、光を反射する部分の面積が小さいために、確実な保護が必要な老人や子 供に使用する場合には、安全性が十分とはいえないという問題があった。 本考案は、このような老人や子供のように、とくに安全面での配慮が必要な場 合に、だれでも簡単に使用でき、交通安全用として効果的に利用できる光反射ワ ッペンを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため次の構成を備える。 すなわち、文字、図形等の表示面が光の反射面に形成された光反射ワッペンで あって、前記反射面が、再帰性反射材を使用した光反射フィルムによって形成さ れるとともに、該反射面に図形等が印刷により表示され、前記光反射フィルムが 該光反射フィルムの裏面を被覆するバッキングフィルムと光反射フィルムの反射 面を被覆する透明フィルムとにより挟まれ、光反射フィルム、バッキングフィル ム及び透明フィルムの周縁部が一体に溶着されてプレート状に形成されているこ とを特徴とする。 また、表示面に表示された図形等の外形線に沿って、光反射フィルム、バッキ ングフィルム及び透明フィルムが溶着されていることにより、ワッペンが補強さ れ保形性を向上させることができる。 また、光反射フィルムとして、再帰反射係数が200カンデラ/ルクス毎平方 メートル以上のものを使用することによって、好適な光の反射輝度を得ることが でき、自動車のライト等によって明るく光ることから、歩行者を確実に識別する ことが可能となり、交通安全用として好適に使用することができる。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適な実施形態について、添付図面と共に詳細に説明する。 図1、2は本考案に係る光反射ワッペン10の実施形態を示す正面図であり、 光反射ワッペン10の表示面12に異なる図形14を表示した例を示す。光反射 ワッペン10は図形、文字等を表示する表示面12を高度の光反射特性を有する 光反射面に形成したことを特徴とする。表示面12に図形等を表示することによ り図形等の表示機能を有するとともに、表示面12から高効率で光を反射するこ とによる光反射機能を有するものとなる。
【0007】 図1、2に示す光反射ワッペン10は、樹脂フィルムにより光反射ワッペン1 0の外形形状と同一の円形に形成したバッキングフィルムと、同じく円形に形成 した透明フィルムとで、表示面12となる光反射フィルムを挟み、バッキングフ ィルムと透明フィルムと光反射フィルムの周縁部を熱溶着して、薄いプレート状 に形成したものである。バッキングフィルム、透明フィルム、光反射フィルムは 、各々薄いフィルム状のものであるが、これらの周縁部を熱溶着することによっ て、一定の保形性が得られる。
【0008】 光反射フィルムは光反射特性にきわめて優れ、光が照射された際には高輝度で 光を反射する性質を有する。本実施形態の光反射ワッペン10は光反射フィルム の表面に印刷によって図形を表示している。図形を印刷した部位は光の反射が妨 げられるが、印刷のインクによって被覆されていない部位は所要の反射輝度を維 持している。 透明フィルムは光反射フィルムに印刷された図形が透視できるように透明体に よって形成したものである。バッキングフィルムは光反射フィルムを裏面側から 保護するとともに、透明フィルムとの間で光反射フィルムを溶着して補強する作 用を有する。実施形態では、白色の遮光性を有する樹脂フィルムをバッキングフ ィルムに使用し、バッキングフィルムの表面に名前等を記載しやすくした。
【0009】 図3に、光反射フィルム16をバッキングフィルム18と透明フィルム20と で挟んで溶着した状態の断面図を拡大して示す。22がバッキングフィルム18 と透明フィルム20の周縁部を熱溶着した溶着部、24が表示面12で図形の外 形線に沿ってバッキングフィルム18と透明フィルム20と光反射フィルム16 とを熱溶着した溶着部である。図1、2に示すように、光反射フィルム16を挟 んでバッキングフィルム18と透明フィルム20の周縁部を熱溶着することによ り、光反射ワッペン10の内部に水が侵入したりすることを防止し、光反射フィ ルム16を保護し、表示面12が汚れないように保護して、光反射フィルム16 による光反射特性を良好に維持することができる。
【0010】 図1、2に示すように、表示面12に表示した図形の外形線に沿ってバッキン グフィルム18、透明フィルム20、光反射フィルム16を熱溶着することは、 光反射ワッペン10の保形性を良好にする上で有効である。表示面12を部分的 に熱溶着することにより、光反射ワッペン10が部分的に区画して溶着され、表 示面12についても補強される。 図3では、光反射フィルム16とバッキングフィルム18と透明フィルム20 とが互いに接した状態で示しているが、これらのフィルムは熱溶着部で接合して いるのみであり、フィルム同士が接着剤等で接着されているわけではない。した がって、熱溶着によってこれらのフィルムを溶着することは保形性を保つ上で有 効である。また、光反射ワッペン10を製造する工程上も、熱溶着操作によって 各フィルムを一体化する操作によって製造する方法は、効率的に量産できるとい う利点もある。
【0011】 図4は、光反射ワッペン10の裏面側の構成を示す斜視図である。バッキング フィルム18の表面に名前、連絡先を表示欄が印刷されている。26は光反射ワ ッペン10を衣服に取り付けるクリップである。実施形態の光反射ワッペン10 は表示面12にピン孔28を形成し、ピン孔28にピン30を通して、ピン30 にクリップ26を取り付けている。ピン孔28の縁部を熱溶着し、ピン孔28か らも水等が侵入しないようにしている。光反射ワッペン10はクリップ26ある いはピン30によって簡単に取り付け、取り外しすることができる。
【0012】 図5(a)、(b)は実施形態の光反射ワッペン10に使用している光反射フィルム 16の内部構造を示す。実施形態の光反射ワッペン10で使用している光反射フ ィルム16は透明樹脂製のマイクロプリズムを利用した再帰性反射材であり、光 を照射した際の反射輝度がきわめて高いことが特徴である。 図5(a)は光反射材として球状レンズ40を使用したもの、図5(b) は光反射 材として三面体のキューブ体42を使用したものである。いずれも透明な表面フ ィルム44と光反射材を支持するシーリングフィルム46を有する。
【0013】 シーリングフィルム46に支持された球状レンズ40とキューブ体42はきわ めて微少な反射材であり、光を光源に向けて反射する特性(再帰性)を有する。 これによって光を照射した側からの視認性がきわめて良好となり、高輝度の光反 射を可能にする。なお、表面フィルム44とシーリングフィルム46との間は薄 い空気層48となっている。 再帰性を有する反射材を備えた光反射フィルムとしては、スコッチライト(商 標名)ハイ・グロス光反射フィルムがある。この商品は、柔軟性に富み、折り曲 げ等が容易であるとともに、溶着が容易であること、フィルムの表面に印刷する ことが容易にできるという利点がある。 光反射フィルム16の再帰性光反射特性には種々あるが、歩行者の視認に使用 する場合は、再帰反射係数が200カンデラ/ルクス毎平方メートル程度以上の ものが有効であり、再帰反射係数が500カンデラ/ルクス毎平方メートル程度 であることが望ましい。
【0014】 本実施形態の光反射ワッペン10は、このような柔軟性に富み、かつ、光反射 特性のきわめて優れた光反射フィルム16を使用することによって、任意の形状 に成形することが容易にでき、図形、文字等を表示することも容易で、種々の用 途のワッペンとして使用することができる。 また、表示面12を光反射面とし、再帰性反射材を用いた光反射フィルムを用 いて表示面12を形成したことによって、光の反射特性がきわめて良好となるこ とから、歩行者が光反射ワッペン10をつけていれば、自動車のヘッドライトが あたった際には光反射ワッペン10から光が放射されているかのように見え、こ れによって歩行者の存在を明確に知ることができる。
【0015】 光反射ワッペン10は光反射材によって形成したボタン、バッジ等にくらべて 、はるかに光反射面の面積が大きいから、光の反射による視認性はきわめて良好 になり、交通安全面で見た場合には非常に効果的である。また、ワッペン状に形 成したことによって、子供、老人等であっても簡単に身につけることができて、 使いやすいという利点もある。子供、老人といった交通弱者に対しては、本考案 の光反射ワッペン10は使いやすく、かつ、光反射による視認性にすぐれること から、歩行者を視認しにくい夜間における交通安全を図る点において有効である 。また、光反射ワッペン10に名前、連絡先等を記入しておけば、子供や老人の 場合に連絡先がすぐにわかる点でも有用である。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係る光反射ワッペンは、上述したように、表示面に所要の図形、文字 等を表示することによって通常のワッペンとして使用できるとともに、表示面に 、光の反射輝度がきわめて高い再帰性反射材である光反射フィルムを使用したこ とによって、とくに夜間においては自動車のライトによって明るく反射され、歩 行者を運転者から認識しやすくして歩行者を安全に保護することが可能になる等 の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光反射ワッペンの一実施形態の正
面図である。
【図2】本考案に係る光反射ワッペンの一実施形態の正
面図である。
【図3】光反射フィルム、バッキングフィルム、透明フ
ィルムを溶着した状態を示す断面図である。
【図4】光反射ワッペンの裏面側を示す斜視図である。
【図5】光反射フィルムの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 光反射ワッペン 12 表示面 14 図形 16 光反射フィルム 18 バッキングフィルム 20 透明フィルム 26 クリップ 28 ピン孔 30 ピン 40 球状レンズ 42 キューブ体 44 表面フィルム 46 シーリングフィルム 48 空気層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、図形等の表示面が光の反射面に形
    成された光反射ワッペンであって、 前記反射面が、再帰性反射材を使用した光反射フィルム
    によって形成されるとともに、該反射面に図形等が印刷
    により表示され、 前記光反射フィルムが該光反射フィルムの裏面を被覆す
    るバッキングフィルムと光反射フィルムの反射面を被覆
    する透明フィルムとにより挟まれ、 光反射フィルム、バッキングフィルム及び透明フィルム
    の周縁部が一体に溶着されてプレート状に形成されてい
    ることを特徴とする光反射ワッペン。
  2. 【請求項2】 表示面に表示された図形等の外形線に沿
    って、光反射フィルム、バッキングフィルム及び透明フ
    ィルムが溶着されていることを特徴とする請求項1記載
    の光反射ワッペン。
  3. 【請求項3】 光反射フィルムとして、再帰反射係数が
    200カンデラ/ルクス毎平方メートル以上のものを使
    用することを特徴とする請求項1または2記載の光反射
    ワッペン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013169453A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Aiko Edamoto 発光機能付き安全ワッペン
KR20190120472A (ko) * 2018-04-16 2019-10-24 박성민 탈부착 사용이 가능한 빛 반사패치

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